説明

型抜装置

【課題】
子どもの力でも簡単にシートを切り抜くことができる型抜装置を提供する。
【解決手段】
型抜装置1は、所定形状に形成された型抜き刃80と、前記型抜き刃80を挿通することが可能な挿通孔53〜55を備えた受け部材50と、前記型抜き刃80を反型抜き方向に付勢する弾性部材95,96と、前記型抜き刃80を前記弾性部材95,96の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃80を前記挿通孔53〜55に挿通させる操作手段120とが設けられている。前記型抜き刃80は、対向する両側に型抜き方向に突出する突出刃81,82を有しており、突出刃81,82からシートSを型抜きしていくように形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、紙片等のシートを所定形状に切り抜くことができる型抜装置に関するものであり、特にネイルシール等の粘着シールを所定の形状に合わせて型抜きする装置に好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シートを所定形状に切り抜くシートの型抜装置として、所定形状に形成された切断刃と、前記切断刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、前記切断刃を反切断方向に付勢する弾性部材と、前記切断刃を前記弾性部材の弾性に抗して切断方向に移動させ、前記切断刃を前記挿通孔に挿通させる操作手段を有したものが知られている。当該シート型抜装置は、受け部材に、紙片、シール等のシートを載置し、弾性部材の弾性に抗して操作手段を操作すると、切断刃がシートに当接してから挿通孔に挿通し、切断刃と挿通孔によって、シートを所定形状に切り抜いていた。また、複数の型抜き用の切刃を備えた特許文献1記載の穿孔機が知られている。
【特許文献1】特開昭58−211900号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記した従来のシート型抜装置は、切断刃全体が同時にシートに接触するため、切断に力が必要であり、子どもの力でシートを切り抜くことは難しいという問題点があった。また、切断刃と挿通孔の間にシートを巻き込むことがあり不便であるという問題点があった。さらにまた、切断刃が挿通孔の縁に当接する等、切断方向が一定しないという問題点もあった。
【0004】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、切断刃全体で同時にシートを切断するのではなく、対向する突出刃がシートに食い込みながら切断していくので、切断に力が必要ではなく、子どもの力でも簡単にシートを切り抜くことができ、しかも、突出刃が楔の如く挿通孔に挿通するので、切断方向を一定にすることができ、切断刃が挿通孔の縁に当接することがないシート型抜装置を提供することを第1の目的とする。また、切断刃がシート切断する際に、シートを受け部材に押し付けてシートを固定することができ、切断刃と挿通孔の間にシートを巻き込む虞を減らしたシート型抜装置を提供することを第2の目的とする。さらにまた、切断刃を切り替えて使用することができ、異なる形状のシートの切り抜きを楽しむことができるシート型抜装置を提供することを第3の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願請求項1に係る型抜装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。すなわち、
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体には、
所定形状に形成された型抜き刃と、
前記型抜き刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、
前記型抜き刃を反型抜き方向に付勢する弾性部材と、
前記型抜き刃を前記弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃を前記挿通孔に挿通させる操作手段とが設けられ、
前記型抜き刃は、対向する両側に型抜き方向に突出する突出刃を有しており、突出刃からシートを型抜きしていくように形成されていることを特徴とする型抜装置。
【0006】
本願請求項2に係る型抜装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。すなわち、
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体には、
所定形状に形成された型抜き刃と、
前記型抜き刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、
前記型抜き刃を反型抜き方向に付勢する弾性部材と、
前記型抜き刃を前記弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃を前記挿通孔に挿通させる操作手段と、
前記型抜き刃がシートを型抜きする前にシートを受け部材に押圧して固定する押圧部材とが設けられていることを特徴とする型抜装置。
【0007】
本願請求項3に係る型抜装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。すなわち、
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体には、
複数の型抜き手段と、
型抜き手段を切り替える切替手段と、
前記切替手段によって切り替えられた前記型抜き手段を操作する操作手段とが設けられていることを特徴とする型抜装置。
【0008】
本願請求項4に係る型抜装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。すなわち、
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体は、
複数の型抜き手段と、
型抜き手段を切り替える切替手段と、
前記切替手段によって切り替えられた前記型抜き手段を操作する操作手段とを有し、
前記型抜き手段は、
所定形状に形成された型抜き刃と、
前記型抜き刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、
前記型抜き刃を反型抜き方向に付勢する弾性部材とからなり、
前記型抜き刃は、対向する両側に型抜き方向に突出する突出刃を有しており、突出刃からシートを型抜きしていくように形成され、
前記操作手段は、
前記型抜き刃を前記弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃を前記挿通孔に挿通させるように形成され、
さらに装置本体には、前記型抜き刃がシートを型抜きする前にシートを受け部材に押圧して固定する押圧部材が設けられていることを特徴とする型抜装置。
【発明の効果】
【0009】
本願発明に係る型抜装置は、受け部材にネイルシール等の粘着層を有したシートを載せ、操作手段を操作して、型抜き刃を弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させると、型抜き刃の対向する突出刃が型抜き方向に突出しているので、型抜き刃の突出刃がシートに接触して食い込み、型抜き刃の突出刃からシートを切るようになっている。型抜き刃が受け部材の挿通孔を挿通すると、シートを型抜き刃の所定形状に切り抜くことができる。このように、本願発明に係る型抜装置は、型抜き刃全体が同時にシートに接触して型抜きするのではなく、対向する突出刃がシートに食い込みながら切り抜くので、切抜きにあまり力が必要ではなく、子どもの力でも簡単にシートを切り抜くことができるという効果が
ある。また、本願発明に係る型抜装置は、型抜き刃全体が同時にシートに接触して切裏抜くのではなく、型抜き刃上の対向する位置に配置された突出刃が楔の如く挿通孔に挿通してシートを切断していくので、型抜き方向を一定にすることができ、型抜き刃が挿通孔の縁に当接することがなくなるという効果もある。
【0010】
本願発明に係る型抜装置は、型抜き刃がシートを型抜きする前にシートを受け部材に押圧して固定する押圧部材を有するので、型抜き刃がシートを型抜きする際に、型抜き刃と挿通孔の間にシートを巻き込む虞を減らすことができるという効果がある。
【0011】
本願発明に係る型抜装置は、切替手段によって、複数の型抜き手段の中から一つの型抜き手段を選択して切り替えることができるので、一つの装置で異なる形状のシートの切り抜きを楽しむことができるという効果がある。また、複数の型抜き手段は、連動することなく独立して作動するので、型抜きする力が小さくてすみ、また型抜き精度を高めることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本願発明に係る型抜装置の一つの実施の形態を図1乃至図19に基づいて説明する。図1は、型抜装置の一方から視た全体斜視図である。図2は、型抜装置の全体正面図である。図3は、型抜装置の他方から視た全体斜視図である。図4は、型抜装置の全体側面図である。図5は、型抜装置を上方から視た全体上面図である。図6は、型抜装置の全体背面図である。図7は、型抜装置の下方から視た全体斜視図である。図8は、型抜装置の全体側面断面図である。図9は、型抜装置の要部分解図である。
【0013】
図10は、型抜装置の上方から視た要部分解斜視図である。図11は、型抜装置の下方から視た要部分解斜視図である。図12は、型抜装置の一部分解図である。図13は、型抜装置の上方から視た一部分解斜視図である。図14は、型抜装置の下方から視た一部分解斜視図である。図15は、型抜装置のカバーを省略した上面図である。図16は、型抜装置のカバーを外した上面図である。図17は、型抜装置の切替手段を外した上面図である。図18は、型抜装置の操作手段の分解図である。図19は、型抜装置の操作手段の分解斜視図である。
【0014】
型抜装置1は、シートSを所定形状に切り抜く装置であって、装置本体1aを有する。本願発明に係る型抜装置1は、模様を描いたシールを指の爪の形状に合わせて切り抜き、当該切り抜いたシールを爪に貼り付けて楽しむ所謂ネイルシールの型抜きに好適なのである。以下、本実施の形態においては、型抜装置1が、表面に模様等が描かれた表面層と、当該表面層の裏面に塗布等された粘着剤層と、当該粘着剤層を介して表面層を貼り付けた剥離紙層からなるシートSを型抜きする装置である場合について説明する。
装置本体1aには、所定形状に形成された型抜き刃(雄型)80と、前記型抜き刃80を挿通することが可能な挿通孔(雌型)53〜55を備えた受け部材50と、前記型抜き刃80を反型抜き方向に付勢する弾性部材95,96と、前記型抜き刃80を前記弾性部材95,96の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃80を前記挿通孔53〜55に挿通させる操作手段120とが設けられている。型抜き刃80の外周縁には、外周縁の輪郭形状通りに鋭角な切り刃が設けられている。当該切り刃の内周部分は空間となっており、上下方向(型抜き刃80の動作方向)に開口した形状となっている。
本実施の形態においては、雄型である前記型抜き刃80と雌型である挿通孔53〜55は、指の爪の形状に合わせて丸みを帯びた長方形状に形成されており、型抜き刃80は、切り刃を構成する外周部分の互いに対向する位置に型抜き方向に突出する突出刃81,82を有しており、突出刃81,82からシートSに刺さりシートSを切るように形成されている。
【0015】
また、装置本体1aには、前記型抜き刃80がシートSを型抜きする前にシートSを受け部材50に押圧して固定する押圧部材73が設けられている。さらにまた、前記装置本体1aには、前記型抜き刃80を備えた複数の型抜き手段70A〜70Cと、型抜き手段70A〜70Cを切り替える切替手段100と、前記切替手段100によって切り替えられた前記型抜き手段70A〜70Cを操作する操作手段120が設けられている。
【0016】
さらに型抜装置1について詳細に説明する。図1,8に示すように、型抜装置1の装置本体1aは、基台2と、基台2に取り付けられるカバー110を有する。図10に示すように、基台2は、合成樹脂によって一体成形され、上面2aの略中心に支軸3が設けられ、さらに支軸3を中心として周壁5が形成されている。周壁5の一方(前部)は、切り欠かれて開放部6が形成されている。周壁5の上縁5aと開放部6の一端縁6aが接続する部分には、段部7aが形成されている。周壁5の上縁5aと開放部6の一端縁6bが接続する部分には、段部7bが形成されている。
【0017】
また、支軸3を中心として開放部6と反対側の位置には、係止部材10が設けられている。図11に示すように、係止部材10は、取付軸11と、取付軸11の上端に設けられたアーム12と、アーム12の先端に設けられた係止片13とからなる。係止片13の内側(取付軸11側)の面には、係止突起15が形成されている。取付軸11には、取付孔16が形成されている。
【0018】
係止部材10は、基台2の下面2bに設けられた突軸17に取付軸11の取付孔16を差し込み、ネジを突軸17にねじ込むことによって、基台2に取り付けられ、アーム12が基台2の下面2bに当接する。係止片13は、基台2に形成された透孔19から基台2の上面2a側に突出し、周壁5に形成された凹部20内に位置する。係止片13は、周壁5と略同じ内面を形成する。
【0019】
係止片13近傍の周壁5には、略M字状の補助カバー部21が形成されている。基台2であって、開放部6近傍には、ガイド孔23,24,25が三角状に配置されて形成されている。頂点のガイド孔23は、支軸3に近接して設けられている。ガイド孔24及びガイド孔25は、周壁5の近傍であって、開放部6を挟んで両側に配置されている。
【0020】
基台2の上面2aには、回転盤30が回転可能に設けられている。回転盤30は、合成樹脂によって円板状に形成され、略中心に取付孔31が形成されている。回転盤30には、等間隔(120度間隔)で3カ所に略コ字状のガイド凹部33、34、35が形成されている。ガイド凹部33、34、35は、回転盤30の周縁30aに開放口33a、34a、35aが形成されている。開放口33a、34a、35aの幅は、前記周壁5の開放部6の幅と略同じに形成されている。回転盤30のガイド凹部33、34、35周縁には、それぞれガイド孔36、37、38が三角状に配置されて形成されている。
【0021】
回転盤30の周縁30aには、等間隔(120度間隔)で3カ所に係止溝43、44、45が形成されている。係止溝43は、取付孔31を中心として、ガイド凹部33と対向する位置に設けられている。係止溝44は、取付孔31を中心として、ガイド凹部34と対向する位置に設けられている。係止溝45は、取付孔31を中心として、ガイド凹部35と対向する位置に設けられている。
【0022】
回転盤30は、これの取付孔31が前記基台2の支軸3に差し込まれ、支軸3にネジがねじ込まれて、基台2に回動可能且つ基台2から離脱不能に取り付けられている。回転盤30は、周縁30aが前記係止部材10の係止片13に形成された係止突起15に摺接し、周縁30aに形成された係止溝43、44、45のどれか一つが係止突起15に係止されて位置決めされ、係止突起15に係止された係止溝43、44、45と対向するガイド
凹部33、34、35の開放口33a、34a、35が周壁5の開放部6と略同じに位置となる。
【0023】
即ち、回転盤30は、係止溝43が係止突起15に係止されて位置決めされると、ガイド凹部33の開放口33aが周壁5の開放部6と略同じに位置となり、係止溝44が係止突起15に係止されて位置決めされると、ガイド凹部34の開放口34aが周壁5の開放部6と略同じに位置となり、係止溝45が係止突起15に係止されて位置決めされると、ガイド凹部35の開放口35aが周壁5の開放部6と略同じに位置となる。
【0024】
回転盤30は、係止溝43、44又は45が係止突起15に係止されて位置決めされると、ガイド凹部33、34又は35の周縁に形成されたガイド孔36,37,38が基台2のガイド孔23,24,25と略同じ位置となって重なり合うようになっている。回転盤30には、上面に重なるようにして、受け部材50が載置されている。受け部材50は、鋼板のプレス加工、ダイキャスト等の金属素材によって円板状に形成されている。受け部材50の外径は、回転盤30の外径と略同じである。
【0025】
受け部材50には、等間隔(120度間隔)で3カ所に略矩形状の挿通孔53、54、55が形成されている。挿通孔53、54、55は、これを形成する各端縁が緩やかに湾曲しており、角部が半円状に形成されている。挿通孔53は、挿通孔54より大きく形成され、挿通孔54は、挿通孔55より大きく形成されている。挿通孔53、54、55は、ガイド凹部33、34、35の上部に配置されている。受け部材50の挿通孔53、54、55周縁には、それぞれガイド孔56、57、58が三角状に配置されて形成されている。
【0026】
受け部材50の周縁50aには、等間隔(120度間隔)で3カ所に係止溝63、64、65が形成されている。係止溝63は、受け部材50の中心を挟んで、挿通孔53と対向する位置に設けられている。係止溝64は、受け部材50の中心を挟んで、挿通孔54と対向する位置に設けられている。係止溝65は、受け部材50の中心を挟んで、挿通孔55と対向する位置に設けられている。
【0027】
受け部材50は、周縁50aが前記係止部材10の係止片13に形成された係止突起15に摺接可能であり、周縁50aに形成された係止溝63、64、65のどれか一つが係止突起15に係止されて位置決めされ、係止突起15に係止された係止溝63、64、65と対向する挿通孔53、54、55が周壁5の開放部6側に位置する。即ち、受け部材50は、係止溝63が係止突起15に係止されて位置決めされると、挿通孔53が周壁5の開放部6側に位置し、係止溝64が係止突起15に係止されて位置決めされると、挿通孔54が周壁5の開放部6側に位置し、係止溝65が係止突起15に係止されて位置決めされると、挿通孔55が周壁5の開放部6側に位置する。なお、受け部材50は、これのガイド孔56,57,58が、回転盤30のガイド孔36,37,38と重なるようにして、回転盤30に取り付けられている。
【0028】
受け部材50には、第1の型抜き手段70A、第2の型抜き手段70B、第3の型抜き手段70Cが取り付けられている。第1の型抜き手段70Aは、型抜き部材71Aと、3本のガイド軸72a,72b,72cと、押圧部材73Aとからなる。型抜き部材71Aは、鋼板、ダイキャスト等の金属素材によって形成され、フランジ75Aと、フランジ75Aに一体に成形された刃本体76Aとからなる。
【0029】
刃本体76Aは、矩形筒状に形成され、緩やかに湾曲した側壁と、半円状の角部によって形成されている。刃本体76Aの先端には、内面77から外面79に向かって厚みが薄くなるように傾斜する型抜き刃80Aが形成されている。型抜き刃80Aは、略矩形状と
なっており、長手方向の型抜き刃81,81と短手方向の型抜き刃(突出刃)82,82とからなる。短手方向の型抜き刃(突出刃)82,82は、略中央部が突出した三角形状に形成されている。長手方向の型抜き刃81,81は、凹部状に緩やかに湾曲している。
【0030】
フランジ75Aは、刃本体76Aの内面77と連接し、刃本体76Aの内面77によって形成される穴78と連通する開口83Aが形成されている。フランジ75Aは、前記受け部材50の周縁50aと略同径の円弧状縁85と、円弧状縁85の左側の左縁86と、円弧状縁85の右側の右縁87と、円弧状縁85と対向する直線縁88と、直線縁88の左端と左縁86を連結する左傾斜縁89と、直線縁88の右端と右縁87を連結する右傾斜縁90とからなる。前記刃本体76Aは、フランジ75Aの略中心に設けられ、長手方向の型抜き刃81,81が左縁86及び右縁87と略平行となるように設けられ、短手方向の型抜き刃82,82が直線縁88と円弧状縁85と略平行となるように設けられている。
【0031】
ガイド軸72aは、フランジ75Aであって、直線縁88の略中心に、ネジ等によって取り付けられている。ガイド軸72bは、フランジ75Aであって、左縁86の略中心に、ネジ等によって取り付けられている。ガイド軸72cは、フランジ75Aであって、右縁87の略中心に、ネジ等によって取り付けられている。ガイド軸72aは、受け部材50のガイド孔56及び回転盤30のガイド孔36に案内され、ガイド軸72bは、受け部材50のガイド孔57及び回転盤30のガイド孔37に案内され、ガイド軸72cは、受け部材50のガイド孔58及び回転盤30のガイド孔38に案内される。
【0032】
押圧部材73Aは、合成樹脂によって形成され、フランジ75Aと略同様の外形を有している。押圧部材73Aの略中心には、刃本体76Aを案内する案内孔91Aが形成されている。また、押圧部材73Aには、前記ガイド軸72a〜72cを挿通する挿通孔92a〜92cが形成されている。押圧部材73Aは、挿通孔92a〜92cに前記ガイド軸72a〜72cが挿通されて、フランジ75Aと受け部材50との間に配設されている。
【0033】
フランジ75Aと押圧部材73Aの間のガイド軸72a〜72cには、スプリング状の第1の弾性部材95が巻装されている。押圧部材73Aと受け部材50の間のガイド軸72a〜72cには、スプリング状の第2の弾性部材96が巻装されている。第1の弾性部材95は、第2の弾性部材96より弾性力が強くなっている。また、押圧部材73Aの下面には、ゴム、スポンジ等により形成したシート状の弾性板130が接着材等により貼設されている。当該弾性板130は、型抜き刃81がシートSを切り抜きながら挿通孔53〜55に挿入される際に、シートSを挿通孔53〜55周縁に対して弾性的に押し付けられ、シートSの孔への引きずりを防止し、型くずれを防ぎつつ所定形状にシートSを切り抜くことができるという作用を有する。特に、シートSは粘着層を有した3層構造を有しているので、粘着層部分で表面層が横ズレを起してきれいな輪郭で型抜きをすることが出来ない場合があるが、シートSを挿通孔53〜55周縁部で均等かつ強固に押さえることができるので、型通りにきれいなシールを得ることができるという作用、効果を有している。
第2の型抜き手段70B及び第3の型抜き手段70Cは、刃本体76B、76Cの大きさが第1の型抜き手段70Aの刃本体76Aと異なるのみなので、説明を省略する。
【0034】
受け部材50には、切替手段100が設けられている。切替手段100は、前記第1の型抜き手段70Aと第2の型抜き手段70Bを仕切る第1の仕切部材101と、前記第2の型抜き手段70Bと第3の型抜き手段70Cを仕切る第2の仕切部材102と、前記第3の型抜き手段70Cと第1の型抜き手段70Aを仕切る第3の仕切部材103と、第1の仕切部材101と第2の仕切部材102と第3の仕切部材103を連結する環状の操作リング105を有する。
【0035】
さらに、切替手段100は、前記第1の型抜き手段70Aのフランジ75Aの周縁と係合する略U字状の係合縁106Aと、前記第2の型抜き手段70Bのフランジ75Bの周縁と係合する略U字状の係合縁106Bと、前記第3の型抜き手段70Cのフランジ75Cの周縁と係合する略U字状の係合縁106Cを備えた円板108を有する。切替手段100は、合成樹脂によって、第1の仕切部材101と、第2の仕切部材102と、第3の仕切部材103と、操作リング105と、円板108が一体的に形成されている。当該切替手段100は、ネジ等の固定手段によって、受け部材50及び回転盤30に固定されている。
【0036】
カバー110は、基台2にネジ等によって固定されている。図6に示すように、カバー110には、切替手段100の操作リング105を突出させる突出口111が形成されている。当該突出口11は、略コ字状の切り欠きによって形成され、突出口111の下部が前記M字状の補助カバー部21によって塞がれている。また、カバー110には、シート挿入口115と、シート挿入口115の下部に位置するシート取出口116が形成されている。シート挿入口115及びシート取出口116は、基台2の周壁5の開放部6と連通している。シート挿入口115から挿入されるシートSは、受け部材50の上面に案内される。型抜き手段70A〜70Cによって型抜きされたシートSの切り抜きS1は、基台2上に落下し、シート取出口116から取りだすことができる。
【0037】
また、カバー110には、操作手段120が設けられている。操作手段120は、円筒状の押圧軸121と、押圧軸121の上部開口を塞ぐ蓋部材122と、蓋部材122を固定する環状の握り部125と、押圧軸121を押圧方向と反対方向に付勢するスプリング状の第3の弾性部材123とからなる。押圧軸121は、カバー110に形成された案内筒112に案内されて上下方向(軸方向)に移動可能であり、第3の弾性部材123によって上方に付勢され、下端に形成された係止爪126が案内筒112の下端縁に係止されている。第3の弾性部材123は、押圧軸121に巻装されてカバー110と握り部125の間に配置され、押圧軸121を上方に付勢する。蓋部材122は、透過性を有する素材で形成され、押圧軸121内を視認することができる。
【0038】
操作手段120は、係止部材10によって位置決めされた、係止部材10と対向する位置にある第1の型抜き手段70A〜第3の型抜き手段70Cのいずれかを操作できるように、カバー110に取り付けられている。操作手段120の押圧軸121は、係止部材10によって位置決めされた型抜き手段70A〜70Cのフランジ75A〜75Cを押圧するようになっており、内径がフランジ75A〜75Cの開口83A〜83Cより大きく形成されている。開口83A〜83Cは、刃本体76A〜76Cの内面77と連接しているので、これの形状により刃本体76A〜76Cの形状を特定することができる。従って、押圧軸121の内部を視れば、第1の型抜き手段70A〜第3の型抜き手段70Cのいずれかを操作手段120によって操作するかが確認することができる。なお、押圧軸121の上部開口が蓋部材122によって塞がれているため、押圧軸121内に指を誤って差し込んでしまう虞がない。
【0039】
型抜装置1は、上記構成を有し、以下のように使用することができる。操作手段120の蓋部材122から押圧軸121内を覗いて、第1の型抜き手段70A〜第3の型抜き手段70Cのいずれかが操作手段120の下部に位置しているか確認する。カバー110から突出する切替手段100の操作リング105を回転させると、切替手段100、第1の型抜き手段70A、第2の型抜き手段70B、第3の型抜き手段70C、受け部材50、回転盤30が回転する。例えば、第1の型抜き手段70Aを選択した場合、操作手段120の蓋部材122から押圧軸121内を覗いて、第1の型抜き手段70Aの開口83Aが見えるまで、切替手段100の操作リング105を回転させる。回転盤30の係止溝43
が係止部材10の係止突起15に係止され、回転盤30が位置決めされる。
【0040】
シート挿入口115からシートSを挿入する。操作手段120の蓋部材122から押圧軸121内を覗くと、第1の型抜き手段70Aの開口83AからシートSを確認することができるので、シートSの型抜き位置を合わせることができる。押圧軸121を第3の弾性部材123に抗して押し下げると、押圧軸121の下端が型抜き部材71Aのフランジ75A下方に押圧する。型抜き部材71Aは、第1の弾性部材95及び第2の弾性部材96の弾性に抗して、下方に移動する。第2の弾性部材96の方が、第1の弾性部材95より弾性力が弱いため、先に撓むことになり、押圧部材73Aが受け部材50にシートSを押し付けてシートSを固定する。
【0041】
刃本体76Aの型抜き刃80Aは、第1の弾性部材95が撓むと、受け部材50の挿通孔53に挿通してシートSを型抜きする。刃本体76Aの型抜き刃80Aと受け部材50の挿通孔53のクリアランスは、シートSを型抜きしやすいように設定されている。シートSは、押圧部材73Aによって受け部材50に押し付けられているため、型抜き刃80Aと受け部材50の挿通孔53の間に巻き込む虞が少ない。なお、型抜き刃80Aは、両側の型抜き刃(突出刃)82が型抜き方向に突出しているため、型抜き刃(突出刃)82がシートSに食い込んでシートSを型抜きしていくので、型抜きする力が小さな子どもでも容易にシートSを切り抜くことができる。
【0042】
また、型抜き刃80Aは、型抜き方向に突出している型抜き刃(突出刃)82から挿通孔53していくので、突出刃82が楔の如く挿通孔53に挿通し、挿通孔53の周縁に当接することがなく、スムーズにシートSを型抜きすることができる。シートSの切り抜きS1は、回転盤30のガイド凹部33内に落下する。この切り抜きS1は、ガイド凹部33の開放口33a、周壁5の開放部6、カバー110のシート取出口116から取りだすことができる。このように、型抜装置1は、型抜き手段70A〜70Cを選択して、シートSの切り抜きS1のサイズを変えることができる。
【0043】
型抜き部材71Aのガイド軸72a,72b,72cは、受け部材50のガイド孔56,57,58及び回転盤30のガイド孔36,37,38に案内されているが、前記した型抜き時に、基台2のガイド孔23,24,25にも挿通する。もし仮に、シートSが型抜き刃80Aと受け部材50の挿通孔53の間に巻き込んで、型抜き部材71Aが元の状態に戻らなくなっても、基台2の下面2b側からガイド孔23,24,25に棒状物127を挿通してガイド軸72a,72b,72cを押し上げれば、簡単に元の状態に戻すことができる。なお、第2の型抜き手段70B及び第3の型抜き手段70Cも第1の型抜き手段70Aと同様に動作するので説明を省略する。
【0044】
上記型抜装置1は、ネイルシールの型抜きに好適である。第1の型抜き手段70Aによって型抜きされるシールは、一番大きいので親指用となる。第3の型抜き手段70Cによって型抜きされるシールは、一番小さいので小指用となる。第2の型抜き手段70Bによって型抜きされるシールは、中間サイズなので、親指と小指を除く他の指用になる。
【0045】
型抜装置1は、受け部材50にシートSを載せ、操作手段120を操作して、型抜き刃80A〜80Cを弾性部材95,96の弾性に抗して型抜き方向に移動させると、型抜き刃80A〜80Cの対向する突出刃82,82が型抜き方向に突出しているので、型抜き刃80A〜80Cの突出刃82,82がシートSに接触して食い込み、型抜き刃80A〜80Cの突出刃82,82からシートSを型抜きしていくようになっている。型抜き刃80A〜80Cが受け部材50の挿通孔53〜55を挿通すると、シートSを型抜き刃80A〜80Cの所定形状に切り抜くことができる。
【0046】
このように、型抜装置1は、型抜き刃80A〜80C全体が同時にシートSに接触して
型抜きするのではなく、対向する突出刃82,82がシートSに食い込みながら型抜きしていくので、型抜きにあまり力が必要ではなく、子どもの力でも簡単にシートSを切り抜くことができる。また、型抜装置1は、型抜き刃80A〜80C全体が同時にシートSに接触して型抜きするのではなく、対向する突出刃82,82が楔の如く挿通孔53〜55に挿通してシートSを型抜きしていくので、型抜き方向を一定にすることができ、型抜き刃80A〜80Cが挿通孔53〜55の縁に当接することがない。
【0047】
型抜装置1は、型抜き刃80A〜80CがシートSを型抜きする前にシートSを受け部材50に押圧して固定する弾性板130を設けた押圧部材73A〜73Cを有するので、型抜き刃80A〜80CがシートSを型抜きする際に、型抜き刃80A〜80Cと挿通孔53〜55の間にシートSを巻き込む虞を減らすことができる。
【0048】
型抜装置1は、切替手段100によって、複数の型抜き手段70A〜70Cの中から一つの型抜き手段を選択して切り替えることができるので、一つの装置で異なる形状のシートの切り抜きを楽しむことができる。また、複数の型抜き手段70A〜70Cは、連動することなく独立して作動するので、型抜きする力が小さくてすみ、また型抜き精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本願発明に係る型抜装置の一方から視た全体斜視図である。
【図2】本願発明に係る型抜装置の全体正面図である。
【図3】本願発明に係る型抜装置の他方から視た全体斜視図である。
【図4】本願発明に係る型抜装置の全体側面図である。
【図5】本願発明に係る型抜装置の上方から視た全体上面図である。
【図6】本願発明に係る型抜装置の全体背面図である。
【図7】本願発明に係る型抜装置の下方から視た全体斜視図である。
【図8】本願発明に係る型抜装置の全体側面断面図である。
【図9】本願発明に係る型抜装置の要部分解図である。
【図10】本願発明に係る型抜装置の上方から視た要部分解斜視図である。
【図11】本願発明に係る型抜装置の下方から視た要部分解斜視図である。
【図12】本願発明に係る型抜装置の一部分解図である。
【図13】本願発明に係る型抜装置の上方から視た一部分解斜視図である。
【図14】本願発明に係る型抜装置の下方から視た一部分解斜視図である。
【図15】本願発明に係る型抜装置のカバーを省略した上面図である。
【図16】本願発明に係る型抜装置のカバーを外した上面図である。
【図17】本願発明に係る型抜装置の切替手段を外した上面図である。
【図18】本願発明に係る型抜装置の操作手段の分解図である。
【図19】本願発明に係る型抜装置の操作手段の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0050】
S シート
S1 切り抜き
1 型抜装置
1a 装置本体
2 基台
2a 上面
2b 下面
3 支軸
5 周壁
5a 上縁
6 開放部
6a 一端縁
6b 一端縁
7a 段部
7b 段部
10 係止部材
11 取付軸
12 アーム
13 係止片
15 係止突起
16 取付孔
17 突軸
19 透孔
20 凹部
21 補助カバー部
23 ガイド孔
24 ガイド孔
25 ガイド孔
30 回転盤
30a 周縁
31 取付孔
33 ガイド凹部
33a 開放口
34 ガイド凹部
34a 開放口
35 ガイド凹部
35a 開放口
36 ガイド孔
37 ガイド孔
38 ガイド孔
43 係止溝
44 係止溝
45 係止溝
50 受け部材
50a 周縁
53 挿通孔
54 挿通孔
55 挿通孔
56 ガイド孔
57 ガイド孔
58 ガイド孔
63 係止溝
64 係止溝
65 係止溝
70A 第1の型抜き手段
70B 第2の型抜き手段
70C 第3の型抜き手段
71A 型抜き部材
71B 型抜き部材
71C 型抜き部材
72a ガイド軸
72b ガイド軸
72c ガイド軸
73A 押圧部材
73B 押圧部材
73C 押圧部材
75A フランジ
75B フランジ
75C フランジ
76A 刃本体
76B 刃本体
76C 刃本体
77 内面
79 外面
80A 型抜き刃
80B 型抜き刃
80C 型抜き刃
81 型抜き刃
82 型抜き刃(突出刃)
78 穴
83A 開口
83B 開口
83C 開口
85 円弧状縁
86 左縁
87 右縁
88 直線縁
89 左傾斜縁
90 右傾斜縁
91A 案内孔
91B 案内孔
91C 案内孔
92a 挿通孔
92b 挿通孔
92c 挿通孔
95 第1の弾性部材
96 第2の弾性部材
100 切替手段
101 第1の仕切部材
102 第2の仕切部材
103 第3の仕切部材
105 操作リング
106A 係合縁
106B 係合縁
106C 係合縁
108 円板
110 カバー
111 突出口
112 案内筒
115 シート挿入口
116 シート取出口
120 操作手段
121 押圧軸
122 蓋部材
123 第3の弾性部材
125 握り部
126 係止爪
127 棒状物


【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体には、
所定形状に形成された型抜き刃と、
前記型抜き刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、
前記型抜き刃を反型抜き方向に付勢する弾性部材と、
前記型抜き刃を前記弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃を前記挿通孔に挿通させる操作手段とが設けられ、
前記型抜き刃は、対向する両側に型抜き方向に突出する突出刃を有しており、突出刃からシートを型抜きしていくように形成されていることを特徴とする型抜装置。
【請求項2】
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体には、
所定形状に形成された型抜き刃と、
前記型抜き刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、
前記型抜き刃を反型抜き方向に付勢する弾性部材と、
前記型抜き刃を前記弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃を前記挿通孔に挿通させる操作手段と、
前記型抜き刃がシートを型抜きする前にシートを受け部材に押圧して固定する押圧部材とが設けられていることを特徴とする型抜装置。
【請求項3】
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体には、
複数の型抜き手段と、
型抜き手段を切り替える切替手段と、
前記切替手段によって切り替えられた前記型抜き手段を操作する操作手段とが設けられていることを特徴とする型抜装置。
【請求項4】
シートを所定形状に切り抜く型抜装置であって、
装置本体は、
複数の型抜き手段と、
型抜き手段を切り替える切替手段と、
前記切替手段によって切り替えられた前記型抜き手段を操作する操作手段とを有し、
前記型抜き手段は、
所定形状に形成された型抜き刃と、
前記型抜き刃を挿通することが可能な挿通孔を備えた受け部材と、
前記型抜き刃を反型抜き方向に付勢する弾性部材とからなり、
前記型抜き刃は、対向する両側に型抜き方向に突出する突出刃を有しており、突出刃からシートを型抜きしていくように形成され、
前記操作手段は、
前記型抜き刃を前記弾性部材の弾性に抗して型抜き方向に移動させ、前記型抜き刃を前記挿通孔に挿通させるように形成され、
さらに装置本体には、前記型抜き刃がシートを型抜きする前にシートを受け部材に押圧して固定する押圧部材が設けられていることを特徴とする型抜装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−62001(P2006−62001A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−244334(P2004−244334)
【出願日】平成16年8月24日(2004.8.24)
【出願人】(591274532)株式会社メガハウス (8)
【出願人】(392023865)キクチ株式会社 (2)
【Fターム(参考)】