説明

埋設物探査装置

【課題】従来の構造では地上高が高いため、路上に設置された電柱の固定用ケーブル、標識、ガードレールなどの設置物に画像表示部やフェードが干渉し、設置物の下に路面が続いているにもかかわらずその地中を探査することができない。
【解決手段】埋設物探査装置40は、2個の固定車輪31と1個の自在車輪32が取り付けられ、斜め上方に伸びたハンドル部10の上端部に水平に取り付けられた2つの握りハンドル12を押すことにより自在に移動できる台車30を有している。台車30は、地中に電磁波を送受信する図示しないアンテナエレメントを有する送受信部37及び信号処理部38とを内部に備え、さらに、台車30後方に配置されたバッテリ33と、ハンドル部10に設けられた画像表示部11とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、埋設物探査のための機器を移動可能とした埋設物探査装置に関するものであり、特に小型で取り扱いの容易な埋設物探査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地中に電磁波を放射し、地中の物体で生じた反射波を受信することにより地中の埋設物を探査する埋設物探査装置又は地中レーダ装置等が使用されている。これらの埋設物探査装置は、ハンドルによって前後に移動可能な車輪付の台車と、この台車の内部に収容される送受信部と、信号処理部と、その上に取り付けられる画像表示部と、ハンドルの上端部に配置された手元側の表示装置及びキーボード等と、を備えたものが特許文献1と特許文献2で公開されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−116852号公報
【特許文献2】特開平11−271464号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の埋設物探査装置は、送受信部と信号処理部を台車に収容し、さらに、台車の上に脱着自在に取り付けた筐体上に画像表示部を露出状態で取り付けている。このため、画層表示部が操作者から離れた位置に設置されることになり、気象条件により画面が見づらくなることがある。
【0005】
特に、日照時には日差しが反射し、降雨時には表示部に雨滴が付着することで画面が見づらくなるため、日差し及び雨滴を遮るフードを画像表示部に設け、さらに降雨によるキーボードの水濡れを保護するカバーを設け、操作者は、測定時には画像表示部に顔を近づける必要がある。
【0006】
埋設物探査装置において、画像表示部に表示された画像情報の解析に多大な熟練を要することからわかるように、画像表示部の表示品質が重要であり、解像度が高く、コントラストの良い画像表示部であることが望まれる。このため、画像表示部を小型化することができず、重量の低減が難しい。さらに、信号処理部から多くの信号ケーブルを引き回す必要があり、防水や電磁ノイズ対策などの問題から特許文献に示されるように、小型の表示部しかハンドルに配置されていない。
【0007】
もし、ハンドルに画像表示部を配置する場合には、その重量に耐え、台車の重量バランスを考慮した新たな筐体が必要であり、傾斜機構との兼ね合いで構成が大型化し、複雑化するおそれがある。
【0008】
しかし、このような構造では地上高が高くなるため、路上に設置された電柱の固定用ケーブル、標識、ガードレールなどの設置物に画像表示部やフードが干渉し、設置物の下に路面が続いているにもかかわらずその地中を探査することができないという問題がある。
【0009】
一般に埋設物探査装置は、埋設物の詳細な調査のために様々な場所に搬送され、商用電源から遠く離れた屋外での使用を想定しているため、データ記憶媒体、印刷用のプリンタ及び蓄電池を搭載し、その重量は例えば40kg〜60kgとなる。
【0010】
さらに、埋設物探査装置は、車両への積み卸しの際に、分解、組立てが必要であるため、容易に分解することは可能であり、台車と一体型の送受信部と画像表示部及び信号処理部を分離することができ、ハンドルのみ水平まで畳むことができた。しかし、送受信部と画像表示部は別体であるものの、結合部にて固定されているため分離することで逆に部品数が増え、複数の収納箱に梱包した場合には余分なスペースが必要となるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
以上のような問題を解決するために、本発明に係る埋設物探査装置は、車輪付き筐体と、支柱に固定されたハンドル部と、を有し、電磁波を埋設物へ送信して反射波を受信する送受信部と、送受信部が得た反射波を処理して画像データを作成する信号処理部と、信号処理部で作成された画像データを表示する画像表示部と、を備える埋設物探査装置であって、車輪付き筐体は、送受信部及び信号処理部を収容するとともに、支柱を支持する回転ヒンジ部を有し、ハンドル部は、操作者が車輪付き筐体を移動させる握り部と、操作者に近い位置に設けられた画像表示部と、操作を行う操作部と、を有し、支柱は、画像表示部と操作部と信号処理部とを接続する信号ケーブルを支柱内部に有し、回転ヒンジ部は、支柱及びハンドル部の自重による回転落下を防止する回転落下防止手段と、数段階の角度に固定する角度固定手段と、信号ケーブルを回転自在に保持するケーブル保持手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る埋設物探査装置において、上部クリアランスが少ない場所における探査の場合には、回転ヒンジ部の角度固定手段を解除して支柱及びハンドル部を押し倒して固定し、操作者が視認できる角度まで画像表示部と操作部を回転させて探査が可能であることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明に係る埋設物探査装置において、収納時には、回転ヒンジ部の角度固定手段を解除して支柱及びハンドル部を収納位置まで畳み込んで固定し、画像表示部と操作部を回転させて筐体の1面を覆うように回転可能であり、車輪付き筐体に設けられた側面ハンドルと、収納位置まで畳み込まれた握り部と、により運搬可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明を用いることで、埋設物探査装置の地上高を低減することが可能となり、ガードレールなどの障害物の下に潜り込んで測定が容易に行えるという効果がある。
【0015】
また、埋設物探査装置のハンドル部に画像表示部を設けることで操作者の顔に近づけることが可能となり視認性が向上するという効果がある。
【0016】
さらに、支柱を回転させることで画像表示部も台車の前面に移動し、収納形状がコンパクトになり、分解による部品点数が増えることなしに収納が可能となるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
【実施例1】
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の使用状態及び収納状態における外観を示す外観図である。埋設物探査装置40は、2個の固定車輪31と1個の自在車輪32が取り付けられ、斜め上方に伸びたハンドル部10の上端部に水平に取り付けられた2つの握りハンドル12を押すことにより自在に移動できる台車30を有している。台車30は、地中に電磁波を送受信する図示しないアンテナエレメントを有する送受信部37及び信号処理部38とを内部に備え、さらに、台車の後方に配置されたバッテリ33と、ハンドル部10に設けられた画像表示部11とを有している。
【0019】
図1に示すように、送受信部37と信号処理部38が2層構造で一体として構成され、画像表示部11が別体となっており、台車30の信号処理部38と画像表示部11は可動する支柱14及び回転ヒンジ部20を介して結合されている。
【0020】
通常の測定時は、支柱14を垂直方向から後方に30°倒した状態で固定し、画像表示部11は見やすい任意の位置まで回転させて使用する。また、ガードレール等の障害物の下に潜る場合(例えば地上高約40cm)には、例えば奥行き50cm程度であればそのままの姿勢で前進可能である。
【0021】
本実施形態における台車30は、低地上高を実現しており、例えば台車の回転ヒンジ部20までの地上高は約25cm、回転ヒンジ部20以降であれば約35cmの地上高である。このため、さらに奥に進む必要があれば、図1の実線で示すように支柱14をさらに60°倒して水平状態で固定することにより、画像表示部11がガードレール等と干渉しない位置まで測定が可能である。
【0022】
また、収納時は、探査場所への移動や車両などへの積み卸しの際の取り扱いを容易にすべく、回転ヒンジ部20を中心にして支柱14を前方に倒し、U字金具15を固定具35に固定し、画像表示部11を台車30の前面を覆う位置に回転させ、分解することなしに収納スペースの低減が可能となる。なお、例えばU字金具15と固定具35は約100kgまでの荷重に耐えることができるので、収納時の握りハンドルを持って持ち運ぶことも可能である。
【0023】
本実施形態においては、台車30の上面に図示しない赤外線通信ポートを設け、例えば携帯型プリンタに印刷することが可能である。また、画像表示部11の遮光用フードは図中省略したが、当業者ならば可動式のフードを設け、画像の視認性を向上させることが可能であることは言うまでもない。
【0024】
図2は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の収納状態における側面図(A)と上面図(B)である。収納時において、車両などへの積み卸しの際に台車30の側面ハンドル34と、折り畳まれた台車30の上面に位置する握りハンドル12若しくは固定車輪軸に設けられた固定車輪フランジ36と、を握ることにより、2名での搬送が可能である。
【0025】
また、本実施形態に係る埋設物探査装置は、軽量化により例えば30kg程度の重量に押さえることが可能となり、扱いがさらに容易となった。なお、本実施形態ではバッテリを台車の後部に配置したが、重心のバランスを考慮して前部に配置しても好適である。
【0026】
図3は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の使用状態における正面方向から見た正面図であり、説明の為に信号処理部から画像表示部11へ伸びる信号ケーブル16の配置を示している。また、図7は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の回転ヒンジ部20の断面を拡大した拡大図である。以下、図3と図7を用いて説明する。
【0027】
図3に示す台車30は、支柱14を回転自在に保持するための回転ヒンジ部20を有している。また図3に示すようにロックフランジ21、配線フランジ22及びトルクブロック27は、台車30の上面にネジ止められており、支柱14は、内部に信号ケーブル16を配置する空間と、端部に信号ケーブルを台車30に接続する空間を有している。
【0028】
図3に示す回転ヒンジ部20は、内部に信号ケーブル16を通す空間を有する配線フランジ22と、支柱14に固定されたシャフト28(図7参照)を回転自在に固定するロックフランジ21と、配線フランジ22及びロックフランジ21を支柱14の両側から締め付け、圧接させるための2つのトルクブロック27と、支柱の両側にそれぞれ1枚の樹脂リング29と、を有している。
【0029】
図7に示すように、支柱14には、支柱14を固定するための固定用ロック穴を有する中実のシャフト28aと、信号ケーブル16を通す中空のシャフト28bが、皿ネジで固定されている。さらに、信号ケーブル16は、下から台車30、配線フランジ22、中空のシャフト28a及び支柱14を通り、液晶ディスプレイ17及び手元スイッチ13に接続されている。信号ケーブル16は、多くの配線を有しており、例えばRGB信号線、タッチスクリーン信号線、手元スイッチ信号線、電源線、電磁シールド及び被覆を含み、長さは約1.5mである。
【0030】
従来は、画像表示部11と信号処理部38との接続用の信号ケーブル16が太いため、細い押し棒(内径約3cm)の内部に配置することが困難であった。そこで本実施形態では、一本の幅の広い中空の支柱14(約8cm×約4cm)の内部に配置することにより配置可能とした。さらに、支柱14の回転移動により発生するねじり力を緩和するために、信号ケーブル16は、中空のシャフト28aの回転中心を通し、回転時の信号ケーブルへの応力負荷を軽減するため、中空のシャフト28a内でフラットケーブルをカール(例えば2回転よじる)させて回転曲げに適した信号ケーブル16をケーブル止め16aで保持している。なお、図7では一部フラットケーブルとなっているが、一部配線をばらしてねじりやすい低剛性ケーブルとしても良い。
【0031】
画像表示部11と支柱14の合計重量は約5kgとなり、非固定時に自重により回転落下するため、回転部に回転制限トルクをかける必要がある。そこで、本実施形態では、支柱14の回転軸であるシャフト28を挟み込んでいる配線フランジ22とロックフランジ21をボルトで締め付け、支柱14の側面と樹脂リング29の滑らかな摩擦により回転制限トルクを発生させて非固定時でもハンドル部の自重による回転落下を防止している。以上のような角度固定、回転落下防止、ケーブル回転曲げなどの機構を取り入れることで、画像表示部と信号処理部を別体にすることが可能となった。
【0032】
図4は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置40の支柱14の一端に設けられ、2つの握りハンドル12により角度が可変できるように保持された画像表示部11の外観図である。
【0033】
ハンドル部10の上部には、画像表示部11と、手元スイッチ13と、握りハンドル12が配置されている。また、画像表示部11は、画像表示ステー18の上に配置され、画像表示ステー18の両側をネジ付握りハンドル12と樹脂リング等の滑らかな摩擦で保持されているため、画像表示部11の角度を任意に変更することができる。
【0034】
また、握りハンドル12の中央部に手元スイッチ13が配置されているので、ハンドルを握りながら手元スイッチ13を操作することも可能である。画像表示部11は、タッチパネル機能付の液晶ディスプレイ17を有しており、様々な操作が画像表示部11で行え、画像表示部11を操作者の顔に近づけて配置することができるため、視認性が向上した。
【0035】
なお、本実施形態では構造を簡略化するため、信号ケーブル16は支柱14の上端で一部外部に露出させて画像表示部11に接続したが、必要があれば内部に配線しても良い。
【0036】
図5は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置40の支柱14の回転ヒンジ部20を側面方向から見て拡大した拡大図である。回転ヒンジ部20は、ロックフランジ21と、60°刻みで0°から180°まで4つのロック穴(実際は4穴x2列の8穴)が設けられた中実のシャフト28bと、支柱14を固定するロックプランジャピン23等と、を有している。支柱14を回転させるには、ロックプランジャピン23を操作して行う。
【0037】
図6は、本発明の実施形態に係る埋設物探査装置40の支柱14固定時と稼働時におけるロックプランジャピン23の位置を示した上面拡大図である。ロックフランジ21は、内部に挿入された中実のシャフト28bと、ロックプランジャピン23と、ロックガイド25と、ロックプランジャピン23及びロックガイド25を結合するピンカバー24を有している。なお、ロックプランジャピン23を操作することにより、ピンカバー24で固定されたロックガイド25も一体で移動する。
【0038】
ロックプランジャピン23に内蔵されているバネにより一定の押しつけ力が発生し、通常はロック穴に嵌り合うことで支柱14を固定し、バネ力に逆らうようにロックプランジャピン23を引き、回転制限トルク以上のトルクで支柱14を回転させることにより支柱14を移動させることが可能である。支柱14は、60°刻み(可動範囲180°)のロック穴にロックプランジャピン23が嵌り合う角度で固定される。
【0039】
以上示したように、本実施形態では、従来の埋設物探査装置40の構造を変更し、送受信部37と信号処理部38が2層構造で一体として構成され、画像表示部11を別体とし、信号処理部38と画像表示部11は可動する支柱14及び回転ヒンジ部20を介して結合されている。
【0040】
本発明の実施形態を用いることで、支柱14と回転ヒンジ部20の内部に信号ケーブル16を配置することが可能となり、電磁ノイズや雨水の浸入防止を実現し、ハンドル部10の上端部に設けた画像表示部11の重量増加においても支柱14及びハンドル部10の自重による回転落下を防止する回転制限トルク及びロックプランジャピンなどの構成とすることにより、小型、低姿勢で測定と運搬が容易になるという効果を得た。
【0041】
なお、本実施形態では、1本型押し棒による構成を説明したが、中空パイプを用いた2本型押し棒又はU字型の押し棒を用いても好適に実施できることはいうまでもない。しかし、この場合は、握り部が太くなりすぎると握りずらく、逆に細いと信号ケーブルの配置が難しくなるため、段付きパイプなどを用いる必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の使用状態及び収納状態における外観を示す外観図である。
【図2】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の収納状態における側面図と上面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の使用状態における正面方向から見た、信号処理部から画像表示部へ伸びる信号ケーブルの配置を示した正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の支柱の一端に設けられ、2つの握りハンドルにより角度が可変できるように保持された画像表示部の外観図である。
【図5】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の支柱の回転ヒンジ部を側面方向から見て拡大した拡大図である。
【図6】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の支柱固定時と稼働時におけるロックプランジャピンの位置を示した上面拡大図である。
【図7】本発明の実施形態に係る埋設物探査装置の回転ヒンジ部の断面を拡大した拡大図である。
【符号の説明】
【0043】
10 ハンドル部、11 画像表示部、12 握りハンドル、13 手元スイッチ、14 支柱、15 U字金具、16 信号ケーブル、17 液晶ディスプレイ、18 画像表示ステー、20 回転ヒンジ部、21 ロックフランジ、22 配線フランジ、23 ロックプランジャピン、24 ピンカバー、25 ロックガイド、27 トルクブロック、28 シャフト、29 樹脂リング、30 台車、31 固定車輪、32 自在車輪、33 バッテリ、34 側面ハンドル、35 固定具、36 固定車輪フランジ、37 送受信部、38 信号処理部、40 埋設物探査装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輪付き筐体と、支柱に固定されたハンドル部と、を有し、電磁波を埋設物へ送信して反射波を受信する送受信部と、送受信部が得た反射波を処理して画像データを作成する信号処理部と、信号処理部で作成された画像データを表示する画像表示部と、を備える埋設物探査装置であって、
車輪付き筐体は、送受信部及び信号処理部を収容するとともに、支柱を支持する回転ヒンジ部を有し、
ハンドル部は、操作者が車輪付き筐体を移動させる握り部と、操作者に近い位置に設けられた画像表示部と、操作を行う操作部と、を有し、
支柱は、画像表示部と操作部と信号処理部とを接続する信号ケーブルを支柱内部に有し、
回転ヒンジ部は、支柱及びハンドル部の自重による回転落下を防止する回転落下防止手段と、数段階の角度に固定する角度固定手段と、信号ケーブルを回転自在に保持するケーブル保持手段と、を有することを特徴とする埋設物探査装置。
【請求項2】
請求項1に記載の埋設物探査装置において、
上部クリアランスが少ない場所における探査の場合には、回転ヒンジ部の角度固定手段を解除して支柱及びハンドル部を押し倒して固定し、操作者が視認できる角度まで画像表示部と操作部を回転させて探査が可能であることを特徴とする埋設物探査装置。
【請求項3】
請求項1に記載の埋設物探査装置において、
収納時には、回転ヒンジ部の角度固定手段を解除して支柱及びハンドル部を収納位置まで畳み込んで固定し、画像表示部と操作部を回転させて筐体の1面を覆うように回転可能であり、車輪付き筐体に設けられた側面ハンドルと、収納位置まで畳み込まれた握り部と、により運搬可能であることを特徴とする埋設物探査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−250591(P2006−250591A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−64787(P2005−64787)
【出願日】平成17年3月9日(2005.3.9)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成16年度、経済産業省、地方都市ガス事業天然ガス化促進対策調査(経年内管対策更新技術開発)委託研究、産業活力再生特別措置法第30条の適用を受けるもの
【出願人】(000004330)日本無線株式会社 (1,186)
【Fターム(参考)】