説明

基礎コンクリート成形用組立式捨て枠及び基礎コンクリート成形用組立式捨て枠工法

【課題】土木土留工事用、直角擁壁コンクリートブロックの低盤にプラス15度程度の開放角度を付けた、直角擁壁コンクリートブロックの低盤角度に合わせた、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠及び工法は、安全施工の合理化を可能にし、信頼できる基礎作りが不可欠であり、そうした基礎の先端技術を構築する。
【解決手段】基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18及び工法は、直角擁壁コンクリートブロック低盤にプラス15度程度に傾けた開脚角度に合せて成型でき、施工時に組立し、水平、縦方向を確認し路盤に固定、生コンクリートを打設後、捨て枠上方を定規として、コテ等で仕上げる。基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18及び工法は、土木資材擁壁用コンクリートブロックに使用でき、据付施工時間の短縮ができ工事費用の節減が図れる又施工の合理化を可能にし、信頼できるコンクリート基礎を構築する事ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠及び基礎コンクリート成形用組立式捨て枠工法に係り、特に、施工が容易な基礎コンクリート成形用組立式捨て枠及び基礎コンクリート成形用組立式捨て枠工法に関する。
【背景技術】
【0002】
断面略L字形状のL型擁壁直角型90度の低盤にプラス15度の開脚角度を付けた、擁壁用コンクリートブロックであって、路盤工及び基礎コンクリート施工は、前記、擁壁用コンクリートブロック、垂直壁、面積の約3分2の面積(幅800cm〜180cm)を、斜め15度に傾けた低盤角度に合わせての床作りが難しく、施工しにくい形状であり正確に、擁壁用L型コンクリートブロック路盤工及び基礎コンクリート施工を行うことが困難である。
【0003】
この改善策として、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠及び組立式捨て枠工法を使用する事により路盤工及び基礎コンクリート成形用基礎コンクリート施工が正確に行う事ができ、基礎形成施工の効率化を図る事ができる。
前記、擁壁用L型コンクリートブロックを、据付ける際に施工性が向上し、前記の問題を改善することができる。
【0004】
この直角型90度の低盤にプラス15度の開脚をつけた、擁壁コンクリートブロックの施工過程で困難とされた、据付にくい(熟練経験者による据付と初心者との据付速度の違い)を解消する為に、基礎工事、及び、据付方法について研究をかさねてきた、その結果、困難とされてきた基礎の部分に基礎コンクリート成型用組立式捨て枠(床付け用定規)を使用し、それに生コンクリートを流し込むという工法により、初心者にも簡単に据付できる画期的な工法です。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題点は、擁壁用L型コンクリートブロック直角型90度の低盤に+15度の開脚角度を付けた、コンクリートブロックの低盤に合わせた、路盤工や基礎コンクリート施工するには、低盤の角度に合わせた定規、又は、角度を付けた木製板を作り、生コンクリートを打設後、角度に合わせて仕上げていくのだが、この仕上げ調整が思いの他、うまく出来ない、叉、コンクリートブロックを据付作業時においても、上下、前後、左右、長手の方向に調整を行ない、コンクリートブロックを据付ける為、微調整のたびにクレーンで幾度も吊り上げ、一定の大きさきに切断した鉄板、ベニヤ板、木製クサビにより調整することが実状である、叉、垂直壁の底面一部に基礎コンクリート仕上にし、低盤下場の路盤工を、砂利、砂質土などを入れ低盤下場を作る方法もあるが、路盤作り、据付作業においても前記と同様の問題点がある。
本発明は上途した問題点を除去するようにした、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠及び基礎コンクリート成形用組立式捨て枠工法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記解決課題は、前記請求項1、2、3、4、記載の基礎コンクリート成形用組立式捨て枠及び基礎コンクリート成形用組立式捨て枠工法を用いる事により、前記、擁壁用L型コンクリートブロックを据付施工に当たり、上下、前後、左右、長手の方向に調整が軽減でき、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠のコンクリート基礎に置くだけで、低盤を密に密着させる事ができ、隣の擁壁用L型コンクリートブロックの高さと同一になり再調整にコンクリートブロックをクレーンで吊り上げる必要がなく、安全施工の合理化を可能にし、経済性にも優れ、施工時間の短縮、正確に施工する事ができる。
【発明の効果】
【0007】
擁壁用L型コンクリートブロック15度傾けた、低盤角度に合わせて、路盤工及び基礎コンクリートを施工するには、垂直壁の約3分2積(幅800cm〜180cm)の表面を形成するため、コテ等を使用する手作業が容易でなという不都合を生じていたが、前記請求項1、2、3、4、記載の組立式捨て枠及び基礎コンクリート用基礎コンクリート成形用埋込組立式捨ての面枠を使用すれば、上記の不都合を解消する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本発明の1実施例の断面図、直角90度15水平ライン13に、プラス15度程度14に傾けた16低盤11により構成されるコンクリート擁壁ブロック12の低盤角度17に合わせた、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠18コンクリート基礎施工が正確にでき、変則てきな基礎形式施工の効率化を図る事ができ、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠18を用いた、コンクリート基礎にコンクリート擁壁ブロック12を置くだけで低盤17を蜜に密着させる事ができ、安全施工の合理化を可能にし、経済性にも優れ、施工時間の短縮、正確に施工する事ができる。
【0009】
図2、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠18の断面図、路盤8は栗石に砂質土などの目潰しを加え、機器を使用して十分に突固め、所定の高さ寸法で平坦に仕上げ、捨てコンクリート7を打設、捨て枠の組立は、長手の方向に両側枠板1と2を一部水平で15度14の傾斜角度17を付けた、中板を組立し、上場固定用板4を嵌め込み長手方向の連続させて組立ていき、横及び長手方向の水平を調整用金具5で調整、確認し路盤に固定用金具6で固定する基礎コンクリート成形用組立式捨て枠18ができる。

【0010】
図2、コンクリート基礎にコンクリート擁壁ブロック12を長手方向に連続して正確に据付ける為の位置設定できる19凸条を付け、コンクリート擁壁ブロック
12の垂直壁の床面に設けた凹条に合せて据付することで、長手の方向に連続して正確に施工できる、叉、開口部3aは生コンクリートを打設後は、捨てコンクリート面、及び、長手の方向に一帯となり、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠18は、コンクリート基礎の鉄筋の目的も果たす事ができる。
【0011】
図3、コンクリート擁壁ブロック12は、15度程度14の傾斜角度17をもつ低盤11に合わせた、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18は、コンクリート擁壁ブロック12の製品サイズ別に、部材を組み合せする事ができ、部材の中板3と片側の枠板1とを組み替える事で、コンクリート擁壁ブロック12の製品の低盤11各サイズに合わせる事ができ、叉、片側枠板2と固定用板4は、各サイズに使い分けができる部材である。
【0012】
図4、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の間に生コンクリートを流し込み、捨て枠上場を定規として表面をコテ等で仕上げ、組立式捨て枠18は解体撤去をする事なく、埋込用捨て枠として使用、間口部3aは生コンクリートを打設後は、捨てコンクリート面と、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18内のコンクリートは一帯化でき、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18はコンクリート基礎の鉄筋の目的も果す事ができる。
【0013】
基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の図5から図9までの基礎コンクリート成型用組立式捨て枠用捨て枠18部材の材質は、ケイ酸カルシウム板、せんい強化セメント板、石油系成形製品、セメント系板、鋼板、スチール、ワイヤーメッシュ(溶接金網)その他、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18はどの材質でも、製作が可能である。

【産業上の利用可能性】
【0014】
近年土木事業に携わる現場職人の減少と、擁壁コンクリートブロック製品の品質の良さ、現場管理が少なく、後期短縮ができ、施工コストの縮減ができる事などで採用実績は増加しています。擁壁コンクリートブロックに対する認識、需要が高まる中、さらに安く、しかも構造の裏付けとなる安定強度構造計算書の添付できる、直角型90度の低盤にプラス15度の開脚角度を付けた擁壁コンクリートは、コストの短縮・転倒に対する安定性などで他の直角型90度擁壁に負けないもので、本発明の基礎成型用組立式捨て枠、及び工法を用いた据付工法との組合せは、これからの公共事業、宅地造成な土木工事のコンクリートブロック擁壁の需要に十分に答える事のできる製品であり、より安い工事費が要求される時代では「直角型90度の低盤にプラス15度の開脚角度を付けた擁壁コンクリートブロック・基礎コンクリート成型用組立式捨て枠、及び工法」のような経済性に優れた製品、及び工法へのニーズは今後さらに高まるものと予測され、国土交通省の指針などで、今まで以上に、擁壁コンクリートブロックの施工延長の増大と県市町村での採用がより普及することが予測できます。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の直角90度15水平ライン13に、プラス15度程度14に傾斜した16低盤11により構成される、コンクリート擁壁ブロック12の低盤角度17に合わせた、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の実施例の詳細断面図である。
【図2】図2は、本発明の基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の各積捨て枠組立部材及び組立工法を形成した、実施例の詳細断面図である。
【図3】図3は本発明の、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18のコンクリート擁壁ブロック12の製品の低盤11各積サイズに、合わせて部材を組替る事ができる基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の実施例の詳細断面図である。
【図4】図4は本発明の基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18を組立てた、図2と図3で有る、生コンクリートを打設後、コンクリート基礎を形成できる、実施例の詳細断面図である。
【図5】図5は、図2の基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の成型用組立式捨て枠の材質は、ケイ酸カルシウム板、せんい強化セメント板、石油系プラスチィック、その他基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18は、どの材質でも製作が可能である、実施例の詳細断面図である。
【図6】図6は、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の成形用捨て枠部材の材質は、ワイヤーメッシュ(溶接金網)及びフレームは鉄筋と鋼板、石油系プラスチック、その他、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18は、どの材料でも製作が可能である、実施例の詳細断面図である
【図7】図7は、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の部材の材質は、石油系プラスチック、鋼板、その他、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18は、どの材料でも製作が可能である、実施例の詳細断面図である。
【図8】図8は、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の部材の材質は、ワイヤーメッシュ(溶接金網)及びフレームは鉄筋と鋼板、その他、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18は、どの材料でも製作が可能である、実施例の詳細断面図である。
【図9】図9は、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18の部材の材質は、スチール及び鉄筋と鋼板、その他、基礎コンクリート成型用組立式捨て枠18は、どの材料でも製作が可能である、実施例の詳細断面図である。
【符号の説明】
【0016】
1、 枠板
2、 枠板
3、 中板
3a、 間口部
4、 固定用板
5、 調整用金具
6、 固定用金具
7、 捨て
8、 路盤
11、 低盤
12、 コンクリート擁壁ブロック
13、 水平ライン
14、 15度の開脚角度
15、 直角型90度
16、 傾斜角度
17、 低盤15度傾斜角度
18、 基礎コンクリート成型用組立式捨て枠
19、 据付用案内





【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎コンクリート成形用組立式捨て枠は、両側に背の高い枠板、背の低い枠板と15度の傾斜角度を付けた枠が定規となる中板と中板固定用板を有する、断面略L字形状のL型様壁直角型90度の低盤にプラス15度の開脚角度を付けた、L型様壁コンクリートブロック用としての、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠であって、
前記、L型様壁コンクリートブロック直角型90度の低盤にプラス15度の開脚角度を付けた、低盤に合わせた、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠であり、
基礎コンクリート成形用組立式捨て枠を、長手の方向に連結し組立ていき、低盤角度に合わせた15度傾斜角度付けた中央縦板を定規として組立する、
路盤に対して設置面を水平にし、捨て枠の間に流し込まれた生コンクリート打設後、コンクリートブロック据付用コンクリート基礎が形成できる、ことを特徴とする、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠。
【請求項2】
基礎コンクリート成形用組立式捨て枠は、上下、下場に開放形で有り、前記、中央縦板も、開口面を有しており、生コンクリート打設後は、路盤面及び長手の方向に一帯になる、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠は、コンクリート基礎の鉄筋の目的も果たす事ができる、ことを特徴とする基礎コンクリート成形用組立式捨て枠。
【請求項3】
基礎コンクリート成形用組立式捨て枠を組立後、縦方向水平横及び長手方向の水平を確認し路盤に固定する、設置後、生コンクリート打設、捨て枠の天場を定規として木ゴテで合わせて仕上げてゆく、また基礎コンクリート成形用組立式捨て枠は、コンクリート基礎、完成後は解体撤去する事なく、埋込み用捨て枠として使用する、ことを特徴とする、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠工法。
【請求項4】
擁壁用L型コンクリートブロックを、据付ける際には、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠に付いている、凸条に擁壁用埋込L型コンクリートブロックの垂直壁の低面に設け凹条に合わせて据付けすることが特徴とする、基礎コンクリート成形用組立式捨て枠。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−114647(P2009−114647A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−285926(P2007−285926)
【出願日】平成19年11月2日(2007.11.2)
【出願人】(307039260)
【Fターム(参考)】