説明

堤防の遮水構造、堤防の遮水方法

【課題】施工性が良く、また、増水などにより植生が流出した場合でも、容易に再緑化できる堤防の遮水構造を提供する。
【解決手段】堤防10の遮水構造20は、堤防10の河川11側の法面に隙間なく敷設された複数の遮水性を有する型枠パネル10と、型枠パネル10の表面に取り付けられた植生ネット22と、植生ネット22に吹き付けられた植生基材23とを備え、複数の型枠パネル21は互いに連結されている。型枠パネル21は、透水性織物が袋状に形成された布製型枠24と、布製型枠24内に充填されたベントナイト粉粒体25と、を備え、布製型枠24を浸透した水分により、ベントナイト粉粒体25が膨潤することにより遮水性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は堤防の遮水構造及び方法に関し、特に、堤防の浸透破壊を防止するとともに、堤防の法面の緑化を図るための堤防の遮水構造及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、河川に沿って設けられる河川堤防の法面は、洪水時などに河川水量の増加により水面が上昇すると、流水により浸食される。特に、河川堤防は法面より水が浸透すると、浸透破壊を生じる虞があるため、河川の流れによる浸食から河川堤防を守るとともに、流水が河川堤防内に浸透するのを防止する遮水構造が、河川堤防の河川側の法面に設けられている。また、近年、法改正により、河川法に河川環境の整備と保全が盛り込まれたため、河川堤防の法面などの河川周辺の領域の積極的な緑化が期待されている。
【0003】
このように、河川堤防に遮水性を持たせるとともに、その表面を緑化するための遮水構造として、例えば特許文献1には、河川堤防の法面に遮水シート、ふとんかご、及び防砂板を順に設置するとともに、この上に覆土して緑化した遮水構造が記載されている。
【特許文献1】特開平9―111735号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の遮水構造を構築する際に、覆土した後に締固めを行わなければないが、覆土や締固め作業を河川堤防の法面のような傾斜面で行わなければならず、多大な時間と労力がかかってしまう。さらに、増水などにより覆土が流出した場合には再度緑化を行うが、この際、覆土及び種子の吹付けを行わなければならず、復旧に手間がかかるという問題もある。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、施工性が良く、また、増水などにより植物などが流出した場合でも、容易に再緑化できる堤防の遮水構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の遮水構造は、堤防の遮水構造であって、前記堤防の法面に隙間なく敷設された複数の遮水性を有する型枠パネルを備え、前記複数の型枠パネルは互いに連結されていることを特徴とする。
ここで、前記堤防は河川堤防であり、前記複数の型枠パネルは、前記河川堤防の河川側法面に敷設されていてもよい。
また、上記の遮水構造において、前記型枠パネルは、対向する二辺のうち何れか一方の辺に沿って設けられた第1の面ファスナーと、他方の辺に沿って設けられた第2の面ファスナーとを備え、前記第1の面ファスナーを、隣接する型枠パネルの第2の面ファスナーに付着させることにより、隣接する型枠パネルが連結されてもよい。また、上記の遮水構造において、前記型枠パネル表面に取り付けられた緑化補助材料と、前記緑化補助材料に吹き付けられた植生基材とを備えてもよい。
上記の遮水構造によれば、複数の型枠パネルを敷設し、これらを連結することにより遮水構造を構築することができるため、短期間で施工を行うことができる。また、型枠パネル表面に取り付けられた緑化補助材料に、植生基盤を吹付けるだけで簡単に緑化をすることができる。
【0007】
また、前記型枠パネルは、透水性織物が袋状に形成された布製型枠と、前記布製型枠内に充填された膨潤性充填材料と、を備え、前記布製型枠を浸透した水分によって、前記充填材料が膨潤することにより遮水性を有してもよい。
なお、前記膨潤性充填材料は、ベントナイト粉粒体又はベントナイト粉粒体と土質材料が混合された混合土であってもよい。
【0008】
また、前記型枠パネルは、前記堤防の構築現場又はその付近において、前記布製型枠に前記充填材料を充填することにより形成されてもよい。
なお、本発明は、堤防を遮水する方法であって、前記河川堤防の河川側法面に複数の遮水性を有する型枠パネルを隙間なく敷設し、前記複数の型枠パネルを互いに連結することを特徴とする遮水方法を含むものとする。
【発明の効果】
【0009】
本実施形態の堤防の遮水構造によれば、現場において型枠パネルを形成し、形成した型枠パネルを堤防の法面に敷設するだけで、遮水層を形成することができるため、工期の短縮が図れる。また、植生が流出した場合にも、植生補助材料に植生基材を吹付けるだけで容易に再緑化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本実施形態の堤防の遮水構造について図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、本実施形態の河川堤防10の遮水構造20の断面図であり、同図(B)は、遮水構造20を拡大した図である。また、図2は、遮水構造20における型枠パネル21の配置を示す斜視図である。図1(A)に示すように、本実施形態の遮水構造20は、河川堤防10の河川11側の法面の表面に設けられ、増水時などにおける河川11の水による河川堤防10の浸食及び河川の水が河川堤防10に浸透するのを防止するとともに、河川堤防10の法面を緑化するための遮水構造である。図1(A)及び(B)に示すように、本実施形態の遮水構造20は、河川堤防10の表面に敷設された複数の型枠パネル21と、型枠パネル21の表面に取り付けられた植生ネット22と、植生ネット22に吹付けられた植生基材23とを備える。
【0011】
図1及び図2に示すように、型枠パネル21は長方形の板状に成形されており、河川堤防10に縦横に隙間なく並べて敷設され、互いに隣接する型枠パネル21同士は連結されている。植生ネット22は、ポリエチレンやナイロンなどが網目状に編まれたネットであり、植生基材23に混合された種子から成長した植物の根が植生ネット22に絡み付くことにより植生基材23を保持することができる。植生基材23は、土に芝などの植物の種子などが混合された混合土であり、植生ネット22により法面に保持されている。
【0012】
型枠パネル21は長方形の布製型枠24と、布製型枠24内部に充填されたベントナイト粉粒体25とにより構成される。布製型枠24は、例えば、糸の太さが500〜2000dtx、糸の本数が40本/インチのポリエステルマルチフィラメントなどの織布からなり、透水性を有するとともに、ベントナイト粉粒体25を保持することができる。布製型枠24の表材と裏材とを結ぶように間隔調整糸26が設けられており、この間隔調整糸26により布製型枠24にベントナイト粉粒体25を充填した際に、布製型枠24の厚さが一定以上にならないように保持している。
【0013】
型枠パネル21に雨水や河川の流水などが浸透すると、充填されたベントナイト粉粒体25が水分を吸収して膨潤することにより、粒子間の隙間がなくなるため、遮水性を有するようになる。本実施形態の遮水構造20では、このような型枠パネル21を隙間なく敷き詰めることにより、河川堤防10に水が浸透するのを防止するとともに、浸食より河川堤防を保護する。さらに、植生ネット22により植生基材23を保持し、この植生基材23に含まれる種子が成長することにより、遮水構造20の表面を緑化することができる。
【0014】
図3は、布製型枠24の構成を示す斜視図である。同図に示すように、布製型枠24の対向する二辺のうち一方の辺に沿って第1の面ファスナー27が貼付され、他方の辺に沿って、第2の面ファスナー29が貼付された帯状の布材28が取り付けられている。これにより、図4に示すように、布材28により隣接する型枠パネル21の接合部を覆い、布材28の第2の面ファスナー29を隣接する型枠パネル21の第1の面ファスナー27に付着させることにより、容易に隣接する型枠パネル21同士を連結することができる。また、図3に示すように、型枠パネル21を構成する布製型枠24の表面には複数のループ30が設けられており、このループ30に植生ネット22を取付金具などを用いて取付けることで、植生ネット22を型枠パネル21の表面に固定することができる。さらに、布製型枠24の一辺(本実施形態では、図3における左下側の短辺)には、開口31と、それを塞ぐようにふた材32とが設けられている。
【0015】
図5は、布製型枠24に設けられた開口31の周辺の拡大図であり、同図(A)、(B)には、異なる角度から見た様子を示している。同図(A)及び(B)に示すように、布製型枠24の一辺にはベントナイト粉粒体25を充填するための開口31が設けられており、この開口31の設けられた辺に沿って開口31を閉じるためのふた材32が設けられている。ふた材32の内面には、縁に沿って第3の面ファスナー33が貼付されている。また、開口31の縁に沿って第4の面ファスナー34が貼付されており、ふた材32の内面の第3の面ファスナー33を、開口31の縁に設けられた第4の面ファスナー34に付着させることにより、開口31を閉じることができる。
【0016】
以下、本実施形態の遮水構造20を構築する方法を説明する。
まず、遮水構造20を構築する河川堤防10の法面を、施工が行い易いように適宜成形しておく。
次に、植生ネット22の取り付けられた布製型枠24及びベントナイト粉粒体25を遮水構造20を構築する現場に搬入する。植生ネット22は、予め、工場などで布製型枠24のループ30に取付金具などを用いて取り付けておく。
【0017】
次に、現場において、搬入された布製型枠24にベントナイト粉粒体25を充填して型枠パネル21を形成する。なお、この際、以下に詳述するベントナイト充填装置40を用いて、布製型枠24にベントナイト粉粒体25の充填を行う。
図6(A)は、ベントナイトを充填する際のベントナイト充填装置40を示す斜視図であり、同図(B)は、ベントナイト充填後のベントナイト充填装置40を示す斜視図である。図6(A)に示すように、ベントナイト充填装置40は、布製型枠24を保持する型枠保持部材42と、上部の投入口よりベントナイト粉粒体25が投入され、下部の排出口より投入されたベントナイト粉粒体を型枠保持部材42に固定された布製型枠24に排出するホッパー41と、を備える。型枠保持部材42の裏面には、支持部材43が回動自在に接続されており、図6(A)に示すように、この支持部材43を上方に向けて支持することにより、型枠保持部材42を傾斜した状態に保持することができ、また、図6(B)に示すように、この支持部材43を略水平に向けることにより、後述する型枠パネル21を敷設する際に揚重しやすいように、型枠保持部材42を水平にするとともに、前方へ押し出すことができる。
【0018】
布製型枠24にベントナイト粉粒体25を充填する際には、図6(A)に示すように、型枠保持部材42を傾斜させた状態で、布製型枠24を、その開口31がホッパー41の排出口の直下にくるように型枠保持部材42に固定する。この状態でベントナイト粉粒体25を流し込むと、型枠保持部材42が傾斜しているため、布製型枠24内の下端まで流れ込む。また、布製型枠24は、その表面と裏面との間の間隔が一定以上に広がらないように保持する間隔調整糸26を備えるため、布製型枠24内のベントナイト粉粒体25が偏ることを防止できる。布製型枠24に充分にベントナイト粉粒体25を流し込んだ後、開口31の付近に設けられたふた材32の部分に貼付された第3の面ファスナー33を開口31の周縁部に貼付された第4の面ファスナー34に付着させることにより、ふた材32が開口31を塞ぎ、ベントナイト粉粒体25の流出を防止することができる。以上のようにして型枠パネル21が形成される。
【0019】
次に、形成された型枠パネル21を河川堤防10の表面に敷設する。この際、ベントナイト充填装置40の支持部材43を水平に傾けることにより、型枠保持部材42が水平になるとともに、前方に押し出される。これにより、ホッパー41が揚重する際に障害とならず、また、型枠パネル21を水平な状態で揚重することができる。そして、図7に示すように、ベントナイト粉粒体25の充填が終了した型枠パネル21を揚重機により揚重し、河川堤防10の表面に隙間なく縦横に敷設する。
【0020】
次に、型枠パネル21を縦横に敷設した後、隣接する型枠パネル21同士を連結する。上述したように、型枠パネル21を構成する布製型枠24には、対向する二辺の何れか一方の辺に沿って第1の面ファスナー27が取り付けられ、他方の辺に沿って第2の面ファスナー29の取り付けられた布材28が取り付けられている。このため、図7に示すように型枠パネル21を縦横に並べて敷設すると、隣接する型枠パネル21同士は、第1の面ファスナー27の貼付された側の端部と、第2の面ファスナー29の貼付された布材28が取り付けられた側の端部とで当接する。このため、第2の面ファスナー29を隣接する型枠パネル21の第1の面ファスナー27に付着させることにより縦横に敷設された型枠パネル21を連結することができる。
次に、型枠パネル21の表面に取り付けられた植生ネット22に植生基材23を吹付ける。これにより、本実施形態の遮水構造20が構築される。
【0021】
以上説明したように、本実施形態の遮水構造20によれば、型枠パネル21を堤防の法面に敷設し、面ファスナーにより連結するだけで、遮水構造20を構築することができるため、工期を短縮することができる。また、型枠パネル21に取り付けられた植生ネット22に植生基材23を吹付けるだけで緑化することができるため、施工性が向上される。さらに、増水により吹付けた植生基材23が流出した場合にも、再び植生ネット22に植生基材23を吹付けるだけで再緑化することができる。
【0022】
なお、本実施形態では、布製型枠24にベントナイト粉粒体25を充填することにより型枠パネル21を形成するものとしたが、これに限らず、布製型枠24にベントナイトの粉粒体に土質材料を混合した混合土を充填してもよい。
また、植生ネット22としては、上記のような網目状のものではなく、綿状に絡んだ糸材を用いてもよく、要するに、植生基材23の植物の根が絡まることができるものであればよい。
【0023】
また、本実施形態では、隣接する型枠パネル21同士を面ファスナーにより連結するもとのとしたが、これに限らず、型枠パネル21同士を隙間なく連結することができる構成であればよい。
なお、上記実施形態では、本発明の堤防の遮水構造を河川堤防の河川側法面に対して適用した場合について説明したが、これに限らず、ため池、貯水池、調整池などの堤防の上流側(水に面する側)の法面に対しても適用することができる。
【0024】
また、図8は本実施形態の隣接する型枠パネル21同士を連結する別の方法を示す図である。同図に示すように、本方法では、予め、型枠パネル21の布製型枠24の下面に隣接する型枠パネル21に対向する辺の縁に沿って、布製型枠24と同じ材料からなる吸出し防止布50を取り付けておく。そして、隣接する型枠パネル21をその縁部近傍が吸出し防止布50上に載るように敷設し、両型枠パネル21の接合部の隙間に粒状ベントナイト51を充填した後、面ファスナー28、29により両型枠パネル21を連結する。これにより、型枠パネル21の接合部においてもより確実に遮水することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】(A)は、本実施形態の河川堤防の遮水構造を示す断面図であり、同図(B)は、遮水構造を拡大した図である。
【図2】本実施形態の遮水構造における型枠パネルの配置を示す斜視図である。
【図3】布製型枠の構成を示す斜視図である。
【図4】布製型枠に取り付けられた布材により隣接する型枠パネルを連結する方法を示す図である。
【図5】(A)は、布製型枠の一辺に設けられた開口の周辺を示す斜視図であり、同図(B)は、異なる角度から見た布製型枠の開口の周辺の斜視図である。
【図6】(A)は、ベントナイトを充填する際のベントナイト充填装置を示す斜視図であり、同図(B)は、ベントナイト充填後のベントナイト充填装置を示す斜視図である。
【図7】型枠パネルを河川堤防に敷設する状況を示す斜視図である。
【図8】型枠パネルを連結する別の方法を示す図である。
【符号の説明】
【0026】
10 河川堤防 11 河川
20 遮水構造 21 型枠パネル
22 植生ネット 23 植生基材
24 布製型枠 25 ベントナイト粉粒体
26 間隔調整糸 27 第1の面ファスナー
28 布材 29 第2の面ファスナー
30 ループ 31 開口
32 ふた材 33 第3の面ファスナー
34 第4の面ファスナー 40 ベントナイト充填装置
41 ホッパー 42 型枠保持部材
43 支持部材 50 吸出し防止布
51 粒状ベントナイト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
堤防の遮水構造であって、
前記堤防の法面に隙間なく敷設された複数の遮水性を有する型枠パネルを備え、
前記複数の型枠パネルは互いに連結されていることを特徴とする堤防の遮水構造。
【請求項2】
前記堤防は河川堤防であり、
前記複数の型枠パネルは、前記河川堤防の河川側法面に敷設されていることを特徴とする請求項1記載の堤防の遮水構造
【請求項3】
前記型枠パネルは、
対向する二辺のうち何れか一方の辺に沿って設けられた第1の面ファスナーと、
他方の辺に沿って設けられた第2の面ファスナーとを備え、
前記第1の面ファスナーを、隣接する型枠パネルの第2の面ファスナーに付着させることにより、隣接する型枠パネルが連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の堤防の遮水構造。
【請求項4】
前記型枠パネル表面に取り付けられた緑化補助材料と、
前記緑化補助材料に吹き付けられた植生基材とを備えることを特徴とする請求項1から3何れかに記載の堤防の遮水構造。
【請求項5】
前記型枠パネルは、
透水性織物が袋状に形成された布製型枠と、
前記布製型枠内に充填された膨潤性充填材料と、を備え、
前記布製型枠を浸透した水分によって、前記膨潤性充填材料が膨潤することにより遮水性を有することを特徴とする請求項1から4何れかに記載の堤防の遮水構造。
【請求項6】
前記膨潤性充填材料は、ベントナイト粉粒体又はベントナイト粉粒体と土質材料が混合された混合土であることを特徴とする請求項5記載の堤防の遮水構造。
【請求項7】
前記型枠パネルは、
前記堤防の構築現場又はその付近において、
前記布製型枠に前記膨潤性充填材料を充填することにより形成されたことを特徴とする請求項5又は6記載の堤防の遮水構造。
【請求項8】
堤防を遮水する方法であって、
前記堤防の法面に複数の遮水性を有する型枠パネルを隙間なく敷設し、
前記複数の型枠パネルを互いに連結することを特徴とする堤防の遮水方法。


【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図8】
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【図1】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−247232(P2007−247232A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−70973(P2006−70973)
【出願日】平成18年3月15日(2006.3.15)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【出願人】(303046314)旭化成ケミカルズ株式会社 (2,513)
【出願人】(591060913)カーボフォル・ジャパン株式会社 (1)
【Fターム(参考)】