説明

報知システム

【課題】車に乗り込んだ乗員が充電ケーブルをはずすために再び車を降りなければならない不便さを回避するために、車に乗り込む前にケーブルが接続状態にあることを乗員に報知する報知システムを提供する。
【解決手段】車外のユーザからキーレスアンロック信号を受信し(S10:YES)、照合が成功したら(S20:YES)、車両の充電ケーブルを検知して、ケーブルが接続状態にあれば(S60:YES)、車外のユーザに向けて、ケーブルが接続状態にあることを報知する(S70)。したがってユーザは車に乗り込む前にケーブルが接続状態にあることを知ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、報知システムに関する。
【背景技術】
【0002】
環境保護が重要となった今日、自動車業界においては、電気自動車やハイブリッド自動車のように電気の使用が重要となってきており、これに関係した各種技術の提案がある。電気自動車(EV:Electric Vehicle)やプラグインハイブリッド車(PHV:Plug−In Hybrid Vehicle)においては充電技術が重要となる。
【0003】
車両用の充電装置としては、例えば下記特許文献1に提案された技術がある。同文献では自動車車両への充電装置において、不正充電を防止する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−148041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電気自動車(あるいはプラグインハイブリッド車)の充電は頻繁に行う必要がある。頻繁に充電を行う場合、うっかり充電ケーブルを接続したまま車に乗り込んでしまうと、従来技術では例えばエンジンスタートスイッチを押したら、アラームが鳴りケーブルをはずす必要があることを乗員は知ることとなる。
【0006】
したがって乗員はケーブルをはずすために再び車を降りなければならないので不便である。よって車に乗り込む前にケーブルが接続状態にあることを乗員に報知するシステムを実現すれば利便性が向上するが、従来こうした提案はない。
【0007】
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、車に乗り込んだ乗員が充電ケーブルをはずすために再び車を降りなければならない不便さを回避するために、車に乗り込む前にケーブルが接続状態にあることを乗員に報知する報知システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0008】
上記課題を達成するために、本発明に係る報知システムは、車両に備えられて電力を蓄えるバッテリーと、電力を供給する電力供給源と前記バッテリーとを電気的に接続する接続部と、前記車両のドアを開錠するためのキーと、そのキーを用いた前記車両のドアを開錠する処理がなされたときに、前記接続部により前記電力供給源とバッテリーとが電気的に接続状態にある場合には、接続状態にあることを報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
これにより本発明に係る報知システムでは、キーによって車両のドアを開錠する処理がなされたときに、車両のバッテリーが電力供給源と接続状態にある場合には、その旨を報知するので、乗員が乗り込む前にバッテリーの例えば充電ケーブルが接続状態にあることを乗員は知ることができる。したがって車両に乗り込む前にケーブルをはずせるので、乗車後にケーブルをはずすために再び車外に出る不便さを回避することができる。
【0010】
また前記報知手段による報知は前記車両のドアが開放される時点以前に実行されるとしてもよい。
【0011】
これによりバッテリーと電力供給源とが接続状態にある場合には、車両のドアが開放される時点以前に、接続状態にあることを報知するので、乗員が乗り込む前にバッテリーの例えば充電ケーブルが接続状態にあることを乗員は知ることができる。したがって車両に乗り込む前にケーブルをはずせるので、乗車後にケーブルをはずすために再び車外に出る不便さを回避することができる。
【0012】
また前記車両のドアの施錠と開錠とを行うロック手段と、前記報知手段が前記接続状態にあることを報知する場合には、前記報知手段による報知に先立って前記ロック手段による開錠を実行しないように制御する制御手段と、を備えたとしてもよい。
【0013】
これによりバッテリーと電力供給源とが接続状態にある場合には、車両のドアが開錠される時点以前に、接続状態にあることを報知するので、乗員が乗り込む前にバッテリーの例えば充電ケーブルが接続状態にあることを乗員は知ることができる。したがって車両に乗り込む前にケーブルをはずせるので、乗車後にケーブルをはずすために再び車外に出る不便さを回避することができる。
【0014】
また前記キーは無線通信機能を有する第1通信部を備え、前記車両は無線通信機能を有する第2通信部を備え、前記キーを用いた前記車両のドアを開錠する処理は、前記第1通信部から送信された、ドアの開錠を指令する信号が前記第2通信部で受信される処理、あるいは前記第1通信部から送信されたキーの識別信号が前記第2通信部で受信されてキー固有の識別信号と照合される処理であるとしてもよい。
【0015】
これによりスマートエントリーあるいはキーレスエントリーによるドア開錠の時点で、バッテリーと電力供給源とが接続状態にある場合には、車両のドアが開錠される時点以前に、接続状態にあることを報知するので、乗員が乗り込む前にバッテリーの例えば充電ケーブルが接続状態にあることを乗員は知ることができる。したがって車両に乗り込む前にケーブルをはずせるので、乗車後にケーブルをはずすために再び車外に出る不便さを回避することができる。
【0016】
また前記車両はメカニカルキーによって車両のドアを開錠する開錠手段を備え、前記キーを用いた前記車両のドアを開錠する処理は、前記メカニカルキーを用いて前記開錠手段によってドアを開錠する処理であるとしてもよい。
【0017】
これによりメカニカルキーによるドア開錠の時点で、バッテリーと電力供給源とが接続状態にある場合には、車両のドアが開錠される時点以前に、接続状態にあることを報知するので、乗員が乗り込む前にバッテリーの例えば充電ケーブルが接続状態にあることを乗員は知ることができる。したがって車両に乗り込む前にケーブルをはずせるので、乗車後にケーブルをはずすために再び車外に出る不便さを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の報知システムの1実施例における構成図。
【図2】キーレスエントリーシステムの場合のケーブル接続状態の報知処理の処理手順を示すフローチャート。
【図3】スマートキーエントリーシステムの場合のケーブル接続状態の報知処理の処理手順を示すフローチャート。
【図4】メカニカルキーによる開錠の場合のケーブル接続状態の報知処理の処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明に係る車両の報知システム1(システム、制御装置)の装置構成の概略図である。図1に示されたシステム1は、車両2に備えられた照合制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)4、ドア5、EV用ECU6、及びユーザが携帯可能なキー3(スマートキー、電子キー、携帯機)を備える。車両2は電気自動車や、プラグインハイブリッド車とすればよい。
【0020】
照合ECU4は、車室外LF送信部40、車室内LF送信部41、RF受信部42を備える。車室外LF送信部40は、例えば車両2のドアハンドルの部位に装備されて、LF(長波)帯域の電磁波によって車両2の車室外にポーリング信号を送信する。
【0021】
車室内LF送信部41は、車室内に装備されて、LF(長波)帯域の電磁波によって車両2の車室内にポーリング信号を送信する。RF受信部42は、例えば車室内に装備されて、車外、車室内から送信されたRF信号を受信する。
【0022】
照合ECU4は通常のコンピュータの構造を有するとし、各種演算や情報処理を司るCPU、CPUの作業領域としての一時記憶部であるRAM、各種情報を記憶するための不揮発性のメモリ43を備える。メモリ43には、後述するマスターID44が記憶されているとする。
【0023】
車両2のドア5には、ロック機構50、タッチセンサ51、ロックボタン52、キーシリンダ53が装備されている。ロック機構50により、ドアが施錠あるいは開錠される。タッチセンサ51は、車両2のドアハンドルに装備されて、ユーザがドアハンドルを握ったことを検出するセンサである。
【0024】
ロックボタン52は、スマートキーシステムにおけるドアの施錠ボタンであり、ドアハンドル付近に備えられて、車室外照合が成功の場合にユーザが押下するとドアが施錠されるボタンである。キーシリンダ53は、ドアハンドル付近に備えられたメカニカルキー部37が挿入するための孔部である。
【0025】
なおドア5は車両2に装備された複数のドア(運転席側ドア、助手席側ドア、後部座席右側、左側ドアなど)を指すとし、その個々のドアにロック機構50、タッチセンサ51、ロックボタン52、キーシリンダ53が装備されているとすればよい。
【0026】
EV用ECU6は、車両のバッテリー60を制御するECUであり、バッテリー60における放電、充電などを制御する。バッテリー60は、充電用の装備として、ケーブル61(電力供給線)、プラグ62を備える。プラグ62が例えば商用電力のコンセントに接続されると、EV用ECU6による制御のもとでバッテリー60の充電が実行される。なおEV用ECU6は、ケーブル61やプラグ62における電圧、電流などの状態をモニターすることにより、プラグ62がコンセントに接続された状態にあるか否かを検知することができるとする。
【0027】
また車両2は、車室内の運転席近傍にキーシリンダ70、エンジンスタートスイッチ71、報知部72を備える。キーシリンダ70はメカニカルキー部37を挿入するための孔部であり、挿入されたメカニカルキーの回動角度によって車両2のエンジンを始動させるスイッチであるクランキングスイッチ(SW)、車両2のエンジンを動作させ続けるためのイグニション(イグニッション)スイッチ、車両2のエンジンを始動させず各種電気装置を機能させるためのアクセサリースイッチのオンオフが制御される。
【0028】
エンジンスタートスイッチ71はスマートスタートシステムにおけるエンジン始動のためのスイッチであり、車室内照合が成功の状態でユーザが押下するとエンジンが始動するスイッチである。報知部72は、後述するように車外にいる乗員にプラグ62が接続状態にあることを報知する。報知手段は例えばブザー音などの音響(あるいは音声)とすればよい。以上の各部は車内通信(CAN通信)により接続されて情報の受け渡しが可能となっている。
【0029】
キー3はスマートキーシステムに関わる電子キーであり、ユーザが携帯可能で、LF受信部30、RF送信部31、制御部32、メモリ33、ロックスイッチ35、アンロックスイッチ36、メカニカルキー部37を備える。メモリ33には、当該キー3に固有の識別信号34(IDコード、ID)が記憶されている。LF受信部30は、上述のポーリング信号を受信する。RF送信部31は、ポーリング信号の受信を受けて、当該キー3固有のIDコード36をRF信号として送信する。また、ユーザがロックスイッチ35(アンロックスイッチ36)を押下すると、RF送信部31はドア施錠指令信号(ドア開錠指令信号)をRF信号として送信する。
【0030】
ロックスイッチ35、アンロックスイッチ36はワイヤレスキーレスエントリーシステムにおけるドアの開錠、施錠に関するスイッチである。ユーザが車両外の通信範囲内でロックスイッチ35を押下すると車両2のドア5が施錠され、アンロックスイッチ36を押下すると開錠許可状態となる。
【0031】
メカニカルキー部37は、機械的なキー部であり、ドア5のキーシリンダ53や車室内のキーシリンダ70に挿入されて、ドアの開錠、施錠やエンジン始動などが実行される。制御部32は、通常のコンピュータと同様の構造を有するとし、各種情報処理のためのCPUや、CPUの作業領域としての一時記憶部のRAMなどを備えるとする。制御部32によってRF送信部31、メモリ33、ロックスイッチ35、アンロックスイッチ36を含めたキー3が制御される。
【0032】
以上のとおり本システムは、車両のドアの開錠方法として、3つの方法を備える。第1の方法は、いわゆるスマートエントリーシステムである。この方法では、ユーザによるドアハンドルを握るドア開錠のための操作をタッチセンサ51が検出すると、車室外LF送信部40からキー3へ向けて識別信号(ID34)の返信を指令するLF波によるポーリング信号が送信される。
【0033】
例えば1回のドアハンドルの接触検出につき所定個数のポーリング信号が送信されるとする。キー3はポーリング信号を受信するとID34を含むRF波の信号をRF送信部31から返信する。照合ECU4は、RF受信部42で受信した信号とマスターID44とを照合して、照合成功ならば、車両のドア5を開錠する、あるいは開錠許可状態とする。
【0034】
第2の方法はいわゆるキーレスエントリーシステムである。この方法では、車外にいるユーザがキー3のアンロックスイッチ36を押下すると開錠指令信号がID34を含むかたちでRF送信部31から送信される。照合ECU4は、この信号をRF受信部42で受信し、さらにマスターID44との照合が成功したならば、車両のドア5を開錠許可状態とする。この状態でユーザがドアハンドルに接触すればドアは開錠される。
【0035】
第3の方法はメカニカルキー部37によるドア開錠である。この方法では、メカニカルキー部37をキーシリンダ53に挿入して回動することによりドア5が開錠される。
【0036】
以上の構成のもとで、システム1は、車両2において、ドアの開錠時にプラグ62が接続状態にある場合、その旨を報知する処理を実行する。その処理手順は図2に示されている。図2(及び後述の図3、図4)の処理手順は予めプログラム化して例えばメモリ43に記憶しておき、照合ECU4が呼び出して自動的に実行するとすればよい。
【0037】
図2の処理ではまずS10で照合ECU4は、キーレスによるアンロック信号、すなわちユーザがアンロックスイッチ36を押下したことによりRF送信部31から送信されたドア開錠指令信号をRF受信部42で受信したか否かを判定する。このアンロック信号にはID34が含まれる。キーレスによるアンロック信号をRF受信部42で受信した場合(S10:YES)はS20に進み、受信していない場合(S10:NO)はS10を繰り返して待ち状態とする。
【0038】
S20に進んだら照合ECU4は、S10で受信されたRF信号とマスターID44との間で照合を行い、照合が成功したか否かを判定する。照合が成功した場合(S20:YES)はS60に進み、照合が不成功であった場合(S20:NO)は再びS10に戻って上記処理を繰り返す。
【0039】
S60に進んだら照合ECU4は、充電ケーブルの接続状態を確認する。プラグ62がコンセントに接続されている場合(S60:YES)はS70に進み、プラグ62がコンセントに接続されていない場合(S60:NO)はS80に進む。
【0040】
S70に進んだら照合ECU4は、報知処理を行う。具体的には、報知部72から、接続していることを車外にいるユーザに向けて報知する。報知方法は例えば、報知部72をスピーカとして、ブザー音(チャイム音)などの音響出力、接続していることをしらせる音声出力などによる報知とすればよい。
【0041】
その際、報知部72を、車両におけるケーブル61やプラグ62の近傍の場所、あるいはプラグ62そのものに装備すれば、ユーザにプラグ62の接続を認識させることに好適である。また、例えば照合ECU4が計時機能を備えて、接続状態が解消されない時間が長くなるほど音声(音響)出力を大きくしてもよい。あるいは報知部72は車両の各種発光部として、例えば点滅する発光出力によってプラグ62の接続を報知するとしてもよい。その際、発光部をプラグ62に装備してもよい。さらに上記音響(音声)出力と発光出力との組合せでもよい。
【0042】
そしてS80に進んだら照合ECU4は、車両2のドア5の開錠処理を実行する。以上のとおり図2の処理では、車両2のドア5を開錠する以前にプラグ62が接続状態にあることを報知するので、ユーザが車両に乗り込んでからプラグ62の接続を知って再び車外に出るとの不便さが回避できる。以上が図2の処理である。
【0043】
次に図3を説明する。図2がキーレスエントリーの場合の処理手順であるのに対して、図3はスマートエントリーの場合の処理手順である。
【0044】
図3においては、図2のS10,S20がS30,S40,S50の処理に置き換えられる。図2と同一符号の部分は図2と同じ処理が実行される。以下で図2と異なる部分を説明する。
【0045】
図3の処理では、S30で照合ECU4は車室外LF送信部40からポーリング信号をLF波(長波)として車両周辺に送信することを指令する。これを受けて車室外LF送信部40はポーリング信号を送信する。
【0046】
キー3はS100で、S30で送信されたポーリング信号を受信する。ポーリング信号はキー3にID34の返信を要求する信号なので、続いてキー3はS110で、キー3固有のID34を含んだRF信号を送信する。
【0047】
照合ECU4は、S110で送信されたRF信号をS40で受信する。そしてS50で、受信したRF信号とマスターID44とを照合する。照合が成功した場合(50:YES)はS60に進み、照合が不成功の場合(50:NO)は再びS30に戻って上記手順を繰り返す。
【0048】
以上が図3の処理手順である。図3のように、スマートエントリーシステムの場合にも、車両2のドア5を開錠する以前にプラグ62が接続状態にあることを報知するので、ユーザが車両に乗り込んでからプラグ62の接続を知って再び車外に出るとの不便さが回避できる。
【0049】
図4はメカニカルキー(メカキー)による開錠の場合の実施例である。図4は図2におけるS10、S20をS45の処理に置き換えており、それ以外は図2と同じである。S45ではユーザによるメカキーを用いた開錠操作を検出したか否かを判定する。メカキーを用いた開錠操作を検出した場合(S45:YES)の場合はS60に進み、開錠操作を検出していない場合(S45:NO)の場合はS45を繰り返して待ち状態となる。図4の処理により、メカキーによる開錠の場合も、車両2のドア5を開錠する以前にプラグ62が接続状態にあることを報知するので、ユーザが車両に乗り込んでからプラグ62の接続を知って再び車外に出るとの不便さが回避できる。
【0050】
上記実施例では、車両のドア5の開錠の前の時点でプラグ62が接続状態にあることの報知処理を行ったが、乗員が車に乗り込む時点よりも前であれば、ドア開錠後に報知処理を実行してもよい。例えば乗員がドアを開放したら、それと(ほぼ)同時に車内のスピーカから、プラグ62が接続状態にあることを知らせる音声出力やブザーなどの音響出力をおこなってもよい。
【0051】
また本発明は図1の構成に限定されない。図1では車両2から延びたケーブル61のプラグ62が商用電力のコンセントに接続される構成としたが、例えば商用電力側のプラグが車両2の表面部位のコンセントに接続される構成でもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 報知システム
2 車両
3 キー(携帯機)
4 照合ECU
6 EV用ECU
60 バッテリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に備えられて電力を蓄えるバッテリーと、
電力を供給する電力供給源と前記バッテリーとを電気的に接続する接続部と、
前記車両のドアを開錠するためのキーと、
そのキーを用いた前記車両のドアを開錠する処理がなされたときに、前記接続部により前記電力供給源とバッテリーとが電気的に接続状態にある場合には、接続状態にあることを報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする報知システム。
【請求項2】
前記報知手段による報知は前記車両のドアが開放される時点以前に実行される請求項1に記載の報知システム。
【請求項3】
前記車両のドアの施錠と開錠とを行うロック手段と、
前記報知手段が前記接続状態にあることを報知する場合には、前記報知手段による報知に先立って前記ロック手段による開錠を実行しないように制御する制御手段と、
を備えた請求項1に記載の報知システム。
【請求項4】
前記キーは無線通信機能を有する第1通信部を備え、
前記車両は無線通信機能を有する第2通信部を備え、
前記キーを用いた前記車両のドアを開錠する処理は、前記第1通信部から送信された、ドアの開錠を指令する信号が前記第2通信部で受信される処理、あるいは前記第1通信部から送信されたキーの識別信号が前記第2通信部で受信されてキー固有の識別信号と照合される処理である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の報知システム。
【請求項5】
前記車両はメカニカルキーによって車両のドアを開錠する開錠手段を備え、
前記キーを用いた前記車両のドアを開錠する処理は、前記メカニカルキーを用いて前記開錠手段によってドアを開錠する処理である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の報知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−34548(P2012−34548A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−174200(P2010−174200)
【出願日】平成22年8月3日(2010.8.3)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】