説明

塗り絵等の作成方法および塗り絵等の作成用具

【課題】 本発明は利用者が所望する独自の絵柄を描くことができ、自由な発想による着色を確保することができるとともに、使用者の所望する用紙、場所に、大きさに関係なく容易に転写し、種々の塗り絵の楽しみ方を提供することができる塗り絵等の作成方法および塗り絵等の作成用具を得るにある。
【解決手段】 絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理する転写準備工程と、この転写準備工程で処理した前記下絵用紙の裏面を、使用者が描きたい転写用紙の上に重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様をなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程と、この転写工程で転写された塗り絵や文字等の前記転写用模様に色付けや清書等を施し、転写用模様以外の部位を消し、該転写用模様を完成させる塗り絵完成工程とで塗り絵等の作成方法を構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は塗り絵等の作成方法および塗り絵等の作成用具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の塗り絵は、下絵として元となる絵の外縁部のみが着色可能なシートに表示されている。すなわち、縁取りした部分のみが表示され、その中に好きな色を塗っていくものである。
【0003】
したがって、従来の塗り絵は、既に下絵(図案)が所定の用紙に印刷がなされているもので、その下絵に着色するだけで、独自の図案に着色を施してオリジナルの着色絵画や図柄を完成させる趣向の塗り絵としては利用できないという欠点があった。また、印刷された所定の図案に手を加えたり、すなわち、塗り絵をする人の趣向でデザインを変更することは不可能であり、下絵の印刷された輪郭線等が残ってしまい、塗り絵としての興味を誘引することができないという欠点があった。
【特許文献1】 特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、利用者が所望する独自の絵柄を描くことができ、自由な発想による着色を確保することができるとともに、使用者の所望する用紙、場所に、大きさに関係なく容易に転写し、種々の塗り絵の楽しみ方を提供することができる塗り絵等の作成方法および塗り絵等の作成用具を提供することを目的とする。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理する転写準備工程と、この転写準備工程で処理した前記下絵用紙の裏面を、使用者が描きたい転写用紙の上に重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様をなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程と、この転写工程で転写された塗り絵や文字等の前記転写用模様に色付けや清書等を施し、転写用模様以外の部位を消し、該転写用模様を完成させる塗り絵完成工程とを塗り絵等の作成方法は備えている。
【0007】
また、本発明は、塗り絵等の作成方法の、絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙を固定状態で置き、下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理できる処理板と、この処理板に設けられた、下絵用紙や転写用紙を固定的に取り付けることが固定具と、下絵用紙の表面から転写用模様上をなぞり、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写するペンや複写ペン等の複写具とで塗り絵等の作成用具を構成している。
【発明の効果】
【0008】
以下の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0009】
(1)絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理する転写準備工程と、この転写準備工程で処理した前記下絵用紙の裏面を、使用者が描きたい転写用紙の上に重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様をなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程とを備えているので、転写用紙に余計な汚れを付着させることなく、転写用模様を転写することができとともに、転写後に使用者が修正して該転写用模様を変化させることができる。
したがって、利用者が所望する独自の絵柄を描くことができ、自由な発想による着色を確保することができる。
【0010】
(2)転写準備工程で処理した前記下絵用紙の裏面を、使用者が描きたい転写用紙の上に重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様をなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程と、この転写工程で転写された塗り絵や文字等の前記転写用模様に色付けや清書等を施し、転写用模様以外の部位を消し、該転写用模様を完成させる塗り絵完成工程とを備えているので、転写用紙に転写用模様を修正可能な状態で転写し、塗り絵を完成させた後に余分な線や図柄を削除して、塗り絵をきれいに完成することができる。
したがって、転写した後でも、最終的に完成させたい塗り絵を効率よく残したり、変化させることができる。
【0011】
(3)請求項2も前記(1)および(2)と同様の効果が得られるとともに、絵や文字等の転写用模様を拡大や縮小等をして下絵用紙に描くあるいは複写する下絵準備工程を備えているので、使用者の所望する用紙、場所に、大きさに関係なく容易に転写することができる。
したがって、種々の塗り絵の楽しみ方を使用者に提供することができる。
【0012】
(4)請求項2〜4も前記(1)〜(3)と同様の効果が得られる。
【0013】
(5)請求項5も前記(1)〜(3)と同様の効果が得られるとともに、使用者の所望する、あるいは完成で、様々な転写用模様を並べたり、重ねたり等をして、多様な塗りを完成させることができ、種々の塗り絵の楽しみ方を使用者に提供することができる。
【0014】
(6)塗り絵等の作成方法の、絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙を固定状態で置き、下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理できる処理板と、この処理板に設けられた、下絵用紙や転写用紙を固定的に取り付けることが固定具と、下絵用紙の表面から転写用模様上をなぞり、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写するペンや複写ペン等の複写具とで構成されているので、特別な道具を準備することなく、転写用紙に転写用模様を修正可能な状態で転写し、塗り絵を完成させた後に余分な線や図柄を削除して、塗り絵をきれいに完成することができるとともに、構造が簡単であるので、安価に製造することができ、コストの低減を効率よく図ることができる。
【0015】
(7)請求項7および8も前記(6)と同様の効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に示す実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0017】
図1ないし図8に示す本発明の第1の実施するための最良の第1の形態において、絵や文字、記号等の転写用模様1を、複写機2等を利用して拡大や縮小等をして下絵用紙3に描くあるいは複写する下絵準備工程4と、絵や文字等の前記転写用模様1が描かれたあるいは複写された前記下絵用紙3を裏にして、塗り絵等の作成用具5の処理板6の上に固定状態で置き、該転写用模様1の形状や輪郭等を映すことができるように鉛筆7でこすって処理する転写準備工程8と、この転写準備工程8で処理した前記下絵用紙3の裏面を、塗り絵等の前記作成用具5の前記処理板6の上に固定状態で置かれた使用者が描きたい転写用紙9の上に重ねて、前記下絵用紙3の表面から前記転写用模様1の輪郭線や形状等の上を塗り絵等の前記作成用具5のペンや複写ペン等の複写具10でなぞって、該転写用模様1を該転写用紙9に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程11と、この転写工程11で転写された塗り絵や文字等の前記転写用模様1に色付けや清書等を施し、処理された転写用模様1以外の部位を消しゴム12で消し、該転写用模様を完成させる塗り絵完成工程13とを備えている。
【0018】
前記下絵用紙3は、前記転写用模様1に対応し得る大きさで、例えばコピー用紙やトレーシングペーパ等を使用し、葉書、A4、半紙等の様々な大きさの用紙を使用することができる。すなわち、複写機2等を利用してコピーできれば良いということになる。また、前記転写用模様1を手書きで描いてもよく、手書きの転写用模様をコピーしたものを使用することもできる。
また、前記転写用模様1は、使用者の所望する模様を任意に選択することができる。
また、前記転写準備工程8では、前記鉛筆7でこすって転写する方法を用いたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、前記下絵用紙3の裏面部位にカーボン用紙を挟み込んでもよい。さらに、前記下絵用紙3は、本実施例では塗り絵等の作成用具5の処理板6の上に置いて鉛筆7でこする転写準備工程8を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば白地の紙の上に前記下絵用紙3を置いて鉛筆7でこする処理をしてもよい。
【0019】
前記転写用紙9は、本実施例では前記下絵用紙3と同様に、前記転写用模様1にあわせた大きさで、例えばコピー用紙やトレーシングペーパ等を使用し、葉書、A4、半紙等の様々な大きさの用紙を使用することができる。また、紙状のものでなく、前記転写用模様1が転写されれば、例えば皮、ガラス、布等を用いてもよい。この場合には、それぞれの素材に合わせて、前記複写具10を変えて転写する。
【0020】
本発明の塗り絵等の作成方法で使用する前記塗り絵等の作成用具5は、図6および図7に示すように、塗り絵等の作成方法の、絵や文字等の前記転写用模様1が描かれた、あるいは複写された前記下絵用紙3を固定状態で置き、該下絵用紙3の裏面を、該転写用模様1の形状や輪郭等を映すことができるように処理できる光を透過あるいは反射しやすい色、本実施例では白色のほぼ四角形状の前記処理板6と、この処理板6に設けられた、前記下絵用紙3や転写用紙9を固定的に取り付けることができる長さ寸法のある固定具としてのクリップ14と、前記下絵用紙3の表面から前記転写用模様1上をなぞり、該転写用模様1を該転写用紙9に汚れなく修正可能な状態で転写するペンや複写ペン等の前記複写具10とで構成されている。
【0021】
前記処理板6は、本実施例では樹脂材製でほぼ四角形状に形成された、板状のもについて説明するが、本発明はこれに限らず、丸形状、三角形状、キャラクター形状等、使用者に使い勝手に合わせて成型が可能である。
また、前記転写準備工程8で、前記下絵用紙3を裏にして、該転写用模様1の形状や輪郭等を映すことができるように、該処理板6は、光を透過あるいは反射しやすい色、本実施例では白色で成型された処理板6を用いることについて説明したが、前記下絵用紙3を前記処理板6上に固定状態で置き、前記下絵用紙3の裏面から表面に描かれている、あるいは複写されている前記転写用模様1を識別できる状態で見ることができれば、白系統色、黄色系統色、淡い色の系統色等で着色成型された処理板も使用することができる。
【0022】
前記複写具10は、ペンや複写ペン等で前記転写用模様1をなぞり、裏面に付着している鉛筆の粉末部位が、該複写具10の筆圧によって前記転写用紙に転写される。本実施例では、インクを抜いたボールペンを使用することによって、ペン先のボールが該転写用模様1を均等に複写することができるとともに、該転写用模様1は、インクが出ないボールペンを使用することによって汚れないので、きれいな状態で何回も使用することができる。
また、本発明の複写具10として、図示はしないが、3色、4色等がセットになっているペンやボールペン、ノック式のボールペン等の一本を塗り絵用あるいは縁取り用のインクのない、あるいは出ない複写具10をセットにしたものを使用してもよい。
【0023】
上記構成の塗り絵等の作成方法は、図2ないし図5に示すように、下絵準備工程4によって、転写用模様1を下絵用紙3に転写可能な状態で描くあるいは複写した後、転写用模様1が複写された下絵用紙3を裏にした状態で、作成用具5の処理板6の上にクリップ14を介して固定状態で設ける。
しかる後、表面に複写された転写用模様1に対応する下絵用紙3の裏面上を鉛筆7でこすり、作成用具5の処理板6の上に、使用者が描きたい転写用紙9、その上に下絵用紙3の裏面を重ねてクリップ14で固定し、下絵用紙3の表面から転写用模様1の輪郭線や形状等の上を作成用具5の複写具10でなぞって、転写用模様1を転写用紙9に汚れなく修正可能な状態で転写する。
下絵用紙3をクリップ14から取り外し、転写された転写用模様1に色付けや清書等を施すとともに、処理された転写用模様1以外の部位を消しゴム12で消して転写用模様を完成させる。
【0024】
なお、前記塗り絵等の作成用具5の実際の商品化に当たっては、一例として図8に示すように、下絵用紙、複写用紙、作成用具5等をセットとすることにより、使用者は、該セットを購入するだけで、使用者自身が塗り絵道具等を準備することなく簡単に塗り絵を楽しむことができる。
また、商品として、着色材としての絵の具やパステルクレヨン、簡易額縁等をセットにしてもよい。
{発明を実施するための異なる形態}
【0025】
次に、図9ないし図11に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【実施例2】
【0026】
図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、前記転写用模様1が文字である点で、このように構成した転写用模様1Aを用いた塗り絵等の作成方法にしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、美しく、バランスの取れた字の書き方を効率よく学習することができる。
本実施例では、例えば図9に示すように、挨拶文の転写用模様1Aを用いたものについて説明しているが、文章のみなならず、言葉、デザインされた文字、ローマ字、外国語等を用いてもよい。
【実施例3】
【0027】
図10に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、絵や文字等の転写用模様1を拡大や縮小等をして複数枚の下絵用紙、本実施例では2枚の下絵用紙3、3に描くあるいは複写する下絵準備工程4Aを備えた点で、このような塗り絵等の作成方法にしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、複数枚の前記下絵用紙3、3は、全て絵の転写用模様1、全て文字の転写用模様1A、あるいは絵や文字等の転写用模様1、1Aが選択的に描かれる、あるいは複写されてもよく、2枚に限定することなく何枚でもよい。
また、本実施例では、1枚の下絵用紙3に1つの転写用模様1が複写されているものについて説明したが、本発明はこれに限らず、1枚の下絵用紙3に複数個の絵や文字等の転写用模様1を選択的に描いても、あるいは複写されていてもよい。この場合、例えば、挨拶状や年賀状等の下絵用紙として用いることができる。
【実施例4】
【0028】
図11に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第3の形態と主に異なる点は、絵や文字等の転写用模様1を拡大や縮小等をして複数枚の下絵用紙3、3、3・・・・・に描くあるいは複写し、冊子状態にする下絵準備工程4Bを備えた点で、このような塗り絵等の作成方法にしても、前記本発明を実施するための第3の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、図示はしないが、各下絵用紙間に、複写用紙を挟着固定されていてもよく、各下絵用紙、書く複写用紙はミシン目等を介して取外し可能に設けられていてもよい。
【0029】
なお、前記本発明の異なる実施の形態では主に第1の実施の形態を基にして説明したが、本発明はこれに限らず、各実施の形態に使用された構成を任意に組み合わせて使用しても同様な作用効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は塗り絵等の作成方法を利用する産業、ならびに塗り絵等の作成用具を製造、使用する産業等で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の下絵準備工程の概略説明図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の転写準備工程の概略説明図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態の転写工程の概略説明図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の塗り絵完成工程の概略説明図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の塗り絵等の作成用具の平面図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態の塗り絵等の作成用具の拡大側面図。
【図8】本発明を実施するための最良の第1の形態の塗り絵等の作成用具セットの説明図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の下絵用紙の説明図。
【図10】本発明を実施するための第3の形態の下絵準備工程の概略説明図。
【図11】本発明を実施するための第4の形態の下絵準備工程の概略説明図。
【符号の説明】
【0032】
1、1A:転写用模様、 2:複写機、
3:下絵用紙、 4、4A、4B:下絵準備工程、
5:塗り絵等の作成用具、 6:処理板、
7:鉛筆、 8:転写準備工程、
9:転写用紙、 10:複写具、
11:転写工程、 12:消しゴム、
13:塗り絵完成工程、 14:クリップ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理する転写準備工程と、この転写準備工程で処理した前記下絵用紙の裏面を、使用者が描きたい転写用紙の上に重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様をなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程と、この転写工程で転写された塗り絵や文字等の前記転写用模様に色付けや清書等を施し、転写用模様以外の部位を消し、該転写用模様を完成させる塗り絵完成工程とを備えることを特徴とする塗り絵等の作成方法。
【請求項2】
絵や文字等の転写用模様を拡大や縮小等をして下絵用紙に描くあるいは複写する下絵準備工程と、絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理する転写準備工程と、この転写準備工程で処理した前記下絵用紙の裏面を、使用者が描きたい転写用紙の上に重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様をなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写する転写工程と、この転写工程で転写された塗り絵や文字等の前記転写用模様に色付けや清書等を施し、転写用模様以外の部位を消し、該転写用模様を完成させる塗り絵完成工程とを備えることを特徴とする塗り絵等の作成方法。
【請求項3】
前記転写準備工程は、絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙を裏にして、塗り絵等の作成用具の処理板の上に固定状態で置き、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように鉛筆でこすることを特徴とする請求項第1項、第2項のいずれかに記載の塗り絵等の作成方法。
【請求項4】
前記転写工程は、前記転写準備工程で、塗り絵等の作成用具の処理板の上に固定状態で置かれた、使用者が描きたい転写用紙の上に、処理した前記下絵用紙の裏面重ねて、前記下絵用紙の表面から転写用模様上を、塗り絵等の作成用具のペンや複写ペン等の複写具でなぞって、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写することを特徴とする請求項第1項、第2項のいずれかに記載の塗り絵等の作成方法。
【請求項5】
前記下絵準備工程は、絵や文字等の転写用模様を拡大や縮小等をして複数枚の下絵用紙に描くあるいは複写することを特徴とする請求項第1項、第2項のいずれかに記載の塗り絵等の作成方法。
【請求項6】
塗り絵等の作成方法の、絵や文字等の転写用模様が描かれたあるいは複写された下絵用紙を固定状態で置き、下絵用紙の裏面を、該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができるように処理できる処理板と、この処理板に設けられた、下絵用紙や転写用紙を固定的に取り付けることが固定具と、下絵用紙の表面から転写用模様上をなぞり、該転写用模様を該転写用紙に汚れなく修正可能な状態で転写するペンや複写ペン等の複写具とからなる塗り絵等の作成用具。
【請求項7】
前記処理板は、下絵用紙の裏面を該転写用模様の形状や輪郭等を映すことができる、光を反射しやすい色で形成されていることを特徴とする請求項第6項に記載の塗り絵等の作成用具。
【請求項8】
複写具は、前記下絵用紙を汚さずに何回も使用できるように、インクの出ないペンあるいはインクが入っていないペンであることを特徴とする請求項第6項に記載の塗り絵等の作成用具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−140421(P2007−140421A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−362448(P2005−362448)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(502459298)
【Fターム(参考)】