壁パネル

【課題】従来の複合素材の壁パネル製造方法は工程数が多く、原料や製造設備が高価であり、耐火性及び保温性にも問題があった。
【解決手段】補強材に開口部を設け補強金具を設備した補強枠と、壁パネルの表面素材を発泡コンクリートにて接着させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は発泡コンクリート、補強剤と壁素材の同時成形方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の壁素材接着方法は、鉄骨枠に石膏板を張り、その上にタイル又は天然石の壁素材を接着剤及び発泡ウレタンを使用して接着している。
【０００３】
この方法で製作した壁パネルは遮音や保温効果を高めているが、発泡ウレタン剤は高価であり、壁パネルの製造時にウレタン樹脂の混合設備、ウレタン樹脂の注入設備等の機械設備を必要とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
以上に述べた従来の壁パネルは、ウレタン樹脂剤とその製造設備が高額な為に、製造された壁パネルの価格も高価になっていた。
【０００５】
本発明は、このような従来の構成が有していた原料及び製造設備の費用高を解決しようとするものであり、さらに耐火性に優れた壁パネルを実現することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
壁パネルの表面になる素材を定盤の上に裏向けに配置する。
【０００７】
素材の上に発泡コンクリートとの接合力を増加させる為に、表面部に穴加工を施し内側に補強金具を取り付けた補強材と壁パネル表面素材との接合面に強化セメントを塗布し、合わせて固定する。
【０００８】
補強材の開口部から発泡コンクリートを注入し乾燥させる。
【０００９】
乾燥後、発泡コンクリートを補強材で構成する枠内に充填し、発泡コンクリートの発泡量を均一にする為、発泡コンクリート充填後に補強材の上面から成型板を置く。
【００１０】
補強材の枠内に充填した発泡コンクリートを乾燥させて壁パネルを完成させる。
【発明の効果】
【００１１】
本発明の壁パネルの製造費用は、従来の石膏板及び発泡ウレタンを使用の壁パネル工法と比較して材料費及び人件費が削減される。
【００１２】
本発明の壁パネルはウレタン樹脂を使用した壁パネルと比較して、耐火性に優れている。
【産業上の利用可能性】
【００１３】
建物の内外壁材
【００１４】
浴室ユニットバスの壁材
【図面の簡単な説明】
【図１】補強枠の平面図である。
【図２】壁パネルの断面図である。
【符号の説明】
１補強枠
２表面素材
３強化セメント
４補強材の開口部
５補強部品
６成型板
７発泡コンクリート

【特許請求の範囲】
【請求項１】
発泡コンクリートを使用して、補強剤と壁素材で構成されるパネル。

【図１】