説明

壁収納型介護リフト装置

【課題】被介護者が自力で車椅子から便器やベッドに移動する際に使用でき、家屋の壁内部に収納可能な介護リフト装置の提供。
【解決手段】天井裏の梁および天井下で袖壁上端の梁に設置した軸受けにより、垂直、かつ、回転自在に固定されたベアリングパイプシャフトと、前記袖壁上端の梁の上部に水平に前記ベアリングパイプシャフトの側面に貫通して溶接されたアーム角管6と、当該アーム角管および前記ベアリングパイプシャフトの内部を貫通するワイヤーロープ7により、前記アーム角管6の吊り下げ先端部の滑車からは被介護者を、前記ベアリングパイプシャフト側の滑車からは壁内部に収納された液体容器13Aを吊り下げられる。被介護者はボタン操作により、床下の水槽内の揚水ポンプおよび電磁弁を作動し前記液体容器内に液体を送る、あるいは、水槽に流し介護に必要な力を設定し、自力で活動できる。使用後吊り下げ用具は壁内部の収納ボックスに収納できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は被介護者が一人で車椅子から便器やベッド等に移動する時に使用するもので、
家屋の壁内部に収納された液体容器と被介護者をワイヤーで連結し、壁内部に吊り下げられた液体容器内に床下に設置した水槽内の揚水ポンプでー定量の液体を液体容器に流し入れ、その重さの力で被介護者を吊り上げて被介護者が自力で家屋内の各所で動けるようにし家族の介護を少しでも少なくしようとする技術である。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている介護リフトは非常に重く、廊下等に置くと被介護者や家族の人が
通るのに邪魔で、又そのリフトは重たくて移動するのも大変でした被介護者本人が自力で操作する事が出来ず、在宅介護における介護疲れ等が社会問題になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】平成21年度出願番号、特願2009−159298
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在までの介護リフトは、全体重を吊り上げる介護リフトばかりで身動きの出来ない
寝たきりの人専用の介護リフトばかりでした、身動きの出来ない寝たきりの人は
非常に少なく、高齢になり衰弱するとか他の理由で車椅子を使用して間がない人は
足腰の機能が十分に残っている場合が多く両脇の下から両手を差し入れて軽く持ち上げると被介護者本人の足腰の力で立つ事が出来る場合が多く、車椅子からズボンとパンツ
を脱いで便器に座るのも、手摺や壁に身体を持たれかける等して腕の力と足腰の力で
自力で排便行為をする事ができた、車椅子を長く使用していると、足腰は急激に退化
し自力で車椅子から便器やベッドに移動出来なくなり、両脇下に両手を差し入れてもち
上げる力も重くなり、在宅介護等において介護疲れが多く発生する、
【0005】
本発明は、このような従来の介護リフトが抱えてきた問題を解決しようとするもので
あり、各被介護者本人それぞれが保有する歩行可能体重軽減水量を測定し、その
―定量の液体の重さを家屋内の床下の水槽内に入れて水槽内の揚水ポンプで壁内部に吊り下げた液体容器に流し入れ、その液体容器が不等辺アーム角管を介してワイヤーロープで天秤状態の被介護者を、立たせたり、座らせたり、歩かせたりする為に、液体容器の液体を床下の水槽に流すとか、床下の液体を、壁の中の液体容器に電動揚水ポンプで
送水したりし、液体を電動で循環させて被介護者本人が自力でベッドや便所等で移動
できるようにし在宅介護の負担をすくなくする、
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして、本発明は上記目的を達性するために天井裏の梁にベアリングパイプシャフトを固定する軸受け板を水平に取り付けられる金物を強固にボルトとネジ釘で天井裏の梁に固定し、その金物に軸受けを取り付け、その真下に位置し天井の少し下の高さに位置する壁の上端に乗せられた梁にコの字形の軽金属材を密接に梁の両側面から下辺に垂れ出るように覆いかぶせてネジ釘で梁と柱に止め、その上にベアリングパイプシャフトの
軸受け板を強固にボルト止めした、それら2箇所の軸受け板に
ベアリングパイプシャフトを垂直に回転自在に固定した、
【0007】
ベアリングパイプシャフトは鋼管パイプで外径に指輪のように短いリングのパイプを
はめ込んで溶接しており、そのリングは外周に半円形の溝を彫り、
【0008】
2箇所に固定された軸受け板それぞれには内径をー周して半円形の溝が彫られてり、
その軸受け板は2枚の板が重ねられた状態でその重なり箇所で半円形の溝を彫り、
上の梁と下の梁の各2枚に重ねられた軸受け板で半円形の溝それぞれの位置に合わせ てベアリングパイプシャフトに溶接されたリングがあり、軸受けの内周に彫られた
半円形の溝と外周に彫られた半円形のリングの溝を合わせると球状の溝がー周しその溝 にベアリングの球を配列させてベアリングパイプシャフトを回転自在に固定している、
【0009】
壁の上の梁とその梁の上に乗せられ梁の下辺に垂れ出るようにかぶせた軽量合金でコ の字形の軽量合金には穴があけられその穴はベアリングパイプシャフトの中心に
位置し、ワイヤーロープが通過できるようにした。
【0010】
幅が狭い不等辺角管の外形状と同じ形状でベアリングパイプシャフトの側面を
貫通加工してありその貫通加工位置は、壁の上の梁と天井の間に位置し、幅が狭く長 さの短い不等辺角管を、その貫通加工された穴に挿し入れて溶接し、そして
不等辺角管内には中心にベアリングがはめ込まれた滑車が回転自在に固定されており
その位置は滑車の外周辺がベアリングパイプシャフトの内径の中心に位置する、
【0011】
不等辺角管の外形状と同じ寸法を内側に持つ不当辺アーム角管でおおいかぶせるよう に密接に不等辺角管に接合させその接する部分をボルトで強固に固定しベアリングパ イプシャフトの内径を中心とする旋回で不当辺アーム角管の先端は水平状態で円弧を 描き、その先端内部分には中心にベアリングが嵌められた滑車が回転自在に固定され ている、
【0012】
不等辺アーム角管内にはワイヤーロープが通されて両端の滑車から下げられており
アーム角管先端の滑車から下がり降りるワイヤーロープは被介護者に接続しており
ベアリングパイプシャフト中心位置でアーム角管内の滑車は軸受けとコの字形の
軽金属材と壁の上の梁を通過して下げられ液体容器を吊り下げた。
【0013】
天井下で壁の上にのる梁に覆いかぶせて、その梁の両側面から垂れでたコの字形で
軽金属材の垂れ出た2枚の板部分が2個の滑車をはさむように回転自在に固定してあり そのー個の滑車の外周辺は液体容器を吊り下げるワイヤーロープと同じ位置で
回転自在に固定し、その滑車からもワイヤーロープが下がり下りて、液体容器に接続 されている、もうー個の滑車は袖壁の柱近くで同じように梁の下辺から垂れ下がり出 たコの字形の板部分に挟まれるように、回転自在に固定されており、2個の滑車から 下がり下りるワイヤーロープの1本は液体容器を吊り下げており、もうー個の滑車は 液体容器と同じ重さの金属の重しが付けられて、それらは天秤となり平衡を保つ.
【0014】
金属の重しの上端部分にはコイル状のバネがのせられており、液体容器と2本の
ワイヤーロープの接続部分にも丸板に載せられたコイル状のバネがのせられており
液体容器が上に上がりすぎるとコの字形で軽金属材の下端に水平に溶接されたストッパーの板にバネが当たりワイヤーロープと液体容器の接続部分の衝突をやわらげる、又重しが上に上がりすぎるとコの字形で軽金属材の下端に水平に溶接されたストッパーの板に重しの上に取り付けられたコイル状のバネが当たり激しい衝突がやわらげられる
【0015】
液体容器を収納した壁の点検扉を開き、車椅子の被介護者を廊下に配置しアーム角管先端から下がり下りるワイヤーロープに付けられた人体吊り下げ用具を装着させ、アーム角管先端のロープと対象で天秤状態の液体容器に少しずつ液体を入れていくとある量で
被介護者は立つ事ができその量に5kgから10kgの液体を入れてその量の重さを
その人個人が保有する歩行可能体重軽減水量とし、その水量を液体容器内に印をつける、
【0016】
液体容器の下端部分にはホースが接続されておりそのホースは廊下の壁に取り付ける
バルブ、又は電磁弁に接続されそのバルブ又は電磁弁から床下の水槽に接続されておりバルブ又は電磁弁を操作すると液体容器内の液体は床下の水槽に流れ落ちその量も
水槽内に印をつけ、その印の変動データーを被介護者の担当医師は見ることができる、
【0017】
在宅介護において家族内に被介護者が一人の場合床下の液体量は床下の水槽内では
常に同じ印の位置で、廊下側の壁に取り付けたフロートバルブ付き揚水ポンプのボタンを押すとフロートバルブの働きによりいつも―定量の液体が液体容器に送られ、その液量はその人がもつデーターである歩行可能体重軽減水量で、アーム角管先端からワイヤーロープで吊り下げられ廊下に位置した車椅子の被介護者は立つ事が出来て便所に移動しズボンとパンツを下ろして便座に座り排便後パンツとズボンをはき車椅子まで歩き
車椅子に座り廊下の電磁弁のボタンを押して液体容器の液体を床下の水槽に流し体に取り付けた吊り下げ用具を取り外し吊り下げ用具を廊下の壁にあるボックスに収め扉を閉める、これらの動作を家族の助力無く被介護者が電動のボタン操作をして一人で行える、
揚水ポンプと電磁弁のスイッチボタンは廊下の壁と便所室内の2箇所にある。
【0018】
床下で水槽内のフロートバルブ付き揚水ポンプが壁内部に吊るされた液体容器に液体を
送水するパイプは壁内部の柱に沿って上に配管され、そのパイプは壁上端の梁の下面をつたい固定され、梁下に吊り下げられた液体容器の内部に深く配管されており、その
パイプは液体容器に接続されておらず、廊下の被介護者が立つとか、座るとかし液体容器がそのたびに上下しても液体容器内にさし入れられた配管パイプは液体容器内からはみ出る事がなく、液体容器もその範囲で上下する。
【0019】
壁の上端で梁の下に位置しコの字形の軽金属材に取り付けた2個の滑車から垂れ下がるワイヤーロープは、重しのスプリングからその上にあるストッパー迄の長さと、
ワイヤーロープと液体容器を接続している丸板の上のスプリングからその上の位置にあるストッパー迄の長さをたした長さが液体容器の上下移動の範囲になり、被介護者が
アーム角管先端の滑車からワイヤーロープで吊り下げられて上下する範囲でもある、
【0020】
床下の水槽に入れられる液体は水に少量の殺菌剤と少量の油とそれを溶かす
界面活生剤が入れられておりその液体は蒸発しにくい、
【0021】
ベアリングパイプシャフトを中心に旋回する不当辺アーム角管先端から吊り下がる
ワイヤーロープと吊り下げ装着用具はアーム角管先端が描く円弧と廊下の壁に当たる
位置に廊下の壁に収まるくぼみがあり、廊下にいる車椅子の被介護者はそのくぼみに押しやるようにワイヤーロープと吊り下げ装着用具を入れ廊下側の天井から吊り下がる両開き戸をしめるとそれらアーム角管とワイヤーロープと吊り下げ用具は見えなくなる、
【0022】
天井が鉄筋コンクリート製の場合はそのコンクリートをパイプシャフトより少し大きな
穴をあけ、その穴回りの上辺に2枚重ねの軸受けをアンカー止めしベアリングシャフトがコンクリートを少しでた状態で軸受けに止めて回転自在に固定し天井から下は
木造住宅と同じようにする、
【0023】
吊り下げ装置を内部に有する壁の点検扉を開けるとその壁内の床下は床が張られていず
取り外しが簡単な軽い蓋がしてある、
【0024】
中心にベアリングをはめ込まれた滑車を両端に有し両端が開放された不当辺アーム
角管内を通るワイヤーロープは両端の滑車を介して被介護者と液体容器を吊り下げておりその双方は重力方向では1対1の天秤となりベアリングの働きで液体容器の重さの力だけ被介護者は吊り上げられベアリングパイプシャフトの内径で中心の液体容器を吊り下げるワイヤーロープをゼロ支点とするベアリングパイプシャフトの旋回でアーム角管先端が円弧を描く円方向では液体容器と被介護者はゼロ対100の天秤となり液体容器の重さはアーム角管先端が描く円方向の歩行において障害にならず宇宙遊泳のように歩く事ができそのような壁内に収まる装置を住宅内の各所の壁に取り付ける事ができる。
【発明の効果】
【0025】
住宅介護等において訪問介護者は1日に数箇所訪問介護をし、訪問しても長くは
いません、介護は24時間何時発生するかは解らず不安でした、しかし電動装置は
24時間住宅内で被介護者が必要とする箇所の壁内に存在し、必要な時に介護者が
いるがごとく被介護者はボタン操作で排便したり、寝台から起きたりできる、
開放された両端に中心にベアリングをはめ込んだ滑車を介して吊り下がる被介護者と
液体容器は天秤となり液体容器の重さの力だけ吊り上げられ、被介護者は立つ事ができ、
その液体容器の重さに5kgから10kgをたして歩行可能体重軽減水量としその重さは
その人個人の記録データーとしてグラフを作りその記録データーは担当の医師が診察
に利用する
被介護者の全体重から歩行可能体重軽減水量の重さを引いた重さは被介護者自信の足腰
の力で自身の体重を支えて歩行できる重さで、その力で吊り上げられている被介護者は
自宅の廊下等で足踏みしたり動いたり等のリハビリが人の助けがなくてもできる、
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】コンクリートの天井に取り付ける軸受け部分の斜視図とベアリングパイプシャフトに取り付けたリング部分の拡大断面図
【図2】コンクリートの天井に取り付けたベアリングパイプシャフトとその下の梁 とアーム角管の拡大断面図
【図3】天井裏の梁から液体容器までの拡大斜視図
【図4】便所室と装置全体の斜視図
【図5】装置全体のー部断面図と正面図
【図6】便所回りを上から見た図と正面から便所の扉を開けた図と閉めた正面図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態で図1〜6図を基にして説明する、
【0028】
図においては、天井15A裏の梁1Wにベアリングパイプシャフト4の2枚重ねの軸受け
10と11を水平に取り付けるために金物3と3Aをボルト3Bとネジ釘で梁1Wに固定し、
その金物3に軸受け10と11をボルト止めし、その真下に位置し天井15Aの少し下の
高さに位置する壁の上端に乗せられた梁5Cにコの字形の軽金属合金12を密接に梁5Cの下辺に垂れ出るように覆いかぶせてネジ釘で止めその上にベアリングパイプシャフト4の軸受け板10と11をボルト止めし、それら2箇所の軸受け板10と
11にベアリングパイプシャフトを垂直に回転自在に固定した、
【0029】
ベアリングパイプシャフト4は鋼管パイプで外径に長さの短いリング状のパイプ4Rが2箇所はめられて溶接されており、そのリング状のパイプ4Rの外周には半円形の溝が
彫られてある、
【0030】
天井15A裏の梁1Wと天井下の梁5Cの2箇所に固定された2枚重ねの軸受け板それぞれにはベアリングパイプシャフト4のリング4Rの外径と同じ寸法の内径が空けられており、2枚に重ねられた軸受けの内周部分で半円形の溝が彫られており、その溝にベアリングパイプシャフト4に溶接されたリング4Rの外周に彫られた半円形の溝を合わせると2枚重ねの軸受けの内径まわりに球状の溝ができその球状の溝にベアリングの球Wを多数配列させて軸受け10と11にベアリングパイプシャフトを回転自在に固定する
【0031】
壁の上の梁5Cとその梁5Cに覆いかぶせて梁の下辺より下にたれ出るコの字形の
軽金属合金12にはワイヤーロープ7を通す穴が空けられており、その穴は
ベアリングパイプシャフトの内径の中心に位置する
【0032】
幅が狭い不等辺角管6Aの外径寸法と同じ形状でベアリングパイプシャフト4の側面を
貫通加工しその穴に不等辺角管6Aを刺し通して溶接しておりその位置は壁の上の
梁5Cと天井5Aの間に位置する
【0033】
不等辺角管6A内には中心にベアリングが嵌めこまれた滑車6Yが回転自在に固定され
ており、その位置は滑車6Yの外周辺の位置がベアリングパイプシャフト4の内径の
中心に位置する、
【0034】
不等辺角管6Aの外径状と同じ形状寸法を内側に有する不等辺アーム角管6内に不等辺
角管6Aを差し入れ、その接合箇所をボルト6BBで強固に連結する、
【0035】
アーム角管6の先端部分には中心にベアリングをはめ込んだ滑車が回転自在に固定されておりワイヤーロープ7が通されて両端それぞれの滑車からワイヤーロープ7が下がり
下りている
【0036】
アーム角管6内でパイプシャフト4の中心位置の滑車6Yから下がるワイヤーロープ7は梁5Cとコの字形の軽金属合金12に空けられた穴を通過し液体容器13Aを吊り下げておりそのワイヤーロープ7と液体容器13Aの接続部分にはコイル状のバネ
を付けた丸い板7SSが取り付けてある
【0037】
液体容器13Aが上に上がりすぎてコの字形で軽金属材の下辺に当たるのでその部分には板7Sがコの字形で軽金属合金12の下辺に溶接されコイル状のバネが衝撃を和らげる
【0038】
梁5Cに覆いかぶせたコの字形で軽金属合金12は梁5Cの両側面から垂れ下がり出て
おり、その垂れでた両辺に挟まれるように2個の滑車7Kと9Kが回転自在に取り付けてありその一つの滑車7Kは外周辺がシャフトの中心であるワイヤーロープ7と同じ
位置でその滑車7Kからもワイヤーロープ9が垂れ下がり液体容器に接続されており
そのロープ9はもう片方の滑車9Kを介して袖壁の柱近くを下りコイル状のバネ
をのせた金属の重し9Wに接続されておりその上でコの字形で軽金属材の下端には
ストッパーの板9Sが溶接されており重し9Wのバネは重しが上がりすぎても
ストッパー9Sでとめられる、
【0039】
床5A下で水槽13内のフロートバルブ付き揚水ポンプ8が壁内部に吊るされた
液体容器13Aに液体を送水するパイプ8Dは壁内部の柱5に沿って上に配管され、そのパイ プ8Dは梁5Cの下端に固定され、梁5Cの下に吊り下げられた液体容器13Aの内部に接続さ れずに配管され液体容器13Aが上下しても液体容器13A内に配管されたパイプ8Aは液体 容器13A内からはみ出る事はなく、液体容器13Aの
上下範囲はコイル状のバネとストッパーで制限される。
【0040】
吊り下げ装置を壁内部に有する壁の点検扉4DTを開けると壁内の床5Aは張られておらず 床下には取り外しが簡単な軽い蓋がしてある、
【0041】
中心にベアリングをはめ込まれた滑車を両端に有し不等辺アーム角管6の先端部分の
滑車6Xからは被介護者が吊り下げられシャフト4の中心位置に外周辺を有する滑車
6Yからは液体容器13Aがワイヤーロープでアーム角管6を介して吊り下げられ双方は
重力方向では1対1の天秤となり、水平方向でベアリングパイプシャフト4の内径を
中心とする回転でアーム角管6の先端が描く円方向はゼロ対100の天秤となり
液体容器13Aに入れられた液体の重さを被介護者が円方向に歩行する状況では負担にな らず宇宙遊泳のように軽やかに歩行できる、
【0042】
液体容器13Aを収納した壁の点検扉4BTを開き、車椅子の被介護者を廊下Rに配置しアー ム角管6の先端から下がり降りるワイヤーロープ7に付けられた吊り下げ用具7Tを装着
させ、アーム角管6で先端のワイヤーロープ7と天秤状態の液体容器13Aに少しずつ液体 を入れていくとしだいに重さを増し、ある量で被介護者は立つ事ができ安全の為その
液量に5kg〜10kgの液体を足してその量の重さをその人個人が保有する
歩行可能軽減水量とし、その液量を液体容器13A内に印を着ける、
【0043】
液体容器13Aの下端部分にはホース8Eが接続されておりそのホース8Eは廊下R
の壁に取り付けるバルブ8Y、又は電磁弁8Yに接続されそのバルブ8Y又は電磁弁8Y
から床5A下の水槽13に流れ落ちその水槽13内にも印をつけ、その印の変動データー
を被介護者の担当医師は見ることが出来る
【0044】
在宅介護において家族内に足腰の弱い人が一人の場合、床5A下の水槽13内の液体量は
いつも同じ印を付けた位置になり廊下R側の壁に取り付けたフロートバルブ付き揚水
ポンプ8のボタン8Bを押すとフロートバルブの働きによりいつもー定量の液体が
液体容器13Aに送られ、その液量はその人が保有する記録されたデーターで
アーム角管6の先端から吊り下げられるワイヤーロープで廊下Rに位置する被介護者は
立つ事ができ便所BEに移動し用便ご廊下Rまで歩き車椅子に座り、廊下の電磁弁を
押して液体容器13A内の液体を水槽13に流し、身体に付けた吊り下げ用具7Tをはずして 収納ボックス7Bに収め扉HTを閉める、廊下R側のボタン操作しこれらの動作を家族の
助力無く一人で行える。
【0045】
木造住宅ではなくてコンクリート住宅の場合天井15A裏のコンクリート1に
ベアリングパイプシャフト4の外径より少し大きな穴をあけ軸受け板2と2Aを
アンカーとボルトで止める
【符号の説明】
【0046】
1 コンクリートの天井
1A アンカーボルト
1B 軸受けの上板と下板を接合するボルト
1AA 軸受けの下板をアンカーボルトに差しいれるボルト穴
1BB 軸受けの上板を下板に結合するボルト穴
2 2枚重ねの軸受けで円形状の下板
2A 2枚重ねの軸受けで円形上の上板
W ベアリングの球
3 軸受けを水平で強固に梁に取り付ける軸受け台座金物
3A 軸受け台座金物を梁に抱き合わせるための抱き合わせ板
3B 抱き合わせ板と軸受け台座金物を結合するボルト
4 ベアリングパイプシャフト
4R ベアリングパイプシャフトの外径に指輪のように差し込まれた短いパイプで
外周に半円形状の溝がほられたリング
4Y ベアリングパイプシャフトとリングを溶接した箇所
5 通し柱
5A 床板
5B 便所の袖壁の柱
5E 土台
5N 根太
6 アーム角管
6A 不等辺角管
6BB アーム角管と不等辺角管の接合部分を止めるボルト
6X アーム角管先端部分の滑車
6Y 外周辺がベアリングパイプシャフトの中心位置で不等辺角管内にある滑車
7 アーム角管内を通過し両端の滑車から吊り下がるワイヤーロープ
7C ワイヤーロープと液体容器の接続部分の金具
7SS 液体容器の少し上でワイヤーロープに取り付けられたコイル状のバネが
取り付けられたワッシャー状の板
7S 液体容器が上に上がりすぎて梁に衝突しないようにコの字形のチャンネル
材の下辺に溶接された板
7K 梁の両側面から下にはみ出た両板に挟まれ回転自在に取り付けた滑車で
外周辺が液体容器を吊り下げるワイヤーロープと同じ位置にある滑車
8 フロートバルブ付き揚水ポンプ
8B フロートバルブ
8D 揚水ポンプから通し柱に沿い上方に配管されるパイプ
8A 揚水ポンプから上方に配管され梁から液体容器内までの配管パイプ
8S ポンプのスイッチ
8Y バルブ又は電磁弁
8W 電磁弁のボタン
8BY 壁際に設置した電磁弁又はバルブのボックス
8E 液体容器の下端と電磁便に接続した湾曲自在なホース
8C 電磁弁又はバルブから床下の水槽までの配管パイプ
9 梁のした面に位置する2個の滑車からさがり降りるワイヤーロープ
9K 梁の両側面からはみ出たコの字形の軽金属合金ではみ出た2枚の板に
挟み込まれるように回転自在に固定された滑車
9S コの字形で軽金属合金の下辺で滑車9Kの下に溶接された板
9W 袖壁柱の内側で滑車9Kから下がるワイヤーロープ下端の重し
9SS 重しの上に取り付けたコイル状のバネ
10 2枚重ねの軸受けで下板
10A 2枚重ねの軸受けで下板をコの字形の軽量合金に固定するボルト
11 2枚重ねの軸受けで上板
11A 2枚重ねの軸受けで上板を下板に固定するボルト
12 梁に覆いかぶさり梁の両側面を接するようにした面からはみ出すコの字形
の軽金属材
12B コの字形の軽金属合金を梁や柱に止めるボルトやネジ釘
13 床下の水槽
14 基礎
14A 基礎土間コンクリート
15 アーム角管が旋回する範囲の壁で天場の仕上げ材
16 筋交い
BE 便所の床
R 廊下の床
S 水洗タンク
B 便器
HT 強度の高いハッポウスチロール板等に0.5ミリ厚のアルミ板が張られた引き戸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井裏の梁にベアリングパイプシャフトを固定する軸受け板を水平に取り付けられる
金物を強固にボルトとネジ釘で天井裏の梁に固定いその金物に軸受け板をボルトで固定
しその真下に位置し天井の少し下の高さに位置する壁にのせられた梁にコの字形に曲げ
られた軽金属材を密接に梁の両側面から梁の下辺に垂れ出るように覆いかぶせてネジ釘
で梁と柱に固定し、その上にベアリングパイプシャフトの軸受け板をボルトで止めた
それら2箇所の軸受け板に、鋼管パイプでベアリングパイプシャフトの外径に指輪の
ようにはめ込んだ短いリング状のパイプを溶接し、その溶接箇所は2枚重ねの軸受け
板の固定された位置で、2枚重ねの軸受け板の内径回りには重ねた位置で半円形の
溝が彫られてあり、短いリング状のパイプの外周にも半円形の溝が彫られてあり、その
二つの溝を合わせると球状の溝ができその溝にベアリングの球を多数配列させて
ベアリングパイプシャフトを2枚重ねの軸受けに回転自在に固定したベアリングパイプ
シャフト。
【請求項2】
壁の上の梁とその上に乗せるコの字形の軽金属材は穴が空けられておりその穴は
ベアリングパイプシャフトの内径の中心に位置し、ワイヤーロープが通過できる
幅が狭い不等辺角管と同じ形状でベアリングパイプシャフトの側面を貫通加工
してあり、その貫通加工位置は、壁の上の梁と天井の間に位置し、その不等辺角管を
貫通加工された穴に差し入れてシャフトと溶接しており、不等辺角管内には中心に
ベアリングがはめ込まれた滑者が回転自在に固定されておりその位置は滑車の外周辺が
ベアリングパイプシャフトの内径の中心に位置している、不等辺角管の外形状と同じ
形状を内側にもつ不等辺アーム角管で覆い被せるように密接に不等辺角管に接合させ
その接する部分をボルトで固定し、ベアリングパイプシャフトの内径を中心とする
旋回で不等辺アーム角管の先端は水平状態で円弧を描き、その先端部分には中心に
ベアリングが嵌められた滑車が回転自在に固定されている、不等辺アーム角管内には
ワイヤーロープが通されて両端の滑車から下げられておりアーム角管先端の滑車から
下がり降りるワイヤーロープは被介護者に接続しベアリングパイプシャフトの中心位置
でアーム角管内の滑車から吊り下がるワイヤーロープは軸受けとコの字形の軽金属材と
壁上の梁の穴を通過して液体容器を吊り下げており、液体容器は壁の内部を上下する為
壁より幅が狭い形に作られており、天井下で壁の上にのる梁に覆い被せて、その梁の
両側面から垂れ出るコの字形で軽金属材は垂れ出た部分の板が2個の滑車を挟むように
回転自在に固定してありその1個の滑車の外周辺は液体容器を吊り下げるワイヤーロープ
と同じ位置で回転自在に固定し、この滑車からもワイヤーロープが下がり降り液体容器
に接続されている、そのワイヤーロープは対象となるもう1個の滑車からも袖壁の柱の
内側で垂れ下がり、空の液体容器と同じ重さを有する重しが接続されており、重しと
空の液体容器は天秤状態で平衡を保ち、それと同じくアーム角管先端から吊り下がる
ワイヤーロープに接続された吊り下げ用具も平衡を保つようにした。
【請求項3】
外周辺がベアリングパイプシャフトの中心に位置する滑車から吊り下がる
ワイヤーロープはコの字形で軽量合金の下端が挟むように固定した滑車から吊り下がる
ワイヤーロープと合流しその2本のワイヤーロープは液体容器と接続し吊り下げている
その接続部分にはコイル状のバネを乗せた丸い板があり、液体容器が上に上がりすぎた
ときは丸い板にのせられたバネがコの字形で軽量合金の下端に溶接された板に当たって
止められ、コの字形で軽量合金の下端にはさまれるように回転自在に固定されるもう
―方の滑車は袖柱の内側に位置しその滑車のワイヤーロープは重しを接続しており重し、の上にはコイル状のバネがのせられていて、重しが上に上がりすぎるとコの字形で
軽量合金の下端に溶接された板に当たって止められ、バネがストッパーの板に当たるまでのそれぞれのワイヤーロープの長さをたした長さが液体容器と被介護者が上下できる長さとなり例えば液体容器が30cm下がると重しと被介護者は30cm上がり、被介護者と重しが20cm下がると液体容器は20cm上がる、被介護者は液体容器と重力方向では天秤となり、水平方向でベアリングパイプシャフトを中心にアーム角管の先端が描く円方向ではゼロ対100の天秤となり、例えば液体容器の重さが40kgとしたら両端に滑車をもつアーム角管を介してワイヤーロープでつながり天秤となる被介護者は40kgの力で
吊り上げられ、ベアリングパイプシャフトを中心に被介護者が歩く円方向では液体容器の40kgの重さに抵抗を受けず、宇宙遊泳のように歩く事ができる、被介護者の全体重
から液体容器の重さを引いた重さは被介護者本人の足腰で支え動く重さで、そのリハビリに必要な力を提供する、壁収納型の吊り上げ装置。
【請求項4】
袖壁内部に吊り下げられた液体容器内の液体は下端部分に排水口が設けられており
その排水口にはホースが接続され電磁弁に接続されており、廊下側に取り付けた電磁弁
のスイッチボタンを押すと液体容器内の液体は床下の水槽に落下し、水槽内には
フロートバルブ付きの揚水ポンプが設置されており廊下側に設置したスイッチボタン
を押すと液体は上方向に送られ袖壁の梁の下から吊り下げてある液体容器の中に配管
パイプは挿入され容器と接続せず、液体容器が上下してもパイプの先端は液体容器の中
からはずれでない、電磁弁と揚水ポンプのスイッチボタンは廊下と便所室内の2箇所に設置されており、袖壁は便所と他の部屋の仕切る壁で他の部屋には袖壁を前面オープン
に出来る扉が設けられておりその扉を開いて、被介護者に吊り下げ用具を取り付け廊下に配置し液体容器に液体を入れていくとある量で被介護者は立つ事が出来、その液体の
重さに安全の為5kgから10kgの液体をたして歩行可能軽減水量とし、その液体容器内
の液量を容器内の目盛り見て記録に残し、その液体を電磁弁で床下の水槽に流し落とし
水槽内の目盛りも記録し、被介護者はそのー定の液量をスイッチボタンで操作し
液体容器と床下の水槽に交互それぞれに循環させて自力で排便などができるようにし
便所内の電磁弁のスイッチボタンは液体容器内の液量を減らしてお尻のすわりを良くし排便後ポンプのスイッチンボタンを押して液体を再度注ぎ足して立ち上がり廊下に行き吊り下げ用具をはずしアーム角管で先端が廊下の壁に当たる箇所にあるくぼみに、吊り下げ用具を押しやり扉をしめて吊り上げ装置が見えないようにし自力で排便行為が行えるようにし、フロートバルブのポンプで水をスイッチボタンを操作し液体容器と床下の水槽に交互
に循環させて被介護者を自力で歩行させたり座らせたり立たせたり出来る介護装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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