説明

壁面ブロックおよび壁面パネル構造

【課題】 特別な施工を必要とすることなく棚板等の装飾用部品を取付けることのできる壁面ブロックおよびこれを用いた壁面パネル構造の提供。
【解決手段】 壁面に沿うように配置される壁面ブロックであって、壁面に対して立上がる外枠体が正面視して矩形の枠体部を有し、四辺の枠体部のうち少なくとも隣合う枠体部の外側面に、対向する残りの二辺の枠体部側に向けて窪む凹溝がそれぞれ形成されている壁面ブロックおよびこれを用いた壁面パネル構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁面ブロックおよび壁面パネル構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の壁面パネル構造として、例えば、特許文献1参照に示すものがある。これは、壁面パネル体としての矩形の壁面ブロックどうしを、壁面に沿うように順次隣接させて、壁面に取付ける構成である。
【特許文献1】特開平5−148921号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の壁面パネル構造は、壁面ブロックを隣接させて壁面に沿うよう取付けるものである。ところで、壁面には棚板等の装飾用部品を設けることで装飾性を向上させようとする場合が少なくない。しかしながら上記従来の壁面パネル構造では、それ自体に装飾用部品を設置するための手段を有していないから、装飾用部品を壁面に対して設置するためには、その手段を壁面パネル構造とは別施工として行わなければならなく、手間がかかるという課題があった。
【0004】
そこで本発明は、特別な施工を必要とすることなく棚板等の装飾用部品を取付けることのできる壁面ブロックおよびこれを用いた壁面パネル構造の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、壁面に沿うように配置される壁面ブロックであって、壁面に対して立上がる外枠体が正面視して矩形の枠体部を有し、四辺の枠体部のうち少なくとも隣合う枠体部の外側面に、対向する残りの二辺の枠体部側に向けて窪む凹溝がそれぞれ形成されていることを特徴としている。
【0006】
上記構成の壁面ブロックによれば、異なる壁面ブロックどうしをそれらの壁面ブロックの凹溝どうしが連続するよう組合わせて壁面に沿うように配置しようとする際に、隣合う枠体部の外側面に凹溝を形成していることで、その分だけ壁面ブロックの方向を考慮する必要を少なくすることができ、また、凹溝を棚板等の装飾用部品を取付けるように用いることで、壁面ブロックの配置以外に特別な施工を要することなく装飾用部品を壁面ブロックを介して壁面に対して取付けるようにすることが可能である。
【0007】
ここで装飾用部品とは、それ自体に装飾性を有する部品、あるいはそれ自体の装飾性は低い部品であって該部品を取付けるためのアングル等の取付け用の部材の双方を含む概念である。
【0008】
本発明の壁面ブロックでは、凹溝は、枠体部の前後幅方向の途中に配設されてそれぞれ帯状の底面と、該底面の幅方向端部から立設する側面によって形成されていることを特徴としている。
【0009】
上記構成において、特に凹溝を形成する側面に装飾用部品を係止することが可能であり、壁面ブロックの配置以外に特別な施工を要することなく装飾用部品を壁面ブロックを介して壁面に対して取付けるようにすることが可能である。
【0010】
本発明の壁面ブロックでは、凹溝を形成した少なくとも二辺の枠体部は、凹溝を介してその幅方向前部が幅方向後部に比べて壁面の面方向に小径に形成されていることを特徴としている。
【0011】
上記構成のように、枠体部の前部を後部に比べて小径に形成することにより、壁面ブロックを壁面に取付けた際に、その前面側から凹溝に向けて装飾用部品の取付け部分を挿入して凹溝に取付けることが可能となる。
【0012】
本発明の壁面ブロックでは、凹溝どうしは連続していることを特徴としている。
凹溝どうしを連続させることにより、不連続の凹溝とする場合に比べて製造が容易となる。
【0013】
本発明の壁面ブロックでは、複数の平行な凹溝が、枠体部の前後方向に離間して設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、任意の凹溝を選択して装飾用部品を取付けるようにすることで、壁面ブロックの利便性が向上する。
【0014】
本発明の壁面ブロックでは、両側面のうち後側の側面が、凹溝の底面側の前後幅を反底面側の前後幅に比べて狭くするよう傾斜されていることを特徴としている。
上記構成によれば、凹溝の反底面側の前後幅が底面側の前後幅をに比べて広くなっているから、装飾用部品の係止部を凹溝に係止し易くなる。
【0015】
本発明の壁面パネル構造は、上記何れかに記載の複数の壁面ブロックどうしを、各ブ壁面ロックにおける凹溝どうしが一方向に連続するように隣合わせて配置した構成とされていることを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、一方向に連続した凹溝に対して、例えば長尺の装飾用部品を挿入することが可能である。
【0017】
本発明の壁面パネル構造は、四個の壁面ブロックを、凹溝が縦横に連続するよう隣合わせて組付けてなることを特徴としている。
この構成によれば、縦横の凹溝を用いてこれに装飾用部品を取付けることが可能になる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の壁面ブロックによれば、四辺の枠体部のうち少なくとも隣合う枠体部の外側面に凹溝がそれぞれ形成されているから、異なる壁面ブロックどうしをそれらの壁面ブロックの凹溝どうしが連続するよう組合わせて壁面に沿うように配置することで、壁面ブロックの配置以外に特別な施工を要することなく装飾用部品を、壁面ブロックを介して壁面に対して取付けるようにすることができる。
【0019】
本発明の壁面パネル構造では、隣合う壁面ブロックの凹溝どうしを連続させているから、壁面ブロックの配置以外に特別な施工を要することなく長尺の装飾用部品を挿入することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の第一の実施形態に係る壁面パネル構造を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の壁面パネル構造1は、家屋の壁面2に沿って配置されるもので、パネルユニット3と、パネルユニット3の不測・不要な回動を阻止する回動阻止とパネルユニット3の壁面2方向の間隔を調節(微調節)するための間隔調節とを兼用した間隔調節手段4とを有する。
【0021】
ここで、パネルユニット3の基本構成を説明する。パネルユニット3は複数個、この場合は四個の壁面ブロック5どうしを組合わせて正面視して矩形のパネルユニット3としているものである。
各壁面ブロック5は、外枠体6と前板体7とを有し、外枠体6と前板体7とはそれぞれ合成樹脂により一体または別体に成形されており、この実施形態では別体に形成されている。
【0022】
図2に示すように、外枠体6には、正面視して矩形の外枠体6の連続する二辺の枠体部10,11の外側面それぞれに、対向する残りの二辺の枠体部12,13側に向けて窪む帯状の凹溝14,15が形成されている。この凹溝14,15は枠体部10,11の前後幅途中に形成されている。
【0023】
凹溝14,15はそれぞれ帯状の底面14c,15cと底面の幅方向端部から垂直に立設する平行な側面14a,14b,15a,15bによって形成されている。前記二辺の枠体部10,11では、パネルユニット3を壁面2に取付けた際に壁面2側に位置する後部17と、後部17から前方に向けて突出する前部16とを有する。凹溝14,15は枠体部10,11の後部17と前部16との境界部分に形成されている。また、二辺の枠体部10,11の各凹溝14,15は連続しており、且つ同一の深さに形成されている。パネルユニット3を正面視してその中心に対して前部16は後部17に比べて小径(小面積)に形成されている。
【0024】
前記二辺の枠体部10,11の外面において、その後部17と前部16とは、壁面2に平行な段付き面18を介して一体的に形成されている。前記二辺の枠体部10,11以外の二辺の枠体部12,13の外面の後部17および前部16は面一の平面に形成されている。
【0025】
外枠体6の前部16のうち、凹溝14,15どうしが連続する部分に相当する隅部には、正面視して円弧状の湾曲壁20が形成されている。
【0026】
パネルユニット3は、壁面2に取付けビス21によって取付けられるものであり、外枠体6の後部17のうち、凹溝14,15どうしが連続する部分に相当する隅部の後部に、4個の壁面ブロック5どうしを隣接するよう組合わせた状態において、取付けビス21の胴部22が挿入される正面視して扇状の小径凹部23が形成され、該隅部の前部に取付けビス21の頭部24が挿入される正面視して扇状の大径凹部25が、小径凹部23に連続して形成されている。大径凹部25と小径凹部23とは壁面2に沿う段付き面によって連続して形成されている。
【0027】
取付けビス21の胴部22と頭部24とは、取付けビス21の径方向の段付き面を介して連続されており、胴部22の外周面には雄ねじが形成されている。4個の壁面ブロック5どうしを隣接するよう組合わせた状態において、各大径凹部25と各小径凹部23とで、径の異なる孔部(後述の中心孔60)がパネルユニット3の中心に形成される。
なお、孔部の小径側の径は取付けビス21の胴部22に比べてわずかに大きくなるよう設定されており、孔部の大径側の径は取付けビス21の頭部24に比べてわずかに大きく設定されている。
【0028】
前記二辺の枠体部10,11のうちの一方の枠体部10の後部17には、壁面2方向に突出する凸起26が一体的に形成されている。凸起26は、枠体部10の長手方向に間隔を置いて対で形成されている。他方の枠体部11の後部17には、隣合う壁面ブロック5の凸起26が嵌合する嵌合孔27が形成されている。
凸起26および嵌合孔27は、壁面ブロック5どうしを隣接して組付ける組付け手段として用いられるが、この凸起26および嵌合孔27は組付け手段としての一例であり、嵌合、被嵌合の関係に限らず、壁面ブロック5どうしを隣接して組付ける手段として係止、被係止の関係を用いてもよい。
【0029】
凹溝14,15どうしが連続する部分に相当する隅部に対角線上で対向する隅部には、間隔調節手段4を構成する調節凹部28が形成されている。
調節凹部28は、前後の小径調節凹部30と、両小径調節凹部30の間に配置される大径調節凹部31とを有する。小径調節凹部30および大径調節凹部31はともに正面視して扇状に形成されており、四個の壁面ブロック5を組合わせた状態で正面視して円形になるように形成されている。
【0030】
すなわち、四個の壁面ブロック5を組合わせた状態で、各小径調節凹部30が組合わされて円柱状の凹部となり、各大径調節凹部31が組合わされてそれぞれ円柱状の凹部となる。また、凹溝14,15は正面視して縦方向一方、横方向一方の双方に形成されることになる。
【0031】
図3に示すように、小径調節凹部30の前後、大径調節凹部31の前後には、後述の調節具32の前後部が係止する係止壁33が形成されている。特に、前側の小径調節凹部30の前係止面34aは外枠体6の前隅部から形成されてなり、後側の小径調節凹部30の後係止面34bは外枠体6の後隅部から形成されてなる。
小径調節凹部30の小径内周面35、大径調節凹部31の大径内周面36は、調節具32の外周面が当接可能な当接面とされている。
【0032】
二辺の枠体部10,11以外の二辺の枠体部12,13の何れかの前部16に、壁面2方向に突出した取付け凸起29が一体的に形成されている。この取付け凸起26は、図4(a),(b)に示すように、前板体7の側部に折曲して形成された枠体部長手方向の取付け片38に形成された取付け孔40に嵌合するものである。
前板体7は、前面の平板部41と、前記取付け片38とを有し、取付け孔40に取付け凸起26を嵌合することで外枠体6と平板部41とが一体化される。
【0033】
上記構成の四個の壁面ブロック5どうしを、凸起26を嵌合孔27に嵌合させることで組合わせて、正面視して矩形のパネルユニット3としているもので、そのパネルユニット3の対角線の交点に、取付けビス21を挿入する孔が形成された状態となる。なお、各壁面ブロック5における湾曲壁20が前記対角線の交点側に位置することになる。
また、パネルユニット3の四隅には、調節具32の取付け部分が配置される。
【0034】
前記調節具32は、パネルユニット3の四隅それぞれに形成された調節凹部28に嵌合するもので、その前後に、前係止面34a、後係止面34bに摩擦力をもって壁面2に沿う方向で摺動するようにして係止する面を有するものである。あるいは小径調節凹部30の係止壁33に摩擦力をもって壁面2に沿う方向で摺動するようにして係止する面を有するものである。
【0035】
さらに具体的に調節具32の構成を説明すると、図5(a),(b),(c)に示すように、調節具32は、径方向中心にある円柱部43と、円柱部43の外周面から径方向外方に突出する鍔部44とから形成されている。円柱部43は前後方向中心部に比べて前後部が大径に形成されている。
【0036】
鍔部44は、前側の対の小径鍔部45,46と、後側の対の小径鍔部47,48と、円柱部43の軸方向中心にある対の大径鍔部50,51とから構成されている。調節具32の外周面としての各小径鍔部45,46,47,48および大径鍔部50,51の四隅は円弧状に形成されており、その曲率は、当接面としての小径調節凹部30の小径内周面35、大径調節凹部31の大径内周面36と同一に設定されている。
【0037】
円柱部43、はその長手方向中心側の中心部43aに比べて前後部43bが大径に形成されている。また、調節具32の長手方向(前後方向)の長さL1は、前係止面34aと後係止面34bとの間の長さ(前後の離間距離)に比べて、若干長く設定されている。具体的には、小径鍔部45の前面および小径鍔部48の後面にわずかな肉盛り45a,48aを形成することで、若干長く設定されている。
【0038】
この構成により、調節具32を調節凹部28に嵌合することで、調節具32が調節凹部28に若干の圧入力をもって嵌合されるように設定されている。また、小径鍔部45,46,47,48がそれぞれ小径調節凹部30に嵌合して小径鍔部45,46,47,48の外周面がそれぞれ小径内周面35に当接可能となり、大径鍔部50,51の外周面がそれぞれ大径調節凹部31の大径内周面36に当接可能となる。
【0039】
この実施形態では、上記のように四個の壁面ブロック5を組合わせたパネルユニット3どうしを壁面2に沿って、且つ壁面2に沿う方向の隙間δをもって、間隔調節手段4を用いて組付けるようにするものである。
【0040】
以下に、複数個のパネルユニット3を壁面2に沿うように縦横に並べて配置するよう施工する場合について説明する。
すなわち、予め壁面2に設置するパネルユニット3を複数個準備しておき、また、パネルユニット3を取付けるための中心を壁面2に対して芯出ししておく。そして、パネルユニット3の中心を、芯出しした位置に位置合わせし、取付けビス24を、壁面ブロック5の隅部に形成された小径凹部23および大径凹部25の組合わせによって正面視して円形に形成されている中心孔60(図6参照)に挿入して、これを壁面2に螺合する。そうすると、取付けビス24の段部が小径凹部23および大径凹部25の境界面である壁面2方向に沿う段付き面に当接(圧接)し、パネルユニット3が壁面2に取付けられる。
【0041】
このとき、壁面ブロック5の隅部に形成された小径凹部23および大径凹部25の組合わせによって正面視して円形に形成されている中心孔60があるから、芯出し位置はこの中心孔60を通して確認することができ、したがってパネルユニット3を確実に芯出し位置に合致する位置に置いて、しかも確実に取付けビス24を壁面2に螺合することができる。
なお、このようにしてパネルユニット3を壁面2に取付けた状態では、パネルユニット3はその中心に挿通されている取付けビス24のみで支持されているから、パネルユニット3は壁面2に対して回動し易い状態となっている。
【0042】
上記作業を、縦列あるいは横列一列について行う。その後、調節具32を上下、あるいは左右に隣合うパネルユニット3の調節凹部28どうしに渡すようにして嵌合するようにする。このとき、調節具32の長手方向の長さL1は、前係止面34aと後係止面34bとの間の長さに比べて、若干長く設定されているから調節具32を調節凹部28に渡すように嵌合することで、調節具32が調節凹部28に若干の圧入力をもって嵌合されることになり、その圧入力によって隣合うパネルユニット3どうしが固定されることになる。つまり、調節具32を調節凹部28に渡すようにして嵌合(連結)することにより、パネルユニット3単体では壁面2に対してその壁面2に沿うように回動し易い状態が解消される。
なお、左右に隣合うパネルユニット3の調節凹部28に調節具32を嵌合した状態では、調節具32の略半分が上方に突出した状態となっている。
【0043】
上記のようにして例えば横列一列のパネルユニット3の取付けを終了したら、当該一列のパネルユニット3を構成する各パネルユニット3の上方に、予め芯出ししていた位置を目安に、パネルユニット3を取付ける。このとき、既に取付けてある調節具32の突出した部分に、上方のパネルユニット3の調節凹部28が嵌合するようにして該パネルユニット3を壁面2に取付ける(図6参照)。
【0044】
ここで、隣合うパネルユニット3どうしを壁面2方向に沿うよう配置するにあたり、予め壁面2方向に沿う所定の間隔を置くようにするものであるが、当該間隔と、パネルユニット3の調節凹部28の径を加えた距離は、調節具32の鍔部44の径に比べて若干大きくなるように設定されている。
【0045】
具体的に、パネルユニット3どうしを隣合うように配置した状態において、前記間隔と調節凹部28の小径内周面35の径とを加えた距離は、小径鍔部45の最大径に比べて若干大きく設定されている。換言すれば、パネルユニット3どうしを隣合うように配置した状態において、小径鍔部45の最大径は、前記間隔と調節凹部28の小径内周面35の径とを加えた距離に比べて小さくなるよう設定されている。つまり、調節具32を調節凹部28に嵌合するよう取付けた状態では、調節具32の外周面と調節凹部28の内面との間に若干の隙間が生じるように設定されている。
【0046】
そして、調節具32は調節凹部28に若干の圧入力をもって嵌合されるものの、パネルユニット3の中心部回りに該圧入力を超える回転力が働いた場合に、前記隙間が埋められるようになり、調節具32の外周面と調節凹部28の内面とが当接するものである。しかしながら、調節具32の外周面と調節凹部28の内面とが当接したとしても、調節具32を介してパネルユニット3どうしが連結されているから、調節具32によってパネルユニット3の不測・不要な回動は抑制されることになる。
さらに、調節具32の外周面と調節凹部28の内面との間の隙間を小さくする、あるいは大きくするようにすることで、既に取付けてあるパネルユニット3に隣合うようにパネルユニット3を壁面2方向に微調節しつつ配置して、該パネルユニット3を芯出し位置に配設することができる。
【0047】
上記のようにしてパネルユニット3を、壁面2に沿って、且つ所定の間隔を置いて隣合うように設置することで、予め設定した個数のパネルユニット3が壁面2に設置されることになる。
【0048】
そして、本発明の実施形態では、四個の壁面ブロック5どうしを組合わせて一個のパネルユニット3として扱い、これを取付けビス21だけで取付ける構成であるから、壁面2に取付ける壁面ブロック5が多数あったとしても、四個の壁面ブロック5どうしを組合わせて一個のパネルユニット3として扱う分だけ取付けが容易で作業性が良好である。
【0049】
しかも、四個の壁面ブロック5どうしを組合わせて一個のパネルユニット3とし、これらパネルユニット3を壁面2に沿う所定の間隔を置いて配置し、調節具32の外周面と調節凹部28の内面との間の隙間を小さくする、あるいは大きくするようにすることで、既に取付けてあるパネルユニット3に隣合うようにパネルユニット3を壁面2方向に微調節しつつ配置して、該パネルユニット3を芯出し位置に配設することで、従来のように壁面ブロック5を直接的に隣接するようにして配置することで発生する累積誤差による端部の壁面ブロック5どうしの段差を解消することができる。
【0050】
図7(a),(b),(c)は、調節具32をその径方向で半割り形状とした調節具32Aであり、図8(a),(b),(c)は調節具32Aをさらに径方向で半割り形状とした調節具32Bである。
【0051】
調節具32Aの基本構成は、調節具32を、その二隅の円弧状部分をそのまま欠けることなく半割りにした形状であるが、半割り面を平面とすべく、外面を平面とした隠し用壁61が設けられている。隠し用壁61は、小径鍔部45,46の半割り面間、小径鍔部47,48の半割り面間、および大径鍔部50,51の半割り面間を塞ぐように設けられるもので、その外面が円柱部43の半割り面と面一となるように一体的に形成されている。
【0052】
また、小径鍔部45および小径鍔部48の半割り面側端部には、それぞれ長手方向に突出する板片63が、その外面を円柱部43の半割り面と面一となるように一体的に形成されている。
【0053】
この調節具32Aは、端部に配置するパネルユニット3において隣合うパネルユニット3どうしの調節凹部28に渡すように嵌合させて使用する。端部に配置するパネルユニット3において隣合うパネルユニット3どうしの調節凹部28は、側面から見たとき調節凹部28の内側の凹凸が見えてしまうから、調節凹部28に調節具32Aをその面一となっている平面が外側に位置するように嵌合することで、隠し用壁61および円柱部43の半割り面によって該凹凸を隠すことができ、しかも調節具32Aは調節具32の半割り形状であるから、端部のパネルユニット3の側方へ調節具32Aが突出することがない。
【0054】
また、板片63がそれぞれ係止壁33に側方から当接することで、調節具32Aが調節凹部28に入り込んでしまうという状態を回避することができる。
【0055】
調節具32Bは、端部のパネルユニット3のうち、隅部のパネルユニット3、すなわち二辺の枠体部12,13側にパネルユニット3が配置されていないパネルユニット3の調節凹部28に嵌合して使用するものである。
【0056】
調節具32Bは、調節具32を、その一隅の円弧状部分をそのまま欠けることなく4分の一に分割した形状であるが、割り面を平面とすべく、外面を平面とした隠し用壁62が設けられている。隠し用壁62は、小径鍔部45,46の割り面間、小径鍔部47,48の割り面間、および大径鍔部50,51の割り面間を塞ぐように設けられるもので、その外面が円柱部43の割り面と面一となるように一体的に形成されている。
【0057】
また、小径鍔部45および小径鍔部48の割り面側端部には、それぞれ長手方向に突出する板片64が、その外面を円柱部43の割り面と面一となるように一体的に形成されている。
【0058】
端部の隅に配置するパネルユニット3において、該パネルユニット3の調節凹部28は、側面あるいは上下面から見たとき調節凹部28の内側の凹凸が見えてしまうから、調節凹部28に調節具32Bをその面一となっている平面が外側に位置するように嵌合することで、隠し用壁62および円柱部43の割り面によって該凹凸を隠すことができ、しかも調節具32Bは調節具32の分割形状であるから、端部のパネルユニット3の側方、上下方へ調節具32Bが突出することがない。
【0059】
また、板片64がそれぞれ係止壁33に側方から当接することで、調節具32Aが調節凹部28に入り込んでしまうという状態を回避することができる。
【0060】
図9は、取付けビス21を中心孔60に挿入した後に、その頭部24を隠すための隠し蓋65を示している。これは、円板状の蓋体66と、この蓋体66の裏面外周部から取付けビス21の軸方向に突出するよう設けられた複数のフック67から一体的に形成されている。フック67は蓋体66の周方向に等間隔で離間して四個設けられている。
【0061】
フック67は、基部68と基部68の先に設けられた楔形状の係止部70とから一体的に形成されている。係止部70は、凹溝14(15)の側面14a(15a)に、基部68の弾性によって係止する係止面71が形成されている。
【0062】
図10は隠し蓋65の使用状態図を示しており、図示のように、中心孔60に隠し蓋65を位置合わせして挿入することで、係止部70が前部16の外面に押圧されて縮径するよう弾性変形し、さらに隠し蓋65を押圧することで、係止面71が凹溝14(15)の側面14a(15a)に、壁面2に垂直な面で係止する。このとき、フック67の先端部は、凹溝14(15)の側面14b(15b)に当って、それ以上後方に移動するのを阻止される。
【0063】
本発明の実施形態に係る壁面パネル構造1では、外枠体6には、正面視して矩形の外枠体6の連続する二辺の枠体部10,11の外側面それぞれに、対向する残りの二辺の枠体部12,13側に向けて窪む凹溝14,15が形成されている。また、凹溝14,15どうしが連続する部分に相当する隅部には湾曲壁20が形成され、二辺の枠体部10,11のうちの一方の枠体部10には凸起26が形成され、他方の枠体部11には、隣合う壁面ブロック5の凸起26が嵌合する嵌合孔27が形成されている。
【0064】
この構成によれば、パネルユニット3を組立てるにあたり湾曲壁20を中心側に位置するようにすれば、凸起26と嵌合孔27が嵌合するようになるから、四個の外枠体6を何れの配置としたとしても、同じ形状のパネルユニット3を構成することができるという、組立て作業上での容易さがある。
【0065】
しかも、対向する残りの二辺の枠体部12,13側に向けて窪む凹溝14,15を形成し、凹溝14,15どうしが連続する部分に相当する隅部を湾曲壁20とすることで、湾曲壁20を中心側に位置するようにしてパネルユニット3を組立てれば、一個のパネルユニット3において、常に隣接する壁面ブロック5に連続的な縦横方向の凹溝14,15が形成されるようになる。
【0066】
そしてこのような凹溝14,15には、それぞれ棚板等を取付けるための棚柱等を縦横に挿通することが可能であり、したがって壁面パネル構造1の付加価値を向上させることができる。すなわち、凹溝14,15を設けていることにより、棚板、棚柱等の装飾用部品を、特別な施工をすることなく取付けることができる。
【0067】
図1に示す棚柱75は、中抜きの矩形断面に形成されており、その前面に、矩形の切欠き76を所定間隔毎に形成している。また一本の棚柱75の長さは、例えば一個のパネルユニット3の縦方向長さの半分の長さに比べてやや短く形成するようにしておく。これにより、パネルユニット3を設置した後に、縦方向の溝を形成している凹溝14(15)に、上方あるいは下方から、隠し蓋65(フック67)に当接するまで挿入するように構成している。
【0068】
例えば棚柱75の切欠き76に、棚受け用のアングル77を取付けるようにする。具体的には、アングル77の後部に形成された上下の係止片78を切欠き76に挿入して係止するようにすることで取付けることができる。
【0069】
あるいは、横方向の溝となっている凹溝14(15)には、取付け具80を係止するようにして、この取付け具80に棚板81を取付けるようにすることも可能である。具体的には図1および図11に示すように、取付け具80はその後部に、凹溝14(15)の側面14a(15a)に係止するフック82と、フック82の側面14a(15a)への係止とともに、前板体7の前面に面どうしで当接する本体部83とを備える。本体部83は左右側が開放された断面コ字形に形成され、その挿入口84に棚板81の後部を把持し、且つ棚板81をビス止めするよう構成されている。
なお、パネルユニット3を正面視してその中心に対して前部16は後部17に比べて小径(小面積)に形成されているから、隣合う壁面ブロック5の枠体部10,11間には壁面2方向の隙間があるから、この隙間から取付け具80を挿入することが可能である。
【0070】
上記実施形態では、取付けビス21は胴部22と頭部24とから構成し、胴部22の外周面に雄ねじを形成した例を示した。ここで、図6に示す取付けビス21では、その頭部24の外周面にも雄ねじを形成している。そして、頭部24の前面頂部にドライバー等の工具用の溝(例えば十字溝)85を形成している。このような取付けビス21を用いて、壁面2に取付けビス21を介して化粧板86を取付けることが可能である。
【0071】
具体的に、取付けビス21に連結する前後方向のポール状の連結部材87を設けて、この連結部材87の前部に化粧板86を支持させるようにしている。連結部材87の両端部内周面のうち、少なくとも一端側の内周面には雌ねじを形成している。この実施形態では、連結部材87の両端部内周面の双方に雌ねじを形成している。そして一端側の雌ねじを取付けビス21の頭部に螺合して連結部材87をパネルユニット3から前方に突出させ、予め化粧板86の板面に形成した取付け孔と連結部材87の他端側とを位置合わせするようにして化粧ねじ88を取付け孔に挿通し、化粧ねじ88を連結部材87の他端側に螺合する。
【0072】
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。ここで、調節具32の別の実施形態を図12および図13に示す。これらの図に示す調節具32は、前当接部材90と後当接部材91とを前後一対で組合わせて構成されるものである。
【0073】
前当接部材90は、前円板92と、この前円板92の後面から後方に向けて突出する複数本(図では四本)の嵌合脚部材94とから一体に形成されている。嵌合脚部材94は前円板92の後面に周方向に等間隔に離間して配置されている。各嵌合脚部材94は、その中心に嵌合孔95を形成した前後方向で同一断面の中抜き円柱状に形成されている。
【0074】
後当接部材91は、後円板96と、この後円板96の前面から前方に向けて突出する複数本(図では四本)の被嵌合脚部材93とから一体に形成されている。被嵌合脚部材93は後円板96の前面に周方向に等間隔に離間して配置されている。被嵌合脚部材93は円錐台形状に形成されており、その先端部分の径は嵌合孔95に比べて小径に形成されており、前後方向途中で嵌合孔95の径を超える径に形成されている。この被嵌合脚部材93は、嵌合脚部材94に後方から内嵌するものである。
【0075】
前円板92の中心には雌ねじ孔97が形成されており、後円板96の中心には貫通孔98が形成されている。雌ねじ孔97は前円板92の厚み方向途中から形成されており、その前部には調節ボルト100の大径頭部101が挿入されて当接可能な段付き面102を有する挿入凹部103が形成されている。大径頭部101の前面にはレンチ等の工具で調節ボルト100を回転操作するための工具用凹部104が形成されている。
【0076】
貫通孔98には、調節ボルト100の胴部105の途中に形成した段部106が前後方向で当接する当接面107が形成されている。調節ボルト100の先端部には、抜止め用の止めリング108を取付けるための環状溝110が形成されている。
なお、調節ボルト100における胴部105の大径頭部101側の外周面に雌ねじ孔97に螺合する雄ねじ112が形成されている。
【0077】
上記構成の前当接部材90の嵌合脚部材94に後当接部材91の被嵌合脚部材93を嵌合する一方で、調節ボルト100の雄ねじ112を雌ねじ孔97に螺合するとともに調節ボルト100の胴部105を貫通孔98に挿通し、環状溝110に抜止め用の止めリング108を取付ける。
【0078】
このような調節具32をパネルユニット3の調節凹部28(係止壁33間)に挿入し、上記のようにしてパネルユニット3を壁面2に沿うように配置する。そして、必要に応じて調節ボルト100を回転させて後円板96に対する前円板92の位置を相対的に離間させることで、後円板96および前円板92の外周部分をそれぞれ係止壁33に内側から圧接する。この圧接力により、隣合うパネルユニット3どうしが不測・不要に回動するのを防止することができる。
【0079】
図14ないし図16に第二の実施形態を示す。この第二の実施形態に係る壁面パネル構造1では、図1ないし図13で示した壁面パネル構造1とは壁面ブロック5の構成が異なっている。
【0080】
この実施形態に係る壁面ブロック5は、これらの図に示すように、二辺の枠体部10,11の、パネルユニット3を壁面2に取付けた際に壁面2側に位置する後部17が内外二重構造となっている。すなわち、枠体部10,11の後部17は、外後部17Aと外後部17Aに間隔を置いてその内側に配置された内後部17Bとから構成されている。内後部17Bの内面は前部16の内面と面一となるよう前部16に一体的に形成されている。
【0081】
外後部17Aと内後部17Bとは、壁面2方向にほぼ均等間隔に配置されたリブRにより一体化されている。嵌合孔27は外後部17Aにのみ形成されている。内後部17Bの内面上で且つその後端には、外枠体6を壁面2にビス止めするための一対の取付け片6aが複数組形成されている。
【0082】
凹溝14,15の前側に、凹溝14,15に比べて小幅の凹溝としての小幅溝19a,19bが、凹溝14,15に平行に、前後方向に離間して複数本(この場合二条の溝)形成されている。これら小幅溝19a,19bも凹溝14,15と同様に、取付け具80のフック82(係止部)を係止させるのに用いられる。
【0083】
小幅溝19a,19bはともに帯状の底面19c,19dと、底面19c,19dの幅方向端部から立設する互いに平行な側面19f,19gによって形成されている。各小幅溝19a,19bの側面19f,19gのうち、前側の側面19f,19gは底面19c,19dから垂直に立上がっている。後側の側面19f,19gは各小幅溝19a,19bにおいて底面19c,19d側の前後幅を反底面19c,19d側の前後幅に比べて狭くするよう傾斜して形成されている。
【0084】
図16には、一方(前側)の小幅溝19aに、取付け具80を介して装飾用部品150を取付けた状態を示している。具体的には取付け具80はその後部に、小幅溝19aの両側面19f,19gに嵌合係止するフック82と、フック82の両側面19f,19gへの係止とともに、前板体7の前面部に上下方向で当接する本体部83とを備える。本体部83は、その挿入口84に装飾用部品150の後部を嵌合把持するよう構成されている。
【0085】
この場合も上記実施形態と同様に、パネルユニット3を正面視してその中心に対して前部16は後部17に比べて小径(小面積)に形成されているから、隣合う壁面ブロック5の枠体部10,11間には壁面2方向の隙間があり、この隙間から取付け具80のフック82を挿入することが可能である。
【0086】
しかも、後側の側面19f,19gは各小幅溝19a,19bにおいて底面19c,19d側の前後幅を反底面19c,19d側の前後幅に比べて狭くするよう傾斜して形成されている。換言すれば、小幅溝19a,19bの開放側である反底面19c,19d側の前後幅は底面19c,19d側の前後幅に比べて広く設定されている。この構成により、取付け具80のフック82を小幅溝19a,19bに挿入し易い。そして、この構成によれば、装飾用部品150の形状、大きさ、長さ等の条件に応じて、使用する凹溝、すなわち凹溝14,15、小幅溝19a,19bの何れを使用するかを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本発明の実施形態を示す壁面パネル構造の取付け状態を示す斜視図
【図2】同じくパネルユニットを構成する壁面ブロックの外枠体の単体斜視図
【図3】同じくパネルユニットを構成する壁面ブロックの底面図
【図4】同じくパネルユニットを構成する壁面ブロックの前板体の単体図で(a)は単体底面図、(b)は単体正面図
【図5】同じく調節具の単体図で(a)は単体斜視図、(b)は単体平面図、(c)は単体正面図
【図6】同じくパネルユニットどうしの取付け状態を示す側面図
【図7】同じく調節具の単体図で(a)は単体斜視図、(b)は単体平面図、(c)は単体正面図
【図8】同じく調節具の単体図で(a)は単体斜視図、(b)は単体平面図、(c)は単体正面図
【図9】同じく隠し蓋の単体図で(a)は単体斜視図、(b)は単体平面図
【図10】同じく隠し蓋の使用状態を示す平面図
【図11】同じく棚板の取付け状態の一例を示す側面図
【図12】同じく別の実施形態を示す調節具の平面図
【図13】同じく調節具の前当接部材の単体図で(a)は単体斜視図、(b)は単体平面図、(c)は単体正面図
【図14】本発明の第二の実施形態を示すパネルユニットの背面図
【図15】同じく壁面ブロックの正面側からの斜視図
【図16】同じく装飾用部品の取付け状態の他の例を示す側面図
【符号の説明】
【0088】
1…壁面パネル構造、2…壁面、3…パネルユニット、4…間隔調節手段、5…壁面ブロック、6…外枠体、7…前板体、10,11…枠体部、12,13…枠体部、14,15…凹溝、17A…外後部、17B…内後部、19a,19b…小幅溝、19c,19d…底面、19f,19g…側面、20…湾曲壁、28…調節凹部、29…凸起、30…小径調節凹部、31…大径調節凹部、32…調節具、33…係止壁、41…平板部、43…円柱部、44…鍔部、45,46…小径鍔部、47,48…小径鍔部、50,51…大径鍔部、75…棚柱、81…棚板、93…被嵌合脚部材、94…嵌合脚部材、100…調節ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁面に沿うように配置される壁面ブロックであって、壁面に対して立上がる外枠体が正面視して矩形の枠体部を有し、四辺の枠体部のうち少なくとも隣合う枠体部の外側面に、対向する残りの二辺の枠体部側に向けて窪む凹溝がそれぞれ形成されていることを特徴とする壁面ブロック。
【請求項2】
凹溝は、枠体部の前後幅方向の途中に配設されてそれぞれ帯状の底面と、該底面の幅方向端部から立設する側面によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の壁面ブロック。
【請求項3】
凹溝を形成した少なくとも二辺の枠体部は、凹溝を介してその幅方向前部が幅方向後部に比べて壁面の面方向に小径に形成されていることを特徴とする請求項2記載の壁面ブロック。
【請求項4】
凹溝どうしは連続していることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の壁面ブロック。
【請求項5】
複数の平行な凹溝が、枠体部の前後方向に離間して設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の壁面ブロック。
【請求項6】
両側面のうち後側の側面が、凹溝の底面側の前後幅を反底面側の前後幅に比べて狭くするよう傾斜されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5の何れかに記載の壁面ブロック。
【請求項7】
請求項1ないし請求項5の何れかに記載の複数の壁面ブロックどうしを、各ブ壁面ロックにおける凹溝どうしが一方向に連続するように隣合わせて配置した構成とされていることを特徴とする壁面パネル構造。
【請求項8】
四個の壁面ブロックを、凹溝が縦横に連続するよう隣合わせて組付けてなることを特徴とする請求項7記載の壁面パネル構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2008−248672(P2008−248672A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−156600(P2007−156600)
【出願日】平成19年6月13日(2007.6.13)
【出願人】(000002462)積水樹脂株式会社 (781)
【Fターム(参考)】