変換パラメータ生成システム及び同変換プログラム
【課題】XMLデータとCSVデータを変換するための変換パラメータ情報を容易に生成すること。
【解決手段】所定の情報をXML定義情報303に従ってXML形式に変換したXMLデータ302と、前記所定の情報をCSV定義情報306に従ってCSV形式に変換したCSVデータ304とを用意し、変換パラメータ生成システム300が、同一の所定情報を基に変換したXMLデータ302とCSVデータ304とを解析し、この解析結果に含まれるXMLデータ中のタグと項目名の対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルに格納すると共にCSVデータ中の項目番号と項目名の対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルに格納し、これら解析テーブルに格納した共通の項目名を基に、CSV形式における項目番号順とXML形式におけるタグとの対応を変換パラメータ情報305として抽出することによって、変換パラメータ情報を容易に生成するもの。
【解決手段】所定の情報をXML定義情報303に従ってXML形式に変換したXMLデータ302と、前記所定の情報をCSV定義情報306に従ってCSV形式に変換したCSVデータ304とを用意し、変換パラメータ生成システム300が、同一の所定情報を基に変換したXMLデータ302とCSVデータ304とを解析し、この解析結果に含まれるXMLデータ中のタグと項目名の対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルに格納すると共にCSVデータ中の項目番号と項目名の対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルに格納し、これら解析テーブルに格納した共通の項目名を基に、CSV形式における項目番号順とXML形式におけるタグとの対応を変換パラメータ情報305として抽出することによって、変換パラメータ情報を容易に生成するもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、予め設定されたデータ形式を基に作成したデータを他のデータ形式に変換を行うための変換パラメータ情報を生成する変換パラメータ生成システム及び同変換プログラムに係り、例えば、商取引に関する情報を標準的な書式に統一して企業間で電子的に交換するためのEDI(Electronic Data Interchange)におけるXML形式データをCSV形式データに変換するための変換パラメータ情報を容易に生成することができる変換パラメータ生成システム及び同変換プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
EDIなどの企業間電子商取引では、通信で使われるデータ形式は標準化されている場合が多いものの、企業内で使用するデータはそれぞれ独自のものを使用している場合が多く、例えば、JCA手順(日本チェーンストア協会が規定した取引先データ交換標準通信制御手順)、ebXML手順(XMLを活用した企業間電子商取引のための国際標準仕様)、JX手順(企業間EDIを行う際のメッセージ交換手順について国際標準仕様[SOAP−RPC]を基に制定されたガイドラインによる)、流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)Ver1.0、該流通BMSVer1.0をアパレル商材にも利用できるように設定した流通BMSVer1.1、該流通BMSVer1.0を生鮮食料品特有の商慣行・取引に対応するために設定した流通BMS生鮮Ver.1.0があり、データ形式としては、CSV/XML/固定長/流通BMSの4種が挙げられるが、これに限られるものではない。
【0003】
このように商取引情報をやりとりする情報交換コンピュータシステムであるEDIシステムは、データ交換の手順(通信プロトコル)や使用する業務メッセージ(発注、支払など)が企業毎に異なることが多く、更に小売企業毎にメッセージの形式が異なる場合が多いため、企業同士が直接やりとりする方式ではなく、EDIセンタという中継センタを経由してやりとりする場合が多いことが知られている。
【0004】
従来技術によるEDIセンタは、前述の異なるデータ形式の商取引情報を各企業にて取り扱うデータ形式に変換するためのデータ形式変換システムを含み、このようなデータ形式変換システムが記載された文献としては下記特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、固定長データを可変長データに変換するための変換パラメータをレイアウトパラメータとして用意し、このレイアウトパラメータを用いてデータ形式の変換を行う技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−296510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の従来技術によるデータ変換技術は、データ変換を行う際の変換規則をレイアウトパラメータと呼ばれる変換パラメータを用いて行うことができるものの、この変換パラメータを用意しておくことが前提となり、当該変換パラメータを各種データ変換の規則に合わせて作成しなければならないと言う不具合があった。特にEDIシステムにおけるデータ変換は、各種企業間で取り扱うデータ種の組合せが多種存在するため、この種の組合せに合わせて多種のデータ変換パラメータを作成しなればならないと言う不具合があった。
【0007】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、変換パラメータを容易に作成することができる変換パラメータ生成システム及び変換パラメータ生成プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために本発明は、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
マークアップ言語形式のタグと項目名情報との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行することを第1の特徴とする。
【0009】
また本発明は、第1の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませることを第2の特徴とする。
【0010】
また本発明は、第1又は第2の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、マークアップ言語データから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを第3の特徴とする。
【0011】
更に本発明は、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
XML形式のタグと項目名情報との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記XML定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行することを第4の特徴とする。
【0012】
また本発明は、第4の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませることを第5の特徴とする。
【0013】
また本発明は、第4又は第5の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、XMLデータから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを第6の特徴とする。
【0014】
更に本発明は、マークアップ言語形式のタグと項目名との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させることを第7の特徴とする。
【0015】
また本発明は、第7の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現することを第8の特徴とする。
【0016】
また本発明は、第7又は第8の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、マークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させることを第9の特徴とする。
【0017】
更に本発明は、XML形式のタグと項目名との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させることを第10の特徴とする。
【0018】
また本発明は、第10の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現することを第11の特徴とする。
【0019】
また本発明は、第10又は第11の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、XMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させることを第12の特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明による変換パラメータ生成システム及び変換パラメータ生成プログラムは、所定の情報をマークアップ言語(例えばXML形式)定義情報に従ってマークアップ言語形式にて記述したマークアップ言語データと、前記所定の情報をCSV定義情報に従ってCSV形式にて記述したCSVデータとを用意し、前記同一の所定情報を基に変換したマークアップ言語データとCSVデータとを解析し、該解析結果に含まれるマークアップ言語データ中のタグ名と項目名の対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルに格納すると共にCSVデータ中の項目番号値と項目名情報の対応をCSVデータ解析ワークテーブルに格納し、これら解析テーブルに格納した共通の項目名情報を基に、CSV形式における項目番号値順とマークアップ言語形式におけるタグ名との対応を変換パラメータ情報として抽出することによって、変換パラメータ情報を容易に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態による変換パラメータ生成システムの概略構成図。
【図2】本実施形態による変換パラメータ生成の全体動作の説明図。
【図3】本実施形態によるXMLデータ解析処理の説明図。
【図4】本実施形態によるCSVデータ解析処理の説明図。
【図5】本実施形態によるXML/CSVデータの紐付け処理の説明図。
【図6】本実施形態によるXML定義情報例を示す図。
【図7】本実施形態によるCSV定義情報例を示す図。
【図8】本実施形態による変換パラメータ情報例を示す図。
【図9】本実施形態によるXMLデータ例を示す図。
【図10】本実施形態によるXML解析後データ例(1)を示す図。
【図11】本実施形態によるXML解析後データ例(2)を示す図。
【図12】本実施形態によるCSVデータ例を示す図。
【図13】本実施形態によるCSV解析後データ例を示す図。
【図14】本実施形態によるXMLとCSVマッチング結果例を示す図。
【図15】本実施形態による変換パラメータ情報例を示す図。
【図16】本実施形態によるXMLデータ解析ワークテーブルを示す図。
【図17】本実施形態によるCSVデータ解析ワークテーブルを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明による変換パラメータ生成方法を採用した変換パラメータ生成システムの一実施形態を図面を参照して説明する。
[構成]
本実施形態による変換パラメータ生成システム300は、所定の情報(例えば、電子商取引情報)をXML定義情報303のXML定義に従って記述したXML形式の入力データ302並びに前記所定の情報をCSV定義情報305のCSV定義に従って記述したCSV形式の出力データ304を個別に用意し、前記XML形式の入力データ302及びCSV形式の出力データ304の両者を入力して変換パラメータ情報305として出力する変換パラメータ生成エンジン301を備えるものであって、該変換パラメータ生成エンジン301は、コンピュータ上で動作するソフトウェア又はハードウェアによって構成され、後述する各種テーブルや定義情報はハードディスクやメモリ等に格納されているものとする。尚、前記XML形式の入力データ302並びに前記CSV形式の出力データ304は、同一の所定情報(電子商取引情報)を各データ形式規則(定義情報)に従って別個に記述したものである。
【0023】
前記XML定義情報303は、例えば図6に示す如く、データ送信元を示す送信者IDと、データ受信先を示す受信者IDと、該データを送信した日時を示す送信日時と、該データに付与された伝票番号と、商品の納入先を示す納品先コードと、該納入先の納品先名称と、該納入先名称のカナ表記である納品先名称カナと、商品の明細を示す明細番号と、該商品の商品コードと、該商品の商品名と、該商品のカナ表記である商品名カナと、該商品の原単価と、該商品の売単価と、該商品の数量を示す数量(バラ)との各項目名(情報)から構成され、例えば各項目名に対応するタグ名(epath)として、data/senderID、data/receiverID、data/sendDate、data/list/tradeNumber、data/list/shipToCode、data/list/shipToName、data/list/shipToNameKana、data/list/item/lineNumber、data/list/item/itemCode、data/list/item/itemName、data/list/item/itemNameKana、data/list/item/netPrice、data/list/item/sellingPrice、data/list/item/quantityが設定され、各項目のデータ型が、数字、数字、日付、数字、数字、文字、文字(カナ)、数字、英数、文字、文字(カナ)、数字、数字、数字であり、各項目の桁数が、8、8、8、6、8、20、20、3、13、20、20、8,2、8,2、6であることが設定されている。
【0024】
他方、前述のCSVデータ定義情報306は、例えば図7に示す如く、項目番号値毎に、項目名(情報)として、送信者ID、受信者ID、送信日時、伝票番号、納品先コード、明細番号、商品コード、原単価、売単価、数量(バラ)の各項目が設定され、各項目名(情報)毎のデータ型として、数字(桁数8)、数字(桁数8)、日付(桁数8)、数字(桁数6)、数字(桁数8)、数字(桁数3)、英数(桁数13)、数字(桁数8,2)、数字(桁数10)、数量(桁数6)であることを定義している。
【0025】
また前記変換パラメータ情報305は、XML形式データの変換元となるタグとCSV形式の変換後の項目番号値を対比したものであって、例えば図8に示す如く、CSV形式変換後の項目番号値1〜10に対応したタグとして、data/senderID、data/receiverID、data/sendDate、data/list/tradeNumber、data/list/shipToCode、data/list/item/lineNumber、data/list/item/itemCode、data/list/item/netPrice、data/list/item/sellingPrice、data/list/item/quantityが設定されている。例えば、CSVデータに含まれる出現順が最初の項目番号値「1」に設定されたタグが「data/senderID」、次の項目番号「1」に設定されたタグが「data/receiverID」であることが設定されている。
【0026】
また前述のXML形式の入力データ302は、データを予め規定されたタグによって囲うように記述されているものであって、例えば図9の例では、タグ<data>により開始され、タグ</data>により終了するデータ範囲において、タグ<sendID>及び</sendID>により囲まれたデータ「00012345」が送信者IDであり、<receiveID>及び</receiveID>により囲まれたデータ「00054321」が受信者IDであり、タグ<tradwNumber>及び</tradwNumber>により囲まれた値が伝票番号「00000001」である旨その他情報が記述されたものであって、この記述ルールは前述のXML定義情報によって定められている。
【0027】
更に本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、コンピュータのメモリ等にXMLデータ解析ワークテーブル(図16)とCSVデータ解析ワークテーブル(図17)とマッチング結果ワークテーブル(図14)とを備え、前記XMLデータ解析ワークテーブルは、XML形式の入力データを解析する際に使用されるワークテーブルであって、本実施形態の場合、図16に示す如く、商取引情報に含まれる複数の項目名(情報)として、例えば送信者ID、受信者ID、送信日時、伝票番号、納品先コード、納品先名称、納品先名称カナ、明細番号、商品コード、商品名、商品名カナ、原単価、売単価、数量(バラ)が予め設定され、当該各項目名(情報)毎にXML言語におけるパス文字列であるタグ名(xpath)並びにデータ文字列であるデータ[1]とデータ[2]との項目が予め設定されているものである。尚、このXMLデータ解析ワークテーブルの前記複数の項目名(情報)は、入力したXML言語に含まれるダグを抽出し、XML定義情報を参照して生成しても良い。
【0028】
前記CSVデータ解析ワークテーブルは、図17に示す如く、項目名として、送信者ID、受信者ID、送信日時、伝票番号、納品先コード、明細番号、商品コード、原単価、売単価、数量(バラ)予め設定され、当該各項目毎に予め商取引用に設定されたCSVにおける項目番号(値)とデータ型と桁数との項目が予め設定されているものである。尚、このCSVデータ解析ワークテーブルの前記複数の項目名は、入力したCSVデータに含まれる項目番号値をデータ出現順によりカウントして抽出し、CSV定義情報を参照して生成しても良い。
【0029】
前記マッチング結果ワークテーブルは、図14に示す如く、前述のCSVデータから抽出したCSV形式における項目番号値と該項目番号に対応した項目名の対応情報と、XMLデータから解析した項目名と該項目名に対応したタグ名との対応情報とを格納するものである。
【0030】
[動作]
本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、所定の情報(電子商取引情報)を基に記述されたXML形式の入力データ302と、該入力データ302と同一の所定情報(電子商取引情報)を基に記述されたCSV形式の出力データ304とを入力とし、両データを元に変換パラメータ情報305を生成して出力するものであって、この変換パラメータ情報305の生成手順を次に説明する。
【0031】
まず、本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、図2に示す如く、XML形式の入力データ302を読み込むステップS401と、該読み込んだXML形式の入力データ302の記述内容をXML定義情報303を参照して解析するステップS402を実行する。
【0032】
このステップS402によるXML形式の入力データ302の解析手法は、図3に示す如く、変換パラメータ生成エンジン301が、前述したパス文字列及びデータ文字列を格納するメモリ空間をクリアするステップS501と、図9に示したXMLデータを先頭行から行単位に読み込むステップS502と、該ステップS502により読み込んだXMLデータがタグかデータかをXML定義情報を参照して判定するステップS503と、該ステップS503においてタグと判定したとき、開始タグか終了タグかを判定(最初に出現したタグは開始、次に同一名タグが「/」付きで出現したときには終了と判定)し、終了タグと判定したときに前記ステップS501に戻るステップS504と、該ステップS504において開始タグと判定したとき、該判定したパス文字列及びタグ名をXMLデータ解析ワークテーブルのタグ名(xpath)欄に代入し、前記ステップS501に戻るステップS505と、前記ステップS503において、読み込んだXMLをデータと判定したとき、図10に示す如く前記判定したデータをXMLデータ解析ワークテーブルのデータ[1]欄に代入するステップS506と、前記XML定義情報(図6)を検索し、前記XMLデータ解析ワークテーブルの「パス文字列」(例えば「data/senderID」)と一致する行(レコード)のデータ[1]欄のデータ文字列(例えば「00012345」)を次欄の「データ[2]」に格納する処理を繰り返すことによって、XMLデータ解析ワークテーブル(図16)の各欄にタグ名及びデータを図11に示す如く格納してステップS507に戻るステップS507とを実行する。
【0033】
このように本実施形態による本解析手法は、ステップS504により判定した開始タグ(例えば、パス文字列の「data」及び次行のタグ名の「senderID)をステップS505によりXMLデータ解析ワークテーブルのタグ名(epath)欄に格納し、ステップS503により判定したデータをXMLデータ解析ワークテーブルのデータ[1]欄に格納し、ステップS507によりデータ[1]欄に格納したデータをデータ[2]欄に格納する処理を繰り返すことによって、図11に示した如きXMLデータの解析結果(2)を取得する。
【0034】
さて、本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、前述の図2のステップS402に戻り、図12に示したCSVデータの読み込みを行うステップS403と、該ステップS403により読み込んだCSVデータをCSV定義情報(図7)を基に解析するステップS404とを実行する。
【0035】
このステップS404によるCSVデータの解析手法は、図4に示す如く、変換パラメータ生成エンジン301が、CSVデータの1行を読み込むステップS601と、該ステップS601により全てのデータを読み込んだか否かを判定し、全てのデータを読み込んだと判定したとき、処理を終了するステップS602と、該ステップS602においてデータ読み込みが終了していないと判定したとき、前述の読み込んだ1行データ内のカンマにより区切られる1項目データ(例えば「00012345」)を読み込むステップS603と、該ステップS603により読み込んだデータを前記CSV定義情報を参照してCSV解析ワークテーブルの該当の項目欄に格納するステップS604と、1行内のデータ読み込みが終了したか否かを判定し、読み込み終了と判定したときに前記ステップS601に戻って次行のデータ読み込みを行い、読み込み終了でないと判定したときに、前記ステップS603に戻って1行内の次の項目データ(例えば「00054321」)を読み込むステップS601に戻るステップS605とを実行するように動作する。
これら一連のステップによって本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、図13に示す如きCSV解析結果をCSVデータ解析テーブルに格納することができる。
【0036】
さて、前述のようにXML及びCSV形式のデータ解析を行った本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、図2のステップに戻り、図11に示したXMLデータ解析結果と図17に示したCSV解析結果とをマッチングし、XMLデータとCSVデータとの紐付け(リンク付け)を行うステップS405と、該ステップS406により紐付けを行った結果を図14に示したマッチング結果ワークテーブルに格納し、次いで該マッチング結果ワークテーブルに格納した対応情報からCSVの項目番号と該項目番号に対応するXMLデータのタグ名とを抽出した図15に示す変換パラメータを出力するステップS406を実行することによって、変換パラメータ生成システムにおける変換パラメータを容易に生成することができる。
【0037】
前記ステップS405によるXMLデータとCSVデータとの紐付け処理の詳細は、図5に示す如く、図13に示すCSV解析結果データを1行(レコード)毎に読み込むステップS701と、CSV解析結果データの読み込みが終了したか否かを判定し、終了したと判定したときに処理を終了するステップS702と、該ステップS702において終了していないと判定したとき、前記ステップS701により読み込んだ解析結果データ、例えば、項目順番1番目のデータの項目名の「送信者ID」を基にXML解析結果データ(図11)を検索するステップS703と、該ステップS703により検索したXML解析結果データと一致するか否かを判定するステップS704と、該ステップS704により一致した項目名のCSVデータの項目番号及び該項目番号に対応する項目名と、一致したXMLデータの項目名と該項目名に対応するタグ名(expath)とを図14に示すマッチング結果ワークテーブルに格納するステップS705とを実行する。このステップS705に格納する情報を具体的に説明すると、CSVデータから抽出したCSVにおける項目番号と該項目番号に対応した項目名の対応情報(例えば項目番号「1」と項目名「送信者ID」)、XMLデータから解析した項目名と該項目名に対応したタグ名との対応情報(例えば項目名「送信者ID」とタグ名「data/senderID」)である。尚、前記ステップS704における解析結果データとの一致は、項目名のみが一致するか否かの判定に限らず、項目名とデータ型とデータ桁数の全てが一致するか判定しても良い。
【0038】
この様に本実施形態における変換パラメータ生成方法を採用した変換パラメータ生成システムは、同一内容の情報(電子取引情報)をXML形式に変換したXMLデータとCSV形式に変換したCSVデータとの両者を読み込み、該XMLデータをXML定義情報を参照して解析し、項目名と該項目名に対応するタグ名との対応をXMLデータ解析ワークテーブルとして生成する工程と、前記CSVデータをCSV定義情報を参照して解析し、項目番号と該項目番号に対応する項目名との対応をCSVデータ解析テーブルとして生成する工程と、前記解析したXMLデータ解析ワークテーブル及びCSVデータ解析ワークテーブルとを比較し、同一の項目名(情報)に対応するXML形式のタグとの対応を示す変換パラメータ情報を生成することができる。
【0039】
このように生成された変換パラメータ情報は、例えば企業間電子商取引におけるEDIシステムにおいて、前述の同一の商品取引情報のXMLデータ及びCSVデータを用いて変換パラメータ情報を生成した後、該生成した変換パラメータを用いて図示しない変換プログラムがデータ変換を行うことによって、同一企業間並びに同一商品に対する電子商取引におけるXMLデータとCSVデータ間の相互変換を容易に行うことができる。また、本実施形態における変換パラメータ生成システムは、同一企業間並びに同一商品の電子商取引におけるXMLデータとCSVデータとを複数入力することによって、前述の変換パラメータ情報を更に学習させることもできる。尚、前述の変換プログラムによるデータ変換は、例えばXMLデータをCSVデータに変換するとき、XMLデータを読み込む第1工程と、XML定義情報を用いて前記XMLデータを解析する第2工程と、図15に示した変換パラメータ情報を読み込む第3工程と、該変換パラメータ情報を基に前記解析したデータをCSVデータに変換(CSV定義情報に規定された項目番号順にタグに書き込まれたデータをカンマ区切りで記載するように変換等)する第4工程とを実行することによって行われる。
更にEDIシステムにおいて、複数の企業間の電子商取引における変換パラメータに予め識別子を付与しておき、入力された発信側企業と受信側企業との組合せに応じて前述の識別子を基に変換パラメータ情報を選択してデータ変換を行うことによって、企業間のデータ形式の相違に係わらず、企業間における電子商取引を容易に行うこともできる。
【0040】
尚、前述の実施形態においては、カンマ区切り方式のCSVデータとXMLデータ間の変換を行う例を説明したが、本発明は、これらデータ形式間の変換に限られるものではなく、他のデータ形式間における変換パラメータも生成することができる。例えば本発明は、CSV形式に変えて、データの区切りとしてダブルクォート「"」、タブ、スペース等の任意の区切り識別子を用いたCSV形式から派生したデータ形式と、XML形式に変えて、データをタグで囲うことによりデータ種や範囲を指定するHTML(HyperText Markup Language)、SGML(Standard Generalized Markup Language)、SGMLから発展したHTML(HyperText Markup Language)、TeX等のマークアップ言語(markup language)のデータ形式間の変換パラメータも生成することができる。この場合の変換パラメータ生成エンジンは、例えば、図4に示すCSVデータの解析処理において、ダブルクォート又はタブ又はスペース等の区切り識別子を用いてデータを抽出し、図17に示したCSVデータ解析テーブルに該抽出したデータを格納することによって、データの解析を行うように動作することにより、変換パラメータを生成することができる。尚、本明細書では、前述の区切り識別子を用いたデータ形式も含めCSV形式と呼ぶ。
【符号の説明】
【0041】
300:変換パラメータ生成システム、301:変換パラメータ生成エンジン、302:XML形式の入力データ、303:XML定義情報、304:CSV形式の出力データ、305:変換パラメータ情報、306:CSV定義情報。
【技術分野】
【0001】
本発明は、予め設定されたデータ形式を基に作成したデータを他のデータ形式に変換を行うための変換パラメータ情報を生成する変換パラメータ生成システム及び同変換プログラムに係り、例えば、商取引に関する情報を標準的な書式に統一して企業間で電子的に交換するためのEDI(Electronic Data Interchange)におけるXML形式データをCSV形式データに変換するための変換パラメータ情報を容易に生成することができる変換パラメータ生成システム及び同変換プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
EDIなどの企業間電子商取引では、通信で使われるデータ形式は標準化されている場合が多いものの、企業内で使用するデータはそれぞれ独自のものを使用している場合が多く、例えば、JCA手順(日本チェーンストア協会が規定した取引先データ交換標準通信制御手順)、ebXML手順(XMLを活用した企業間電子商取引のための国際標準仕様)、JX手順(企業間EDIを行う際のメッセージ交換手順について国際標準仕様[SOAP−RPC]を基に制定されたガイドラインによる)、流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)Ver1.0、該流通BMSVer1.0をアパレル商材にも利用できるように設定した流通BMSVer1.1、該流通BMSVer1.0を生鮮食料品特有の商慣行・取引に対応するために設定した流通BMS生鮮Ver.1.0があり、データ形式としては、CSV/XML/固定長/流通BMSの4種が挙げられるが、これに限られるものではない。
【0003】
このように商取引情報をやりとりする情報交換コンピュータシステムであるEDIシステムは、データ交換の手順(通信プロトコル)や使用する業務メッセージ(発注、支払など)が企業毎に異なることが多く、更に小売企業毎にメッセージの形式が異なる場合が多いため、企業同士が直接やりとりする方式ではなく、EDIセンタという中継センタを経由してやりとりする場合が多いことが知られている。
【0004】
従来技術によるEDIセンタは、前述の異なるデータ形式の商取引情報を各企業にて取り扱うデータ形式に変換するためのデータ形式変換システムを含み、このようなデータ形式変換システムが記載された文献としては下記特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、固定長データを可変長データに変換するための変換パラメータをレイアウトパラメータとして用意し、このレイアウトパラメータを用いてデータ形式の変換を行う技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−296510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の従来技術によるデータ変換技術は、データ変換を行う際の変換規則をレイアウトパラメータと呼ばれる変換パラメータを用いて行うことができるものの、この変換パラメータを用意しておくことが前提となり、当該変換パラメータを各種データ変換の規則に合わせて作成しなければならないと言う不具合があった。特にEDIシステムにおけるデータ変換は、各種企業間で取り扱うデータ種の組合せが多種存在するため、この種の組合せに合わせて多種のデータ変換パラメータを作成しなればならないと言う不具合があった。
【0007】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、変換パラメータを容易に作成することができる変換パラメータ生成システム及び変換パラメータ生成プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために本発明は、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
マークアップ言語形式のタグと項目名情報との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行することを第1の特徴とする。
【0009】
また本発明は、第1の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませることを第2の特徴とする。
【0010】
また本発明は、第1又は第2の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、マークアップ言語データから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを第3の特徴とする。
【0011】
更に本発明は、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
XML形式のタグと項目名情報との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記XML定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行することを第4の特徴とする。
【0012】
また本発明は、第4の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませることを第5の特徴とする。
【0013】
また本発明は、第4又は第5の特徴の変換パラメータ生成システムにおいて、前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、XMLデータから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを第6の特徴とする。
【0014】
更に本発明は、マークアップ言語形式のタグと項目名との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させることを第7の特徴とする。
【0015】
また本発明は、第7の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現することを第8の特徴とする。
【0016】
また本発明は、第7又は第8の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、マークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させることを第9の特徴とする。
【0017】
更に本発明は、XML形式のタグと項目名との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させることを第10の特徴とする。
【0018】
また本発明は、第10の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現することを第11の特徴とする。
【0019】
また本発明は、第10又は第11の特徴の変換パラメータ生成プログラムにおいて、前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、XMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させることを第12の特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明による変換パラメータ生成システム及び変換パラメータ生成プログラムは、所定の情報をマークアップ言語(例えばXML形式)定義情報に従ってマークアップ言語形式にて記述したマークアップ言語データと、前記所定の情報をCSV定義情報に従ってCSV形式にて記述したCSVデータとを用意し、前記同一の所定情報を基に変換したマークアップ言語データとCSVデータとを解析し、該解析結果に含まれるマークアップ言語データ中のタグ名と項目名の対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルに格納すると共にCSVデータ中の項目番号値と項目名情報の対応をCSVデータ解析ワークテーブルに格納し、これら解析テーブルに格納した共通の項目名情報を基に、CSV形式における項目番号値順とマークアップ言語形式におけるタグ名との対応を変換パラメータ情報として抽出することによって、変換パラメータ情報を容易に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態による変換パラメータ生成システムの概略構成図。
【図2】本実施形態による変換パラメータ生成の全体動作の説明図。
【図3】本実施形態によるXMLデータ解析処理の説明図。
【図4】本実施形態によるCSVデータ解析処理の説明図。
【図5】本実施形態によるXML/CSVデータの紐付け処理の説明図。
【図6】本実施形態によるXML定義情報例を示す図。
【図7】本実施形態によるCSV定義情報例を示す図。
【図8】本実施形態による変換パラメータ情報例を示す図。
【図9】本実施形態によるXMLデータ例を示す図。
【図10】本実施形態によるXML解析後データ例(1)を示す図。
【図11】本実施形態によるXML解析後データ例(2)を示す図。
【図12】本実施形態によるCSVデータ例を示す図。
【図13】本実施形態によるCSV解析後データ例を示す図。
【図14】本実施形態によるXMLとCSVマッチング結果例を示す図。
【図15】本実施形態による変換パラメータ情報例を示す図。
【図16】本実施形態によるXMLデータ解析ワークテーブルを示す図。
【図17】本実施形態によるCSVデータ解析ワークテーブルを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明による変換パラメータ生成方法を採用した変換パラメータ生成システムの一実施形態を図面を参照して説明する。
[構成]
本実施形態による変換パラメータ生成システム300は、所定の情報(例えば、電子商取引情報)をXML定義情報303のXML定義に従って記述したXML形式の入力データ302並びに前記所定の情報をCSV定義情報305のCSV定義に従って記述したCSV形式の出力データ304を個別に用意し、前記XML形式の入力データ302及びCSV形式の出力データ304の両者を入力して変換パラメータ情報305として出力する変換パラメータ生成エンジン301を備えるものであって、該変換パラメータ生成エンジン301は、コンピュータ上で動作するソフトウェア又はハードウェアによって構成され、後述する各種テーブルや定義情報はハードディスクやメモリ等に格納されているものとする。尚、前記XML形式の入力データ302並びに前記CSV形式の出力データ304は、同一の所定情報(電子商取引情報)を各データ形式規則(定義情報)に従って別個に記述したものである。
【0023】
前記XML定義情報303は、例えば図6に示す如く、データ送信元を示す送信者IDと、データ受信先を示す受信者IDと、該データを送信した日時を示す送信日時と、該データに付与された伝票番号と、商品の納入先を示す納品先コードと、該納入先の納品先名称と、該納入先名称のカナ表記である納品先名称カナと、商品の明細を示す明細番号と、該商品の商品コードと、該商品の商品名と、該商品のカナ表記である商品名カナと、該商品の原単価と、該商品の売単価と、該商品の数量を示す数量(バラ)との各項目名(情報)から構成され、例えば各項目名に対応するタグ名(epath)として、data/senderID、data/receiverID、data/sendDate、data/list/tradeNumber、data/list/shipToCode、data/list/shipToName、data/list/shipToNameKana、data/list/item/lineNumber、data/list/item/itemCode、data/list/item/itemName、data/list/item/itemNameKana、data/list/item/netPrice、data/list/item/sellingPrice、data/list/item/quantityが設定され、各項目のデータ型が、数字、数字、日付、数字、数字、文字、文字(カナ)、数字、英数、文字、文字(カナ)、数字、数字、数字であり、各項目の桁数が、8、8、8、6、8、20、20、3、13、20、20、8,2、8,2、6であることが設定されている。
【0024】
他方、前述のCSVデータ定義情報306は、例えば図7に示す如く、項目番号値毎に、項目名(情報)として、送信者ID、受信者ID、送信日時、伝票番号、納品先コード、明細番号、商品コード、原単価、売単価、数量(バラ)の各項目が設定され、各項目名(情報)毎のデータ型として、数字(桁数8)、数字(桁数8)、日付(桁数8)、数字(桁数6)、数字(桁数8)、数字(桁数3)、英数(桁数13)、数字(桁数8,2)、数字(桁数10)、数量(桁数6)であることを定義している。
【0025】
また前記変換パラメータ情報305は、XML形式データの変換元となるタグとCSV形式の変換後の項目番号値を対比したものであって、例えば図8に示す如く、CSV形式変換後の項目番号値1〜10に対応したタグとして、data/senderID、data/receiverID、data/sendDate、data/list/tradeNumber、data/list/shipToCode、data/list/item/lineNumber、data/list/item/itemCode、data/list/item/netPrice、data/list/item/sellingPrice、data/list/item/quantityが設定されている。例えば、CSVデータに含まれる出現順が最初の項目番号値「1」に設定されたタグが「data/senderID」、次の項目番号「1」に設定されたタグが「data/receiverID」であることが設定されている。
【0026】
また前述のXML形式の入力データ302は、データを予め規定されたタグによって囲うように記述されているものであって、例えば図9の例では、タグ<data>により開始され、タグ</data>により終了するデータ範囲において、タグ<sendID>及び</sendID>により囲まれたデータ「00012345」が送信者IDであり、<receiveID>及び</receiveID>により囲まれたデータ「00054321」が受信者IDであり、タグ<tradwNumber>及び</tradwNumber>により囲まれた値が伝票番号「00000001」である旨その他情報が記述されたものであって、この記述ルールは前述のXML定義情報によって定められている。
【0027】
更に本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、コンピュータのメモリ等にXMLデータ解析ワークテーブル(図16)とCSVデータ解析ワークテーブル(図17)とマッチング結果ワークテーブル(図14)とを備え、前記XMLデータ解析ワークテーブルは、XML形式の入力データを解析する際に使用されるワークテーブルであって、本実施形態の場合、図16に示す如く、商取引情報に含まれる複数の項目名(情報)として、例えば送信者ID、受信者ID、送信日時、伝票番号、納品先コード、納品先名称、納品先名称カナ、明細番号、商品コード、商品名、商品名カナ、原単価、売単価、数量(バラ)が予め設定され、当該各項目名(情報)毎にXML言語におけるパス文字列であるタグ名(xpath)並びにデータ文字列であるデータ[1]とデータ[2]との項目が予め設定されているものである。尚、このXMLデータ解析ワークテーブルの前記複数の項目名(情報)は、入力したXML言語に含まれるダグを抽出し、XML定義情報を参照して生成しても良い。
【0028】
前記CSVデータ解析ワークテーブルは、図17に示す如く、項目名として、送信者ID、受信者ID、送信日時、伝票番号、納品先コード、明細番号、商品コード、原単価、売単価、数量(バラ)予め設定され、当該各項目毎に予め商取引用に設定されたCSVにおける項目番号(値)とデータ型と桁数との項目が予め設定されているものである。尚、このCSVデータ解析ワークテーブルの前記複数の項目名は、入力したCSVデータに含まれる項目番号値をデータ出現順によりカウントして抽出し、CSV定義情報を参照して生成しても良い。
【0029】
前記マッチング結果ワークテーブルは、図14に示す如く、前述のCSVデータから抽出したCSV形式における項目番号値と該項目番号に対応した項目名の対応情報と、XMLデータから解析した項目名と該項目名に対応したタグ名との対応情報とを格納するものである。
【0030】
[動作]
本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、所定の情報(電子商取引情報)を基に記述されたXML形式の入力データ302と、該入力データ302と同一の所定情報(電子商取引情報)を基に記述されたCSV形式の出力データ304とを入力とし、両データを元に変換パラメータ情報305を生成して出力するものであって、この変換パラメータ情報305の生成手順を次に説明する。
【0031】
まず、本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、図2に示す如く、XML形式の入力データ302を読み込むステップS401と、該読み込んだXML形式の入力データ302の記述内容をXML定義情報303を参照して解析するステップS402を実行する。
【0032】
このステップS402によるXML形式の入力データ302の解析手法は、図3に示す如く、変換パラメータ生成エンジン301が、前述したパス文字列及びデータ文字列を格納するメモリ空間をクリアするステップS501と、図9に示したXMLデータを先頭行から行単位に読み込むステップS502と、該ステップS502により読み込んだXMLデータがタグかデータかをXML定義情報を参照して判定するステップS503と、該ステップS503においてタグと判定したとき、開始タグか終了タグかを判定(最初に出現したタグは開始、次に同一名タグが「/」付きで出現したときには終了と判定)し、終了タグと判定したときに前記ステップS501に戻るステップS504と、該ステップS504において開始タグと判定したとき、該判定したパス文字列及びタグ名をXMLデータ解析ワークテーブルのタグ名(xpath)欄に代入し、前記ステップS501に戻るステップS505と、前記ステップS503において、読み込んだXMLをデータと判定したとき、図10に示す如く前記判定したデータをXMLデータ解析ワークテーブルのデータ[1]欄に代入するステップS506と、前記XML定義情報(図6)を検索し、前記XMLデータ解析ワークテーブルの「パス文字列」(例えば「data/senderID」)と一致する行(レコード)のデータ[1]欄のデータ文字列(例えば「00012345」)を次欄の「データ[2]」に格納する処理を繰り返すことによって、XMLデータ解析ワークテーブル(図16)の各欄にタグ名及びデータを図11に示す如く格納してステップS507に戻るステップS507とを実行する。
【0033】
このように本実施形態による本解析手法は、ステップS504により判定した開始タグ(例えば、パス文字列の「data」及び次行のタグ名の「senderID)をステップS505によりXMLデータ解析ワークテーブルのタグ名(epath)欄に格納し、ステップS503により判定したデータをXMLデータ解析ワークテーブルのデータ[1]欄に格納し、ステップS507によりデータ[1]欄に格納したデータをデータ[2]欄に格納する処理を繰り返すことによって、図11に示した如きXMLデータの解析結果(2)を取得する。
【0034】
さて、本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、前述の図2のステップS402に戻り、図12に示したCSVデータの読み込みを行うステップS403と、該ステップS403により読み込んだCSVデータをCSV定義情報(図7)を基に解析するステップS404とを実行する。
【0035】
このステップS404によるCSVデータの解析手法は、図4に示す如く、変換パラメータ生成エンジン301が、CSVデータの1行を読み込むステップS601と、該ステップS601により全てのデータを読み込んだか否かを判定し、全てのデータを読み込んだと判定したとき、処理を終了するステップS602と、該ステップS602においてデータ読み込みが終了していないと判定したとき、前述の読み込んだ1行データ内のカンマにより区切られる1項目データ(例えば「00012345」)を読み込むステップS603と、該ステップS603により読み込んだデータを前記CSV定義情報を参照してCSV解析ワークテーブルの該当の項目欄に格納するステップS604と、1行内のデータ読み込みが終了したか否かを判定し、読み込み終了と判定したときに前記ステップS601に戻って次行のデータ読み込みを行い、読み込み終了でないと判定したときに、前記ステップS603に戻って1行内の次の項目データ(例えば「00054321」)を読み込むステップS601に戻るステップS605とを実行するように動作する。
これら一連のステップによって本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、図13に示す如きCSV解析結果をCSVデータ解析テーブルに格納することができる。
【0036】
さて、前述のようにXML及びCSV形式のデータ解析を行った本実施形態による変換パラメータ生成エンジン301は、図2のステップに戻り、図11に示したXMLデータ解析結果と図17に示したCSV解析結果とをマッチングし、XMLデータとCSVデータとの紐付け(リンク付け)を行うステップS405と、該ステップS406により紐付けを行った結果を図14に示したマッチング結果ワークテーブルに格納し、次いで該マッチング結果ワークテーブルに格納した対応情報からCSVの項目番号と該項目番号に対応するXMLデータのタグ名とを抽出した図15に示す変換パラメータを出力するステップS406を実行することによって、変換パラメータ生成システムにおける変換パラメータを容易に生成することができる。
【0037】
前記ステップS405によるXMLデータとCSVデータとの紐付け処理の詳細は、図5に示す如く、図13に示すCSV解析結果データを1行(レコード)毎に読み込むステップS701と、CSV解析結果データの読み込みが終了したか否かを判定し、終了したと判定したときに処理を終了するステップS702と、該ステップS702において終了していないと判定したとき、前記ステップS701により読み込んだ解析結果データ、例えば、項目順番1番目のデータの項目名の「送信者ID」を基にXML解析結果データ(図11)を検索するステップS703と、該ステップS703により検索したXML解析結果データと一致するか否かを判定するステップS704と、該ステップS704により一致した項目名のCSVデータの項目番号及び該項目番号に対応する項目名と、一致したXMLデータの項目名と該項目名に対応するタグ名(expath)とを図14に示すマッチング結果ワークテーブルに格納するステップS705とを実行する。このステップS705に格納する情報を具体的に説明すると、CSVデータから抽出したCSVにおける項目番号と該項目番号に対応した項目名の対応情報(例えば項目番号「1」と項目名「送信者ID」)、XMLデータから解析した項目名と該項目名に対応したタグ名との対応情報(例えば項目名「送信者ID」とタグ名「data/senderID」)である。尚、前記ステップS704における解析結果データとの一致は、項目名のみが一致するか否かの判定に限らず、項目名とデータ型とデータ桁数の全てが一致するか判定しても良い。
【0038】
この様に本実施形態における変換パラメータ生成方法を採用した変換パラメータ生成システムは、同一内容の情報(電子取引情報)をXML形式に変換したXMLデータとCSV形式に変換したCSVデータとの両者を読み込み、該XMLデータをXML定義情報を参照して解析し、項目名と該項目名に対応するタグ名との対応をXMLデータ解析ワークテーブルとして生成する工程と、前記CSVデータをCSV定義情報を参照して解析し、項目番号と該項目番号に対応する項目名との対応をCSVデータ解析テーブルとして生成する工程と、前記解析したXMLデータ解析ワークテーブル及びCSVデータ解析ワークテーブルとを比較し、同一の項目名(情報)に対応するXML形式のタグとの対応を示す変換パラメータ情報を生成することができる。
【0039】
このように生成された変換パラメータ情報は、例えば企業間電子商取引におけるEDIシステムにおいて、前述の同一の商品取引情報のXMLデータ及びCSVデータを用いて変換パラメータ情報を生成した後、該生成した変換パラメータを用いて図示しない変換プログラムがデータ変換を行うことによって、同一企業間並びに同一商品に対する電子商取引におけるXMLデータとCSVデータ間の相互変換を容易に行うことができる。また、本実施形態における変換パラメータ生成システムは、同一企業間並びに同一商品の電子商取引におけるXMLデータとCSVデータとを複数入力することによって、前述の変換パラメータ情報を更に学習させることもできる。尚、前述の変換プログラムによるデータ変換は、例えばXMLデータをCSVデータに変換するとき、XMLデータを読み込む第1工程と、XML定義情報を用いて前記XMLデータを解析する第2工程と、図15に示した変換パラメータ情報を読み込む第3工程と、該変換パラメータ情報を基に前記解析したデータをCSVデータに変換(CSV定義情報に規定された項目番号順にタグに書き込まれたデータをカンマ区切りで記載するように変換等)する第4工程とを実行することによって行われる。
更にEDIシステムにおいて、複数の企業間の電子商取引における変換パラメータに予め識別子を付与しておき、入力された発信側企業と受信側企業との組合せに応じて前述の識別子を基に変換パラメータ情報を選択してデータ変換を行うことによって、企業間のデータ形式の相違に係わらず、企業間における電子商取引を容易に行うこともできる。
【0040】
尚、前述の実施形態においては、カンマ区切り方式のCSVデータとXMLデータ間の変換を行う例を説明したが、本発明は、これらデータ形式間の変換に限られるものではなく、他のデータ形式間における変換パラメータも生成することができる。例えば本発明は、CSV形式に変えて、データの区切りとしてダブルクォート「"」、タブ、スペース等の任意の区切り識別子を用いたCSV形式から派生したデータ形式と、XML形式に変えて、データをタグで囲うことによりデータ種や範囲を指定するHTML(HyperText Markup Language)、SGML(Standard Generalized Markup Language)、SGMLから発展したHTML(HyperText Markup Language)、TeX等のマークアップ言語(markup language)のデータ形式間の変換パラメータも生成することができる。この場合の変換パラメータ生成エンジンは、例えば、図4に示すCSVデータの解析処理において、ダブルクォート又はタブ又はスペース等の区切り識別子を用いてデータを抽出し、図17に示したCSVデータ解析テーブルに該抽出したデータを格納することによって、データの解析を行うように動作することにより、変換パラメータを生成することができる。尚、本明細書では、前述の区切り識別子を用いたデータ形式も含めCSV形式と呼ぶ。
【符号の説明】
【0041】
300:変換パラメータ生成システム、301:変換パラメータ生成エンジン、302:XML形式の入力データ、303:XML定義情報、304:CSV形式の出力データ、305:変換パラメータ情報、306:CSV定義情報。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
マークアップ言語形式のタグと項目名情報との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行する変換パラメータ生成システム。
【請求項2】
前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませる請求項1記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項3】
前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、マークアップ言語データから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出する請求項1又は2記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項4】
複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
XML形式のタグと項目名情報との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記XML定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行する変換パラメータ生成システム。
【請求項5】
前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませる請求項4記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項6】
前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、XMLデータから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出する請求項4又は5記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項7】
マークアップ言語形式のタグと項目名との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させる変換パラメータ生成プログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現する請求項7記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項9】
前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、マークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させる請求項5又は7又は8記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項10】
XML形式のタグと項目名との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させる変換パラメータ生成プログラム。
【請求項11】
前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現する請求項10記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項12】
前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、XMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させる請求項10又は11記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項1】
複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
マークアップ言語形式のタグと項目名情報との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行する変換パラメータ生成システム。
【請求項2】
前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませる請求項1記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項3】
前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、マークアップ言語データから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出する請求項1又は2記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項4】
複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータと、前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報をコンピュータにより生成する変換パラメータ生成システムであって、
XML形式のタグと項目名情報との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、
CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、
前記変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、
XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、
CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリとを備え、
前記コンピュータが、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1工程と、
該第1工程により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、前記XML定義情報テーブルメモリから前記抽出したタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2工程と、
前記第1工程により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3工程と、
前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名情報との対応情報と前記第3工程によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号値と項目名情報との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4工程とを実行する変換パラメータ生成システム。
【請求項5】
前記コンピュータが、前記第4工程において、前記第2工程によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報とする工程を含ませる請求項4記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項6】
前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータが、
前記第2工程において、XMLデータから抽出したタグ並びに該タグにより囲まれたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、
前記第3工程において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出する請求項4又は5記載の変換パラメータ生成システム。
【請求項7】
マークアップ言語形式のタグと項目名との対応を示すマークアップ言語定義情報を格納したマークアップ言語定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとマークアップ言語データ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、マークアップ言語データを解析したマークアップ言語データ解析結果情報を格納するマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順に区切り識別子を用いて格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するマークアップ言語データとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をマークアップ言語定義情報に基づいて記述したマークアップ言語データ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したマークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とマークアップ言語データのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させる変換パラメータ生成プログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりマークアップ言語データ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現する請求項7記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項9】
前記マークアップ言語定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、マークアップ言語データに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記マークアップ言語定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させる請求項5又は7又は8記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項10】
XML形式のタグと項目名との対応を示すXML定義情報を格納したXML定義情報テーブルメモリと、CSV形式の項目番号値と項目名情報との対応を示すCSV定義情報を格納したCSV定義情報テーブルメモリと、CSVデータとXMLデータ間のデータ変換を行うための変換パラメータ情報を格納する変換パラメータ情報テーブルメモリと、XMLデータを解析したXMLデータ解析結果情報を格納するXMLデータ解析ワークテーブルメモリと、CSVデータを解析したCSVデータ解析結果情報を格納するCSVデータ解析ワークテーブルメモリと、複数のデータを予め定められた項目名情報に対応した項目番号値順にカンマ区切りで格納したCSVデータ並びに前記項目名情報に対応したタグにより囲まれた複数のデータを格納するXMLデータとを入力とし、前記変換パラメータ情報を生成するコンピュータを備えた変換パラメータ生成システムの変換パラメータ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
所定の情報をXML定義情報に基づいて記述したXMLデータ及び前記所定の情報をCSV定義情報に基づいて記述したCSVデータを入力する第1機能と、
該第1機能により入力したXMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグを基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出し、該タグと項目名情報との対応情報をXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第2機能と、
前記第1機能により入力したCSVデータに含まれるデータ及び該データの出現する順番である項目番号値を抽出し、該抽出した項目番号値を基に前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報との対応情報をCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納する第3機能と、
前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納したタグと項目名との対応情報と前記第3機能によりCSVデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目番号と項目名との対応情報を基に、CSVデータの項目番号値とXMLデータのタグとの対応を前記変換パラメータ情報として抽出する第4機能とを実現させる変換パラメータ生成プログラム。
【請求項11】
前記コンピュータに、前記第4機能において、前記第2機能によりXMLデータ解析ワークテーブルメモリに格納した項目名情報と同一な項目名情報に対応した項目番号値をCSVデータ解析ワークテーブルメモリから抽出し、該抽出した項目番号値と項目名情報の対応を前記変換パラメータ情報として抽出する機能を実現する請求項10記載の変換パラメータ生成プログラム。
【請求項12】
前記XML定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記CSV定義情報が、前記項目名情報に対応したデータ形式を示すデータ型及び該データの桁の数を示す桁数を含み、
前記コンピュータに、
前記第2機能において、XMLデータに含まれるタグ及びデータを抽出し、該抽出したタグ並びにデータのデータ型及びデータ桁数を基に前記XML定義情報テーブルメモリからタグに対応する項目名情報を抽出することを実現させ、
前記第3機能において、CSVデータから抽出した項目番号値並びに該項目番号値に設定されたデータのデータ型及びデータ桁数を基に、前記CSV定義情報テーブルメモリから項目番号値に対応する項目名情報を抽出することを実現させる請求項10又は11記載の変換パラメータ生成プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
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【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2010−282467(P2010−282467A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−136057(P2009−136057)
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)
【Fターム(参考)】
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