説明

変速スイッチ

【課題】本発明は、スイッチ本体部に対するスイッチ操作部の変位量を小さくして変速スイッチの取付け自由度を向上させ、さらに防水構造を簡単にする。
【解決手段】本発明に係る変速スイッチ30は、電動工具10のハウジング15内に収納されて、そのハウジング15に対して相対移動不能な状態で取付けられるスイッチ本体部33と、スイッチ本体部33に設けられており、押圧力を受けて歪む際の歪み量に応じた電気信号を出力可能に構成された荷重センサ35とを有しており、スイッチ操作部31は、ハウジング15に対して相対変位可能な状態でそのハウジング15の表面に取付けられて、そのスイッチ操作部31に加わる押圧力を荷重センサ35に伝達する構成であり、スイッチ操作部31の最大変位量が5mm以下に設定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動工具に取付けられており、スイッチ操作部の変位量に応じてその電動工具のモータに対する電力供給量を増減させるための電気信号を出力可能な変速スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
これに関連する従来の変速スイッチが特許文献1に記載されている。
特許文献1の変速スイッチ100は、図9に示すように、指で引き操作されるトリガ102と、そのトリガ102の引き操作に連動する摺動式の可変抵抗(図示省略)等を備えるスイッチ本体部105とから構成されている。トリガ102は後方(図中右方向)に突出する支軸103を備えており、その支軸103が軸方向に摺動可能な状態でスイッチ本体部105の軸受105jに支持されている。さらに、スイッチ本体部105内にはトリガ102を原位置(左端位置)に戻す方向に付勢されたバネ105bが設けられている。
このため、バネ105bの力に抗してトリガ102が引き操作されると、変速スイッチ100がオンし、トリガ102の引き操作量の増加に伴って抵抗値が減少する。そして、変速スイッチ100の抵抗値が減少することで、電動工具のモータに対する電力供給量が増加し、モータの回転速度が増大するようになる。また、トリガ102がバネ105bの力で原位置まで戻されると、変速スイッチ100がオフし、電動工具のモータに対する電力供給量が零となって、モータが停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−260675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した変速スイッチ100では、トリガ102の引き操作量の増減に応じて可変抵抗の抵抗値を変化させる構成のため、スイッチ本体105に対するトリガ102の移動量(ストローク)を比較的大きく設定する必要がある。このため、変速スイッチ100が大型化し、電動工具に対する変速スイッチ100の取付け自由度が低下する。さらに、スイッチ本体105に対するトリガ102のストロークが比較的大きいため、変速スイッチ100を装着した電動工具の防水構造も複雑になる。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、スイッチ本体に対するスイッチ操作部の変位量を小さくして変速スイッチの取付け自由度を向上させるとともに、電動工具の防水構造を簡単にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、電動工具に取付けられており、スイッチ操作部の変位量に応じてその電動工具のモータに対する電力供給量を増減させるための電気信号を出力可能な変速スイッチであって、前記電動工具のハウジング内に収納されて、そのハウジングに対して相対移動不能な状態で取付けられるスイッチ本体部と、前記スイッチ本体部に設けられており、押圧力を受けて歪む際の歪み量に応じた電気信号を出力可能に構成された荷重センサとを有しており、前記スイッチ操作部は、前記ハウジングに対して相対変位可能な状態でそのハウジングの表面に取付けられて、そのスイッチ操作部に加わる押圧力を前記荷重センサに伝達する構成であり、前記スイッチ操作部の最大変位量が5mm以下に設定されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、スイッチ操作部は、そのスイッチ操作部に加わる押圧力を荷重センサに伝達できるように構成されており、荷重センサは前記押圧力を受けて歪む際の歪み量を電気信号に変換できるように構成されている。即ち、変速スイッチは、スイッチ操作部に加えられる押圧力に応じた電気信号を出力できるように構成されており、前記電気信号により電動工具のモータに対する電力供給量を増減することができる。
このため、スイッチ操作部の最大変位量は、理論的には荷重センサの最大歪み量に等しくなり、従来の可変抵抗方式と比較してスイッチ本体部に対するスイッチ操作部の変位量(ストローク)を大幅に低減できる。これにより、変速スイッチを小型化でき、取付け位置の自由度が向上する。
また、スイッチ操作部の最大変位量(ストローク)が5mm以下であるため、例えば、ハウジングの表面とスイッチ操作部とを共にフィルム等で覆うことが可能になり、電動工具の防水構造が簡単になる。
【0008】
請求項2の発明によると、ハウジングが筒状のハウジング本体と、そのハウジング本体の側面から径方向に突出するハンドル部とから構成される電動工具の前記ハンドル部の基端部に前記スイッチ本体部が装着されることを特徴とする。
即ち、変速スイッチのトリガのストロークを小さくできるため、操作性が向上する。
【0009】
請求項3の発明によると、ハウジングが筒状のハウジング本体と、そのハウジング本体の側面から径方向に突出するハンドル部とから構成される電動工具の前記ハウジング本体の後部に前記スイッチ本体部が装着される構成であり、前記スイッチ操作部は、前記ハウジング本体の後端面に取付けられることを特徴とする。
このため、ハウジング本体の後端面を押えることで電動工具の変速操作を行なえるようになり、電動工具の使い勝手が向上する。
【0010】
請求項4の発明によると、スイッチ操作部は、ハウジングの外側に配置される操作部本体と、前記ハウジングの開孔に通される軸部と、前記ハウジングの内側で押圧力を前記荷重センサに伝える荷重伝達部とから構成されており、前記軸部が弾性材により形成されて、前記ハウジングの開孔をシールしていることを特徴とする。
請求項5の発明によると、スイッチ操作部は、ハウジングの外側に配置される操作部本体と、前記ハウジングの開孔に通される軸部と、前記ハウジングの内側で押圧力を前記荷重センサに伝える荷重伝達部とから構成されて、前記操作部本体と軸部と荷重伝達部とが弾性材により一体成形されており、前記軸部が前記ハウジングの開孔をシールしていることを特徴とする。
このように、電動工具の防水構造が簡単になるため、コスト低減を図ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、電動工具に対する変速スイッチの取付け自由度が向上するとともに、防水構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態1に係る変速スイッチを備える電動工具の全体斜視図である。
【図2】前記電動工具の全体縦断面図である。
【図3】前記変速スイッチの側面図である。
【図4】図3のIV-IV矢視断面図である。
【図5】前記変速スイッチで使用される荷重センサの模式回路図である。
【図6】前記変速スイッチで使用される荷重センサに加わる荷重と出力と関係を表すグラフである。
【図7】変更例に係る変速スイッチの模式側面図である。
【図8】変速スイッチを備える電動工具の変更例を表す側面図である。
【図9】従来の変速スイッチを表す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る変速スイッチ30の説明を行なう。本実施形態に係る変速スイッチ30は、インパクトドライバ10(以下、電動工具10という)に使用されるスイッチであり、スイッチ操作部(トリガ31)の変位量に応じてその電動工具10のDCモータ20に対する電力供給量を増減させるための電気信号を出力できるように構成されている。
ここで、図中の前後左右及び上下は、電動工具10の前後左右及び上下に対応している。
【0014】
<電動工具10の概要について>
本実施形態に係る変速スイッチ30について説明する前に、電動工具10の概要について説明する。
電動工具10のハウジング11は、半割り状に形成された左右のハウジング片を幅方向中央位置で嵌め合わせることにより、中空閉断面状に形成されている。ハウジング11は、図1に示すように、筒状のハウジング本体12と、そのハウジング本体12の側部(図1では下部)から径方向(下方向)に突出するように形成されたハンドル部15とから構成されている。
前記ハウジング本体12には、図2に示すように、後側から順番にDCモータ20、遊星歯車機構24、スピンドル25、打撃力発生機構26、及びアンビル27が同軸に収納されている。DCモータ20は、電動工具10の駆動源であり、そのDCモータ20の回転が遊星歯車機構24によって減速された後、スピンドル25に伝達される。そして、スピンドル25の回転力がハンマー26hや圧縮バネ26b等を備える打撃力発生機構26によって回転打撃力に変換され、アンビル27に伝えられる。アンビル27は、回転打撃力を受けて軸回りに回転する部分であり、ハウジング本体12の先端に設けられた軸受12jによって、軸回りに回転自在、かつ軸方向に変位不能に支持されている。
アンビル27の先端部には、ドライバビットやソケットビット等(図示省略)を装着するためのチャック部27tが設けられている。
【0015】
ハウジング11のハンドル部15は、使用者が電動工具10を使用する際に把持する部分であり、握り部位15hと、その握り部位15hよりも突出端(下端)側に位置するバッテリ連結部15pとから構成されている。握り部位15hは、使用者が握り易いように比較的小径に形成されており、その握り部位15hの基端部(上端部)に本実施形態に係る変速スイッチ30が装着されている。
また、ハンドル部15のバッテリ連結部15pは、握り部位15hに対して主に下側前方向に拡開するように構成されており、バッテリ19の連結部(図示省略)が前方から後方にスライドしながら係合するように構成されている。
【0016】
<変速スイッチ30について>
変速スイッチ30は、図2、図3等に示すように、使用者が指先で引き操作するトリガ31と、ハウジング11のハンドル部15内に収納されたスイッチ本体部33と、そのスイッチ本体部33に設けられてトリガ31からの押圧力を受ける荷重センサ35とから構成されている。
トリガ31は、図3に示すように、トリガ本体312と軸部314とフランジ部316と荷重伝達部317とを備えている。トリガ本体312は、ハンドル部15の外側に配置されて指が掛けられる部分であり、図1に示すように、略角板状に形成されている。そして、トリガ本体312の表面310が、図3に示すように、指が掛かり易いように凹円弧面状に形成されており、裏面がハンドル部15の表面に面接触するように平面状に形成されている。
【0017】
トリガ本体312の裏面中央には軸部314がその裏面に対して直角に突出形成されており、その軸部314が、図4に示すように、ハンドル部15の開孔15wに挿通されている。ここで、ハンドル部15の開孔15wは、そのハンドル部15の前面上部中央位置で、図3、図4に示すように、左右のハンドル片151,152の嵌め合わせ位置に形成されている。このため、左右のハンドル片151,152を嵌め合わせる際に、ハンドル部15の開孔15wにトリガ31の軸部314を通せるようになる。ここで、前記軸部314は弾性体により形成されており、ハンドル部15の開孔15wに通された状態で、その開孔15wをシールできるように構成されている。
前記軸部314の先端には、ハンドル部15の開孔15wの周縁をそのハンドル部15の内側から押えるフランジ部316がその軸部314と同軸に固定されている。そして、フランジ部316の表面(軸部314と反対側)の中央に半球状の荷重伝達部317が前記軸部314と同軸に設けされている。
このように、トリガ31の軸部314がハンドル部15の前面中央に形成された開孔15wに通される構成のため、トリガ31は軸部314の軸方向(前後方向)に相対変位可能な状態な状態で、そのハンドル部15の前面に装着されるようになる。
【0018】
スイッチ本体部33は、荷重センサ35を備える電気回路基板であり、図2、図3に示すように、トリガ31の背面と対向した状態でハンドル部15の内側に固定されている。即ち、ハンドル部15の左右のハンドル片151,152には、スイッチ本体部33の左端縁と右端縁とが嵌合する縦長溝151m,152mが所定位置に形成されている。そして、スイッチ本体部33の左端縁と右端縁とが左右のハンドル片151,152の縦長溝151m,152mと嵌合することで、スイッチ本体部33はトリガ31と対向した状態でハンドル部15の内側に固定されるようになる。
スイッチ本体部33の表面には、トリガ31の荷重伝達部317が当接する位置に荷重センサ35が位置決めされている。荷重センサ35には荷重受け部35rが設けられており、その荷重受け部35rがトリガ31の荷重伝達部317から押圧力を受けられるように構成されている。そして、荷重センサ35の荷重受け部35rがトリガ31の荷重伝達部317から押圧力を受けることで、その荷重センサ35が歪み、その歪み量で荷重センサ35の抵抗値が変化するように構成されている。即ち、荷重センサ35は、図5の模式図に示すように、抵抗のブリッジ回路で表され、歪み量に応じて抵抗比が変化するように構成されている。このため、スイッチ本体部33の電気回路により前記ブリッジ回路の電源端子に所定電圧が加えられると、図6に示すように、出力端子から押圧力(歪み量)に比例する電圧信号が出力されるようになる。
即ち、トリガ31を引き操作することで、そのトリガ31に加わった押圧力がトリガ31の荷重伝達部317から荷重センサ35の荷重受け部35rに加わると、荷重センサ35(変速スイッチ30)は前記押圧力に比例する電圧信号を出力できるようになる。
ここで、トリガ31を引き操作する際の最大変位量は5mm以下設定されている。
即ち、前記トリガ31が本発明のスイッチ操作部に相当し、トリガ本体312が本発明の操作部本体に相当する。
【0019】
変速スイッチ30の出力信号は、電動工具10の制御回路(図示省略)に入力される。前記制御回路は、変速スイッチ30の出力信号(電圧信号)に基づいてDCモータ20に供給する電力をPWM制御により調整できるように構成されている。即ち、変速スイッチ30のトリガ31を引き操作することで、トリガ31に加わる押圧力が増加すると変速スイッチ30の出力電圧が上昇し、DCモータ20に供給する電力が増加するようになる。これにより、DCモータ20の回転速度が上昇するようになる。
逆に、トリガ31に加わる押圧力を緩めると変速スイッチ30の出力電圧が低下するようになり、DCモータ20に供給する電力が減少して回転速度が低下する。
【0020】
<本実施形態に係る変速スイッチ30の長所について>
本実施形態に係る変速スイッチ30によると、トリガ31は、そのトリガ31に加わる押圧力を荷重センサ35に伝達できるように構成されており、荷重センサ35は前記押圧力を受けて歪む際の歪み量を電気信号に変換できるように構成されている。即ち、変速スイッチ30は、トリガ31に加えられる押圧力に応じた電気信号を出力できるように構成されており、前記電気信号により電動工具10のDCモータ20に対する電力供給量を増減できるように構成されている。
このため、トリガ31の最大変位量は、理論的には荷重センサ35等の最大歪み量に等しくなり、従来の可変抵抗方式の変速スイッチと比較してスイッチ本体部33に対するトリガ31の変位量(ストローク)を大幅に低減できる。これにより、変速スイッチ30を小型化でき、変速スイッチ30の取付け位置の自由度が向上する。
また、トリガ31の最大変位量(ストローク)が5mm以下であるため、図3等に示すように、電動工具10の防水構造が簡単になる。
【0021】
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、変速スイッチ30のトリガ31を、図3等に示すように、トリガ本体312と軸部314とフランジ部316と荷重伝達部317とから構成し、前記軸部314をハンドル部15の開孔15wに通すことで、前記トリガ31をハンドル部15に対して相対変位可能な状態でそのハンドル部15の表面に取付ける例を示した。しかし、図7に示すように、ハンドル部15の前面にトリガ31を通す開口15wを形成し、その開口15wをゴム板37等で塞いだ状態で、そのゴム板37の裏側に前記トリガ31を固定する構成でも可能である。このため、防水構造がさらに簡単になる。
また、本実施形態では、電動工具10のハンドル部15の前面上部に配置できるように構成されたトリガ形式の変速スイッチ30を例示した。しかし、図8に示すように、トリガ31の代わりに押しボタン状のスイッチ操作部38を設け、変速スイッチ30をハウジング本体12に後部に設置してスイッチ操作部38をハウジング本体12の後端面に配置することも可能である。これにより、ハウジング本体12の後端面を押えることで電動工具10の変速操作を行なえるようになり、電動工具10の使い勝手が向上する。
また、スイッチ操作部38を、図8に示すように、ハウジング本体12の側面に配置することも可能であるし、ハンドル部15の側面に配置することも可能である。
【符号の説明】
【0022】
10・・・・電動工具
11・・・・ハウジング
12・・・・ハウジング本体
15・・・・ハンドル部
20・・・・DCモータ(モータ)
30・・・・変速スイッチ
31・・・・トリガ(スイッチ操作部)
312・・・トリガ本体(操作部本体)
314・・・軸部
317・・・荷重伝達部
33・・・・スイッチ本体部
35・・・・荷重センサ
35r・・・荷重受け部
38・・・・スイッチ操作部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動工具に取付けられており、スイッチ操作部の変位量に応じてその電動工具のモータに対する電力供給量を増減させるための電気信号を出力可能な変速スイッチであって、
前記電動工具のハウジング内に収納されて、そのハウジングに対して相対移動不能な状態で取付けられるスイッチ本体部と、
前記スイッチ本体部に設けられており、押圧力を受けて歪む際の歪み量に応じた電気信号を出力可能に構成された荷重センサとを有しており、
前記スイッチ操作部は、前記ハウジングに対して相対変位可能な状態でそのハウジングの表面に取付けられて、そのスイッチ操作部に加わる押圧力を前記荷重センサに伝達する構成であり、
前記スイッチ操作部の最大変位量が5mm以下に設定されていることを特徴とする変速スイッチ。
【請求項2】
請求項1に記載された変速スイッチであって、
前記ハウジングが筒状のハウジング本体と、そのハウジング本体の側面から径方向に突出するハンドル部とから構成される電動工具の前記ハンドル部の基端部に前記スイッチ本体部が装着されることを特徴とする変速スイッチ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載された変速スイッチであって、
前記ハウジングが筒状のハウジング本体と、そのハウジング本体の側面から径方向に突出するハンドル部とから構成される電動工具の前記ハウジング本体の後部に前記スイッチ本体部が装着される構成であり、
前記スイッチ操作部は、前記ハウジング本体の後端面に取付けられることを特徴とする変速スイッチ。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載された変速スイッチであって、
前記スイッチ操作部は、前記ハウジングの外側に配置される操作部本体と、前記ハウジングの開孔に通される軸部と、前記ハウジングの内側で押圧力を前記荷重センサに伝える荷重伝達部とから構成されており、
前記軸部が弾性材により形成されて、前記ハウジングの開孔をシールしていることを特徴とする変速スイッチ。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれかに記載された変速スイッチであって、
前記スイッチ操作部は、前記ハウジングの外側に配置される操作部本体と、前記ハウジングの開孔に通される軸部と、前記ハウジングの内側で押圧力を前記荷重センサに伝える荷重伝達部とから構成されて、前記操作部本体と軸部と伝達部とが弾性材により一体成形されており、前記軸部が前記ハウジングの開孔をシールしていることを特徴とする変速スイッチ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−61576(P2012−61576A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−209130(P2010−209130)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(000137292)株式会社マキタ (1,210)
【Fターム(参考)】