説明

外用消炎鎮痛液剤

【構成】 インドメタシン、ビタミンE類、経皮吸収促進剤である中鎖脂肪酸エステルを配合した低級アルコール−水系基剤に、エチレンオキサイド付加モル数が10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エチレンオキサイド付加モル数が2〜50のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド付加モル数が2〜30のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルから選ばれる界面活性剤を配合した外用消炎鎮痛液剤。
【効果】 有効性が改善され、しかも安定で相分離を起こさず、低温に放置した場合でも、インドメタシンの結晶が析出せず、長期間保存が可能。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外用消炎鎮痛液剤に関し、詳しくは、有効性が改善され、かつ安定性に優れた、インドメタシンおよびビタミンE類を含有する外用消炎鎮痛液剤に関する。
【0002】
【従来の技術】インドメタシンは、整形外科領域で、変形性関節症、肩関節周囲炎、筋肉痛等の治療に内服で広く使用され、優れた効果が認められている。一方、胃腸障害、食欲不振等の副作用があるため、近年ではこれらの副作用を防ぐために液剤、軟膏剤、貼付剤等が開発されている(特開昭53−81616号公報、特開昭56−135413号公報、特開昭57−35509号公報、特開昭55−62013号公報、特開昭55−62014号公報、特開昭57−140711号公報、特開昭63−88125号公報)。しかし、インドメタシンは皮膚からの吸収が悪く、外用投与では内服以上の治療効果が得られていない。
【0003】そこで最近では、経皮吸収促進剤の研究が盛んに行われており(特開昭60−146823号公報、特開昭61−172833号公報、特開昭62−61918号公報)、その中でも効果の高い促進剤に中鎖脂肪酸エステル、特にミリスチン酸イソプロピルがある。
【0004】また、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、酢酸トコフェロール等の薬物は、外用消炎鎮痛剤の有効成分として一般的によく知られており、特に、酢酸トコフェロールに代表されるビタミンE類は血流促進の目的で配合されている。
【0005】しかし、有効成分としてインドメタシン、ビタミンE類を配合し、さらに、インドメタシンの経皮吸収促進剤として中鎖脂肪酸エステルを低級アルコール−水系基剤に配合した液剤の場合、有効性は高いものの、非常に不安定であり、特に低温に放置した場合、相分離を起こしてしまったり、インドメタシンの結晶が析出してしまうという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インドメタシン、ビタミンE類、中鎖脂肪酸エステルを配合した低級アルコール水溶液の外用消炎鎮痛剤において、有効性が改善され、しかも安定で相分離を起こさず、更に低温に放置された場合でもインドメタシンの結晶が析出せず、長期間保存可能な外用消炎鎮痛液剤を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インドメタシン、ビタミンE類、中鎖脂肪酸エステルを配合した有効性の高い外用消炎鎮痛液剤の安定性を向上させるべく鋭意探究した結果、低級アルコール−水系基剤にエチレンオキサイド付加モル数が10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エチレンオキサイド付加モル数が2〜50のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド付加モル数が2〜30のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルから選ばれる1種以上の界面活性剤を配合することにより、上記目的が達成し得ることを見いだした。
【0008】
【発明の実施態様】本発明において用いられる消炎鎮痛薬のインドメタシンは、外用投与により効果を発揮するため、炎症部位そしてその症状により配合量は異なるが、液剤中に0.1〜5重量%の範囲で配合することが好ましく、より好ましくは0.5〜3重量%である。
【0009】また、血流促進剤として用いられる本発明のビタミンE類としては、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールが挙げられ、特に好ましくは酢酸トコフェロールである。ビタミンE類の配合量としては、0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%である。
【0010】経皮吸収促進剤として用いられる本発明の中鎖脂肪酸エステルとしては、中鎖脂肪酸残基の炭素数が6〜18のものが好適であり、モノカルボン酸エステルの一種であるミリスチン酸イソプロピル、ジカルボン酸エステルの一種であるアジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジエチル等が挙げられ、特に好ましくはミリスチン酸イソプロピルである。また、これらの中鎖脂肪酸エステルは、インドメタシンの配合量や基剤成分の組合せによって異なるが、通常0.1〜5重量%配合すれば十分な促進効果が得られる。
【0011】本発明の界面活性剤としては、エチレンオキサイド付加モル数が10以上、好ましくは10〜200のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エチレンオキサイド付加モル数が2〜50のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド付加モル数が2〜30のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルが挙げられ、例えば、ニッコーケミカルズ(株)から入手することができる。
【0012】具体的には、エチレンオキサイド付加モル数が10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、ニッコールCO−10、CO−20TX,HCO−40,HCO−60,HCO−100等が使用することが出来る。
【0013】エチレンオキサイド付加モル数が2〜50のポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が10〜22のものが好適であり、BL−2,BL−9EX、BC−20TX,BS−4、BO−10TX等が使用することが出来る。
【0014】エチレンオキサイド付加モル数が2〜30のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が6〜12のものが好適であり、NP−2,NP−10,NP−18TX,OP−3,OP−10,OP−30等が使用することが出来る。これらから選ばれる1種以上の界面活性剤の配合量としては、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%で十分安定な液剤が得られる。
【0015】また、基剤として用いられる低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等が挙げられ、これらの配合量は40〜80重量%、皮膚刺激の面からは40〜60重量%が好ましい。
【0016】その他、本発明の外用消炎鎮痛液剤には、清涼化剤としてl−メントール、dl−カンフル、ハッカ油、ボルネオール等を、刺激剤としてトウガラシエキス、ノニル酸バニリルアミド、ニコチン酸ベンジル等を配合することができる。
【0017】また、低級アルコール、水以外の溶媒としてプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ヒマシ油等を、pH調整剤として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン等を、粘性付与剤としてカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸等の高分子を配合することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に従うと、インドメタシン、ビタミンE類、経皮吸収促進剤である中鎖脂肪酸エステルを配合した低級アルコール−水系基剤に、エチレンオキサイド付加モル数が10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エチレンオキサイド付加モル数が2〜50のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド付加モル数が2〜30のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルから選ばれる1種以上の界面活性剤を配合することによって、有効性が改善され、しかも安定で相分離を起こさず、低温に放置した場合でも、インドメタシンの結晶が析出せず、長期間保存可能な外用消炎鎮痛液剤が得られる。
【0019】
【実施例】
実施例1インドメタシン、ビタミンE類として酢酸トコフェロール、中鎖脂肪酸エステルとしてミリスチン酸イソプロピルを配合した表1の本発明品1、2、3と、本発明品より界面活性剤を除いた表2の比較品1、界面活性剤およびミリスチン酸イソプロピルを除いた表2の比較品2、および本発明品以外の界面活性剤を配合した表2の比較品3、4、5の各組成について、安定性の評価を行った。
【0020】
【表1】
配合組成 本発明品 (g/100g) 1 2 3 インドメタシン 0.75 0.75 0.75 酢酸トコフェロール 1.0 1.0 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 3.0 3.0 3.0 ニッコールHCO-60 2.0 − − ニッコールBL-9EX − 2.0 − ニッコールNP-10 − − 2.0 l-メントール 3.0 3.0 3.0 水酸化ナトリウム 0.01 0.01 0.01 エタノール 15.0 15.0 15.0 イソプロパノール 45.0 45.0 45.0 精製水 残量 残量 残量
【0021】
【表2】
配合組成 比較品 (g/100g) 1 2 3 4 5 インドメタシン 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 酢酸トコフェロール 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 3.0 − 3.0 3.0 3.0 ニッコールTS-106 *1 − − 2.0 − − ニッコールMYS-40 *2 − − − 2.0 − ニッコールGO-4 *3 − − − − 2.0 l-メントール 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 水酸化ナトリウム 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 エタノール 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 イソプロパノール 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 精製水 残量 残量 残量 残量 残量 *1 エチレンオキサイド付加モル数6のソルビタンモノステアレート*2 エチレンオキサイド付加モル数40のポリエチレングリコールモノステアレート*3 エチレンオキサイド付加モル数6のソルビットテトラステアレート
【0022】実験方法は、本発明品および比較品をサンプル瓶に各々移し、室温および低温(−20℃)で一週間保存し、その様子を目視により評価した。評価基準は、各温度において安定なものを○、インドメタシンの結晶は析出していないが、液が不透明または相分離を起こしているものを△、インドメタシンの結晶が析出しているものを×とした。
【0023】評価結果を表3に示した。表3から明らかなように、本発明品は、比較品と比較して、室温および低温(−20℃)ともに安定性が非常に高いことが確認された。
【0024】
【表3】
本発明品 比較品 保存条件 1 2 3 1 2 3 4 5 室 温 ○ ○ ○ △ ○ ○ ○ ○ 低 温 ○ ○ ○ × ○ × △ ×
【0025】実施例2上記実施例1で安定であった本発明品1,2,3および比較品2について抗炎症実験を行い、抗炎症効果を比較した。実験方法は、動物にウィスター系ラット(日本チャールス.リバー、雄、5週齢)を用い、試験薬剤0.2mlを起炎前に3回、起炎後に1回、合計4回右足に投与した。
【0026】また、1%カラゲニン(LAMBA CARRAGEENIN,MinseiRikagaku Co.)溶液0.1mlを右足皮下に注射して起炎を行い、起炎後直ちに容積測定装置(Ugo Basile社)で足の容積を測定した。そして、起炎後1,2,4,6時間後にも測定を行い、下記の式より浮腫率および抑制率を算出した。
【0027】
浮腫率 E(%)=(Vt−Vn)/Vn×100Vt:カラゲニン注射t時間後の足の容積Vn:カラゲニン注射直後の足の容積抑制率 I(%)=(Ec−Et)/Ec×100Et:試験薬剤群t時間後の浮腫率Ec:対照群t時間後の浮腫率
【0028】評価結果は、表4および表5に示した。表4および表5から明らかなように、本発明品1,2,3は、比較品2と比較して高い抗炎症効果があることが確認された。
【0029】
【表4】
浮腫率(%:n=10の平均値) 試験薬剤 体重(g) 1時間後 2時間後 4時間後 6時間後 本発明品1 145.2 15.3 32.4 41.3 41.8 2 148.3 13.9 30.2 38.5 38.4 3 144.6 14.2 31.5 39.7 40.0 比較品 2 145.8 16.7 39.5 55.1 54.7 無処置 143.8 18.5 45.2 63.4 63.8
【0030】
【表5】
抑制率(%:n=10の平均値) 試験薬剤 1時間後 2時間後 4時間後 6時間後 本発明品1 17.3 28.3 34.9 34.5 2 24.9 33.2 39.3 39.8 3 23.2 30.3 37.4 37.3 比較品 2 9.7 12.6 13.1 14.3
【0031】実施例3上記実施例1で安定であった本発明品1,2,3および比較品2について、経皮吸収実験を行い、インドメタシンの血清中濃度を比較した。実験方法は、ヘアレスラット(埼玉実験動物、雄、7週齢)の背部に試験薬剤0.2mlを投与し、2時間後に全採血し、血清分離後、HPLC法でインドメタシンの血清中濃度を測定した。
【0032】結果を表6に示した。表6から明らかなように、本発明品1,2,3は、比較品2と比較して、インドメタシンの血清中濃度が高く、インドメタシンの経皮吸収性が高いことが確認された。
【0033】
【表6】
(n=5の平均値) 試験薬剤 体重(g) 血清中濃度(ng/ml) 本発明品1 134.5 224.9 2 129.7 314.3 3 131.6 272.2 比較品 2 134.1 51.8
【0034】実施例4下記の表7に示す配合組成より、外用消炎鎮痛液剤を調製した。そして、実施例1の評価方法に準じ、安定性に関する評価を行った。
【0035】
【表7】
配合組成 本発明品 (g/100g) 4 5 6 7 8 インドメタシン 0.5 1.5 1.0 3.0 2.0 酢酸トコフェロール 2.0 0.5 1.0 1.5 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 3.0 − − − 1.0 アジピン酸ジイソプロピル − 3.0 − 5.0 − セバチン酸ジエチル − − 3.0 − − ニッコールHCO-60 4.0 − − 0.5 1.0 ニッコールBL-9EX − 3.0 − 3.5 − ニッコールNP-10 − − 3.0 − 1.5 l-メントール 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 ノニル酸バニリルアミド 0.005 − 0.01 − − プロピレングリコール 5.0 − 10.0 − 5.0 水酸化ナトリウム 0.005 0.02 0.01 0.01 0.03 カルボキシビニルポリマー − 0.1 − − 0.1 エタノール 20.0 10.0 − 25.0 30.0 イソプロパノール 35.0 40.0 55.0 25.0 15.0 精製水 残量 残量 残量 残量 残量
【0036】評価結果を表8に示した。表8から明らかなように、本発明品は、いずれの配合組成においても、室温および低温(−20℃)において、安定性が高いことが確認された。
【0037】
【表8】
本発明品 保存条件 4 5 6 7 8 室 温 ○ ○ ○ ○ ○ 低 温 ○ ○ ○ ○ ○
【0038】実施例5下記の表9及び表10に示す配合組成より、外用消炎鎮痛液剤を調製した。そして、実施例1の評価方法に準じ、安定性に関する評価を行った。
【0039】
【表9】
配合組成 本発明品 (g/100g) 9 10 11 インドメタシン 0.75 0.75 0.75 酢酸トコフェロール 1.0 1.0 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 1.0 1.0 1.0 ニッコールHCO-60 1.0 − − ニッコールBL-9EX − 1.0 − ニッコールNP-10 − − 1.0 l-メントール 3.0 3.0 3.0 水酸化ナトリウム 0.01 0.01 0.01 エタノール 15.0 15.0 15.0 イソプロパノール 45.0 45.0 45.0 精製水 残量 残量 残量
【0040】
【表10】
配合組成 比較品 (g/100g) 6 7 8 インドメタシン 0.75 0.75 0.75 酢酸トコフェロール 1.0 1.0 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 1.0 1.0 1.0 ニッコールTS−106 1.0 − − ニッコールMYS−40 − 1.0 − ニッコールGO−4 − − 1.0 l-メントール 3.0 3.0 3.0 水酸化ナトリウム 0.01 0.01 0.01 エタノール 15.0 15.0 15.0 イソプロパノール 45.0 45.0 45.0 精製水 残量 残量 残量
【0041】評価結果を表11に示した。表11から明らかなように、本発明品は、いずれの配合組成においても、室温および低温(−20℃)において、安定性が高いことが確認された。
【0042】
【表11】
本発明品 比較品 保存条件 9 10 11 6 7 8 室 温 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 低 温 ○ ○ ○ × △ ×
【0043】実施例6下記の表12に示す配合組成より、外用消炎鎮痛液剤を調製した。そして、実施例1の評価方法に準じ、安定性に関する評価を行った。
【0044】
【表12】
配合組成 本発明品 (g/100g) 12 13 14 15 16 インドメタシン 0.75 1.0 0.5 1.0 0.75 酢酸トコフェロール 1.0 0.5 2.0 0.5 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 1.0 − − 1.0 − アジピン酸ジイソプロピル − 4.5 4.0 − − セバチン酸ジエチル − − − − 2.5 ニッコールHCO-60 − − 2.0 0.5 − ニッコールBL-9EX − 1.5 − − − ニッコールNP-10 − − − 0.3 − ニツコールHCO−100 1.5 − − − − ニツコールOP−10 − − − − 1.5 ニツコールNP−18TX − − − − − l-メントール 3.0 2.0 3.0 3.0 3.0 dl−カンフル 2.0 1.0 − − − ノニル酸バニリルアミド − 0.01 − − − プロピレングリコール − 5.0 − − − 水酸化ナトリウム 0.03 0.01 0.008 0.01 0.02 カルボキシビニルポリマー 0.2 − − − − エタノール 15.0 20.0 35.0 30.0 15.0 イソプロパノール 48.0 45.0 20.0 25.0 45.0 精製水 残量 残量 残量 残量 残量 注)ニツコールHCO−100:POE(100)硬化ヒマシ油ニツコールOP−10 :POE(10)オクチルフェニルエーテルニツコールNP−18TX:POE(18)ノニルフェニルエーテル
【0045】評価結果を表13に示した。表13から明らかなように、本発明品は、いずれの配合組成においても、室温および低温(−20℃)において、安定性が高いことが確認された。
【0046】
【表13】
本発明品 保存条件 12 13 14 15 16 室 温 ○ ○ ○ ○ ○ 低 温 ○ ○ ○ ○ ○

【特許請求の範囲】
【請求項1】(a) インドメタシン、(b) ビタミンE類、(c) 中鎖脂肪酸エステルを含有する低級アルコール水溶液の外用消炎鎮痛剤において、さらに、(d) エチレンオキサイド付加モル数が10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エチレンオキサイド付加モル数が2〜50のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド付加モル数が2〜30のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルから選ばれる1種以上の界面活性剤を配合することを特徴とする外用消炎鎮痛液剤。

【公開番号】特開平6−9394
【公開日】平成6年(1994)1月18日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−193057
【出願日】平成4年(1992)6月25日
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)