説明

多連回転スイッチ

【課題】電気回路の追加・変更等により回転スイッチ数を変更する必要が生じた場合、シャフトや多連回転スイッチ全体を交換することなく、簡単に回転スイッチを増設することが可能な多連回転スイッチを提供すること。
【解決手段】シャフト挿通用の貫通孔15が形成されたケーシング14と、ケーシング14内に回転可能に設置された回転体18と、同じくケーシング14内に設置され回転体18の回転動作に伴ってオン・オフされるスイッチ23と、を有する回転スイッチ12を、貫通孔15の位置を合わせて所定数重ねて固定し、貫通孔15にシャフトを挿通しこのシャフトの回転により各回転スイッチ12の回転体18を一括回転操作する多連回転スイッチにおいて、シャフトは、接合可能に分割された複数の短尺ピース16から構成され、シャフトの短尺ピース16は、接合された状態で、互いに回転力伝達可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多連回転スイッチ、特に複数固定された回転スイッチをシャフトにより同時に切り替える多連回転スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
発変電所の遠隔制御装置や保護継電器等の制御盤には電気回路を切り替えるため数多くのスイッチが使用されている。図4(a)は、制御盤に取り付けられた数多くのスイッチの内の多連回転スイッチについての説明図である。多連回転スイッチ30は、単体の回転スイッチ40が複数重ねて固定され、1本のシャフト32により、複数の回転スイッチ40が一斉にスイッチングされる構成になっている(例えば、特許文献1、2等を参照)。
【0003】
図4(b)に示すように、単体の回転スイッチ40は、薄い箱型のケーシング42を有し、ケーシング42にはシャフト32を挿通するシャフト挿通用の貫通孔48が設けられている。そして、ケーシング42の内部に回転体36とこの回転体36の回転動作に伴ってオン・オフされるスイッチ38を有している。回転体36は、カム板状であり、中心部に略四角形状の断面を有する貫通孔44が形成されている。この貫通孔44に挿通された回転体回転用のシャフト32は、貫通孔44の形状に対応する略四角形の断面形状を有し、その回転により回転体36を回転させることが可能である。スイッチ38は、回転体36の凹部36aでは接点がオンされ、凸部36bではオフされるように構成されている。図示したスイッチ38の接点数は一つであるため、2本のリード線46がケーシング42から突出している。
【0004】
また、シャフト32は、制御盤表面若しくは制御盤内に設置された回転機構34により回転される。図4(a)では、回転機構34は、図面簡略化のため概念的に描写されており、実際にはハンドル、摘み又は電気的にシャフト32を回転する機構体を有している。シャフト32の回転により、上記回転体36が回転し、回転スイッチ40は一斉にオン、オフ制御されることとなる。なお、回転スイッチ40として1接点のものを例示したが、多接点のものにおいても回転体36をシャフト32により回転してスイッチングを行う構成は同様である。
【0005】
通常、制御盤に多連回転スイッチ30を取り付ける場合、回転スイッチ40は遠隔制御装置や保護継電器等の電気回路を切り替えるのに必要な数が選択されてセットされる。回転スイッチ40は、シャフト挿通用の貫通孔48の位置を合わせ、重ね固定される。図4(a)においては、8つの回転スイッチ40が重ね固定されている。この重ね固定の方法は、例えば、ケーシング42に穴を開け、この穴に長尺のボルトを通してナットにより全体を固定する方法や、ケーシング42の側部に突起片を設け、この突起片に貫通孔を形成して全体をボルトとナットで固定する方法等が挙げられる。
【0006】
シャフト32は、取り付けた回転スイッチ40の数量だけ操作できる充分の長さを有している。なお、図4(a)で示したシャフト32は、4角柱体状であるが、6角形状のような多角形状のものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平8−264071号公報
【特許文献2】特開平8−273490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述したように、回転スイッチ40は遠隔制御装置や保護継電器等の電気回路を切り替えるのに必要な数が選択されてセットされる。装置等の運用開始後に設計変更等の必要が生じ、回転スイッチ40を増設する場合は、増設する回転スイッチ40を既設の回転スイッチ40に重ね固定してシャフト32を長いものに交換する必要がある。若しくは、既設の多連回転スイッチ30を、必要数揃った別の多連回転スイッチに交換する必要がある。シャフト32を長いものに交換する場合は、一旦シャフト32を抜く作業が必要であり、また、多連回転スイッチを交換する場合、既設の回転スイッチ40に接続されていたコード46を外して、新しい多連回転スイッチに接続し直す作業が必要となる。したがって、回転スイッチの増設作業は、煩雑であり長時間を要していた。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気回路の追加・変更等により回転スイッチ数を変更する必要が生じた場合、シャフトや多連回転スイッチ全体を交換することなく、簡単に回転スイッチを増設することが可能な多連回転スイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の多連回転スイッチは、シャフト挿通用の貫通孔が形成されたケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設置された回転体と、同じく前記ケーシング内に設置され前記回転体の回転動作に伴ってオン・オフされるスイッチと、を有する回転スイッチを、前記貫通孔の位置を合わせて所定数重ねて固定し、前記貫通孔にシャフトを挿通し該シャフトの回転により前記各回転スイッチの回転体を一括回転操作する多連回転スイッチにおいて、前記シャフトは、接合可能に分割された複数の短尺ピースから構成され、該シャフトの短尺ピースは、接合された状態で、互いに回転力伝達可能に構成されたことを特徴とする。
【0011】
この構成により、回転スイッチを増設する場合には、シャフト長は、短尺ピースを継ぎ足して接合し所望の長さとすることができ、且つ隣接する短尺ピース同志は回転力を伝達することが可能である。すなわち、短尺ピースを組み合わせることで一体のシャフトを構成することができるので、これまでのようにシャフトを長いものに交換することも、多連回転スイッチ全体を交換することも必要とせず、簡単に回転スイッチを増設することが可能である。
【0012】
請求項2に記載の多連回転スイッチは、請求項1に記載の多連回転スイッチにおいて、
前記シャフトの分割は、前記回転スイッチ毎に前記短尺ピースが配されるように行われ、且つ各々の短尺ピースには該短尺ピースの回転力が伝達可能に前記回転体が装着されたことを特徴とする。したがって、回転スイッチを重ね固定するだけで同時に一体のシャフトが構成される。すなわち、回転スイッチの積層動作だけで所望の長さの多連回転スイッチを形成することができる。また、増設についても、回転スイッチは1つずつ簡単に増設することが可能である。回転スイッチの数を減らす場合にも所望の個数の回転スイッチを取り外すだけで簡単に変更を行うことが可能である。
【0013】
請求項3に記載の多連回転スイッチは、請求項1又は2の何れか1項に記載の多連回転スイッチにおいて、前記シャフトの短尺ピースは、一端面に中心から連続して放射状に伸びる凹溝を有し、他端面に前記凹溝に係合可能な中心から連続して放射状の伸びる凸部を有し、前記シャフトの短尺ピースの接合は、前記凹溝と前記凸部を当接させて行われることを特徴とする。したがって、簡単な構成で且つ簡単な接合作業で短尺ピースの組み合わせ作業が可能であり、且つ、確実な回転力の伝達作用を確保することができる。すなわち、短尺ピースの端面同志を当接させるだけで接合が終了し、回転力の伝達も的確に行われることとなる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の多連回転スイッチによれば、装置等の運用開始後に設計変更等の必要が生じ回転スイッチを変更するときに、シャフト全体を交換したり多連回転スイッチ全体を交換することなく、簡単に短時間で回転スイッチの数の変更を行うことが可能である。したがって、回転スイッチの増設等の作業時間の短縮化、作業コストの軽減化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態に係る多連回転スイッチの概略斜視図を示す。
【図2】図1の多連回転スイッチを構成する単体の回転スイッチの概略説明図(a)と、回転スイッチの多連化の概略説明図(b)である。
【図3】図1の多連回転スイッチを構成する単体の回転スイッチの短尺ピースの概略斜視図(a)と、回転スイッチの重ね固定の説明図(b)である。
【図4】従来の多連回転スイッチの説明図(a)であり、同図(b)は従来の多連回転スイッチを構成する単体の回転スイッチの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の多連回転スイッチの実施の形態について、図面を参照しつつ詳述する。図1は、本発明の実施の形態に係る多連回転スイッチの概略斜視図を示す。図2は、図1の多連回転スイッチを構成する単体の回転スイッチの概略説明図(a)と回転スイッチの多連化の概略説明図(b)である。図3は、図1の多連回転スイッチを構成する単体の回転スイッチの短尺ピースの概略斜視図(a)と、回転スイッチの重ね固定の説明図(b)である。
【0017】
多連回転スイッチ10は、単体の回転スイッチ12を重ね固定した構成になっている。図1では、8つの回転スイッチ12がシャフト挿通用の貫通孔15の位置を合わせて重ね固定されている。単体の回転スイッチ12は、図2(a)に示すように、薄い箱型のケーシング14を有する。ケーシング14の中央にはシャフト挿通用の略円形の貫通孔15が形成されている。ケーシング14の内部には回転体18と、この回転体18の回転動作によりオン・オフ制御されるスイッチ23を有する。スイッチ23が回転体18の回転動作に伴ってスイッチングされる構成は、背景技術で説明したものと同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0018】
単体の各回転スイッチ12には、それぞれ分割されたシャフトである短尺ピース16が配置されている。すなわち、多連回転スイッチを操作するシャフトは、一体ではなく回転スイッチ12毎に存在する短尺ピース16によって構成されている。そして、短尺ピース16は回転体18の中央の貫通孔15に同軸上に固定されており、短尺ピース16を回転させると回転体18が回転されるように構成されている。この各短尺ピース16の回転体18への固定は、図示していないが、回転体18の貫通孔15に嵌合固定することや、更に回転力の伝達をより確実にするために短尺ピース16の外表面に凸又は凹部を形成し、これを対応して貫通孔15に形成した凹部、凸分と嵌合させるようにすることも好適である。このように短尺ピース16は、スイッチ23をオン、オフする回転体18に様々な態様で固定されるので、短尺ピース16は回転スイッチ12のケーシング14から抜け落ちることはない。
【0019】
ケーシング14の上部(図2(a)上では上側)には、ネジ用貫通孔30a-1、30a−2と、ネジ孔32a−1、32a−2が交互に合計4つ、形成されている。下部には、上部と同様にネジ用貫通孔30b−1、30b−2と、ネジ孔32b−1、32b−2が交互に合計4つ形成されている。また、上部と下部ではネジ用貫通孔30とネジ孔32の並びの順序が異なっている。
【0020】
図2(b)は、単体の回転スイッチの多連化する前の状態を示す概略説明図である。単体の回転スイッチ12を、シャフト挿通用の貫通孔15の位置を合わせて、必要な数だけ重ね合わせ、その後に相互に回転スイッチ12を固定することで多連回転スイッチが構成される。図2(b)では、3つの単体の回転スイッチ12を重ね合わせる様子が示されている。回転スイッチ12を重ね合わせることにより、回転スイッチ12の短尺ピース16は相互に接合し、接合された状態で互いに回転力が伝達可能に構成されている。また、単体の回転スイッチ12を重ね合わせた場合、重ねの方向で見ると、ネジ用貫通孔30とネジ孔32が交互に位置されるように単体の回転スイッチ12において、ネジ用貫通孔30とネジ孔32との並びの順序を変えている。これは、図3(b)で後述するように、回転スイッチ12を相互に重ね固定するためである。
【0021】
図3(a)は短尺ピースの概略斜視図である。短尺ピース16の長さは、単体の回転スイッチ12のケーシング14におけるシャフト挿通用の貫通孔15の貫通長さとほぼ同一に設定されている。すなわち、ケーシング14の厚さと略同一である。したがって、単体の回転スイッチ12を重ね合わせた場合に、それらのケーシング間に隙間は形成されない。短尺ピース16は、略円柱体形状であり、一端面に中心から連続して放射状に伸びる凹溝16bを有し、他端面に凹溝16bに係合可能な中心から連続して放射状の伸びる凸部16aを有している。短尺ピース16の接合は、凹溝16bと凸部16aを当接させることにより行われる。なお、短尺ピース16の長さは、前述したようにケーシング14の厚さと略同一であるが、詳細にはケーシング14の横から見ると、短尺ピース16の凸部16aの突起分だけケーシング14から突出しており、また凹溝16bは、凸部16aの突起分に対応して掘り下げられた分だけケーシング14の表面から下がっている。これにより前述したように回転スイッチ12を重ね合わせた場合にケーシング14の間には隙間は形成されない。
【0022】
以上の構成により、多連回転スイッチ10を構築する場合、また回転スイッチ12を増設する場合、単体の回転スイッチ12を重ね合わせることで、短尺ピース16同志の接合が行われ、短尺ピース16同志の回転力伝達が的確に行われることとなる。すなわち、多連回転スイッチを操作するシャフトの構築は、単体の回転スイッチ12の重ね合わせるという作業だけで簡単に行うことができる。
【0023】
図3(b)は、回転スイッチの重ね固定の概略説明図である。単体の回転スイッチ12を多連化する方法については図2(b)で述べた。ここで、前述のように重ねた回転スイッチ12を重ね合わせた方向で見ると、ネジ切りされていないネジ用貫通孔30とネジ切りされたネジ孔32が回転スイッチ12の前後において並びが逆になるように交互に配置される。したがって、回転スイッチ12を増設する場合には、既設の最後尾の回転スイッチ12(例えば、図3(b)では奥側の回転スイッチ12)に、増設する回転スイッチ12(例えば、図3(b)では手前側の回転スイッチ12)を、貫通孔15の位置を合わせて重ね合わせた後に、増設する回転スイッチ12のネジ用貫通孔30a-1、30a−2、30b−1、30b−2にネジを挿入し、既設の最後尾の回転スイッチ12の対応するネジ孔32a−1、32a−2、32b−1、32b-2にネジを螺合させることで為される。本実施の形態では、上記のように4か所でネジ止め固定することが可能である。なお、回転スイッチ12の上下でネジ孔32の位置をずらしているので、重ね固定の際にケーシング14での応力の偏りが防止される。
【0024】
増設した回転スイッチ12に更に、他の回転スイッチ12を増設する場合は、同様に、増設した回転スイッチ12に他の増設する回転スイッチ12を、貫通孔15の位置を合わせて重ね合わせ、他の増設する回転スイッチ12のネジ用貫通孔30a-1、30a−2、30b−1、30b−2にネジを挿入し、先に増設した回転スイッチ12の対応するネジ孔32a−1、32a−2、32b−1、32b-2にネジを螺合させることで為される。このようにして回転スイッチ12を無制限に増設することが可能である。
【0025】
回転スイッチ12のケーシング14がネジ止め固定されることで、短尺ピース16同士は接合状態となり一体のシャフトが構成されることとなる。したがって、最初の回転スイッチ12(制御盤等の裏側に最初に取り付けられた回転スイッチ)の短尺ピース16を回転させると、その短尺ピース16の回転力が増設された回転スイッチ12の短尺ピース16に伝達され、回転スイッチ12は全て同時にオン、オフ制御されることとなる。なお、最初の回転スイッチ12は、短尺ピース16の凸状部16a又は凹状部16bに嵌合する凹状部16b又は凸状部16aが形成されたシャフト21を有する回転機構20(図2(b)では背景技術と同様に概念的に描写している)により回転することができる。
【0026】
本発明の実施の形態の多連回転スイッチ10によれば、多連回転スイッチ10を操作するシャフトは、回転スイッチ12毎に分割された複数の短尺のピース16から構成され、それぞれの短尺ピース16は回転体18に固定されている。したがって、回転スイッチ12を重ね固定するだけで同時に一体のシャフトが構成される。すなわち、回転スイッチ12の積層動作だけで所望の長さの多連回転スイッチ10を形成することができる。また、増設についても、回転スイッチ12は1つずつ簡単に増設することが可能である。したがって、電気回路の追加・変更等により回転スイッチを増設する必要が生じた場合、従来のようにシャフトを長いものに交換する作業や、多連回転スイッチそのもの全体を交換する必要はなく、増設のための作業時間の短縮や増設するのに必要なコストを低く抑えることができる。
【0027】
なお、本発明は、上述の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、回転スイッチ12の増設の場合を主たる例として示したが、これに限らず、個数の減少の場合にもこれを簡単に行うことができる。また、短尺スイッチ16は、各回転スイッチ12の厚さに対応する長さに設置した例のみ示したが、この構成に限らず、2つの回転スイッチ12毎に分割する場合やその他種々のサイズに分割する場合でも、本発明の基本的な作用を奏することが可能である。また、短尺ピース16は略円柱体のものを例示したが4角柱体であっても良い。また、回転スイッチの重ね固定方法はネジ孔とネジ用貫通孔を用いたが、全体を一本の長いボルトで固定する方法でも良い。
【符号の説明】
【0028】
10、30 多連回転スイッチ
12、40 回転スイッチ
14、42 ケーシング
15、48 シャフト挿通用貫通孔
16 短尺ピース
16a 凸部
16b 凹溝
18、36 回転体
20、34 回転機構
23、38 スイッチ
30a、30b ネジ用貫通孔
32a、32b ネジ孔
32 シャフト
44 貫通孔
46 リード線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフト挿通用の貫通孔が形成されたケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設置された回転体と、同じく前記ケーシング内に設置され前記回転体の回転動作に伴ってオン・オフされるスイッチと、を有する回転スイッチを、
前記貫通孔の位置を合わせて所定数重ねて固定し、前記貫通孔にシャフトを挿通し該シャフトの回転により前記各回転スイッチの回転体を一括回転操作する多連回転スイッチにおいて、
前記シャフトは、
接合可能に分割された複数の短尺ピースから構成され、
該シャフトの短尺ピースは、接合された状態で、互いに回転力伝達可能に構成されたことを特徴とする多連回転スイッチ。
【請求項2】
前記シャフトの分割は、前記回転スイッチ毎に前記短尺ピースが配されるように行われ、且つ各々の短尺ピースには該短尺ピースの回転力が伝達可能に前記回転体が装着されたことを特徴とする請求項1に記載の多連回転スイッチ。
【請求項3】
前記シャフトの短尺ピースは、
一端面に中心から連続して放射状に伸びる凹溝を有し、
他端面に前記凹溝に係合可能な中心から連続して放射状の伸びる凸部を有し、
前記シャフトの短尺ピースの接合は、
前記凹溝と前記凸部を当接させて行われることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の多連回転スイッチ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate