説明

多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプおよび放電ランプ用の防眩要素

【課題】多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプを、眩しさ(グレア)が少なくとも低減しかつランプの光放射の不均質性が減少するように構成する。
【解決手段】多重に巻かれた放電管(4)を備えた放電ランプ、特に平形ランプであって、放電ランプが、少なくとも1つの部分要素(17a,17b)を含む防眩要素(17)を有し、部分要素(17a,17b)は少なくとも部分的に、防眩機能に関して、放電管(4)の巻き領域(4a〜4d)の湾曲形状に合わせられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプおよび放電ランプ用の防眩要素に関する。
【背景技術】
【0002】
ガス放電ランプは種々の構成のものが知られている。これらのガス放電ランプは通常では管状の放電管を含んでいる。この放電管は、棒状に形成されるか、又は省エネランプとしても設計されている新形の構成では多重に巻かれた放電管として形成されている。特に、放電管が1つの平面において多重に巻かれて延在するか又は場合によっては平形ピラミッドとして形成されているいわゆる平形ランプも知られている。これに関連して、僅かにピラミッド状に延びている放電管も、特にこのピラミッドの直径がこの種のピラミッドの高さよりも大きい、特に多数倍大きい場合には平形ランプに属するとみなされる。
【0003】
この種の放電ランプおよび渦巻き状に巻かれた放電管は望ましくない眩しさ(グレア)を発生する。
【0004】
さらに、下方に向けて放射する光源である例えばいわゆるダウンライト用の防眩要素が知られている。ダウンライトの端部はいわば終端として取り付けられている。防眩要素は複数のリングを少なくとも同心に配置することによって実現されている。複数のリングは、半径方向に外側に向けて延在する複数の支柱を介して互いに結合されている。この種の防眩要素は光放射の不均質性を生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプを、この種の眩しさ(グレア)が少なくとも軽減しかつランプの光放射の不均質性が少なくとも減少するように構成することにある。同様に、本発明の他の課題は、この放電ランプ用の防眩要素を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
放電ランプに関する課題は、本発明によれば、多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプであって、放電ランプが、少なくとも1つの部分要素を含む防眩要素を有し、部分要素は、防眩機能に関して、少なくとも部分的に放電管の巻き領域の湾曲形状に合わせられている放電ランプによって解決される(請求項1)。
つまり、本発明によれば、多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプ、特に平形ランプであって、放電ランプが、少なくとも1つの部分要素を含む防眩要素を有し、部分要素の少なくとも一部分は、防眩機能に関して、放電管の巻き領域の湾曲形状に合わせられている放電ランプが提案される。
【0007】
放電ランプに関する本発明の実施例は次の通りである。
・防眩要素の少なくとも1つの部分要素は、ランプを主軸線の方向に見て、巻き領域の間に巻き領域とは無接触にて主軸線に対して垂直な方向に配置されている(請求項2)。
・防眩要素の少なくとも1つの部分要素は、条帯状に形成され、その高さ方向の広がりがランプの主軸線に対して平行に延びるように向けられて配置されている(請求項3)。
・放電管は平形渦巻きとして形成され、防眩要素の部分要素は平形渦巻きの巻き領域の全長に亘って巻き領域の間を放電管の平形渦巻きの形状に合わせられた平形渦巻き要素として延びている(請求項4)。
・防眩要素が最も外側の巻き領域の外面に設けられ、特に該外面に対して間隔を置いてかつ最も外側の巻き領域の湾曲形状に合わせられている(請求項5)。
・部分要素は25mm以下の高さ、特に10mm〜20mmの高さを有する(請求項6)。
・防眩要素は一部材で形成されている(請求項7)。
・防眩要素は、渦巻き状に巻かれた条帯状の部分要素を有し、この部分要素は支持体に配置されている(請求項8)。
・防眩要素(17)は少なくとも部分的に、拡散形かつ非波長選択形の反射器として形成されている(請求項9)。つまり、防眩要素の少なくとも一部分は、拡散形かつ非波長選択形の反射器として形成されている。
・防眩要素の少なくとも表面、特に条帯状の部分要素の少なくとも表面は、プラスチック、特にMC−PETから形成されている(請求項10)。
・防眩要素は少なくとも部分的に、ランプの主軸線の方向に放電管の前で見てランプに配置されている(請求項11)。すなわち、防眩要素の少なくと一部分は、ランプの主軸線の方向に見て放電管の前でランプに配置されている。
・防眩要素は、少なくとも1つの部分要素が放電管の隣接する2つの巻き領域の間の自由空間の中に延在するように配置されている(請求項12)。
・防眩要素が少なくとも1つの部分要素用の支持体を有し、この支持体が特に環状の中心部材を有し、この中心部材が放電管、特にそのコールドスポットに熱的に結合している(請求項13)。
【0008】
防眩要素に関する課題は、本発明によれば、多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプ用の防眩要素であって、この防眩要素が、条帯状に形成され渦巻き状に巻かれた少なくとも1つの部分要素を有する放電ランプ用の防眩要素によって解決される(請求項14)。
【0009】
防眩要素に関する本発明の実施例は次の通りである。
・部分要素の渦巻き状の巻き(渦巻き)が1つの平面に形成されている(請求項15)。
・部分要素の渦巻き状の巻き(渦巻き)が、放電ランプの放電管の1つの巻き領域の巻かれた形状に合わせられている(請求項16)。
・少なくとも1つの部分要素は防眩要素の支持体に配置され、この支持体は、少なくとも、特に1つの環状の中心部材に配置され半径方向に外側に向けて延びる複数の棒を有している(請求項17)。
【0010】
本発明による放電ランプは多重に巻かれた放電管を含んでいる。放電ランプは少なくとも1つの部分要素を含む防眩要素を有している。部分要素は、防眩機能に関して、少なくとも部分的に放電管の巻き領域の湾曲形状に合わせられている(つまり、部分要素の少なくとも一部分は防眩機能に関して放電管の巻き領域の湾曲形状に合わせられている)。それによって、放電ランプの点灯中における眩しさが少なくとも明確に軽減する。さらに、放電ランプの光放射のパターンが完全に個別に形成され影響される。勿論、照明器具効率(LOR:Light−Output−Ratio)が向上する。これによって、特に、対称かつ均質な光放射が達成される。
【0011】
”合わせられた形状”とは、巻き領域および部分要素が少なくとも決められた経路に亘って放電ランプと同一の形状つまり同一の延び方向を有することである。特に、これは、放電ランプの巻き領域の経路長の少なくとも50%、特に少なくとも90%の経路について形成されている。
【0012】
特に、放電ランプは平形ランプであり、そのような平形ランプとしてはランプの高さがランプの幅よりもはるかに低い。すなわち、当該放電ランプは好ましくは軸線方向の長さが半径方向の長さよりもはるかに小さく構成されている。
【0013】
”防眩”とは、光発生要素の直接的な輝きが照明器具の中に制限され、特に、観察者が照明器具の軸線に対して特定の角度β<αで立っている場合にのみ生じる照明器具の特性である。防眩は、角度αが小さければ小さい程かつ観察者がこの角度から気付く光強度が僅かであればある程、良好である。光強度は放射の角度分布によって与えられる。放射の角度分布は通常、放射の強度が半分に低下する角度γのデータによって与えられる(FMHM=Full width at half maximum;半値全幅)。
【0014】
防眩要素の少なくとも一部が巻き領域の湾曲形状を有していると好ましい。
【0015】
防眩要素の少なくとも1つの部分要素が、ランプを主軸線の方向に見て、巻き領域の間に巻き領域とは無接触にて主軸線に対して垂直な方向に配置されていると好ましい。
【0016】
防眩要素の部分要素が、条帯状に形成され、その高さ方向の広がりがランプの主軸線に対して平行に延びるように向けられて配置されていると好ましい。
【0017】
放電管は2本巻きに巻かれた平形渦巻きとして形成され、防眩要素の少なくとも1つの部分要素は、ランプの主軸線の方向に見た際に、平形渦巻きの巻き領域の全長に亘って巻き領域の間を、放電管の平形渦巻きの形状に合わせられた平形渦巻き要素として延びていると好ましい。
【0018】
防眩要素が最も外側の巻き領域の外面に設けられ、特に該外面に対して間隔を置いてかつ最も外側の巻き領域の湾曲形状に合わせられていると好ましい。
【0019】
巻き領域の間の防眩要素が、放電管の隣接する巻き領域の外径よりも大きいか又は等しい高さ、および/または、隣接する2つの部分要素の巻き(ターン)間の間隔に等しい高さを有すると好ましい。
【0020】
防眩要素は一部材で形成されているとよい。これによって、放電ランプの構成部品を組立てる際の位置公差が回避される。勿論、これによって安定性が増大する。
【0021】
防眩要素が、渦巻き状に巻かれた条帯状の複数の部分要素を有し、これらの部分要素が支持体に配置されていると好ましい。
【0022】
防眩要素が例えば平らな渦巻き形ランプの巻き(ターン)間を確実に延びることによって、防眩要素が放電ランプの幾何学形状に合わせられていると好ましい。このような構成によって、ランプと防眩要素との対称性の破れが回避される。ランプと防眩要素との対称性の破れは光放射の対称性を乱す。
【0023】
防眩要素は少なくとも部分的に、拡散形かつ非波長選択形の反射器として形成されている(つまり、防眩要素の少なくとも一部分は拡散形かつ非波長選択形の反射器として形成されている)と好ましい。
【0024】
防眩要素の少なくとも表面が、プラスチック、特にMC−PET(Micro Cellular PET)から形成されていると好ましい。これによって、UVA光の反射が僅かになる。それによって、近赤外領域の光の明らかに高い反射および同様に遠赤外領域の光の良好な反射が可能になる。
【0025】
防眩要素の少なくとも一部が放電管の前に配置されていると好ましい。
【0026】
特に、防眩要素は、少なくとも1つの部分要素が放電管の隣接する2つの巻き領域の間の自由空間の中を延びるように配置されている。
【0027】
防眩要素が少なくとも1つの部分要素用の支持体を有し、この支持体が、特に環状の中心部材を有し、この中心部材が放電管、特に放電管の中心部におけるコールドスポットに熱的に結合されていると好ましい。それゆえ、使用された材料に応じて、同時にコールドスポットの冷却が保証される。
【0028】
支持体が、好ましくは互いに垂直に向けられた複数の棒を有すると好ましい。これらの棒は特に半径方向の結合支柱として形成されている。
【0029】
防眩要素の部分要素が特に薄い板状の条帯であり、この条帯が放電管の巻き領域の湾曲形状に相応する形状を有すると好ましい。これによって、非常に省スペースの薄い構成が得られる。正に2つの巻き領域の間の結合方向に最小寸法を持つアセンブリが実現される。
【0030】
防眩要素の1つの部分要素または複数の部分要素は、光ビームの出射角がその入射角に等しいという法則性を適用できる本来の意味での反射器であってもよい。この反射器は金属から構成されているか又は金属で被覆されているとよい。
【0031】
防眩要素の、特に巻き領域の間を延びる部分要素が少なくとも部分的に被覆されている(つまり、防眩要素の、特に巻き領域の間を延びる部分要素の少なくとも一部分が被覆されている)とよい。
【0032】
この場合に、特に、拡散形かつ非波長選択形の反射器として機能する被覆が同様に設けられているとよい。
【0033】
放電ランプが平形ランプとして形成される場合、放電管は防眩要素を備えた固有のハウジングの中に配置されているとよい。
【0034】
放電ランプの電子点灯装置の全部が、有利な構成では、放電ランプを放電管の平面に対して垂直な方向に見て、従って主軸線の方向に見て、放電管の背後に、特に同様に放電管を備えたハウジングの背後に配置されているよい。これによって、放電ランプの幅は出来るだけ小さくすることが可能になる。というのは、放電ランプの幅は特に放電管つまりそのハウジングの幅に、好ましくは放電管つまりそのハウジングの直径に制限されるからである。同様に、この放電管と電子点灯装置とが1つの共通のハウジングを用いて互いの背後に配置されているとよい。
【0035】
放電ランプの他の有利な実施態様においては、点灯装置が放電管の背後ではなく、点灯装置の少なくとも一部が放電管の周囲方向に放電管の周りを取り囲むように配置されている。その場合、放電管の周囲にほぼC字体が形成され、そのC字体に点灯装置が配置される。放電管の周りに、完全に閉じている環状体が設けられ、この環状体に電子点灯装置の構成要素が配置されていてもよい。
【0036】
本発明の他の実施態様において、電子点灯装置が1つの専用のハウジング内に配置され、放電管が他のハウジング内に配置され、両ハウジングが互いに相対的に動かすことが可能である、特に少なくとも1つの軸線を中心にして動かすことが可能である。電子点灯装置を備え放電管の周りの少なくともC字体に形成されたハウジングの高さが、放電管を備えたハウジングの高さをほぼ有すると好ましい。高さの差Hは50%より小さいか又は50%に等しい。
【0037】
他の有利な実施態様において、防眩要素は、ランプを含む照明器具の支持体に固定されている。
【0038】
さらに、本発明は、多重に巻かれた放電管を備えた放電ランプ用の防眩要素に関する。この防眩要素は、多重に巻かれた少なくとも1つの部分要素を含み、当該部分要素の巻き(ターン)は放電管の巻き領域の湾曲形状に合わせられている。
【0039】
防眩要素の部分要素の巻き(ターン)が2つの巻き領域と1つの放電管との間の自由空間の中に延びるように、防眩要素の部分要素が好ましくは渦巻き状に巻かれていると好ましい。
【0040】
防眩要素の巻かれた部分領域が板状の条帯であると好ましい。
【0041】
この部分領域が特に防眩要素の支持体に配置され、この支持体が、好ましくは互いに垂直である複数の棒を有すると好ましい。
【0042】
中心でこれらの棒が環状要素つまり環状の中心部材に結合されていると好ましい。環状要素を有するこの実施態様において、好ましくは4つの棒が設けられ、これらの棒が周囲方向に見てそれぞれ互いに90°ずらされていると好ましい。
【0043】
条帯状の部分要素が好ましくは複数の棒に配置され、環状の中心部材の周りに渦巻き状に巻かれている。環状の中心部材に対して同心に形成された環状の外側部品が設けられ、この外側部品が支持体の棒の半径方向に外側に位置する端部に結合されていると好ましい。特に、渦巻き状に巻かれた部分要素は環状の中心部材と環状の外側部品との間に延在している。
【0044】
放電管のコールドスポットへの結合部が設けられていると好ましい。特に、棒が、熱を外側に向けて搬出可能である熱伝導部材を形成すると好ましい。
【0045】
防眩要素は、眩しさ防止の機能の他に、特に同様にランプの光コリメーションの機能およびランプのコールドスポットの冷却の機能を有する。
【0046】
放電ランプが、特に深皿状または鉢状に形成された反射器を含んでいると好ましい。反射器は、放電管の、防眩要素に向かい合っている側に配置されていると好ましい。特に、防眩要素は鉢状反射器と同じ直径を有している。その場合に、防眩要素の環状の外側部品が鉢状反射器の外被壁の上面に取り付けられていると特に有利である。
【0047】
防眩要素の渦巻き状に巻かれた条帯状の部分要素の厚さが0.5mm〜2.5mm、好ましくは0.9mm〜1.1mm、特に好ましくは1mmを有すると有利である。
【0048】
防眩要素の渦巻き状に巻かれた条帯状の部分要素が25mmより小さい高さ、特に22mmより小さい高さを有していると好ましい。有利な実施態様において、この高さは10mm〜20mmの大きさである。
【0049】
渦巻き状に巻かれた条帯状の部分要素の放電管側の水平上面と、管状の放電管の外面の最高点つまり最も上側の点での水平接線との間の高さ間隔が、0mm〜20mmの大きさであると有利である。
【0050】
この寸法データに関連して、放電管の外径が10mm〜14mm、特に12mmの大きさであると好ましい。
【0051】
放電管の外径が12mmの際に防眩要素の部分要素が1mmの厚さおよび10mmの高さを有すると特に有利である。その場合に特に、部分要素のこの上面とこの水平接線との間隔は4mm〜18mmの大きさである。ここで、1つの実施態様では明らかに4mmが用いられ、他の1つの実施態様では明らかに18mmが用いられる。
【0052】
12mmの外径を有する放電管の実施態様においては、防眩要素の部分要素の厚さが再び1mmの大きさであり、この部分要素の上面と放電管への水平接線との間の間隔が4mm〜18mm、好ましくは1つの実施態様では4mm、他の1つの実施態様では18mmの大きさであってもよい。この場合に特に、この種の実施態様において、防眩要素のこの部分要素の高さは20mmである。
【0053】
防眩要素の渦巻き状に巻かれた条帯状の部分要素が、放電管のピッチの0.5倍と放電管のこのピッチの1.5倍との間の大きさに一致する高さで形成されていると好ましい。ピッチは、放電管の1つの管状のターンの外径に付加的にこの放電管の2つのターン間の間隔をプラスした値、つまり{(放電管の1つの管状のターンの外径)+(この放電管の2つのターン間の間隔)}から生じる。
【0054】
本発明の他の特徴は特許請求の範囲、図面および図面の説明から明らかになる。明細書において前述した特徴および特徴の組み合わせ、並びに、図面および/または明細書の説明において単独で示された特徴および特徴の組み合わせは、本発明の範囲を逸脱することなく、その都度挙げられた特徴においても、また他の組み合わせにおいて又は単独で使用可能である。
【0055】
本発明の実施例を以下において概略図に基づいて詳細に説明する。
【0056】
図において、同一または機能的に同じ要素は同一符号を付されている。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】図1は本発明による放電ランプの一実施例の概略断面図を示す。
【図2】図2は放電ランプの放電管の形状の第1の実施例の平面図を示す。
【図3】図3は放電ランプの防眩要素を備えた図2による放電ランプの平面図を示す。
【図4】図4は放電ランプ用の本発明による防眩要素の一実施例の斜視図を示す。
【図5】図5は本発明による放電ランプの他の実施例の概略断面図を示す
【図6】図6は本発明による放電ランプの一実施例の構成部品の展開図を示す。
【図7】図7は防眩要素と放電管とを備えたランプの一部範囲の断面図を示す。
【図8】放電ランプの他の実施例の斜視断面図を示す。
【図9】放電ランプの他の実施例の斜視断面図を示す。
【図10】放電ランプの他の実施例の斜視断面図を示す。
【図11】放電ランプの他の実施例の斜視断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0058】
図1には、平形ランプとして形成されているランプ1が概略断面図で示されている。ランプ1は放電ランプ1として形成され、この実施例では円筒状に形成されているハウジング2を含んでいる。それゆえ、放電ランプ1の外面幾何学形状は同様に円筒として形成されている。放電ランプ1は平らに構成されており、これは、ハウジング2の高さh1がハウジング2の幅d1よりも小さい、特に非常に小さいことを意味する。幅d1は高さh1よりも少なくとも60%大きい、好ましくは少なくとも100%大きいと好ましい。約15Wまでの範囲の小電力ランプの場合、高さh1は25mm〜30mm、特に27mmの大きさである。さらに、この実施例において、幅d1は50mm〜120mm、好ましくは80mmの大きさである。この実施例においては、同様に幅d1によって直径が与えられている。高電力ランプの場合、寸法は小電力ランプの場合よりも大きく、例えば、50Wランプの場合にはh1=40〜60mm、d1=160〜200mmである。
【0059】
電力が高くなればなるほど、ランプ1の防眩も重要になる。
【0060】
放電ランプ1はこの実施例では口金なしに形成されており、このことは放電ランプ1がランプ口金を有していないことを意味する。さらに、放電ランプ1は電源線との直接接触を行うように形成されているので、これに関して口金−ソケットシステムは設けられていない。それゆえ、ソケットなしで電源線との直接接触を行う電気接点が設けられている。
【0061】
放電ランプ1は、放電管4を有する光源3を含んでいる。放電管4は多重に、特に2本巻きに巻かれた1つの管であり、この管はこの実施例では紙面に垂直な1つの平面に配置され、紙面の上下に延びている。
【0062】
図1から分かるように、放電管4は実質的に幅d1の全体に亘って延在している。
【0063】
放電ランプ1はさらに電子点灯装置5を含み、この電子点灯装置5は電子安定器である。図1に示された実施例によれば、光源3、従って放電管4も、第1のハウジング部分つまり第1のハウジング部6内に配置されている。第1のハウジング部6は、電子安定器5が配置されている第2のハウジング部7の前(ランプ1の主軸線Aの方向に見て)に位置決めされている。両ハウジング部6,7は一緒に一部材から形成されているので、両ハウジング部6,7は円筒状ランプハウジング2を構成している。電子安定器5は複数の構成部品5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5h,5i,5jを含み、これらの構成部品5a〜5jはこの実施例においては放電管4の背後に幅d1の全体に亘って分散配置されている。特に、それらの構成部品5a〜5jは、それらの三次元構成に関して、特に板状、好ましくは円板状に形成されている回路支持体8上に配置されている。それゆえ、電子構成部品5a〜5jはこの板状回路支持体8の平面全体に亘って分散されている。
【0064】
ハウジング2の背面9には、この実施例においては、3つの電気接点10,11,12が形成され、これらの電気接点10〜12は同様に平形接点として実現されている。この接点10〜12によって、一方ではアース電位との電気的接触が保証され、他方では外部の家庭用エネルギー回路網の2つの電源線との直接的な電気的接触が保証される。
【0065】
図1に示された実施例において、全ての電気接点10〜12は背面9に配置されている。1つ又は複数の電気接点10〜12をハウジング2の外周側壁13に形成することも考えられる。なお、該側壁13は円筒状ハウジング2の外被面である。これらの電気接点が第2のハウジング部7の範囲において側壁13に形成されていると好ましい。
【0066】
第2のハウジング部7から1本の導線が導出され、この導線に外部のエネルギー回路網が直接に、例えばクラスタ端子を介して接続されていてもよい。エネルギー回路網に接続するために設けられている複数の電気接点が1つの差込み接点を介してハウジング2の背面9または側壁13に実現されていてもよい。
【0067】
さらに、回路支持体8の下面、従って放電管4側の面は、光源3の光を反射する非導電性の材料で被覆されている。
【0068】
回路支持体8と放電管4との間に拡散散乱用構成部品が配置され、それにより後方に向けて放射された光を前方に向けてほぼ散乱させて放射させるようにしてもよい。
【0069】
図1による実施例に示されているように、回路支持体8と放電管4との間に、光源3の光を反射する非導電性の材料からなる箔14が配置されているとよい。特に、この箔14はMC−PETから形成されているとよい。
【0070】
光源3から放出された光は矢印P1に従って前方に向けて放電ランプ1から放出される。後方に放射された光は箔14によって反射され、同様にこの示された向きを辿って前方に向けて放電ランプ1から放射される。箔14は高反射率、例えば99%以上の反射率を有するように設計されているので、箔14と放電管4との間での多重反射時にガラス吸収により発生し得る出射損失(出力損失)は最小になる。
【0071】
放電ランプ1はさらに覆いを含んでいる。この覆いは、図1に示されているように、平らな透明板、プリズム構造を有する散乱板、または、格子のような眩しさ軽減要素である。この覆いは、ハウジング2の内部において放電管4の前に形成されている。ハウジング6が前方に開いており、放電管4の前に、防眩要素17によって実現されている覆いが配置されているとよい。
【0072】
防眩要素17が少なくとも部分的に導電性材料から形成されている場合、この防眩要素17はアース電位に接続されている。部分的な金属導電領域は、例えば、結合支柱つまり棒17e〜17h(図4参照)および環状の中心部材17cで実現されている。
【0073】
実施例に示されている2つの接点10〜12の横に、放電ランプ1から発生された光の明るさおよび/または色を調整するための制御装置に接続するために形成されている少なくとも1つの第4の接点が設けられているとよい。電源線のこれらの制御信号が変調され、ランプによって解読(復号)されるとよい。
【0074】
実施例に示されている2つの接点10〜12の横に、放電ランプ1から発生された光の明るさおよび/または色を調整するための制御装置に接続するために形成されている少なくとも1つの第4の接点が設けられているとよい。
【0075】
図1に示された平形接点の横に同様に接触ピンが設けられていてもよい。
【0076】
放電管4がハウジング2の中に取外し可能に配置されていると好ましい。特にこれに関してクランプまたはクリップのような結合要素が設けられているとよい。
【0077】
放電管4は、中心に位置決めされ防眩要素17に熱伝導的に結合されている渦巻きドーム16をも含んでいるので、いわゆるコールドスポットが形成されて相応の冷却が実現される。熱搬出は、例えば環状の中心部材17c(図4参照)および半径方向に延びる棒17e〜17hのように防眩要素17が少なくとも部分的に金属であることによって最適にされる。
【0078】
背面9および/または側壁13が少なくとも部分的に開いて形成され、それにより放電ランプ1の点灯時にハウジング2からの熱輸送が可能になるようにしてもよい。これに関してはスリットおよび穴状開口部が形成されるとよい。
【0079】
図2には、多重に巻かれた1つの放電管4の一実施例が簡略平面図で示されている。この管状の放電管4は、図1で既に分かるように、1つの平面において2本巻きで巻かれている。放電管4は多重巻き(多重ターン)を有するので、中心点Mから出発して半径方向に複数の巻き領域(ターン領域)4a,4b,4c,4dが生じる。巻き領域4a〜4dの数は、半径方向に見て、隣接する並列配置によって生じる。巻き領域4a〜4dは互いに間隔を置いて配置されているので、それらの間にはそれぞれ自由空間4e,4f,4gが形成されている。
【0080】
放電ランプ1は付加的に同様に防眩要素17を含んでいる。この防眩要素17は、図3の平面図に簡略的に示され、図4に斜視図で詳細に示されている。図3には図2による放電管4が示され、さらに概略的にこの放電管4に配置された防眩要素17が示されている。防眩要素17の部分要素17a,17bは巻き領域4a〜4dの形状つまり延びの向きに合わせられていることが分かる。軸線Aの方向に見ると、この防眩要素17の部分要素17a,17bは自由空間4e〜4gの中を半径方向に延びているので、防眩要素17は2つの巻き領域4a,4bの間にそれぞれ間隔を置いて延びている。防眩要素17はこのために板状の、従って条帯状の巻かれた部分要素17a,17bを含んでいる。これらの部分要素17a,17bは、巻き領域4a〜4dの形状、従って湾曲に合わせられている。これらの巻かれた部分要素17a,17bは、巻き領域4a〜4dの間を延びていると共に、外側の巻き領域4dの外面4hに対して間隔を置いて隣接して延びている。それによって、防眩要素17が外側の巻き領域4dのほぼ外面にかつ外側の巻き領域4dの全周に形成されている。
【0081】
図1において分かるように、部分要素17a,17bの一部は、主軸線Aの方向に見て、放電管4の巻き領域の間の自由空間の中に入っている。
【0082】
図4には、防眩要素17の一実施例の斜視図が示されている。この実施例において、防眩要素17は、巻かれた部分要素17a,17bを含んでいる。これらの部分要素17a,17bは環状の中心部材17cに結合されている。この環状の中心部材17cは、環状の外側部品17d、および、図示された実施例においては周囲方向にそれぞれ互いに90°ずらされた4つの棒17e,17f,17g,17hと同じく、防眩要素17の支持体17iに属している。認識できるように、渦巻き状に巻かれかつ1つの平面内で巻かれた部分要素17a,17bはこの支持体17iに固定されている。
【0083】
図1に概略的に示されているように、半径方向において最も外側に位置する薄い条帯状の部分要素17a,17bは、ほぼ、巻き領域の間の中間片として形成されている。特に、それらの部分要素17a,17bは、放電管4の隣接する巻き領域の直径に等しいかまたはその直径よりも大きい高さ(y方向の延び)を有している。概略を理解し易いようにするために、図1には、部分要素17a,17bの自由空間4e〜4gの数個が記入されているに過ぎない。
【0084】
図5には、放電ランプ1の他の実施例が概略断面図で示されている。図1とは異なり、電子点灯装置5の構成要素、特に電子点灯装置5の全部が、放電管4の周りの周囲方向に配置されている、特に専用のハウジング7の中に配置されている。電子点灯装置5のハウジング7は、放電管4のハウジング6が電子点灯装置5のハウジング7に対して動かすことができる、特に回動可能であるように配置されている。特に、軸線Aに対して垂直な1つの軸線の周りの回動が形成されているとよい。この回動は、例えば、放電管4と点灯装置5との間の二重接点としても形成されている複数の電気接触ピンを有する1つの軸線の周りでもよい。
【0085】
図5に示されているように、ハウジング7の1つの外面22には、別の電気接点18,19,20,21が形成されており、これらの電気接点18,19,20,21は、同様に接触ピンとして形成され、照明装置の接点またはソケットの接点との電気的接触のために用いられる。
【0086】
放電管4のハウジング6が下側に向かって開いているように、放電ランプ1を設計することも可能である。
【0087】
ランプ1の両側にそれぞれ1つの防眩要素17を設けることも可能である。
【0088】
図6には、防眩要素17、放電管4、さらには鉢状の反射器23が展開図で示されている。組立てられた状態において、放電管4はほぼ防眩要素17と反射器23との間に配置されている。鉢状の反射器23は底部24および外周壁25を含んでいる。
【0089】
外周壁25は、特に、放電管4の1つの管の外径にほぼ一致する高さを有している。
【0090】
図7には、例示的な1巻き(1ターン)、つまり1つの巻き領域4aを有する放電管4が概略断面図で示されている。その巻き領域4aが、この実施例では12mmの大きさである外径d3を有すると好ましい。
【0091】
さらに、図7には、防眩要素17の渦巻き状に巻かれた部分要素17aが示されている。この部分要素17aが0.5mm〜2.5mm、特に0.8mm〜1.2mmの厚さd4を有すると好ましい。さらに、この部分要素17aが25mmより小さい、好ましくは10mm〜20mmの高さh2を有すると好ましい。
【0092】
さらに、部分要素17aの、巻き領域4aとは反対側の垂直壁17jと、巻き領域4aの中心点Nを通ってこの垂直壁17jに対して平行に延びる一直線との間の間隔a1は、7mm〜12mm、特に8mm〜9mm、特に8.75mmの大きさである。
【0093】
さらに、別の間隔a2が形成されている。この別の間隔a2は、部分要素17aの短手側つまり水平上面17kと、巻き領域4aの外面の1つの最高点Kでの水平接線26との間の間隔である。それゆえ、最上の上面17kはこの接線26に対してほぼ平行に延びている。特に、上面17kは、ほぼ放電管4側の面、もしくは、反射器23が存在する場合には反射器23側の上面である。
【0094】
この間隔a2は好ましくは0mm〜20mmの大きさである。
【0095】
さらに、斜視断面図において、これらの可能な間隔および尺度が異なっている複数の実施例が詳細に説明される。
【0096】
このために、図8には、第1の実施例により、外側部品17dが壁25の上面つまり上側縁部の上に取り付けられているランプ1が示されている。この実施例においては、高さh2は10mm、厚さd4は1mm、間隔a2は4mmの大きさである。
【0097】
図9には、別の斜視断面図で、図8の実施例とは異なり間隔a2が18mmの大きさである別の実施例が示されている。認識できるように、この尺度に関して外側部品17dの高さは図8の外側部品17dの高さよりも大きく、従って図8の外側部品17dの高さとは異なっている。
【0098】
図8および図9の両実施例において分かるように、棒17e,17f,17hは、高さデータに関して、中心から半径方向に外側に向かって部分要素17a,17bに延びているのではなく、詳細には部分要素17a,17bの、放電管4とは反対側の縁部つまり端部のところに延びている。
【0099】
図10には、別の実施例が斜視断面図で示されている。ここでは高さh2は20mm、厚さd4は再び1mm、そして、間隔a2は再び4mmである。
【0100】
図11による実施例では、寸法は、高さh2が再び20mm、厚さd4が1mm、そして、間隔a2は18mmの大きさであるように形成されている。
【0101】
モデルが示すように、ランプの光束つまり照明器具効率は、検査した範囲(h2=10〜20mm)では、防眩要素の高さh2が小さくなるほど増大する。さらに、防眩要素の高さは、ランプの放射された光分布特性線のFWHM(Full Width Half Maximum)に僅かしか影響しない。鏡面反射形防眩要素は、拡散反射形防眩要素の光分布特性線(110°)よりも約15°幅広い光分布特性線(125°)を有する。
【0102】
効率ピークは、(防眩要素の拡散反射についての)間隔a2=14mmの値および鏡面反射形防眩要素の場合の間隔a2=16mmの値の時に現れる。効率は、間隔a2が小さくなる場合、つまり防眩要素が放電管と軸線方向に重なって配置されている場合に減少する。効率ピークは、特に、間隔a2の値が放電管の1つの管の直径d3の値に等しいかまたはその値に近い場合に現れる。その場合、特に、防眩要素は放電管と軸線方向に重ならないで配置されている。
【0103】
鏡面反射形に形成された防眩要素は、約99%の反射率を有するMC−PETからなる実施例に比べて約95%の低い反射率を有するにも拘わらず、5%だけ高い効率(防眩要素の高さh2=10mmの際の最大で2270lmに比較して2400lm)を有する。
【符号の説明】
【0104】
1 放電ランプ
2 ハウジング
3 光源
4 放電管
4a〜4d 巻き領域
5 電子点灯装置
6 第1のハウジング部
7 第2のハウジング部
8 回路支持体
9 背面
10〜13 電気接点
13 側壁
14 箔
17 防眩要素
17a,17b 部分要素
17c 環状の中心部材
17d 外側部品
17e〜17h 棒
17j 垂直壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多重に巻かれた放電管(4)を備えた放電ランプであって、放電ランプが、少なくとも1つの部分要素(17a,17b)を含む防眩要素(17)を有し、部分要素(17a,17b)は、防眩機能に関して、少なくとも部分的に放電管(4)の巻き領域(4a〜4d)の湾曲形状に合わせられている放電ランプ。
【請求項2】
防眩要素(17)の少なくとも1つの部分要素(17a,17b)は、ランプ(1)を主軸線(A)の方向に見て、巻き領域(4a〜4d)の間に巻き領域(4a〜4d)とは無接触にて主軸線(A)に対して垂直な方向に配置されている請求項1記載の放電ランプ。
【請求項3】
防眩要素(17)の少なくとも1つの部分要素(17a,17b)は、条帯状に形成され、その高さ方向の広がりがランプ(1)の主軸線(A)に対して平行に延びるように向けられて配置されている請求項1又は2記載の放電ランプ。
【請求項4】
放電管(4)は平形渦巻きとして形成され、防眩要素(17)の部分要素(17a,17b)は平形渦巻きの巻き領域(4a〜4d)の全長に亘って巻き領域(4a〜4d)の間を放電管(4)の平形渦巻きの形状に合わせられた平形渦巻き要素として延びている請求項1から3の1つに記載の放電ランプ。
【請求項5】
防眩要素(17)が最も外側の巻き領域(4d)の外面(4h)に設けられている請求項1から4の1つに記載の放電ランプ。
【請求項6】
部分要素(17a,17b)は25mmより小さい高さを有する請求項1から5の1つに記載の放電ランプ。
【請求項7】
防眩要素(17)は一部材で形成されている請求項1から6の1つに記載の放電ランプ。
【請求項8】
防眩要素(17)は、渦巻き状に巻かれた条帯状の部分要素(17a,17b)を有し、この部分要素(17a,17b)は支持体(17i)に配置されている請求項1から7の1つに記載の放電ランプ。
【請求項9】
防眩要素(17)は少なくとも部分的に、拡散形かつ非波長選択形の反射器として形成されている請求項1から8の1つに記載の放電ランプ。
【請求項10】
防眩要素(17)の少なくとも表面はプラスチックから形成されている請求項1から9の1つに記載の放電ランプ。
【請求項11】
防眩要素(17)は少なくとも部分的に、ランプ(1)の主軸線(A)の方向に見て放電管(4)の前でランプ(1)に配置されている請求項1から10の1つに記載の放電ランプ。
【請求項12】
防眩要素(17)は、少なくとも1つの部分要素(17a,17b)が放電管(4)の隣接する2つの巻き領域(4a〜4d)の間の自由空間(4e〜4f)の中に延在するように配置されている請求項1から11の1つに記載の放電ランプ。
【請求項13】
防眩要素(17)が少なくとも1つの部分要素(17a,17b)用の支持体(17i)を有し、この支持体(17i)が中心部材(17c)を有し、この中心部材(17c)が放電管(4)に熱的に結合されている請求項1から12の1つに記載の放電ランプ。
【請求項14】
多重に巻かれた放電管(4)を備えた放電ランプ(1)用の防眩要素であって、この防眩要素(17)が、条帯状に形成され渦巻き状に巻かれた少なくとも1つの部分要素(17a,17b)を有する放電ランプ用の防眩要素。
【請求項15】
部分要素(17a,17b)の渦巻き状の巻きが1つの平面に形成されている請求項14記載の防眩要素。
【請求項16】
部分要素(17a,17b)の渦巻き状の巻きが、放電ランプ(1)の放電管(4)の1つの巻き領域の巻かれた形状に合わせられている請求項14又は15記載の防眩要素。
【請求項17】
少なくとも1つの部分要素(17a,17b)は防眩要素(17)の支持体(17i)に配置され、この支持体(17i)は、少なくとも、複数の棒(17e−17h)を有している請求項14から16の1つに記載の防眩要素。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2012−89496(P2012−89496A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228814(P2011−228814)
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【出願人】(508096703)オスラム アクチエンゲゼルシャフト (92)
【氏名又は名称原語表記】OSRAM AG
【住所又は居所原語表記】Hellabrunner Str. 1, 81543 Muenchen Germany
【Fターム(参考)】