説明

太陽光発電、電池

【課題】太陽光発電の現在の主流のシリコン系は、実施が高額で、大量の電力を得るには施行場所を広く必要とする。実施が簡単、安価な、屋内外で使用可能で、耐久性や光変換効率を改善し、又夜間も発電できる色素増感太陽光発電を提供する。
【解決手段】電池や色素増感太陽光発電でセル内で従来のヨウ化電解液を極力使用せず、ヨウ素やヨウ化化合物を固体、半固体に近い状態で用い、ヨウ素を封じ込めることや、簡易な半導体のPN型太陽電池風の今までにない色素増感太陽光発電の電池を発明した。多機能な電池で夜間も発電するなどの新機能があり、電気自動車の電源をめざしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電、電池その関係装置、部品、施行に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の色素増感太陽光発電の太陽電池は、制作が簡単、安価であるが、耐久性、光変換効率に改善の必要性がある。又、太陽光発電は、夜間は発電できない欠点がある。従来の色素増感太陽光発電の太陽電池では、液状の電解液を実施したものがある。(例えば、特許文献では、 特許第4233260号公報 特許第4081084号公報 特許第4328857号公報 非特許文献では、特開2009−81046号公報参照)
液状では、セルの液漏れがあり、耐久性から電解液のゲル化や固体化に研究がすすめられているが、(例えば、特許第4556232号公報 特開2000−268890号公報 特開2006−196439号公報参照)、実用化にまで現在いたっていない。
電解質として用いられているヨウ素系電解質の元になるヨウ素が、昇華しやすく、金属などの素材を腐食させる作用を持ち、ヨウ素系電解質がセルの外に出易く、喪失し易い為である。
シリコン系の太陽電池は、真空工程を要し、それに比較して、色素増感太陽光発電の太陽電池は、その真空工程を必要とせず、セルの制作が出来るので、安価な太陽電池が将来、実用化できると、期待されているが、色素増感太陽光発電の太陽電池でも、実は、色素の耐久性を増すためにも、真空のようなセルを作ることは、従来から存在した。(例えば、特開2006−196439号公報参照)電解液などの液体を容器に注入するために、真空注入法は、従来からある公知の技術です。
1例に挙げました特開2006−196439号公報を見ますと、セルをナイロン製袋に挿入し、空気を抜くなどの手間を要しています。そうなりますと、色素増感太陽光発電は、手軽に実施できるものではありません。又、この特許申請は、光のみで発電する従来の太陽電池です。
夜間にも発電できるよう二次電池もかねる色素増感太陽光発電の太陽電池は、1例に挙げました特許第4081084号公報や特許第4081084号公報でも実施例で見ることできますが、まだまだ実用化できるほどの発電力を夜間は発揮しておりません。色素増感太陽光発電とは、別の技術である非特許文献の1例の特開2011−40659号公報では、希土類鉄酸化物を用いて半導体のPN接合による太陽光発電も研究されていますが、熱でも発電する可能性があるらしいのですが、まだ実用化にはいたっていません。
はやり、製造に手間がかかり、原材料が手に入りにくく、価格の高いシリコン系太陽電池が、確立された技術で太陽電池の主流として現在の社会で、広く実施されています。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4233260号公報
特許第4081084号公報
特許第4328857号公報
特許第4556232号公報
特許第4081084号公報
【非特許文献】
【0004】
特開2009−167665号公報
特表2008−543029号公報
特表2002−523904号公報
特開2011−40659号公報
特開2000−268890号公報
特開2006−196439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
太陽光発電の現在の主流のシリコン系は、実施が高額で、大量の電力を得るには施行場所を広く必要とする。色素増感太陽光発電は、屋内外で使用する場合、実用化で耐久性や光変換効率のさらなる改善が期待されている。
再生可能エネルギーとしての太陽光発電は、まだまだ、一般家庭で手軽に実施するには、価格や発電力で課題があります。
本発明はこれらの課題を解決している。本発明は、極力、安く、身近な所から得やすい原料を用い、製造工程を簡易にしていて、手軽に大量生産が可能で、安価で製造できる。平成24年1月現在、例えば、シリコン系の太陽電池で100万円実施の費用が必要なら、その10分の1の値段で実施できる。色素増感太陽光発電のある本電池の下に熱や、他から電圧をえることで発電するなどの光を必要とせず発電する電池を配置できるので、従来出来なかったセル、モジュールなどを2段以上の多段にすれば、施行面積を広く必要としない。
さらに本発明の色素増感太陽光発電のある電池は、光あり、なしの2ウェイの発電をし、太陽光や室内光のない夜間の発電も可能である。光がなくとも発電できるので、太陽光の少ない雪国でも実施でき、発電した電力で降雪を水に変える除雪機能付きのソーラーパネル、ソーラーハウスが可能である。電気自動車を完全にこの発電で動かせる高出力であるが、二酸化炭素を排出せず、一般大衆に環境にやさしい新エネルギーとして世界中で、地球規模で商品化が待たれている画期的な本発明、本特許申請である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
色素増感太陽光発電のある電池のセルの内部に、液状のヨウ化電解液を用いず、真空、又は、真空近くにすることを特徴とし、 液状のヨウ化電解液に変わって、透明導電性素材やプラスチック、ガラス、金属の素材にヨウ化化合物をとりこみ、それをフィルム、線状、板、シート、膜、棒、筒、ボール状と限定しない形状のものにして、色素の電子放出後の酸化還元作用をもたせた色素増感太陽光発電のある電池。
【0007】
液状の電解液を使用しないことで、色素、着色剤、光触媒、電極に使用されるものは、天然又は人工色素、従来の酸化チタン及び酸化チタン以外、白金及び白金以外の安価な素材が利用可能で、電極も、透明導電性素材やプラスチック、ガラス、金属の素材にヨウ素をとりこみ、それをフィルム、線状、板、シート、膜、棒、筒、ボール状と限定しない形状のものにして、ヨウ素を使用する部位や量の違いにより、意図的にプラス極、マイナス極と電極にすることを特徴とする色素増感太陽光発電のある電池。
図3。
【0008】
セルを真空、又は、真空近くにすることを特徴とし、そのセル中に微細の金属を網状に配置、多層も可能で、又はそれを配線することで電力の高出力を可能にした色素増感太陽光発電、又はそれ以外の太陽光発電のある電池。図6。
【0009】
下記にくわしく説明します。
現在の透明伝導性膜ありのガラスやプラスチックや金属の上にテスターを当てても、電圧を示さないが、それらの上にヨードチンキ(一般に市販のもの)を数滴たらし、ヨードチンキと共にそれらにテスターをあて測定するとヨウ素で電圧を示すことわかった。下記は、およその電圧の数値である。厳密に正確に測定した数値ではないが、素材により違った電圧を示すことの概略である。
【0010】
表1

【0011】
不導電性のプラスチック容器の中で、でんぷん性接着剤の糊0.3gにヨウ素の粒(和光純薬製 直径1mmか2mm)を2粒入れ、すぐ糊の中で固体のヨウ素の小粒は溶けるが、1粒では、はっきりわからないが、そこに微量の備長炭の粉(又は、クエン酸)を入れると電流が流れはじめる。2粒で電流0.25mA,電圧0.5V、ヨウ素の小粒の数を多くするほど、電流は多く流れる。電圧もそれにつれ、上がっていきます。特別なことは、これ以外になにもしていないのです。ヨウ素とでんぷん性の糊と備長炭(市販品)の粉の微量だけで、発電できるのです。ヨウ素が、素材に電圧を生じされることや、電流を発生されることが本発明者にわかった。
【0012】
そこで、ヨウ素を最大限に利用することを実行しました。電解質だけでなく、電極にもヨウ素をとりいれるのです。ヨウ素の溶液を用いて発電する色素増感太陽光発電でそれを電解質だけでなく、電極にも利用する新しい電池を考えました。ヨウ素系の溶液を電解質として色素増感太陽光発電で用いることは、公知です。本発明は、電解液、電解質としてのみでなく、電極にして、表1にあるように、素材のより異なった電圧を示すことも利用して、従来の発明や発表や特許申請になかった、電極にヨウ素をとりいれ、プラス極、マイナス極の極に金や白金などの高価な金属を使用せず、安い原材料で、しかも意図的に電極を手軽に作り出すことでした。金属やガラスやプラスチックの本来の素材により生じる電圧の差や、ヨウの濃さ(溶けるヨウ素玉の数などで発生)による電流量の差も利用して、電池や色素増感太陽光発電のセル内で良く発電するようそれらの工夫をすることで、高価な白金などの金属を使わず、簡易に高効率のしかも、光なくとも発電できる電池としての極も兼ねる極を故意に作り出すことでした。図3。
【0013】
電池や色素増感太陽光発電の電池で従来の技術であった電解液、電解質のみにヨウ素を使うのではなく、故意にヨウ素を両極に又は一方の極に用いて、酸化チタンや酸化亜鉛などの半導体に混ぜて簡単にプラス極、マイナス極を作り出すことでした。しかも、酸化チタンや酸化亜鉛の用い方は、シリコン系太陽電池の半導体のPN型接合のように実施するのです。このような技術は先行技術文献には、記載がなく、本特許出願が、世界中で先願です。図3、図8、図9。
【0014】
従来、電池では、酸化チタンや酸化亜鉛を電極に用いることは、公知でしたが、さらにヨウ素を混ぜて、色素増感太陽光発電の電極にするとか、そこの添加物を入れて、半導体のPN型接合のような発電を作るという考えはありませんでした。色素増感太陽光発電では、ヨウ素は、ただ電解質に用いる物だったのです。
ノーベル賞を受賞された白川英樹氏が、不導電性のプラスチックにヨウ素を入れ、電気の通るプラスチックを作り出されたことに、さらに本発明は、改良をくわえたのです。
【0015】
本発明では、(0011)のヨウ素と糊といわれているでんぷん性接着剤(市販品)と炭の粉だけで、発電するを利用し、電池(横約7センチ×縦約9センチの面積の平板の薄いセル)を作り、ヨウ素(和光純薬製)は、色素増感太陽光発電で使われているので、電池、プラス、色素増感太陽光発電(光りの下に置いた時には)も可能にすることです。
色々な電池を試作した結果、上下基板の間に光を受ける透明導電性膜の施された上部基板(透明導電性ガラス、SUNGATE500,PPGインダストリーズ社、ITO膜、抵抗15〜20オーム、下部基板はアルミ板 厚み0.5mm)は、色素(ハイビスカスティ 市販品)を含む酸化チタン(市販品の陶芸用チタン、又は、アエロジェル社のP25)の層を作り、その下にでんぷん性接着剤とヨウ素を混ぜて二酸化マンガン(市販品 陶芸用)と塩(青海という商品名、市販品)の2層に入れるとか、その塩(青海という商品名のものには、下記のカルシウムが多く含まれている。)二酸化マンガンの層を重層にすれば、高出力の電池が作れること判明しました。市販品のマンガン乾電池を参考にもしました。図1。
【0016】
その後、2011年4月18日 岡山大学院と大阪市大の発表があり、光合成に関係するたんぱく質の構造が、4個のマンガン原子(Mn)と1個のカルシウム原子(Ca)が複数の酸素原子(O)により結びつけられたものという発表も参考にしました。この生化学反応を生かした電池の試作は、難しい物でした。色々な素材で色々な電池を試作しました。図1。
【0017】
平成23年12月、本発明者は、下記に記載の電池(この電池は、下記に記載と類似ですが、色素増感太陽光発電を直接の目的としていない為、色素が上部基板の半導体に入っていないや、上下基板の上が銅板で厚み0.5mmと下がアルミ板で厚み0.5mmで、平板状のセルで透明性なしの今までなった新しい構造の電池です。)を別に特許出願(特願2011−266054)しており、本発明では、上記で使用しなかった色素(ハイビスカスティ)を混ぜて、色素増感太陽光発電のある電池(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)にしております。
【0018】
(イ)のセルの説明。図8、図9。
まず、ヨウ素(和光純薬製)をヨードチンキ(市販品)で溶かし、でんぷん性接着剤(市販品)と炭の粉(炭素や黒鉛も可)と少量のヨウ化化合物を、半導体である酸化チタン(陶芸用 市販品)と酸化亜鉛(陶芸用 市販品)にそれらを入れ混ぜました。かつ酸化チタンと酸化亜鉛にホウ酸(健栄製薬 市販品)を微量入れると同時にそのホウ酸の量の差をつけることで、4価の酸化チタンに微量の3価のホウ酸を入れて、正孔が出来易いP型半導体風に、2価の酸化亜鉛に微量の3価のホウ酸を入れて、自由電子が出来易いN型半導体風にし、それを、PN型半導体接合風にしました。(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)厳密なPN型ではありませんが、この2つの層の間に、塩と前記のヨウ素とでんぷん性接着剤と炭の粉などを入れたものを混ぜたものを塩の層(図8の3)として、そしてこの塩の層には、ホウ酸は入れません。塩の層を酸化チタンの層(図8の2)と酸化亜鉛の層(図8の4)の間に配置しました。
【0019】
ひとつの色素増感太陽光発電のある電池の実施例として、光を受ける上部基板(図8の1)(透明導電性ガラス、SUNGATE500,PPGインダストリーズ社、ITO膜、抵抗15〜20オーム、)にこの酸化チタンに色素(銅クロロフィリンナトリウム)を加えている層(図8の2)を作りこれを半導体のP型風とします。
【0020】
次にこの塩の層、(図8の3)(さらに、任意に網状の微細の金属を配置し、80メッシュのステンレスの金網を代用、図8の6)このように微細の金属を塩の層と下部基板の酸化亜鉛の層(図8の4)にセパレーターのように配置(図8の6)するほうが高出力で耐久性が増す。)、次に下部基板(図8の5、アルミ板)この酸化亜鉛層を半導体のN型風としました。
【0021】
この3層(図8の2,3,4)を密着し、圧着させて、セルから空気を抜いて、真空、又は、真空近くにして、上下基板と共に3層をしっかりと密着させて貼り合わせる。セルを圧着し、外周を接着や溶着などして、セルに空気が大気中から入り込まないよう封止します。でんぷん性接着剤がはいっていますので、一晩も3層を密着、圧着させていれば乾燥して、3層(図8の2,3,4)は固体化し、3層どうしが張り合わさります。(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)図9。
【0022】
(ロ)のセルの説明。
又は、ひとつの色素増感太陽光発電のある電池の実施例として光を受ける上部基板、図8の7(市販品の普通の透明プラスチック 導電膜なし)にこの酸化亜鉛(図8の(ハ)4)に色素を加えている層を作りこれを半導体のN型風とします。
【0023】
(さらに、任意に網状の微細の金属を配置し、このように微細の金属を塩の層と酸化亜鉛の層(図8の4)にセパレーターのように配置(図8の6)するほうが高出力で耐久性が増す。)、次にこの塩の層(図8の3)、次に下部基板、図8の5(アルミ板)この酸化チタン層(図8の2)を半導体のP型風とし、この3層を密着し、圧着させて、セルから空気を抜いて、真空、又は、真空近くにして、上下基板と共に3層をしっかりと密着し、圧着させて貼り合わせる。同じくでんぷん性接着剤がはいっていますので、一晩も3層(図8の2,3,4)を密着し圧着させていれば乾燥して、3層は固体化し、3層どうし(図8の2,3,4)が張り合わさります。大気中の空気がセルに入り込まないよう完全に封止することも同じです。
【0024】
上記の(イ)と(ロ)の実施例2のセルの性能評価。図9。
(イ)と(ロ)のセルは、(イ)が光を受ける上部基板が導電性ガラスで(ロ)が普通の導電性なしのプラスチックを上部基板にして、下部基板は共に同じアルミ板(厚み0.5mm)です。
セルの大きさは、共に、横約5センチ×縦約6センチです。図9。
(イ)は、色素は銅クロロフィリンナトリウムで、制作して直後テスターで測定しますと、短絡電流は約63mAを示します。開放電圧約0.9V
(ロ)は、色素はハイビスカスティで制作して直後テスターで、測定しますと、短絡電流は約62mAを示します。開放電圧約0.9Vです。
前記の別出願の電池は、約10円切手ほどのセルの面積で(厚み3mm)で、短絡電流120mA,開放電圧1Vほど出力します。この電池は、8個直列につなぐと、約10センチ各のセルとなり、その大きさで電流約1A,電圧約6Vから8Vを出します。
本発明者は、色素増感太陽光発電のある電池で、10センチ各のセルで、乾電池の単3ほどの電流1A,電圧1.5Vの出力の太陽電池を作ることを目標に試作をかさねていて、電池では、単3ほどの出力を新しい前記の構造のものでこの時、成功しました。
【0025】
(イ)と(ロ)は、その成功した新電池に色素増感太陽光発電の作用を持つように光を受ける上部基板に色素を混ぜたもので、使い捨ての電池でなく、再生する太陽電池、しかも、夜間も発電する電池でもある光あり、なしでも発電する2ウェイの電池です。
図8,9。
この(イ)と(ロ)の色素増感太陽光発電のある電池は、出力こそ、多くはありませんが、なんと、電池であり、かつ、電流をゼルまで使い切っても、太陽光の下に置くと、再生するのです。10mAほどは、翌日も電流をわざとゼロまで使い切っても、ゼロから10mAほどは、太陽光を受けると色素増感太陽光発電をし、確実に再生します。
(ロ)のセルには、普通の透明プラスチックのシート図8の7(市販品)が使われていて、導電膜なしで、金属の網状のもの、80メッシュの市販の金網の代用で使用し、ここから配線し、発電させ得たのです。このセルには、導電性膜は使用していません。
2回ほど二日間観測し、(イ)(ロ)共に太陽光で再生し、再生された電流は、一晩ほどあまり電流が下がらずに流れつづけることを確認しました。
測定された場所は、長野県の山岳部にあり、12月の雪の降る、連日最高気温でもマイナスの気温の太陽光発電は、冬場は、期待出来ない土地です。
ある書物に、発電出力と定格出力との比で表される出力比は晴れでは60%ですが、曇りでは40%、雨では10%以下とあります。ですから、たった10mAの再生でも、本発明者には、大感激です。なぜなら、色素増感太陽光発電も出来る新しい構造の電池が出現し、光あり、なしの2ウェイで発電することが、実証されたからです。それが、本出願の発明で、優先日の平成23年2月1日から、約1年近くの月日が経っていました。図8、図9。
【0026】
なぜ、10mAほどしか電流が再生しないのか?それは、銅クロロフィリンナトリウム(和光純薬製)やハイビスカスティ(市販品 原産国スーザン)を使用し色素を工夫していないからです。
請求項1,2に記載どおり、液状の電解液を用いていないので、色素、電解質が固体化された中でも、光エネルギーを電気エネルギーに変えうる色素の開発がなされていないからです。また、光を受ける上部基板で色素増感太陽光発電を高効率の光電変換率を可能にする酸化チタン(図8のロの2)、酸化亜鉛(図8のハの4)の工夫がなされていないからです。
酸化チタン(図8のロの2)でもアナターゼ型、ルチル型、ナノ粒子をどうするかも、工夫してはいないからです。
【0027】
それらは、今後、別出願として申請したく、本特許申請では、請求項1,2,3,4以下の請求項21項までの範囲で、色素増感太陽光発電のある電池は、特許出願いたします。色素増感太陽光発電のある今までになかった新しい電池の構造がはっきりと示されたからです。図8。
今までの公知の電池構造のものではありません。
【0028】
真空中では、電気は通らないが常識です。ですので、真空について記載します。本発明は、請求項1、請求項3で「真空、又は、真空近く」という言葉を使っていますが、光電子増倍管では、真空中で金属に圧力をかけると内部から電子が飛び出すとあり、そこからヒントを得て、使用しています。
JIS(日本工業規格)における真空の定義
「大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態」
広義に意味では、1何も無い状態 2缶詰め 3水につけたお椀の蓋がとれない状態とネットから調べ、本特許申請では、特定の意味で1、2、3の定義づけで使用します。
【0029】
平成23年2月21日 九州工業大学と新日鉄科学の研究発表の「円筒型の封止面積が少ないセル構造の開発により、約70日間(1700時間)にわたり、発電効率が低下していない」
ネット上から、見つけた発表ですが、こんな文章があります。
「現時点で、エネルギーの変換効率の最高値は約10.4%(約10.4%は他が発表した値でそれを引用している)で、これらの研究グループで、平型電池は、封止に必要な面積が大きいことに着目し、セル構造を円筒型にしたら、電解液の封止性が向上し、耐久性が高くなることを見出した。」
とあり、この円筒型の封止面積が少ないセル構造とは、発明者から見ると、JIS(日本工業規格)における真空の定義
「大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態」です。
本発明者の真空の定義2缶詰めと同じ真空構造と言える。請求項1,3項に記載の「真空、又は、真空近く」の状態です。
【0030】
従来、耐久性に問題があったのですが、真空、又は、真空に近い構造だから、長期の耐久性や性能維持が可能になると見ています。
色素増感太陽光発電の板、シート状のセルの断面積は、ほとんどの図1で誇張されて分厚く描かれていますが、現実のマイナス極とプラス極の間は、ごくわずかです。一般的に電解液は5センチ角のセルで数滴挿入されているだけです。一般的にセルは、上部と下部は―(真空近く)―にしょうと空気を抜くようにそのような感じで貼り合わせています。上部基板と下部基板は離れすぎると、電気を通さないからです。
テスターと計る物とを接触させないと電流は流れないと同じです。
マイナス極とプラス極の間の真空、又は、真空近くと書いても、空気も物質も何もない空間は、現状ゼロです。セル、電池、装置はシート状、板状と色々な所で通常は取り付ける形状に沿わせるように設置しますが、とても薄いものです。図1で真空、又は、真空近くと図中に書かれていますのは、その部分に物を詰めても、真空、又は、真空近くは簡単に作り出せることを現していて、図1は誇張された図で、セルの厚みは数ミリの薄いものです。
他の人々の出願でも誇張してセルの断面図が同じように広く誇張されて表されている。セルが薄いために、その断面図は、誇張しないと図解できないのです。
【0031】
完全に真空、又は、真空近くにし、完全に密封、封止できた時、色素増感太陽光発電のセルは、高温下、低温下でも水、アルコール、ヨウ素の気化はセル内に閉じ込められ、喪失しないで、耐久性や性能維持の問題を克服します。水は、氷の固体、液体、空気と変化しますが、缶詰めの中のような状態だと、その量を喪失しない。完全密封するとその3つの状態を行き来するだけです。
【0032】
前期の発表より前の平成23年2月1日に特許出願し特許請求の範囲に―真空、又は、真空近く―と本発明者は、請求項1、3に明記しました。(図1、図8)四季の変化に耐え室内外で使用可能にするには、―真空、又は、真空近く―にセル内をすること、水やアルコールやヨウ素、他の物質の気化、変質、劣化による喪失を防ぐ為必要である。前記の九州工業大学と新日鉄科学の研究発表はセルが円筒型ですが、本発明は色々な形にできるフレキシブルが可能です。本発明でも円筒型にもできます。前者は電解液漏洩のない製品を目指すと発表していますが、本発明では、でんぷん性接着剤をもちいるので、電解液は完全な液体ではない、固体や半固体と思いますが、液状の電解液ではないので、セルの外周を完全に接着、溶着などで封止すれば電解液漏洩の心配はありません。
前者は、ガラスに従来必要不可欠だった導電膜を不要にできると、新規性や画期的と唱っておられます。前者のセルの構造は、円筒型の中心部に対極(チタン/白金)次に外側、外周に向かって電解液層、集電電極、作用極(チタニア/色素)で円筒型の外周がガラス管です。その外周のガラス管に導電膜を不要にしたと唱っておられるのです。
本発明でも、セル内に金属の配線するので、それで電気を取り出せば、上部基板のガラスに導電膜不要に出来ます。図8のハの7のプラスチックシートは、導電膜がなく、普通の市販品。第一回目の特許申請日平成23年2月1日の特許書類に明記しております。請求項1から3までの実施でそれは出来ます。(0022)記載の(ロ)のセルがその導電膜なしの普通のプラスチックシート(市販品)を上部基板にし、色素増感太陽光発電させています。
繰り返しますが、請求項3のセル内に配置、配線される金属(図8の6)に集電作用があり、そのようにしようと思えば、光を受ける上部基板のガラスの導電性膜は不要に出来ます。図8のハの7。
【0033】
この電池を作り、このようにすることで、光とは無関係の電池となり、光で簡単にシリコン系太陽電池の半導体によるPN型接合のような発電をする色素増感太陽光発電のある電池を作り出したのです。光エネルギーを電気エネルギーに変換する色素を光を受ける方に入射させようと、太陽光の下に(朝11時ごろ)置きましたら、本来光と無関係に発電する電池の発電量の上にこの色素分の発電、色素増感太陽光発電による発電量がアップするのが、はっきりと確認されたのです。光とは無関係な電池と光により再生できる電池が実現したのです。光と無関係の最高の短絡電池で62mAの電流があり、電流が下がって太陽光の下に置き、光に当てると間もなく10mA電流がアップするのが、テスターで確認できました。(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ 上部基板は、導電膜なしの普通のプラスチックシート、下部基板はアルミ板でセルの間に金属の微細の網状のもの配置し、配線している)
【0034】
請求項1に記載の―液状のヨウ化電解液に変って、透明導電性素材やプラスチック、ガラス、金属の素材にヨウ化化合物をとりこみ―とあり、請求項2に記載の―電極も、透明導電性素材やプラスチック、ガラス、金属の素材にヨウ素をとりこみ―とありますが、実施例のひとつの方法として、前記の構造で酸化チタンや酸化亜鉛をこのようにしてとりこむのです。
セルからの液漏れを防止するため、液状の電解液を用いず、電解液を固形化させるためでんぷん性接着剤を電解液に混ぜた。又、昇華しやすいヨウ素をでんぷん性接着剤で封じ込めようとでんぷん性接着剤を3層構造の半導体の酸化チタンや酸化亜鉛の極に、塩の層にも混ぜて入れたのです。それでも、発電すること実証しました。
【0035】
真空、又は、真空近くを請求項1項、3項で請求しましたが、それにより、真空という単語から厳密な真空を要求するのではなく、真空近くも明記したので、真空ポンプなど特別な製造工程を必要せずとも、アイデァ次第で、真空、又は真空近くの状態は簡単に作り出せるようになったのです。
太陽が東西に動く為に、太陽のある位置、角度により太陽光の照射量に時間に伴う変化があり、発電量が安定しないことの対策としてセルを色々な形状にすることも実施しました。
【0036】
例えば、市販のポリカーボネイトの透明プラスチックの波板(縦1820mm×横655mm)や銅版の同じ形の半円状のトタン波板を張り合わせてセルを作り、波板の半円の形状のセルで東西に動く太陽の光りをいつも、90度の角度でセルに入光され得ること、太陽がセルに対し、90度近くに位置する時が、一番光りが電気エネギーに効率よく変換されるからです。また、従来の色素増感太陽光発電で必要とされた色素、着色剤、光触媒、電極の材料も変えられ、不要にもできることなどが、請求項2で発明として加えられています。3層の中に任意に配置する網状の微細の金属を配置、配線すれば、これが、ガラスやプラスチック基板に絶対に必要とされた導電膜を不要にでき、普通の導電性のないガラス、プラスチックでも色素増感太陽光発電用として使用が可能です。しかも、色素増感太陽光発電のある電池ですから、単なる色素増感太陽光発電の電池でも、ただの電池でもありません。この両用の電池です。色素増感太陽光発電のある電池です。本来、乾電池などの電池は、光とは無関係です。本発明では、夜間でも発電します。光とは無関係の電池でもあるからです。ですから、前記の発明も含み本発明は、今まで存在しなかった発明、技術の先願です。
【0037】
特許文献として、参照の特許第4081084号には、電解液に溶解される金属イオンを有し、金属イオンの酸化還元反応により二次電池としても機能し、電解液はヨウ素系電解質を含み、溶解される金属イオンは銀イオンであるとの記載があります。銀イオンにより二次電池になるようです。記載によれば、別のヨウ素系電解液の酸化還元反応も必要で、2種類の異なった酸化還元反応の実現に長時間成功しなければなりません。本発明は、色素とヨウ素、ヨウ化化合物に関する酸化還元反応の1種類に長時間成功すれば良いのです。
参照の特開2009−81046号は、色素増感太陽光発電の三極二層型光二次電池で、同じセル内で蓄電の機能もありますが、蓄電するときには、3極構造で電流の流れが変化する複雑な構造のものです。本発明は、前記のようにもっと簡単な電池な構造で、色素増感太陽光発電による発電でアップした電流は、そのまま、消費でき、なお、光なくしても、酸化チタンや酸化亜鉛それ自身に電気を溜める作用があり、光から離しても電気は消費されながらもゆっくりとしか、電流は低下していかないのです。この時は、乾電池のような電池です。
【0038】
その理由は、酸化チタンや酸化亜鉛にあります。
村田制作所の積層セラミックスコンデンサーは、電気を溜める池のような役目なのですが、パソコンや携帯電話などの内部の電子機器の動作の電源になっていて、砂糖の粒よりも小さく、小型化、大容量化を実現しているのは、積層セラミックスコンデンサーの重要部分の誘電体材料に、以前は、酸化チタンを使っていたのを、現在は、チタン酸バリウムに変えているからと当会社のホームページに記載されています。酸化チタンは、積層セラミックスコンデンサーになりえるほど、電源や電気を溜める池にもなりえる優れた素材のものだからです。
酸化亜鉛も優れた材料です。昔から色素増感太陽光発電で酸化チタンのように実施されていたもので、同じく積層セラミックスコンデンサーで活躍のTDKも色素増感太陽光発電には、酸化チタンではなく、酸化亜鉛を実施しているとネットで公開されています。本発明で実施したことですが、酸化亜鉛に色素を入れ、色素増感太陽光発電でアップしたセルの電流は、下記の表どうりで、そのセルを室内に入れ、光から離してもゆっくりの速度でしか下がらないので、一晩を越え翌日の朝7時には、又、色素増感太陽光発電できる頃まで、テスターで測定し続けても電流が流れ続けたのです。
又、使った後に電流を外部から流し込んで(充電)電極の作用を復活させる。繰り返し再生可能です。
【0039】
(ロ)セルでの測定結果です。横約5センチ×縦約6センチ 平板状のセル。
光を受ける上部基板は、ハイビスカスの色素を混ぜている酸化亜鉛を使用し、上部基板は、導電膜なしの普通のプラスチックシートで、その代わりにセル内に金属の金網状のもの、代用品で市販の80メッシュのステンレス金網を使用。
【0040】
表2

【0041】
そこで、現在の色素増感太陽光発電で使用されている酸化チタンや酸化亜鉛、色素、電解液の内、ヨウ化電解液を極力従来の方法で使わず、かわってヨウ素やヨウ化化合物を導電性素材、やプラスチィック、ガラスや金属の素材のものに、電極や電解質やその他の所で―ヨウ素やヨウ化化合物(和光純薬製)を色々な方法でとりこみ(半導体の酸化チタンや酸化亜鉛や、塩を前記のようにして)それをフィルム、線状、板、シート、膜、棒、筒、ボール状、と限定しない形状のものにして色素増感太陽光発電のある新しい電池を発明したのです。しかも本電池は、下記しますが、多機能な電池です。多機能な機能をもっていた。
本発明者は、でんぷん性糊がヨウ素によく反応する、白い色の糊がヨウ素を含み紫色に変色する、ヨウ素とでんぷんとの反応というよく知られた自然法則が色素増感太陽光発電でも使用できること、実証したのです。
【0042】
特許申請したその後、本当につい最近に、マンガン乾電池でも、糊と呼ばれているでんぷん性接着剤を電極や電解液にもちいていること、ネットで知り驚いています。あまりそのことは、一般には知られていないマンガン乾電池の中味でした。
そのことは、広く公表されてはいないようです。本発明では、ヨウ素の喪失を防ぐ為に手軽な方法として、ヨウ素をでんぷん性接着剤を用いて、とりいれていますが、上記のヨウ素やヨウ化化合物を色々な方法でとりいれるは、色々な方法が可能で、限定していない。
1例として、前記の電極に電極になる半導体とヨウ素とでんぷん性接着剤を混ぜて極とすることです。電極の材料の金属などに、ヨウ素を直接塗布するなども可能です。
【0043】
真空、又は、真空近くは、でんぷん性接着剤で上下基板と前記の3層を密着し、圧着することで空気をセルから抜き簡単に実施出来ます。前記の3層を固体化することで、又、上下基板をプラスチックで被い、各種の接着剤でセルの外周を接着する、接着だけでなく、機械で熱の溶着するなどでセルを封止すると、液漏れしないセルが出来上がります。上下基板やその他の所でプラスチックを用いると、プラスチックはヨウ素には腐食されず、しかも、プラスチックはヨウ素をセル内に封じ込める作用があります。プラスチックは、セルの封止には最適です。(請求項12)
封止剤も、接着剤よりも、プラスチックどうしの機械による熱による溶着が、液もれを完全に防止します。
参考にマンガン乾電池などでは、電池内に発生するガスを溜める部分がありますが、本発明では、ガスを溜める部分を作るような考えはありません。
【0044】
将来的には、透明や透明でない導電性をもつよう改良された素材にヨウ素やヨウ化化合物を直接内部にとりいれて、完全な固体状態にして電解液や他の部品として、使用すると想定して本特許は申請していますが、現段階では、それらを、上記のように封じ込めている。ヨウ化ニッケルはそのようだと有望視しています。
【0045】
「でんぷん性接着剤」は一般的には糊です。でんぷん性接着剤を本特許申請では特定します。ただし、でんぷん性接着剤でも、中味は化学薬品を使用している「でんぷん性接着剤」もありますので、これもでんぷん性接着剤に含みます。
【0046】
繰り返すようですが、ヨウ素を溶かした液体のものに、でんぷん性の「でんぷん性接着剤」を入れると、紫色や黒色に変色するが、(良く知られた化学反応であるが、)透明の色にしたければ、そこにレモン汁などの「ビタミンC又は、ビタミンCを含むもの」をかければ、その部分は透明にできる。本発明では、それを電池、発電方法で巧く良くとりいれ利用できることを発見している。漂白剤(市販品)も透明に出来る。ビタミンC(レモン汁)や漂白剤だけが、ヨウ素によって、茶色や紫、黒色の変色したものを、透明にできるのではなく、同様の作用のある他の化学薬品でも、変色したヨウ素とでんぷん性接着剤の入った紫色のセルを透明にできます。
【0047】
課題を解決するための手段のまとめ
(1)ヨウ素の電圧、電流を生じる威力を色素増感太陽光発電と電池に最大限に生かす。(2)セル内を真空、又は、真空近くにすることで、色素の耐久性を増す、ヨウ素の喪失を防ぐ、空気をセルから抜くことで電流を良く導通させるなど。
(3)でんぷん性接着剤で、簡易に真空、又は、真空近くを作り出す、セル内を固体化して、液漏れを防ぎ、気化しやすいヨウ素をセル内に留める。
(4)電極に酸化チタンや酸化亜鉛にヨウ素をとりこみ、半導体によるPN型のように色素増感太陽光発電も出来る新多機能電池を開発し、再生可能にする。
【発明の効果】
【0048】
本発明では、天候に左右されず、太陽光のない夜間でも発電できるように酸化チタンや酸化亜鉛などの半導体物質にヨウ素とでんぷん性接着剤を混ぜ、固体化させ電池として使用する、ヨウ素を使って発電出来るよう改良した。図5。図8。図9。
【0049】
マイナス極、プラス極の間を真空、又は、真空近くにすることで、つまり上部基板と下部基板の間をあまり空けないことで、この方法は色々あるが、その手軽な実施がでんぷん性接着剤で上下基板やその中の固体化されたものを空気を抜いて貼り合わせる。上下の間に多くの隙間、空間や空気の層があると、例えば色素から出た電子を十分に電極にとらえきれなくて電流の通過のロスになる。セルが液漏れすると、おのずと自然界では真空を嫌って液漏れした所から自動的に空気がセル内にはいり、その空気が電流の流れを悪くするのです。
このことが、本特許申請で請求項1,3の記載に「真空、又は、真空近く」という文言がいれられた理由のひとりです。空気による酸化防止や色素やヨウ素を長期に保持するためにも、真空、又は、真空近くする工夫が必要で、真空の技術は公知ですが、セルの内部を真空、又は、真空近くと明記することで、厳密な真空にする手間が省け、真空、又は、真空近くにするは、シリコン系太陽光発電のような手間のいる真空製造工程がいらず、「又は、真空近く」を付け加えることでアイデァ次第で実行性の余裕があり、新規性、進歩性、産業上利用価値があります。
【0050】
密封するとは、空気をセルから抜く概念がない。真空、又は、真空近くすることで、空気を抜く概念が加わります。さらに、セル内の真空、又は、真空近くに微細の金属を網状など色々な形状にして配置し、又はそれを配線する(多層も可能、多種の金属をとりいれても良い)ことで、セルの中で生じた電気を集電し、電子を効率よく流し、高出力にした。又、この微細の金属を網状に配置、配線する、は、1例として80メッシュのステンレス製の市販されている金網をセル内に入れるで簡単に実施でき、この金網から電気を取り出す、つなわち、微細の金属の網状を代用するものとして手軽な市販品の金網を配線するのなら、従来、色素増感太陽光発電で必要とされた導電性膜、ITO膜、FTO膜などを不要にできます。図6、図8、図9。これらの導電性膜は、インジウムなどの希少材料が必要で、かつ抵抗を持つので、本発明で使用しています市販の金網の方が、抵抗が少なくよく電気を導通させます。溶かされたヨウ素は電圧を金属に生じさせ、金属から電子を出させる。
【0051】
溶かしたヨウ素に色々なもの混ぜて使用するが良いこと、添加物、例えば塩、ここでは「塩」を特定しますが、塩の層を半導体のPN型の電流を簡易に流させるものとして、酸化チタンの層と酸化亜鉛の層の接合部として塩の層が存在するセル内を3層構造にしました。
【0052】
セルやモジュールを2段、3段に重ね、かつ光を最下部まで通過させる色々な工夫(セルとセルの間を空けるや色素はセルごとに色を変え、3段にするなど、モジュールも同じ)をして目的、必要、設置場所に応じた用い方が出来る。ガラスに実施する時は、外壁に接するガラスと例えば廊下を隔てた室内のガラスと施行箇所が2ヵ所出来ます。請求項4は、このような実施例が可能です。図2
【0053】
本発明では、熱などでも発電する効果があり、色素増感太陽光発電のセル、モジュール、アレイの下に別の発電方法の電池を多層にも配置できます。
金属をどうセル内、電池内で使用するかは、限定せず、その色々な方法に
より、電流や電圧の向上が見られ、電力アップの効果は、工夫次第で無限であることもわかり、本発明、本特許出願でとりいれた。
積層セラミックスを参考にし、小型化、大容量化は、酸化チタンやチタン酸バリウムの粒子をナノサイズに細分化し、微細のものにすることで、実現できたそうで、応用し、半導体をそのようにナノサイズに微細化すれば、より高出力になります。さらに、原材料を変える。
【0054】
また、本発明では、原子力の発電で利用される物を極力、実施でもちいています。ヨウ素や請求項10に記載のホウ酸、ホウ酸、基板としてのアルミニウム、請求項10に記載の炭、炭素、黒鉛、これらは、原子力発電と関わりのある物質で、おなじ材料を使用することで、将来さらなる改良、進化で予想外の発電力で発電所として使われることも想定しています。本発明を実施する元となる電池は、平成23年12月5日、特願2011−266054で多機能電池として出願しております。多機能な電池として、光による再生を度外視した電池だけの容量では、10センチ各の平板状のセルで、約1Aの電流、約6Vから8Vの電圧があり、それより小さなセルを8個直列にすることで実現させています。現在更にこの多機能な電池は、小型化、大容量化が、本発明者により進められています。これは1セルが10円切手ほどのセルなのですが、その半分のセルで、同じ出力のある電池を試作中です。
本発明により、色素増感太陽光発電は、実用化に大きく近づきました。
【0055】
本発明は、日本に資源があるヨウ素を電池、太陽光発電で色々な機能、目的、用途に多用することで、ヨウ素の持つ可能性を最大限に活用し、電池や太陽光発電の普及に大きく貢献する。
【0056】
本発明で光変換効率が強力にアップし、大量の電力が作り出せ、制作が簡単、安価で、セル、モジュール、アレイが軽く、屋内や屋外の屋根など設置場所を選ばず、薄膜でフレキシブルで色彩豊かで耐久性もあり、技術の取捨選択で小さな家電にも使え色々な場所で施工できる画期的太陽光発電や電池が実現できる。 図4。
【0057】
高出力可能の本発明により、電気自動車の電源をソーラーパネル(車に搭載など)、ソーラーハウス単体から供給でき、電気自動車の普及を早め、今後もたくさんの電気製品の使用により又進歩しつづける高度な商品化の電力量のアップに応じることが出来る。
【0058】
高出力なので売電で副収入になり、薄膜、絵画のように色素を使うことで、フレキジブルで色彩的に美しい都市、地域、町作りが可能で、又、建物一体型だけでなく、室内で使用した場合も壁、窓、柱、などの内装と一体としても使用できる。
しかも、本発明、本特許申請は、安価な材料を用いているので、制作費用が安く、実施が容易いので、多くの家庭で実施でき、世界的にも普及が進む。
【0059】
新築に実施するだけでなく、古民家にソーラーパネルとして屋根に実施した場合、軽量なので建物に負担をかけず、絵画のように桜を色素を使ってデザイン、描くことで、瓦の上で桜が咲き誇っているように見せることができ、室内外の配線は絶縁体で完全に被うことで、高出力でも室内外で大幅にリホームをせずとも実施でき、配線を隠す為、絶縁体やその上部に好みでデザインを施せる。図4。
【0060】
伝統文化の古い町並を保持すること可能である。太陽光発電で従来の黒っぽいシリコン系の外観ではないからである。室内外で発電装置を使っていることすら、隠すことが出来る。
【0061】
個人宅、工場だけでなく、多数のモジュール、アレイを直列、並列に並べて、発電所としても利用でき、石油などの限られた資源の枯渇が心配されているが、新エネルギーとして二酸化炭素排出削減に貢献できる。図2。
積層セラミックスコンデンサーが更に小型化、大容量化可能のように、平成23年12月出願の多機能な電池の方は、同じように改良の余地は、大きく、それ故、その電池のある色素増感太陽光発電は(請求項では、色素増感太陽光発電のある電池)、電気自動車の電源になり得ると考えています。
太陽光、室内光なくとも、発電できるので、雪国の除雪機能付き太陽光発電
や電池で夜間の発電も可能で雪国の住人や高齢者宅には革新的設備になる。図7。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の基本構造を示したセルの断面図 夜間の光がない状態でも発電し、色素増感太陽光発電として、太陽光の下でさらに発電できる、光あるなし両用可能の電池。 (1)透明導電性プラスチック マイナス極(ヨウ素とりいれている) (2)透明導電性プラスチック プラス極(ヨウ素とりいれている。 下部基板がマイナス極、上部基板がプラス極と入れ変え可能。) (3)酸化チタン(色々と工夫されている酸化チタン) (4)色素 (5)微細の網状の金属(任意にとり入れる)多層や色々な配線も可能。 (6)ヨウ化化合物を透明導電性プラスチックにとりいれている。 (7)透明で強化されたプラスチック(任意にとり入れる) (8)真空又は真空に近い状態(真空や真空に近くにする方法は色々)
【図2】図1などのセル、又は、電池、モジュールを多段にした図
【図3】透明導電性素材にヨウ素を取り込み、使用する部位や量により、電気を任意に流すことを示した断面図
【図4】実施例4の古民家の壁や屋根に本発明のソーラーパネルを実施した外観図(イ)の(1)はソーラーパネル。崩れかけた土蔵の土壁をセメントで補強し、漆喰の伝統的デザインを描いたソーラーパネルを土蔵に設置。(ロ)の(1)はソーラーパネル。桜満開の光景をデザインしたソーラーパネルを2階の片方の屋根に設置。(ロ)の(2)は電気自動車用の配線とコンセント(200V)配線を絶縁体で完全にカバーし、絶縁体の表面、又は、その上に又カバーをして,壁,屋根にマッチしたデザインを施している。
【図5】光がなくとも、発電するのセル、電池、の一例の平面図(1)透明ガラス(上部)(導電膜あり、その上にヨウ素溶かしたものをとり入れている)(2)アルミ板(下部) (導電性あり、その上にヨウ素溶かしたものをとり入れている)(3)蛍光塗料(4)(3)の上にヨウ化化合物とり入れている。(5)網状の金属(ステンレス製)(大)、上部の(1)の透明ガラスの導電膜と左端で接触している。(6)網状の金属(ステンレス製)(小)、下部の(2)のアルミ板と右端で接触している。(7)ヨウ素をヨードチンキで溶かし「でんぷん性接着剤」など交え、粘着性あり。(8)ショート防止の粘着テープとアルミ板との間にヨウ素溶かしたものをとり入れている。(9)ショート防止の粘着テープ。
【図6】セル内で網状の金属がどのように配置、配線されるかを示した1例の平面図。 図面(イ)では、ステンレス網状の大、小の形の違いを作り、互いに離して配置、配線している。 図面(ロ)では、セルの平面の多くの面積を網状の金属が、配置、配線されている。(1)下部基板(2)ステンレス網状(3)上部基板
【図7】建物屋根に除雪機能付きのソーラーパネルの実施図。(1)除雪装置。(2)ソーラーパネル。(太陽光なくとも発電できる)
【図8】色素増感太陽光発電のある電池。3層である。(イ)金網なしの3層(ロ)酸化チタン層で色素増感太陽光発電する金網ありの3層(ハ)酸化亜鉛層で色素増感太陽光発電する金網ありの3層
【図9】図8の(ロ)と(ハ)のセルの平面図
【発明を実施するための形態】
【0063】
(1例として、セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)
ヨウ素の電子を引っ張る作用を利用してヨウ素やヨウ化化合物を導電性素材や金属の素材や他の所でとりこみ、それをフィルム、線状、板、シート、膜、棒、筒、ボールの形状に(素材、形状の上部、中、下部のどこに使用するか、又電解液や電極などの目的の使用箇所に応じてヨウ素(和光純薬製)の含有量、使用量が大量、少量など調整して)又、色々な所で使用し自由電子などを意図的に目的の方向へ流すことで高出力を得る。本発明、本特許申請は、それを解明した。図3。
【0064】
光を入れる上部基板の方を導電性ガラス(透明導電性ガラス、SUNGATE500,PPGインダストリーズ社、ITO膜、抵抗15〜20オーム)にし、下部基板にアルミ板(厚み0.5mm)を用いたセルは、導電性ガラスの電圧は約0.1Vで、アルミ板の電圧の方が、約0.49Vとアルミ板の方が電圧高く、自由電子は電圧の関係で下部基板のアルミ板から外部回路へ流れます。
色素増感太陽光発電していない状態の時にはです。(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)
【0065】
ヨウ素の含有量、使用量の差などでプラス極、マイナス極を作り出すことも出来ます。上部基板や下部基板の片方に,ヨウ素を使用しないもあります。あるいは、電解液もある場所では、ヨウ素を使用しない、電解液を使用しないも実施します。
酸化チタン(陶芸用 市販品)と酸化亜鉛(陶芸用 市販品)に微量のホウ酸(健栄製薬
市販品)をドープして、P型、N型を作り、プラス極、マイナス極も意図的に作れます。
ヨウ素とでんぷん性接着剤(市販品)と炭(市販品)の粉を、半導体である酸化チタンと酸化亜鉛に入れ混ぜました。かつ酸化チタンと酸化亜鉛にホウ酸を微量入れると同時にそのホウ酸の量の差をつけることで、4価の酸化チタンに微量の3価のホウ酸を入れて、正孔が出来易いP型半導体風に、2価の酸化亜鉛に微量の3価のホウ酸を入れて、自由電子が出来易いN型半導体風にし、それを、PN型半導体接合風にしました。厳密なPN型ではありませんが、この2つの層の間に、塩(青海という商品名 市販品)ヨウ素とでんぷん性接着剤と炭の粉を入れたものを混ぜたものを塩の層として、そしてこの塩の層には、ホウ酸は入れません。塩の層を酸化チタンの層と酸化亜鉛の層の間に配置しました。このようにしまして、半導体のPN型の太陽電池のような仕組みを安易に取り入れた色素増感太陽光発電のある電池で、光で再生するを実現しています。
【実施例1】
【0066】
これは、本特許申請は、請求項に、「色素増感太陽光発電のある電池」と記載していて、本発明を説明しますのに、「電池」で平成23年12月に別出願しておりますので、色素増感太陽光発電のある「電池」が、どのような電池か?この特願2011−266054の一部を修正して引用します。この電池に色素増感太陽光発電の作用をもたせたのが、本電池です。
【0067】
―部品Aの内容物―これは、絶対量ではなく、このような数値の前後の実施可能な割り合いです。
ヨウ素(和光純薬製) 3g
ヨードチンキ 5g
でんぷん性糊 12g
水(ヨウ化化合物、(和光純薬製)、少量を混ぜている) 1g
レモン汁 (クエン酸でも可能)1g
以上のものをよく混ぜたものを部品Aとしています。ただし、この数値はアバウで
す。いつでも、今後変えうるものです。
【0068】
この部品Aは、ヨウ素が昇華しやすい為、でんぷん性糊の内部にヨウ素を封じ込めようと本発明者が独自に考え付いた方法で、かつ、ヨウ化化合物(和光純薬製)とヨウ素で酸化還元できるようにしています。酸化還元のための最良のヨウ素とヨウ化化合物の比率は、まだ、よくわかっていないので応用すること出来、その比率は、電池の持続性のため、今後の課題でもあります。ただし、部品Aや、その量的相対関係は、多くの実験の結果から、生み出された、間違いのない数値です。
部品Aと同体積の酸化チタン(陶芸用 市販品)、同体積の塩(青い海という商品名)、同体積の酸化亜鉛(陶芸用 市販品)を3つの別々のプラスチック容器に入れ、その容器の中で混ぜ合わせて、3層に塗り重ねています。その3層を上は金属、1例として銅板、下は金属、1例としてアルミ板で上下をはさんだ構造の電池です。
添加物として、ホウ酸(健栄製薬 市販品)が重要で、酸化亜鉛のほうに少し酸化チタンより多く微量のホウ酸をいれています。酸化チタンのほうにもホウ酸をいれますが、どちらに多くのホウ酸を入れるほうが良いのか、まだ、はっきりとは、わかっていません。酸化チタンの方に多めにホウ酸をいれることもあります。塩には、ホウ酸はいれません。
このホウ酸の入れる差、微量ですが、この差が、P型、N型の半導体を作ると考えて、故意にホウ酸の添加量に差をつけています。電気を通し易くするため、備長炭を粉にしたものを酸化チタンの方に微量多めにいれ、塩と酸化亜鉛には同量の少しの備長炭の粉を入れます。備長炭の粉を多く入れると、逆に発電しにくいようです。
【0069】
部品Aの中で固体の粒状のヨウ素はヨードチンキで溶かし、糊と混ぜるのですが、多くの粒状の固体の小粒の玉のようなヨウ素を玉のまま、3層に入れるほうが、発電効率が良いのです。固体のままのヨウ素は、濃いヨウ素の濃度で、このヨウ素が半導体である酸化チタンと酸化亜鉛に電圧を生じさせているからです。混ぜられたヨウ素の電圧を生じさせる力で、酸化チタンと酸化亜鉛が塩を介して、P型、N型の半導体のもつ特性を、はっきりと表します。
【0070】
本発明では、さらに塩と酸化亜鉛との層の間に80メッシュの金網、1例としてステンレスをいれます。もっと粗い金属メッシュももちいたりしていて、逆に100メッシュのさらに細かい金網で実験することもあります。80メッシュは限定していません。ただ、金網を配置することで、短絡電流の120mA(セルは10円切手ほどの面積)は出しています。この金網がなくとも、短絡電流120mAの電流は一瞬は出せるのですが、一瞬で下がるようなところがあります。金網とヨウ素が、触れ合って、ヨウ素がその金属から自由電子を出させているような所があり、その金網はただ、その層の間に配置するだけの時も、プラス極の銅板、マイナス極のアルミ板からみの虫グリップで配線しても、電力が出ない時もあり、その時は、片方は極から片方はその金網にみの虫グリップを配線したりしていて、電流を取り出しています。でも配線はほとんど、2箇所でしていて、プラス極、マイナス極、金網(いろいろな導電性素材を実施していて、金属、導電性ガラス、導電性プラスチックを使用し、銅板、アルミ板、ステンレスの金網は、理解し易くする為、1例をあげたにすぎない、いつもこの特定で実施するわけではない、他の材質にしましても、あまり変化はありません)の三箇所を色々配線しましても、今だかって、特別に出力が向上した事実はありません。
【0071】
ほとんど、2ヵ所を配線している状態です。ただ、金網の左右の両端どうしをテスターにはつながず、みの虫グリップで金網どうしをつなぐことをしたりします。これは、金網にながれている電流を出来るだけ、外部に失わないよう、電池の左右からはみだしている金網の両端を配線して、生じた電流を金網内で循環させようとしているからです。でも、この配線は、まだ、明確な効力が確かめられず、その作用や、必要性ははっきりとは、判明していません。この金網を極に折り曲げたり、極に接触させたりもします。
【0072】
本発明の核心は、半導体のそれらに、固体の粒状のヨウ素を用いてや、ヨードチンキで溶かされたヨウ素も用いて、P型、N型の半導体による発電のように自由電子を活発に動かし、さらに、酸化チタンと酸化亜鉛の間に塩の層を介させていることやこの金網をもちいていることが、高出力にしています。これは、本発明者だけが、発明したことです。他のどこにもそのような発明は存在しません。これが、本特許の発明で、この他にも多機能な作用、効果、派生しました発明があります。
酸化チタンと酸化亜鉛の間に塩を介させないで酸化チタンと酸化亜鉛を2層にすると、出力は落ち、良く発電しません。この塩を青い海という塩化ナトリウム以外の他の成分を多く含むもの、これを高出力には必要と見出したことも、本発明です。電池の面積を半分づつ2度も小さくしているのに、同じ短絡電流120mA,開放電圧約1vほど(この時の電池の面積は、10円切手ほど、薄さ3mm)を流せるのは、この塩の成分とヨウ素、炭とホウ酸の微量に差をつけ、用いることなど色々な工夫し、特にヨウ素は固体のまま3層内にいれるようになった、そのようなことで、実現させたものです。酸化チタンや塩や酸化亜鉛を多く用いるようになったというような量的増加と高出力が正比例するそんな考えで、実現させえたものではありません。でも、電池の平面の面積は2分の1、さらに2分の1にと最初の平面の面積から、4分の1小さくなっています。
【0073】
実施例1のセルの性能評価。(セルは、平板状で10円切手ほどの面積、薄さ3mmほど)短絡電流120mA,開放電圧約1vほど。電池ですが、熱でよく再生します。
熱では繰り返しの再生可能の電池です。
【0074】
(0063)から(0070)は、本発明者の別の特許出願からの修正された引用の段落です。
この発明に、上部基板を透明の導電性ガラスや、導電膜なしの普通のプラスチックシートに変え、陶芸用のルチル型の酸化チタンにアナターゼ型の酸化チタンを混ぜる工夫をし、色素も入れているのが、本実施です。ガラスの導電膜も同じく不要にできます。
(0063)から(0070)では、上部基板に銅板、下部基板にアルミ板を使用していますので、両電極が金属のみである分、下記します(実施例2)や(実施例3)よりセルの性能評価は、良いです。
【実施例2】
【0075】
(1例として、セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)
―部品Aの内容物―これは、絶対量ではなく、このような数値の前後の実施可能な割り
合いです。
ヨウ素(和光純薬製) 3g
ヨードチンキ 5g
でんぷん性糊 12g
水(ヨウ化化合物、(和光純薬製)、少量を混ぜている) 1g
レモン汁 (クエン酸でも可能)1g
以上のものをよく混ぜたものを部品Aとしています。
【0076】
部品Aと同体積の酸化チタン(陶芸用 市販品)、同体積の塩(青い海という商品名)、同体積の酸化亜鉛(陶芸用 市販品)を3つの別々のプラスチック容器に入れ、その容器の中で混ぜ合わせて、3層に塗り重ねています。その3層を上は透明素材、下は金属、1例としてアルミ板で上下をはさんだ構造の電池です。
添加物として、ホウ酸(健栄製薬 市販品)が重要で、酸化亜鉛のほうに少し酸化チタンより多く微量のホウ酸をいれています。酸化チタンのほうにもホウ酸をいれますが、どちらに多くのホウ酸を入れるほうが良いのか、まだ、はっきりとは、わかっていません。酸化チタンの方に多めにホウ酸をいれることもあります。塩の層には、ホウ酸はいれません。
このホウ酸の入れる差、微量ですが、この差が、P型、N型の半導体を作ると考えて、故意にホウ酸の添加量に差をつけています。電気を通し易くするため、備長炭を粉にしたものを酸化チタンの方に微量多めにいれ、塩と酸化亜鉛には同量の少しの備長炭の粉を入れます。備長炭の粉を多く入れると、逆に発電しにくいようです。
【0077】
(A)のセルと(B)のセルは、下記から、酸化チタンの層と酸化亜鉛の層が上下に入れ替わります。塩の層は、変化なしです。
(A)光を受ける上部基板(透明導電性ガラス、SUNGATE500,PPGインダストリーズ社、ITO膜、抵抗15〜20オーム)に酸化チタンの膜を施した場合です。ひとつの色素増感太陽光発電のある電池のひとつ実施例として、光を受ける上部基板にこの酸化チタン(ルチル型1陶芸用:アナターゼ型9アルエジェル社P25)に色素を加えている層を作りこれを半導体のP型風とし、次にこの塩の層、(さらに、任意に網状の微細の金属を配置し、このように微細の金属を塩の層と酸化亜鉛(陶芸用1種のみ)の層にセパレーターのように配置するほうが高出力で耐久性が増す。)、次に下部基板(アルミ板
セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)この酸化亜鉛層を半導体のN型風とし、この3層を密着し、圧着させて、セルから空気を抜いて、真空、又は、真空近くにして、上下基板と共に3層をしっかりと密着させて貼り合わせる。セルを圧着し、外周を接着(エポキシ樹脂など)や溶着などして、セルに空気が大気中から入り込まないよう封止します。でんぷん性接着剤がはいっていますので、一晩も3層を密着、圧着させていれば乾燥して、3層は固体化し、3層どうしが張り合わさります。
【0078】
(1例として、セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)
(B)又は、光を受ける上部基板(市販品の普通の透明プラスチック 導電膜なし)に酸化亜鉛(陶芸用1種のみ)の膜を施した場合です。ひとつの色素増感太陽光発電のある電池の実施例として光を受ける上部基板にこの酸化亜鉛に色素(ハイビスカスティ)を加えている層を作りこれを半導体のN型風とし、(さらに、任意に網状の微細の金属を配置し、このように微細の金属を塩の層と酸化亜鉛の層にセパレーターのように配置するほうが高出力で耐久性が増す。)、次にこの塩の層、次に下部基板この酸化チタン層(陶芸用1種のみ)を半導体のP型風とし、この3層を密着し、圧着させて、セルから空気を抜いて、真空、又は、真空近くにして、上下基板と共に3層をしっかりと密着し、圧着させて貼り合わせる。同じくでんぷん性接着剤がはいっていますので、一晩も3層を密着し圧着させていれば乾燥して、3層は固体化し、3層どうしが張り合わさります。大気中の空気がセルに入り込まないよう完全に封止することも同じです。
現在、色素増感太陽光発電もし、光なくとも電池として発電するのは、それは、電池が放電し、電流がセル内になくなっても、色素増感太陽光発電で色素から光の励起で自由電子が出ることで、又、電流が生じ、それで半導体である酸化チタンや酸化亜鉛が電極剤として復活し、積層コンデンサーにもなりえる材料の為、ゆっくりと電池として放電するからです。
【0079】
実施例2のセルの性能評価。(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ 厚み約4ミリ)(A)(B)共に短絡電流は約63mA。開放電圧約0.9V 電流がゼロになるまで、消費しきっても、太陽光で再生可能。12月の雪の降る太陽光発電に適さない時期の測定でも、ゼロから10mAほど、2回、太陽光で再生するのを確認。色素増感太陽光発電のある電池が実証できたことに、安心します。
【0080】
現在、色素増感太陽光発電のある新しい電池の構造は、いくつか実証できていますが、
概略しますと、2つです。
(1)上下基板の間に酸化チタンの層と酸化亜鉛の層とその間に塩の層の3層がある半導体のPN型太陽電池のような構造
(2)上下基板の間に酸化チタンの層と塩や酸化マンガンの層のある生化学的反応の構造発電量は、(1)の方が、大きく実用化できます。(2)は小電流しか、今の所出せません。下記は(2)の小電流の再生をする実施例です。
【実施例3】
【0081】
生化学的な色素増感太陽光発電のある電池の実施例(セルは、平板状のサイズ、横約6cm×縦約10cm)
光の入る上部から説明。
透明導電性素材(例えば、プラスチックやガラスに導電性膜を施すなど色々あるが)などの素材に、(この実施は透明導電性ガラス、(SUNGATE500,PPGインダストリーズ社、ITO膜、抵抗15〜20オーム)でします。透明導電性プラスチックの場合は、市販品のITO膜、抵抗20〜25オームです。上記の導電性ガラスの方で説明します。)ヨウ素をとりいれたもの(ヨウ素をとりいれる方法は色々考えられ、この実施は、ヨードチキンで固体のヨウ素(和光純薬製 100gビン入り、)を溶かし、上記導電性ガラスに綿棒でうすく2,3回塗布している。)
【0082】
その上に色素を場合によっては絵を描くように塗り付ける。(酸化チタンの膜の上に色素を絵を描くように塗る、大量生産的には、そんな色素のもの作り貼り付ける。)浸すもよい。
(この場合の浸すもよいは、色素は、((ハイビスカス、名称ハーブティー、原産国スーダンを水で溶かしたものを使用しています。)、ねぎやその他の野菜からも色素は取り出せ水で溶かした状態で他の実施で使用してもいます、色素はいろいろ可能で、ルテニウム色素は、有名ですが、すべての原材料を安いもので実施しょうと、発電量の多さより価格の安さを重んじ手軽な身近な材料で実施しています。実施しました色素もいろいろでその為、本実施例では、総称で色素と明記。)
【0083】
次に下部から説明。
この場合はアルミ板を使用します。横約6センチ、縦約10センチの上部基板と同じ大きさ。別の導電性素材(例えば、プラスチックやガラスに導電性膜を施すなど色々あるが、下部基板にプラスチック、ガラスの実施は上記と同じものを使用)にヨウ素をとりいれたもの(和光純薬製の上記と同じヨウ素で、上記と同じように溶かし、導電性ガラスに1回塗布している。)をフィルム状、又は、施行場所、使用目的に応じて板状にする。(この場合、セルは板状になる。又、電流を多く出す為、黒鉛筆でこの下部基板を黒く塗りつぶす。)その上に蛍光塗料を塗布する。
【0084】
蛍光塗料が乾かぬ間に、ヨウ化カリウム(和光純薬製 25g入り)、などヨウ化化
合物を(この場合は、少量のヨウ化カリウムを水で溶かし、その水を気化させ、(水
を気化させるので、ヨウ化カリウムと水の割合は、厳密でなくて良い)あるいは、蛍
光塗料や他のものでコーティングしたヨウ化カリウムを固体のまま維持して、あるいは、溶かした液体でも実施しているが、蛍光塗料の上にセルの全体的に配置することで、ヨウ素の酸化還元作用を蛍光塗料で喪失せず保持する。乾かぬ時の蛍光塗料の上に置くことで、ヨウ化カリウムや他のヨウ化化合物は、蛍光塗料で喪失しないようコーティングされるのである。(請求項21)
【0085】
(ヨウ化化合物には、ヨウ化水素HI,ヨウ化ナトリウムNaI,四ヨウ化炭素CI
4、ヨウ化銀AgIなど使用している。この場合は、色々実施している。
完全に上部基板、下部基板ともに乾燥しきっていたら、セルにしても電気を通さない。上部基板を色素に浸した後、半乾きで下部基板と貼り付けるのが良い。真空、又は、真空近く空気を抜く。
【0086】
ヨードチンキにヨウ素やでんぷん性接着剤や塩や酸化マンガン(陶芸用 市販品)を混ぜたものを電解質のようにセルの間に配置したりもします。でんぷん性接着剤で乾燥して、固体化しセルの中にあります。
【0087】
高出力を出したい時は、セル内のその真空、又は、真空近く中に微細の網状の金属を配置し(多層も可能)、又はそれを配線する。
【0088】
(実施例3)のセルの評価。
上部をプラス極、下部をマイナス極とし配線することでひとつのセルが出来上がる。
テスターで電流測定、短絡電流は、約3mA、開放電圧は、約1.2V(セルは、平板状のサイズ、横約6cm×縦約10cm オープンセル)電流がゼロと発生しなくなっても、水の補給で再生可能で、1mAほどは、いつも水を入れるとゼロから再生します。室内でも発電し、太陽光の下に置くと、(陶芸用のルチル型の酸化チタンで、色素はセルの制作時に浸したのみで以後入れないで)0.2mAほどは、太陽光の下に置くとそのつど必ず電流がアップするので、酸化チタンの光触媒の威力を確認。水に色素を混ぜたものをセル内に入れると、ゼロから3mAほどアップするので、色素増感太陽光発電していることを確認。色素増感太陽光発電のある電池であること確認。7ヶ月後まで、この再生繰り返す。
上下基板の間で、塩の層と酸化マンガン(陶芸用)の層を3層と多層にすると、セル内に、金属の網状の物入れないで、短絡電流38mA、金属の網状の物をセル内に入れその網状の物から配線しテスターで測定しますと、156mAに短絡電流がアップします。
でも、塩と酸化マンガンで多層にしたものは、再生させても、大きくは短絡電流はアップしない。そのため、実施例2の半導体のPN型の太陽電池へと構造に改良を加える。
【0089】
実施例は、最後の方で、(実施例4)で記載しますが、下記では、しばらく他のことを記載します。
本発明は、「(色素増感太陽光発電)プラス(新電池)」の原理です。
市販の他の電池の仕組みを概略します。
(太陽電池)半導体のPN型接合
(マンガン乾電池)正極―二酸化マンガン、電解液―塩化亜鉛、負極―亜鉛。
(アルカリ、マンガン乾電池)正極―二酸化マンガン及び黒鉛の粉末、電解液―水酸化カリウム、負極―亜鉛。
(ニッケル系一次電池)正極―オキシ水酸化ニッケル、電解液―水酸化カリウム、負極―亜鉛。
(海水電池)正極―酸化鉛や塩化銀、負極―マグネシウム。
(リチウムイオン電池)正極―リチウム金属酸化物、負極―グラファイトなどの炭素材。(ニッケル水素蓄電池)正極―水酸化ニッケル、電解液―濃水酸化カリウム水溶液
負極―水素吸蔵合金。
(酸化銀電池)正極―酸化銀、電解液―水酸化カリウム又は、水酸化ナトリウム、負極―ゲル化した亜鉛。
(空気亜鉛電池)正極―酸素、電解液―アルカリ金属水酸化物又は、水酸化カリウム、負極―亜鉛。
他にも、電池にできる物質として、アルミニウム、クロム、ニッケル、コバルト、
モフデン、銅、チタン、カルシウムなど、挙げられます。
これらの原材料を、本発明では、正極、負極、電解液、添加物として、色々な発電方法を工夫して、用いるのです。
将来、(1)PN型半導体の太陽電池 (2)生化学的太陽電池以外の発電も開発されるでしょうが、現在、この2つが明確です。
(1)PN型半導体の太陽電池 (2)生化学的太陽電池の実施には、すでに公知の技術を用いて色々と実施します。
【0090】
使用します言葉、ビタミンC,蛍光塗料、塩について定義しておきます。
ビタミンCは、「水溶性ビタミンの1種。科学的にはアスコルビン酸のL体をさす。」
【0091】
蛍光塗料とは、「日本大百科全書(小学館)によると、夜光塗料の一種でもあり、蛍光顔料を配合した塗料である。蛍光顔料はバリウムやストロンチウム、亜鉛などの硫化物であり、紫外線に刺激されて蛍光を発し、刺激を停止すると発光は止まる。こうれらの顔料に展色料、可遡剤、分散剤を混合したものが蛍光塗料で、暗がりでの標識、とくに夜間の交通標識として利用されている。」
【0092】
塩は、「塩化ナトリウムが主な成分で、海水の乾燥・岩塩の採掘で生産される物質。」
商品化で実施の時は、ビタミンC,でんぷん性接着剤、塩、CI塩素、などは化学薬品名になる。置き換えうる。ビタミンC、又はビタミンCを含むもの,でんぷん性接着剤、塩は、分かりやすい用語をもちいているだけで、これは、商品化での実施では商品名、原材料名、化学薬品名に置き換えられる。本実施例の記載では、置き換えうると明記します。ただわかりやすくする為、本発明の実施例中では、「ビタミンC、又はビタミンCを含むもの」,「蛍光塗料」、「でんぷん性接着剤」、「塩」と記載します。でんぷん性接着剤は、一般的には糊と呼ばれています。
【0093】
半導体の塗布方法は、スプレー法、キャスト法による薄膜状態で得る方法、スピンコート法、ディップコート法、バーコート法のほか、スクリーン印刷法、各種の印刷法、スキージ法、ドクターブレード法、メッキ、スパッタリング、PVDなど。
本発明では、酸化チタンの膜などを高温で焼くこともありますが、PN型半導体の太陽電池のような電池の場合、そのままで使用し、焼くことはありません。
ただ、時々は、酸化チタンの膜を塗布して、高出力や耐久性のテストで焼くこともあります。
本電池が熱でどの程度、発電できるのかのテストで、よくロウソクの火にあぶっています。セルが組み立てられて後、セルを高温によくさらします。
電極膜と作る方法として、真空蒸着法、イオンプレーティング法、C V D 法、あるいはスパッタリング法、メッキなどが用いられます。導電性膜は、ITO膜、FTO膜、AZO膜など使用できます。
電極の材料は、チタンや亜鉛などの半導体なら特に良く、それらの各種酸化物、化合物も使用でき、チタン酸バリウム、ジルコニウム、ストロンチウム、シリコン、ガラス、セラミックス、ゲルマニウム、金、銀、白金、インジウム、銅、アルミニウム、ステンレス、マグネシウム、カルシウム、モリブデン、酸化セリウム、スズ、ニッケル、タングステン、鉄、前記のそれらの酸化物、各種化合物など色々使用でき、ヨウ素の化合物は、とくに良く、ヨウ化ニッケルやヨウ素を含む化合物など有望である。ヨウ素を直接とりこんでいると言えます。
色素は、ルテニウム色素、金属錯体色素、各種有機色素、天然色素、植物のねぎや紫キャベツ、金属と置き換えられた色素、例えば、銅クルルフィリンナトリウム、
ヨウ化化合物では、ヨウ化水素HI,ヨウ化ナトリウムNaI,四ヨウ化炭素CI、
ヨウ化カリウム、ヨウ化銀AgIなど使用している。
電解液の溶液は、エタノール、水、酢、酢酸、ポリエチレングリコールなど必要に応じて、変化させて色々実施しています。色々なものが実施できます。
イオンでは、ヨウ素イオン、リチウムイオン、コバルトイオン、金属イオンを含むも可能です。
プラスチック(合成樹脂)は、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリスチレン、ペット樹脂、AS樹脂、塩ビなど
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタールなどフェノール樹脂、ABS樹脂など 。
半導体の添加物として、ホウ酸、ホウ酸だけでなく、各種リン類、炭素類、カーボネート、重曹も実施しています。
【0094】
本発明は、以上の前記のものに限定されない。限定しない為、請求項1,2,3,4で、具体的にそれらを記載していない。公知の技術で多くののことが、公開されていて、かつ、今後の改良や進化で、色々なものが、使用されると、本発明は、考えるので限定してはいない。
【0095】
現実に商品としては、図4(外観図)のように屋根にソーラーパネルとして、壁にもソーラーパネルとして取り付けます。モジュールにしています。うすいシート状、板状、波板、球などの外観は色々なものに貼り付ける、取り付けるですから、フレキシブルな形です。本発明では、色素の色を酸化チタンに出すこと出来、蛍光塗料も中味は、ヨウ素で出来ていまして、条件がそろえば、発電もし、蛍光塗料の色をセルに表せる。色素でもセル、電池、モジュールに色が配色できます。
その蛍光塗料の上部に塗布された酸化チタン膜の白色の幕はやがて、なくなります。その為その蛍光塗料の色が下部に施しているのに、前面、上部に出てきますので、色を多彩に表現できます。図4(外観図)のように屋根や壁にデザインが施せます。土蔵の土壁に漆喰風にするときは、白色を出します。酸化チタンに酸化マンガンを添加すると、セルは、漆喰風に白いままになります。変色しません。
ヨウ素のあるセルは、茶色を呈しますが、ビタミンCやビタミンCを含むもので、その茶色を透明にできます。工夫すれば良いのです。(請求項14)上下基板を透明の素材にして、セルを透明近いものにも出来ます。ガラスに施すなど工夫で色々な所で実施できます。
セルをはりつけると太陽光発電装置があることすら、隠します。シリコン系の黒い外観ではありません。施行場所に応じて建物と同じ色のモジュール、太陽光発電装置にできますので、古い町並みをそのままで再現します。そのようなモジュール、太陽光発電装置にこのセルはなります。
【0096】
特許権は20年間存続します。本発明、特許申請は将来的、未来的にはセル内が完全
固体化され、本発明は、光あり、なしの2ウェイの発電のセルに小さな電子部品を組
み込み、生じた電流で電子部品を動かし(ごく小さなプリント基板の制作と導入)、
上部から電流を流す、下部から電流を流すと周期的に意図的に電流を交互に流す。電
池で交流はできないと言われていますが「交流電池」にすることが出来るも夢ではな
いと発明者は見ています。
その電源を再生可能の太陽光からも取れます。なぜなら、すでにセル内に金属を配

置、又はそれを配線しているのですからその配線を使って、セル内外に取り付けた
小さな集積回路を使ってどちらの電極から電流を流すか命令を出せるからです。本
発明でそんな基礎的原理、基礎的技術は出来上がっているのですから。本発明、本
特許申請は特許権存続の20年後にはそんな物になっていると考えます。
【0097】
請求項1,2,4項では、色素増感太陽光発電のある電池ですが、請求項3では、本発明でシリコン系の半導体によるPN接合の発電や熱線の発電も作り出せると考え、「色素増感太陽光発電、又はそれ以外の太陽光発電のある電池。」記載いたしました。
【0098】
自由電子や正孔で説明。
本発明では、色素から出た電子を上部基板ではなく、下部基板に流すこと出来るのです。光を入射させる上部基板をアルミニウムより低い電圧の導電性ガラスやプラスチックにし、下部基板を電圧のそれらより高いアルミニウム板にすると、色素増感太陽光発電しない状態では、自由電子は、アルミ板から出て自由電子が外部回部へ出る極がマイナス極となりますので、下部基板のほうが、マイナス極になり、外部回部から電子が戻ってくる上部基板の電圧の低い方がプラス極になります。この電子の流れは、従来の色素増感太陽光発電方法とは、まったく逆になります。上部基板の酸化チタンや酸化亜鉛に色素を混ぜておくと、その色素と光触媒の作用で、太陽光の下に置くと、色素による光エネルギーが電気エネルギーに変換され、色素増感太陽光発電した発電量が電池にアップさせるのが、テスターで確認されています。
これは色素増感太陽光発電とは別の新原理を作り出しました。
新原理 光あり、なしの2ウェイで発電する電池
【0099】
下部に電子が流れるようになり、下部に流れると電池として、光なくとも発電するようになり、夜間の光なしの真っ暗闇でも発電していて、光とは無関係に発電するように変わります。下部基板には、プラスチックではなく、金属のアルミ板を使用しています。外部回路から上部基板に自由電子が戻ってくると、上部基板の透明導電性ガラスのそこには、色素増感太陽光発電の光触媒の酸化チタン(ホウ酸がドープされていて、正孔を作るP型半導体化している酸化チタン)とそれに吸着している色素があり、光を受けて、セルは上部基板で色素増感太陽光発電をし、色素は、自由電子を出し、ただし、出された電子は従来とは逆の下部基板のヨウ化化合物やヨウ素やこの場合はホウ酸のドープでN型半導体になっている酸化亜鉛にも引っ張られて下部基板(アルミ板)から外部回路へとさらに流れていきます。電子を失った色素の正孔は、酸化チタンとでんぷん性接着剤とヨウ素の混ぜられた状態にあり、それらが固体状態で、その中の色素と交じり合っているヨウ素やヨウ化化合物から色素は電子を奪い、色素の正孔に自由電子を戻し、色素それ自身は、それにより元の色素に戻ります。
【0100】
でんぷん性接着剤は、表面は乾燥していても、内部に水分を含んでいて、目に見えないですが、十分、発電しえ、酸化した色素も元に戻しえます。
でんぷん性接着剤は、フライパンの上に置き高温に焼いても、表面が少し茶色になるだけで内部は、水を含んだままです。その作用があるので、湿式乾電池でない、マンガン乾電池でも、でんぷん性接着剤が電解液を固体化するものとして、長期間、使用されてきたのです。糊と言われるでんぷん性接着剤が発電を妨げないことは、マンガン乾電池で実証されています。それで、湿でなく、乾くの乾電池と言うらしいのです。本発明の請求項1,2の液状の電解液をもちいないとは、この方法で実施しています
ただ、この方法と限定はしておりません。ヨウ素は、ヨウ化化合物と酸化還元します。
【0101】
上部基板から戻ってきた自由電子で還元しますが、ヨウ素やヨウ化化合物が酸化しても還元するよう安定させておきます。ヨウ素は自由電子を出し(この時、電流は流れます。)電子を奪われるとヨウ化化合物から、電子をもらい、ヨウ化化合物は電子を奪われイオン化し、極から戻ってくる電子で元のヨウ化化合物に戻ります。
1つの実施例として、ヨウ素やヨウ化化合物を安定させる為に、ヨードチンキ(小堺製薬
市販品)をよく用います。
ヨウ素の玉(和光純薬製)は、エタノール(市販品)で溶かすと、ガラス瓶の中で気化し、やがて、エタノールは蒸発し無くなり、ヨウ素も溶けてドロドロの溶けたヨウ素になります。
でも、ヨードチンキの中味と同じように、ヨウ素3gとヨウ化カリウム2gとエタノール(70vol%)の合計100mlで溶解させると、ガラス瓶の中でヨウ素は、安定し、エタノールも蒸発を早めることはなく、ビンに入ったエタノールが無くなることはありません。
この違いは、ヨウ素とエタノールは同じなのに、ヨウ化化合物のある、なしの違いでこうなるのです。
部品Aの内、ヨードチンキでは、酸化還元が正しく長時間くりかえされるのに、ヨウ素3gを追加して、部品Aに入れた場合、ヨウ素の3g数に対し、ヨウ化化合物の比率をどうするか? どのような比率でヨウ化化合物を合わせるのか?この両者の酸化還元作用を長時間、繰り返させるヨウ化化合物の量,比率がまだよくわからないのです。
ヨードチンキが安定していますように、色素増感太陽光発電させる為に、色素を入れますが、色素は電子を出しますので、それに合わせたヨウ素とヨウ化化合物の酸化還元の比率がわかりましたら、長期に電気を流し続けます。
【0102】
ですから、ヨードチンキのこの状態でヨウ素を用いることが、ヨウ素やヨウ化化合物(和光純薬製)の酸化還元作用を助けます。よく電解液としてヨードチンキとヨウ素とでんぷん性接着剤を混ぜて、そこに備長炭の粉など入れて、粉状の酸化チタンや酸化亜鉛を混ぜ、半固体にして膜のように塗布すると、一晩で酸化チタンや酸化亜鉛の膜は、固体化します。この間に塩の層も介在させます。光電作用を高効率にするためです。塩の層と酸化亜鉛の層の間には、セパレーターのように微細の金属の網状のものを配置しています。この金属の網状のものをセルの中に入れ込んでも良いし、この金属の端をセルの外に出しても良い。この網状の金属(80メッシュの金網で代用も可)から配線する、リード線を出し極としましたら、今まで絶対必要とさせたガラスやプラスチックの導電膜はなくても、色素増感太陽光発電は出来ます。導電膜には、ITO膜で20〜25オームの抵抗がありますが、金属の網状には抵抗はゼロとテスターで表示され、事実よく電流を捕らえます。
【0103】
色素増感太陽光発電で作られた電流は、使い切った電池を色素増感太陽光発電させることで、勝手にセル内を充電していて、電池として、光から遠ざけても再生します。
電池がため池のように内部で、充電されています。それは、酸化チタンや酸化亜鉛が積層セラミックスコンデンサーにもなりえる原材料だからです。酸化亜鉛の方が、酸化チタンより、ゆっくりと放電します。電池としては、長持ちするようです。ですから、村田製作所が積層セラミックスコンデンサーの誘電体材料を酸化チタンから、チタン酸バリウムに変えることで、小型化、大容量化に成功しているように、色素増感太陽光発電のある本電池でも、チタン酸バリウムにするともっと高効率に出来ます。
【0104】
光を受ける上部基板に色素と混ぜた酸化亜鉛を光触媒にすると、数回、電流が色素増感太陽光発電の従来どおりに、光触媒のある上部基板のほうから、自由電子が流れることがありました。
上部基板がマイナス極になります。でも、それは持続せず、ほとんど、下部基板から自由電子は出ますので、下部基板がマイナス極です。酸化亜鉛が自由電子を出し易いN型半導体になっているからでしょう。
真空、又は、真空近くを請求項1、3で、請求していますのは、この再生の持続のために、空気がセルの外と中を行き来すると、発電しなくなるからです。ヨウ素やヨウ化化合物の酸化還元作用を失わせるのです。色素の劣化も早めます。空気の層がセル内にできることは、導電しなくなることです。
真空と言う概念は、半導体PN型の太陽電池では、公知のことです。真空注入も知られたことです。でも、真空近くが付け加えられたのは、新規です。真空は、大気圧より気圧の低い状態をいうのですから、大気圧より低ければ、すべて真空になります。曖昧な真空でよく、しかも真空近くでも良いのですから、真空の状態が曖昧でも十分発電します。
【0105】
本発明は、色々な条件のベストの値をまだ見出しておりません。商品化します時には、すべてベストの値で製造されますが、材料や炭やホウ酸の入れる量により、時には、セル内でガスを発生したりします。それでも、ガスを含んだままでも発電できるので、ただし、気体がセルの内外を出入りすると、そのセルはしばらくすれば、もう発電しなくなります。そのガスの発生の原因も、混合する場合の材料の比率など、ベストの値もはっきりしていない現状は、「真空、又は、真空近く」の程度を数値であらわすことができません。
商品化します時は、製品の全条件を一律に数値で規格化するため、その真空の程度につき、明記できます。今は、曖昧でも発電に影響はありません。
ただ、厳密な真空は要しないけれど、色素増感太陽光発電でもそんな曖昧な概念でも必要であること、出願いたしました。
手作りセルで、セルの上下をしっかり圧着し、密着させ空気を曖昧でも抜く作業と完全な封止をするのなら、プラス極とマイナス極がショートでなく密着していて離れないのなら、発電します。セルの中に空気の層が出来たら、導電できないことは、わかりきっていると思います。それゆえ、「真空、又は、真空近く」を特許として請求します。
【0106】
発電の仕組みに話を戻しますと、上部基板(透明のガラスかプラスチック)と下部基板(アルミ板)はほとんど、真空、又は、真空近く、くっつくようにはりあわされていて、電子は容易に下部基板に流れます。電子を出した後の色素の正孔はヨウ化化合物やヨウ素から自由電子をうけとり、元に戻ります。(セルは、平板状で横約5センチ×縦約6センチ
厚み約4ミリ)
酸化された、イオン化したヨウ素とヨウ化化合物は互いに電子と正孔のやり取りをし酸化還元作用をして、又、透明の上部基板から戻って来た自由電子もあり、元に戻ります。このサイクルで電子は下部基板から透明の上部基板へと流れていくのを繰り返し、色素増感太陽光発電で作られた電子の発生の分、色素増感太陽光発電している時は電流はその分多く流れます。太陽光で発電する再生可能エネルギーに変わります。電池として電流を出せなくなっても、太陽光の下に置くと、太陽光発電で太陽からの光エネルギーを色素で電気エネルギーに変え、セルを充電します。太陽の熱線でも本発明は、発電できるようになりました。(請求項11)
【0107】
半導体は、温度が上がると電気伝導性が増し、電流を流します。平成23年12月の別出願の「電池」では、色素増感太陽光発電用ではなく、電池の最高効率の発電を追求しているのですが、マッチの火をセルにあてると、一気に電流が大量にアップします。予想外の熱による発電を実証しました。本発明は、別の電池の特許出願しましたセルは、10円切手ほどの面積で、120mAを示し、やがてテスターにつないだままなので、電流は、下がり続け5mAに下がった所でライターに火であぶると、数秒で10円切手ほどのセルの小ささなのに、30mAの電流の上昇を確認しました。この電池が本発明の土台になっていますので、本電池も同じ半導体が熱や光、電流、電圧、振動、摩擦で発電しますように電流が流れます。この多機能な電池の上部基板に色素が混ぜられ、陶芸用ルチル型酸化チタンにアナターゼ型の酸化チタンが混ぜられるなどの酸化チタンを多少、工夫したのが、本発明の色素増感太陽光発電のある電池の構造です。(請求項13)
【0108】
塩も入れます。添加物を加え、添加物で電子を多く作り出すのです。色素増感太陽光発電の作用なく、電池の機能、すなわち光なしで大量の電流を発電させる為や、電子を多く出す為、その他色々な意味で、添加物は必要不可欠です。炭や黒鉛、炭素(カーボンなど)はそのために添加しています。
【0109】
電池の封止は、現在、接着剤など、エポキシ樹脂や有機溶剤など色々なものが使用されていますが、セルの液漏れが完全に克服された報告、研究発表は、まだないように思います。本発明でも、封止は、重要です。上部基板にどのような素材をもちいるかでも、その封止方法は、変ります。
ヨウ素は、プラスチックととても相性が良いです。金属なら、ヨウ素で腐食されてしまうのですが、プラスチックは、ヨウ素で腐食されることがなく、逆にプラスチックは、セル内にヨウ素を閉じ込める作用があります。本発明で、アルミ板をよく下部基板に用いていますが、上下部の基板は、とくには限定していません。0.5ミリの厚みの薄いアルミ板を下部基板にします時、ヨウ素でアルミ板に腐食で小さな穴が開くことがあります。でも、それは、アルミ板の裏側に粘着テープを貼れば、問題はありません。穴の開いたアルミ板を、金属の網状の物と考えることもできます。それに配線していると考えれば良いのです。
その為、下部基板にプラスチックで被うをすれば良いので、上部基板も透明のプラスチックにして、プラスチックどうしを、熱でその専門の機械で溶着すれば、封止は、完成します。
ビニール袋は、ほとんど接着剤で張り合わされているのではなく、熱の溶着で閉じられています。そうすることで、水分を袋の外には、出しません。空気による酸化も防ぎます。そのように請求項12では、色素増感太陽光発電のセルでは、プラスチックの熱による溶着が利用できますこと本発明者の小発明です。それも、真空、又は、真空近くを実施する1つの実施方法です。
【0110】
ヨウ化化合物について、ヨウ化カリウムを1例に挙げておりますが、ただし、もっと反応の良いヨウ化化合物もあり、ヨウ化カリウムに限定するのではなく、1例で、そうすことできるという程度でベストのヨウ化化合物ではありません。―特定しますのは、ヨウ化化合物です。―その他の効率よいヨウ化化合物は色々あるからです。手軽な1例としてヨウ化カリウムをあげているだけで、特定するのではありません。ヨウ素とヨウ化化合物は互いに酸化還元します。
【0111】
施行について。
施行も、本発明、本特許申請の商品化は、初期には商品寿命が短いと予想し、その為、購入者がソーラーパネルを壁などに施工の時は購入者自らでソーラーパネルの取替できるよう、ソーラーパネルの大きさなど色々工夫中で、取り替える基礎、土台は、耐震構造をかねる強固なものにしますので、耐震構造を持ちます。
【0112】
電気自動車用の高圧配線も建造物に違和感なく外部にとりつけますので、高圧配線には配線を隠す工夫で、なにかのカバーを予定していて、その為もあって、装置、部品、施行も、現時点で、本特許申請に含んでいます。必要に応じて、特許査定されるのなら、分割出願していきたいと思っております。
【0113】
本特許出願人の頭の中には、太陽光発電を各家庭で安く、無駄なく、手軽に実施できる部品、装置、施行の全工程があり、技術分野の記載がそのように色々のカテゴリーを含む文章になりました。
【0114】
光電子増倍管の真空は、高真空で、調べているうちに、真空には色々な真空があること知りました。低真空、中真空、高真空、超高真空。
どの程度の真空かと尋ねられましたら、施工される土地や場所により大気圧は変化しているので、JISの定義どおり、大気圧より低ければ、真空としか言えない。日常品に真空は、多く使用されているらしいのです。
イメージ的には、セルの上下基板とその間の中間層のもの、中間層のものが電解液ならその内容物がしっかりと上下基板と密着している。固体なら、上下基板と中間層のものが固体化して3層がしっかり密着していて、セルの内部には、中間層のものが多孔質のため、顕微鏡などでは、中間層には空気の穴が存在するのが確認されるが、これは、真空に近くの状態で、問題視されないで、ただし、セルの外と、セルの内部とは、液体、固体、気体の場合でも完全に気体や液体、固体の出入りができない、完全にセルの外周は、密封されている状態、大気圧より圧力が低い、大気圧と同じ気圧でない、そのようなイメージです。
【0115】
請求項2には真空の概念がありません。オープンセルでよく試作、実験もしますので、本特許申請はこのように逆に真空の概念のないセル、電池、発電もあります。
(2)(実施例2)の半導体のPN型の太陽電池のような構造のセルは、電流がなくなっても、セルに水をいれても、再生しない。再生は、光や熱で再生させます。
(3)(実施例3)の生化学的な構造のセルは、発電しなくなると、セル内部に水を入れると再生し、太陽光の下におくと、酸化チタンのそれ自身の電子で、すこしの光電変換し電流の発生が確認できます。この作用を利用して、酸化チタンのコーティングで壁を清潔に保つ商品として開発され、すでに市販されています。この構造のセルは、水で微量の発電が再生するだけでなく、水に色素を加えると、色素で発電量のアップが確認できます。酸化チタンがアナターゼ型の場合(ルチル型3陶芸用:アナターゼ型7アエロジェル社のP25)やはり、太陽光の下に置きますと、光でセルの内部が化学的反応して、光エネルギーが電気エネルギーに変換されていること、色素増感太陽光発電していることは、目(セルの上部が透明ガラスなので、セル内部の化学的変化が見える)とテスターの電流の発生で確認できます。
水を補給するのですから、オープンセルです。
【0116】
ですから、第一回目の特許出願日から、こう実施すれば、本物の電気自動車を動かせることできると請求項1から4を見出しました。模型でない本物の電気自動車を完全に走らせる為には、こうする!と平成23年2月1日に特許出願いたしました。その方法を第1回目の出願書類に中に請求項1から4までに明記しました。
浜松ホトニクスの「光電子増倍管」のダイノードにかける電圧は、―陰極と陽極の間に100V前後の電圧を与え、両者間にあるダイノードには電子を加速するため、100V程度ずつの段階的電圧を与えて使用するとあります。そこで、金属を多段にするのも良いと考えました。
【0117】
ヨウ素の小粒には熱があり、ヨウ素の小粒にガラスのプライマなどでコーティングを施し気化や溶解しないようにして、このヨウ素には発熱があり、この発熱でセル内で高効率の発電をさせます。このヨウ素のコーティングした小粒を3層の中に入れると、よく発電します。こうして部材として、セル内に小粒のまま実施しています。(請求項20)
【0118】
セル自体は軽いもので、多段にしても重くはなりません。セルは図1の断面図とは違いとてもうすいものです。図1は、セルが薄くて図解できない為誇張された図。いくらでも光なくとも発電するセルを多段、多層にできます。図2。最上面の重いガラスの使用量が少ないのでモジュールや装置にしても軽いです。重いガラスでなく、強化プラスチックの方が、ヨウ素に腐食されず、ヨウ素よく封じ込めます。軽くて、太陽光発電装置として屋根や壁、ガラス、内装に実施しても建物に負担をかけません。製造単価も安くなります。
【0119】
ですから、光なくとも発電するモジュールも必要で、それを太陽光発電のモジュール(請求項11、13、18)の下部に備える考えがいります。本発明の光なくとも発電する発電方法、そのセル、そんな電池は必要不可欠なのです。現在出願中の多機能電池は、効果が期待できます。
【0120】
繰り返しますが、1層だけの色素増感太陽光発電で賄えるはずがないのです。どうしても1層のモジュールの下にセルを重ね、光なくとも発電するセル、電池、装置は色素増感太陽光発電で電気自動車の電源にする場合、は必要不可欠、開発されなければならない課題なのです。(請求項4)
【0121】
セル内の真空中に100Vの電圧を、配置している特殊な金属にかけ、電子を大量に作り、大電流にする。100Vの電圧はセルを直列につないでいるので、作り出せます。そのような作用を持たせた特殊なセルを作る。
あるいは、ヨウ素の含有量の多い状態の中の金属にその濃いヨウ素で電圧をかけ、大量に電子を出させ、一気に大電流にする。
あるいは、モジュール以外で、電流を大きくする装置を取り付けるなど。
そのように色々とセル、太陽電池の開発以外にも電気自動車を太陽光発電の電源で走らせる方法はあると思います。
【0122】
電気自動車の電源に限定するのでなく、さらなる工夫をこらし、電力を多く必要としない電子機器から電気自動車の電源まで、機器により必要とされる小電流から大電流まで使用目的に応じて、今後さらなる改良を実施する。
それを実施すべく、請求項1から21まで請求いたします。
【0123】
プリント基板の設計のように、どんな機器を動かすのかで、装置や部品などを設計する。それにつれ、もっと高出力をめざして酸化チタンや酸化亜鉛でない材料を用いれば、実施例は、無数にあります。本発明を実施する方法は、組み合わせで多数実施でき、前記の実施例は、本発明を手軽に個人宅で実施する、説明の1例にすぎず、現実の商品化にあたっては、本発明を基本発明として、数々の工夫がなされるはずです。 添加物も色々あると明記しました。本発明を基本発明として、商品化は無数に実施できると明記します。
それが、予想できましたので、請求項1,2,3,4では、限定しますこと記載せず、広い概念にし、でも色素増感太陽光発電のある電池ですから、その記載の電池に新規性、進歩性、産業への有効性があり、電池は、既存の電池ではありません。
【0124】
太陽光発電の装置、モジュールの説明をします。
1個のセルを10センチ角として、縦横に8個並べて、1個のモジュールとします。
1個のモジュールで8個×8列=64個のセルが並びます。10センチの余裕を取ると、縦横90センチ角の1個モジュールになります。
モジュールの大きさは、任意です。1メートル角のモジュールにしても良いです。(請求項18)
市販のポリカーボネイトの平板や波板を(縦1820mm×横655mm)を一つのセルにできます。
大きなこんなセルと小さなセル(5cm各など)をくみあわせたモジュール、アレイも可能です。
小さなセルでは、直列は配線して、電圧をプラスし、100Vや200Vを意図的につくります。本発明の色素増感太陽光発電のある電池は、電池を作るを土台にしているためか、発電しなくなっても、電圧は残るのです。抵抗が出来るのでしょうが。
平板や波板を(縦1820mm×横655mm)では、大きな電流を得ます。
小さなセル(5cm各など)では、直列につないでも、電流がすべてプラスにならないことも予想できます。
大きなセル(縦1820mm×横655mm)では、大電流が得られます。
今まで無かった大と小のセルを組み合わせて一つのモジュールにします。アレイにします。電圧と電流の組み合わせを考え、それでも、1家庭の電力が、完全に賄えないのなら、電子倍増管のような装置、セルを作り、モジュール、アレイに組み込むも出来ます。
モジュール内でセルを直列、並列に配線します。又、モジュール同士をそのように配線します。高出力を希望する場合は、光あり、なしの2ウェイで発電するセルの下に、光なくても発電する本発明のセルを多層にします。セルの下にセルがある、いく層にもなる。そんな感じです。1個のセルの厚みは、うすいです。本発明では、光なくとも発電するセルが可能ですので、セルを多層、多段に出来ます。これは、すでに出願しました多機能電池の改良で実現をします。半導体の持つ、熱や光、電流、電圧、振動、摩擦で電流が流れる特性を生かし発電するセルや電池や装置です。(請求項11)
【0125】
平成23年2月1日の第1回目の特許明細書に記しました「発明を実施するための形態」より、一部分を抜粋し、下記に比較できるように並べます。
【0126】
《0009》
光の入る上部から説明
透明導電性素材(例えば、プラスチックやガラスに導電性膜を施すなど色々あるが)などの素材にヨウ素をとりいれたものをフィルム状、又は、施行場所、使用目的に応じてこの場合は板状にし、酸化チタンなど塗布し焼き付ける。
その上に色素を場合によっては絵を描くように塗り付ける。浸すもよい。
次に下部から説明
別に透明導電性素材(例えば、プラスチックやガラスに導電性膜を施すなど色々あるが)などの素材にヨウ素やヨウ化化合物をとりいれたものをフィルム状、又は、施行場所、使用目的に応じてこの場合は板状にする。
上部と下部とを密封し、かつ、真空、又は、真空近くにする。
高出力を出したい時は、その真空、又は、真空近く中に微細の網状の金属を配置し(多層も可能)、又はそれを配線する。
上部をマイナス極、下部をプラス極とし配線することでひとつのセルが出来上がる。
これを直列、並列に多数並べて、必要に応じて、最下部への光の通過ができるようにして、セル、モジュールを2段、3段など多段構造にする。
こうして施工に広い場所をとらず、なおかつ、高出力の電力を得る。
小さい電化製品など利用目的に合わせて、上記の技術を減らしたり、組み合わせてたりする。
【0127】
又、第1回目の特許明細書(2011/2/1)に記しました「発明を実施するための形態」及び、請求項1から4項まで、及び第1回目の特許書類通りを実施しますと、新原理光あり、なしで発電するセルが誕生します。
平成23年2月1日の特許申請書類の《発明を実施するための形態》に記載の実施で小電流では、それは、実現しています。(実施例3)に記載のセルです。
【0128】
電気自動車用電源のセルの目標値は、およそ横7.5cm× 縦10.5cmほどの板状の手作りセルで、電流は1000mA、電圧は1.5Vから6Vの間です。電流1000mAの単3マンガン乾電池ほどを目標にしております。
【0129】
電池は、色々な方法で作れること承知しております。11円電池(1円と10円硬貨 で作る)レモン電池、炭の電池もございます。
【0130】
現状実施できるもの、ことだけを特許請求の範囲に記載しております。電気自動車の電源にするためには、これだけ請求の範囲に記載したいと、請求項1から4項まで記載しております。それは、特許優先日の平成23年2月1日に、本発明者の頭の中には、色素増感太陽光発電で電気自動車の電源にすると、すでに優先日の平成23年2月1日にそこまであって、請求項1から4項まで、明記しておりますので、その優先日を認めていただきたい為です。
【0131】
手作りの従来の色素増感太陽電池では、1つのセル、(大きさ不明)で0.3から0.6V位で短絡電流値も3から12mAほどとの弱いものとの意見があります。手作りですので、その程度の発電量らしいのです。高価な製造装置をセルの製作に使用していないからです。ですから、本電池は、個人宅での簡易な実施例なので、工場での生産なら、もっと、ベストの数値が実現しえます。
【0132】
《0009》
大量生産は、大量生産では、広いフィルムに一気に多数のセルが作り出せ、多彩な色素をプリントでき、目的に応じてヨウ素をとりいれた色々な部品などを大量生産可能である。プリント基板のように配線も可能である。
【0133】
(1)の色素、(2)の光を受ける極の材料の発明は、今後、別の特許出願とし又は、場合により公開の技術にしたく、この特許出願では、明記いたしません。
(1991年の国際商工会議所(ICC)のノウハウの保護に関する試案)
―ノウハウとは、工業的目的に役立つ技術を完成し、または実際に応用するのに必要な秘密の技術的知識、経験および集積をいう―
前記のセルを1個又は、多数配置して電池となり、セル又は、電池を1個又は、多数配置して、装置になります。
【0134】
雪国では、冬季に太陽光は少ないので、光あり、なしで発電するセルの下に光なくとも発電する本発明のセルを重ね、その電力で、除雪機能の装置を動かします。
降雪を水に変えるように電熱線を施した装置をモジュールの一部に取りくけ、電熱線の熱で降雪を水に変え、熱線の発する熱で多機能電池を発電させます。水でさらに下部に積もる降雪を屋根の下へ落下させるそんな装置を請求項13では請求しております。図7を参照。装置の具体的設計は、降雪量の多い少ないの雪国の気象条件のより、変り、工夫します。
多機能電池は、セルが10円切手ほどの大きさで熱では5mAから30mに一気に数秒で短絡電流の上昇が可能なので、多機能電池は、熱では、おどろくほど再生しますので、実用化は、早いです。熱と電流の関係は、正比例ではなく、ある温度に達しましたら、それ以上の熱をあたえるより、熱を抑えるほうがよく発電します。多機能電池は、熱では再生可能が実証されています。本発明と組み合わされて実用化します。特に電熱線の熱は、よく、発電し、それで、電熱線を働かせ、電熱線の発する熱を今度は、平成23年12月の特許申請の「電池」を再生させ、再生した電気で、電熱線を働かせる。循環型のエネルギーの除雪装置が可能です。図4。
【0135】
前記と同じく、ヨウ素をビンにいれエタノールで溶かし蓋をしておくと、ヨウ素、エタノールは気化して、黒々の含有量の多いヨウ素が出現します。気化して最終は固体のヨウ素になるでしょう。でんぷん性接着剤などや他の接着剤を添加すれば、固体、半固体、ゲル状にもできます。固体の形状は、作りたい型状のビンに入れれば、その形状はビンの形状どおりになるので思いのままに出来ます。
完全に固体化する前に融通に聞く状態の時に目的に応じて使用します。ヨウ素の含有量に差をつけた調整されたヨウ素で、添加物をその中に添加できます。電流をよく導通させる黒鉛などを添加し、ヨウ素に添加物の別の機能を持たせます。そのような作用も持たせて、ヨウ素の使用する量の大小2種類以上の違いを故意に作り出し、このヨウ素の差により、電流の流れを効率化させた部材。(請求項19)
【実施例4】
【0136】
図4の(イ)のように―
崩れかけた古い土蔵の土壁をセメントで安価で補修し、その上に漆喰の白と黒の伝統的デザインにしたソーラーパネルを、補修した土壁に貼り付ける。
図4の(ロ)のように―
古民家でソーラーパネル上で色素を使って満開の桜を描き、それを屋根に配置して、かつ、電気自動車用の200Vなど使用に合わせた配線、配線器具を壁に取り付ける。
【産業上の利用可能性】
【0137】
この発明は、経済の活性化を促す。二酸化酸素の排出をしないので、安心なクリーンな新エネルギーで、世界的にも地球や未来に対し優れた方法で環境保全に貢献する。
【符号の説明】
【0138】
図1の(1)透明導電性プラスチック マイナス極
(2)透明導電性プラスチック プラス極
(3)酸化チタン
(4)色素
(5)微細の網状の金属
(6)ヨウ化カリウムを透明導電性プラスチックにとり入れている。
(7)透明で強化されたプラスチック
(8)真空又は真空に近い状態
図2の(1)(2)(3)は、多層、多段のセル又は電池又はモジュール
図3の(イ)(ロ)(ハ)の(1)透明導電性素材 (2)ヨウ素
図4の(イ)の(1)古い土蔵に貼り付けたソーラーパネル
(ロ)の(1)2階の片側の屋根に設置のソーラーパネル。
(ロ)の(2)電気自動車用(200V)の配線とコンセント。
図5の(1)透明ガラス(上部)
(2)アルミ板(下部)
(3)蛍光塗料。
(4)(3)の上にヨウ化化合物とり入れている。
(5)網状の金属(ステンレス製)(大)
(6)網状の金属(ステンレス製)(小)
(7)ヨウ素をヨードチンキで溶かし「でんぷん性接着剤」など交え、粘着性あり。
(8)ショート防止の粘着テープ
(9)ショート防止の粘着テープ
図6の(1)下部基板
(2)ステンレス網状
(3)上部基板
図7の(1)除雪装置。
(2)ソーラーパネル
図8の(1)導電性ガラス
(2)酸化チタンの層
(3)塩の層
(4)酸化亜鉛の層
(5)金属(アルミ板)
(6)金網
(7)プラスチックシート
図9の(1)酸化チタンの層
(5)金属(アルミ板)
(6)金網
(8)電球






























【特許請求の範囲】
【請求項1】
色素増感太陽光発電のある電池のセルの内部に、液状のヨウ化電解液を用
いず、真空、又は、真空近くにすることを特徴とし、液状のヨウ化電解液に変わって、透明導電性素材やプラスチック、ガラス、金属の素材にヨウ化化合物をとりこみ、それをフィルム、線状、板、シート、膜、棒、筒、ボール状と限定しない形状のものにして、色素の電子放出後の酸化還元作用をもたせた色素増感太陽光発電のある電池。

【請求項2】
液状の電解液を使用しないことで、色素、着色剤、光触媒、電極に使用されるものは、天然又は人工色素、従来の酸化チタン及び酸化チタン以外、白金及び白金以外の安価な素材が利用可能で、電極も、透明導電性素材やプラスチック、ガラス、金属の素材にヨウ素をとりこみ、それをフィルム、線状、板、シート、膜、棒、筒、ボール状と限定しない形状のものにして、ヨウ素を使用する部位や量の違いにより、意図的にプラス極、マイナス極と電極にすることを特徴とする色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項3】
セルを真空、又は、真空近くにすることを特徴とし、そのセル中に微細の金属を網状に配置、多層も可能で、又はそれを配線することで電力の高出力を可能にした色素増感太陽光発電、又はそれ以外の太陽光発電のある電池。
【請求項4】
セル、モジュールを多段にして、最下部まで、光が通過できるようにし、
上中下の色の組み合わせで立体的デザインをもたせることを特徴とす
る、高出力で、設置場所を広くとらない色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項5】
請求項1から4項のいずれかに記載の電池内に、液状の電解液を用いないために、電解液にでんぷん系接着剤を添加している電池。
【請求項6】
請求項1から5項のいずれかに記載のセル内で、半導体に添加物を加えることで、半導体のPN型接合のような正孔が出来易いP型部と自由電子が出来易いN型部とP型部の両方を接合する部を備える電池構造を安易に作り出すこと特徴とする色素増感太陽光発電のある電池
【請求項7】
請求項1から5項のいずれかに記載のセル内で、上下基板の間で、光を受ける上部基板に色素を含む酸化チタンの層、下部基板に酸化亜鉛の層、両方を接合する塩の層の3層構造であることを特徴とする色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項8】
請求項1から5項のいずれかに記載のセル内で、上下基板の間で、光を受ける上部基板に色素を含む酸化亜鉛の層、下部基板に酸化チタンの層、両方を接合する塩の層の3層構造であることを特徴とする色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項9】
請求項1から8項のいずれかに記載のセル内で金属の網状のものを3層の中に配置、又は、配線し、用い方の一つとして、その金属の網状のもので、従来、色素増感太陽光発電で必要とされたガラス、プラスチックに施す導電膜を不要にもしている色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項10】
請求項1から9項のいずれかに記載のセル内に、ホウ酸又は、ホウ素、黒鉛、炭、炭素、カーボンのいずれか一つ以上を添加している色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項11】
請求項1から10項のいずれかに記載のセル内で、光以外の熱、摩擦、電流、電圧、振動による発電も可能の色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項12】
請求項1から11項のいずれかに記載のセルの外周を、接着剤ではなく、プラスチックの熱の溶着により外周に完全な封止を実現していることを特徴とする色素増感太陽光発電のある電池。
【請求項13】
請求項1から12項のいずれかに記載のセルを用いて、除雪装置の電源となり、循環型エネルギーの除雪装置も備える色素増感太陽光発電のある電池のモジュール。
【請求項14】
請求項1から13項のいずれかに記載の電池内に、液状の電解液を用いない為、電解液にでんぷん系接着剤を添加しているセルをビタミンC,又は、ビタミンCを含むものを用いて、透明にしている電池。
【請求項15】
請求項1から14項のいずれかに記載の電池内に、塩を添加している電池。
【請求項16】
請求項1から15項のいずれかに記載の電池内に、蛍光塗料を使用している電池。
【請求項17】
請求項1から16項のいずれかに記載の太陽光発電と光なくとも発電する両用の電池。
【請求項18】
請求項1から17項のいずれかに記載の電池を備えることを特徴とするモジュール。
【請求項19】
請求項1から18項のいずれかに記載の電池内に、電流の流れの効率化のためにヨウ素の含有量が調整され、添加物の添加により、多機能も付加された部材。
【請求項20】
請求項1から19項のいずれかに記載の電池内で、ヨウ素がコーティングされヨウ素自身の発熱があり、セル内で配置されることで、熱による発電を促進させる部材。
【請求項21】
請求項1から20項のいずれかに記載の電池内で、ヨウ化化合物をコーティングし、ヨウ素の酸化還元作用を保持する部材。



























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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