説明

太陽電池モジュールの接合方法および装置

【課題】太陽電池セルの反りを抑制すると同時に、太陽電池セルとストリングリボンとの良好な接合状態を実現する。
【解決手段】接合装置は、半田層で被覆された金属体からなるストリングリボン2を太陽電池セル1の電極に当接させるストリングリボン押さえ治具4と、YAGレーザ発振器5と、ストリングリボン2にパルスレーザ光を照射するレーザ出射ヘッド6a,6bと、YAGレーザ発振器5からレーザ出射ヘッド6a,6bへパルスレーザ光を導く光ファイバ7a,7bとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールの製造方法に関し、特に太陽電池セルの電極にストリングリボンを半田付けする太陽電池モジュールの接合方法および装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、地球環境に優しくクリーンなエネルギーを生む手段として太陽光発電が注目されている。太陽光発電を導入する場合、1個の太陽電池セルでは出力が小さいことから、複数の太陽電池セルを直列に接続した太陽電池モジュールを用いて出力を高めるようにしている。このように太陽電池セルを一列に並べて太陽電池セルを直列に接続したものをストリングスと呼ぶ。
【0003】
ストリングスを形成する工程において、太陽電池セルには、銅箔等からなるストリングリボンが半田によって接合される。ストリングリボンの前半部は太陽電池セルの上面の電極に半田付けされ、ストリングリボンの後半部は隣接する太陽電池セルの下面の電極に半田付けされる。
従来、太陽電池セルにストリングリボンを接合する方法としては、ストリングリボンの表面にコーティングされた半田を温風(ホットエア)によって溶融させて半田付けを行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−273830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
太陽電池セルにはシリコンが原材料として使用されているが、材料や製造コストが高いという問題があり、コスト削減が求められている。その対策の一つとしてシリコンの使用量削減が検討されており、シリコンを概ね200μm以下の厚さにする薄型化の技術開発が進められている。ただし、従来の太陽電池セルとストリングリボンの接合方法では、接合に数secの時間を要するため、ストリングリボンと太陽電池セル全体が加熱され、接合時のシリコンとストリングリボンとの熱膨張差に起因した熱ストレスにより、接合後にシリコンに反りが発生し、最悪の場合、太陽電池セルが割れてしまうという問題が発生する。特に、シリコンが薄くなるにつれて、反りの問題は顕著になってきている。
【0006】
特許文献1に開示された温風による接合方法では、ストリングリボンに部分的に熱を与えることにより、太陽電池セルの反りを抑制できるとしている。しかしながら、特許文献1に開示された接合方法では、予熱が必要であり、また接合部のストリングリボンの温度管理が難しいという問題点があった。ストリングリボンの温度は、温風吹き出し口の口径、風量、温風の温度、吹き出し口とストリングリボンとの距離、温風吹き出し口の走査速度などの条件によって決まる。したがって、これらの条件を適切に制御する必要があり、温度管理が面倒になる。さらに、特許文献1に開示された接合方法では、温風で半田が飛散してしまう可能性があった。
特許文献1に開示された接合方法では、接合部のストリングリボンの温度が高くなり過ぎると、太陽電池セルの反りを抑制できない可能性があり、また想定範囲からの温度のずれや半田の飛散のために良好な接合状態を実現できない可能性があった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、太陽電池セルの反りを抑制することができると同時に、太陽電池セルとストリングリボンとの良好な接合状態を容易に実現することができる太陽電池モジュールの接合方法および装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の太陽電池モジュールの接合方法は、半田層で被覆された金属体からなるストリングリボンを太陽電池セルの電極に当接させる押圧工程と、パルスレーザ光を前記ストリングリボンに照射して前記半田層を溶融させ、前記ストリングリボンを前記太陽電池セルの電極に半田付けする接合工程とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の太陽電池モジュールの接合方法の1構成例は、さらに、前記接合工程の前に、前記パルスレーザ光の照射位置を前記ストリングリボンに対して相対的に移動させる位置合わせ工程を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の太陽電池モジュールの接合方法の1構成例は、前記パルスレーザ光を出射するレーザ発振器として、YAGレーザ発振器を用いることを特徴とするものである。
また、本発明の太陽電池モジュールの接合方法の1構成例において、前記パルスレーザ光の出射条件は、前記ストリングリボンの母材である金属体を溶融させずに前記半田層のみを溶融させるように予め設定される。
【0009】
また、本発明の太陽電池モジュールの接合装置は、半田層で被覆された金属体からなるストリングリボンを太陽電池セルの電極に当接させる押圧手段と、パルスレーザ光を前記ストリングリボンに照射して前記半田層を溶融させ、前記ストリングリボンを前記太陽電池セルの電極に半田付けするレーザ光照射手段とを備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、太陽電池セルとストリングリボンとの接合に、熱影響の少ない接合が可能なパルスレーザを用いることにより、太陽電池セルの反りを抑制することができると同時に、太陽電池セルとストリングリボンとの良好な接合状態を容易に実現することができる。さらに、本発明では、光ファイバでレーザ光を引き廻せるので、装置構成に柔軟性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態に係る接合装置の構成を示すブロック図である。
【図2】太陽電池セルの構成を示す斜視図である。
【図3】複数の太陽電池セルを直列に接続したストリングスの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る接合装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態においてストリングス製造の途中の工程における太陽電池セルとストリングリボンの状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態においてストリングス製造の途中の工程における太陽電池セルとストリングリボンの状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る接合装置によって接合した太陽電池セルとストリングリボンとの接合部を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る接合装置によって接合した太陽電池セルとストリングリボンとの接合部を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る接合装置によって接合した太陽電池セルとストリングリボンとの接合部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る接合装置の構成を示すブロック図である。図1において、1は太陽電池セル、2はストリングリボン、3は太陽電池セル1およびストリングリボン2を搬送する搬送ステージ、4は押圧手段となるストリングリボン押さえ治具、5はYAGレーザ発振器、6a,6bはストリングリボン2にレーザ光を照射するレーザ出射ヘッド、7a,7bはYAGレーザ発振器5からレーザ出射ヘッド6a,6bへレーザ光を導く光ファイバ、8は搬送ステージ3に設けられたレーザ照射用貫通孔である。YAGレーザ発振器5とレーザ出射ヘッド6a,6bと光ファイバ7a,7bとは、レーザ光照射手段を構成している。
【0013】
図2は太陽電池セル1の構成を示す斜視図である。図2に示すように、太陽電池セル1は、シリコン層10と、シリコン層10の両面に形成されたITO(酸化インジウムスズ)等からなる透明電導膜11a,11bと、透明電導膜11aの上面に銀(Ag)ペーストを焼成して形成された櫛形状の集電極12aと、透明電導膜11bの下面に銀ペーストを焼成して形成された櫛形状の集電極12bとから構成される。
【0014】
シリコン層10は、n型、i型、p型の複数のシリコン層からなるものであるが、その構造は例えば特許文献1に開示されているように周知のものであり、また本発明の本質に関係するものではないので、シリコン層10の詳細な構造の説明は省略する。
集電極12aは、互いに平行に形成された複数のフィンガー部13aと、フィンガー部13aに流れる電流を集合させるバスバー部14aとから構成される。同様に、集電極12bは、フィンガー部13bと、バスバー部14bとから構成される。
【0015】
図3は複数の太陽電池セル1を直列に接続したストリングスの平面図である。隣り合う太陽電池セル1同士は、2本のストリングリボン2によって接続される。ストリングリボン2は、表面に半田がコーティングされた銅箔で構成される。表面にコーティングされる半田は鉛フリー半田が用いられ、例えばSnAgCu半田が用いられる。ストリングリボン2の前半部は太陽電池セル1の上面のバスバー部14aに半田付けされ、ストリングリボン2の後半部は隣接する太陽電池セル1の下面のバスバー部14bに半田付けされる。
【0016】
以下、本実施の形態の接合装置の動作について説明する。図4は接合装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図示しないストリングリボン搬送装置は、搬送ステージ3上の所定位置に2本のストリングリボン2を平行に載置する(図4ステップS1)。
続いて、図示しない太陽電池セル搬送装置は、太陽電池セル1の下面のバスバー部14bがストリングリボン2に当接し、かつストリングリボン2と平行になるように太陽電池セル1を載置する(ステップS2)。
【0017】
さらに、ストリングリボン搬送装置は、新たなストリングリボン2を2本用意し、このストリングリボン2がステップS2で載置した太陽電池セル1の上面のバスバー部14aに当接し、かつバスバー部14aと平行になるように新たなストリングリボン2を載置する(ステップS3)。ここまでの太陽電池セル1とストリングリボン2の状態を示すと図5のようになる。
【0018】
次に、図示しない制御装置は、ステップS1〜S3で載置した太陽電池セル1およびストリングリボン2がストリングリボン押さえ治具4およびレーザ出射ヘッド6aの下に位置するように、図示しない駆動機構により搬送ステージ3を移動させる(ステップS4)。移動後の状態では、太陽電池セル1およびストリングリボン2は、レーザ出射ヘッド6aとレーザ出射ヘッド6bの間に配置される。
【0019】
次に、制御装置は、ストリングリボン押さえ治具4を降下させ、ステップS3で載置したストリングリボン2に対して上からストリングリボン押さえ治具4を押し付け、ステップS1,S3で載置したストリングリボン2が動かないように押さえる(ステップS5)。
【0020】
続いて、制御装置は、YAGレーザ発振器5から所定のパルスレーザ光を出射させ、図1に示すように、レーザ光が光ファイバ7a,7bを通ってレーザ出射ヘッド6a,6bから太陽電池セル1の上面および下面のストリングリボン2に照射されるようにする。このとき、レーザ出射ヘッド6bから出射したパルスレーザ光は、搬送ステージ3に設けられたレーザ照射用貫通孔8を通って太陽電池セル1の下面のストリングリボン2に到達する。このパルスレーザ光の照射によってストリングリボン2の表面にコーティングされた半田を溶融させることにより、ステップS1で載置したストリングリボン2を太陽電池セル1の下面のバスバー部14bに半田付けし、ステップS3で載置したストリングリボン2を太陽電池セル1の上面のバスバー部14aに半田付けする(ステップS6)。
【0021】
なお、所望の接合箇所のストリングリボン2にパルスレーザ光を照射する必要があるので、パルスレーザ光の照射の前に、制御装置の指示に基づく駆動機構の動作により搬送ステージ3またはレーザ出射ヘッド6a,6bを移動させ、所望の接合箇所のストリングリボン2にパルスレーザ光が当たるように位置合わせをするようにしてもよい。制御装置は、例えば太陽電池セル1とストリングリボン2とをカメラで撮影し、画像認識処理によりストリングリボン2を認識して、ストリングリボン2の所望の位置にレーザ光が当たるように位置合わせを行えばよい。
【0022】
また、1本のストリングリボン2について複数箇所半田付けする場合には、制御装置は、搬送ステージ3またはレーザ出射ヘッド6a,6bを移動させて、ステップS6の処理を繰り返せばよい。
【0023】
さらに、太陽電池セル1の上面、下面にストリングリボン2を2本ずつ半田付けする必要があるので、計4本のストリングリボン2を一度に半田付けしようとすると、レーザ出射ヘッド6a,6bがそれぞれ2個ずつ必要となる。
ただし、搬送ステージ3またはレーザ出射ヘッド6a,6bを移動させることで、1個ずつのレーザ出射ヘッド6a,6bで半田付けを行うことも可能である。
【0024】
次に、ステップS2に戻って、太陽電池セル搬送装置は、図6に示すように、太陽電池セル1の下面のバスバー部14bがステップS3で載置したストリングリボン2の後半部に当接し、かつストリングリボン2と平行になるように新たな太陽電池セル1を載置する。以降の工程は上記で説明したとおりである。
こうして、ストリングスの製造が終了するまで(ステップS7においてYES)、ステップS2〜S6の工程が繰り返し行われる。
【0025】
以上のように、本実施の形態では、熱影響の少ない接合が可能なパルスレーザを使用し、従来の問題を改善している。ここで、本実施の形態の接合方法は、YAGレーザを使用しながらも、ストリングリボン2の母材を溶融させず、ストリングリボン2の表面のめっきを主体に溶融させ、太陽電池セル1の電極との半田接合を行うことに特徴がある。YAGレーザを使用した場合、数msecオーダの非常に短い接合プロセス時間であっても、レーザエネルギを最適化することで、ストリングリボン2のめっきと太陽電池セル1の電極間で十分な半田接合強度が得られることを実験により確認した。なお、ストリングリボン2の母材を溶融させ、太陽電池セル1の電極との溶接を行う接合方法では、太陽電池セル1のシリコンに損傷を与える場合があり、接合安定性に問題がある。
【0026】
図7(A)〜図7(F)、図8(A)〜図8(F)、図9(A)、図9(B)は本実施の形態の接合装置によって接合した太陽電池セル1とストリングリボン2との接合部を示す図である。これらの図は、SEM(走査型電子顕微鏡)によって撮影した画像を示している。図7(A)、図7(D)、図8(A)、図8(D)は接合部を真上から撮影した図、図7(B)、図7(E)、図8(B)、図8(E)は接合部を上方斜め45°から撮影した図、図7(C)、図7(F)、図8(C)、図8(F)、図9(A)、図9(B)は接合部の断面を撮影した図である。図9(A)は図8(F)を拡大した図、さらに図9(B)は図8(F)、図9(A)と同じ箇所を拡大撮影した図である。図7(C)、図7(F)、図8(C)、図8(F)、図9(A)の倍率は500倍、図9(B)の倍率は2000倍である。
【0027】
図7(A)〜図7(F)、図8(A)〜図8(F)、図9(A)、図9(B)において、20はストリングリボン2の母材である銅箔、21は銅箔の表面にコーティングされた半田めっきである。
【0028】
ここでは、太陽電池セル1の外形サイズが6インチ、シリコン層10の厚さが175μm、銀からなるバスバー部14a,14bの厚さが20μm、ストリングリボン2の母材である銅箔の厚さが0.23mmで幅が1.2mm、銅箔の表面にコーティングされるSn3Ag0.5Cuからなる半田めっきの厚さが40μmである。また、YAGレーザ発振器5から出射するパルスレーザ光のパルス幅が10msec、レーザ出射ヘッド6a,6bとパルスレーザ光が入射するストリングリボン2との距離(ワークディスタンス)が40mm、ストリングリボン2上でのパルスレーザ光の集光スポット径が0.4mmである。
【0029】
図7(A)〜図7(C)はレーザエネルギが13.1J/pulseの場合を示し、図7(D)〜図7(F)はレーザエネルギが11.3J/pulseの場合を示し、図8(A)〜図8(C)はレーザエネルギが9.5J/pulseの場合を示し、図8(D)〜図8(F)、図9(A)、図9(B)はレーザエネルギが7.5J/pulseの場合を示している。
【0030】
図7(A)〜図7(F)、図8(A)〜図8(C)では、ストリングリボン2の母材が溶融してしまっていることが分かる。これに対して、図8(D)〜図8(F)、図9(A)、図9(B)に示すレーザエネルギが7.5J/pulseの条件では、ストリングリボン2の母材がほとんど溶融せず、主としてストリングリボン2の表面の半田めっきが溶融して半田付けが実現できており、最良の結果が得られていることが分かる。
【0031】
以上のように、本実施の形態では、太陽電池セル1とストリングリボン2との接合に、熱影響の少ない接合が可能なパルスレーザを用いる。本実施の形態では、レーザの出力管理がし易いので、良好な接合状態を得るためのレーザ光の出射条件を容易に設定することができる。また、本実施の形態では、レーザ光照射による加熱を接合部を中心とする箇所に限定できるので、太陽電池セル1の反りを抑制することができる。本実施の形態では、特許文献1に開示された接合方法のような予熱が不要であり、また温風で半田が飛散することもない。その結果、本実施の形態では、太陽電池セル1の反りを抑制することができると同時に、太陽電池セル1とストリングリボン2との良好な接合状態を容易に実現することができる。さらに、本実施の形態では、光ファイバ7a,7bでレーザ光を引き廻せるので、装置構成に柔軟性を持たせることができる。
なお、図4に示した製造工程は1例であって、これに限るものではないことは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、太陽電池セルの電極にストリングリボンを半田付けする技術に適用することができる。
【符号の説明】
【0033】
1…太陽電池セル、2…ストリングリボン、3…搬送ステージ、4…ストリングリボン押さえ治具、5…YAGレーザ発振器、6a,6b…レーザ出射ヘッド、7a,7b…光ファイバ、8…レーザ照射用貫通孔、10…シリコン層、11a,11b…透明電導膜、12a,12b…集電極、13a,13b…フィンガー部、14a,14b…バスバー部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半田層で被覆された金属体からなるストリングリボンを太陽電池セルの電極に当接させる押圧工程と、
パルスレーザ光を前記ストリングリボンに照射して前記半田層を溶融させ、前記ストリングリボンを前記太陽電池セルの電極に半田付けする接合工程とを備えることを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
【請求項2】
請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
さらに、前記接合工程の前に、前記パルスレーザ光の照射位置を前記ストリングリボンに対して相対的に移動させる位置合わせ工程を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
【請求項3】
請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
前記パルスレーザ光を出射するレーザ発振器として、YAGレーザ発振器を用いることを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
【請求項4】
請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
前記パルスレーザ光の出射条件は、前記ストリングリボンの母材である金属体を溶融させずに前記半田層のみを溶融させるように予め設定されることを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
【請求項5】
半田層で被覆された金属体からなるストリングリボンを太陽電池セルの電極に当接させる押圧手段と、
パルスレーザ光を前記ストリングリボンに照射して前記半田層を溶融させ、前記ストリングリボンを前記太陽電池セルの電極に半田付けするレーザ光照射手段とを備えることを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
【請求項6】
請求項5記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
さらに、前記パルスレーザ光の照射位置を前記ストリングリボンに対して相対的に移動させる位置合わせ手段を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
【請求項7】
請求項5記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
前記レーザ光照射手段は、前記パルスレーザ光を出射するレーザ発振器として、YAGレーザ発振器を有することを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
【請求項8】
請求項5記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
前記パルスレーザ光の出射条件は、前記ストリングリボンの母材である金属体を溶融させずに前記半田層のみを溶融させるように予め設定されることを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図1】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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