説明

妨げとなるにおいを抑制するための硝酸塩の使用

本発明の対象は、衛生領域において生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制するための硝酸塩の使用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の対象は、衛生領域において生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制するための硝酸塩の使用である。
【0002】
その際、"抑制"もしくは"抑制する"という概念は、"回避および/または除去"もしくは"回避するおよび/または除去する"という概念の意味において理解されるべきである。
【0003】
殊に本発明は、衛生領域において、殊に排水管(Abfluesse)、排水口(Ausguesse)、排水トラップ(Siphons)、汲み上げ装置(Hebeanlagen)において、および/または排水を導く領域において生物によるにおいの発生を抑制するための硝酸塩の使用を取り扱う。硝酸塩として、有利には金属硝酸塩、例えば硝酸アルミニウム、アルミニウムニトレートスルフェート(Aluminiumnitratsulfat)、硝酸カルシウム、硝酸鉄またはこれらの物質の1つ以上からなる混合物が使用される。
【0004】
多くの家庭において、一方でまた公共のビルまたは工業団地において、排水管、排水口、排水トラップ、汲み上げ装置および/または排水を導く領域において不快なにおいが形成される。一般に、これらのにおいは、嫌気性生物処理のその相応する系に由来する。たいていの場合、それらのにおいを生み出す物質は、有機スルフィドまたはアミン、一方でまた硫化水素である。後者は、非常に不快な腐った卵のにおいを有する高毒性ガスである。
【0005】
伝統的に、そのようなにおいの形成は、排ガス管内に存在する生物膜を塩素漂白液、苛性ソーダ溶および/または過酸化水素による殺菌によって破壊することで除去される。これらの化学薬品はその性質において苛性、刺激性および酸化性であり、かつ適した形で使用されない場合には深刻な損傷につながりうる。
【0006】
嫌気性条件下で、水に溶解した硫酸塩は硫酸塩還元細菌によって還元され、それによって硫化水素が生じる。その際、硫酸塩の硫黄は、細菌の電子受容体として用いられる。しかしながら、このプロセスは、酸素飽和度が20%を下回った時に初めて起きる。それに対して、硝酸塩の嫌気性生物分解は、酸素飽和度が80%を下回った時にすでに始まり、その結果、特定の細菌について、硝酸塩の窒素が、硫酸塩の硫黄より容易にかつ迅速に電子受容体として提供されうる。従って、わずかな量の硝酸塩の存在により、生物由来の硫酸塩還元ひいては硫化水素形成が抑制される。さらにまた、硝酸塩が存在する場合、特に硝酸塩還元細菌は、硫酸塩還元細菌と比べて生物膜内において有利である。これにより、生物膜内で硝酸塩還元細菌の増加および硫酸塩還元細菌の減少につながる。この実態は何年も前から、排水管路網ならびに水後処理のための閉じた系において、例えば自動洗車機において、硝酸カルシウムおよび硝酸塩含有アルミニウム塩により生物由来の硫化水素を抑制するために非常に効果的に活用されている。
【0007】
さらにEP−A−559272から、硫化水素および他のにおい成分を低減するために硝酸塩を液肥において使用する方法が公知である。しかしながら、この方法の基礎は、生物反応ではなく化学的酸化である。
【0008】
それ以外に、アルカリ金属水酸化物およびアルミニウムの他に硝酸塩も含有する排水管洗浄剤が公知である。そのような排水管洗浄剤の一例は、Johnson Wax GmbH社のDrano(R)Rohrfreiである。
【0009】
しかしながら、硝酸塩はこの管洗浄剤中で、酸化のためにひいてはアルミニウムと水の反応によって形成される爆発性の水素の回避のために使用される。該硝酸塩は本来の洗浄プロセスに対して効果がなく、かつ生物により生み出された妨げとなるにおいの抑制に役立たない。
【0010】
排水を導く領域において生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制するための、大規模工業の解決手段に匹敵しうる硝酸塩の使用は、小規模適用(Kleinstanwendungen)のために、例えば家庭、ビル洗浄(Gebaeudereinigung)およびビル管理(Gebaeudemanagement)においてこれまで提供されていない。
【0011】
従って、本発明の課題は、衛生領域において、殊に排水管、排水口、排水トラップ、汲み上げ装置および/または排水を導く領域において生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制し、かつ問題なく小規模適用において、例えば家庭、ビル洗浄およびビル管理において使用されうる方法を準備することである。
【0012】
本発明により、意想外にもこの問題は、独立請求項の特徴部によって解決される。有利な実施態様は、従属請求項において見出される。殊に課題は、生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制するための硝酸塩含有混合物の本発明による使用によって解決される。
【0013】
本発明による使用において、その際、硝酸塩および/またはその水溶液は市販の家庭洗浄剤中に添加剤として添加される。
【0014】
さらなる本発明による使用において、酸性反応を呈する硝酸塩、例えば硝酸アルミニウム、アルミニウムニトレートスルフェートおよび/または硝酸鉄、および/またはそれらの水溶液が、通常、洗浄剤中で使用される酸成分、例えばクエン酸または酢酸の代わりに用いられうる。
【0015】
洗浄剤を規則正しく使用しかつ該洗浄剤に排水口および排水管における排水を流し出すことによって、生物膜に常に十分な量の硝酸塩が提供されえ、その結果、においを形成するプロセスが抑制される。
【0016】
さらなる本発明による使用において、硝酸塩またはその水溶液はまた、排水口へのわずかな、しかし規則正しい供給において予防的ににおい形成を防止しうる。生物分散剤(Biodispergatoren)、例えばオレンジテルペンとの混合により、同時に管壁での生物膜増殖の回避につながる。特殊な細菌培養との混合により生物膜が影響を受け、それによって硝酸塩還元細菌が生物膜内により素早く定着しうる。
【0017】
本発明により、記載された全ての本発明による使用のために、Sachtleben Chemie GmbHからNICASALの商標で販売されるポリアルミニウムニトレートスルフェート(Polyaluminiumnitratsulfat)が硝酸塩含有混合物として使用されうる。このポリアルミニウムニトレートスルフェートは、その開示内容の全体がこの明細書の部分を形成する、EP−A−1108679もしくはEP−B−1108679の中で開示されており、かつアルミニウム(Al3+)5.0〜5.6質量%、硫酸塩2.4〜3.2質量%および硝酸塩14.5〜25.6質量%を含有する。ポリアルミニウムニトレートスルフェートは、添加剤として市販の洗浄剤に添加されうるのと同様、酸成分、例えばクエン酸または酢酸の代わりとしても用いられえ、生物により生み出された妨げとなるにおいの抑制のためにも直接使用されうる。
【0018】
本発明の対象は、個別的に以下のものである:
−生物由来の硫酸塩還元の抑制により、衛生領域において、殊に排水管、排水口、排水トラップ、汲み上げ装置において/または排水を導く領域において、生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制するための硝酸塩の使用;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩は金属硝酸塩である;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、金属硝酸塩は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、鉄の硝酸塩またはこれらの硝酸塩の混合物である;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩は添加剤として、洗浄剤、有利には市販の洗浄剤に添加される;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩、有利には酸性反応を呈する金属硝酸塩、とりわけ有利には硝酸アルミニウム、アルミニウムニトレートスルフェート、硝酸鉄またはこれらからの混合物が、有機酸、有利にはクエン酸および/または酢酸、および/またはそれらの塩の代わりに、洗浄剤、有利には市販の洗浄剤中で使用される;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩は水溶液の形で使用される;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、水溶液中の硝酸塩−イオンの濃度が0.5〜50、有利には5〜40、とりわけ有利には10〜35質量%である;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、洗浄剤70〜90質量%が硝酸アルミニウム水溶液10〜30質量%と混合される;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸アルミニウム溶液が、Al3+2〜6質量%およびNO20〜40質量%、有利には25〜35質量%を含有する;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、洗浄剤70〜90質量%がアルミニウムニトレートスルフェート水溶液10〜30質量%と混合される;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、アルミニウムニトレートスルフェート溶液が、Al3+4〜7質量%、NO12〜24質量%およびSO2−2〜3.5質量%を含有する;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩含有溶液が、少なくとも1つの生物分散剤、有利にはオレンジテルペン0.01〜5、有利には0.1〜5、とりわけ有利には0.5〜2質量%を含有する;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩含有溶液の混合物が、少なくとも1つの生物分散剤、有利にはオレンジテルペン0.01〜5、有利には0.1〜5、とりわけ有利には0.5〜2質量%を含有する;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩含有溶液が、有害物質を分解する細菌からの水性懸濁液0.01〜5、有利には0.05〜2、とりわけ有利には0.1〜1質量%を含有する;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩含有溶液の混合物が、有害物質を分解する細菌からの水性懸濁液0.01〜5、有利には0.05〜2、とりわけ有利には0.1〜1質量%を含有する;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、これらがそれ自体、水溶液の形でおよび/または洗浄剤との混合物において直接、排水口、排水トラップ、汲み上げ装置および排水に供給される;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩の水溶液またはこれらの溶液と洗浄剤との混合物の供給濃度が、家庭での適用において、4週間ごとに5ml〜1日当たり25ml、有利には1週間当たり5ml〜1日当たり10ml、とりわけ有利には1週間当たり10ml〜1日当たり10mlである;
−硝酸塩の本発明による使用であって、その際、硝酸塩、その溶液および/または洗浄剤との相応する混合物が、におい回避のために予防的に使用される。
【0019】
本発明は、後の実施例によってさらに詳しく説明されるが、ただし、これによって限定されない:
例1a
クエン酸5.5質量、香料0.3質量%、脂肪アルコールポリグリコールエーテル0.5質量%、アルキルポリグルコシド0.6質量%、エトキシアルコール0.5質量%およびカリウムトリポリリン酸塩0.23質量%および水92.37質量%からなる市販の浴室洗浄剤。
【0020】
例1b
例1aに従う市販の浴室洗浄剤80質量%を、Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%からなるアルミニウムニトレートスルフェート水溶液20質量%と混合する。生成物は安定しており、かつ例1aに匹敵する洗浄能力を示す。
【0021】
例1c
クエン酸および水を、Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%からなるアルミニウムニトレートスルフェート水溶液で代用する、例1aに従う市販の浴室洗浄剤をベースとする混合物。
組成物は:香料0.3質量%、脂肪アルコールポリグリコールエーテル0.5質量%、アルコールポリグルコシド0.6質量%、エトキシアルコール0.5質量%、カリウムポリリン酸塩0.23質量%、Al3+5.24質量%、NO15.7質量%およびSO2−2.7質量%および水74.23質量%を含有する。生成物は安定しており、かつ例1aに匹敵する洗浄能力を示す。
【0022】
例2a
クエン酸5.5質量%、アルキルスルホン酸ナトリウム(60%)、香料0.3質量%、着色料0.002質量%、キサンタン0.6質量%および水92.6質量%からなる市販のWC−洗浄剤。
【0023】
例2b
例2aに従う市販のWC−洗浄剤を、Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%からなるアルミニウムニトレートスルフェート水溶液20質量%と混合する。生成物は安定しており、かつ例2aに匹敵する洗浄能力を示す。
【0024】
例2c
水46.3質量%を、Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%からなるアルミニウムニトレートスルフェート水溶液で代用する、例2aに従う市販の浴室洗浄剤をベースとする混合物。組成:アルキルスルホン酸ナトリウム1.0質量(60%)、香料0.3質量%、着色剤0.002質量%、キサンタン0.6質量%、Al3+2.87質量%、NO8.6質量%およびSO2−1.5質量%および水85.128質量%。生成物は安定しており、かつ例2aに匹敵する洗浄能力を示す。
【0025】
例3a
Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%からなるEP−A−1108679に従う生成物。
【0026】
例3b
Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%およびオレンジテルペン1質量%からなるEP−A−1108679に従う生成物。
【0027】
例3c
Al3+5.35質量%、NO16.0質量%およびSO2−2.8質量%および種々の細菌培養からの水性混合物0.3質量%からなるEP−A−1108679に従う生成物。
【0028】
例3d
例3a、3bおよび3cに従う生成物5mlを、4週間ごとに流し台セットの排水口に添加する。煩わしいにおいを、供給の期間にわたって防止した。供給を取りやめた後、6〜8週間後に再びにおいが発生する。
【0029】
例3e
例3a、3bおよび3cに従う生成物5mlを、1週間ごとに、洗濯機が接続されている家庭用汲み上げ装置に添加した。妨げとなるにおいを、供給の時間にわたって防止した。供給を取りやめた後、2週間後に再びにおいが発生する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生領域において、殊に排水管、排水口、排水トラップ、汲み上げ装置において、および/または排水を導く領域において、生物により生み出された妨げとなるにおいを抑制するための硝酸塩の使用。
【請求項2】
硝酸塩が金属硝酸塩であることを特徴とする、請求項1記載の使用。
【請求項3】
金属硝酸塩が、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、鉄の硝酸塩またはこれらの硝酸塩からの混合物であることを特徴とする、請求項1または2記載の使用。
【請求項4】
硝酸塩が添加剤として、洗浄剤、有利には市販の洗浄剤に添加されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の使用。
【請求項5】
硝酸塩、有利には酸性反応を呈する金属硝酸塩、とりわけ有利には硝酸アルミニウム、アルミニウムニトレートスルフェート、硝酸鉄またはこれらからの混合物が、有機酸、有利にはクエン酸および/または酢酸、および/またはその塩の代わりに洗浄剤中で使用されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の使用。
【請求項6】
硝酸塩が水溶液の形で使用されることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の使用。
【請求項7】
硝酸塩−イオンの濃度が0.5〜50、有利には5〜40、とりわけ有利には10〜35質量%であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の使用。
【請求項8】
洗浄剤70〜90質量%が、硝酸アルミニウム水溶液10〜30質量%と混合されることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の使用。
【請求項9】
硝酸アルミニウム溶液が、Al3+2〜6質量%およびNO20〜40、有利には25〜35質量%を含有することを特徴とする、請求項8記載の使用。
【請求項10】
洗浄剤70〜90質量%が、アルミニウムニトレートスルフェート水溶液10〜30質量%と混合されることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の使用。
【請求項11】
アルミニウムニトレートスルフェート溶液が、Al3+4〜7質量%、NO12〜24質量%およびSO2−2〜3.5質量%を含有することを特徴とする、請求項10記載の使用。
【請求項12】
硝酸塩含有溶液が、オレンジテルペン0.01〜5、有利には0.1〜5、とりわけ有利には0.5〜2質量%を含有することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の使用。
【請求項13】
硝酸塩含有溶液の混合物が、オレンジテルペン0.01〜5、有利には0.1〜5、とりわけ有利には0.5〜2質量%を含有することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の使用。
【請求項14】
硝酸塩含有溶液が、有害物質を分解する細菌からの水性懸濁液0.01〜5、有利には0.05〜2、とりわけ有利には0.1〜1質量%を含有することを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の硝酸塩の使用。
【請求項15】
硝酸塩含有溶液の混合物が、有害物質を分解する細菌からの水性懸濁液0.01〜5、有利には0.05〜2、とりわけ有利には0.1〜1質量%を含有することを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の硝酸塩の使用。
【請求項16】
硝酸塩がそれ自体、水溶液の形でおよび/または洗浄剤との混合物の形で直接、排水口、排水トラップ、汲み上げ装置および排水に供給されることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項記載の使用。
【請求項17】
供給濃度が、家庭での適用において、4週間ごとに5ml〜1日当たり25ml、有利には1週間当たり5ml〜1日当たり10ml、とりわけ有利には1週間当たり10ml〜1日当たり10mlであることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載の使用。
【請求項18】
硝酸塩、その溶液および/または洗浄剤との相応する混合物が、におい回避のために予防的に使用されることを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項記載の硝酸塩の使用。

【公表番号】特表2009−525859(P2009−525859A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553729(P2008−553729)
【出願日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際出願番号】PCT/EP2007/050970
【国際公開番号】WO2007/090782
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(501082864)ザッハトレーベン ヒェミー ゲゼルシヤフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (16)
【氏名又は名称原語表記】Sachtleben Chemie GmbH
【住所又は居所原語表記】Dr.−Rudolf−Sachtleben−Strasse 4, 47198 Duisburg, Germany
【Fターム(参考)】