説明

学習方式、学習システム、学習方法、および学習プログラム

【課題】なかなか学習を実施するきっかけをつかめない人達に学習意欲を思い出させ、学習意欲を高めることにある。
【解決手段】端末ソフト制御部100は、電話着信またはメール受信が行われた際に、学習情報格納部121に格納した英単語などの学習に関する情報を、表示・再生部130に音響による再生または画面表示させる。また、端末ソフト制御部100は、通話またはメール閲覧終了後に再度学習情報を、表示再生部130に音響再生または画面表示させて、利用者から回答入力を受け付ける。また、利用者が回答を入力した際に、端末ソフト制御部100は、その回答結果の正誤判定結果を、表示・再生部130を介して画面に表示すると共に、入出力部120を介して学習情報格納部121に学習履歴を保存する。また、端末ソフト制御部100は、一定数分の学習問題を終了した時点で、全学習結果の集計を行い、表示再生部130を介して画面に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習方式、学習システム、学習方法、および学習プログラムに関し、特に、端末を使った学習方式、学習システム、学習方法、および学習プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯端末を使った第1の学習システムとしては、例えば、特開2002−359701号公報に開示されている。この特開2002−359701号公報による第1の学習システムは、学習ファイル受信部、情報記憶手段、所定時間に呼び出しを行う呼び出し手段と、学習ファイルを再生する再生手段と、所定の時間を設定する設定手段とから構成されている。すなわち、第1の学習システムは、サーバから配信される音声ファイルを受信して、情報記憶手段に受信した音声ファイルを格納する。また、あらかじめ所定時刻に呼び出しを行う設定を行う。予め設定された所定時刻になると、鳴音ないし振動等で呼び出しを行い、この呼び出しに応答した場合に、音声ファイルによる音声で再生して学習を行う。
【0003】
また、携帯端末を使った第2の学習システムとしては、例えば、特開2002−14608号公報に開示されている。この特開2002−14608号公報による第2の学習システムは、サービスを呼び出す手段、メニューを選択する手段、ネット語学学習システムへ送信する手段とから構成されている。更に、第2の学習システムは、会員から指示を受信する手段、教材DBからコンテンツを取り出す手段、会員編集DBから会員が登録したコンテンツを取り出す手段、端末へダウンロードする手段、会員からの文章などを自動翻訳する手段とから構成されている。すなわち、会員が学習システムサービスを呼び出し利用サービスメニューから所望のメニューを選択すると、学習システムは、会員からの指示により、教材コンテンツや会員が登録したコンテンツを取り出し会員の端末へダウンロードする。さらに、学習システムは、会員が送信した文章や単語などを自動翻訳し、その結果を会員へダウンロードする。
【0004】
また、携帯端末を使った第3の学習システムとしては、例えば、特開2001−305942に開示されている。この特開2001−305942による第3の学習システムは、携帯端末器1と、通信ネットワーク、管理サーバを備え、情報や指示を双方向で通信できる通信手段、学習プログラム、電子メール送受信手段、サーバ情報表示部から構成されている。すなわち、このような構成において、学習センターに設置された管理サーバが生徒である利用者の携帯端末に電子メールにより学習問題を送信する。電子メールを受信した利用者は、携帯端末から管理サーバにアクセスして応答あるいは返信することによって、その学習効果を高める。
【0005】
【特許文献1】特開2002−359701号公報
【特許文献2】特開2002−14608号公報
【特許文献3】特開2001−305942号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の従来の第1の学習システムは、あらかじめ設定した時間における呼び出しにより音声を再生して学習を行うようにしている。そのため、第1の学習システムでは、音声だけを対象にしている上、利用者があらかじめ設定した時間にしか呼び出しが行われないという問題点がある。すなわち、第1の学習システムでは、設定した時間に必ずしも対応できるとは限らず、結局は自らの意思で開始しなければならず、「忙しかったり」「ものぐさで後回しにしたり」と実際に継続して学習することが難しいという問題点がある。
【0007】
また、上記の従来の第2の学習システムは、教育コンテンツをネット語学学習システムからダウンロードするようにしている。そのため、第2の学習システムでは、ダウンロードした教育コンテンツの表示等の操作を自ら開始しない限り、学習することが出来ないという問題点がある。すなわち、第2の学習システムでは、教育コンテンツをダウンロードするだけで、結局は自らの意思で開始しなければならず、「忙しかったり」「ものぐさで後回しにしたり」と実際に継続して学習することが難しいという問題点がある。
【0008】
また、上記の従来の第3の学習システムは、プッシュ型で学習情報を電子メールにより送付するようにしている。そのため、第3の学習システムでは、必ずしも利用者が携帯電話を持っている状況とは限らないため、送付されたメールが随時溜まってしまい、利用者のやる気が低下したり、忘れて放置されてしまったりする可能性があるという問題点がある。また、第3の学習システムでは、利用者が携帯端末を使用出来る状況でない時に1回の電子メールによる問題を受信したとしても、押し付け感があり、学習意欲が高まらないことになり、学習を中断してしまう傾向があるという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、なかなか学習を実施するきっかけをつかめない人達に学習意欲を思い出させ、学習意欲を高めることが可能な学習方式、学習システム、学習方法、および学習プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の第1の学習方式は、学習に関する情報を画面に表示する学習方式であって、電話着信または/およびメール受信が行われた際に自端末内に格納されている前記学習に関する情報を画面に表示する第1の表示手段を有することを特徴としている。
【0011】
また、本発明の第2の学習方式は、学習に関する情報を画面に表示する学習方式であって、通話または/およびメール閲覧終了後に自端末内に格納されている学習に関する情報を画面に表示する表示手段を有することを特徴としている。
【0012】
更に、上記の第1の学習方式において、通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を画面に表示する第2の表示手段を有することを特徴としている。
【0013】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、電話着信または/およびメール受信が行われた際に前記学習に関する情報を音声に再生する第1の再生手段を有することを特徴としている。
【0014】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を音声に再生する第2の再生手段を有することを特徴としている。
【0015】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、前記学習に関する情報を画面表示または/および音声再生後に、操作部から入力された回答を受け付ける受付手段を有することを特徴としている。
【0016】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、前記入力された回答と自端末内に保存されている正解データとを比較することで正誤判定を行いその正誤判定結果を自端末内に保存すると共に画面に表示する結果表示手段を有することを特徴としている。
【0017】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、1シリーズ分としてあらかじめ定めた回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の前記正誤判定結果の集計を行いその1シリーズ分集計した結果を画面に表示する集計表示手段を有することを特徴としている。
【0018】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、前記回数分問題の回答が行われた時に次のシリーズの学習を受講するかどうかを確認する画面を表示する受講確認手段を有することを特徴としている。
【0019】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、前記回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の回答を学習履歴情報としてサーバ装置に送信する送信手段を有することを特徴としている。
【0020】
更に、上記の第1または第2の学習方式において、認証情報を付加して新しい1シリーズ分の前記学習に関する情報の取得要求をサーバ装置に対して行う要求手段と、前記取得要求により前記サーバ装置から前記1シリーズ分の学習に関する情報を取得すると自端末内に保存する保存手段と、を有することを特徴としている。
【0021】
また、本発明の第3の学習方式は、学習に関する情報を端末にダウンロードする学習方式であって、端末からの前記学習に関する情報の要求を受信すると、認証情報を基に1シリーズ分の学習に関する情報を抽出して要求のあった前記端末にダウンロードするダウンロード手段を有することを特徴としている。
【0022】
更に、上記の第3の学習方式において、前記1シリーズ分の学習に関する情報を前記端末にダウンロードした後に、一定の時間ごとに各学習の履修の登録者の進捗状況を確認する確認手段と、前記進捗状況の確認の結果、前記進捗状況の悪い登録者に対して催促メールによる通知を行う通知手段と、を有することを特徴としている。
【0023】
また、本発明の学習システムは、端末がネットワークを介してサーバ装置から学習に関する情報を取得する学習システムであって、前記端末は、上記の第1または第2の学習方式を有し、前記サーバ装置は、上記の第3の学習方式を有することを特徴としている。
【0024】
また、本発明の第1の学習方法は、学習に関する情報を画面に表示する学習方法であって、電話着信または/およびメール受信が行われた際に自端末内に格納されている前記学習に関する情報を画面に表示するステップを含むことを特徴としている。
【0025】
また、第2の学習方法は、学習に関する情報を画面に表示する学習方法であって、通話または/およびメール閲覧終了後に自端末内に格納されている学習に関する情報を画面に表示するステップを含むことを特徴としている。
【0026】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を画面に表示するステップを含むことを特徴としている。
【0027】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、電話着信または/およびメール受信が行われた際に前記学習に関する情報を音声に再生するステップを含むことを特徴としている。
【0028】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を音声に再生するステップを含むことを特徴としている。
【0029】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、前記学習に関する情報を画面表示または/および音声再生後に、操作部から入力された回答を受け付けるステップを含むことを特徴としている。
【0030】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、前記入力された回答と自端末内に保存されている正解データとを比較することで正誤判定を行いその正誤判定結果を自端末内に保存すると共に画面に表示するステップを含むことを特徴としている。
【0031】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、1シリーズ分としてあらかじめ定めた回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の前記正誤判定結果の集計を行いその1シリーズ分集計した結果を画面に表示するステップを含むことを特徴としている。
【0032】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、前記回数分問題の回答が行われた時に次のシリーズの学習を受講するかどうかを確認する画面を表示するステップを含むことを特徴としている。
【0033】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、前記回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の回答を学習履歴情報としてサーバ装置に送信するステップを含むことを特徴としている。
【0034】
更に、上記の第1または第2の学習方法において、認証情報を付加して新しい1シリーズ分の前記学習に関する情報の取得要求をサーバ装置に対して行うステップと、前記取得要求により前記サーバ装置から前記1シリーズ分の学習に関する情報を取得すると自端末内に保存するステップと、を含むことを特徴としている。
【0035】
また、本発明の第3の学習方法は、学習に関する情報を端末にダウンロードする学習方法であって、端末からの前記学習に関する情報の要求を受信すると、認証情報を基に1シリーズ分の学習に関する情報を抽出して要求のあった前記端末にダウンロードするステップを含むことを特徴としている。
【0036】
更に、上記の第3の学習方法において、前記1シリーズ分の学習に関する情報を前記端末にダウンロードした後に、一定の時間ごとに各学習の履修の登録者の進捗状況を確認するステップと、前記進捗状況の確認の結果、前記進捗状況の悪い登録者に対して催促メールによる通知を行うステップと、を含むことを特徴としている。
【0037】
また、本発明の第4の学習方法は、端末がネットワークを介してサーバ装置から学習に関する情報を取得する学習方法であって、前記端末は、上記の第1または第2の学習方法を含み、前記サーバ装置は、上記の第3の学習方法を含むことを特徴としている。
【0038】
また、本発明の第1の学習プログラムは、学習に関する情報の表示を行う処理をコンピュータに実行させる学習プログラムであって、上記の第1または第2の学習方法を含む処理をコンピュータに実行させる。
【0039】
また、本発明の第2の学習プログラムは、学習に関する情報をダウンロードする処理をコンピュータに実行させる学習プログラムであって、上記の第3の学習方法を含む処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0040】
上記に説明したように、本発明は、電話着信または/およびメール受信が行われた際に自端末内に格納されている学習に関する情報を画面に表示するようにしている。そのため、本発明は、学習意欲はあっても、なかなか実施するきっかけをつかめない人達に、手操作により学習に関する情報を表示することなく、事前に問題を表示することができ、学習意欲を思い出させることができるという効果がある。更に、本発明は、通話中・メール閲覧中に問題のイメージを頭に描かせるという効果がある。
【0041】
また、本発明は、通話または/およびメール閲覧終了後に学習に関する情報を画面に表示するようにしている。そのため、本発明は、通話・メール閲覧等の通常行う通信操作が終わってまだ携帯電話の画面をみている時に、自らの意志で開始する必要はなく、無理なく学習出来る機会を創出することができるという効果がある。更に、本発明は、手操作により学習に関する情報を表示することなく、事前に問題を見ているため問題回答に対する意識も高くなり問題回答率も高くなるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0043】
先ず、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0044】
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成を示す構成図である。このシステムは、複数の端末装置10と、サーバ装置20と、無線通信網30とから構成される。
【0045】
端末装置10は、携帯電話、PHS、PDA、モバイル端末等の携帯のできる情報処理装置(コンピュータ)である。端末装置10は、端末ソフト制御部100と、端末通信部110と、入出力部120と、表示再生部130と、キー入力部140と、学習情報格納部121と、プログラム格納部122とから構成される。
【0046】
サーバ装置20は、ワークステーション、サーバ装置、パソコン等の情報処理装置(コンピュータ)である。サーバ装置20は、サーバソフト制御部200と、サーバ入出力部210と、サーバ通信部220と、登録情報格納部211と、学習マスター情報格納部212と、プログラム格納部213とから構成される。
【0047】
学習情報格納部121は、図示していない不揮発性の記憶部(例えば、フラッシュメモリ)内に割り当てられている。学習情報格納部121は、利用者のための学習情報を格納するデータベースであり、図2に学習情報格納部121の一例を示す。図2を参照すると、学習情報格納部121に格納される学習情報は、学習情報番号1210と、学習問題1211と、正解データ1212と、回答結果1213と、正誤判定結果1214と、音声ファイル1215との6項目で構成されている。なお、学習情報格納部121のエリアを割り当てている不揮発性の記憶部は、持ち運びができ、端末装置10のコネクタに挿入して利用するものであっても良いし、ケーブルで接続して利用するものであっても良い。従って、コネクタに挿入またはケーブルで接続して利用する不揮発性の記憶部も、本発明では、端末装置10内に存在し、更に、学習情報格納部121に格納されている学習情報は、端末装置10内に格納されているものと定義する。
【0048】
また、学習情報格納部121内の学習問題1211と、正解データ1212と、音声ファイル1215とは、サーバ装置20からダウンロードされた1シリーズ分の学習情報である。学習情報番号1210、回答結果1213、および正誤判定結果1214の各欄は、端末ソフト制御部100がダウンロードした学習情報を格納するときに、作成される。この場合の学習情報番号1210には、学習問題1211ごとに頭からシーケンス番号が付加される。なお、学習情報番号は、サーバ装置20からダウンロードされる学習情報に含まれていても良い。
【0049】
プログラム格納部122は、図示していない不揮発性の記憶部(例えば、フラッシュメモリ)内に割り当てられており、このプログラム格納部122には、学習プログラムを含む各種プログラムが格納されている。なお、学習プログラムは、図示していない媒体装置(学習プログラムを書き込んだCD−R/W、DVD−R/W、DVD+R/W、DVD−RAM等の媒体の読み出しのできる装置、USBメモリ等の装置等)からプログラム格納部122にインストールしても良い。また、学習プログラムは、サーバ装置、パソコン等の外部装置から端末装置10にダウンロードし、プログラム格納部122にインストールしても良い。
【0050】
端末ソフト制御部100は、図示していないCPU(Central Processing Unit)がプログラム格納部122に格納されている学習プログラムを含む各種プログラムを実行することによりプログラム制御で動作する。端末ソフト制御部100は、このプログラム制御により、端末装置10に含まれる各部を制御する。また、端末ソフト制御部100は、学習情報格納部121内の回答結果と正解データとの比較を行うことにより、正誤判定を行う。端末ソフト制御部100は、自端末への電話着信、またはメール受信のイベントや通話終了、またはメール閲覧終了のイベントを取得する。さらに、端末ソフト制御部100は、学習問題が1シリーズ分終了した時点で、学習情報格納部121内の1シリーズ分の正誤判定結果の集計を行う。
【0051】
端末通信部110は、無線通信網30と接続する図示していないインタフェース回路を有しており、端末制御部100と同じCPUにより、端末制御部100の制御の下で、プログラム制御で動作する。この場合のインタフェース回路は、無線により無線通信網30とのデータのやり取りを行い、無線網30からの受信の場合には無線からデジタルに、無線網30への送信の場合にはデジタルから無線に変換を行う。端末通信部110は、端末ソフト制御部100の制御の下で、インタフェース回路を介してサーバ装置20とのデータのやり取りを行うことにより、サーバ装置20から学習情報を取得する。
【0052】
入出力部120は、端末ソフト制御部100と同じCPUにより、端末ソフト制御部100の制御の下で、プログラム制御で動作する。入出力部120は、端末通信部110にて受信した学習情報を、端末ソフト制御部100の下で、学習情報格納部121に書き込みを行う。また、入出力部120は、端末ソフト制御部100が受け付けた回答結果を学習情報格納部121に書き込むと同時に、端末ソフト制御部100による回答結果と正解データとの正誤判定結果についても学習情報格納部121内に書き込む。さらに、入出力部120は、端末ソフト制御部100の指示により、学習問題が1シリーズ分終了した際、その時点での集計のため学習情報格納部121内の回答結果と正誤判定結果とを取得し、端末ソフト制御部100に渡す。
【0053】
表示再生部130は、図示していないディスプレイ(例えば、液晶のLCD)と音響再生回路とスピーカとを有しており、端末ソフト制御部100と同じCPUにより、端末ソフト制御部100の制御の下で、プログラム制御で動作する。この場合の音声再生回路は、表示再生部130の制御の下で端末ソフト制御部100から受け取った音声ファイル内の音声データをアナログに変換し、音声をスピーカに出力する。表示再生部130は、端末ソフト制御部100の制御の下で、端末自身が着信時、受信時、通話終了時、または/およびメール閲覧終了時に、学習情報格納部121から取得した学習情報を音響による再生または/およびディスプレイの画面に表示を行う。なお、この時の学習情報の問題形式は、一例として複数個から1つを選ぶ選択形式とする。また、表示再生部130は、端末ソフト制御部100が正誤判定した判定結果や、1シリーズ終了後に集計を行った集計結果についてもディスプレイの画面に表示を行う。
【0054】
キー入力部140は、図示していない操作部を有しており、端末ソフト制御部100と同じCPUにより、端末ソフト制御部100の制御の下で、プログラム制御で動作する。この場合の操作部は、テンキーのボタン、制御ボタン等を含んでいる。これらボタンまたは表示再生部130のディスプレイに表示されたボタンが押下または選択されると、キー入力部140は、押下または選択されたボタンの識別ができるようにコード化して、端末ソフト制御部100に渡す。キー入力部140は、利用者が操作部からの入力操作により、画面に表示された複数個の回答候補から選んだ1つ回答を、受け付け、その回答結果を端末ソフト制御部100に通知する。
【0055】
登録情報格納部211は、図示していない不揮発性の記憶媒体装置部(例えば、磁気ディスク装置)内に割り当てられている。登録情報格納部211は、利用者の学習登録情報が格納されているデータベースであり、図3に登録情報格納部211の一例を示す。図3を参照すると、登録情報格納部211は、利用者登録番号2110と、端末ID2111と、登録コース2112と、登録シリーズ2113との4項目で構成されている。
【0056】
学習マスター格納部212は、図示していない不揮発性の記憶媒体装置(例えば、磁気ディスク装置)内に割り当てられている。学習マスター格納部212は、全学習マスターデータが格納されているデータベースであり、図4に学習マスター格納部212の一例を示す。図4を参照すると、学習マスター格納部212は、学習マスター番号2120と、コース番号2121と、シリーズ番号2122と、学習問題2123と、正解データ2124と、音声ファイル2125との5項目で構成されている。なお、学習問題2123には、英単語、英語文、歴史などの学習に関する情報であり、問題と、複数の回答が含まれている。正解データ2124には、学習問題2123内の複数の回答の中で正解となる1つが含まれている。また、音声ファイルは、音声となるデータが入っており、例えば、問題の質問に対する回答例(例えば、英語の発音)、問題のアナウンス、バックミュージック等に利用される。
【0057】
プログラム格納部213は、図示していない不揮発性の記憶部(例えば、フラッシュメモリ)内に割り当てられており、このプログラム格納部213には、学習プログラムを含む各種プログラムが格納されている。なお、学習プログラムは、図示していない媒体装置(学習プログラムを書き込んだCD−R/W、DVD−R/W、DVD+R/W、DVD−RAM等の媒体の読み出しのできる装置、USBメモリ等の装置等)からプログラム格納部213にインストールしても良い。また、学習プログラムは、他のサーバ装置、パソコン等の外部装置からサーバ装置20にダウンロードし、プログラム格納部213にインストールしても良い。
【0058】
サーバソフト制御部200は、図示していないCPUがプログラム格納部122に格納されている学習プログラムを含む各種プログラムを実行することによりプログラム制御により動作する。サーバソフト制御部200は、このプログラム制御により、サーバ装置20に含まれる各部を制御する。
【0059】
サーバ入出力部210は、サーバソフト制御部200と同じCPUにより、サーバソフト制御部200の下で、プログラム制御で動作する。サーバ入出力部210は、サーバソフト制御部200の下で、サーバ通信部220が取得した学習情報取得要求および端末IDをもとに登録情報格納部211内の利用者確認ならびに学習登録情報を取得する。ここで、学習登録情報とは、図3における登録コース2112およびシリーズ番号2113のことを示す。また、サーバ入出力部210は、サーバソフト制御部200の下で、取得した学習登録情報と共に、学習マスター格納部212内の学習情報を1シリーズ取得する。ここで、学習情報とは、図4における学習問題2123と正解データ2124と音声ファイル2125の1シリーズ分ことである。なお、ここでいう1シリーズとは、例えば、10問の問題を1セットとした場合のことを示す。
【0060】
サーバ通信部220は、無線通信網30と接続する図示していないインタフェース回路を有しており、サーバソフト制御部200と同じCPUにより、サーバソフト制御部200の制御の下で、プログラム制御で動作する。この場合のインタフェース回路は、無線により無線通信網30とのデータのやり取りを行い、無線網30からの受信の場合には無線からデジタルに、無線網30への送信の場合にはデジタルから無線に変換する。サーバ通信部220は、サーバソフトソフト制御部200の制御の下で、インタフェース回路を介して端末装置10とのデータのやり取りを行うことにより、端末装置10から学習情報取得要求および端末IDを受信する。またサーバ通信部220は、学習マスター格納部212から取得した1シリーズ分の学習情報(学習問題2123、正解データ2124、音声ファイル)を端末装置10へ送信する。
【0061】
なお、上記の構成の説明では、無線通信網30にサーバ装置20を接続するようにしたが、無線通信網30、とインターネット(またはLAN)を中継を行う接続装置を設け、そのインターネット(またはLAN)に接続するようにしてもよい。この場合、サーバ通信部220は、イーサネット(登録商標)仕様のプロトコルによりデータのやり取りを行うインタフェース回路を有することになる。
【0062】
次に、本発明の第1の実施の形態において、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
【0063】
図1のシステム構成図、図2〜図4のデータベースの構成概略図、図5〜8のフローチャート、および図9、10の画面表示例を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、図5のフローチャートは、端末装置10およびサーバ装置20がそれぞれの学習プログラムを実行した場合の動作を示す。また、図6〜図8のフローチャートは、端末装置10がメール受信または電話着信のイベント取得時に学習プログラムを実行した場合の動作を示す。
【0064】
まず図5を参照して、利用者が学習情報をサーバ装置20から端末装置10にダウンロードする場合の端末装置10およびサーバ装置20の動作について説明する。
【0065】
今、利用者がキー入力部140の操作部からのキー入力により、端末ソフト制御部100が端末通信部110を介してサーバ装置20にアクセスすると、端末装置10とサーバ装置20との間で通信パスが張られる。すると、サーバ装置20にアクセスする端末ソフト制御部100は、初回起動かどうかを確認(図5のステップA1)し、初回起動の場合には学習情報要求および端末IDを送信する準備を行う。更に、端末ソフト制御部100は、端末通信部110を介してサーバ装置20に対して学習情報取得要求を行うと共に、端末IDの送信を行う(ステップA3)。この場合の端末IDは、図示していない不揮発性の記憶部(例えば、フラッシュメモリ)に予め格納されており、端末ソフト制御部100は、入出力部120を介してこの端末IDを読み出す。この後、端末ソフト制御部100は、サーバ装置20からの学習情報の受信待ちとなる。
【0066】
一方、ステップA1において、初回起動でないと認識した場合、端末ソフト制御部100は、入出力部120を介して学習情報格納部121内に登録されている問題に対して全て正誤判定結果1214に判定結果が出力されているかどうかを検索する。すなわち、端末ソフト制御部100は、1シリーズ分の学習情報の問題に対して全て回答されているかどうかを確認する(ステップA2)。
【0067】
ステップA2において、学習情報の問題を1シリーズ分全て回答済みと判断した場合、端末ソフト制御部100は、端末通信部110を介してサーバ装置20に対して学習情報取得要求を行うと共に、端末IDの送信を行う(ステップA3)。この後、端末ソフト制御部100は、サーバ装置20からの学習情報の受信待ちとなる。
【0068】
一方、サーバ装置20のサーバソフト制御部200は、端末装置10から送られてきた学習情報取得要求および端末IDを、サーバ通信部220を介して受け取り(ステップA4)、利用者の登録情報の確認を、サーバ入出力210を介して行う(ステップA5)。この場合、サーバ入出力部210は、サーバソフト制御部200が取得した端末IDを使って登録情報格納部211内の端末ID2111を検索することにより、その端末IDが登録されているかの確認を行う。すなわち、サーバ入出力部210は、前記取得した端末IDを基に登録情報格納部211内の端末ID2111を検索し、検索した結果をサーバソフト制御部200に通知する。
【0069】
検索の結果、端末IDが存在した場合、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210に対して、登録情報格納部211から検索した端末ID2111と同一レコードの学習登録情報を読み出させることにより、学習登録情報を取得する。この場合の登録情報とは、登録コース2112およびシリーズ番号2113のことである。更に、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210に対して、取得した学習登録情報を基に、学習マスター格納部212内から学習情報(学習問題2123と正解データ2124と音声ファイル2125)を読み出させ、学習情報を取得する(ステップA6)。この場合、サーバ入出力部210は、取得した登録コース番号2112および登録シリーズ番号2113を基に学習マスター格納部212内の学習問題2123を特定し、学習問題2123と正解データ2124と音声ファイル2125とを1シリーズ分取得する。
【0070】
サーバソフト制御部200は、ステップA6により学習マスター格納部212から取得した学習情報(1シリーズ分の学習問題2213と正解2214と音声ファイル2125)を、サーバ通信部220を介して端末装置10に送付(送信)する(ステップA7)。この後、サーバソフト制御部200は、端末装置10からの学習情報取得要求の処理を終了し、待ち状態となる。
【0071】
一方、端末装置10の端末ソフト制御部100は、端末通信部110を介してサーバ装置20から学習情報を受信(ステップA8)すると、受信した学習情報を、端末入出力部120を介して学習情報格納部121に格納する(ステップA9)。この後、端末ソフト制御部100は、学習情報のダウンロード処理を終了し、待ち状態になる。
【0072】
次に図6のフローチャートを参照して、端末装置10が電話着信またはメール受信をした際に出題形式の学習情報を表示する動作を説明する。
【0073】
端末装置10の端末ソフト制御部100は、電話着信またはメール受信のイベントを取得した(図6のステップB1)際に、入出力部120を介して図2の学習情報格納部121内の学習問題1211と音声ファイル1215とを取得する(ステップB2)。
【0074】
次に端末ソフト制御部100は、取得した学習問題1211を、表示再生部130を介して画面に表示すると共に、取得した音声ファイル1215を表示再生部130に実行させることにより再生した音響をスピーカに出力する(ステップB3)。なお、この場合の表示再生部130が画面に表示する一例を図9の(1)(2)に示す。
【0075】
ステップB3において、音声ファイル1215が存在しない場合には、端末ソフト制御部100は、表示再生部130に対して音声ファイル1215による音声の再生処理を実行させない。また、ユーザが音声再生を求めない場合(あらかじめ、キー入力部140を介して音声再生を求めないモードに図示していない不揮発性のメモリ内に設定されている)には、端末ソフト制御部100は、表示再生部130に対して音声ファイル1215による音声の再生処理を実行させない。
【0076】
この後、利用者が通話またはメール閲覧のため、キー入力部140の操作部からキー入力した場合、端末ソフト制御部100は、通話またはメール閲覧の動作が発生したと認識する(ステップB4)。更に、端末ソフト制御部100は、表示再生部130を介して画面のクリアを一度行い、通常の通話またはメール閲覧画面が表示出来るようにする(ステップB5)。なお、この場合の表示再生部130が画面に表示する一例を図9の(3)(4)に示す。この後、端末ソフト制御部100は、利用者の通話またはメール閲覧の終了待ちとなる。
【0077】
次に図7のフローチャートを参照して、端末装置10が通話またはメール閲覧が終了した際に再度学習問題を表示する動作を説明する。
【0078】
端末ソフト制御部100は、通話終了またはメール閲覧終了イベントを取得(図7のステップC1)すると、入出力部120を介して図2に示す学習情報格納部121内の学習問題1211と音声ファイル1215とを取得する。更に、端末ソフト制御部100は、取得した学習問題1211を、表示再生部130を介して再度画面に表示すると共に、取得した音声ファイル1215を表示再生部130に実行させることにより再生した音響をスピーカに出力する(ステップC2)。更に、端末ソフト制御部100は、キー入力部140からのキー入力待ちとなる。なお、この場合の表示再生部130が画面に表示する一例を図9の(5)に示す。
【0079】
利用者が図9の(5)に示すように画面に表示された学習問題に対する回答をキー入力部140の操作部を使って選択すると、キー入力部140が取得(ステップC3)した入力キーを端末ソフト制御部100が受け取る。端末ソフト制御部100は、受け取った入力キーと、端末入出力部120を介して取得した図2の学習情報格納部121内の正解データ1212とを比較することで、正誤の判定を行う(ステップC4)。更に、端末ソフト制御部100は、端末入出力部120を介して前記端末ソフト制御部100が判定した正誤判定結果を学習情報格納部121内の該当する学習問題の正誤判定結果1214に格納する(ステップC5)。
【0080】
更に、端末ソフト制御部100は、表示再生部130に対して前記端末ソフト制御部100が判定した正誤判定結果を画面に表示させる。この場合の表示再生部130は、学習情報格納部121から端末入力手段120が取得した正解データ1212および回答結果1213に対する正誤判定結果1214を画面に表示する(ステップC6)。なお、この場合の表示再生部130が画面に表示する一例を図9の(6)に示す。
【0081】
以上のステップB1〜B5、ステップC1〜C6の処理を、端末ソフト制御部100は、学習情報の1シリーズ分の問題がすべて終了するまで繰り返す。
【0082】
次に図8のフローチャートを参照して、学習問題の1シリーズ分の問題回答を終了した際の正誤判定結果を端末装置10が集計・表示するまでの動作の流れを説明する。
【0083】
端末ソフト制御部100は、端末入出力部120を介して利用者の回答結果を学習情報格納部121内の正誤判定結果1214に書き込むたびに、1シリーズ分の問題残数をカウントし、正誤判定結果1214を画面に表示した後に、残数のチェックを行う。
【0084】
やがて、端末ソフト制御部100は、学習シリーズの最終問題を書き込み、問題残数が0となった事を認識(図8のステップD1)した場合、端末入出力部120を介して学習情報格納部121内の正誤判定結果1214を1シリーズ分読み出す(ステップD2)。端末ソフト制御部100は、読み出した1シリーズ分の正誤判定結果の集計を行い、その集計後に、表示再生部130を介して集計した結果を画面に表示する(ステップD3)。なお、この場合の表示再生部130が画面に表示する一例を図10の(1)に示す。
【0085】
また同時に、端末ソフト制御部100は、表示再生部130を介して次のシリーズの問題を受講するかどうかを確認する画面を表示し、キー入力部140からのキー入力待ちとなる(ステップD4,D5)。
【0086】
ステップD5において、利用者が次のシリーズをキー入力部140の操作部から継続するキーを入力した場合、端末ソフト制御部100は、キー入力部140から通知を受け、図5で説明したフローチャートに従い次のシリーズの学習情報の受信から動作を行う。
【0087】
ステップD4において、利用者が次のシリーズをキー入力部140の操作部から継続するキーを押さなかった場合、端末ソフト制御部100は、正誤判定結果集計処理を終了する。
【0088】
上記に説明したように、第1の実施の形態では、電話着信・メール着信のタイミングで学習情報格納部121に格納されている問題を装置10の画面に表示するようにしている。そのため、第1の実施の形態は、学習意欲はあっても、なかなか実施するきっかけをつかめない人達に、通話・メール閲覧等の一連の通信発生時に携帯電話の画面を見たタイミングを利用して、手操作で表示することなく、事前に問題を表示することができる。更に、第1の実施の形態は、学習意欲を思い出させると同時に、通話中・メール閲覧中に問題のイメージを頭に描かせることができる。更に、第1の実施の形態は、電子メールによる学習情報の配布でないため、送付された電子メールが随時溜まってしまうということもなく、利用者のやる気を低下したり、忘れて放置されてしまったりすることもない。
【0089】
また、第1の実施の形態では、通話・メール閲覧が終わった時点で学習情報格納部121に格納されている問題を再度装置10の画面に表示するようにしている。そのため、第1の実施の形態は、通話・メール閲覧等の通常行う通信操作が終わってまだ端末装置10の画面をみている時に、自らの意志で開始する必要はなく、無理なく学習出来る機会を創出することができる。更に、第1の実施の形態は、手操作による問題を表示することもなく、事前に問題を見ていることになり、問題回答に対する意識も高くなり問題回答率も高くなることが期待できる。更に、第1の実施の形態は、電子メールによる学習情報の配布でないため、送付された電子メールが随時溜まってしまうということもなく、利用者のやる気を低下したり、忘れて放置されてしまったりすることもない。
【0090】
また、第1の実施の形態では、利用者が端末装置10上で問題に答えるたびに回答結果を表示し、1シリーズ分(一定数分)の学習問題の回答が終了した時にそのシリーズ分の集計結果(採点結果)を画面に表示するようにしている。そのため、第1の実施の形態は、現在の学習能力が把握できるとともにさらなる学習意欲がますことが期待できる。
【0091】
また、第1の実施の形態では、ダウンロードした1シリーズ分(一定数単位)の学習情報の問題回答を終了した際に、次のシリーズの実施を促進するメッセージが出て追加学習が継続的に行えるようにしている。そのため、第1の実施の形態は、簡単操作で学習が行え、かつ、継続した学習活動の実施が期待できる。
【0092】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0093】
図11は、本発明の第2の実施の形態を示すシステムの構成図である。このシステムは、複数の端末装置10と、サーバ装置20と、無線通信網30とから構成されている。端末装置10および無線通信網30は、本発明の第1の実施の形態と同様のものである。
【0094】
サーバ装置20は、本発明の第1の実施の形態の構成と同様のサーバソフト制御部200と、サーバ入出力部210と、サーバ通信部220と、登録情報格納部211と、学習マスター格納部212と、プログラム格納部213とに加え、表示部230と、メール送信部240と、メッセージ格納部241とから構成されている。
【0095】
図11の端末ソフト制御部100は、第1の実施の形態の端末ソフト制御部100と比べると、初回起動時または1シリーズ分問題終了時に学習履歴に関する処理(例えば、図14を参照)を加えた点で、第1の実施の形態の端末ソフト制御部100の動作と相違する。更に、図11の端末ソフト制御部100は、新たに、問題の実施結果に伴う催促メール送信の確認処理(図15全体を参照)を加えた点で、第1の実施の形態の端末ソフト制御部100の動作と相違する。従って、プログラム格納部122に格納されている学習プログラムは、第1の実施の形態における学習プログラムと相違する。なお、図11の端末ソフト制御部100における上記以外の動作については、第1の実施の形態の端末ソフト制御部100と同じであるため、説明を省略する。
【0096】
また、端末ソフト制御部100を除く、各部の構成は、図1に示す第1の実施の形態の装置10内の各部の構成と同じであるため、説明を省略する。
【0097】
登録情報格納部211は、第1の実施の形態と同じように、図示していない不揮発性の記憶媒体装置(例えば、磁気ディスク装置)内に割り当てられている。登録情報格納部211は、利用者の学習登録情報が格納されているデータベースであり、図12は登録情報格納部211の一例を示している。図12に示す通り、登録情報格納部211は、本発明の第1の実施例構成と同様の利用者登録番号2110と、端末ID2111と、登録コース2112と、登録シリーズ2113とから構成されている。更に、これらに加え、登録情報格納部211は、実施結果2114と、実施期限2115と、利用者連絡先2116との計7項目で構成されている。
【0098】
メッセージ格納部241は、図示していない不揮発性の記憶媒体装置(例えば、磁気ディスク装置)内に割り当てられている。メッセージ格納部241は、各種状況に応じて送信するメッセージの内容が格納されているデータベースであり、図13は、メッセージ格納部241の一例を示している。図13に示すとおり、メッセージ格納部241は、メッセージ番号2410と、メッセージ内容2411との2項目で構成されている。
【0099】
図11のサーバソフト制御部200は、端末装置10から受信する学習履歴を基に合否判定を行う点と、進捗率の判定、期限のチェック、コース終了後の合格率の判定に伴うメールの送信を行う点で第1の実施の形態におけるサーバソフト制御部200と相違する。従って、プログラム格納部213に格納されている学習プログラムは、第1の実施の形態における学習プログラムと相違する。なお、サーバソフト制御部200における上記以外の動作については、第1の実施の形態のサーバソフト制御部200と同じである。
【0100】
表示部230は、図示していないディスプレイ(例えば、液晶のLCD)を有しており、サーバソフト制御部200と同じCPUにより、サーバソフト制御部200の制御の下で、プログラム制御で動作する。表示部230は、管理者による操作により登録情報格納部211内の各利用者の登録情報および学習結果を表示する。
【0101】
メール送信部240は、サーバソフト制御部200と同じCPUにより、サーバソフト制御部200の制御の下で、プログラム制御で動作する。メール送信部240は、問題回答の進捗率の悪い利用者、学習問題の1シリーズ分完了までの期限がせまっている利用者、および1シリーズ分の各問題の合格率が著しく低い利用者に対してサーバ通信部220を介してメールを送信する。また、メール送信部240は、学習情報の1シリーズが終了する毎に利用者に対して合格・不合格のメッセージもサーバ通信部220を介して送信する。
【0102】
なお、サーバソフト制御部200、表示部230、およびメール送信部240以外は、本発明の第1の実施例の構成と同じなので説明を省略する。
【0103】
次に、図11のシステム構成図、図12、図13のデータベースの構成概略図、図6〜8および図14〜図15のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。
【0104】
図14は、利用者の学習履歴を端末装置10からサーバ装置20にアップロードを行う場合、および利用者が学習情報をサーバ装置20から端末装置10にダウンロードする場合の端末装置10の動作を示すフローチャートである。
【0105】
今、利用者がキー入力部140の操作部からのキー入力により、端末ソフト制御部100が端末通信部110を介してサーバ装置20にアクセスすると、端末装置10とサーバ装置20との間で通信パスが張られる。すると、サーバ装置20にアクセスする端末ソフト制御部100は、初回起動かどうかを確認(図14のステップE1)し、初回起動の場合には学習情報要求および端末IDを送信する準備を行う(ステップE4)。更に、端末ソフト制御部100は、端末通信部110を介してサーバ装置20に対して学習情報取得要求を行うと共に、端末IDの送信を行う(ステップE5)。この場合の端末IDは、図示していない不揮発性の記憶部(例えば、フラッシュメモリ)に予め格納されており、端末ソフト制御部100は、入出力部120を介してこの端末IDを読み出す。この後、端末ソフト制御部100は、サーバ装置20からの学習情報の受信待ちとなる。
【0106】
ステップE1において、初回起動でないと認識した場合、端末ソフト制御部100は、入出力部120を介して学習情報格納部121内に登録されている問題に対して全て正誤判定結果1214に判定結果が出力されているかどうかを検索する。すなわち、端末制御部100は、1シリーズ分の学習情報の問題に対して全て回答しているかどうかを確認する(ステップE2)。
【0107】
端末ソフト制御部100は、学習情報の問題を1シリーズ分全て回答済みと判断した場合、学習情報格納部121から学習履歴を読み出し、その読み出した学習履歴を送付用データとして準備する(ステップE3)。ここでいう学習履歴とは、図2の正誤判定結果1214のことである。
【0108】
ステップE2において、端末ソフト制御部100が、学習情報の1シリーズ分の回答が終了していないと判断した場合には、本発明の第1の実施の形態で説明した図6と同様の動作を行う。
【0109】
ステップE3の処理後、端末ソフト制御部100は、学習情報取得要求および端末IDを送付するデータの準備を行う。(ステップE4)
ステップE3およびステップE4において、準備出来た時点で、端末ソフト制御部100は、準備した学習履歴と学習情報取得要求と端末IDとを、端末通信部110を介してサーバ装置20に対してデータの送信を行う(ステップE5)。なお、端末装置10の初期立上げ時の場合の送信するデータは、学習情報取得要求および端末IDのみとなる。この後、端末ソフト制御部100は、サーバ装置20からの学習情報の受信待ちとなる。
【0110】
一方、サーバ装置20のサーバソフト制御部200は、サーバ通信部220を介して端末装置10から送られてきた学習履歴、学習情報取得要求、および端末IDを受信する(ステップE6)。
【0111】
すると、サーバ装置20のサーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して登録情報格納部211内で、端末装置10から受信した端末IDの有無をまず検索する。サーバ入出力部210が端末IDの存在を確認した場合、サーバソフト制御部200は、学習履歴の有無を確認(ステップE8)する。学習履歴が存在すれば、サーバソフト制御部200は、学習履歴に対してシリーズ単位に基準値に基づき合否判定を行う(ステップE9)。
【0112】
そして、その結果を同一端末ID列内で登録コースおよびシリーズ番号の整合がとれたレコードの実施結果2114に対して合否判定結果の書き込みを行う。(ステップE10)
同時に、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力210を介して登録情報格納部211内から利用者連絡先2116を取得する。また、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力210を介してメッセージ格納部241から合格または不合格のメッセージを取り出し、メール送信部240を介してメールを送信する(ステップE11)。
【0113】
ステップE8において、学習履歴がなかった場合には、サーバソフト制御部200は、ステップE12以降のステップを動作する。
【0114】
次にサーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して学習マスター格納部212内の学習情報(学習問題2213と正解データ2214と音声ファイル2215)を取得する(ステップE12)。この場合、サーバ入出力部210は、図4に示す学習マスター情報格納部221内の登録コース番号2112を確認し、新規の場合は最も小さい登録シリーズ番号2212を獲得する。また、2回目以降の場合には、サーバ入出力部210は、前記学習履歴を基に次の登録シリーズ番号2212を特定し、学習情報格納部121から学習問題2213と正解データ2214と音声ファイル2215とを1シリーズ分獲得する。
【0115】
サーバソフト制御部200は、ステップE12により取得した1シリーズ分の学習問題2213と正解2214と音声ファイル2215とを1シリーズ分の学習情報として、サーバ通信部220を介して端末装置10に送付(送信)する(ステップE13)。この後、サーバソフト制御部200は、端末装置10からの学習情報取得要求の処理を終了し、待ち状態になる。
【0116】
一方、端末装置10の端末ソフト制御部100は、端末通信部110を介してサーバ装置20から学習情報を受信(ステップE14)すると同時に、入出力部120を介して学習情報格納部121内のあいているレコードの箇所に格納する(ステップE15)。この後、端末ソフト制御部100は、学習情報のダウンロード処理を終了し、待ち状態になる。
【0117】
なお、端末装置10が電話着信またはメール受信をした際に学習情報を表示する場合の動作は、第1の実施の形態で説明した図6のフローチャートと同じなので説明を省略する。また、通話およびメール閲覧を終了した場合の動作は、第1の実施の形態で説明した図7のフローチャートと同じなので説明を省略する。
【0118】
また、回答入力を受け付け、回答結果を表示する場合の動作は、第1の実施の形態で説明した図8のフローチャートのステップD1〜ステップD5までの処理と同じなので説明を省略する。しかし、ステップD5において、次のシリーズが存在しない場合の動作について、第1の実施の形態では、端末ソフト制御部100は、そのまま処理を終了していたが、第2の実施の形態では、以下の動作を行う点で相違する。
【0119】
すなわち、ステップD5において、次のシリーズが存在しない場合、端末ソフト制御部100は、終わった1シリーズ分の学習履歴と端末IDとを学習情報格納部121から読み出し、その読み出した学習履歴と端末IDとを送付用として準備する。更に、端末ソフト制御部100は、準備したが学習履歴と端末IDとを端末通信部110を介してサーバ装置20に送信する。
【0120】
すると、サーバ装置20のサーバソフト制御部200は、図14のステップE9〜ステップE11の処理を行って終了する。
【0121】
次に、図15を参照して、サーバ装置20が利用者の問題回答実施状況に対して利用者に通知メールを送信する場合の動作について説明する。なお、図15は、サーバ装置20が利用者の問題回答実施状況に対して利用者に通知メールを送信する場合の動作を示すフローチャートである。
【0122】
図示していない不揮発性の記憶部(例えば、磁気ディスク装置)のあるエリアには、あらかじめ通知メールを送信する日にちを示す通知設定日(例えば、ある月末に相当する26日)、合格率判定値の閾値(例えば、30%)が設定されている。また、図示していない記憶部(例えば、RAM)のあるエリアには、一時的なメッセージ送信者の情報として記憶するためにメッセージ送信者対象リストがメッセージ格納部241のメッセージ番号2410に対応して複数の利用者登録番号が登録できるように利用者登録エリアが割り当てられている。なお、この場合の利用者登録番号は、図12の登録情報格納部211内の利用者登録番号2110に該当する。
【0123】
今、図示していない時計の日付が変わるごとに、サーバ装置20のサーバソフト制御部200に割込がかかり、サーバソフト制御部200は、時計の日付とあらかじめ設定された通知設定日とを比較する。時計の日付と通知設定日が一致すると、サーバソフト制御部200は、月末を認識する(図15のステップF1)。
【0124】
月末を認識すると、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して登録情報格納部211内の利用者登録番号ごとに1シリーズ分の全問題の実施期限2115および実施結果2116を確認する。この場合、サーバソフト制御部200は、実施結果2116に合否判定が書き込まれていなくて、かつ実施期限2115と現在の時計の日付とを比較する。比較した結果、例えば、現在の時計が2週間前になっていれば、サーバソフト制御部200は、実施状況の進捗率が著しく低いと判断し、そのときの利用者登録番号の利用者を推進メール通知対象者と判断する(ステップF2)。更に、サーバソフト制御部200は、図示していないメッセージ送信者対象リスト内のメッセージ番号1に対応する利用者登録エリアに著しく低いと判定した利用者登録番号を載せる。なお、合否判定が書き込まれていないとは、例えば、図12の登録情報格納部211内の実施結果が「未」「実施中」を示す。
【0125】
次にサーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して登録情報格納部211内の実施中の学習問題の実施期限を確認する(ステップF3)。この場合、サーバソフト制御部200は、例えば、期限1週間前(現在の時計の日付が実施期限2115の1週間前)になっていても実施結果に合否判定が書き込まれていない場合、催促メール通知対象者と判断する(ステップF4)。更に、サーバソフト制御部200は、図示していないメッセージ送信者対象リスト内のメッセージ番号2に対応する利用者登録エリアにそのときの利用者登録番号を載せる。
【0126】
また、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して登録情報格納部211内で終了している登録コースの実施結果2114の合格率(例えば、30%以下)を確認(ステップF5)する。この場合、対象登録コースの合格率が著しく低い利用者については、サーバソフト制御部200は、再履修メッセージ通知対象者と判断し、図示していないメッセージ送信者対象リスト内のメッセージ番号3に対応する利用者登録番号エリアにこのときの利用者登録番号を載せる(ステップF6)。なお、合格率を判定する場合は、ステップF2での進捗率判定をした同じ通知設定日である。
【0127】
次に、次にサーバソフト制御部200は、図示していないメッセージ送信者対象リスト内の利用者登録エリア内に利用者登録番号が登録されているかどうかを確認することにより、メッセージ送付対象者の有無を確認(ステップF7)する。
【0128】
登録されていれば、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して、図示していないメッセージ送信者対象リストのメッセージ番号と同じメッセージ格納部241内のメッセージ番号を検索する。この場合、サーバソフト制御部200は、図示していないメッセージ送信者対象リストのメッセージの若い順に検索を行う。更に、サーバソフト制御部200は、サーバ入出力部210を介して、その検索したメッセージ番号に対応する通知メッセージをメッセージ格納部241から取得する(ステップF8)。
【0129】
更に、サーバソフト制御部200は、図示していないメッセージ送信者対象リストから利用者登録番号に対応して登録されている全員の利用者登録番号を抽出し、その抽出した利用者登録番号を基に学習情報格納部121内からその全員の利用者登録番号2110に対応する利用者連絡先2116からメールアドレスを取得する(ステップF9)。
【0130】
更に、サーバソフト制御部200は、ステップF8で取得した通知メッセージとステップF9で取得したメールアドレスを渡すことにより、通知メールを作成させ、作成させた通知メールをステップF9で取得したメールアドレス宛に送信する(ステップF10)。
【0131】
このようにして、サーバソフト制御部200は、図示していないメッセージ送信者対象リスト内の全てのメッセージ番号が終了するまで、ステップF8からF10を繰り返す。すなわち、サーバソフト制御部200は、催促メール通知対象者毎に適したメッセージを送信することになる。やがて終了すると、サーバソフト制御部200は、催促メール送信の確認処理を終了する。
【0132】
一方、サーバ装置20において、管理者が管理プログラムを実行すると、サーバソフト制御部200は、登録情報格納部211の一覧表示を示す一覧表示項目、利用者ごとの進捗状況を示す進捗項目を含むメニュー画面を、表示部230を介してディスプレイに表示する。
【0133】
このときに、管理者が表示部230のディスプレイに表示されるメニュー画面から図示していない操作部(例えば、キーボード)から一覧表示項目を選択する。すると、サーバソフト制御部200は、登録情報格納部211に格納されている学習登録情報の一覧を読み出し、表示部230を介してディスプレイに画面表示する。
【0134】
また、管理者が表示部230のディスプレイに表示されるメニュー画面から図示していない操作部(例えば、キーボード)から進捗項目を選択する。すると、サーバソフト制御部200は、利用者登録番号ごとに、登録情報格納部211内の実施結果2114および実施期限2115を基に受講しているシリーズ単位の進捗率、期限までの残日数、および受講しているコースの合格率を計算する。更に、サーバソフト制御部200は、利用者登録番号ごとにわかるように、算出したシリーズ単位の進捗率と期限までの残日数、および算出した受講しているコースの合格率等を、表示部230を介してディスプレイに画面表示する。
【0135】
このようにして、管理者は、各利用者のごとの実施結果、シリーズ単位の進捗率、期限までの残日数、および受講しているコースの合格率を随時閲覧することができる。
【0136】
以上説明したように、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、更に、次のことができる。
【0137】
すなわち、1シリーズ分の学習情報を端末装置10にダウンロードした後に、一定の時間ごとに各学習の進捗状況を確認し、その確認の結果、進捗状況の悪い登録者に催促メールによる通知を行うようにしている。そのため、利用者は、進捗状況の悪いシリーズだけ知ることになるため、悪い進捗率のシリーズの学習情報にだけ注目すればよく、すぐに対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【0138】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の端末装置の学習情報格納部内の構成の概略を示す構成図である。
【図3】図1のサーバ装置の登録情報格納部内の構成の概略を示す構成図である。
【図4】図1のサーバ装置の学習マスター格納部内の構成の概略を示す構成図である。
【図5】第1の実施の形態において、利用者が学習情報をサーバ装置から端末装置にダウンロードする場合の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1または図11の端末装置が電話着信またはメール受信をした場合に学習情報を表示する動作を示すフローチャートである。
【図7】図1または図11の端末装置が通話またはメール閲覧を終了した場合の動作を示すフローチャートである。
【図8】図1または図11の端末装置が学習問題の1シリーズ分の問題回答を終了した場合の正誤判定結果を集計・表示するまでの動作を示すフローチャートである。
【図9】図1または図11の端末装置が電話着信またはメール受信時に学習問題を表示して正誤判定結果を表示するまでの画面上の表示状態の遷移を示す状態遷移図である。
【図10】図1または図11の端末装置が1シリーズ分の問題を終了した場合に画面上に表示される集計結果を示した図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成を示すブロック図である。
【図12】図11の端末装置の学習情報格納部内の構成の概略を示す構成図である。
【図13】図11の端末装置のメッセージ格納部内の構成の概略を示す構成図である。
【図14】第2の実施の形態において、利用者が学習情報をサーバ装置から端末装置にダウンロードする場合の動作を示すフローチャートである。
【図15】図13のサーバ装置が各利用者に送信した問題の回答実施状況に対して利用者に催促通知メールを送信する場合の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0139】
10 端末装置
20 サーバ装置
30 無線通信網
100 端末ソフト制御部
110 端末通信部
120 入出力部
121 学習情報格納部
130 表示・再生部
140 キー入力部
200 サーバソフト制御部
210 サーバ入出力部
211 登録情報格納部
212 学習マスター格納部
122,213 プログラム格納部
220 サーバ通信部
230 表示部
240 メール送信部
241 メッセージ格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
学習に関する情報を画面に表示する学習方式であって、
電話着信または/およびメール受信が行われた際に自端末内に格納されている前記学習に関する情報を画面に表示する第1の表示手段を有することを特徴とする学習方式。
【請求項2】
学習に関する情報を画面に表示する学習方式であって、
通話または/およびメール閲覧終了後に自端末内に格納されている学習に関する情報を画面に表示する表示手段を有することを特徴とする学習方式。
【請求項3】
通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を画面に表示する第2の表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の学習方式。
【請求項4】
電話着信または/およびメール受信が行われた際に前記学習に関する情報を音声に再生する第1の再生手段を有することを特徴とする請求項1,2,または3記載の学習方式。
【請求項5】
通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を音声に再生する第2の再生手段を有することを特徴とする請求項1,2,3,または4記載の学習方式。
【請求項6】
前記学習に関する情報を画面表示または/および音声再生後に、操作部から入力された回答を受け付ける受付手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の学習方式。
【請求項7】
前記入力された回答と自端末内に保存されている正解データとを比較することで正誤判定を行いその正誤判定結果を自端末内に保存すると共に画面に表示する結果表示手段を有することを特徴とする請求項6記載の学習方式。
【請求項8】
1シリーズ分としてあらかじめ定めた回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の前記正誤判定結果の集計を行いその1シリーズ分集計した結果を画面に表示する集計表示手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の学習方式。
【請求項9】
前記回数分問題の回答が行われた時に次のシリーズの学習を受講するかどうかを確認する画面を表示する受講確認手段を有することを特徴とする請求項8記載の学習方式。
【請求項10】
前記回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の回答を学習履歴情報としてサーバ装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項8または9記載の学習方式。
【請求項11】
認証情報を付加して新しい1シリーズ分の前記学習に関する情報の取得要求をサーバ装置に対して行う要求手段と、
前記取得要求により前記サーバ装置から前記1シリーズ分の学習に関する情報を取得すると自端末内に保存する保存手段と、を有することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の学習方式。
【請求項12】
学習に関する情報を端末にダウンロードする学習方式であって、
端末からの前記学習に関する情報の要求を受信すると、認証情報を基に1シリーズ分の学習に関する情報を抽出して要求のあった前記端末にダウンロードするダウンロード手段を有することを特徴とする学習方式。
【請求項13】
前記1シリーズ分の学習に関する情報を前記端末にダウンロードした後に、一定の時間ごとに各学習の履修の登録者の進捗状況を確認する確認手段と、
前記進捗状況の確認の結果、前記進捗状況の悪い登録者に対して催促メールによる通知を行う通知手段と、を有することを特徴とする請求項12記載の学習方式。
【請求項14】
前記学習に関する情報は、出題形式による複数の問題と、それぞれの問題に対する回答と、を含むことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の学習方式。
【請求項15】
前記学習に関する情報は、音声ファイルを含むことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の学習方式。
【請求項16】
前記認証情報は、端末の識別情報を含むことを特徴とする請求項11または12記載の学習方式。
【請求項17】
端末がネットワークを介してサーバ装置から学習に関する情報を取得する学習システムであって、
前記端末は、請求項11記載の学習方式を有し、
前記サーバ装置は、請求項12または13記載の学習方式を有することを特徴とする学習システム。
【請求項18】
学習に関する情報を画面に表示する学習方法であって、
電話着信または/およびメール受信が行われた際に自端末内に格納されている前記学習に関する情報を画面に表示するステップを含むことを特徴とする学習方法。
【請求項19】
学習に関する情報を画面に表示する学習方法であって、
通話または/およびメール閲覧終了後に自端末内に格納されている学習に関する情報を画面に表示するステップを含むことを特徴とする学習方法。
【請求項20】
通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を画面に表示するステップを含むことを特徴とする請求項18記載の学習方法。
【請求項21】
電話着信または/およびメール受信が行われた際に前記学習に関する情報を音声に再生するステップを含むことを特徴とする請求項18,19,または20記載の学習方法。
【請求項22】
通話または/およびメール閲覧終了後に前記学習に関する情報を音声に再生するステップを含むことを特徴とする請求項18,19,20,または21記載の学習方法。
【請求項23】
前記学習に関する情報を画面表示または/および音声再生後に、操作部から入力された回答を受け付けるステップを含むことを特徴とする請求項18から22のいずれかに記載の学習方法。
【請求項24】
前記入力された回答と自端末内に保存されている正解データとを比較することで正誤判定を行いその正誤判定結果を自端末内に保存すると共に画面に表示するステップを含むことを特徴とする請求項23記載の学習方法。
【請求項25】
1シリーズ分としてあらかじめ定めた回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の前記正誤判定結果の集計を行いその1シリーズ分集計した結果を画面に表示するステップを含むことを特徴とする請求項18から24のいずれかに記載の学習方法。
【請求項26】
前記回数分問題の回答が行われた時に次のシリーズの学習を受講するかどうかを確認する画面を表示するステップを含むことを特徴とする請求項25記載の学習方法。
【請求項27】
前記回数分問題の回答が行われた時に1シリーズ分の前記回数分問題の回答を学習履歴情報としてサーバ装置に送信するステップを含むことを特徴とする請求項25または26記載の学習方法。
【請求項28】
認証情報を付加して新しい1シリーズ分の前記学習に関する情報の取得要求をサーバ装置に対して行うステップと、
前記取得要求により前記サーバ装置から前記1シリーズ分の学習に関する情報を取得すると自端末内に保存するステップと、を含むことを特徴とする請求項18から27のいずれかに記載の学習方法。
【請求項29】
学習に関する情報を端末にダウンロードする学習方法であって、
端末からの前記学習に関する情報の要求を受信すると、認証情報を基に1シリーズ分の学習に関する情報を抽出して要求のあった前記端末にダウンロードするステップを含むことを特徴とする学習方法。
【請求項30】
前記1シリーズ分の学習に関する情報を前記端末にダウンロードした後に、一定の時間ごとに各学習の履修の登録者の進捗状況を確認するステップと、
前記進捗状況の確認の結果、前記進捗状況の悪い登録者に対して催促メールによる通知を行うステップと、を含むことを特徴とする請求項29記載の学習方法。
【請求項31】
前記学習に関する情報は、出題形式による複数の問題と、それぞれの問題に対する回答と、を含むことを特徴とする請求項18から30のいずれかに記載の学習方法。
【請求項32】
前記学習に関する情報は、音声ファイルを含むことを特徴とする請求項18から31のいずれかに記載の学習方法。
【請求項33】
前記認証情報は、端末の識別情報を含むことを特徴とする請求項28または29記載の学習方法。
【請求項34】
端末がネットワークを介してサーバ装置から学習に関する情報を取得する学習方法であって、
前記端末は、請求項28記載の学習方法を含み、
前記サーバ装置は、請求項29または30記載の学習方法を含むことを特徴とする学習方法。
【請求項35】
学習に関する情報の表示を行う処理をコンピュータに実行させる学習プログラムであって、
請求項18から請求項28のいずれかに記載の学習方法を含む処理をコンピュータに実行させる学習プログラム。
【請求項36】
学習に関する情報をダウンロードする処理をコンピュータに実行させる学習プログラムであって、
請求項29または30記載の学習方法を含む処理をコンピュータに実行させる学習プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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