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宣伝広告媒体及び情報伝達方法
説明

宣伝広告媒体及び情報伝達方法

【課題】表示した広告情報の内容を大きく上回る宣伝効果を得ることができる宣伝広告媒体を提供する。
【解決手段】テレビ放送用の番組に関する宣伝広告媒体としてしおり2を採用する。しおり2の表面には番組の宣伝広告を印刷し、裏面には番組ホームページに接続するための二次元コードを印刷しておく。しおり2を全国各地の書店でPOP展示し、書店への来店者が自由に持ち去ることでしおり2を広く配布する。しおり2を取得した来店者が二次元コードを用いてインターネットにアクセスすると、放送番組のホームページによる番組案内が表示されるので、効果的に番組情報を宣伝することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送番組等のコンテンツのプロモーションに用いられる宣伝広告媒体及びコンテンツ提供者とコンテンツ利用者との間で情報を伝達するための情報伝達方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、広告用の媒体に広告用途以外の使用価値を付加することで、広告媒体の寿命を長期化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この先行技術では、広告媒体となる紙片をしおりや葉書等として構成し、その表面に広告記事を記載するだけでなく、複数の付箋を貼付した状態でこれを利用者に頒布するものとしている。このため、広告媒体を受け取った利用者が付箋をはがして実用に供することができるほか、付箋がはがされた後も広告媒体がしおりや葉書等の実用品としてしばらくの間は利用されることから、広告媒体が継続して宣伝効果を発揮することができると考えられる。
【特許文献1】実用新案登録第3082582号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
紙片の広告媒体を用いた宣伝に関していえば、放送番組等のコンテンツを提供する事業者には単に自己の提供するコンテンツの基本情報(番組名や放送日時等)を宣伝するというだけではなく、そのコンテンツに関するより詳細な情報(番組内容の解説等)を利用者に伝達したいというニーズがある。すなわち、コンテンツの提供事業者からみれば、宣伝によって利用者の間にコンテンツの存在を周知させたというだけでは充分でなく、宣伝を行った結果として、実際に利用者にコンテンツを受信(視聴)してもらうことで初めて宣伝の意義が生じるからである。
【0004】
しかしながら、先行技術のように紙片を単に広告媒体として利用する態様では、依然として広告情報の流通は広告主から利用者への一方通行に過ぎず、たとえ広告媒体の寿命が少し延びたとしても、媒体に記載された情報の内容を上回る宣伝効果は期待できない。
【0005】
そこで本発明は、媒体に表示した広告情報の内容を上回る宣伝効果を期待することができる広告情報の伝達に関する技術の提供を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1に本発明は、情報伝達能力に優れた宣伝広告媒体を提供する。すなわち本発明の宣伝広告媒体は、その本体に印刷面を有しており、この印刷面には放送事業主体により提供される放送番組に関する宣伝広告が表された宣伝広告領域が形成されるとともに、所定の情報端末機器にて読取可能であって、その情報端末機器から放送番組の内容に関する番組内容情報が記録された記録装置に対してインターネットを通じて接続するための接続関連情報が付された接続関連情報領域が形成されている。
【0007】
本発明の宣伝広告媒体は、その宣伝広告領域に表された宣伝広告によって放送番組の存在を広告利用者に提供するだけでなく、これに接した広告利用者に対し、接続関連情報を用いて情報端末機器からインターネットを通じて番組内容情報にアクセスすることを促したり、誘導したりすることができる。これにより、単に放送番組の宣伝広告を利用者へ一方的に届けるだけでなく、広告利用者の側から積極的に番組内容情報を取得しに行くことへの動機づけが図られる。そして、番組内容情報を積極的に取得した広告利用者に対して放送番組により一層の興味を抱かせることで、結果的に放送番組の利用が促進されるという効果をも奏する。
【0008】
上記の接続関連情報は、記録装置に記録された番組内容情報の所在地が二次元コードの形態により表記されたコード情報であってもよい。ここでいう所在地とは、インターネット(インターネットプロトコルを用いた情報通信網)を通じてアクセスする際の情報の置き場所を特定するためのものであって、一般的にはURL(uniform resource locator)として認識されるものに相当する。
【0009】
あるいは、上記の接続関連情報は、記録装置に記録された番組内容情報の所在地が電子透かしの形態により表記された画像情報であってもよい。
【0010】
いずれにしても、接続関連情報が二次元コード又は電子透かしの形態で宣伝広告媒体に記録されていれば、広告利用者がインターネットを通じて番組内容情報にアクセスする際の利便性が高まる。二次元コードは単位面積あたりの情報密度がバーコードよりも高く、過度に大きな面積を必要としないことから、宣伝広告媒体の本体そのものの大きさが極端に制約されない。あるいは、接続関連情報を電子透かしの形態で記録する態様であれば、宣伝広告領域に表された広告用の画像中にこれを含めることができるため、本体の印刷面内に宣伝広告を表す際のレイアウトやデザイン上の自由度が高まる。
【0011】
本発明の宣伝広告媒体には、さらに広告以外の価値を付加することができる。この場合、本体の印刷面には、放送番組に関連して実施される抽選の参加対象として予め設定された複数の抽選番号の中の少なくとも1つを含む固有情報がさらに付されている。
【0012】
放送番組に関連して抽選を行い、当選者に対して放送事業主体から何らかの特典を付与することは、放送番組の利用者に放送番組への興味や愛着を沸き立たせ、次回も継続して放送番組を利用しようとする動機を与える。この場合、広告利用者が取得した宣伝広告媒体そのものに抽選番号が組み込まれていれば、広告利用者に対して宣伝広告媒体に交換価値が存在することを認識させ、これを重要視させることができる。このため、安易に宣伝広告媒体を破棄したり、処分したりすることを思いとどまらせ、その本来の情報伝達機能を充分に発揮させることができる。
【0013】
宣伝広告媒体が抽選に活用される場合、その本体の印刷面には、複写により得られた複写物とその複写前における原本とを相互に識別可能とする複写防止印刷領域がさらに含まれる態様が好ましい。
【0014】
すなわち、上記のように宣伝広告媒体に何らかの交換価値を付加した場合、複製物による当選特典の不正取得が問題化するおそれがある。そこで、予め宣伝広告媒体に複写防止印刷領域を包含させることで、複写物と原本との識別を容易にしておくことがきわめて有効となる。
【0015】
本発明の宣伝広告媒体は、その本体が出版物にしおりとして挟み込み可能なシート状片の形態を有する。あるいは、その本体が出版物の外面を覆うカバー体として使用可能な形態を有するものでもよい。カバー体は、出版物を大きく覆う保護カバーやブックカバー等あってもよいし、あるいは書籍に付される帯のようなものであってもよい。これらの場合、宣伝広告媒体を書店等で大量に配布することが容易になり、書店の来店者に対して放送番組の宣伝活動を集中的に実施することが可能となる。
【0016】
第2に本発明は、放送番組の提供者と利用者との間で行われる情報伝達方法を提供する。情報伝達方法はいくつかの工程を組み合わせて実現される。この中には、放送事業主体により提供される放送番組の内容に関する番組内容情報をインターネットを通じて接続可能な記録装置に記録する記録工程と、出版物にしおりとして挟み込み可能なシート状片の外面に放送番組に関する宣伝広告を印刷するとともに、所定の情報端末機器にて読取可能であって、かつ情報端末機器からインターネットを通じて記録装置に接続するための接続関連情報をシート状片の外面に付することでしおり形状の宣伝広告媒体を生成する生成工程と、書籍販売店にて宣伝広告が書籍販売店の来店者から視認可能となる状態で複数の宣伝広告媒体を陳列するとともに、来店者に対して宣伝広告媒体を配布する配布工程と、来店者に配布した宣伝広告媒体に付された接続関連情報を用いて情報端末機器からインターネットを通じて記録装置への接続が行われた場合、その接続が行われた情報端末機器により番組内容情報を閲覧可能とする接続工程とが含まれる。
【0017】
番組内容情報の記録は、これをインターネット上に公開することで広く一般公衆に提供するものであるが、情報に対するアクセスを効率的に高めることが宣伝広告の1つの目的である。そこで本発明の情報伝達方法では、書籍販売店の来店者に対し、しおりとして利用可能な形態の宣伝広告媒体を配布し、そこに放送番組の宣伝広告とともに番組内容情報へのアクセスを行う際の接続関連情報を付することで、その接続関連情報を用いてインターネットからアクセスがあった場合には、番組内容情報を閲覧可能とする。これにより、宣伝広告に接した利用者に対する番組内容情報の提供が効率的に行われ、その結果として放送番組の利用につなげる宣伝効果が発揮されることとなる。
【0018】
また上記の情報伝達方法には、放送番組に関連して実施される抽選に使用する複数の抽選番号を予め設定する設定工程と、この設定工程にて設定された全ての抽選番号にそれぞれ対応させた抽選番号情報を、上記の生成工程で生成される個々の宣伝広告媒体に対して1つずつ付する付番工程と、上記の接続工程にて情報端末機器からインターネットを通じて記録装置への接続が行われた場合、その接続が行われた情報端末機器において、宣伝広告媒体に付された抽選番号情報とともに来店者に関する個人情報を記録装置に対して送信することを要求する旨のメッセージを表示する要求工程と、この要求工程にて送信が要求された抽選番号情報および個人情報を記録装置が受信した場合、その受信した抽選番号情報および個人情報を相互に関連付けた状態で1件の応募情報として蓄積する蓄積工程と、この蓄積工程にて蓄積された複数件の応募情報に含まれる抽選番号情報の中から抽選によって当選番号を決定する抽選実施工程と、この抽選実施工程にて決定された当選番号に対応する抽選番号情報に関連付けられて前記記録装置に蓄積されている個人情報を抽出し、この抽出した個人情報に基づいて当選者を特定する特定工程と、この特定工程にて特定された当選者に対し、その当選者が保有する情報端末機器において受信可能な当選結果情報を送信する送信工程とがさらに含まれる。
【0019】
先に述べたように、放送番組に関連して、例えば番組中や番組のウェブサイト上などで抽選を行い、当選者に何らかの特典を付与することが放送番組の利用促進につながっているが、そこには不正の手段による特典取得の問題が生じやすい。そこで本発明では、抽選番号と個人情報とを対にした状態で1件ごとの応募情報として蓄積することで、同一人による重複応募や他人へのなりすましを防止し、抽選の公平性を担保している。
【0020】
上記の情報伝達方法は、その生成工程において先に挙げた宣伝広告媒体を生成し、その宣伝広告媒体を用いて実現されることが好ましい。
【0021】
また上記の配布工程では、複数の宣伝広告媒体を配列した状態で収容可能な収容体を用いて宣伝広告媒体を陳列し、この収容体から来店者が任意に持ち去ることで宣伝広告媒体の配布が行われる。
【0022】
この場合、陳列された状態の宣伝広告媒体に接した来店者が任意に選択したものを持ち去ることで、宣伝広告媒体の配布が促進される。また、このように自由な宣伝広告媒体の取得を許容していたとしても、抽選の応募には個人情報の送信が必要となるので、不正の手段による特典取得は有効に防止される。
【0023】
あるいは上記の配布工程では、複数の宣伝広告媒体を配列した状態で収容可能な収容体を用いて前記宣伝広告媒体を陳列しておき、来店者が出版物を購入した際に、その購入した出版物に付属する物品として宣伝広告媒体の配布が行われる態様であってもよい。
【0024】
一般に書籍販売店では、購入した出版物にしおりを付属物品として無償配布したり、あるいはブックカバーを添えて配布したりすることが広く行われている。本発明ではこれを利用し、書籍の購入者を対象にして、放送番組に関連して行われる抽選に応募できる機会を与えるものとし、放送番組へのより一層の興味を増進させることができる。
【発明の効果】
【0025】
以上のように本発明によれば、宣伝広告媒体に表された宣伝広告の範囲内での情報伝達だけでなく、より多くの情報を伝達することで宣伝効果を大きく発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の宣伝広告媒体及びこれを用いて実施される情報伝達方法の実施形態について説明する。
図1は、宣伝広告媒体をしおり形状として構成した一実施形態を示している。宣伝広告媒体となるしおり2は、その本体が短冊状の紙片又は樹脂シートにより構成されている。図1中(A)はしおり2の表面を示し、この表面には、そのほぼ全領域に放送事業主体(この例では「XYZ放送局」)が提供するテレビ番組の宣伝広告が表されている。宣伝広告には、放送局名の他に番組のタイトル(この例では「モーニングスコープ」)、放送スケジュール(この例では「毎週日曜日あさ10時」)等を文字情報として表したものや、出演者の肖像写真を加工して配置して画像情報として表したものが含まれる。表面に表される宣伝広告は、なるべく人目を引きやすくするためにデザイン性や視覚的な見栄えを重視した態様とすることが望ましい。
【0027】
図1中(B)はしおり2の裏面を示している。表面とは対照的に、裏面はシンプルなデザインとなっている。本実施形態の場合、しおり2の裏面には二次元コードとしてのQRコード(登録商標)が目立つように付されている。QRコードは、幾何学的なパターンから構成されており、一般的には白黒二値のコード情報として表記されているものである。
【0028】
図2は、しおり2の利用者によるQRコードの活用例を表している。このQRコードは、利用者の保有する携帯電話機1(情報端末機器の一例)にカメラモジュール等の光学読取装置4とインターネットに接続する通信機能が付属する場合に活用することができる。図示のように、しおり2の裏面中、QRコードが付された領域部分6を利用者が光学読取装置4によって読み取る操作を行うと、QRコードの形式で記述されたURLが文字情報として認識される。このとき携帯電話機1の表示画面8にはURLの文字情報(ハイパーテキスト形式)が表示される。そして、利用者がそのURLに接続する操作(例えばハイパーテキストをクリックする操作)を行うと、携帯電話機1からインターネットを通じてリンク先のURLに記録されたウェブサイトに接続することができる。
【0029】
一方、接続先のウェブサイトには、予め放送番組の内容に関する情報(例えば番組ホームページの形態を有するもの)が記録されているので、そのウェブサイトに接続した携帯電話機1の表示画面8には、表面の宣伝広告に対応した放送番組の内容に関する詳細な情報(番組内容の解説、予告、放送予定、出演者名、スタッフ名等の情報)が表示されることになる。これにより、利用者に対して簡便に番組ホームページを閲覧させることができる。
【0030】
このように本実施形態のしおり2は、本来の「しおり」としての使用価値を有するほか、放送番組の宣伝広告を表した媒体として活用されているとともに、その番組ホームページにアクセスするための入口としても活用されている。なお、ここではしおり2の表面の全体に宣伝広告を表し、裏面にQRコードを付しているが、表面における宣伝広告一部の領域にQRコードを付してもよい。
【0031】
しおり2には、上記のQRコードに代えて電子透かしを含んだ画像を印刷することもできる。電子透かしはしおり2の表面又は裏面のいずれに印刷してもよい。この場合、利用者の保有する携帯電話機1に電子透かし読取装置の機能が付属する必要がある。上記の番組ホームページのURLを電子透かしの形態によってしおり2に記録しておき、これを携帯電話機1で読み取ることで、上記と同様に番組ホームページへのアクセス及びその閲覧が可能となる。
【0032】
次に図3は、宣伝広告媒体としてのしおり2を陳列する場合の一例を示している。一度に複数種類のしおり2を陳列する場合、その陳列場所には書店の店舗内やレジの近辺、店頭が好適である。これらの場所にしおり2を陳列することで効果的に来店者の注目を集め、しおり2の配布を促進することができる。
【0033】
しおり2の陳列には、例えば縦型のPOP(Point of Purchase)スタンド10を用いることができる。このPOPスタンド10は、例えば樹脂素材により成形されている。図3に示されるPOPスタンド10において、しおり2が一様に片方の面(この例では表面)を向けている方向を正面とすると、このPOPスタンド10は、しおり2を縦長にした状態で上下に3段、そして横に4列に配列した状態で収容することができる。このため、POPスタンド10には各段につき、横方向に4つの収容ポケット10aが形成されている。
【0034】
個々の収容ポケット10aは、その横幅(幅方向の内法)がしおり2の幅寸法より僅かに大きく設定されており、また、収容ポケット10aの奥行き(前後の内法)は、しおり2の厚みよりもはるかに大きく設定されている。このため、個々の収容ポケット10aには、しおり2を複数枚(例えば20〜30枚程度)に重ねた状態で縦長にして収容することができる。一方、個々の収容ポケット10aの高さ(深さ)は、しおり2の全長よりも小さく設定されている。
【0035】
このため、図示のようにしおり2が収容された状態で、その上半分は収容ポケット10aから上方に突き出ている。また正面からみて、上の段と下の段の収容ポケット10aは互いに上下方向で重なり合わない位置関係にある。加えて、収容ポケット10aの手前側の壁10bを構成する板材は透明素材であることから、しおり2が収容ポケット10aに収容された状態であっても、個々の収容ポケット10a内で最前列に位置するしおり2の表面の宣伝広告が正面から容易に視認可能となっている。
【0036】
また、上記のように収容ポケット10aからしおり2の上半分が突き出た状態にあることから、来店者は所望の位置(例として左上)にあるしおり2を容易につまみ上げてこれを持ち去ることができる。
【0037】
上記のように、複数種類(この例では12種類)のしおり2を縦横に並べて収容し、これらを同時に陳列できるPOPスタンド10を用いることにより、同時期に複数種類のテレビ番組の宣伝を行うことができる。また、複数種類のしおり2をマトリックス状に陳列することで宣伝広告が占める面積を大きく確保することができるため、これに接した来店者に対する視覚的な訴求力が高まり、来店者の興味を大きく引きつけることができる。
【0038】
図4は、情報伝達方法を実施するためのハードウエア資源となる宣伝広告システム99の構成例を示している。宣伝広告システム99は、携帯電話機1、基地局101、ネットワーク102及びサーバ100を備えている。
【0039】
携帯電話機1は、その表示画面上でHTMLデータに基づく表示を行う機能を有した情報端末機器である。基地局101は、携帯電話機1との間で無線によって通話やデータ通信を行うためのアンテナを備えている。基地局101は、インターネットなどのネットワーク102に接続されており、ネットワーク102との間でデータ通信を行う。
【0040】
また、このネットワーク102には、コンピュータなどのサーバコンピュータ(以下「サーバ」と呼称する)100が接続されている。サーバ100は、基地局101やネットワーク102を経由して、携帯電話機1からの要求に応じてデータを提供する機能を有する。
【0041】
図5は、図4に示すサーバ100において動作するソフトウェアの構成を示すブロック図である。上記のサーバ100は、図示しないCPU(Centoral ProcessingUnit)、メモリ、ハードディスク及びバスなどのハードウェアリソースを備えており、これらハードウェアリソースと協働してプログラムを実行する。
【0042】
サーバ100は、このようなプログラムの他にデータベース119及びHTMLデータ115を有している。プログラムは、HTMLデータ115及びデータベース119の少なくとも一方を用いてデータ処理を実行するソフトウェアである。
【0043】
サーバ100が実行するプログラムは、上記の携帯電話機1に対してHTMLデータ115を提供する機能(以下「データ提供機能」と呼称する)の他、サーバ100にアクセスしてきた携帯電話機1を所持するユーザ(上記「来店者」に相当)に関する個人情報を蓄積する機能(以下「個人情報蓄積機能」と呼称する)及び、携帯電話機1を所持する来店者に対して特典を付与するか否かに関する抽選を実行する機能(以下「抽選機能」と呼称する)を有する。
【0044】
プログラム中には、要求受付部111やHTMLデータ取得部113、個人情報解析部117、抽選部125、提供部127が含まれる。一方、データベース119には、個人情報蓄積テーブル121及び抽選テーブル123が含まれる。
【0045】
要求受付部111は、携帯電話機1からの要求を受け付けるモジュールである。携帯電話機1からの送信される要求には、これを送信した携帯電話機1に固有の端末ID(Identification)や個人メールアドレス等の情報があわせて含まれている。端末IDは、例えばMACアドレス等の個体識別子であればよい。
【0046】
携帯電話機1から送信される要求には、携帯電話機1の読取機能によって読み取ったしおり2のQRコードが示すURL(Uniform Resource Locator)が含まれている。HTMLデータ取得部113は、このように携帯電話機1からの要求内容に含まれるURLに基づいてHTMLデータ115を取得する。
【0047】
また携帯電話機1から送信される要求には、携帯電話機1のユーザに関する個人情報が含まれている。個人情報解析部117は、送信された要求の内容から個人情報を解析し、データベース119の個人情報蓄積テーブル121に、個人メールアドレスや端末IDをキーとして個人情報を登録する機能を有する。このとき併せて個人情報解析部117は、個人メールアドレス又は端末IDをキーとして、このキーに対応した携帯電話機1がサーバ100にアクセスしてきた日時(図示のアクセス日時)を登録する機能を有する。
【0048】
抽選部125は、携帯電話機1からサーバ100へのアクセスとともに所定の応募があると、予め用意された抽選を実行する。この抽選部125は、アクセスとともに応募をしてきた携帯電話機1を示す端末ID、応募抽選番号、個人メールアドレス等に基づいて抽選を実行する。これに当選した場合、例えば当選者が公開放送番組を観覧したり、その収録に参加したりすることができる特典や、何らかの商品を受け取る特典が付与される。提供部127は、当選していた場合、その当選した旨を表すデータを携帯電話機1に対して提供する。
【0049】
次に出版物(書籍)を取り扱う書店への来店者が、上記のしおり2を使用するまでの一例について説明する。
【0050】
放送局において放送番組が企画されると、その制作とともにサーバ100に番組のウェブサイトが予めアップロードされる(記録工程)。合わせて、しおり2に掲載するべき宣伝広告のデザインが決定されると、そのデザインに基づいて印刷事業主体がしおり2の印刷を行い、所望の枚数のしおり2を生成する(生成工程)。このとき印刷事業主体では、図によって例示したQRコードのほか、説明で例示した電子透かしをしおり2に付することもできる。
【0051】
さらに、放送番組に関連して上記の抽選を実行する企画が盛り込まれている場合、その抽選で使用される抽選番号(例えば4〜6桁の通し番号)が予め用意される。この場合、しおり2の生成に際して、個々のしおり2に対してそれぞれ1つずつ固有の抽選番号が印刷される。また、しおり2に抽選番号を付する場合、複製防止のために複製防止印刷(例えば潜像印刷、パール印刷、ホログラム印刷等)の加工が施される。
【0052】
こうして生成されたしおり2は、上記のPOPスタンド10を用いて全国各地の書店で陳列される。このとき、各書店では来店者に対して所望のしおり2を自由に取得することを促したり、あるいは、書籍の購入者に対してしおり2を付属品として提供したりすることで、宣伝広告媒体としてのしおり2が広く配布される(配布工程)。
【0053】
また、来店者に配布されたしおり2に付されたQRコード(または電子透かし)を用いて、携帯電話機1からネットワーク102を通じてサーバ100への接続が行われた場合、その接続を行った携帯電話機1により番組内容情報を閲覧可能とする(接続工程)。具体的には、携帯電話機1は、先ず、しおり2から読み取ったQRコードに基づくURLに従って、基地局101及びネットワーク102を経由してサーバ100に接続する。この携帯電話機1は、サーバ100に対して、このURLに存在するHTMLデータ115の読み出しを要求する。
【0054】
サーバ100では、図5に示す要求受付部111が携帯電話機1からの要求を受け付けると、この要求受付部111が、先ずHTMLデータ取得部113にHTMLデータ115を取得すべき旨のデータの提供を指示する。HTMLデータ取得部113は、この要求受付部111の指示に従って、指定されたURLに基づいてHTMLデータ115を取得し、これを提供部127に引き渡す。そして提供部127は、携帯電話機1に対して、ネットワーク102及び基地局101を経由して、このHTMLデータ115を提供する(データ提供機能)。
【0055】
携帯電話機1では、提供されたHTMLデータ115に基づいて、その表示画面上に放送番組のウェブサイトが表示される。さらにこの表示内容においては、携帯電話機1のユーザがこの抽選に応募するにあたり、しおり2に印刷された抽選番号の他に個人メールアドレス等の個人情報を入力すべき旨の情報が含まれている。携帯電話機1は、入力された抽選番号とともに個人メールアドレスなどの個人情報及び端末IDを、抽選要求(抽選応募)としてサーバ100に対して送信する。
【0056】
サーバ100では、要求受付部111がこの抽選要求を受け取ると、まず、個人情報解析部117に対して解析指示を与える。個人情報解析部117は、この抽選要求を解析し、サーバ100にアクセスしてきた携帯電話機1(のユーザ)に関する個人情報を解析する。具体的には、個人情報解析部117は、携帯電話機1からの抽選要求に含まれる個人メールアドレスや端末ID等に基づいて、これらに対応する携帯電話機1のユーザに関する個人情報を割り出す。個人情報解析部117は、解析が終了すると、個人メールアドレス又は端末IDをキーとして、データベース119の個人情報蓄積テーブル121に個人情報をアクセス日時とともに登録する(個人情報蓄積機能)。この処理を行っておくと、個人情報蓄積テーブル121に蓄積した来店者の個人情報を用いて取り扱い商品のマーケティングを行うことができる。
【0057】
また一方、サーバ100では、要求受付部111がこの抽選要求を受け取ると、抽選部125に対して抽選指示を与える。抽選部125は、抽選テーブル123の抽選情報に基づいて抽選を実行する。抽選部125は、この抽選の当否結果を、提供部127を経由して携帯電話機1に対して提供する。携帯電話機1は、提供された抽選の当否結果より当選していた場合、そのユーザが、例えばXYZ放送局によって放映される放送番組の公開放送の観覧者となる権利を付与したり、番組特製の景品を提供したりする。
【0058】
以上のように、宣伝広告システム99を用いて実施される情報伝達方法によれば、放送番組の宣伝広告を全国各地の書店で広く展開することができる。また、書店の来店者に対して配布したしおり2を通じて番組のウェブサイトへ誘引することにより、実際に放送番組の視聴につながる動機づけを行うことで、効果的に宣伝の効果(視聴率の向上)を発揮することができる。また、しおり2を取得した来店者から個人情報の収集することで、放送番組の視聴者層に関するマーケティングに寄与することができる。
【0059】
また、上記の宣伝広告システム99は、書店の来店者に対して放送局が提供する放送番組の内容を宣伝するためのシステムであることから、書店と放送局という顧客層の相異なる事業主体間において、従来には見られない宣伝上のタイアップ事業を行うことができる。
【0060】
図6から図8は、広告宣伝媒体としてのしおりの別例を示している。
先ず図6に示されるしおり20は、図1に示されるしおり2に対して、長手方向に倍の長さを有する本体を中央で2つ折りにして構成されている。この場合、1つのしおり20に表片20a及び裏片20bが存在することから、これら表片20a,裏片20bの表面と裏面を印刷面として利用することができる。
【0061】
また図7に示されるしおり22は、図1に示されるしおり2と同等の本体をその上端部で2つ貼り合わせて構成されており、2つの本体は上端部に位置する接着領域22cにて接着されている。この場合も同様に、1つのしおり22に表片22a及び裏片22bが存在することから、これら表片22a,裏片22bの表面と裏面を印刷面として利用することができる。
【0062】
次に図8に示されるしおり24は、図1に示されるしおり2に対して、倍の幅を有する本体を中央で2つ折りにして構成されている。この場合も同様に、1つのしおり24に表片24a及び裏片24bが存在することから、これら表片24a,裏片24bの表面と裏面を印刷面として利用することができる。特に表片24aと裏片24bとを見開きの状態にした場合は幅広い宣伝広告領域を形成することができるため、視覚的にインパクトの大きい広告を表すことができる。
【0063】
また、図6,図7,図8に示されるしおり20,22,24を用いた場合、1冊の書籍中で複数のページ(2箇所)にしおり片を挟み込んでおくことができる。また、全体のサイズが1枚のしおり2と同等であるものの、全体として宣伝広告に利用することができる面積をより大きく確保できることから、それだけ広告デザインの自由度が増す。特に図7に示されるしおり22については、その表片22aと裏片22bとを別々のページに挟み込んでおくと、その上端部に位置する接着領域22cが常に書籍から外部(例えば上方)に飛び出た状態となる。したがって、この接着領域22cに宣伝広告を表しておけば、利用者の目に宣伝広告が触れやすくなり、それだけ宣伝効果が高まる。
【0064】
本発明は上記の実施形態に制約されるものではない。一実施形態では宣伝広告媒体としてしおりを挙げているが、この他には書籍を保護するブックカバーや帯を宣伝広告媒体とした実施形態が挙げられる。特に図示していないが、ブックカバーは、多くの書店において購入した書籍の表紙、背表紙及び裏表紙を覆う態様で付されるものである。帯は、書籍の下半分又は下部の約3分の1の範囲内で表紙、背表紙及び裏表紙を覆う態様で付されるものである。これらブックカバーや帯を宣伝広告媒体とすることで、実際に書籍を購入した来店者に特定して情報の伝達を行うことができる。
【0065】
また広告の内容については、例えばしおりの表面には放送番組の宣伝広告を表し、裏面には放送番組に関連する書籍の広告を掲載するとともに、その番組関連書籍の購入用ウェブサイト(インターネットを用いた通信販売を行うウェブサイト)にアクセスするための二次元コード、電子透かし等を付することもできる。この場合、不特定多数の来店者を対象に宣伝広告を行うのではなく、関連書籍の購入に興味のある来店者だけに宣伝広告を行うことができる。
【0066】
あるいは、しおりの表面に放送番組の宣伝広告を表しておき、裏面にはその番組の放送予定日(日付、曜日)におけるテレビ番組表を掲載してもよい。この場合、利用者は書店へ行けば放送予定日のテレビ番組表を容易に入手できることから、利用者に対して積極的に書店へ出向こうとする動機づけを与え、その結果として書店の集客力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】しおりの表面及び裏面を示す図である。
【図2】QRコードの利用形態を表す図である。
【図3】しおりをPOPスタンドに収容して陳列した状態を表す図である。
【図4】宣伝広告システムのシステム構成例を示す図である。
【図5】図4に示すサーバにおいて動作しているソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図6】しおりの第2例を示す図である。
【図7】しおりの第3例を示す図である。
【図8】しおりの第4例を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
1 携帯電話機
2 しおり
4 光学読取装置
10 POPスタンド
10a 収容ポケット
100 サーバ
101 基地局
102 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷面を有する本体と、
前記本体の印刷面に形成され、放送事業主体により提供される放送番組に関する宣伝広告が表された宣伝広告領域と、
前記本体の印刷面に形成され、所定の情報端末機器にて読取可能であり、かつ前記情報端末機器から前記放送番組の内容に関する番組内容情報が記録された記録装置に対してインターネットを通じて接続するための接続関連情報が付された接続関連情報領域と
を備えたことを特徴とする宣伝広告媒体。
【請求項2】
請求項1に記載の宣伝広告媒体において、
前記接続関連情報は、前記記録装置に記録された前記番組内容情報の所在地が二次元コードの形態により表記されたコード情報であることを特徴とする宣伝広告媒体。
【請求項3】
請求項1に記載の宣伝広告媒体において、
前記接続関連情報は、前記記録装置に記録された前記番組内容情報の所在地が電子透かしの形態により表記された画像情報であることを特徴とする宣伝広告媒体。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の宣伝広告媒体において、
前記本体の印刷面には、前記放送番組に関連して実施される抽選の参加対象として予め設定された複数の抽選番号の中の少なくとも1つを含む固有情報がさらに付されていることを特徴とする宣伝広告媒体。
【請求項5】
請求項4に記載の宣伝広告媒体において、
前記本体の印刷面には、複写により得られた複写物とその複写前における原本とを相互に識別可能とする複写防止印刷領域がさらに含まれることを特徴とする宣伝広告媒体。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の宣伝広告媒体において、
前記本体が出版物にしおりとして挟み込み可能なシート状片の形態を有することを特徴とする広告宣伝媒体。
【請求項7】
請求項1から5のいずれかに宣伝広告媒体において、
前記本体が出版物の外面を覆うカバー体として使用可能な形態を有することを特徴とする広告宣伝媒体。
【請求項8】
放送事業主体により提供される放送番組の内容に関する番組内容情報をインターネットを通じて接続可能な記録装置に記録する記録工程と、
出版物にしおりとして挟み込み可能なシート状片の外面に前記放送番組に関する宣伝広告を印刷するとともに、所定の情報端末機器にて読取可能であり、かつ前記情報端末機器からインターネットを通じて前記記録装置に接続するための接続関連情報を前記シート状片の外面に付することでしおり形状の宣伝広告媒体を生成する生成工程と、
書籍販売店にて前記宣伝広告が書籍販売店の来店者から視認可能となる状態で複数の前記宣伝広告媒体を陳列し、かつ前記来店者に対して前記宣伝広告媒体を配布する配布工程と、
前記来店者に配布した前記宣伝広告媒体に付された前記接続関連情報を用いて前記情報端末機器からインターネットを通じて前記記録装置への接続が行われた場合、その接続が行われた前記情報端末機器により前記番組内容情報を閲覧可能とする接続工程と
を備えたことを特徴とする情報伝達方法。
【請求項9】
請求項8に記載の情報伝達方法において、
前記放送番組に関連して実施される抽選に使用する複数の抽選番号を予め設定する設定工程と、
前記設定工程にて設定された全ての抽選番号にそれぞれ対応させた抽選番号情報を、前記生成工程で生成される個々の前記宣伝広告媒体に対して1つずつ付する付番工程と、
前記接続工程にて前記情報端末機器からインターネットを通じて前記記録装置への接続が行われた場合、その接続が行われた前記情報端末機器において、前記宣伝広告媒体に付された抽選番号情報とともに前記来店者に関する個人情報を前記記録装置に対して送信することを要求する旨のメッセージを表示する要求工程と、
前記要求工程にて送信が要求された抽選番号情報および個人情報を前記記録装置が受信した場合、その受信した抽選番号情報および個人情報を相互に関連付けた状態で1件の応募情報として蓄積する蓄積工程と、
前記蓄積工程にて蓄積された複数件の応募情報に含まれる抽選番号情報の中から抽選によって当選番号を決定する抽選実施工程と、
前記抽選実施工程にて決定された当選番号に対応する抽選番号情報に関連付けられて前記記録装置に蓄積されている個人情報を抽出し、この抽出した個人情報に基づいて当選者を特定する特定工程と、
前記特定工程にて特定された当選者に対し、その当選者が保有する前記情報端末機器において受信可能な当選結果情報を送信する送信工程と
をさらに備えたことを特徴とする情報伝達方法。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の情報伝達方法において、
前記生成工程では請求項1から5のいずれかに記載の宣伝広告媒体が生成されることを特徴とする情報伝達方法。
【請求項11】
請求項8から10のいずれかに記載の情報伝達方法において、
前記配布工程では、複数の前記宣伝広告媒体を配列した状態で収容可能な収容体を用いて前記宣伝広告媒体を陳列し、この収容体から前記来店者が任意に持ち去ることで前記宣伝広告媒体の配布が行われることを特徴とする情報伝達方法。
【請求項12】
請求項8から10のいずれかに記載の情報伝達方法において、
前記配布工程では、複数の前記宣伝広告媒体を配列した状態で収容可能な収容体を用いて前記宣伝広告媒体を陳列しておき、前記来店者が出版物を購入した際に、その購入した出版物に付属する物品として前記宣伝広告媒体の配布が行われることを特徴とする情報伝達方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−256867(P2007−256867A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−84288(P2006−84288)
【出願日】平成18年3月24日(2006.3.24)
【出願人】(000162113)共同印刷株式会社 (488)
【Fターム(参考)】