説明

容器のためのすすり蓋

【課題】回動による薄膜シール部の開口手段と開口部の開閉手段とを有するカバー兼閉鎖蓋を提供する。
【解決手段】膜12によってシールされた開口頂部を有する飲料容器の頂部41に取り付けられる蓋20において、容器10の閉じられた頂部を開くと共に、すすり口を通じた容器の内容物取り出し構造を有する。一形態において、蓋は本体30と回転可能な中央部40とを含み、中央部には指で中央部を回転させる窪み42を有する。突起が、中央部の底部から膜に向かう方向に延びる。中央部が回転されたとき、突起が膜に穴を開けるまで突起が膜に向かって押される。蓋は、膜に穴が開けられた後に人が飲料をすするための閉止可能な開口31を含んでもよい。開口は、中央部を回転させることにより選択的に開閉され、その回転は、すすり蓋の開口を覆うカバーを選択的に動かす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器のためのすすり蓋(sip lid)に係り、特に、容器の開口部をカバーする膜(メンブレン;membrane)の穴開けを可能にするすすり蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
コーヒー等の飲料は、蓋を有する容器にしばしば供される。蓋は、容器をシールするため、及び/又はカップの内容物の不意のこぼれを防止または制限するため、カップの頂部開口を覆って配置される。幾つかの従来の蓋は、蓋に比較的小さな開口を含み、人が開口を通じて飲料をすすることを可能にする。人が開口を通じて飲料をすすることを可能にするある公知のタイプの蓋は、内側部及び外側部を含み、外側部は内側部に対して回転可能であり、内側部及び外側部の開口を整列させたり(開位置)、内側部及び外側部の開口を互いの整列状態から外すよう移動させたりする(閉位置)。この種の蓋は例えば特許文献1に示されている。
【0003】
他の公知の蓋は、カップの頂部開口をカバーする金属ホイルシール膜に穴を開けるための要素を含む。例えば、特許文献2は、カッタを有する蓋を開示している。カッタは、蓋の一部の回転時に、容器の金属ホイルカバーに穴を切り込むナイフ刃を含む。
【0004】
【特許文献1】米国特許第6,732,875号明細書
【特許文献2】米国特許第4,901,435号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、容器のための蓋、及び容器と蓋の組み合わせに関する。蓋は、容器の頂部開口をシールする膜(メンブレン;membrane)に穴を開けるための構造若しくは機構を提供する。膜は概してホイル(foil)、フィルム等の形態を有する。蓋はすすり口(sip opening)を含んでもよい。すすり口は、膜の穴開け時、容器の内容物の消費のためのアクセスを許容する。好ましくは、膜に穴を開ける蓋の動作は、同時にすすり口を開く。また好ましくは、その動作は、蓋の一部の蓋の他部に対する回転からなる。内容物は、限定されないが、コーヒー、ホットチョコレート、カプチーノ、液状デザート及び半液体、高流動食を含んでもよい。
【0006】
本発明の蓋は、飲料容器等の容器の頂部に取り付けられるよう設計され、容器は、その頂部開口をシールして覆う膜を有する。蓋は好ましくは、本体と中央部に形成されたすすり口を含む。中央部は、その頂面に、人が指で中央部を掴んで中央部を回すための把持部を有する。突起が、中央部の底面から下方に、膜に向かって延びる。中央部が回転されると、突起が膜に穴を開けるまで、突起が膜に向かって押される。好ましくは、蓋は、膜に穴が開けられた後に人が飲料をすする閉止可能な開口を含む。開口は、中央部を回転させることにより選択的に開閉される。
【0007】
本発明は、その一形態において、閉じられた頂部を有する容器と、その上に被さる蓋とに関する。蓋は、すすり口と、容器の閉じられた頂部を開き同時にすすり口を通じた容器の内容物へのアクセスを提供するための機構とを有する。
【0008】
本発明は、その他の形態において、閉じられた頂部を有する容器と、その上に被さる蓋とに関する。蓋は、再閉止可能なすすりカバーを備えたすすり口と、すすりカバーをすすり口から離れるよう動かす機構であって、容器の閉じられた頂部を開き、これにより同時にすすり口を通じた容器の内容物へのアクセスを提供する機構とを有する。
【0009】
本発明は、その他の形態において、容器の頂部開口をカバーする膜を有する容器のための蓋に関する。蓋は、固定側の本体と回転可能な中央部とを有する。中央部は、ユーザによって掴まれて中央部を回すよう用いられる上面を有する。本体の下側は、容器の膜に向くカムを含み、中央部の回転は、カムによって係合される突起を、容器の膜に向かって動かし、膜に穴を開けさせる。
【0010】
有利な一形態において、突起はアームに配置され、アームは、中央部から半径方向に離間されると共に、突起の方向から離れるように向く溝を含む。溝は、蓋の本体の底面から下方に延びるカムの挿入を受け入れる。カムは傾斜され、これにより、中央部の回転が、突起を有する半径方向に離間されたアームが下方に動くのを許容する。
【0011】
本発明は、膜を有する容器のための蓋をも備える。蓋は、固定側の本体と、本体に対し回転可能な部材とを含む。回転可能な部材は、その主要部から半径方向に離間されたアームを有すると共に、突起を含む。突起は、回転可能な部材が容器上に配置されて回転されたとき、膜に穴を開ける。
【0012】
本発明は、膜を有する容器のための蓋をも備える。蓋は、頂面及び底面を有する本体を備える。底面は、そこから下方に延びる傾斜面を有する。蓋は更に、本体に対し回転可能な部分を含む。アームが、回転可能な部分から半径方向に離間されると共に、本体の底面から離れるように向く突起を有する。アームは傾斜面に接し、これにより、回転可能な部分の回転が、アームを傾斜面に沿って乗らせ、これによりアームの突起を本体の底面から離れるように、且つ膜カバーに向かって、動かす。
【0013】
本発明は、膜カバーを有する容器のための蓋をも備える。蓋は、本体と、回転可能な中央部とを含む。本体はすすり口を含む。本体の中ですすり口の下に位置されたすすりカバーが、中央部に接続され、これにより中央部の回転が、すすりカバーによるすすり口の閉及び開の両方を生じさせる。好ましくは、突起に膜の穴を開けさせる中央部の同じ回転動作が、すすりカバーをも動かしてすすり口を開く。
【0014】
本発明のさらなる形態において、すすり蓋は、本体と、回転可能な中央部とを有する。中央部はその下の膜に穴を開ける。すすり蓋は、回転可能な中央部と本体との間のパッケージ一体化タブ(package integrity tab)を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面の複数の図に関連して本発明が説明される。複数の図を通して同様の符号が同様の要素を表す。
【0016】
ここで図1を参照すると、容器10が、膜12によってシールされたカップ11として示される。カップ11は、紙、厚紙、スタイロフォーム(商標)及び種々の熱可塑性プラスチックを含むあらゆる適切な材料からなることができる。膜12は、金属及びプラスチックを含むあらゆる適切な材料からなることができる。容器10は、液体若しくは流動可能な半液体を収容すべく設計される。
【0017】
蓋20はカップ11の頂部に配置され、膜12をカバーするオーバーキャップ(overcap)として機能する。蓋20は、固定側の本体30と、回転可能な部材もしくは中央部40とを含む。本体30は、後述するように、膜12が穴開けされた後にユーザが容器11から飲料をすするための開口31を有する。
【0018】
本体溝33が、回転可能な中央部40の外周に隣接して半径位置に位置される。本体溝33は、膜12が穴開けされた後、中央部40と本体30との間に不注意でこぼれた液体を溜める。
【0019】
中央部40は、外方に向く頂面41を有する。頂面41は、180°の反対側に位置され別々に窪まされ且つ十分なサイズを有する二つの作動可能な面42を有し、これら面42は、ユーザが頂面41をつかんで中央部40を回すのを可能にする。凹状窪み中央43の形態を有する窪みは、容器11から液体をすするときにユーザの鼻を受け入れる。
【0020】
中央部40を最初に回す前、パッケージ一体化タブ44は、本体30と中央部40との両方の間にまたがり、その両方に固定されている。中央部40が最初に回転された後、タブ44は本体30と中央部40との間で分離され、容器10が過去に開けられたことを示す。
【0021】
ここで図4及び図5を参照して、本体30は内方に向く面34を有する。面34は、膜12に向かって下方に向く。面34から伸長するのは、傾斜カム35の形態を有する傾斜面と、停止体36,39と、浅い区画室38を規定する複数のフィン37である。
【0022】
ここで図5の中央部を参照して、中央部40は下向きの面45を有する。周方向に延びるアーム46が、中央部40の主要部から半径方向に離間されると共に、支持体47を介して中央部40の主要部に固定されている。支持体47は、その一端が中央部40の主要部にブラケット54により固定されると共に、その他端が中央部40の主要部にブラケット54’により固定される。支持体47から最も遠いアーム46の端部は、下方に延びる突起48を含む。突起48は、蓋20がカップ11上に配置されたとき膜12に向かってアーム46から下方に延びる。
【0023】
溝49が、アーム46から上方に延びる一対のリッジ(うね;ridge)から形成される。溝49は、傾斜カム35の挿入を受け入れるよう寸法づけられる。
【0024】
すすりカバー50もまた、中央部40の主要部から半径方向に離間されると共に、複数の支持体51を介して中央部40の主要部に固定されている。すすりカバー50は、上方に向く面50a(図6)を有し、面50aは、(図1に示されるように)容器10が閉状態にあるときに開口31にふたをする。
【0025】
突起52が、内方且つ下方に向く本体30の面34に向かって、膜12から離れる上向き方向に、すすりカバー50から延びる。突起52は、すすりカバー50に弾性的に形成され、及び/又は、すすりカバー50に向かって付勢される。突起52は、複数のフィン37によって規定される複数の浅い区画室38の一つに選択的に配置される。すすりカバー50を含む中央部40の材料の弾力特性、及び/又は突起52の付勢特性により、突起52が、中央部40の回転につれ、複数の区画室38の一つに付勢されると共に、フィン37の表面の一つに沿って乗り上げて区画室から強制排出されることが可能になる。結果的に、フィン37と突起52の組み合わせは、中央部40の自由回転を制限する抵抗を提供する。
【0026】
ここで図2a、図2b、図3a及び図3b、特に初期位置における図2a及び図3aを参照して、容器10を最初に開ける前、蓋20はその閉状態にあり、即ちすすりカバー50は開口31を閉じており、このとき本体30と中央部40の両方に取り付けられたパッケージ一体化タブ44はすすり蓋20がまだ最初に開けられていないことを示す。最初に、内方に延びる突起48は、膜12に対し最上方の引込み位置にある。容器10の開口をカバーする膜12に穴を開けるため、人は、窪まされた作動面42を押すことにより、中央部40を指でつかみ、矢印60で示されるように時計回りに十分な圧力を作用する。方向60への中央部40の回転は、最初に、本体30と中央部40の間でのパッケージ一体化タブ44の接続を分離し、同時に、溝49を有する外周に離されたアーム46を傾斜カム35に沿って乗せ、突起48を膜12に向かって内方に押し、最終的に膜12に穴を開けさせる。中央部40が回転されるにつれ、カバー50が回転されて開口31から離される。全開位置において、図3bに示されるように、カバー50の端面53は停止体39に接する。有利にも、突起48によって膜に作られた切り込みは開口31に近く、これにより、容器10を傾けることによって容器10から飲料をすすることが容易になり、人が開口31から飲料を飲むのを可能にする。
【0027】
すすり蓋20は、図2b及び図3bに矢印61で示されているように、中央部40を反対方向に回転させることにより閉じることができる。中央部40の方向61への回転は、開口31を覆うようにカバー50を戻す。全閉位置において、カバー端面55は停止体36に接し、端面54は停止体39に接する。
【0028】
当該すすり蓋が従来のすすり蓋に見られない利点と特徴を提供することが当業者にとって明らかであろう。例えば、好適実施形態において、当該すすり蓋は、ユーザが回転可能な中央部を選択的に回転させるまで、膜でシールされた容器を閉じられ且つシールされた状態に維持するのを可能にする。その中央部の回転は、同時に、その下にある膜に穴を開け、すすり口を開き、ユーザが容器から飲料をすすることを可能にする。次に、ユーザは、すすり蓋を反対方向に回転し、開口を閉じ、容器からの不意のこぼれを防止できる。加えて、当該容器は、タブの形態を有したパッケージ一体化要素を含む。これは、容器がまだ最初に開けられていないことの表示を提供する。
【0029】
以上、本発明がその実施形態に関して説明されたが、本発明の範囲及び思想から外れることなく、変形や改良がそれら好適実施形態になされ得ることが、当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係る蓋付き容器の斜視図である。
【図2a】閉状態で示された図1の蓋の上面図である。
【図2b】開状態で示された蓋の上面図である。
【図3a】図2aの蓋の底面図である。
【図3b】図2bの蓋の底面図である。
【図4】図2a及び図2bの4−4線に沿った蓋の本体の一部断面図である。
【図5】容器と図2aの蓋との展開図である。
【図6】蓋の本体から取り外された、図1の回転可能な中央部の平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉じられた頂部とこれを覆う蓋とを有する容器であって、前記蓋がすすり口を有し、前記蓋が、前記容器の前記閉じられた頂部を開くと同時に前記すすり口を通じた容器の内容物へのアクセスを提供するための機構をさらに有する容器。
【請求項2】
前記閉じられた頂部が前記容器を覆う膜材を備える請求項1記載の容器。
【請求項3】
前記蓋が頂部と底部を備え、前記機構が回転可能な中央部を備え、前記中央部が前記底部から下方に延びる突起を有し、
前記中央部が、前記蓋の本体に対し回転可能であり、前記突起を前記閉じられた頂部に向かって下方に動かし、下方の前記閉じられた頂部に穴を開けさせる請求項1記載の容器。
【請求項4】
前記突起が、前記回転可能な中央部の主要部から半径方向に離間される請求項3記載の容器。
【請求項5】
前記中央部がアームを備え、前記アームが、前記突起の方向から離れるように向く溝を備え、前記溝が、前記蓋の前記本体の底面に配置された傾斜カムに沿ってスライド可能であり、これにより前記中央部の回転が、前記突起を有する前記アームが前記底面から離れる方向に動くことを許容する請求項3記載の容器。
【請求項6】
前記回転可能な中央部が、一方向又は他方向への回転時に前記すすり口を閉じたり開いたりするすすりカバーを備える請求項3記載の容器。
【請求項7】
閉じられた頂部とこれを覆う蓋とを有する容器であって、前記蓋がすすり口と再閉止可能なすすりカバーとを有し、前記蓋が、
前記すすりカバーを前記すすり口から離れるよう動かし、且つ、
前記容器の前記閉じられた頂部を開口し、
これにより同時に前記すすり口を通じた容器の内容物へのアクセスを提供するための機構をさらに有する容器。
【請求項8】
前記閉じられた頂部が前記容器を覆う膜材を備える請求項7記載の容器。
【請求項9】
前記蓋が頂部と底部を備え、前記機構が回転可能な中央部を備え、前記中央部が前記底部から下方に延びる突起を有し、
前記中央部が、前記蓋の本体に対し回転可能であり、前記突起を前記閉じられた頂部に向かって下方に動かし、下方の前記閉じられた頂部に穴を開けさせる請求項7記載の容器。
【請求項10】
前記突起が、前記回転可能な中央部の主要部から半径方向に離間される請求項9記載の容器。
【請求項11】
前記中央部がアームを備え、前記アームが、前記突起の方向から離れるように向く溝を備え、前記溝が、前記蓋の前記本体の底面に配置された傾斜カムに沿ってスライド可能であり、これにより前記中央部の回転が、前記突起を有する前記アームが前記底面から離れる方向に動くことを許容する請求項9記載の容器。
【請求項12】
前記すすりカバーが前記すすり口を完全にカバーするのに十分なサイズである請求項7記載の容器。
【請求項13】
膜カバーを有する容器のための蓋であって、
頂部、底部、固定側の本体及び回転可能な中央部を備え、前記中央部が、前記底部から下方に延びる突起を有し、
前記中央部が、前記本体に対し回転可能であり、前記突起を前記膜カバーに向かって下方に動かす蓋。
【請求項14】
前記中央部の回転が、前記突起がその下に配置された容器の膜に穴を開けるのを許容する請求項13記載の蓋。
【請求項15】
前記突起が、前記回転可能な中央部の主要部から半径方向に離間される請求項13記載の蓋。
【請求項16】
前記突起が、前記中央部の前記主要部から半径方向に離間されたアームに配置される請求項15記載の蓋。
【請求項17】
前記アームが、前記突起の方向から離れるように向く溝を備え、前記溝が、前記蓋の前記本体の底面に配置された傾斜カムに沿ってスライド可能であり、これにより前記中央部の回転が、前記突起を有する前記半径アームが前記底面から離れる方向に動くことを許容する請求項16記載の蓋。
【請求項18】
前記蓋が取り付けられた容器から飲むことを許容すべく、前記本体にすすり口をさらに備える請求項18記載の蓋。
【請求項19】
前記回転可能な中央部が、一方向又は他方向への回転時に前記すすり口を閉じたり開いたりするすすりカバーを備える請求項18記載の蓋。
【請求項20】
前記突起が引込み位置にあるとき前記すすりカバーが前記すすり口を閉じ、前記突起が伸長位置にあるとき前記すすりカバーが前記すすり口を開く請求項19記載の蓋。
【請求項21】
前記本体と前記回転可能な中央部とを接続するパッケージ一体化タブをさらに備え、前記本体に対する前記回転可能な中央部の回転時に前記タブが破壊可能であり、これにより前記回転可能な中央部が前記本体に対し以前回転されたことを表示する請求項13記載の蓋。
【請求項22】
前記中央部が、頂面と、該頂面に形成された窪みとを有する請求項13記載の蓋。
【請求項23】
前記本体の頂部が、前記中央部に隣接して周方向に配設された溝を有する請求項13記載の蓋。
【請求項24】
容器の開かれた頂部をカバーする膜を有する容器のための蓋であって、
本体と、回転可能な部材とを備え、
前記回転可能な部材が前記本体に対し回転可能であり、前記回転可能な部材がアームを備え、該アームが、前記回転可能な部材の主要部から半径方向に離間されると共に突起を有し、前記回転可能な部材が回転されるとき、前記蓋が取り付けられている前記容器の膜に穴を開ける方向に前記突起が可動である蓋。
【請求項25】
前記本体が頂面と底面を備え、前記底面がこれから延びる傾斜面を有し、前記半径方向に離間されたアームが前記傾斜面に接し、これにより前記回転可能な部材の回転が前記アームを前記傾斜面に乗り上げさせ、これにより前記アームを前記本体の前記底面から離れるよう動かす請求項23記載の蓋。
【請求項26】
回転可能な中央部を囲繞する本体を有する容器の蓋であって、
前記本体がすすり口を有し、前記中央部が、前記すすり口を選択的に開閉するためのすすりカバーを有し、前記中央部が突起をも有し、前記蓋が容器の上に位置され前記回転可能な中央部が前記本体に対して回転されたとき、前記突起が容器の膜に穴を開けるような位置に下方に動き、
前記本体に対する前記中央部の移動が、本質的に同時に前記すすり口を開き、且つ前記膜に穴を開ける蓋。

【図1】
image rotate

【図2a】
image rotate

【図2b】
image rotate

【図3a】
image rotate

【図3b】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−162691(P2008−162691A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−234172(P2007−234172)
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(501360131)クラフト・フーヅ・ホールディングス・インコーポレイテッド (49)
【氏名又は名称原語表記】KRAFT FOODS HOLDINGS, INC.
【住所又は居所原語表記】Three Lakes Drive, Northfield, Illinois 60093 United States of America
【Fターム(参考)】