説明

容器

【課題】最終段階の検証のみで、初めての使用であるか否かを判断できる注射器タイプの容器を提供することである。
【解決手段】容器本体と、前記容器本体の開口部を閉鎖するキャップ体とを具備してなる容器であって、
前記キャップ体は、キャップ本体部とピストンロッド体とを具備し、
前記キャップ本体部と前記ピストンロッド体とは、薄肉部を介して、一体的に連結されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器に関する。
【背景技術】
【0002】
注射器型の容器が、薬剤の注入とか充填に際して用いられている。例えば、薬液を体内に注入するに際して、注射器が用いられる。この注射器は、注射針と、注射器本体と、注射器本体内の薬液を先端から押し出す為のピストンロッド体とからなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−125162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
注射器の再使用が指摘されている。
ところで、その注射器が、初めての使用であるのか、それとも、2回目以降の繰り返しての使用であるかは、その注射器を初めて手にした使用者には判り難い。
初めての使用であるか、それとも2回目以降の使用であるかが、使用者には判り難い故に、繰り返しての再使用と言う問題が起きる。すなわち、注射を行う医者などが注射器再使用の問題に注意していても、予め用意された薬液充填注射器を初めて目にした段階では、注射器が2回目以降の使用であるか否かは判らない。
【0005】
このようなことから、本願発明者は、準備段階(例えば、薬液充填段階)を一つ一つ検証しなくても、最終段階(注射直前段階)の検証のみで、その注射器の使用が初めてであるか否かが判れば非常に好都合であろうと考えるに至った。
【0006】
従って、本発明が解決しようとする課題は、最終段階の検証のみで、初めての使用であるか否かを判断できる注射器タイプの容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題は、
容器本体と、前記容器本体の開口部を閉鎖するキャップ体とを具備してなる容器であって、
前記キャップ体は、キャップ本体部とピストンロッド体とを具備し、
前記キャップ本体部と前記ピストンロッド体とは、薄肉部を介して、一体的に連結されてなる
ことを特徴とする容器によって解決される。
【0008】
好ましくは、容器本体はピストンロッド体が摺接する筒状部を具備することを特徴とする上記容器によって解決される。
【0009】
好ましくは、ピストンロッド体は容器本体内壁に摺接する摺接部を具備することを特徴とする上記容器によって解決される。
【0010】
好ましくは、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部の位置が、該ピストンロッド体と容器本体との摺接部位置よりも後方側の位置であることを特徴とする上記容器によって解決される。
【0011】
好ましくは、連結薄肉部にはスリットが設けられてなることを特徴とする上記容器によって解決される。
【0012】
好ましくは、連結薄肉部の内形は、ピストンロッド体が進入する容器本体の内形より小さく構成されてなることを特徴とする上記容器によって解決される。
【0013】
好ましくは、ピストンロッド体の先端側には外側に拡開状の壁が設けられてなり、前記壁が容器本体の内壁に摺接し得るよう構成されてなることを特徴とする上記容器によって解決される。
【0014】
好ましくは、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部が切断されない状態において、ピストンロッド体の先端部が容器本体の内壁に摺接しているよう構成されてなることを特徴とする上記容器によって解決される。
【0015】
好ましくは、キャップ体は容器本体に対して着脱可能に構成されてなることを特徴とする上記容器によって解決される。
【0016】
好ましくは、容器本体はキャップ体が配される側とは反対側に凸部を具備してなり、前記凸部は内部に穴を有し、前記穴が存する位置における前記凸部には薄肉部が形成されており、前記薄肉部において前記凸部が切られた場合、前記穴が貫通孔となることを特徴とする上記容器によって解決される。
【発明の効果】
【0017】
容器本体内に充填された液体とか粘調体などの流体は、ピストンロッド体の作動によって、容器本体外に押出される。この押出(排出)に際しては、ピストンロッド体はキャップ本体部から分離(切断)される必要が有る。従って、ピストンロッド体がキャップ本体部から分離(切断)されているか否かをチェックすることで、容器が初めての使用であるのか否かの判定が出来る。
【0018】
ピストンロッド体がキャップ本体部から分離される為には、薄肉部の切断が必要である。この切断には物理的な力が多少とも必要である。従って、使用に際しての感触で以って、ピストンロッド体のキャップ本体部からの分離(切断)がされたか否かの判断できる。このことは非常に好都合である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】キャップ本体部とピストンロッド体とが分離(切断)前段階での本発明になる容器の断面図
【図2】キャップ本体部からピストンロッド体とが分離(切断)され、ピストンロッド体が多少なりとも押し込まれた段階での本発明になる容器の断面図
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明は容器である。特に、注射器型の容器(薬液などの流体を注射する時に使用する注射器の如く、注射針が絶対に必要と言うものでは無い。勿論、注射針を具備するタイプのものであっても良い。)である。本容器は、容器本体と、前記容器本体の開口部を閉鎖するキャップ体とを具備する。前記キャップ体は、キャップ本体部と、ピストンロッド体とを具備する。前記キャップ本体部と前記ピストンロッド体とは、薄肉部を介して、一体的に連結されている。この構成によれば、容器本体内に充填された流体(液体、流動体、薬液、剤)は、ピストンロッド体の作動(ピストンロッド体の押し込み)によって、容器本体外に押出される。例えば、容器本体の先端部に形成された開口(孔)から押出される。この押出に際して、ピストンロッド体は、先ず、キャップ本体部から分離(切断)されなければならない。従って、ピストンロッド体がキャップ本体部から分離(切断)されているか否かのチェックで、容器が初めての使用であるのか否かの判定が出来る。ピストンロッド体のキャップ本体部からの分離には、連結薄肉部の切断が必要である。この切断には物理的な力が必要である。従って、使用に際しての感触(連結薄肉部の切断(ピストンロッド体の押込)に多目の力が掛ったか否かの感触)で以って、ピストンロッド体のキャップ本体部からの分離(切断)が判断できる。このことは非常に好都合である。
【0021】
本発明の容器は、その容器本体が、好ましくは、ピストンロッド体が摺接する筒状部を具備する。例えば、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部が切断されて該ピストンロッド体が容器本体内に押し込まれた(例えば、更に押し込まれた)際、容器本体は該ピストンロッド体が摺接する筒状部を具備する。このように構成させた場合、充填されている流体は容器本体外に特に効率よく押し出される。本発明の容器は、そのピストンロッド体が、好ましくは、容器本体内壁に摺接する摺接部を具備する。例えば、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部が切断されて該ピストンロッド体が容器本体内に押し込まれた(例えば、更に押し込まれた)際、ピストンロッド体(例えば、ピストンロッド体の先端部)が該容器本体(例えば、筒状部)の内壁に摺接する摺接部を具備する。このように構成させた場合、充填されている流体は容器本体外に特に効率よく押し出される。特に好ましくは、容器本体が筒状部を具備し、ピストンロッド体が前記筒状部の内壁に摺接する摺接部を先端に具備する場合である。
【0022】
本発明の容器は、好ましくは、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部の位置が、該ピストンロッド体と容器本体との摺接部位置よりも後方側の位置である。例えば、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部が切断されて該ピストンロッド体が容器本体内に押し込まれた(例えば、更に押し込まれた)際、該連結薄肉部が、該容器本体の内壁に摺接する該ピストンロッド体の先端部よりも後方側の位置に設けられている。キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部の切断は、一般的には、鋭利なナイフを用いて行われるものでは無い。連結薄肉部の切断形態は、通常、押し切られる、或いは捻じ切られる、又は引き千切られると言った形態である。そうすると、切断部には凸凹(ギザギザ)が生ずる。この凸凹がピストンロッド体の先端部に出来てしまうと、流体の押出効率が低下する。或いは、場合によっては、切断によって生じた切屑が液の中に入り込んでしまう恐れも考えられる。しかしながら、連結薄肉部が、該容器本体の内壁に摺接する摺接部(例えば、該ピストンロッド体の先端部)よりも後方側の位置に設けられておれば、前記恐れが大幅に改善される。例えば、切屑が出来ても、ピストンロッド体の先端部が容器本体(筒状部)の内壁に摺接しているから、切屑が薬液の側に入り込むことが無い。
【0023】
本発明の容器は、好ましくは、連結薄肉部にはスリット(本明細書において、スリットは孔の概念も含む。)が設けられている。これによって、連結薄肉部の切断(分離)が容易になる。連結薄肉部にスリットが設けられていても、容器本体はピストンロッド体によって栓をされているかの如くになっている。すなわち、ピストンロッド体の連結薄肉部よりも前方に位置する箇所が容器本体に摺接していることから、この摺接箇所において恰も栓をされているかの如くになっている。従って、容器本体内に充填された薬液が前記スリットから漏れると言った恐れは無い。
【0024】
本発明の容器は、好ましくは、連結薄肉部の内形は、ピストンロッド体(ピストンロッド体の摺接部(例えば、先端摺接部))が進入する容器本体の内形より小さく構成されている。連結薄肉部の切断(分離)は鋭利なナイフで行われるものではないことから、上述の通り、切断部には凸凹(ギザギザ)が生ずる。この凸凹(ギザギザ)が出来ても、この切断箇所のピストンロッド体の大きさは容器本体(例えば、筒状部)の内形より小さい。従って、前記凹凸が容器本体(例えば、筒状部)の内壁に強く擦れるようなことは起きない。よって、ピストンロッド体の動きがスムーズである。
【0025】
本発明の容器は、好ましくは、ピストンロッド体の先端側には外側に拡開状の壁が設けられている。そして、前記壁が容器本体の内壁に摺接し得るよう構成されている。特に、前記壁の周側面が容器本体の内壁に摺接し得るよう構成されている。斯くの如く構成させることによって、充填されている薬液の押し出し効果が高い。尚、前記壁は前記ピストンロッド体と一体的に構成される。勿論、前記壁と前記ピストンロッド体とを別々に構成させても良い。この場合は、前記壁は前記ピストンロッド体の前方側に配置されるのみである。
【0026】
本発明の容器は、好ましくは、キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部が切断されない状態において、ピストンロッド体の先端部が容器本体(筒状部)の内壁に摺接しているよう構成されている。斯くの如く構成させた場合、ピストンロッド体の先端部は容器本体(筒状部)の内壁によって、ピストンロッド体の進行方向が規制(誘導)されていることから、ピストンロッド体の動作がスムーズである。
【0027】
本発明の容器は、好ましくは、キャップ体は容器本体に対して着脱可能に構成されている。斯くの如く構成させた場合、キャップ体を取り外せば、容器本体には大きな口径の開口が出来る。従って、この大きな口径の開口から薬液を容器本体内に充填できるので、好都合である。
【0028】
以下、本発明を更に具体的に説明する。
図1は、容器本体内に充填された薬液がピストンロッドで押し出される前段階の状態における本発明になる容器の断面図である。図2は、容器本体内に充填された薬液がピストンロッドで押し出され始めた後段階の状態における本発明になる容器の断面図である。
【0029】
各図中、1は容器本体である。容器本体1は、例えば樹脂を用いて成型されたものである。勿論、樹脂では無く、ガラス製であっても良い。その他の素材で構成されていても良い。容器本体1は、筒状部2を有する。この筒状部2は、図1,2からも判る通り、後端側に大径部2aを有する。この大径部2aの前方側(図1,2中、右側)に、前記大径部より径が小さいけれども、長さが長い筒状部2bを有する。容器本体1は先端部3が凸状に構成されている。この凸状先端部3の中央には、小径の穴(先端側が塞がれている穴)4が設けられている。凸状先端部3の先端側3aには薄肉部3bが形成されている。そして、この薄肉部3bが千切られることによって、上記穴4は先端側が開口の貫通孔となり、この貫通孔を介して容器本体1内の流体が押し出されるようになる。容器本体1の後端は開口状に形成されている。この開口状後端部5の口径は貫通孔4の口径に比べたならば遥かに大きい。この開口状後端部5の周囲にはフランジ状または断面が階段状のリブ部6が設けられている。
【0030】
10はキャップ体である。キャップ体10は、キャップ本体部11と、ピストンロッド体12とを有する。キャップ本体部11とピストンロッド体12とは、薄肉部13で一体的に連結されている。薄肉部13は、ピストンロッド体12の周囲に沿って設けられている。この薄肉部13には、適宜な長さのスリット(孔:切欠部)が適宜な数だけ形成されている。すなわち、キャップ本体部11とピストンロッド体12とは、ピストンロッド体12の全周に亘って、薄肉部13を介して、繋がっているものでは無い。例えば、0°の位置近傍、90°の位置近傍、180°の位置近傍、270°の位置近傍と言った如く、複数の位置でのみ、キャップ本体部11とピストンロッド体12とが、薄肉部13を介して、繋がっている。勿論、キャップ本体部11とピストンロッド体12とは全周に亘って繋がっていても良い。しかしながら、部分的にのみ繋がったものとしたので、キャップ本体部11とピストンロッド体12とを分離する際、連結薄肉部13を切断する時の力が小さくても済む。このような構造(形状)のキャップ体10は、樹脂を用いた適宜な成型手段で、簡単に得られる。
【0031】
キャップ本体部11は、図1,2から明白な通り、容器本体1のリブ部6に掛止する掛止部14を有する。すなわち、キャップ体10を容器本体1の開口状後端部5に配設した場合、掛止部14がリブ部6に掛止し、キャップ体10は自然には取り外れない。但し、リブ部6と掛止部14とによるキャップ体10のロック力よりも大きな力をキャップ体10に作用させたならば、勿論、容器本体1からキャップ体10を取り外すことが出来る。従って、容器本体1の開口状後端部5の口径は大口径であるから、キャップ体10が取り外されたならば、この大口径の開口状後端部5から容器本体1内に各種の薬液を簡単に充填できる。
【0032】
キャップ本体部11とピストンロッド体12とを連結している薄肉部13は、ピストンロッド体12の先端部(筒状部2の内壁に摺接するピストンロッド体12の先端部)15から所定距離だけ後方の位置に設けられている。すなわち、キャップ体10を容器本体1の開口状後端部5に配設し、リブ部6と掛止部14とによるロックが掛かった状態においては、ピストンロッド体12の先端部15が容器本体1の筒状部2bに内接するよう構成されている。ピストンロッド体12の先端部15が容器本体1の筒状部2bに内接しているから、筒状部2b内に充填されている薬液が容器本体1の開口状後端部5から漏れ出ることが無い。特に、薄肉部13にスリット(孔)が形成されていても、このスリット(孔)の箇所に薬液が漏れ出ることが無い。かつ、ピストンロッド体12の後端に押圧力を作用させ、ピストンロッド体12を筒状部2内に押し込もうとした場合、ピストンロッド体12の先端部15の側壁が筒状部2bの内壁に内接(摺接)しているから、ピストンロッド体12の進行方向がガイドされていることになる。従って、ピストンロッド体12の動作がスムーズである。そして、これ以後のピストンロッド体12の進行に際しては、連結薄肉部13の内縁部がピストンロッド体12の外周壁に当接している。従って、ピストンロッド体12の動作(進行)時、連結薄肉部13の内縁部とピストンロッド体12とが接触しており、かつ、ピストンロッド体12の先端部15の側壁が筒状部2bの内壁に内接(摺接)している。すなわち、ピストンロッド体12の軸芯方向(移動方向)において、ピストンロッド体12は軸芯方向において異なる二箇所(複数個所)で常に規制されている。従って、ピストンロッド体12の移動に際して、ピストンロッド体12が傾き難い。
【0033】
ピストンロッド体12の平面視(視線方向がピストンロッド体12の軸芯方向)において、ピストンロッド体12はキャップ本体部11の中央に位置するよう設けられている。
【0034】
ピストンロッド体12の平面視(視線方向がピストンロッド体12の軸芯方向)において、キャップ本体部11とピストンロッド体12とを連結している薄肉部13は、容器本体1の筒状部2bの内径よりも内側の位置に存するように構成されている。すなわち、(薄肉部13に繋がるピストンロッド体12の外径(薄肉部13の内径))<(筒状部2bの内径)が満足されるよう構成されている。これによって、薄肉部13の切断によって、薄肉部13の周縁部に凹凸(ギザギザ)が出来ても、大きな問題が起きない。
【0035】
容器本体1の筒状部2の内壁に摺接するピストンロッド体12の先端部15は、外側に拡開状の立設壁16を有する。ここで、外側に拡開状の立設壁16に向っての圧力が作用すると、立設壁16は更に外側に拡がるように開くものとなる。従って、立設壁16は、益々、容器本体1の筒状部2の内壁に摺接する。そして、筒状部2内の薬液が確実に押し出されるようになる。
【符号の説明】
【0036】
1 容器本体
2b 筒状部
3 凸状先端部
4 貫通孔
5 開口状後端部
6 リブ部
10 キャップ体
11 キャップ本体部
12 ピストンロッド体
13 薄肉部
14 掛止部
15 ピストンロッド体先端部
16 外側拡開状立設壁



【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と、前記容器本体の開口部を閉鎖するキャップ体とを具備してなる容器であって、
前記キャップ体は、キャップ本体部とピストンロッド体とを具備し、
前記キャップ本体部と前記ピストンロッド体とは、薄肉部を介して、一体的に連結されてなる
ことを特徴とする容器。
【請求項2】
容器本体は、ピストンロッド体が摺接する筒状部を具備する
ことを特徴とする請求項1の容器。
【請求項3】
ピストンロッド体は、容器本体内壁に摺接する摺接部を具備する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2の容器。
【請求項4】
キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部の位置は、該ピストンロッド体と容器本体との摺接部位置よりも後方側の位置である
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの容器。
【請求項5】
連結薄肉部にはスリットが設けられてなる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの容器。
【請求項6】
連結薄肉部の内形は、ピストンロッド体が進入する容器本体の内形より小さく構成されてなる
ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの容器。
【請求項7】
ピストンロッド体の先端側には外側に拡開状の壁が設けられてなり、
前記壁が容器本体の内壁に摺接し得るよう構成されてなる
ことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかの容器。
【請求項8】
壁がピストンロッド体と一体的に構成されている
ことを特徴とする請求項7の容器。
【請求項9】
壁がピストンロッド体とは別体に構成されている
ことを特徴とする請求項7の容器。
【請求項10】
キャップ本体部とピストンロッド体との連結薄肉部が切断されない状態において、ピストンロッド体の先端部が容器本体の内壁に摺接しているよう構成されてなる
ことを特徴とする請求項1〜請求項9いずれかの容器。
【請求項11】
キャップ体は容器本体に対して着脱可能に構成されてなる
ことを特徴とする請求項1〜請求項10いずれかの容器。
【請求項12】
容器本体はキャップ体が配される側とは反対側に凸部を具備してなり、
前記凸部は内部に穴を有し、
前記穴が存する位置における前記凸部には薄肉部が形成されており、
前記薄肉部において前記凸部が切られた場合、前記穴が貫通孔となる
ことを特徴とする請求項1〜請求項11いずれかの容器。



【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−16442(P2012−16442A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−154888(P2010−154888)
【出願日】平成22年7月7日(2010.7.7)
【出願人】(000204608)大下産業株式会社 (13)
【Fターム(参考)】