説明

密封装置

【課題】ガータースプリングの脱落を防止しながら、その装着性を改良した密封装置を提供すること。
【解決手段】本発明の密封装置は、シール部材14のシール基体から被摺接面側に延びて、その先端部を被摺接面に密封摺動する環状の主ラジアルシールリップ16を有する。そして、主ラジアルシールリップ16の背部には、ガータースプリング21を装着するスプリング溝20が形成されている。また、スプリング溝20は、略U字状溝に形成され、このスプリング溝を形成する反シール基体側の垂直壁23の高さHをガータースプリング21の断面直径Dより大きくするとともに、その上端部を凹凸に形成する。これにより、ガータースプリング21の保持力を維持しながら、ガータースプリング21の装着性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪用転がり軸受のシールや、ステアリング等の回転軸のシールに用いられる密封装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車輪用転がり軸受のシール装置や、ステアリング等の回転軸のシール装置に用いられる密封装置においては、主ラジアルシールリップがガータリングにより摺接する回転体に対し締め付けられている。図5は、特許文献1に記載された、自動車の車輪支持用ハブユニットに使用される軸受用密封装置の例である。この例では、シール部材101が芯金102に固定されている。また、シール部材101のシール基体101aから被摺接面(すなわち、スリンガー103の内輪側の円筒部材103aの外周面)側に延びて、その先端部がこの被摺接面を密封摺動する環状の主ラジアルシールリップ104が形成されている。そして、主ラジアルシールリップ104の背部には、スプリング溝105がシール基体101aと略平行に形成され、このスプリング溝105にガータースプリング106が装着されている。スプリング溝105は、底部がガータースプリング106の円形断面の円弧に合わせた円弧部107に形成されている。また、この円弧部107の反シール基体側の上部には、円弧部107から被摺接面に略直交して径方向に延びる垂直壁108が形成されている。また、円弧部107のシール基体側の上部は、シール基体101aに連結される傾斜壁109に形成されている。
【0003】
なお、上記自動車の車輪支持用ハブユニットの密封装置と同様のスプリング溝を備えた密封装置として、特許文献2に記載されたものもある。特許文献2に記載のものは、回転軸及び回転軸を支えるケース間の油漏れを防止するオイルシールに関するものである。
【0004】
次に、他の密封装置の例として、特許文献3に記載された、車両装置のステアリング装置におけるダストシールとしての密封装置を図6に示す。この密封装置は、ハウジングと回転軸201との環状隙間202を密封するものであって、ハウジングに一体的に組み付けられる環状のシール本体203(本発明のシール基体に相当する)に、環状リップ204(本発明の主ラジアルシールリップに相当する)が一体的に形成されている。環状リップ204は、シール本体203から被摺接面(すなわち、回転軸201の外周面)側に延びて、その先端部が回転軸201の外周面を密封摺動するように形成されている。そして、環状リップ204の背部に、ガータースプリング205を装着するための外周環状溝206(本発明のスプリング溝に相当する)がシール本体203と略平行に形成されている。外周環状溝206は、略U字状溝に形成され、略U字状溝の底部はガータースプリング205の断面の円形状に合致する円弧部207に形成されている。また、円弧部207の上部には、被摺接面である回転軸201の外周面に直交して径方向に延びる垂直壁208,209が形成されている。また、垂直壁208,209のうちの反シール本体側の垂直壁208の高さがガータースプリング205の断面直径より大きく形成されている。また、垂直壁208,209のうちのシール本体側の垂直壁209は、シール本体203そのものであり、この垂直壁209の高さはガータースプリング205の断面直径より大きく形成されている。
【特許文献1】特開2005−226787号公報
【特許文献2】実開昭60−3363号公報
【特許文献3】特開2004−278734号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のごとく、従来の密封装置においては、ガータースプリング106、205を装着するためにスプリング溝105又は外周環状溝206が形成されている。しかし、図5に記載の従来技術のものにおいては、スプリング溝105の壁を形成する反シール基体側の垂直壁108のスプリング溝105の底部からの高さが、ガータースプリング106の断面直径よりも大きくなっている。このため、ガータースプリング106をスプリング溝105に装着するときに、この垂直壁108を乗り越えるようにガータースプリング106を拡径しなければならず、スプリング溝105にガータースプリング106を装着し難いという問題があった。また、スプリング溝105のシール基体側の傾斜壁109がシール基体101a側に傾いているため、主ラジアルシールリップ104のスティックスリップに伴ってガータースプリング106の共振が生起され、ガータースプリング106の締付力が変動したときに、ガータースプリング106がスプリング溝105から脱落することも予想される。
【0006】
また、図6に記載のものでは、外周環状溝206がU字状溝をなし、U字状溝を形成する両側の垂直壁208、209の高さがガータースプリング205の直径よりも大きくなっている。このため、ガータースプリング205を外周環状溝206に装着するときに、反シール本体側の垂直壁208を乗り越えるようにガータースプリング205を拡径しなければならない。このため、このものでは外周環状溝206にガータースプリング205を装着し難いという問題があった。また、外周環状溝206を形成するシール本体側の垂直壁208がシール本体203そのものとなっているため、回転軸201の外周面に押し付けられる環状リップ204の押し付け弾性力が低下するという問題があった。なお、上記従来技術においては、ガータースプリング205の装着性及び保持力について格別の説明が記載されていない。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑み成されたものであって、ガータースプリングの保持力を向上しながら、その装着性を改良した密封装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の密封装置は、シール部材のシール基体から被摺接面側に延びて、その先端部が被摺接面に密封摺動する環状の主ラジアルシールリップと、主ラジアルシールリップの背部にシール基体と平行に形成されたスプリング溝と、このスプリング溝内に装着されたガータースプリングとを備えた密封装置である。そして、スプリング溝は、略U字状溝であって、このU字状溝の底部がガータースプリングの断面形状に略合致する半円形部に形成され、この半円形部のシール基体側端部と反シール基体側端部から被摺接面に直交して径方向に延びる垂直壁がそれぞれ形成されている。さらに、反シール基体側の垂直壁は、高さがスプリングの断面直径より大きく形成されるとともに、上端部が凹凸状に形成されている。
【0009】
本発明の密封装置は、上記のように構成されているので、スプリング溝を構成する主ラジアルシールリップの反シール基体側に位置する垂直壁の上端部が変形し易くなっている。このため、ガータースプリングを装着するときの拡径程度は、従来に比し小さくても装着することが可能になり装着性が向上する。また、ガータースプリングを装着したシール部材を被摺接面に装着するときは、主ラジアルシールリップが被摺接面に圧入され、このときスプリング溝が開くように変形されてガータースプリングが脱落し易くなる。しかし、スプリング溝がU字状溝に形成されるとともに、U字状溝の両側の垂直壁の高さがガータースプリングの断面直径より大きく形成されているので、容易に外れることがない。また、密封装置が被摺接面上に取り付けられた後、主ラジアルシールリップのスティックスリップなどに起因して振動した場合、この振動によりガータースプリングの締付力が変動し、ガータースプリングが脱落しやすくなる。しかし、この発明では、スプリング溝がU字状溝であり、U字状溝を形成する垂直壁の高さがガータースプリングの断面直径より大きく形成されているので、ガータースプリングの脱落が防止される。
【0010】
前記スプリング溝における垂直壁の高さは、上端部の凸部においてガータースプリングの断面直径の約1.2倍であることが好ましい。このように構成すると、ガータースプリングの脱落を防止する高さとして十分な高さを得ることができる。また、主ラジアルシールリップの成形時において、反シール基体側の先端部まで素材を流動させることができる。
【0011】
また、前記スプリング溝における垂直壁のうち、シール基体側の垂直壁は、U字状溝内側の面が円周方向に凹凸するように形成されるとともに、この凸部におけるスプリング溝の幅寸法が半円形部の端部における幅寸法に対し略一致するように、又は、やや小さくなるように形成されていることが好ましい。このように構成すると、凸部によりガータースプリングを弾力的に挟着することができるので、ガータースプリングの装着性及びガータースプリングの脱落防止機能を阻害することがない。一方、シール基体側の垂直壁の溝内側の面を円周方向に凹凸に形成することにより、主ラジアルシールリップのシール基体への連結部の肉厚を薄くすることができるので、主ラジアルシールリップの連結部の弾力性を大きくすることができる。したがって、主ラジアルシールリップと被摺接面との密着性を良好にすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、スプリング溝における反シール基体側の垂直壁の高さがガータースプリングの断面直径より大きく形成されるとともに、この垂直壁の上端部が凹凸に形成されている。したがって、本発明は、主ラジアルシールリップの振動によりガータースプリングの締付力が変動した場合におけるガータースプリングの保持力を維持しながら、ガータースプリングの装着性を向上させている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図2は、自動車における駆動輪側のハブホイールの概略構成図である。この図に示すように、ハブユニット1は、図2にように、ハブホイール2と複列外向きのアンギュラ玉軸受3とを有している。ハブホイール2は、中空状の軸部4のアウタ側よりに、径方向外向きのフランジ5が形成されている。このフランジ5には車輪(図示せず)が固定される。
【0014】
複列外向きのアンギュラ玉軸受3は、ハブホイール2の軸部4の小径外周面に外嵌された単一軌道を有する内輪6と、2列の軌道溝を有する外輪7と、2列で配設される複数の玉8と、二つの冠形保持器8a,8bとを備えており、前述のハブホイール2の軸部4の大径部の外周面4aを一方の内輪とする構成になっている。このようにして、複列外向きのアンギュラ玉軸受3がハブホイール2の軸部4に外装されている。また、外輪7の外周には、径方向外向きのフランジ9が設けられており、このフランジ9を介して外輪7がシャフトケース(図示せず)に固定されている。さらに、内輪6と外輪7との間に形成される環状空間Sのインナ側端部及びアウタ側端部には、この環状空間Sを密封する密封装置10,30がそれぞれ取り付けられている。
【0015】
以下密封装置10,30について密封装置10を例にとり説明する。なお、密封装置30につては特に説明しないが、以下に説明するインナ側端部の密封装置10の特徴を有するように構成されている。図3は、インナ側端部の密封装置10周りの拡大図である。
【0016】
密封装置10は、内輪6に固定されるスリンガー11と、外輪7に固定されるシール環体12とからなる。スリンガー11は、ステンレス鋼等の金属板を用い、打抜き加工や塑性加工により一体成型されたものであって、内輪6の外周面に固定される円筒部11aと、円筒部11aのインナ側端部から外輪7に向かって径方向に延びるフランジ部11bとから形成されている。シール環体12は、断面L型の芯金13と、シール部材14とを有する。
【0017】
芯金13は、低炭素鋼板等の金属板を用い、打抜き加工や塑性加工により一体成型されたものである。芯金13は、スリンガー11の円筒部11aに対向するように配置されるとともに、外輪7の内周面に固定される円筒部13aと、この円筒部13aの環状空間Sの内部側上端部からスリンガー11の円筒部11aに向かうフランジ部13bとにより構成されている。シール部材14は、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコンゴム等のゴム材料、若しくはその他の弾性材料からなり、芯金13の内面に固定されている。また、シール部材14は、芯金13の内面に固定されているシール基体15と、シール基体15の下方からスリンガー11の円筒部11aの外周面における中央部に延びて、この外周面に弾性的に摺接する主ラジアルシールリップ16を有する。また、シール部材14は、シール基体15の下方からスリンガー11の円筒部11aの外周面における環状空間Sの内部側に延びて、この外周面に弾性的に摺接する補助ラジアルシールリップ17を有する。さらに、シール部材14は、シール基体15からスリンガー11のフランジ部11bの環状空間S側の内部側表面に延びて、この内部側表面に弾性的に摺接するアキシャルシールリップ18を備えている。なお、上記における円筒部11aの外周面は、本発明にいう被摺接面である。
【0018】
そして、図1に示すように、主ラジアルシールリップ16の背部16aには、シール基体15と略平行にU字状のスプリング溝20が形成され、このスプリング溝20に、ガータースプリング21が装着されている。
【0019】
スプリング溝20は、略U字状溝であって、このU字状溝の底部がガータースプリング21の断面形状に略合致する半円形部22に形成されるとともに、この半円形部22の上部が、半円形部22の両端から被摺接面(円筒部11aの外周面)に直交して径方向に延びる垂直壁23,24に形成されている。したがって、垂直壁23,24はシール基体15と略平行になる。また、これら垂直壁23,24のうち、反シール基体側に位置する垂直壁23は、その上端部が凹凸状に形成されている。また、この垂直壁23の高さH(すなわち、凸部23aのスプリング溝20の底部からの高さ)は、ガータースプリング21の断面直径の約1.2倍に形成されている。
【0020】
一方、スプリング溝20における垂直壁23,24のうち、シール基体側の垂直壁24は、図4に示すように、U字状溝の内面が円周方向に凹凸するように形成されるとともに、凸部24aにおけるスプリング溝20の幅寸法が半円形部22の端部におけるスプリング溝20の幅寸法に対し略一致するように、又は、やや小さくなるように形成されている。また、この垂直壁24の高さ(スプリング溝20の底部からの高さ)は、垂直壁23の高さHと略同一に形成されている。
【0021】
上記のように構成される本実施の形態に係る密封装置によれば、次のような作用効果を奏することができる。
ハブユニット組立時において、密封装置10、30が組み付けされるが、この組み付けにおいては、まず、シール部材14にガータースプリング21が装着される。このとき、スプリング溝20は、半円形部22の両端から被摺接面である円筒部11aの外周面に直交して径方向に延びる垂直壁23,24のうち、反シール基体側に位置する垂直壁23の上端部が凹凸状に形成されている。このため、垂直壁23の上端部が変形し易くなっている。したがって、ガータースプリング21を装着するときの拡径程度は、従来に比し小さくても装着することが可能になり装着性が向上する。
【0022】
また、ガータースプリング21を装着したシール部材14を、被摺接面である円筒部11aの外周面に装着する際、主ラジアルシールリップ16が被摺接面に外嵌されるが、このときスプリング溝20が開くように変形されてガータースプリング21が脱落しやすくなる。しかし、スプリング溝20がU字状溝に形成されるとともに、U字状溝を構成する両側の垂直壁23,24の高さHがガータースプリング21の断面直径Dより大きく形成されているので、容易に外れることがない。
【0023】
また、密封装置10が被摺接面上に取り付けられた後、主ラジアルシールリップ16のスティックスリップなどに起因して密封装置10が振動した場合、この振動によりガータースプリング21の締付力が変動し、ガータースプリング21が脱落する恐れがある。しかし、この実施の形態では、スプリング溝20がU字状溝であり、U字状溝を形成する垂直壁23,24の高さが、ガータースプリング21の断面直径Dより大きく形成されているので、ガータースプリング21の脱落が防止される。
【0024】
反シール基体側の垂直壁23の高さは、上端部の凸部23aにおいてガータースプリング21の断面直径の約1.2倍に構成されている。この約1.2倍の高さは、ガータースプリングの装着性、ガータースプリング21の脱落の防止、主ラジアルシールリップ16の成型の容易性などの点を考えて最適と考えられる。なお、反シール基体側の垂直壁23の高さを大きくし過ぎると、成型時に素材の流動が不完全になりやすくなるという問題が生ずる。
【0025】
また、スプリング溝20のシール基体15側の垂直壁24におけるU字状溝内側の内面を円周方向に凹凸するように形成しているので、ガータースプリング21の装着性及びガータースプリング21の脱落防止機能を阻害することなく、主ラジアルシールリップ16のシール基体15への連結部25(図1参照)の肉厚を薄くすることができる。また、この場合において、凸部23aにおけるスプリング溝20の幅寸法が半円形部22の端部におけるスプリング溝20の幅寸法に対し略一致するように、又は、やや小さくなるように形成されている。したがって、主ラジアルシールリップ16の連結部25の弾力性を大きくすることができるとともに、主ラジアルシールリップ16と被摺接面との密着性を良好にすることができる。
【0026】
上記実施の形態では、駆動輪用のハブユニット1を例に挙げて説明したが、本発明は従動輪用のハブユニットに適用することもできる。また、前記実施の形態のような軸受用のハブユニットに取り付けられる密封装置に限らず、前述の従来例に掲げたような回転軸とハウジングとの環状隙間をシールする密封装置として、また、ステアリングのオイルシールとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態に係る密封装置の要部断面図である。
【図2】同密封装置を用いたハブユニットの断面図である。
【図3】同密封装置の全体構成図である。
【図4】同密封装置におけるスプリング溝の部分斜視図である。
【図5】従来の密封装置の一例におけるスプリング溝の拡大図である。
【図6】従来の密封装置の他の例におけるスプリング溝の拡大図である。
【符号の説明】
【0028】
D…ガータースプリングの断面直径、H…垂直壁の高さ、10,30…密封装置、14…シール部材、15…シール基体、16…主ラジアルシールリップ、16a…背部、20…スプリング溝、21…ガータースプリング、22…半円形部、23,24…垂直壁、23a,24a…凸部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シール部材のシール基体から被摺接面側に延びて、その先端部が被摺接面に密封摺動する環状の主ラジアルシールリップと、主ラジアルシールリップの背部にシール基体と平行に形成されたスプリング溝と、このスプリング溝内に装着されたガータースプリングとを備えた密封装置において、前記スプリング溝は、略U字状溝であって、このU字状溝の底部がガータースプリングの断面形状に略合致する半円形部に形成され、この半円形部のシール基体側端部と反シール基体側端部から被摺接面に直交して径方向に延びる垂直壁がそれぞれ形成され、さらに、これら垂直壁の高さがスプリングの断面直径より大きく形成されるとともに、反シール基体側の垂直壁の上端部が凹凸状に形成されていることを特徴とする密封装置。
【請求項2】
前記スプリング溝における垂直壁の高さは、上端部の凸部においてガータースプリングの断面直径の約1.2倍であることを特徴とする請求項1記載の密封装置。
【請求項3】
前記スプリング溝における垂直壁のうち、シール本体側の垂直壁は、その溝内側の面が円周方向に凹凸するように形成されるとともに、凸部におけるスプリング溝の幅寸法が半円形部の端部における幅寸法に対し略一致するように、又は、やや小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の密封装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate