説明

寝具カバー及び該寝具カバーを用いた寝具

【課題】 本発明は、高さ調節が可能な敷き布団、マットレス、枕などの寝具の敷き布団カバー、枕カバーなどの寝具カバー及び体圧分散性に優れた弾性体を該寝具カバーに内装した敷き布団、マットレス、枕などの寝具を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る寝具カバーHは、寝具の裏側において、その寝具カバーの横方向にわたる袋部E1〜E21を複数形成し、該袋部に寝具の嵩を部分的に嵩上げするための嵩上げ板を収納できるようにしたことを特徴とするものであり、また、該寝具カバーHにより、表面に面積が大中小の突起を配した弾性体Dが外装されてなる寝具を構成したことを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高さ調節が可能な敷き布団カバー、枕カバーなどの寝具カバー及び該寝具カバーを用いた体圧分散を考慮した敷き布団、マットレス、枕などの寝具に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今の健康志向の高まりに相応して寝具で重要な地位を占める敷き布団などの敷き用寝具への関心が非常に高まっている。寝具に関して、一番重要なポイントは寝姿勢の最適化及び安定化、すなわち自然な寝姿勢の確保にあることは明らかである。そして、自然な寝姿勢とは人間が立った姿勢をそのまま寝姿勢にすることと考えられている。そのような寝姿勢の場合は、腰骨や肩甲骨のように身体背面で突出している骨格部分によって身体の大部分が支えられていることになる。また、一般に男性は背中が突出しており、女性は腰部分が突出しているので、男女の体型の違いによって寝姿勢が相違することになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、現状の敷き布団やベッドマットでは、充填材を増やすなどにより中央部を硬くする程度にとどまり、男女の体格の相違や個人差による体格の相違などに対して細かい対応ができていないのが実情である。
【0004】
そこで、本発明は、高さ調節が可能な敷き布団カバー、枕カバーなどの寝具カバー及び体圧分散性に優れた弾性体を該寝具カバーに内装した敷き布団、マットレス、枕などの寝具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る寝具カバーは、寝具の裏側において、その寝具カバーの横方向にわたる袋部を複数形成し、該袋部に寝具の嵩を部分的に嵩上げするための嵩上げ板を収納できるようにしたことを特徴とするものであり、また、該寝具カバーにより、表面に面積が大中小の突起を配した弾性体が外装されてなる寝具を構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る寝具カバーは、上記のように構成したことにより、寝具の高さを部分的に調節することが可能となる。すなわち、嵩上げ板を袋部に必要に応じて収納すれば、寝具の嵩を部分的に嵩高くすることができる。したがって、身体の足が載置される寝具の部分を嵩高くしたり、また、身体の背中部が載置される寝具の中央部がへたりにより嵩が低くなった場合には、そのへたった部分の袋部に嵩上げ板を収納すれば、へたった部分を嵩上げすることも可能となる。
【0007】
また、本発明に係る寝具は、前記の効果に加え、人体の形状に即したクッション性をもたせることができ、これにより身体背面の凹凸形状の突出量が比較的大きい箇所は、弾性体の表面には面積が比較的小さい突起が配されるとその突出量に応じて深く沈み込むことができるので体圧が分散される効果があり、安定感がある。身体背面の凹凸形状の突出量が比較的小さい箇所は、弾性体の表面には面積が比較的大きい突起が配されるとその突出量に応じて浅く沈み込み、滑らかさがあるので動きやすく寝心地がよい。また、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の大きい箇所は、弾性体の表面には面積が比較的大きい突起が配されると荷重が大であるにもかかわらず沈み込みが浅いので身体を確実に支持して安定感があり、また、弾性体のへたりに対する耐久性が向上する。身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の小さい箇所は、弾性体の表面には面積が比較的小さい突起が配されると荷重が小さいので浅く沈み込み、身体に対してソフト感がある。
【0008】
このようにして製造された寝具は、男女差による体格の相違や個人差による体格の相違に応じた耐久性及び耐圧分散性に優れた寝具が提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明に係る好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は、裏側に袋部を形成した寝具カバーにより外装された寝具の全体斜視図であり、図2は図1に示す寝具カバーの裏面に設けた袋部に収納される嵩上げ板の斜視図であり、図3は袋部に収納される嵩上げ板の第1の使用例を示す模式図であり、図4は袋部に収納される嵩上げ板の第2の使用例を示す模式図である。
【0011】
図1において、Hは寝具カバーであり、その内部には、弾性体として、後述するウレタンフォームDが内包されている。この寝具カバーHの裏面に袋部E1〜E21が設けられている。本実施例においては、ウレタンフォームDの長さを2100mmに設定し、これを21等分した100mm幅の袋部が形成されている。この全体を寝具カバーHにより被包して寝具が完成する。図2において、FはウレタンフォームDの嵩を部分的に嵩上げするための嵩上げ板であり、該嵩上げ板Fの先端部には小袋fが設けられている。Gは該嵩上げ板Fを前記袋部E1〜E21に挿入するための圧入棒であり、該嵩上げ板Fの先端に設けた小袋fIに圧入棒Gを差し込で、前記袋部E1〜E21の開口部に該嵩上げ板Fの先端を差し入れ、圧入棒Gによりに袋部E1〜E21の内部に嵩上げ板Fを挿入する。
【0012】
そして、このように図1に示す寝具カバーHの裏側に形成された袋部E1〜E21に、必要に応じて嵩上げ板Fを挿入する。その使用例を図3及び図4に示す。
【0013】
図3に示す使用例は、身体の脚部に相当する部分の寝具を嵩上げする状態を示す。立ち居作業をする人は、その足の疲労を除去するために身体の脚部に相当する部分の寝具を高くすることが多く、そのような必要性が生じた場合に、身体の脚部に相当する部分である4箇所の袋部E18〜E21に嵩上げ板Fを挿入することによりその必要性が満たされる。
【0014】
図4に示す使用例は、寝具の中央部を嵩上げする状態を示す。ウレタンフォームDの経年使用により荷重の掛かる中央部にへたりが生じ、そのへたりにより嵩が低くなった分を高くする必要性が生じた場合に、寝具の中央部の5箇所の袋部E9〜E13に嵩上げ板Fを挿入することによりその必要性が満たされる。
【0015】
なお、本実施例においては、嵩上げ板としてウレタンフォームを使用している例を述べたが、PE、PP、EVAその他の弾性エラストマーなどの発泡体、不織布その他の繊維積層集合体、空気マットなどの弾性材の他、ウレタンフォームDの表面の体圧分散効果に影響を与えなければ、硬質のものを採用してもよく、要するに寝具の嵩上げになるものであればどのような材質のものを使用してもよい。
【0016】
次に、本実施例の寝具において寝具カバーHにより外装されるウレタンフォームDについて詳述する。
【0017】
図5は表面に面積が大の突起2個を形成した所定幅の測定用ウレタンフォームの部分斜視図であり、図6は表面に面積が中の突起3個を形成した所定幅の測定用ウレタンフォームの部分斜視図であり、図7は表面に面積が小の突起4個を形成した所定幅の測定用ウレタンフォームの部分斜視図であり、図8は身体背面の突出量と荷重分布とウレタンフォーム上に形成した突起の面積の大きさとの相関を表す表であり、図9は測定結果に基づいて形成されたウレタンフォームの斜視図であり、図10は図9に示すウレタンフォームの沈み込み状態を示す模式図である。
【0018】
図5において、Aは表面に面積が大の突起を配した所定幅の測定用ウレタンフォームであって、詳しくは幅140mm長さ1000mmのベース部A1上に中央がくびれ、上部が膨らみ、上面がほぼ正方形で面積が約60mm×60mmのキノコ状の突起A2を2列形成したものである。図6において、Bは表面に面積が中の突起を配した所定幅の測定用ウレタンフォームであって、詳しくは幅140mm長さ1000mmのベース部B1上に中央がくびれ、上部が膨らみ、上面が長方形で面積が約40mm×60mmのキノコ状の突起B2を3列形成したものである。図7において、Cは表面に面積が小の突起を配した所定幅の測定用ウレタンフォームであって、幅140mmのベース部C1上に中央がくびれ、上部が膨らみ、上面が長方形で面積が約30mm×60mmのキノコ状の突起C2を3列形成したものである。なお、各測定用ウレタンフォームの幅を140mmにしたのは寝具となるウレタンフォームの長さが2100mmあり、これを15等分して140mmにしたことによる。また、各測定用ウレタンフォームの長さを1000mmにしたのは寝具となるウレタンフォームの幅が1000mmであることによる。なお、表面に面積が大中小の差のある突起の形状については、本実施例においてはキノコ状のものを採用したが、これに限られるものではなく、直方体や立方体のような平型形状のもの、山形形状のもの、台形形状のもの等どのような形状でもよく、要するにベース部から突出している形状であればよい。
【0019】
上記3種の測定用ウレタンフォームA、B、Cを使用し、身体背面の凹凸形状及び身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重分布に応じて組み合わせる。その組合せ方としては、ウレタンフォームの表面の突起が、身体背面の凹凸形状の突出量の変化に対して前記突起の面積が変化しないか又は逆に変化するように配置し、かつ、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の変化に対して前記突起の面積が変化しないか又は符合するように配置する。ここでいう「身体背面の凹凸形状の突出量の変化に対して前記突起の面積が変化しないか又は逆に変化するように配置する」というのは、図8の表に示すように身体背面の凹凸形状の突出量が減少していく場合には突起の面積が変化しないか又は増大するように、又、身体背面の凹凸形状の突出量が増大していく場合には突起の面積が変化しないか又は減少するように配置することを意味し、例えば身体背面の凹凸形状の突出量が大である場合には突起の面積が小のものを配置し、身体背面の凹凸形状の突出量が小である場合には突起の面積が大のものを配置することを意味する。また、「身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の変化に対して前記突起の面積が変化しないか又は符合するように配置する」というのは、図8の表に示すように身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重が減少していく場合には突起の面積が変化しないか又は減少するように配置することを意味し、例えば身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重が大の場合には突起の面積が大のものを配置し、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重が小の場合には突起の面積も小のものを配置することを意味する。さらにウレタンフォームの突起の面積を図5〜図7に示す大中小の差があるように構成したので、各突起に同一の荷重を掛けた場合には、突起の面積が大から小に変化するに従って突起に係る単位面積当たりの加重が増大するので、突起の沈み込み量が増大する。
【0020】
上記のように構成したことにより、図8の表に示すように、身体背面の凹凸形状の突出量が比較的大きい箇所は、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の小さい場合には、ウレタンフォームの表面には面積が比較的小さい突起が配されるためその突出量に応じて深く沈み込むので、人体の形状に即したクッション性が得られる。身体背面の凹凸形状の突出量が比較的大きい箇所において身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重が大きくなるに従って沈み込みが深くなっていく箇所には、これを防ぐためにウレタンフォームの表面には突起の面積が増大していくように配置すると、人体の形状に即したクッション性が得られる。なお、身体背面の凹凸形状の突出量が比較的大きい箇所に突起の面積が大のものを配置すると、その突出量に応じた沈み込みよりも浅くなることにより人体の形状に即したクッション性が損なわれることとなる。
【0021】
身体背面の凹凸形状の突出量が比較的小さい箇所は、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重が大きい場合には、ウレタンフォームの表面には面積が比較的大きい突起が配されるためその突出量に応じて浅く沈み込むので、人体の形状に即したクッション性が得られる。身体背面の凹凸形状の突出量が比較的小さい箇所において身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重が小さくなるに従って沈み込みが浅くなっていく箇所には、これを防ぐためにウレタンフォームの表面には突起の面積が減少していくように配置すると、人体の形状に即したクッション性が得られる。なお、身体背面の凹凸形状の突出量が比較的小さい箇所に突起の面積が小のものを配置すると、その突出量に応じた沈み込みよりも深くなることにより人体の形状に即したクッション性が損なわれることとなる。
【0022】
また、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の大きい箇所は、身体背面の凹凸形状の突出量が小さい場合には、ウレタンフォームの表面には面積が比較的大きい突起が配されるため沈み込みが浅いので、人体の形状に即したクッション性が得られる。身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の大きい箇所において身体背面の凹凸形状の突出量が大きくなるに従って沈み込みが深くなっていく箇所には、この沈み込みに符合するようにウレタンフォームの表面には突起の面積が減少していくように配置すると、人体の形状に即したクッション性が得られる。なお、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の大きい箇所に突起の面積が小のものを配置すると、その荷重に応じた沈み込みよりも深くなることにより人体の形状に即したクッション性が損なわれることとなる。
【0023】
身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の小さい箇所は、身体背面の凹凸形状の突出量が大きい場合には、ウレタンフォームの表面には面積が比較的小さい突起が配されるので深く沈み込むので、人体の形状に即したクッション性が得られる。身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の小さい箇所において身体背面の凹凸形状の突出量が小さくなるに従って沈み込みが浅くなっていく箇所には、この沈み込みに符合するようにウレタンフォームの表面には突起の面積が増大していくように配置すると、人体の形状に即したクッション性が得られる。なお、身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重の小さい箇所に突起の面積が大のものを配置すると、その荷重に応じた沈み込みよりも浅くなることにより人体の形状に即したクッション性が損なわれることとなる。
【0024】
上記の理論に基づき、上記3種の測定用ウレタンフォームA、B、Cを身体の形状及び身体の横臥状態における背面が寝具に及ぼす荷重分布に応じて実際に組み合わせて配置した具体例を図9に示す。図9に示される測定用ウレタンフォームA、B、Cを配置した状態における実際の沈み込み量を図10の模式図で表した。なお、このように測定用ウレタンフォームA、B、Cを組み合わせて構成したものを試着して、不具合がなければ、測定用ウレタンフォームA、B、Cの配置に従って、一体的に、または3分割したウレタンフォームの完成品を製造することとなる。
【0025】
図10において便宜的に測定用ウレタンフォームの配置位置を身体の頭部先端側から1〜15の番地を付する。左右両端の1番地と15番地には突起が大の測定用ウレタンフォームAを配置し、ウレタンフォーム全体を持ち上げたり、引っ張ったりしても耐え得るように構成した。身体の頭及び首部分が相当する2番地〜4番地には枕が併用され、身体の突出について考慮する必要がなく、頭部先端から首部にかけて荷重が増加するので、上から順に突起が小のウレタンフォームC、突起が中のウレタンフォームB、突起が大のウレタンフォームAを配置した。5番地及び6番地には身体の背中部に相当し、突出が大きく、かつ、大きい荷重が掛かる部分であるから、突起が中のウレタンフォームBを配置した。7番地は身体の腰部が相当し、突出が少なく、大きい荷重が掛かる部分であるから、突起が大のウレタンフォームAを配置した。8番地及び9番地は、身体の臀部が相当し、突出が大きく、かつ、大きい荷重が掛かる部分であるから、突起が中のウレタンフォームBを配置した。10番地及び11番地は身体の太腿部が相当し、突出が少なく、大きい荷重が掛かる部分であるから、突起が大のウレタンフォームAを配置した。12番地は身体の脹ら脛部が相当し、突出が少なく、小さい荷重が掛かる部分であるから、突起が中のウレタンフォームBを配置した。13番地は身体の脛部が相当し、突出が少なく、荷重がほとんど掛からない部分であるから、突起が小のウレタンフォームCを配置した。14番は身体の踵部に相当し、やや突出し、小さい荷重が掛かる部分であるから、突起が小のウレタンフォームCを配置した。
【0026】
なお、上記のような測定用ウレタンフォームA、B、Cの組合せ配置は、顧客である被験者の身長及び体重を測定し、身体の形状から予測して測定用ウレタンフォームA、B、Cを試験的に組合せた後、この組み合わせた測定用ウレタンフォームA、B、Cを被験者が試着して実地測定し、調整して、最終測定結果を出す。また、被験者の身長及び体重を測定する身長及び体重計と共に身体背面の凹凸形状に合わせて進退するセンサー付の検知棒を身体の背面上を上下させることにより、身体背面の凹凸形状を電気的に計測する測定装置を使用し、その測定結果に基づいて、測定用ウレタンフォームA、B、Cを試験的に組合せた後、この組み合わせた測定用ウレタンフォームA、B、Cを被験者が試着して実地測定し、調整して、最終測定結果を出すようにしてもよい。
【0027】
上記のようにして得られた測定結果に基づいてウレタンフォームを製造して寝具を製造する。そうすると、製造された寝具は、男女差による体格の相違や個人差による体格の相違に応じた耐久性及び耐圧分散性に優れたものとなる。なお、このような測定結果を整理し顧客データとして保存しておくと、顧客が新たに寝具を購入使用とする際に販売側としては、従前の寝環境の状況を推定することでき、適切な助言及び的確に寝具の販売に役立つので便利である。
【0028】
なお、本実施例においては、弾性体や測定用弾性体としてウレタンフォームを使用している例を述べたが、PE、PP、EVAその他の弾性エラストマーなどの発泡体や、不織布その他の繊維積層集合体を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施例に係る寝具カバー及び寝具に関し、寝具カバーの裏面に嵩上げ板を収納する袋部を設けた状態を示す斜視図である。
【図2】寝具カバーの裏面に設けた袋部に収納される嵩上げ板の斜視図である。
【図3】寝具カバーの裏面に設けた袋部に収納される嵩上げ板の第1の使用例を示す模式図である。
【図4】寝具カバーの裏面に設けた袋部に収納される嵩上げ板の第2の使用例を示す模式図である。
【図5】表面に面積が大の突起2個を形成した所定幅の測定用ウレタンフォームの部分斜視図である。
【図6】表面に面積が中の突起3個を形成した所定幅の測定用ウレタンフォームの部分斜視図である。
【図7】表面に面積が小の突起4個を形成した所定幅の測定用ウレタンフォームの部分斜視図である。
【図8】身体背面の突出量と荷重分布とウレタンフォーム上に形成した突起の面積の大きさとの相関を表す表である。
【図9】測定用ウレタンフォームにより得られた測定結果に基づいて形成されたウレタンフォームの斜視図である。
【図10】ウレタンフォームの沈み込み状態を示す模式図ある。
【符号の説明】
【0030】
A・・・表面に面積が大の突起を配した測定用ウレタンフォーム
A1・・測定用ウレタンフォームAのベース部
A2・・面積が大の突起
B・・・表面に面積が中の突起を配した測定用ウレタンフォーム
B1・・測定用ウレタンフォームBのベース部
B2・・面積が中の突起
C・・・表面に面積が小の突起を配した測定用ウレタンフォーム
C1・・測定用ウレタンフォームCのベース部
C2・・面積が小の突起
D・・・ウレタンフォーム(弾性体)
E1〜E21・・袋部
F・・・嵩上げ板
f・・・小袋
G・・・圧入棒
H・・・寝具カバー
I・・・ウレタンフォーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
寝具カバーの裏側において、寝具カバーの幅方向にわたる袋部を複数形成し、該袋部に寝具の嵩を部分的に嵩上げするための嵩上げ板を収納できるようにしたことを特徴とする寝具カバー。
【請求項2】
寝具カバーの裏側において、寝具カバーの幅方向にわたる袋部を複数形成し、該袋部に寝具の嵩を部分的に嵩上げするための嵩上げ板を収納できる寝具カバーにより、表面に面積が大中小の差のある突起を配した弾性体が外装されてなることを特徴とする寝具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−106778(P2009−106778A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−328086(P2008−328086)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【分割の表示】特願2003−377482(P2003−377482)の分割
【原出願日】平成15年11月6日(2003.11.6)
【出願人】(591034143)西川リビング株式会社 (27)
【Fターム(参考)】