説明

導電性ローラ及び帯電ローラ

【課題】 直流電圧(DC)に交流電圧(AC)を併用した重畳電圧を印加して帯電を行った場合でも、電界強度の変化に伴う帯電部材と電子写真感光体との間の振動によって発生する帯電音を抑制することが可能である導電性ローラ及び帯電ローラを提供することである。
【解決手段】 芯金の外周上に1層以上の導電性弾性層を有する導電性ローラであって、該導電性弾性層が23℃での1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδ(損失正接)が0.18以上0.3未満であることを特徴とする導電性ローラ、該導電性弾性体層上に1層以上のチューブが被覆されていることを特徴とする帯電ローラ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンター及びファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に使用される導電性ローラに関し、更に詳しくは、電子写真感光体や静電記録誘電体等からなる像担持体面を帯電させるために用いられる帯電ローラに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真装置(複写機・光プリンター等)・静電記録装置等の画像形成装置において、電子写真感光体・誘電体等の像担持体面を帯電処理する手段機器としては、従来よりコロナ放電装置が利用されている。コロナ放電装置は、像担持体等の被帯電体面を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であるが、高価な高圧電源を必要とし、装置が大型になるという点、また、放電の際にオゾン等のコロナ生成物の発生が多くなるといった点で問題がある。
【0003】
このようなコロナ放電装置に対して、近年では接触帯電方式のものが用いられるようになっている。接触帯電方式では電圧を印加した帯電ローラを被帯電体面に近接、又は接触させて被帯電体面を帯電処理するもので、コロナ放電式に対して、オゾン等のコロナ生成物の発生が少ない、構造が簡単で低コスト化・装置の小型化が図れる等の利点がある。接触帯電方式で用いられる帯電ローラとしては、被帯電体の均一性、電子写真感光体等の被帯電体表面のピンホール・傷等により生じるリーク防止するために適度な導電性が必要である。また、電子写真感光体への均一な接触の確保と、更には、帯電ローラに直流電圧(DC)に交流電圧(AC)を併用した重畳電圧を印加して使用する場合では、電界強度の変化に伴う帯電部材と電子写真感光体との間の振動によって発生する帯電音を抑制するため、低硬度であることが要求されている。低硬度化の手法としては、弾性体層のゴム組成物中に軟化剤を多量配合する方法や導電性の発泡ゴムで構成する等の方法が知られている(例えば特許文献1)。
【0004】
しかしながら、ゴム組成物中に軟化剤を多量配合した場合、帯電部材から電子写真感光体への軟化剤の移行が起こり、電子写真感光体が汚染されるという問題がある。また、単に弾性体層を導電性発泡ゴムにしただけでは、帯電音を抑制するには限界があり、更なる帯電音の低減が望まれている。また、帯電音低減の手法として、弾性体のtanδ(損失正接)を0.5以上にすることも知られている(例えば特許文献2)。しかしながら、弾性体のtanδを0.5以上に大きくしても帯電音低減につながらない場合が多い。
【特許文献1】特開平5−210281号公報
【特許文献2】特開平4−161964号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上記課題を解決することであり、直流電圧(DC)に交流電圧(AC)を併用した重畳電圧を印加して帯電を行った場合でも、電界強度の変化に伴う帯電部材と電子写真感光体との間の振動によって発生する帯電音を抑制することが可能である導電性ローラ及び帯電ローラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従って、芯金の外周上に1層以上の導電性弾性層を有する導電性ローラであって、該導電性弾性層が23℃での1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδ(損失正接)が0.18以上0.3未満であることを特徴とする導電性ローラが提供される。
【0007】
また、本発明に従って、前記導電性弾性体層上に1層以上のチューブが被覆されていることを特徴とする帯電ローラが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の導電性ローラによれば、直流電圧(DC)に交流電圧(AC)を併用した重畳電圧を印加して帯電を行った場合でも、電界強度の変化に伴う帯電部材と電子写真感光体との間の振動によって発生する帯電音を抑制することが可能である。従って、本発明の導電性ローラは、帯電ローラとして好適に用いることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本発明の導電性ローラは、芯金の外周上に1層以上の導電性弾性層を有する導電性ローラにおいて、該導電性弾性層が23℃での1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδ(損失正接)が0.18以上0.3未満であることを特徴とする導電性ローラである。該導電性弾性層が23℃での1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδ(損失正接)が0.18より小さくなった場合、帯電音の抑制効果は無く、またtanδが0.3以上になると、帯電音が大きくなってしまう。この理由は定かではないが、tanδが0.18よりも小さいと制振効果が小さく、tanδが0.3よりも大きいと高周波領域での動バネ定数が高くなるためだと推測する。
【0011】
本発明において、該導電性弾性層が1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδのピーク温度が−20℃以下であることが好ましい。該導電性弾性層に1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδのピーク温度が−20℃より高くなった場合、低温領域での該導電性弾性層の復元性が悪化し易く、帯電ローラのような導電性ローラには不向きである。
【0012】
本発明において、該導電性ローラが500g荷重時のアスカーCローラ硬度が10°〜40°であることが好ましい。アスカーCローラ硬度が10°より小さい場合、ローラが低硬度なため、ローラの加工性が劣ってしまうことがある。またアスカーC硬度が40°より大きい場合は、該導電性ローラを電子写真感光体と当接する際に、ローラ硬度が高いため、ニップ幅を確保することが困難になることがある。より好ましくは、アスカーCローラ硬度が25°〜35°である。
【0013】
本発明の帯電ローラは、前記導電性弾性層上に1層以上のチューブが被覆された帯電ローラである。一般に帯電ローラでは、導電性弾性体層上に帯電性制御のための抵抗調整や電子写真感光体の汚染防止を目的として、導電性塗料の塗工層やエラストマーや樹脂のチューブを被覆して用いられるが、導電性ローラの外径精度を高めるためには導電性弾性体の表面を研磨して外径を調整することが好ましく、このような導電性弾性体では、研磨後に平滑な表面性を得ることが難しくチューブを被覆することにより表面性のコントロールが容易になる。
【実施例】
【0014】
以下に本発明について実施例及び比較例を挙げて、より具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0015】
「被覆チューブの作製」
被覆用チューブとして、下記に示す2層のチューブを作製した。なお、表層とは導電性ローラの表面層であり、中層とは導電性弾性体層と表層の間の層である。
【0016】
表層材料として、スチレン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合樹脂〔商品名:ダイナロン、日本合成ゴム(株)製〕100質量部に対して、ポリエチレン18質量部、導電性カーボンブラック〔商品名:ケッチェンブラックEC、ケッチェンブラックインターナショナル製〕15質量部、酸化マグネシウム10質量部、ステアリン酸カルシウム1質量部を加圧式ニーダーを用いて220℃で10分間溶融混練した後冷却を行い、粉砕機で粉砕し、単軸押し出し機でペレット化した。
【0017】
中層材料として、ポリウレタンエラストマー100質量部、導電性カーボンブラック〔商品名:ケッチェンブラックEC、ケッチェンブラックインターナショナル製〕17質量部、酸化マグネシウム10質量部、ステアリン酸カルシウム1質量部を加圧式ニーダーを用いて220℃で10分間溶融混練した後に冷却を行い、粉砕機で粉砕し、単軸押し出し機でペレット化した。
【0018】
これらのペレットを縦型押し出し機を用いて、一つのクロスヘッドで表層100μm、中層400μmとなるように2重層となるように合流させ、冷却水中に押し出した。このようにして、内径約12.7mmの被覆チューブを作製した。
【0019】
「ゴム組成物の作製」
(実施例1)
実施例1に使用する導電性弾性層のゴム組成物
・エチレンブタジエンゴム 100質量部
[商品名:Nipol 1502、日本ゼオン株式会社製]
・酸化亜鉛[商品名:酸化亜鉛第2種、ハクスイテック株式会社製] 5質量部
・ステアリン酸[商品名:ステアリン酸S、花王株式会社製] 1質量部
・カーボンブラック 10質量部
[商品名:ケッチェンブラックEC600JD、ケッチェン・ブラック・インターナショナル株式会社製]
・カーボンブラック[商品名:旭#35、旭カーボン株式会社製] 10質量部
・パラフィンオイル 25質量部
[商品名:ダイアナプロセスオイルPW−380、出光興産株式会社製]
・ジベンゾチアジルジサルファイド 1.5質量部
[商品名:ノクセラーDM、大内新興化学工業株式会社製]
・テトラエチルチウラムジスルフィド 0.5質量部
[商品名:ノクセラーTET、大内新興化学工業株式会社製]
・アゾジカルボンアミド 8質量部
[商品名:ビニホールLQ、永和化成工業株式会社製]
・尿素[商品名:セルトンNP、三協化成株式会社製] 3質量部
・硫黄 1.5質量部
[商品名:サルファックスPMC、鶴見化学工業株式会社製]
を密閉型混練機及びオープンロール機を用いて混練を行うことにより未加硫のゴム組成物を得た。
【0020】
(実施例2)
実施例2に使用する導電性弾性層のゴム組成物
・スチレンブタジエンゴム 137.5質量部
[商品名:Nipol 1721、日本ゼオン株式会社製]
・酸化亜鉛[商品名:酸化亜鉛第2種、ハクスイテック株式会社製] 5質量部
・ステアリン酸[商品名:ステアリン酸S、花王株式会社製] 1質量部
・カーボンブラック 10質量部
[商品名:ケッチェンブラックEC600JD、ケッチェン・ブラック・インターナショナル株式会社製]
・カーボンブラック[商品名:旭#35、旭カーボン株式会社製] 10質量部
・ナフテンオイル 20質量部
[商品名:サンセン4240、日本興産株式会社製]
・ジベンゾチアジルジサルファイド 1.5質量部
[商品名:ノクセラーDM、大内新興化学工業株式会社製]
・テトラエチルチウラムジスルフィド 0.5質量部
[商品名:ノクセラーTET、大内新興化学工業株式会社製]
・アゾジカルボンアミド 8質量部
[商品名:ビニホールLQ、永和化成工業株式会社製]
・尿素[商品名:セルトンNP、三協化成株式会社製] 3質量部
・硫黄 1.5質量部
[商品名:サルファックスPMC、鶴見化学工業株式会社製]
を密閉型混練機及びオープンロール機を用いて混練を行うことにより未加硫のゴム組成物を得た。
【0021】
(実施例3)
実施例3に使用する導電性弾性層のゴム組成物
・スチレンブタジエンゴム 100質量部
[商品名:Nipol 9550、日本ゼオン株式会社製]
・酸化亜鉛[商品名:酸化亜鉛第2種、ハクスイテック株式会社製] 5質量部
・ステアリン酸[商品名:ステアリン酸S、花王株式会社製] 1質量部
・カーボンブラック 10質量部
[商品名:ケッチェンブラックEC600JD、ケッチェン・ブラック・インターナショナル株式会社製]
・カーボンブラック[商品名:旭#70、旭カーボン株式会社製] 10質量部
・パラフィンオイル 25質量部
[商品名:ダイアナプロセスオイルPW−380、出光興産株式会社製]
・ジベンゾチアジルジサルファイド 1.5質量部
[商品名:ノクセラーDM、大内新興化学工業株式会社製]
・テトラエチルチウラムジスルフィド 0.5質量部
[商品名:ノクセラーTET、大内新興化学工業株式会社製]
・ゾジカルボンアミド 8質量部
[商品名:ビニホールLQ、永和化成工業株式会社製]
・尿素[商品名:セルトンNP、三協化成株式会社製] 3質量部
・硫黄 1.5質量部
[商品名:サルファックスPMC、鶴見化学工業株式会社製]
を密閉型混練機及びオープンロール機を用いて混練を行うことにより未加硫のゴム組成物を得た。
【0022】
(比較例1)
比較例1に使用する導電性弾性層のゴム組成物
・アクリロニトリルブタジエンゴム 150質量部
[商品名:Nipol DN223、日本ゼオン株式会社製]
・アクリロニトリルブタジエンゴム 10質量部
[商品名:Nipol 1312、日本ゼオン株式会社製]
・酸化亜鉛[商品名:酸化亜鉛第2種、ハクスイテック株式会社製] 5質量部
・ステアリン酸[商品名:ステアリン酸S、花王株式会社製] 1質量部
・カーボンブラック 60質量部
[商品名:ニテロン#300、新日化カーボン株式会社製]
・ジベンゾチアジルジサルファイド 1.5質量部
[商品名:ノクセラーDM、大内新興化学工業株式会社製]
・テトラエチルチウラムジスルフィド 0.5質量部
[商品名:ノクセラーTET、大内新興化学工業株式会社製]
・アゾジカルボンアミド 8質量部
[商品名:ビニホールLQ、永和化成工業株式会社製]
・尿素[商品名:セルトンNP、三協化成株式会社製] 3質量部
・硫黄 1.5質量部
[商品名:サルファックスPMC、鶴見化学工業株式会社製]
を密閉型混練機及びオープンロール機を用いて混練を行うことにより未加硫のゴム組成物を得た。
【0023】
(比較例2)
比較例2に使用する発泡ゴム層のゴム組成物
・エチレンプロピレンゴム 100質量部
[商品名:4070、三井化学株式会社製]
・酸化亜鉛 10質量部
[商品名:酸化亜鉛第2種、ハクスイテック株式会社製]
・ステアリン酸[商品名:ステアリン酸S、花王株式会社製] 2質量部
・カーボンブラック 12質量部
[商品名:ケッチェンブラックEC600JD、ケッチェン・ブラック・インターナショナル株式会社製]
・カーボンブラック[商品名:旭#35、旭カーボン株式会社製] 30質量部
・パラフィンオイル 60質量部
[商品名:ダイアナプロセスオイルPW−380、出光興産株式会社製]
・2−メルカプトベンゾチアゾール 2質量部
[商品名:ノクセラーM、大内新興化学工業株式会社製]
・ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛 1質量部
[商品名:ノクセラーBZ、大内新興化学工業株式会社製]
・ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド 1質量部
[商品名:ノクセラーTRA、大内新興化学工業株式会社製]
・アゾジカルボンアミド 10質量部
[商品名:ビニホールLQ、永和化成工業株式会社製]
・尿素[商品名:セルトンNP、三協化成株式会社製] 3質量部
・硫黄 1.5質量部
[商品名:サルファックス200S、鶴見化学株式会社製]
を密閉型混練機及びオープンロール機を用いて混練を行うことにより未加硫のゴム組成物を得た。
【0024】
「ゴムローラの作製」
以上の配合物を押出し機にて、未加硫ゴムチューブを押出し、160℃で0.6MPaの水蒸気中で30分間加硫を行い、ゴムチューブをエアー圧で膨らませながら、ホットメルトタイプの接着剤を塗布した軸体に圧入し、続いて160℃で30分間接着・加硫することにより、加硫ゴム層を有する外径14.5mmのゴムローラを作製した。更に両端部から17mmの位置にカッター刃を入れて両端部のゴム層を剥離した後、円筒研磨盤にて研磨し、外径13mmの導電性ローラを得た。
【0025】
更に、得られた導電性ローラに前記被覆チューブを被覆し、帯電ローラを作製した。
【0026】
「評価方法」
<動的粘弾性測定>
動的粘弾性測定器を用いて、昇温時間2℃/min、周波数1Hzの条件で測定動的粘弾性試験は、該導電性ローラの該導電性弾性層から高さ0.25cm、断面が0.45cm×0.3cmの直方体サンプル片を切り抜き、株式会社島津製作所製トライテック2000にて測定した。得られたデータよりtanδ及びtanδのピーク温度を求めた。
【0027】
<アスカーC硬度>
得られた帯電ローラを両端部の軸体で受け、水平になるように置き、軸体に対し、鉛直方向に500g荷重のアスカーC硬度計を押し当て、帯電ローラの500g荷重時のアスカーCローラ硬度を求めた。
【0028】
<帯電音>
得られた帯電ローラをレーザービームプリンタに装着し、印加電圧として、直流電圧−700Vと、周波数1700Hz、ピーク間電圧2.0kVの交流電圧からなる振動電界を重畳印加し、簡易無響室(音圧レベルが35dB以下)において騒音計を用いて帯電音を測定した。
【0029】
【表1】

【0030】
表1より、芯金の外周上に1層以上の導電性弾性層を有する導電性ローラにおいて、該導電性弾性層が23℃での1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδ(損失正接)が0.18以上0.3未満であるものは、比較例1及び比較例2で明らかなように、tanδが上記範囲外にあるものと比べ、音圧が小さい。従って、帯電音の抑制に効果がある。
【0031】
これらの事実は、本発明の導電性ローラであれば、直流電圧に交流電圧を併用した重畳電圧を印加して帯電を行った場合でも、電界強度の変化に伴う帯電部材と電子写真感光体との間の振動によって発生する帯電音を抑制することが可能であることを示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯金の外周上に1層以上の導電性弾性層を有する導電性ローラであって、該導電性弾性層が23℃での1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδ(損失正接)が0.18以上0.3未満であることを特徴とする導電性ローラ。
【請求項2】
前記導電性弾性層が1Hzの正弦波振動を与えた時のtanδのピーク温度が−20℃以下である請求項1に記載の導電性ローラ。
【請求項3】
前記導電性ローラが500g荷重時のアスカーCローラ硬度が10°〜40°である請求項1又は2に記載の導電性ローラ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の導電性弾性体層上に1層以上のチューブが被覆されていることを特徴とする帯電ローラ。

【公開番号】特開2006−292829(P2006−292829A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−109888(P2005−109888)
【出願日】平成17年4月6日(2005.4.6)
【出願人】(393002634)キヤノン化成株式会社 (640)
【Fターム(参考)】