小型電子機器のスイッチ
【課題】 小型電子機器の入力キーの操作性を向上させると共に、筐体の薄肉化を図る。
【解決手段】 小型電子機器のスイッチは、入力キー42a〜42eと、これら入力キー42a〜42eにより押圧操作されるタクトスイッチ43a〜43eと、これらタクトスイッチ43a〜43eを設けたフレキーシブル基板44と、を備えている。前記入力キー42a〜42eは、前記筐体2の主面11の一部を外側に向けて膨出させることにより形成された筒状のキー組付部41内に収納して、該筒状のキー組付部41の先端面に設けたキー孔41a〜41eから筐体2の外部に臨ませた。
【解決手段】 小型電子機器のスイッチは、入力キー42a〜42eと、これら入力キー42a〜42eにより押圧操作されるタクトスイッチ43a〜43eと、これらタクトスイッチ43a〜43eを設けたフレキーシブル基板44と、を備えている。前記入力キー42a〜42eは、前記筐体2の主面11の一部を外側に向けて膨出させることにより形成された筒状のキー組付部41内に収納して、該筒状のキー組付部41の先端面に設けたキー孔41a〜41eから筐体2の外部に臨ませた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機、電子手帳、ポータブルMD、デジタルカメラ、音楽配信用の携帯端末としてのホータブルミュージックプレーヤー等の小型電子機器のスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
小型電子機器のスイッチとして、図12に示すように、入力キー101でタクトスイッチ102を押圧操作するようにしたものが知られている。103はタクトスイッチ102を設けたフレキーシブル基板、104はフレキーシブル基板103の背面に取付けられた補強板、105はメイン基板、106は基板支持部、107は筐体である。前記入力キー101は前記筐体107の主面108に設けたキー孔(開口部)109を介して外部に臨んで設けられている。(例えば特許文献1)
【特許文献1】特開2003−272479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記小型電子機器のスイッチには、次に述べるような問題点があった。
(1)前記筐体107の主面108の外面108aと、前記入力キー101の外面(被押圧面)101aが略面一に配置されているために、前記入力キー101の操作性が悪い。図13に示すように、前記入力キー101の外面(被押圧面)101aを、前記筐体107の主面108の外面108aから高く突出させれば前記入力キー101の操作性は向上するが、小型電子機器をカバン等に入れて持ち運びする際などに、前記入力キー101が誤って誤操作される危険性が増大する。
(2)前記筐体107の主面108の内面108bよりも内側に前記タクトスイッチ102やフレキーシブル基板103が配置されているので、これら前記タクトスイッチ102やフレキーシブル基板103等の厚さT1の分だけ、筐体107の厚さT2が厚くなってしまう。
(3)前記入力キー101で前記タクトスイッチ102を的確に押圧操作するためには、前記入力キー101の内面の中央部に設けたタクトスイッチ押圧部101aを前記タクトスイッチ102の中央部に位置させた状態で前記フレキーシブル基板103乃至補強板104を前記筐体107に設けた基板支持部106に取付けなければならないが、前記入力キー101の中央部のタクトスイッチ押圧部101aを前記タクトスイッチ102の中央部に位置決めした状態で取付けるのは実際上は難しい。
【0004】
本発明の目的は、入力キーの操作性を向上させた小型電子機器のスイッチを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、筐体を、より薄くすることのできる小型電子機器のスイッチを提供することにある。
【0006】
本発明の更に他の目的は、入力キーの中央部をタクトスイッチの中央部に位置決めした状態でフレキーシブル基板を筐体内に簡単かつ容易に取付けることのできる小型電子機器のスイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、筐体に設けたキー組付部に組み付けられた入力キーと、該入力キーにより押圧操作されるタクトスイッチと、該タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板と、を備えた小型電子機器のスイッチにおいて、前記入力キーを、前記筐体の主面の一部を外側に向けて膨出させることにより形成された筒状のキー組付部内に収納して、該筒状のキー組付部の先端面に設けたキー孔(開口部)から筐体の外部に臨ませた。
【0008】
特に、前記タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板の背面に板状のフレキーシブル基板支持体を取付け、該フレキーシブル基板支持体を、前記筐体の内面に設けた支持体取付枠によって前記筐体の内面に位置決め固定した。前記支持体取付枠を、前記キー組付部を設けた筐体の主面の内面に設けた。
【0009】
前記支持体取付枠を、前記フレキーシブル基板支持体の底面を支持する支持体底面受け部と、該支持体底面受け部に連続していて前記フレキーシブル基板支持体の外周部の端面を受ける支持体端面受け部と、該支持体端面受け部を前記筐体の内面に取付ける取付部と、で構成した。
【0010】
前記支持体取付枠の一側部に開口部を設け、該開口部から前記フレキーシブル基板支持体を前記支持体取付枠内に挿入して、前記支持体取付枠の前記支持体底面受け部と、前記筐体の内面との間に挟着、保持する構成にした。また、前記支持体取付枠の前記開口部と対向する部分の前記支持体底面受け部の一部を切り欠いて、前記支持体端面受け部を露出させる切欠窓部を設けた。
【発明の効果】
【0011】
筐体の主面の一部を外側に向けて膨出させて筒状のキー組付部を形成し、該筒状のキー組付部内に入力キーを収納して、該入力キーを前記筒状のキー組付部の先端面に設けたキー孔(開口部)から筐体の外部に臨ませたので、恰も図13に示す入力キーの外面(被押圧面)を、前記筐体の主面の外面から高く突出させたのと同様に前記入力キーの操作性を向上させることができる。また、入力キーを目立たせることができる。
【0012】
前記フレキーシブル基板の背面に取付けた板状のフレキーシブル基板支持体と、前記筐体の内面に設けた支持体取付枠と、を使用することによって、入力キーの中央部をタクトスイッチの中央部に位置合わせした状態でフレキーシブル基板を筐体に簡単容易に取付けることができる。特に、前記支持体取付枠に、フレキーシブル基板支持体の底面を支持する支持体底面受け部と、該支持体底面受け部に連続していて前記フレキーシブル基板支持体の外周部の端面を受ける支持体端面受け部と、を設けることにより、前記支持体底面受け部と前記筐体の主面の内面の間で前記フレキーシブル基板支持体の周縁部を挟着し、前記支持体端面受け部で前記フレキーシブル基板支持体の位置決めを行うことができる。
【0013】
前記支持体取付枠の一側部に設けた開口部から前記フレキーシブル基板支持体を挿入することにより、前記支持体取付枠の前記支持体底面受け部と前記筐体の内面との間で、前記フレキーシブル基板支持体の周縁部を挟着することができる。そして、前記フレキーシブル基板支持体が前記支持体取付枠の奥端まで挿入されると、前記支持体底面受け部の一部を切り欠いて形成した切欠窓部から前記フレキーシブル基板支持体の一部が外部に臨んで前記フレキーシブル基板支持体が完全に前記支持体取付枠の奥端まで挿入されたことを容易に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1A、図1Bは本発明の小型電子機器としてのデジタルスチルカメラを第1の主面(正面)側から見た斜視図、図2は本発明のデジタルカメラを第2の主面(裏面)側から見た斜視図である。
【0015】
前記デジタルカメラ1は、前記扁平な直方体形状の筐体2の第1の主面3に臨んで撮像レンズ4と、オートフォーカス用の補助光を発光させるためのAFイルミネータ5と、フラッシュ用の発光部6が配置されていて、図1Aに示す前記撮像レンズ4、AFイルミネータ5、フラッシュ用の発光部6を露出させる第1の位置と、図1Bに示す前記撮像レンズ4、AFイルミネータ5、フラッシュ用の発光部6を隠蔽する第2の位置の間で移動可能なバリヤ(レンズカバー)7を備えている。
【0016】
図2に示すように、前記筐体2の前記第1の主面3に対向する第2の主面11には、液晶等の表示部12と、モード切り替えスイッチ13と、コントロールスイッチ14と、メニュースイッチ15と、画面表示オンオフ釦16と、スピーカー用の開口部17が設けられている。また、前記第1の主面3と前記第2の主面51を結ぶ第1の端面(上端面)21側には、マイクロホン用の開口部22と、ズーム釦23と、シャッター釦24と、が設けられている。また、前記第1の主面3と前記第2の主面11を結ぶ第2の端面(右端面)31には、電源釦32と、ストラップ金具33と、マルチコネクター接続端子34が設けられている。
【0017】
前記コントロールスイッチ14は、前記筐体2の第2の主面11に設けられた第1のキー組付部41に組み付けられ、前記メニュースイッチ15は、第2のキー組付部50に組み付けられている。
【0018】
図3に拡大して示すように、前記第1のキー組付部41は、前記筐体2の第2の主面11の一部を背の低い略円錐台形状に膨出させることにより形成されている。前記第1のキー組付部41の先端面の中央には、第1のキー孔41aが設けられていると共に、該第1のキー孔41aの周囲には第2〜第5のキー孔41b〜41eが設けられている。そして、前記第1のキー孔41a〜第5キー孔41eに臨んで第1〜第5のキー42a〜42eが配置されている。前記第1〜第5のキー42a〜42eは、メニューオン時は画像サイズと画質の選択や日付合わせ等を行い、メニューオフ時はフラッシュのオン/オフ、タイマー、マクロ撮影の設定等を行う。
【0019】
図4に示すように、前記第1〜第5のキー42a〜42eの下部にはそれぞれ第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eが配置されていて、これら第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eは、前記第1のキー組付部41内に収容されている。前記第1のキー組付部41内に第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eを収容することにより、これら第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eの肉厚を前記第1のキー組付部41の高さの範囲内に吸収させ、そのぶん筐体2の肉厚を薄くすることができる。
【0020】
前記第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eは、フレキーシブル基板44の上面に設けられている。前記フレキーシブル基板44の背面(下面)には板状の第1のフレキーシブル基板支持体45が取付けられている。前記第1のフレキーシブル基板支持体45は、前記第2の主面11の内面に設けた第1の支持体取付枠46によって前記第2の主面11の内面に位置決め固定される。
【0021】
図5に示すように、前記第1のフレキーシブル基板支持体45は、アルミ合金やSUS等の金属板で略矩形状に形成されていて、前記第1〜第5タクトスイッチ43a〜43eを設けた前記フレキーシブル基板44の先端の円形部分44aの背面に取付けられている。また、前記フレキーシブル基板44から分岐された分岐基板44bの先端部分44cには前記メニュースイッチ15の入力キー(以下、第6の入力キーと称する)42fにより押圧操作される第6のタクトスイッチ43fが設けられている。
【0022】
図3および図6に示すように、前記第6の入力キー42fおよび第6のタクトスイッチ43fは、前記筐体2の第2の主面11の一部を略円錐台形状に膨出させることにより形成された第2のキー組付部50内に収容されていて、前記第6の入力キー42fが前記第2のキー組付部50の先端面に設けた第6のキー孔41fに臨んでいる。
【0023】
図5に示すように、前記第6のタクトスイッチ43fを設けた分岐基板44bの先端部分44cの背面にも略方形状の第2のフレキーシブル基板支持体47が取付けられていて、該第2のフレキーシブル基板支持体47は、前記第2の主面11の内面に設けた第2の支持体取付枠48によって前記第2の主面11の内面に位置決め固定される。
【0024】
次に、前記第1、第2の支持体取付枠46、48の構成について説明する。図7に示すように、前記第1の支持体取付枠46は、SUS等の金属で略馬蹄形に形成されていて、前記第2の主面11の内面に設けられている。前記第1の支持体取付枠46は、前記第1のフレキーシブル基板支持体45の底面を支持する支持体底面受け部51と、該支持体底面受け部51に連続して前記第1のフレキーシブル基板支持体45の外周部の端面を受ける支持体端面受け部52と、該支持体端面受け部52を前記第2の主面11の内面に取付ける取付基部53と、を備えていて、該取付基部53を溶接することにより前記第2の主面11の内面に取付けられている。前記第1の支持体取付枠46は、一側部に開口部54を備えていて、該開口部54から前記第1のフレキーシブル基板支持体45を挿入することにより、前記支持体底面受け部51と前記第2の主面11の内面との間で、前記第1のフレキーシブル基板支持体45の周縁部を挟着保持する。前記第2の支持体取付枠48も前記第1の支持体取付枠46と略同様に形成されている。
【0025】
次に、前記コントロールスイッチ14とメニュースイッチ15の組み立てについて説明する。先ず、図7に示すように、前記第1のキー組付部41内に前記第1〜第5のキー42a〜42eを挿入して、これら第1〜第5のキー42a〜42eを前記第1〜第5のキー孔41a〜41eの位置に合わせる。また、前記第2のキー組付部50内に前記第6のキー42fを挿入する。前記第1〜第5のキー42a〜42eは、シート状に形成されている。前記第1〜第6のキー42a〜42fは、ポリカーボネート樹脂の基板61の表面にポリエチレンテレプタレート(PET)樹脂の体裁層62を積層することにより形成されている。次に、図9に示すように、前記第2の主面11の内面上に前記フレキーシブル基板44を重ね合わせて、該フレキーシブル基板44を前記第2の主面11の内面上を滑らすようにして、図10に示すように、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47を前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の一側の開口部54に挿入する。
【0026】
そして、図11に示すように、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47を前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の奥まで挿入すると、これら前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47の先端面71が前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の前記開口部と対向する支持体端面受け部52に接触して、更なる挿入が阻止されて、前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48内に前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47が位置決めされた状態になるのである。なお、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47の先端面71が前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の前記開口部54と対向する支持体端面受け部52に接触して、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47が位置決めされたか否かは、前記前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48に設けた切欠部72を介して視認(目視)できるようになっている。なお、図7に示すように、前記第1〜第6のキー42a〜42fの中央部にはタクトスイッチ押圧用の突起73が設けられていて、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47が所定の位置に位置決め固定されたときに、図4に示すように、前記第1〜第6のキー42a〜42fの中央部に設けた突起73が前記第6〜第5のタクトスイッチ43a〜43fの中央部に接触するようになっている。そして、前記第1〜第6のキー42a〜42fを押圧操作すれば、前記中央部に設けた突起73によって前記第6〜第5のタクトスイッチ43a〜43fの中央部が押されて撓んで接点が入るようになっている。なお、上記実施例では、小型電子機器としてデジタルカメラを例にとって説明したが、小型ポータブル電子機器には、携帯電話機、電子手帳、ポータブルMD等が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1A】バリヤを第1の位置(開放位置)に移動させた状態の斜視図。
【図1B】バリヤを第2の位置(閉塞位置)に移動させた状態の斜視図。
【図2】カメラを背面側から見た斜視図。
【図3】要部の拡大斜視図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】フレキーシブル基板の斜視図。
【図6】図3のB−B断面図。
【図7】筐体の第2の主面を内側から見た斜視図。
【図8】図7のC−C断面図。
【図9】フレキーシブル基板の組み付け工程図。
【図10】フレキーシブル基板の組み付け工程図。
【図11】フレキーシブル基板の組み付け工程図。
【図12】従来例を示す断面図。
【図13】関連技術を示す断面図。
【符号の説明】
【0028】
1…デジタルカメラ、2…筐体、11…第2の主面、14…コントロールスイッチ、15…メニュースイッチ、41…第1のキー組付部、41a〜41f…第1〜第6の入力キー孔、42a〜42f…第1〜第6のキー、43a〜43f…第1〜第6のタクトスイッチ、44…フレキーシブル基板、45…第1のフレキーシブル基板支持体、46…第1の支持体取付枠、47…第2のフレキーシブル基板支持体、48…第2の支持体取付枠、51…支持体底面受け部、52…支持体端面受け部、53…取付基部、54…開口部、72…切欠窓部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機、電子手帳、ポータブルMD、デジタルカメラ、音楽配信用の携帯端末としてのホータブルミュージックプレーヤー等の小型電子機器のスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
小型電子機器のスイッチとして、図12に示すように、入力キー101でタクトスイッチ102を押圧操作するようにしたものが知られている。103はタクトスイッチ102を設けたフレキーシブル基板、104はフレキーシブル基板103の背面に取付けられた補強板、105はメイン基板、106は基板支持部、107は筐体である。前記入力キー101は前記筐体107の主面108に設けたキー孔(開口部)109を介して外部に臨んで設けられている。(例えば特許文献1)
【特許文献1】特開2003−272479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記小型電子機器のスイッチには、次に述べるような問題点があった。
(1)前記筐体107の主面108の外面108aと、前記入力キー101の外面(被押圧面)101aが略面一に配置されているために、前記入力キー101の操作性が悪い。図13に示すように、前記入力キー101の外面(被押圧面)101aを、前記筐体107の主面108の外面108aから高く突出させれば前記入力キー101の操作性は向上するが、小型電子機器をカバン等に入れて持ち運びする際などに、前記入力キー101が誤って誤操作される危険性が増大する。
(2)前記筐体107の主面108の内面108bよりも内側に前記タクトスイッチ102やフレキーシブル基板103が配置されているので、これら前記タクトスイッチ102やフレキーシブル基板103等の厚さT1の分だけ、筐体107の厚さT2が厚くなってしまう。
(3)前記入力キー101で前記タクトスイッチ102を的確に押圧操作するためには、前記入力キー101の内面の中央部に設けたタクトスイッチ押圧部101aを前記タクトスイッチ102の中央部に位置させた状態で前記フレキーシブル基板103乃至補強板104を前記筐体107に設けた基板支持部106に取付けなければならないが、前記入力キー101の中央部のタクトスイッチ押圧部101aを前記タクトスイッチ102の中央部に位置決めした状態で取付けるのは実際上は難しい。
【0004】
本発明の目的は、入力キーの操作性を向上させた小型電子機器のスイッチを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、筐体を、より薄くすることのできる小型電子機器のスイッチを提供することにある。
【0006】
本発明の更に他の目的は、入力キーの中央部をタクトスイッチの中央部に位置決めした状態でフレキーシブル基板を筐体内に簡単かつ容易に取付けることのできる小型電子機器のスイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、筐体に設けたキー組付部に組み付けられた入力キーと、該入力キーにより押圧操作されるタクトスイッチと、該タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板と、を備えた小型電子機器のスイッチにおいて、前記入力キーを、前記筐体の主面の一部を外側に向けて膨出させることにより形成された筒状のキー組付部内に収納して、該筒状のキー組付部の先端面に設けたキー孔(開口部)から筐体の外部に臨ませた。
【0008】
特に、前記タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板の背面に板状のフレキーシブル基板支持体を取付け、該フレキーシブル基板支持体を、前記筐体の内面に設けた支持体取付枠によって前記筐体の内面に位置決め固定した。前記支持体取付枠を、前記キー組付部を設けた筐体の主面の内面に設けた。
【0009】
前記支持体取付枠を、前記フレキーシブル基板支持体の底面を支持する支持体底面受け部と、該支持体底面受け部に連続していて前記フレキーシブル基板支持体の外周部の端面を受ける支持体端面受け部と、該支持体端面受け部を前記筐体の内面に取付ける取付部と、で構成した。
【0010】
前記支持体取付枠の一側部に開口部を設け、該開口部から前記フレキーシブル基板支持体を前記支持体取付枠内に挿入して、前記支持体取付枠の前記支持体底面受け部と、前記筐体の内面との間に挟着、保持する構成にした。また、前記支持体取付枠の前記開口部と対向する部分の前記支持体底面受け部の一部を切り欠いて、前記支持体端面受け部を露出させる切欠窓部を設けた。
【発明の効果】
【0011】
筐体の主面の一部を外側に向けて膨出させて筒状のキー組付部を形成し、該筒状のキー組付部内に入力キーを収納して、該入力キーを前記筒状のキー組付部の先端面に設けたキー孔(開口部)から筐体の外部に臨ませたので、恰も図13に示す入力キーの外面(被押圧面)を、前記筐体の主面の外面から高く突出させたのと同様に前記入力キーの操作性を向上させることができる。また、入力キーを目立たせることができる。
【0012】
前記フレキーシブル基板の背面に取付けた板状のフレキーシブル基板支持体と、前記筐体の内面に設けた支持体取付枠と、を使用することによって、入力キーの中央部をタクトスイッチの中央部に位置合わせした状態でフレキーシブル基板を筐体に簡単容易に取付けることができる。特に、前記支持体取付枠に、フレキーシブル基板支持体の底面を支持する支持体底面受け部と、該支持体底面受け部に連続していて前記フレキーシブル基板支持体の外周部の端面を受ける支持体端面受け部と、を設けることにより、前記支持体底面受け部と前記筐体の主面の内面の間で前記フレキーシブル基板支持体の周縁部を挟着し、前記支持体端面受け部で前記フレキーシブル基板支持体の位置決めを行うことができる。
【0013】
前記支持体取付枠の一側部に設けた開口部から前記フレキーシブル基板支持体を挿入することにより、前記支持体取付枠の前記支持体底面受け部と前記筐体の内面との間で、前記フレキーシブル基板支持体の周縁部を挟着することができる。そして、前記フレキーシブル基板支持体が前記支持体取付枠の奥端まで挿入されると、前記支持体底面受け部の一部を切り欠いて形成した切欠窓部から前記フレキーシブル基板支持体の一部が外部に臨んで前記フレキーシブル基板支持体が完全に前記支持体取付枠の奥端まで挿入されたことを容易に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1A、図1Bは本発明の小型電子機器としてのデジタルスチルカメラを第1の主面(正面)側から見た斜視図、図2は本発明のデジタルカメラを第2の主面(裏面)側から見た斜視図である。
【0015】
前記デジタルカメラ1は、前記扁平な直方体形状の筐体2の第1の主面3に臨んで撮像レンズ4と、オートフォーカス用の補助光を発光させるためのAFイルミネータ5と、フラッシュ用の発光部6が配置されていて、図1Aに示す前記撮像レンズ4、AFイルミネータ5、フラッシュ用の発光部6を露出させる第1の位置と、図1Bに示す前記撮像レンズ4、AFイルミネータ5、フラッシュ用の発光部6を隠蔽する第2の位置の間で移動可能なバリヤ(レンズカバー)7を備えている。
【0016】
図2に示すように、前記筐体2の前記第1の主面3に対向する第2の主面11には、液晶等の表示部12と、モード切り替えスイッチ13と、コントロールスイッチ14と、メニュースイッチ15と、画面表示オンオフ釦16と、スピーカー用の開口部17が設けられている。また、前記第1の主面3と前記第2の主面51を結ぶ第1の端面(上端面)21側には、マイクロホン用の開口部22と、ズーム釦23と、シャッター釦24と、が設けられている。また、前記第1の主面3と前記第2の主面11を結ぶ第2の端面(右端面)31には、電源釦32と、ストラップ金具33と、マルチコネクター接続端子34が設けられている。
【0017】
前記コントロールスイッチ14は、前記筐体2の第2の主面11に設けられた第1のキー組付部41に組み付けられ、前記メニュースイッチ15は、第2のキー組付部50に組み付けられている。
【0018】
図3に拡大して示すように、前記第1のキー組付部41は、前記筐体2の第2の主面11の一部を背の低い略円錐台形状に膨出させることにより形成されている。前記第1のキー組付部41の先端面の中央には、第1のキー孔41aが設けられていると共に、該第1のキー孔41aの周囲には第2〜第5のキー孔41b〜41eが設けられている。そして、前記第1のキー孔41a〜第5キー孔41eに臨んで第1〜第5のキー42a〜42eが配置されている。前記第1〜第5のキー42a〜42eは、メニューオン時は画像サイズと画質の選択や日付合わせ等を行い、メニューオフ時はフラッシュのオン/オフ、タイマー、マクロ撮影の設定等を行う。
【0019】
図4に示すように、前記第1〜第5のキー42a〜42eの下部にはそれぞれ第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eが配置されていて、これら第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eは、前記第1のキー組付部41内に収容されている。前記第1のキー組付部41内に第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eを収容することにより、これら第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eの肉厚を前記第1のキー組付部41の高さの範囲内に吸収させ、そのぶん筐体2の肉厚を薄くすることができる。
【0020】
前記第1〜第5のタクトスイッチ43a〜43eは、フレキーシブル基板44の上面に設けられている。前記フレキーシブル基板44の背面(下面)には板状の第1のフレキーシブル基板支持体45が取付けられている。前記第1のフレキーシブル基板支持体45は、前記第2の主面11の内面に設けた第1の支持体取付枠46によって前記第2の主面11の内面に位置決め固定される。
【0021】
図5に示すように、前記第1のフレキーシブル基板支持体45は、アルミ合金やSUS等の金属板で略矩形状に形成されていて、前記第1〜第5タクトスイッチ43a〜43eを設けた前記フレキーシブル基板44の先端の円形部分44aの背面に取付けられている。また、前記フレキーシブル基板44から分岐された分岐基板44bの先端部分44cには前記メニュースイッチ15の入力キー(以下、第6の入力キーと称する)42fにより押圧操作される第6のタクトスイッチ43fが設けられている。
【0022】
図3および図6に示すように、前記第6の入力キー42fおよび第6のタクトスイッチ43fは、前記筐体2の第2の主面11の一部を略円錐台形状に膨出させることにより形成された第2のキー組付部50内に収容されていて、前記第6の入力キー42fが前記第2のキー組付部50の先端面に設けた第6のキー孔41fに臨んでいる。
【0023】
図5に示すように、前記第6のタクトスイッチ43fを設けた分岐基板44bの先端部分44cの背面にも略方形状の第2のフレキーシブル基板支持体47が取付けられていて、該第2のフレキーシブル基板支持体47は、前記第2の主面11の内面に設けた第2の支持体取付枠48によって前記第2の主面11の内面に位置決め固定される。
【0024】
次に、前記第1、第2の支持体取付枠46、48の構成について説明する。図7に示すように、前記第1の支持体取付枠46は、SUS等の金属で略馬蹄形に形成されていて、前記第2の主面11の内面に設けられている。前記第1の支持体取付枠46は、前記第1のフレキーシブル基板支持体45の底面を支持する支持体底面受け部51と、該支持体底面受け部51に連続して前記第1のフレキーシブル基板支持体45の外周部の端面を受ける支持体端面受け部52と、該支持体端面受け部52を前記第2の主面11の内面に取付ける取付基部53と、を備えていて、該取付基部53を溶接することにより前記第2の主面11の内面に取付けられている。前記第1の支持体取付枠46は、一側部に開口部54を備えていて、該開口部54から前記第1のフレキーシブル基板支持体45を挿入することにより、前記支持体底面受け部51と前記第2の主面11の内面との間で、前記第1のフレキーシブル基板支持体45の周縁部を挟着保持する。前記第2の支持体取付枠48も前記第1の支持体取付枠46と略同様に形成されている。
【0025】
次に、前記コントロールスイッチ14とメニュースイッチ15の組み立てについて説明する。先ず、図7に示すように、前記第1のキー組付部41内に前記第1〜第5のキー42a〜42eを挿入して、これら第1〜第5のキー42a〜42eを前記第1〜第5のキー孔41a〜41eの位置に合わせる。また、前記第2のキー組付部50内に前記第6のキー42fを挿入する。前記第1〜第5のキー42a〜42eは、シート状に形成されている。前記第1〜第6のキー42a〜42fは、ポリカーボネート樹脂の基板61の表面にポリエチレンテレプタレート(PET)樹脂の体裁層62を積層することにより形成されている。次に、図9に示すように、前記第2の主面11の内面上に前記フレキーシブル基板44を重ね合わせて、該フレキーシブル基板44を前記第2の主面11の内面上を滑らすようにして、図10に示すように、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47を前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の一側の開口部54に挿入する。
【0026】
そして、図11に示すように、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47を前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の奥まで挿入すると、これら前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47の先端面71が前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の前記開口部と対向する支持体端面受け部52に接触して、更なる挿入が阻止されて、前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48内に前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47が位置決めされた状態になるのである。なお、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47の先端面71が前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48の前記開口部54と対向する支持体端面受け部52に接触して、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47が位置決めされたか否かは、前記前記第1の支持体取付枠46と第2の支持体取付枠48に設けた切欠部72を介して視認(目視)できるようになっている。なお、図7に示すように、前記第1〜第6のキー42a〜42fの中央部にはタクトスイッチ押圧用の突起73が設けられていて、前記第1のフレキーシブル基板支持体45と第2のフレキーシブル基板支持体47が所定の位置に位置決め固定されたときに、図4に示すように、前記第1〜第6のキー42a〜42fの中央部に設けた突起73が前記第6〜第5のタクトスイッチ43a〜43fの中央部に接触するようになっている。そして、前記第1〜第6のキー42a〜42fを押圧操作すれば、前記中央部に設けた突起73によって前記第6〜第5のタクトスイッチ43a〜43fの中央部が押されて撓んで接点が入るようになっている。なお、上記実施例では、小型電子機器としてデジタルカメラを例にとって説明したが、小型ポータブル電子機器には、携帯電話機、電子手帳、ポータブルMD等が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1A】バリヤを第1の位置(開放位置)に移動させた状態の斜視図。
【図1B】バリヤを第2の位置(閉塞位置)に移動させた状態の斜視図。
【図2】カメラを背面側から見た斜視図。
【図3】要部の拡大斜視図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】フレキーシブル基板の斜視図。
【図6】図3のB−B断面図。
【図7】筐体の第2の主面を内側から見た斜視図。
【図8】図7のC−C断面図。
【図9】フレキーシブル基板の組み付け工程図。
【図10】フレキーシブル基板の組み付け工程図。
【図11】フレキーシブル基板の組み付け工程図。
【図12】従来例を示す断面図。
【図13】関連技術を示す断面図。
【符号の説明】
【0028】
1…デジタルカメラ、2…筐体、11…第2の主面、14…コントロールスイッチ、15…メニュースイッチ、41…第1のキー組付部、41a〜41f…第1〜第6の入力キー孔、42a〜42f…第1〜第6のキー、43a〜43f…第1〜第6のタクトスイッチ、44…フレキーシブル基板、45…第1のフレキーシブル基板支持体、46…第1の支持体取付枠、47…第2のフレキーシブル基板支持体、48…第2の支持体取付枠、51…支持体底面受け部、52…支持体端面受け部、53…取付基部、54…開口部、72…切欠窓部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体に設けたキー組付部に組み付けられた入力キーと、該入力キーにより押圧操作されるタクトスイッチと、該タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板と、を備え、
前記入力キーは、前記筐体の主面の一部を外側に向けて膨出させることにより形成された筒状のキー組付部内に収納されていて該筒状のキー組付部の先端面に設けたキー孔から筐体の外部に臨んでいることを特徴とする小型電子機器のスイッチ。
【請求項2】
前記キー組付部内に前記タクトスイッチを収納したことを特徴とする請求項1に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項3】
前記タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板の背面には板状のフレキーシブル基板支持体が取付けられていて、該フレキーシブル基板支持体は、前記筐体の内面に設けた支持体取付枠によって前記筐体の内面に位置決め固定されていることを特徴とする請求項1に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項4】
前記支持体取付枠は、前記キー組付部を設けた筐体の主面の内面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項5】
前記支持体取付枠は、前記フレキーシブル基板支持体の底面を支持する支持体底面受け部と、該支持体底面受け部に連続していて前記フレキーシブル基板支持体の外周部の端面を受ける支持体端面受け部と、該支持体端面受け部を前記筐体の内面に取付ける取付基部と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項6】
前記支持体取付枠は、一側部に開口部を備えていて、該開口部から前記フレキーシブル基板支持体を挿入することにより、前記支持体取付枠の支持体底面受け部と前記筐体の内面との間で、前記フレキーシブル基板支持体の周縁部を挟着、保持することを特徴とする請求項5に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項7】
前記支持体取付枠は、前記開口部と対向する部分の前記支持体底面受け部の一部を切り欠いて、前記支持体端面受け部を露出させた切欠窓部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項8】
前記板状のフレキーシブル基板支持体は、金属板で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項9】
前記支持体取付枠は、前記取付部が前記筐体の主面に溶接されていることを特徴とする請求項4に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項1】
筐体に設けたキー組付部に組み付けられた入力キーと、該入力キーにより押圧操作されるタクトスイッチと、該タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板と、を備え、
前記入力キーは、前記筐体の主面の一部を外側に向けて膨出させることにより形成された筒状のキー組付部内に収納されていて該筒状のキー組付部の先端面に設けたキー孔から筐体の外部に臨んでいることを特徴とする小型電子機器のスイッチ。
【請求項2】
前記キー組付部内に前記タクトスイッチを収納したことを特徴とする請求項1に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項3】
前記タクトスイッチを設けたフレキーシブル基板の背面には板状のフレキーシブル基板支持体が取付けられていて、該フレキーシブル基板支持体は、前記筐体の内面に設けた支持体取付枠によって前記筐体の内面に位置決め固定されていることを特徴とする請求項1に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項4】
前記支持体取付枠は、前記キー組付部を設けた筐体の主面の内面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項5】
前記支持体取付枠は、前記フレキーシブル基板支持体の底面を支持する支持体底面受け部と、該支持体底面受け部に連続していて前記フレキーシブル基板支持体の外周部の端面を受ける支持体端面受け部と、該支持体端面受け部を前記筐体の内面に取付ける取付基部と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項6】
前記支持体取付枠は、一側部に開口部を備えていて、該開口部から前記フレキーシブル基板支持体を挿入することにより、前記支持体取付枠の支持体底面受け部と前記筐体の内面との間で、前記フレキーシブル基板支持体の周縁部を挟着、保持することを特徴とする請求項5に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項7】
前記支持体取付枠は、前記開口部と対向する部分の前記支持体底面受け部の一部を切り欠いて、前記支持体端面受け部を露出させた切欠窓部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項8】
前記板状のフレキーシブル基板支持体は、金属板で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の小型電子機器のスイッチ。
【請求項9】
前記支持体取付枠は、前記取付部が前記筐体の主面に溶接されていることを特徴とする請求項4に記載の小型電子機器のスイッチ。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−221893(P2006−221893A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−32572(P2005−32572)
【出願日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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