説明

小屋裏換気構造

【課題】陸屋根を有する建物において、高い防水性を実現でき、また、梁に孔を開ける必要がない小屋裏換気構造を提供する。
【解決手段】陸屋根2と、その外周縁に立ち上げられた中空のパラペット3と、陸屋根2下部に設けられた小屋裏4とを備えた建物5において、小屋裏4内の空気を、切欠6、7を介してパラペット3の内部に導入し、パラペット3の上端から屋外に排出する小屋裏換気構造1であって、パラペット3が、平行に立設される2つの下地板である立上げ下地サイディング12、パラペット下地13の間に上端が密封された中空部14を備えると共に、パラペット下地13から通気間隙16を開けて外装材17が固定されており、パラペット下地13に中空部14と通気間隙16とを連通するガラリ18が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、陸屋根を有する建物の小屋裏換気構造に関する。
【背景技術】
【0002】
陸屋根を有する建物における小屋裏には、該小屋裏内の温度が低い場合等において、湿気を含んだ空気が流入し滞留すると、結露が発生する場合がある。そこで、小屋裏には、結露の発生を抑制するために小屋裏換気構造を設けることが必要である。
【0003】
例えば、特許文献1には、小屋裏内の梁に通気用の孔を設けることにより、小屋裏と、前記陸屋根に設けられるパラペット内の中空部との通気経路を形成し、更に、パラペット上端においてパラペットの外装材とパラペットの笠木との間に前記中空部と建物の屋外を連通する通気経路を形成することで、小屋裏の換気が可能であるとされる小屋裏換気構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−285914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される小屋裏換気構造は、建物の防水性の低下が発生する。それは、中空部と建物の屋外を結ぶ通気経路を介して、該中空部に雨水が侵入するからである。また、前記小屋裏換気構造は、前記梁に通気用の孔を設けることになるが、小屋梁に孔を開けることにより、構造面での不利が生じ、それを補うためにプランニングの自由度が低下してしまうという問題も発生する。この問題は、木造建築の場合に特に顕在化する。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決することを目的としてなされたものであり、陸屋根を有する建物において、高い防水性を実現でき、また、梁に孔を開ける必要がない小屋裏換気構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1の小屋裏換気構造は、陸屋根と、前記陸屋根の外周縁に立ち上げられた中空のパラペットと、前記陸屋根下部に設けられた小屋裏とを備えた建物において、前記小屋裏内の空気を連通部を介して前記パラペットの内部に導入し、該パラペットの上端から屋外に排出する小屋裏換気構造であって、前記パラペットが、平行に立設される2つの下地板の間に上端が密封された中空部を備えると共に、少なくとも一方の下地板の外側に該下地板から通気間隙を開けて外装材が固定されており、前記一方の下地板に前記中空部と前記通気間隙とを連通する通気部が設けられたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の小屋裏換気構造は、前記通気部に、少なくとも前記中空部側の端部に立ち上がって形成され、前記通気間隙に侵入した雨水が前記中空部に侵入することを防ぐ水切が設けられることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3の小屋裏換気構造は、前記連通部が、前記小屋裏の天面に、前記パラペットの下端に架設されている梁と当接する部分及び前記小屋裏に開口して設けられた切欠であることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4の小屋裏換気構造は、前記小屋裏が、前記陸屋根を支持する小屋梁を備え、前記小屋裏の天面には、該小屋裏内の空気流通に使用される前記小屋梁と当接する部分をまたぐ切欠が設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の小屋裏換気構造では、パラペットが、2つの下地板の間に上端が密封された中空部と、前記下地板と外装材との間の通気間隙とを有しており、一方の下地板に、前記中空部と前記通気間隙とを連通する通気部が設けられている。これにより、本小屋裏換気構造では、小屋裏内の空気を連通部、前記中空部、前記通気間隙を介して、前記パラペットの上端から屋外に排気する。そのため、本小屋裏換気構造は、前記中空部に屋外より直接雨水が侵入することがないので、該中空部への雨水の侵入を抑制でき、もって、適用される建物の防水性を高めることができる。
【0012】
請求項2に記載の小屋裏換気構造では、前記通気部の該中空部側の端部に立ち上がって該通気部に形成される水切により、前記通気間隙に侵入した雨水が前記中空部に侵入することを防止できるので、より高い防水性を発揮する。
【0013】
請求項3に記載の小屋裏換気構造では、前記小屋裏の天面に、前記パラペットの下端に架設されている梁に当接する部分及び小屋裏に開口して設けられた切欠により、前記連通部を実現するので、前記梁に孔を開けることなく、該小屋裏の換気を行うことができる。
【0014】
請求項4に記載の小屋裏換気構造では、前記小屋裏の天面に、小屋梁と当接する部分をまたぐ切欠を設けることにより、該小屋梁の上方において、通気経路を確保することができる。これにより、本小屋裏換気構造では、前記小屋梁の梁背に関わらず、前記小屋裏全体を均質に換気することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態の小屋裏換気構造が適用された建物の断面図。
【図2】外部化粧材、ガラリを省略したパラペット下地の拡大正面図。
【図3】水切の拡大斜視図。
【図4】床仕上げ材を省略した床合板の拡大平面図。
【図5】本発明の他の実施形態の小屋裏換気構造が適用された建物の断面図。
【図6】本発明の他の実施形態の水切の拡大斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。本発明の小屋裏換気構造1は、図1に示すように、陸屋根2と、その外周縁に立ち上げられた中空のパラペット3と、陸屋根2下部に設けられた小屋裏4を備えた建物5に適用されるものであり、小屋裏4内の空気を切欠(連通部)6、7を介してパラペット3の内部に導入し、パラペット3の上端から屋外に排出するものである。なお、本実施の形態においては、建物5を木造建築として示しているが、鉄筋コンクリート建築、鉄骨造建築、枠組壁工法建築等であっても小屋裏換気構造1を適用することが可能である。
【0017】
前記陸屋根2は、小屋裏4の天面でもある平板状の床合板8と、該床合板8の屋外9側表面に敷設された防水性を有する床仕上げ材10を備える。前記パラペット3は、図外の防水シートが屋外9側の表面に貼付されると共に、水切11が取付けられ、床仕上げ材10の端部横から立設した平板状の立上げ下地サイディング(下地板)12と、該立上げ下地サイディング12と平行に立設した平板状のパラペット下地(下地板)13を備えている。立上げ下地サイディング12とパラペット下地13との間には、中空部14がその上端において下地木15により密封された状態で形成されている。
【0018】
また、パラペット3は、パラペット下地13の外側に、該パラペット下地13から通気間隙16を開けて、建物5の外壁である平板状の外装材17が配設されている。パラペット下地13には、中空部14と通気間隙16とを連通するガラリ(通気部)18が、該パラペット下地13に所定間隔毎に横方向に複数空けられた貫通孔19(図2参照)の夫々に、該ガラリ18から屋外9から通気間隙16に侵入した雨水が、中空部14へ侵入することを防ぐ防水カバー20を取付けられた状態で配設されている。このガラリ18には、中空部14側の端部に立ち上がって形成され、屋外9から通気間隙16に侵入した雨水が、該中空部14に侵入することを防ぐ水切18aが設けられている。また、パラペット3の上端には、屋外9と、通気間隙16とを連通する貫通孔21が設けられている側面視略コの字型の水切22(図3参照)が取付けられており、その更に上方に側面視略コの字型の笠木23が配設されている。更に、パラペット3の下端には、パラペット下地13と一方の側面が当接し、他方の側面が床合板8と当接し、下枠材24が配設されている。
【0019】
前記小屋裏4は、床合板8、下枠材24を天面としており、また、石膏ボード25を床面としている。小屋裏4内には、パラペット3の下端に、前記床合板8、下枠材24を支持し、パラペット下地13を固定する梁30が架設されている。この梁30には、建物5の室26と壁面27により区切られた壁面内空間28と小屋裏4、若しくは中空部14との通気経路として使用されるスリット29がパラペット下地13の側面、及び上面に設けられている。また、小屋裏4内には、上面が床合板8を載置すると共に、一端が梁25aに支持されている補強支持用の固定部材31の他端が側面に固定されている小屋梁32が架設され、更に、梁25a上に、梁30、及び小屋梁32に当接する嵩だかを有する断熱材33が敷設されている。
【0020】
ここで、図4に示すように、床合板8、下枠材24には、小屋裏4と中空部14とを連通する切欠6、7が、梁30に当接する部分に所定間隔を有して複数設けられている。なお、床合板8に設けられる切欠6は、梁30に載置して当接する部分、及び小屋裏4に開口するように設けられる。また、この切欠6、7が形成される場所は、床合板8、下枠材24夫々の端部であることにより、切欠6、7は床合板8、下枠材24夫々の端部からの簡単な加工のみで形成することができる。また、切欠6、7の形状は、図4に図示した四角形の孔に限定されず、スリット状等であってよいため、加工しやすい任意の形状とすることが可能である。
【0021】
また、床合板8には、小屋梁32に載置して当接する部分をまたいでその両側が小屋裏4に開口するように、かつ、図4に示すように所定間隔を有して複数の切欠34、35が設けられている。このような、切欠34、35が設けられることにより、小屋梁32の上方にて通気経路が確保されるので、小屋裏4内において、小屋梁32と断熱材33とにより遮蔽されている小屋梁32の右側面側の空間と、該小屋梁32の左側面側の空間との間の通気は可能となる。なお、この切欠34、35が形成される場所、即ち小屋梁32の上方において、2枚の床合板8a、8bが接続して並べられている。従って、切欠34、35は、夫々の床合板8a、8bの端部に形成されるので、切欠6、7と同様簡単な加工で形成することができる。
【0022】
以上に基づき、小屋裏換気構造1においては、小屋裏4内の梁30に当接する床合板8、下枠材24に設けられた切欠6、7により、小屋裏4と、パラペット下地13と立上げ下地サイディング12との間の中空部14とが連通される。中空部14は、その上端において下地木15により密封されており、中空部14と、パラペット下地13、外装材17間の通気間隙16とは、パラペット下地13に配設されるガラリ18により連通されている。また、通気間隙16は、パラペット3の上端に配設される水切22に設けられる貫通孔21により笠木23内を介して屋外9に連通されている。以上により、小屋裏換気構造1は、小屋裏4内の空気を、切欠6、7を通過して、中空部14に、また、ガラリ18介して通気間隙16に流入し、パラペット3の上端から貫通孔21を通じて屋外に流出する。そのため、本小屋裏換気構造1は、中空部14に屋外9より直接雨水が侵入することがないので、該中空部14への雨水の侵入を抑制でき、もって適用される建物5の防水性を高めることができる。
【0023】
更に、小屋裏換気構造1は、ガラリ18にその中空部14側の端部に立ち上がって形成された水切18aを有しており、屋外9から通気間隙16に侵入した雨水が、該中空部14に侵入することを防ぐことができるので、より高い防水性を発揮する。また、梁30に孔を空ける必要がないので、構造面での不利を生じさせることなく、建物5に適用することができ、もって該建物5のプランニングの自由度を向上させる。この効果は、特に建物5を木造建築としたときに顕著に発揮される。また、小屋裏換気構造1では、外装材17に屋外9と建物5の内部とを連通するガラリを設置する必要がないので、該建物5の意匠性が向上する。更に、このことは建物5の防水性を向上させる効果も発揮する。
【0024】
また、小屋裏換気構造1では、陸屋根2の外周縁に立ち上げられたパラペット3全域を利用して、小屋裏4の換気を行うことができるので、小屋裏4全体を均質に換気することができる。更に、小屋裏換気構造1は、小屋梁32に載置している床合板8の継ぎ目に、前記切欠34、35が設けられているので、小屋裏4内において、小屋梁32と断熱材33とにより遮蔽されている小屋梁32の左右側面側の空間の通気を可能としている。即ち小屋裏換気構造1は、小屋梁32の梁背、及び断熱材33の嵩だかに関わらず、小屋裏5全体を均質に換気することができるので、建物5に適用する小屋梁32、断熱材33のバリエーションを増やすことができ、このことからも、建物5の構造的、またプランニングの自由度を向上させる。
【0025】
次に、図5及び6に基づいて本発明の他の実施の形態である小屋裏換気構造41について説明する。小屋裏換気構造41は、ルーフバルコニーとして使用される陸屋根42を有する建物43に適用される点で、前記小屋裏換気構造1とは異なるが、小屋裏換気構造1と同一の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。また、本実施の形態においては、建物43を木造建築として示しているが、鉄筋コンクリート建築、鉄骨造建築、枠組壁工法建築等であっても小屋裏換気構造41を適用することが可能である。
【0026】
前記陸屋根42は、雨水を集め、排出するための陸箱樋44が設けられ、また、これに伴い、平板状の床合板45の外周に沿って、同じく平板状の帯板46、床合板47が配設されており、更に、床合板45、及び帯板46の屋外9側表面に防水性を有する床仕上げ材48aが敷設されている。なお、床合板45、47、及び、帯板46は、下枠材24と共に、小屋裏48の天面でもある。
【0027】
パラペット49は、陸屋根42の外周縁に立ち上げられた中空のものであり、立上げ下地サイディング12の上方に連結された平板状のパラペット下地(下地板)50を備えている。パラペット下地13と、パラペット下地50とは、平行に立設されており、その間に形成される中空部51は、その上方においてパラペット下地52により密封されている。また、パラペット49は、パラペット下地50の外側に、該パラペット下地50から通気間隙53を開けて、外装材54が配設されている。パラペット下地50には、中空部51と通気間隙53とを連通するガラリ18が、該パラペット下地50に所定間隔毎に横方向に複数設けられた貫通孔の夫々に、該ガラリ18の周囲から屋外9から通気間隙53に侵入した雨水が、中空部51へ侵入することを防ぐ防水カバー20を取付けられた状態で配設されている。パラペット49の上端には、屋外9と、通気間隙53とを連通する貫通孔21aが設けられている水切22a(図6参照)が取付けられており、その更に上方に笠木23が配設されている。更に、パラペット49の下端には、パラペット下地13と一方の側面が当接する下枠材24が配設されている。
【0028】
小屋裏48は下枠材24、床合板45、47、帯板46を天面としており、梁30、小屋梁32に加え、上面が床合板45、及び帯板46を載置する小屋梁55が架設されている。下枠材24、床合板47には、小屋裏48と中空部51とを陸箱樋44下の空間56を介し連通する切欠(連通部)7、57が、梁30に載置して当接する部分、及び小屋裏48に開口するように、所定間隔を有して複数設けられている。また、床合板45には、小屋梁32に載置して当接する部分をまたいで、その両端が小屋裏48に開口するように、切欠34、35と同様の複数の切欠58、59が設けられている。なお、この切欠58、59が形成される場所、即ち小屋梁32の上方において、床合板45a、45bが連続して並べられている。また、床合板45、及び帯板46には、小屋梁55に載置して当接する部分をまたいで、その両端が小屋裏48に開口するように、切欠34、35と同様の複数の切欠60、61が設けられている。切欠60、61が設けられることにより、小屋梁55の上方において、通気経路が確保されるので、小屋裏4内において、小屋梁55と断熱材33とにより遮蔽されている小屋梁55の右側面側の空間と、該小屋梁55の左側面側の空間との間の通気は可能となる。なお、切欠57、58、59、60、61は、夫々床合板45a、45b、47、帯板46の端部に形成されており、切欠7と同様に、簡単な加工で形成することができる。
【0029】
以上に基づき、小屋裏換気構造41においては、小屋裏48内の梁30に当接する下枠材24、床合板47に設けられた切欠7、57により、小屋裏48と、パラペット下地13、50間の中空部51とが連通される。中空部51は、その上端においてパラペット下地52により密封されており、中空部51と、パラペット下地50、外装材54間の通気間隙53とは、パラペット下地50に配設されるガラリ18により連通されている。また、通気間隙53は、パラペット3の上端に配設される水切22aに設けられる貫通孔21aにより笠木23を介して屋外9に連通されている。また、小屋裏換気構造41は、小屋梁32、55と当接している床合板45、帯板46に、切欠56、57、58、59が設けられており、小屋裏4内において、小屋梁32と断熱材33とにより遮蔽されている小屋梁32の右側面側の空間と、該小屋梁32の左側面側の空間との間の通気、及び、小屋梁55と断熱材33とにより遮蔽されている小屋梁55の右側面側の空間と、該小屋梁55の左側面側の空間との間の通気を可能としている。以上により、小屋裏換気構造41は、小屋裏換気構造1同様の効果を発揮する。
【0030】
なお、本実施の形態で示した小屋裏換気構造1、41は、本発明に係る小屋裏換気構造の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明に係る小屋裏換気構造は、陸屋根を有する建物に適用することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 小屋裏換気構造
2 陸屋根
3 パラペット
4 小屋裏
5 建物
6、7 切欠
12 立上げ下地サイディング(下地板)
13 パラペット下地(下地板)
14 中空部
16 通気間隙
17 外装材
18 ガラリ(通気部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
陸屋根と、前記陸屋根の外周縁に立ち上げられた中空のパラペットと、前記陸屋根下部に設けられた小屋裏とを備えた建物において、前記小屋裏内の空気を連通部を介して前記パラペットの内部に導入し、該パラペットの上端から屋外に排出する小屋裏換気構造であって、
前記パラペットは、平行に立設される2つの下地板の間に上端が密封された中空部を備えると共に、少なくとも一方の下地板の外側に該下地板から通気間隙を開けて外装材が固定されており、前記一方の下地板に前記中空部と前記通気間隙とを連通する通気部が設けられたことを特徴とする小屋裏換気構造。
【請求項2】
前記通気部には、少なくとも前記中空部側の端部に立ち上がって形成され、前記通気間隙に侵入した雨水が前記中空部に侵入することを防ぐ水切が設けられることを特徴とする請求項1に記載の小屋裏換気構造。
【請求項3】
前記連通部は、前記小屋裏の天面に、前記パラペットの下端に架設されている梁と当接する部分及び前記小屋裏に開口して設けられた切欠であることを特徴とする請求項1又は2に記載の小屋裏換気構造。
【請求項4】
前記小屋裏は、前記陸屋根を支持する小屋梁を備え、
前記小屋裏の天面には、該小屋裏内の空気流通に使用される前記小屋梁と当接する部分をまたぐ切欠が設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の小屋裏換気構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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