説明

差込み型継手

【課題】 継手の取扱が容易で、シール性が高く、しかも接続管と継手とを速やかに接合することができる差込み型継手を提供することである。
【解決手段】 継手1は、樹脂管10が外装される円筒部22を有する継手本体2と、円筒部22に装着されるOリング6a、6bと、円筒部22に保持される弾性変形可能なC字形状の締付リング3と、締付リング3に着脱自在に装着される可動スリーブ7と、円筒部22に固着される保護キャップ5とを備え、可動スリーブ7は、締付リング7に挟持される突起部73とOリング6a、6bを圧縮する加圧部71、72を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、継手本体に挿入される樹脂管の外周面を締め付ける形式の差込み型継手に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ガス管、水道管等の流体輸送管として使用されている、ポリエチレン(PE)、ポリブテン(PB)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂で形成された樹脂管は種々の方法で接合されるが、接合手段としては、一般的には、継手本体にナットを螺合し、継手本体とナット内に装着したパッキンや食い込みリングを圧縮することで接続するメカニカル方式の管継手が使用されている。このメカニカル方式の管継手によれば、管端部外面に食い込みリングを組付け次いでレンチにより継手本体にナットを締め付けることにより接続が行われる。上記のメカニカル式管継手は、管の挿入が確実に行われたか否かの管挿入確認が施工完了後に出来ないという欠点があり、さらにナットの締め付け程度についても確認が困難であり、管接続部の性能にバラツキが生じ易かった。従って、管の挿入不足や、ナットの締め付け不足あるいは食い込みリングの装着ミスが発生しても、施工直後に行う短期の漏れテストだけでは、これらの不具合を検出することができず、長期間の使用時に接続管の抜けや、流体の漏れを発生することがある。
【0003】
これらの問題点を解消するものとして、樹脂製パイプの端部に挿入される挿入筒部を有する継手本体と、挿入筒部に外嵌されたパイプの端部を弾発的な締め付け力で締め付けるためのスリット付きの締付環体と、締付環体の弾発力に抗して締付環体を拡径するようにスリットの端部に離脱可能に挟持されて、パイプの先端部に当接して離脱する拡径片とを備え、締付環体をカバーで覆い、その外周面に形成された雄ネジに袋ナットを螺合することにより、着脱自在に締め付け固定した差込み型継手が提案されている(特許文献1参照)。上記拡径片は、両側部に締付環体のスリットに挟持される被圧接面部が形成された圧入部と、締付環体の側端面に当接して圧入位置を規制する規制部と、内径側に形成された、パイプの先端に当接する受け突部とで構成されている。この差込み型管継手によれば、締付環体をそのスリットに拡径片を挟持した状態で継手本体に装着し、継手本体にパイプを挿入することにより、圧入状態の拡径片に対して回転モーメントが作用して、拡径片がスリットから離脱し、挿入筒部に外嵌されたパイプの端部が締付けられるように構成される。
【0004】
上記の差込み型継手は、その主要部が継手本体と締付環体と拡径片で構成されているので、従来の多数の部品を組み合わせた継手構造に比べて製造コストが低減され、かつ、小型の工具で接続作業が簡単に行え、接続強度のバラつきがなく、施工後の接続確認も容易であり、管の接続作業時の部品組付け作業や拡管作業などの面倒な作業が解消されるという多数の利点を有する。
【0005】
この他、特許文献2には、外周に形成されたシールリング溝に弾性シールリングが嵌め込まれた内筒体を有する継手本体と、継手本体に一端部がねじ込まれた外筒体と、外筒体の外周に螺合されたナットと、外筒体の端面に当接する鍔部と外筒体の内周面に挿入されかつ内周に食込み歯を有するロックリングが先端に形成された中空軸とからなるコレットと、内周面の前端部から後方に向かって漸次窄まる前方拡がり状のテーパが形成されかつ後端部の外周に中空軸内の段差部に係合する複数の弾性係合爪が径方向外方へ切り起こす形で列設されたテーパ付リングを備えた差込み型管継手が記載されている。
【0006】
特許文献2に記載された差込み型管継手によれば、樹脂管の一端部をコレットの中空軸に挿入し、管の切断端面でテーパ付リングが差込み間隙の内奥方向へ押し込まれ、テーパが弾性シールリングを圧縮しながらそこを通過するので、樹脂管の切断端面が面取りされていなくてもスムーズに挿入される。またテーパ付リングのテーパはこのリングの内周面の前端部から後端部までの全長にわたって形成できるので、非常に撓み易くなり、ある程度斜めに切断された管であっても挿入することができる。
【0007】
【特許文献1】特開2002−31282号公報(第3−4頁、図1、図7、図8)
【特許文献2】特開2003−314775号公報(第5−6頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載された差込み型継手においては、拡径片は、スリットの数分の一の長さを持つT字型状部材であり、スリットの一端部に圧入されているので、パイプを押し込むことにより、容易に締付環体から離脱するという利点を有する。しかしながらその反面、スリットに挟まれている部分(圧入部)の長さは、スリットの全長の10%程度と短いので、予め拡径片が挟持された状態の締付環体が組み込まれた継手を施工現場に搬送する途中で、衝撃や振動などの外力で拡径片がスリットから脱落して、継手内部に樹脂管を挿入することができず、施工が不可能になることがある。従って従来の差込み型継手においては、予め拡径片が挟持された状態の締付環体に振動や衝撃が加わらない状態で継手を施工現場に搬送する必要があり、継手の取扱いが面倒であるという問題がある。
【0009】
特許文献2に記載された差込み型管継手は、ある程度斜めに切断された管であっても挿入することができるなどの利点を有するが、弾性シールリングを十分に圧縮することができないという欠点がある。これは、テーパ付リングは断面が略三角形状に形成されており、その端面(三角形の底辺)が管の端面に押されて挿入されるので、弾性シールリングを押え付ける時に、その復元力により、上向きに撓み(跳ね上げられ)、弾性シールリングの圧縮代が小さくなることによるものと考えられる。このように弾性シールリングの圧縮代が小さく(例えば10%未満)なると、樹脂管の押出成形時に、樹脂管の内周面に微小な欠陥(縦筋)が形成された場合には、シール性が低下して、流体漏れが発生するという問題がある。
【0010】
従って本発明の目的は、上記の課題を解消して、継手の取扱が容易で、シール性が高く、しかも接続管と継手とを速やかに接合することができる差込み型継手を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の差込み型継手は、接続管が外装される円筒部を有する継手本体と、前記円筒部に装着されるシール部材と、前記円筒部に保持される弾性変形可能なC字形状の締付リングと、前記締付リングに着脱自在に装着される可動スリーブと、前記円筒部に固着される保護キャップとを備え、前記可動スリーブは、前記締付リングに挟持される突起部と前記シール部材を圧縮する加圧部を有することを特徴とするものである。
【0012】
本発明において、前記可動スリーブの加圧部は前記接続管の内周面に圧入される小径部を含むことが好ましい。
【0013】
本発明において、前記締付リングは前記接続管の外周面に当接するエッジ部を有するとともに、前記保護キャップは前記締付リングの外周面に相対する中空の円錐台状部を有することが好ましい。
【0014】
本発明において、前記円筒部に、前記締付リングの端面が当接するスペーサ部材が装着されていることが好ましい。
【0015】
本発明において、前記円筒部の外周面に、前記接続管の挿入方向に沿って前記シール部材の手前に、前記接続管の内周面に食い込むエッジ部が形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、締付リングに挟持される突起部を有する可動スリーブが継手内部に組み込まれるので、配管施工前に継手に振動や衝撃が加えられても締付リングが縮径することが防止され、継手の取扱が容易である。また継手内部に接続管を差込むだけの操作により、シール部材の圧縮代を大きくできるので、シール性が向上するとともに、接続管と継手とを速やかに接合することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる差込み型継手の半断面図で、接続管を継手内部に挿入し、樹脂管を継手に接続する直前の状態を示し、図2は可動スリーブの斜視図、図3は締付リングの斜視図、図4は図1の継手に樹脂管が接続された状態を示す半断面図である。
【0018】
図1に示すように、差込み型継手(以下、単に継手という)1は、環状の仕切部21とその両側に形成された円筒部22を有する継手本体2と、円筒部22の外周側に差込まれる、例えばPEからなる樹脂管10を押圧する締付リング3と、締付リング3に保持される可動スリーブ7と、可動スリーブ7の幅(樹脂管10の挿入方向に沿った長さ寸法、以下も同様)よりもやや広い幅を有するスペーサリング8と、円筒部22に外装され、直円筒部53と中空の円錐台状部54からなる保護キャップ5を備えている。この継手1は、仕切部21を挟んで対称の構造を有するので、各部の詳細は一方の側(図1の右側)についてのみ説明し、他方の側の説明は省略する。
【0019】
継手本体2の円筒部22には、図1に示すように、その外周面に端部に向かって、仕切部21より小径に形成された段付部221と、複数条(図では2条)の円周溝223a、223bと、外周縁がエッジ状の係止部224a、224bが形成されている。また各円周溝223a、223bには、円筒部22より大なる外径を有するOリング6a、6bが嵌装されている。
【0020】
図2に示すように、可動スリーブ7は内周側がテーパ面711に形成された第1加圧部71とそこから軸方向に延出し、Oリング6a、6bよりも小径の内周面721を有する円環状の第2加圧部72と第1加圧部71の外周から半径方向に突出するブロック状の突起部73を有する。突起部73は、保護キャップ5(図1参照)の内部に装着できるようにするために、後端部が円錐台状部54の内周面に対応する形状に形成されている。第1加圧部71の外径は、全体が締付リング3を通過できるような寸法に設定されるとともに、第2加圧部72の外径は、樹脂管10の先端が嵌装されるような寸法に設定されている。また第1加圧部71の幅(テーパ面711の幅)及び第2加圧部72の幅(内周面721の幅)は、Oリング6a、6bの圧縮量を大きくするために円周溝223a、223bの幅と同等の寸法に設定されている。上記各部の幅は、樹脂管10の挿入方向に沿った長さ寸法を意味するものである。
【0021】
締付リング3は、図3に示すように、弾性変形を可能とするために、円周方向の途中に切り溝31が設けられ、内周面に鋸歯状の係止部34(図4参照)を有するとともに、外周面に保護キャップ5の円錐台状部54の内周面に相対するテーパが付されたC字状の部材である。切り溝31には、上記可動スリーブ7の突起部73が挟着される。
【0022】
上記の継手1は次の手順で組立てられる。まず、継手本体2の円筒部22に形成された円周溝223a、223bにOリング6a、6bが嵌装されるとともに、円筒部22に段付部221と等径のスペーサリング8が装着される。次いで可動スリーブ7が保持された締付リング3が保護キャップ5の内部に装着され、この保護キャップ5は、その直円筒部53の内周面が段付部221のエッジ部にしまりばめとなる嵌合状態にて外嵌されることにより、継手本体2に固着される。
【0023】
上記の継手1によれば、継手1の内部に樹脂管10を差込むだけの操作で、樹脂管10同士を接続することができる。すなわち、保護キャップ5と円筒部22との隙間に樹脂管10を差込むことにより、その先端が可動スリーブ7の第2加圧部72に嵌入され、可動スリーブ7がスペーサリング8に向って押し込まれる。この操作により、Oリング6a、6bは可動スリーブ7の第1加圧部71の内周側に形成されたテーパ面711で押え付けられ、引続き第2加圧部72の内周面721で圧縮される。図4に示すように、樹脂管10が継手本体2の奥まで差込まれると、可動スリーブ7の突起部73は締付リング3の切り溝31から離脱して、締付リング3は元の状態に縮径し、また可動スリーブ7の全体はスペーサリング8の内側に収容される。この結果締付リング3の内周面に形成された係止部34が樹脂管10に食い込み、かつ円筒部22に形成された係止部224a、224bも樹脂管10に食い込むので、樹脂管10が継手本体2に強固に固着される。また2個のOリング6a、6bは第1加圧部71のテーパ面711と第2加圧部72の内周面で大きく圧縮される(例えば10〜30%の圧縮代が得られる)ので、樹脂管10と継手本体2とが確実にシールされる。
【0024】
上記の可動スリーブ7に一体的に形成された突起部73は、締付リング3の切り溝31に挟持され、しかもこの突起部73は保護キャップ5の円錐台状部54の内周面で押え付けられているので、配管施工前(例えば運搬の途中)に継手1が大きな振動や衝撃を受けても、突起部73が締付リング3から外れるといった不具合が防止される。
【0025】
図5は本発明の第2の実施の形態に係わる継手の一方の端部を示す半断面図であり、接続管を継手内部に挿入し、樹脂管を継手に接続する直前の状態を示し図1と同一機能部分は同一の参照符号で示す。図6は、図5の継手に樹脂管が接続された状態を示す半断面図である。
【0026】
図5に示す継手1は、環状の仕切部21と、Oリング6a、6bが嵌装された円筒部22を有する継手本体2と、円筒部22の外周側に差込まれる樹脂管10を押圧する締付リング3と、締付リング3に保持される可動スリーブ7と、可動スリーブ7の幅よりもやや広い幅を有するスペーサリング8と、円筒部22に固着される保護キャップ5を備えている。この継手1は、次の点を除いた以外は図1に示す継手と同様の構造を有する。継手本体2には、仕切部21の端面から連続して段付部221が形成され、その外周にはおねじ部225が形成されている。また外周側に折り返されかつ内周側にエッジ部35を有する締付リング3が使用される。保護キャップ5は、仕切部21に近い側にめねじ部55を有する直円筒部53と円錐台状部54からなり、直円筒部53がスペーサリング8に外嵌される。
【0027】
上記の継手1は、保護キャップ5と継手本体2がめねじ部55とおねじ部225の螺合により固着される以外は図1に示す継手1と同様の手順で組立てられる。この継手は、図1に示す継手1と同様に、継手1の内部に樹脂管10を差込むだけの操作で、樹脂管10同士を接続することができる。すなわち、図5に示すように保護キャップ5と円筒部22との隙間に樹脂管10が差し込まれ、その先端が可動スリーブ7の第2加圧部72に嵌入されて、可動スリーブ7が段付部221に向って押し込まれる。この操作により、Oリング6a、6bは可動スリーブ7の第1加圧部71のテーパ面711で押え付けられ、引続き第2加圧部72で圧縮される。図6に示すように、樹脂管10が継手本体2の奥まで差込まれると、可動スリーブ7の突起部73は締付リング3の切り溝31から離脱してスペーサリング8の内側に収容されるので、締付リング3は元の状態に縮径する。この結果締付リング3の内周面に形成されたエッジ部35が樹脂管10に食い込み、かつ円筒部22に形成された係止部223a、223bも樹脂管10に食い込むので、樹脂管10が継手本体2に強固に固着される。また2個のOリング6は半径方向に強く圧縮されるので、樹脂管10と継手本体2とが確実にシールされる。
【0028】
図7は本発明の第3の実施の形態に係わる継手の一方の端部を示す半断面図であり、図5と同一機能部分は同一の参照符号で示す。図7に示す継手1は、環状の仕切部21と円筒部22を有する継手本体2と、円筒部22の外周側に差込まれる樹脂管10を押圧する締付リング3と、締付リング3に保持される可動スリーブ7と、可動スリーブ7の幅よりもやや広い幅を有するスペーサリング8と、円筒部22に固着される保護キャップ5を備えている。この継手1は、仕切部21と段付部221との間に凹部226を有するとともに、保護キャップ5の一端を内側に折曲げて形成した折曲げ部56が凹部225に係止されるように構成した以外は図5に示す継手と同様の構造を有する。
【0029】
この継手1は、図1及び図5に示す継手と同様の手順で組立てられ、またこれらと同様に継手1の内部に樹脂管10を差込むだけの操作で、樹脂管10同士を接続することができる。この継手1においても、可動スリーブ7の突起部73が切り溝31に挟着された締付リング3を継手内部に組み込むので、前述したと同様の理由で配管施工前に、継手1が多少の振動や衝撃を受けても締付リング3が縮径されるといった不具合が防止され、しかも樹脂管を継手に差込むだけの簡単な操作で樹脂管の接続を行うことができる。また継手本体2に装着された複数のOリング6a、6bを強く圧縮するので、樹脂管10と継手本体2とのシール性を高めることができる。
【0030】
以上の説明では、継手本体の両側に樹脂管が差込まれる形式の継手について述べたが、本発明はこれに限らず、継手本体の一方に樹脂管を差込み、継手本体の他方にネジ部を設け、このネジ部を相手側部材に螺合する構造を有する継手に適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態に係わる継手の半断面図である。
【図2】可動スリーブの斜視図である。
【図3】締付リングの斜視図である。
【図4】図1の継手に樹脂管が接続された状態を示す半断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる継手の半断面図である。
【図6】図5の継手に樹脂管が接続された状態を示す半断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わる継手の半断面図である。
【符号の説明】
【0032】
1:継手、2:継手本体、21:仕切部、22:円筒部、221:段付部、222a、222b、223a、223b:円周溝、224:係止部、225:おねじ部、226:凹部、3:締付リング、31:切り溝、32:係止部、35:エッジ部、5:保護キャップ、53:直円筒部、54:円錐台状部、55:めねじ部、6a、6b:Oリング、7:可動スリーブ、71:第1加圧部、711:テーパ面、72:第2加圧部、721:内周面、73:突起部、8:スペーサリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続管が外装される円筒部を有する継手本体と、前記円筒部に装着されるシール部材と、前記円筒部に保持される弾性変形可能なC字形状の締付リングと、前記締付リングに着脱自在に装着される可動スリーブと、前記円筒部に固着される保護キャップとを備え、前記可動スリーブは、前記締付リングに挟持される突起部と前記シール部材を圧縮する加圧部を有することを特徴とする差込み型継手。
【請求項2】
前記可動スリーブの加圧部は前記接続管の内周面に圧入される小径部を含むことを特徴とする請求項1に記載の差込み型継手。
【請求項3】
前記締付リングは前記接続管の外周面に当接するエッジ部を有するとともに、前記保護キャップは前記締付リングの外周面に相対する中空の円錐台状部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の差込み型継手。
【請求項4】
前記円筒部に、前記締付リングの端面が当接するスペーサ部材が装着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の差込み型継手。
【請求項5】
前記円筒部の外周面に、前記接続管の挿入方向に沿って前記シール部材の手前に、前記接続管の内周面に食い込むエッジ部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の差込み型継手。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−90362(P2006−90362A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−273799(P2004−273799)
【出願日】平成16年9月21日(2004.9.21)
【出願人】(000005083)日立金属株式会社 (2,051)
【Fターム(参考)】