説明

巻取装置

【課題】タッチローラ5を接触させた巻取ロール6にウエブ材料2を巻き取る巻取装置において、ウエブ材料2のクロスカット後、その末端が自重で垂れ下がらないようにする。
【解決手段】ウエブ材料2の巻取完了後、クロスカッタ12がウエブ材料2に向かって移動し、前進し、ニップ部19とタッチローラ5によってウエブ材料2がニップされる。その後、カット刃20によってウエブ材料2がクロスカットされ、その末端が形成される。その後、押え板13とタッチローラ5によって末端がニップされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、巻取ロールにウエブ材料を巻き取る巻取装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
たとえば、特許文献1の巻取装置では、紙、プラスチックフィルムなどのウエブ材料を複数条にスリットするスリッタにおいて、スリット後、巻取ロールにウエブ材料が巻き取られる。
【0003】
さらに、特許文献1の装置では、ウエブ材料が巻き取られるとき、巻取ロールにタッチローラが接触する。そして、ウエブ材料の巻取完了後、タッチローラと巻取ロールの接点よりも上流位置において、押え板がウエブ材料に係合し、タッチローラにウエブ材料が押し付けられ、押え板とタッチローラによってウエブ材料がニップされる。その後、タッチローラと巻取ロールの接点よりも下流位置において、カット刃によってウエブ材料がクロスカットされる。その後、巻取コアがウエブ材料およびタッチローラに向かって移動し、ウエブ材料およびタッチローラに係合し、巻取コアにウエブ材料が巻き取られる。
【0004】
ところで、スリッタでは、一般に、その前後両側に巻取装置が設けられ、スリット後、ウエブ材料が各巻取装置に振り分けられる。上記特許文献1の装置も同様である。そして、各巻取装置において、ウエブ材料がタッチローラを通り、巻取ローラに導かれるが、一方の巻取装置において、ウエブ材料がタッチローラを通るとき、その位置はタッチローラの上側である。したがって、タッチローラと巻取ロールの接点よりも上流位置でウエブ材料をニップすると、ウエブ材料のクロスカット後、巻取コアをウエブ材料およびタッチローラに係合させることはできるとしても、問題は他方の巻取装置である。
【0005】
他方の巻取装置において、ウエブ材料がタッチローラを通るとき、その位置はタッチローラの下側である。タッチローラの下側において、ウエブ材料がタッチローラを通り、巻取ローラに導かれる。したがって、特に、柔らかいウエブ材料の場合、タッチローラと巻取ロールの接点よりも上流位置でウエブ材料をニップしても、タッチローラと巻取ロールの接点よりも下流位置でウエブ材料をクロスカットしたとき、その末端が自重で垂れ下がることがある。このため、その後、巻取コアをウエブ材料およびタッチローラに係合させるとき、それを的確に係合させることができるとは限らない。そして、的確に係合させることができない限り、巻取コアにウエブ材料を巻き取ることはできない。
【0006】
したがって、この発明は、タッチローラを接触させた巻取ロールにウエブ材料を巻き取る巻取装置において、ウエブ材料のクロスカット後、その末端が自重で垂れ下がらないようにすることを目的としてなされたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第3767488号公報
【発明の概要】
【0008】
この発明によれば、ウエブ材料の巻取完了後、タッチローラと巻取ロール間において、駆動機構によって、クロスカッタがウエブ材料に向かって移動し、前進する。クロスカッタはボディを有する。さらに、係合部がボディの前縁部に形成され、クロスカッタがウエブ材料に向かって移動したとき、係合部がウエブ材料に係合する。さらに、ニップ部がボディの中腹部に形成され、クロスカッタがウエブ材料に向かって移動したとき、タッチローラと巻取ロールの接点よりも上流位置において、ニップ部がウエブ材料に係合し、タッチローラにウエブ材料が押し付けられ、ニップ部とタッチローラによってウエブ材料がニップされる。さらに、カット刃がクロスカッタに設けられ、前縁部と中腹部間に配置され、ボディから突出し、ウエブ材料のニップ後、タッチローラと巻取ロールの接点よりも下流位置において、カット刃によってウエブ材料がクロスカットされ、その末端が形成される。その後、押え板が末端に向かって移動し、タッチローラと巻取ロールの接点よりも下流位置において、押え板が末端に係合し、タッチローラに末端が押し付けられ、押え板とタッチローラによって末端がニップされる。
【0009】
好ましい実施例では、末端のニップ後、駆動機構によってクロスカッタが後退し、巻取コアがウエブ材料およびタッチローラに係合する。
【0010】
さらに、変遷部が前縁部と中腹部間に形成される。そして、変遷部がウエブ材料に係合し、その状態でウエブ材料がカットされる。
【0011】
係合部はボディの外向き湾曲部からなる。ニップ部はボディの外向き屈曲部からなる。変遷部はボディの平坦傾斜部からなる。
【0012】
さらに、ウエブ材料のクロスカット後、クロスカッタがさらに前進し、これによって外向き屈曲部によるウエブ材料のニップ位置と末端間の長さが短くなる。その後、押え板とタッチローラによって末端がニップされる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】この発明の実施例を示す説明図である。
【図2】(A)は、図1の一方の巻取装置の巻取ロールを移動させた状態を示す説明図であり、(B)は、図2(A)の次の工程を示す説明図である。
【図3】(A)は、図2(B)の次の工程を示す説明図であり、(B)は、図3(A)の次の工程を示す説明図である。
【図4】(A)は、図3(B)の次の工程を示す説明図であり、(B)は、図4(A)の次の工程を示す説明図である。
【図5】(A)は、図1の他方の巻取装置の巻取ロールを移動させた状態を示す説明図であり、(B)は、図5(A)の次の工程を示す説明図である。
【図6】(A)は、図5(B)の次の工程を示す説明図であり、(B)は、図6(A)の次の工程を示す説明図である。
【図7】(A)は、図6(B)の次の工程を示す説明図であり、(B)は、図7(A)の次の工程を示す説明図である。
【図8】図6(A)のクロスカッタおよび押え板の拡大図である。
【図9】図8の矢印線Aから見た切り欠きおよび押え板の一部を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0015】
図1はこの発明にかかる巻取装置を示す。この装置はスリッタの巻取装置であり、スリッタの前後両側に巻取装置1A,1Bが設けられていることは特許文献1のものと同様である。そして、紙、プラスチックフィルムなどのウエブ材料2がスリット刃3を通り、複数条にスリットされ、スリット後、ウエブ材料2が各巻取装置1A,1Bに振り分けられる。さらに、各巻取装置1A,1Bにおいて、ウエブ材料2がガイドローラ4およびタッチローラ5を通り、巻取ロール6に導かれ、巻取ロール6にウエブ材料2が巻き取られる。この実施例では、巻取コア7にウエブ材料2が巻き取られ、これによって巻取ロール6が形成され、巻取ロール6にウエブ材料2が巻き取られる。
【0016】
さらに、タッチローラ5がレバー8に支持され、シリンダなどの駆動機構9がレバー8に作用し、ウエブ材料2が巻き取られるとき、巻取ロール6にタッチローラ5が接触し、両者間に接圧が生じる。さらに、巻取コア7および巻取ロール6が巻取アーム10に支持され、駆動機構11が巻取アーム10に連結されており、巻取ロール6の巻径の増大にともない、駆動機構11によって巻取アーム10が駆動され、巻取アーム10が水平方向に移動し、タッチローラ5から後退する。これによって巻径の増大が許容される。
【0017】
さらに、一方の巻取装置1Aにおいて、ウエブ材料2がタッチローラ5を通るとき、その位置はタッチローラ5の上側である。タッチローラ5の上側において、ウエブ材料2がタッチローラ5を通り、巻取ロール6に導かれる。反対に、他方の巻取装置1Bにおいて、ウエブ材料2がタッチローラ5を通るとき、その位置はタッチローラ5の下側である。タッチローラ5の下側において、ウエブ材料2がタッチローラ5を通り、巻取ロール6に導かれる。これも特許文献1のものと同様である。
【0018】
さらに、各巻取装置1A、1Bにおいて、それぞれクロスカッタ12および押え板13が設けられている。
【0019】
さらに、シリンダなどの駆動機構14がクロスカッタ12に連結され、一方の巻取装置1Aにおいて、クロスカッタ12が巻取ロール6およびタッチローラ5の上方に配置されており、後述するように、ウエブ材料2の巻取完了後、駆動機構14によってクロスカッタ12が駆動され、タッチローラ5と巻取ロール6間において、クロスカッタ12がウエブ材料2に向かって移動し、下降し、前進する。反対に、他方の巻取装置1Bにおいて、クロスカッタ12が巻取ロール6およびタッチローラ5の下方に配置されており、後述するように、ウエブ材料2の巻取完了後、駆動機構14によってクロスカッタ12が駆動され、タッチローラ5と巻取ロール6間において、クロスカッタ12がウエブ材料2に向かって移動し、上昇し、前進する。
【0020】
さらに、押え板13がキャリジ15に支持され、シリンダなどの駆動機構16がキャリジ15に連結され、一方の巻取装置1Aにおいて、押え板13が巻取ロール6およびタッチローラ5の下方に配置されており、駆動機構16によって押さえ板13を移動させ、上昇させ、前進させることができる。反対に、他方の巻取装置1Bにおいて、押え板13が巻取ロール6およびタッチローラ5の上方に配置されており、駆動機構16によって押さえ板13を移動させ、下降させ、前進させることができる。
【0021】
さらに、図2(A)に示すように、一方の巻取装置1Aにおいて、クロスカッタ12は下向きのもので、ボディ17を有する。反対に、図5(A)に示すように、他方の巻取装置1Bにおいて、クロスカッタ12は上向きのもので、ボディ17を有する。
【0022】
さらに、係合部18がボディ17の前縁部に形成され、ニップ部19がボディ17の中腹部に形成されており、後述するように、クロスカッタ12がウエブ材料2に向かって移動したとき、係合部18およびニップ部19をウエブ材料2に係合させることができる。
【0023】
さらに、カット刃20がクロスカッタ12に設けられ、前縁部と中腹部間に配置され、ボディ17から突出しており、後述するように、カット刃20によってウエブ材料2をクロスカットし、その末端を形成することができる。たとえば、駆動機構がクロスカッタ12に設けられ、カット刃20に連結されており、ウエブ材料2の幅方向において、駆動機構によってカット刃20が走行し、ウエブ材料2がクロスカットされる。
【0024】
さらに、この実施例では、変遷部21が前縁部と中腹部間に形成されている。そして、変遷部21がウエブ材料2に係合する。その詳細も後述する。係合部18はボディ17の外向き湾曲部からなり、ウエブ材料2の幅方向にのびる。ニップ部19はボディ17の外向き屈曲部からなり、ウエブ材料2の幅方向にのびる。変遷部21はボディ17の平坦傾斜部からなる。
【0025】
さらに、カット刃20によってウエブ材料2がクロスカットされ、その末端が形成されることは前述したとおりであるが、押え板13は末端に係合させるためのもので、ウエブ材料2の幅方向にのびる。さらに、この実施例では、図8および図9に示すように、押え板13としてその先端がくし状になっているものが使用され、ボディ17の変遷部21に開口22aが形成され、開口22aに沿って多数の切り欠き22bが形成されており、後述するように押え板13の先端を、開口22aに通すことができ、切り欠き22bに通すこともできる。さらに、キャリジ15上において、押え板13がピン23に取り付けられ、シリンダなどの駆動機構が押え板13に連結されており、駆動機構を押え板13に作用させ、押え板13をピン23のまわりに揺動させ、末端に向かって移動させることができ、末端に係合させることができる。その詳細も後述する。
【0026】
そして、各巻取装置1A,1Bにおいて、ウエブ材料2の巻取完了後、まず、駆動機構11によって巻取アーム10が駆動され、巻取アーム10が水平方向に移動し、巻取ロール6がタッチローラ5から後退し、離れる。それにともない、駆動機構9がレバー8に作用し、レバー8がわずかに揺動し、タッチローラ5が巻取ロール6に向かって移動する。図2(A)および図5(A)はその状態を示す。
【0027】
その後、図2(B)および図5(B)に示すように、駆動機構14によってクロスカッタ12が駆動され、タッチローラ5と巻取ロール6間において、クロスカッタ12がウエブ材料2に向かって移動し、前進する。したがって、係合部18がウエブ材料2に係合する。さらに、タッチローラ5と巻取ロール6の接点よりも上流位置において、ニップ部19がウエブ材料2に係合し、タッチローラ5にウエブ材料2が押し付けられる。それにともない、ニップ部19によってタッチローラ5が巻取ロール6と反対側に押し戻され、レバー8が揺動し、駆動機構9によってそれが吸収され、ニップ部19とタッチローラ5によってウエブ材料2がニップされる。その後、タッチローラ5と巻取ロール6の接点よりも下流位置において、カット刃20によってウエブ材料2がクロスカットされ、その末端が形成される。さらに、クロスカットされるとき、変遷部21がウエブ材料2に係合し、その状態でウエブ材料2がクロスカットされる。
【0028】
その後、巻取ロール6が巻取アーム10から取り外され、例えば台車やベルトコンベア上に取り出される。その後、巻取アーム10に巻取コア7が支持される。
【0029】
さらに、ウエブ材料2のクロスカット後、図3(A)および図6(A)に示すように、駆動機構16によって押え板13が移動し、前進し、押え板13が変遷部21の開口22aを通ってボディ17内に挿入される。
【0030】
さらに、特に、図6(A)の巻取装置1Bでは、ウエブ材料2のクロスカット後、駆動機構14がクロスカッタ12に作用し、クロスカッタ12がさらに前進し、ニップ部19がウエブ材料2およびタッチローラ5に沿って移動し、これによってニップ部19によるウエブ材料2のニップ位置と末端間の長さが短くなる。したがって、その末端が自重で垂れ下がることはない。その後、図3(B)および図6(B)に示すように、キャリジ15上において、駆動機構が押え板13に作用し、押え板13がピン23のまわりを揺動し、切り欠き22bを通り、末端に向かって移動し、タッチローラ5と巻取ロール6の接点よりも下流位置において、押え板13が末端に係合し、タッチローラ5に末端が押し付けられ、押え板13とタッチローラ5によって末端がニップされる。
【0031】
その後、図4(A)および図7(A)に示すように、駆動機構14によってクロスカッタ12が駆動され、後退する。さらに、たとえば、巻取コア7に両面粘着テープが貼り付けられ、クロスカッタ12の後退後、駆動機構11によって巻取アーム10が移動し、巻取コア7がタッチローラ5に向かって前進し、巻取コア7がウエブ材料2およびタッチローラ5に係合し、押し付けられる。したがって、両面粘着テープによって巻取コア7とウエブ材料2が互いに付着する。あるいは、両面粘着テープの代わりに、巻取コア7に糊を施し、糊によって巻取コア7とウエブ材料2を付着させてもよい。あるいは、他の付着手段によって巻取コア7とウエブ材料2を付着させてもよい。その後、図4(B)および図7(B)に示すように、駆動機構16によって押え板13が移動し、後退する。このとき、押え板13の退避方向は、ウエブ材料2をたるませない方向である。その後、巻取コア7にウエブ材料2が巻き取られ、これによって巻取ロール6が形成され、巻取ロール6にウエブ材料2が巻き取られる。
【0032】
したがって、この装置の場合、ウエブ材料2のクロスカット後、タッチローラ5と巻取ロール6の接点よりも下流位置において、押え板13とタッチローラ5によって末端がニップされる。そして、端末のニップ後、駆動機構14によってクロスカッタ12が後退し、巻取コア7がウエブ材料2およびタッチローラ5に係合する。したがって、図4の巻取装置1Aはもちろん、図7の巻取装置1Bでも、クロスカッタ12の後退後、末端が自重で垂れ下がることはない。末端を的確に保持し、巻取コア7をウエブ材料2およびタッチローラ5に係合させることができ、巻取コア7とウエブ材料2を的確に付着させることができる。その後、巻取コア7にウエブ材料2を巻き取ることができ、巻取ロール6にウエブ材料2を巻き取ることができるものである。
【0033】
さらに、変遷部21がウエブ材料2に係合し、その状態でウエブ材料2がクロスカットされることも前述したとおりである。したがって、クロスカット後、変遷部21でウエブ材料2を支持し、その状態で押え板13を揺動させ、移動させることができ、末端を確実にニップすることができる。
【0034】
特に、図6(A)の巻取装置1Bにおいて、クロスカッタ12がさらにわずかに前進し、ニップ部19がウエブ材料2およびタッチローラ5に沿って移動し、これによってニップ部19によるウエブ材料2のニップ位置と末端間の長さが短くなることも前述したとおりである。したがって、押さ板13によって末端がニップされるまでの間に、末端が自重で垂れ下がることもない。
【符号の説明】
【0035】
1A、1B 巻取装置
2 ウエブ材料
3 スリット刃
4 ガイドローラ
5 タッチローラ
6 巻取ロール
7 巻取コア
8 レバー
9 駆動機構
10 巻取アーム
11 駆動機構
12 クロスカッタ
13 押え板
14 駆動機構
15 キャリジ
16 駆動機構
17 ボディ
18 係合部
19 ニップ部
20 カット刃
21 変遷部
22a 開口
22b 切り欠き
23 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチローラを接触させた巻取ロールにウエブ材料を巻き取る巻取装置であって、
ボディを有するクロスカッタと、
前記ウエブ材料の巻取完了後、前記タッチローラと前記巻取ローラ間において、前記クロスカッタを前記ウエブ材料に向かって移動させ、前進させる駆動機構と、
前記ボディの前縁部に形成され、前記クロスカッタが前記ウエブ材料に向かって移動したとき、前記ウエブ材料に係合する係合部と、
前記ボディの中腹部に形成され、前記クロスカッタが前記ウエブ材料に向かって移動したとき、前記タッチローラと前記巻取ロールの接点よりも上流位置において、前記ウエブ材料に係合し、前記タッチローラに前記ウエブ材料を押し付け、前記ウエブ材料をニップするニップ部と、
前記クロスカッタに設けられ、前記前縁部と前記中腹部間に配置され、前記ボディから突出し、前記ウエブ材料のニップ後、前記タッチローラと前記巻取ロールの接点よりも下流位置において、前記ウエブ材料をクロスカットし、その末端を形成するカット刃と、
前記ウエブ材料のクロスカット後、前記末端に向かって移動し、前記タッチローラと前記巻取ロールの接点よりも下流位置において、前記末端に係合し、前記タッチローラに前記末端を押し付け、前記末端をニップする押え板とからなる巻取装置。
【請求項2】
前記末端のニップ後、前記駆動機構によって前記クロスカッタを後退させ、巻取コアを前記ウエブ材料および前記タッチローラに係合させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
変遷部が前記前縁部と前記中腹部間に形成され、前記変遷部が前記ウエブ材料に係合し、その状態で前記ウエブ材料がクロスカットされるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記係合部は前記ボディの外向き湾曲部からなり、前記ニップ部は前記ボディの外向き屈曲部からなり、前記変遷部は前記ボディの平坦傾斜部からなることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記ウエブ材料のクロスカット後、前記クロスカッタをさらに前進させ、これによって前記外向き屈曲部による前記ウエブ材料のニップ位置と前記末端間の長さを短くし、その後、前記押え板と前記タッチローラによって前記末端をニップするようにしたことを特徴とする請求項4に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−178532(P2011−178532A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−45515(P2010−45515)
【出願日】平成22年3月2日(2010.3.2)
【出願人】(000147475)株式会社西村製作所 (10)
【Fターム(参考)】