説明

広告宣伝用の携帯楊枝綴り差し。

【課題】 料亭や小料理店といったところでは、料亭の名前、小料理店の名前を客に覚えてもらうため、店名を入れた体裁のよいマッチ箱を客に渡す。しかしながら、今日ではマッチの使用はほとんどないため実用的ではない。
【解決手段】 料亭や小料理店で客に気楽に渡せるもので、経済的に負担が少なくて体裁のよいもの、実用的なもの、これが課題を解決する手段となる本発明の、広告宣伝用の携帯楊枝綴り差しである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙で作るものである。
【発明の開示】

【発明が解決しょうとする課題】
【0002】
料亭や小料理店といったところでは、料亭の名前、小料理店の店名を客に覚えてもらうため、店名を入れた体裁のよいマッチ箱を来客に渡す。しかしながら今日ではマッチの使用はほとんどないため実用的ではない。そのためマッチ箱を客に渡す行為も少なくなっている。
【課題を解決するための手段】
【0003】
料亭や小料理店で客に気楽に渡せるもので、経済的に負担が少なくて体裁のよいもの、
実用的なもの、これが課題を解決する手段となる本発明の、広告宣伝用の携帯楊枝綴り差しである。
【発明の効果】
【0004】
体裁のよいものと前項でいってきたが、これはマッチ箱の印象からで本発明は図に見られるように新規性をもちデザインに優れたものであり、しゃれたものである。紙製品であるため正面や裏面、上覆いを開いた内側に文字や絵、図柄を印刷した奇麗なものに仕上げることができるため宣伝効果は高い。
さらには、マッチのように危険をともなうものでもないため多くの人に渡すことができる。たとえばイベント会場で来場者に渡す。通行人に渡すなど料亭や小料理店以外に利用できるために宣伝効果が大いに期待できる。
名刺を人に渡そうとするときはあらたまった気持ちである、マッチ箱や本発明の、楊枝綴り差しは気楽に人に渡すことができる。もらった方も礼をいうことなく気楽にもらい受けることができる、これが宣伝効果、経済効果につながる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
本発明は、やや厚紙のノ−トブックの表紙ほどの厚さの紙を、図1に加工する。
図の下の端から点線の符号1までを下覆いの符号5とする。
点線の符号1から点線の符号2までを下ミゴロの符号6とする。
点線の符号2から点線の符号3までを本体部の符号7とする。
点線の符号3から点線の符号4までを上ミゴロの符号8とする。
点線の符号4から図の上の端までを上覆いの符号9とする。
【0006】
下覆いの符号5には、変形切り込みの符号10を設ける。変形切り込みの右の部分を、押さえ角の符号11とする。押さえ角の左端で変形切り込みの入口を、斜め切り込み線の符号12とする。変形切り込みの左の部分を、小山自在弁の符号13とする。小山自在弁の上の端を、特形斜め切り込み線の符号14とする、特形斜め切り込み線は小山自在弁が外からの圧力などにより自由に動けるための切り込み線である。下覆いには、紐通し穴の符号15を設ける。
【0007】
本体部の符号7には,紐通し穴の符号15を設ける。本体部には、楊枝差しパイプの符号16を、少し間をおいて横並びに綴りかけて設ける。楊枝差しパイプは竹筒を二つに割った形のものを本体部に割った方を向けて張り付けた形である。この楊枝差しパイプに楊枝の符号17を差し込める構造。楊枝には一般的な量産楊枝と手で作る高級な楊枝がある、量産楊枝は細いので一筋のパイプ状の楊枝差し部に二三本差しこめる。高級な楊枝は太いので一筋のパイプ状に一本の差し込みとなる。
少し間をおいて横ならびに綴りかけて設ける楊枝差しのパイプ状のものを数を減らすと本発明の製品は縦長となり数を増すと横へ幅の広い製品となる。図6、図7がこれを示す。
【0008】
上ミゴロの符号8と、上覆いの符号9の、間の点線の符号4の、両端の切り込みの符号18は、後記するが、上覆いの捻りを助ける切り込みである。この切り込みは、本発明の製品となる紙の厚さ、紙の固さ、紙の幅の広さ、紙の長さにより適宜に設けたり設けなかったりするものである。
【0009】
図1に加工したものを、点線の符号2の点線部を、下ミゴロの符号6が手前方向に水平になるように折り曲げる。次に、点線の符号1の点線部を、下覆いの符号5が上方向に向かうように折り曲げる、すると、図2の状態となる。図2は紐通し穴の符号5と符号5を合わせて紐を通し結んだもの、紐通し結びの符号19である。下覆いと本体部は、点線の符号2、点線の符号1を折り曲げた後、ノリで張り付けるか、本発明の紐で結び固めなければならない。
本発明は新規性やデザインを考慮して、あえて手のかかる紐で結び固めるものである。
この本発明のものをを長期に使用することが予想される場合はノリ付けと紐結び両方をよしとする。また、用途によってはノリ付けのみとする。
通常、紐をかける製品にあっては。例えばカレンダ−などの場合。カレンダ−の上端に近く、両端から見て中心に穴を開け紐を通す。それにくらべ本発明は製品の下に近く端に近いところに紐をかけて結んでいるため斬新で、ユニ−クで、しゃれた製品となり人々に好まれ宣伝効果が期待できる形状様式である。
【0010】
次に、図2の、点線の符号3の点線部を、上ミゴロの符号8を手前方向に向くように折り曲げる。次いで点線の符号4の点線部を、上覆いの符号9が下方向に向くように折り曲げる。すると、図3の状態となる。
図3になったままでは、上覆いの符号9は、本体部から離れがちで安定せず、跳ね上がりがちである。
そのため次に、図4に示す、上の矢印の方向に上覆いの符号9を捻り、上覆いの端を変形切り込みの符号10を通し、押さえ角の符号11の向こう側(裏側)に差し入れるように下の矢印の方向に上覆いを移動させる。
上の矢印方向への捻りを助け捻りやすくしているのが、上ミゴロの符号8である。図には小さな三角形に見えるものである。上ミゴロがないと上覆いの捻りは、厚紙、固い紙では困難である。図には現れていないが、切り込みの符号18も捻りを助ける(切り込みの符号18を製品の製作に用いた場合)。
上覆いの捻りを少しでも少なくするため、斜め切り込みの符号12が役立つものである。
上覆いを、変形切り込みへの差し込みを助け、柔軟に自在に動くのが、小山自在弁の符号13である。
図5に示される、上覆いの端を、押さえ角の符号11の向こうへ差し込んだ状態になると、押さえ角が上覆いを押さえ、上覆いが、小山自在弁を押さえたものとなる。
ここにはじめて。紐通し結びとともに、本発明の、広告宣伝用の携帯楊枝綴り差しは固くしまった優美なものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明の多くは素材を紙とするが、なめし革やプラスティクなどでも製作できる。
本発明は、楊枝綴り差し、としているが、棒状のチョコレ−ト、棒状のセンベィなどなど、今店頭にあるものだけでなく、これから市場に登場してくる食品のケ−スとして使用可能であり、紐通し結びとともに形状のユニ−クさかわいさがうけて人気製品となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明をわかりやすく説明するための、あらかじめの全体図。
【図2】図1における、符号2の点線部、符号1の点線部を折り曲げた図で、紐通し穴の符号15に紐を通し結んだ図。
【図3】図2における、符号3の点線部、符号4の点線部を折り曲げた図。
【図4】図3における、符号9の上覆いを上の矢印方向へ捻った図。
【図5】図4における、符号9の上覆いを捻ったものを下の矢印方向へ移動させながら、押さえ角の符号11の向こう側に上覆いの端を挿入した図。
【図6】図1における、符号16の楊枝差しパイプを図1におけるものより数本数を少なくしたものであり、紐通し結びとともに、本発明の、広告宣伝用の携帯楊枝綴り差し。
【図7】図1における、符号16の楊枝差しパイプを図1におけるものより数本数を多くしたものであり、紐通し結びとともに、本発明の、広告宣伝用の携帯楊枝綴り差し。
【符号の説明】
【0013】
1、2、3、4、折り曲げるところを示す点線。
5 下覆い。
6 下ミゴロ。
7 本体部。
8 上ミゴロ。
9 上覆い。
10 変形切り込み。
11 押さえ角。
12 斜め切り込み。
13 小山自在弁。
14 特形斜め切り込み。
15 紐通し穴。
16 楊枝差しパイプ。
17 楊枝。
18 切り込み。
19 紐通し結び。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下覆いの符号5に設けた、押さえ角の符号11の左の変形切り込みの符号10の入り口の斜め切り込み符号12、変形切り込みの符号10のうちの特形斜め切り込みの符号14、変形切り込み符号10と特形斜め切り込み符号14によって形が作られる、小山自在弁の符号13。
紐通し穴の符号15、紐通し結びの符号19。
上覆いの符号9の捻りを助ける、上ミゴロ符号8の機構。
これらを有した、広告宣伝用の携帯楊枝綴り差し。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−249038(P2009−249038A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121679(P2008−121679)
【出願日】平成20年4月7日(2008.4.7)
【出願人】(505405799)
【Fターム(参考)】