説明

床形成用複合ゴムチップマット

【課題】ゴムチップマットは施工現場に応じ、求められる緩衝性が多様であるが、本発明は各施工現場において求められる緩衝性を適切に得ることができるゴムチップマットを容易に且つ安価に提供する。
【解決手段】床面形成用ゴムチップマット1と、嵩上げ用ゴムチップマット2から成り、上記床面形成用ゴムチップマット1の下面に複数の結合穴3を設けると共に、上記嵩上げ用ゴムチップマット1の上面にゴムチップ5から成る結合突起4を一体に突設し、上記床面形成用ゴムチップマット1の下面に嵩上げ用ゴムチップマット2を重ね合わせ、上記結合突起4を結合穴3に嵌合する構成とした床形成用複合ゴムチップマット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は屋外又は屋内の床を形成する複合ゴムチップマットに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴムタイヤ、産業用ゴム等の廃ゴムを粉砕して1〜10mm程度のゴムチップを形成し、該多量のゴムチップを板状に固めたゴムチップマットが既知である。
【0003】
これらゴムチップマットは適度な緩衝性と透水性を有し、歩道、駐車場、畜舎、遊具下の緩衝マット等として多用されている。又屋上、バルコニー、ベランダ等の床材として使用が可能である。
【0004】
上記ゴムチップマットの多くは多量のゴムチップに接着剤を配合すると共に、顔料を配合して混練し、これを型枠を用いて板状に成形し、用途に応じ緑、黄、赤等に着色したゴムチップマットを得ている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
而して各施工現場において求められるゴムチップマットの緩衝性は用途に応じ多様であり、上記ゴムチップマットはこの多様な用途に対応することができない。
【0006】
上記ゴムチップマットを複数枚重ね接着剤を介して貼り合わせ、厚みを増加すれば緩衝性を高めることができるが、過度の増厚を招くばかりか、接着剤層が緩衝性と透水性を減殺する問題を生じ、コスト高を招く。
【0007】
他方、施工現場の要請に応ずることができるであろう、様々な厚みのゴムチップマットを生産し、備蓄しておかなければならず不経済である。
【0008】
本発明は各施工現場における用途に応じ、要請に応じた緩衝性を付与することができるゴムチップマットを容易に提供できるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は床面形成用ゴムチップマットと、嵩上げ用ゴムチップマットから成り、上記床面形成用ゴムチップマットの下面に複数の結合穴又は結合突起を設け、上記嵩上げ用ゴムチップマットの上面に複数の結合突起又は結合穴を設け、上記床面形成用ゴムチップマットに嵩上げ用ゴムチップマットを重ね合わせ、該重ね合わせ面において上記結合突起を結合穴に嵌合し、所要の厚み増と緩衝性を得るようにした床形成用複合ゴムチップマットを提供するものである。
【0010】
上記嵩上げ用ゴムチップマットは一枚又は複数枚のマットから成り、複数枚のゴムチップマットから成る場合、各嵩上げ用ゴムチップマットの上面又は下面の一方に結合突起を設けると共に他方に結合穴を設け、複数枚の嵩上げ用ゴムチップマットを重ね合わせ、該重ね合わせ面において上記結合突起を結合穴に嵌合する構成とする。
【0011】
上記結合穴及び結合突起を床面形成用ゴムチップマット及び嵩上げ用ゴムチップマットの一側面から同マット幅の四分の一幅に相当する位置に配置すると共に同他側面から同マット幅の四分の一幅に相当する位置に配置し、床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットを位置をずらして重ね合わせ積層状態にする施工ができるようにする。
【0012】
上記床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットとは、双方を等形等厚のマットにし、両マットの全表面を重ね合わせ上記結合突起と結合穴を嵌合して積層できるようにする。
【0013】
又は嵩上げ用ゴムチップマットを床面形成用ゴムチップマットの数倍の大きさにし、一枚の嵩上げ用ゴムチップマットの上面に複数枚の床面形成用ゴムチップマットを重ね合わせ結合突起と結合穴を嵌合して嵩上げ用ゴムチップマットに複数枚の床面形成用ゴムチップマットを積層できるようにする。
【発明の効果】
【0014】
前記の通り、ゴムチップマットは施工現場に応じ、求められる緩衝性が多様であるが、本発明は各施工現場において要請に応じたマット厚と緩衝性を適切に得ることができるゴムチップマットを容易に且つ安価に提供できる。
【0015】
又床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットとを重ね合わせ面において嵌合し位置決めする構造により、個々のゴムチップマットの緩衝性を損なわずに目的とする厚みの複合ゴムチップマットを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図9に基づき説明する。
図1,図2は床面形成用ゴムチップマット1を、図3は嵩上げ用ゴムチップマット2を示す。
【0017】
上記両ゴムチップマット1,2はゴムタイヤ、産業用ゴム等の廃ゴムを粉砕して1〜10mm程度のゴムチップ5を形成し、該多量のゴムチップ5に接着剤を配合すると共に、顔料を配合して混練し、これを型枠を用いて板状に成形し、緑、黄、赤等に着色したものである。
【0018】
上記床面形成用ゴムチップマット1と嵩上げ用ゴムチップマット2とは、双方を等形等厚のマットにする。即ち同じ大きさで同じ厚みの方形のマットにする。
【0019】
上記床面形成用ゴムチップマット1の下面に複数のゴムチップ5の壁面にて画成された結合穴3を設け、他方上記嵩上げ用ゴムチップマット2の上面にゴムチップ5から成る結合突起4を一体に突設する。上記結合穴3と結合突起4はマット1,2の上下同芯に且つ同数配置にする。
【0020】
又例えば、結合穴3及び結合突起4を方形マット1,2の二対角線上のマット中心から等距離に配置する。即ち仮想方形軌跡上の各角部に配置する。
【0021】
上記床面形成用ゴムチップマット1の下面に嵩上げ用ゴムチップマット2を重ね合わせ、該重ね合わせ面において上記結合突起4を結合穴3に嵌合して求められる緩衝性と透水性を有する床形成用複合ゴムチップマットを構成する。
【0022】
上記床面形成用ゴムチップマット1の下面と嵩上げ用ゴムチップマット2の上面とは自由接触面にて重なり合う。床面形成用ゴムチップマット1を透水した雨水は該自由接触面を介してこれに重なり合う嵩上げ用ゴムチップマット2に良好に浸透する。
【0023】
上記結合突起4と結合穴3に限定して接着剤を使用し、両者3,4の嵌合を強化することができる。又両マット1と2は重ね合わせ面の全面を接着するのでなければ、重ね合わせ面の局部を点付け又は線付けすることができる。
【0024】
図1A,図1Cに示すように、上記床面形成用ゴムチップマット1の上面には表飾と排水を兼ねる縦又は/及び横の溝6を施し、該溝6によって多数の方形升目6aに区画する。
【0025】
又は図2A,図2Cに示すように、弧形の溝6を並設し、多数の扇形升目6bに区画する。該扇形升目6bと方形升目6aは混成しても良い。
【0026】
上記床面形成用ゴムチップマット1の上面に降った雨水、又は散水は溝6内に流れ込み、溝底壁6cを通して浸透し、嵩上げ用ゴムチップマット2を透水する。
【0027】
又図1B,図1C(図2B,図2C)に示すように、上記床面形成用ゴムチップマット1の下面は平面にし、図3A,図3B,図3Cに示すように、上記嵩上げ用ゴムチップマット2の上下面は平面にし、平面相互を密接して重ね、上記結合穴3と結合突起4を密に嵌合する。上記結合穴3と結合突起4は互いに同径にするか、結合突起4を結合穴3より僅かに大径にし略密に嵌合する。
【0028】
図4A,図5A,Bに示すように、上記嵩上げ用ゴムチップマット2は一枚又は複数枚のマットから成り、複数枚のゴムチップマット2a,2bから成る場合、各嵩上げ用ゴムチップマット2a,2bの上面に結合突起4を夫々設けると共に、各嵩上げ用ゴムチップマット2a,2bの下面に結合穴3を夫々設ける。この場合には床面形成用ゴムチップマット1の下面に結合穴3を設ける。
【0029】
又は図4Bに示すように、複数枚のゴムチップマット2a,2bから成る場合、各嵩上げ用ゴムチップマット2a,2bの上面に結合穴3を夫々設けると共に、各嵩上げ用ゴムチップマット2a,2bの下面に結合突起4を夫々設ける。この場合には床面形成用ゴムチップマット1の下面に結合突起4を設ける。
【0030】
上記ゴムチップマット1,2a,2bの結合突起4と結合穴3は上下同芯、即ち同一軸線上に配置する。
【0031】
前記のように、上記結合突起4はゴムチップ5によって形成してマット1,2から一体に突設し、上記結合穴3はゴムチップ5の壁面によって画成する。
【0032】
上記図4Bの例示では、施工面と接する最下位の嵩上げ用ゴムチップマット2bの下面に使用しない結合突起4が残存するが、施工時に切除するか、残存したままにし施工面に埋設する。
【0033】
又上記図4Aの例示では、施工面と接する最下位の嵩上げ用ゴムチップマット2bの下面に使用しない結合突起4が残存することがない。
【0034】
図4A,B何れの場合も、方形で且つ等形等厚の一種類の嵩上げ用ゴムチップマット2を複数枚用意し、二枚以上を重ね合わせて所要のマット厚にすることができる。
【0035】
施工例として図4Aに示すマットを用いて説明すると、図5Aに示すように、床面形成用ゴムチップマット1の下面に一枚の嵩上げ用ゴムチップマット2を重合して床面形成用ゴムチップマット1の結合穴3に上位の嵩上げ用ゴムチップマット2の結合突起4を密に嵌合し二枚構造にする。
【0036】
更に増厚が必要な場合には図5Bに示すように、嵩上げ用ゴムチップマット2aに別の嵩上げ用ゴムチップマット2bを重合し、上位の嵩上げ用ゴムチップマット2aの結合穴3に下位の嵩上げ用ゴムチップマット2bの結合突起4を嵌合し、三枚重ね以上の床形成用複合ゴムチップマットを構成する。
【0037】
図4Bにおいては上記結合穴3と結合突起4が図5A,Bに示す場合と逆転して嵌合する。
【0038】
上記床面形成用ゴムチップマット1の下面と嵩上げ用ゴムチップマット2の上面、嵩上げ用ゴムチップマット2aの下面と嵩上げ用ゴムチップマット2bの上面とは夫々自由接触面にて重なり合う。
【0039】
一適例として図4に示すように、各マット1,2を方形にし、上記結合穴3及び結合突起4を床面形成用ゴムチップマット1及び嵩上げ用ゴムチップマット2の一側面から同マット幅Wの四分の一幅W1に相当する位置に配置すると共に、同マット1,2の対向する他側面から同マット幅Wの四分の一幅W1に相当する位置に配置する。
【0040】
よって図6に示すように、床面形成用ゴムチップマット1と嵩上げ用ゴムチップマット2を二分の一幅W2だけ位置をずらして重ね合わせ積層状態にする施工ができるようにする。床面幅より張り出したマットの耳は切断して耳揃えする。
【0041】
変形例として、上記嵩上げ用ゴムチップマット2を床面形成用ゴムチップマット1の倍数の大きさにし、一枚の嵩上げ用ゴムチップマット2の上面に複数枚の床面形成用ゴムチップマット1を重ね合わせ各マット2を結合突起4と結合穴3を以って嵌合できるようにする。
【0042】
何れの例においても、各単位マット1,2a,2bを等厚にすることによって、例えば各20mm厚にすることにより、単位マット1,2aの二枚重ねで40mm、単位マット1,2a,2bの三枚重ねで60mmの厚みの緩衝ゴムチップマットが得られる。
【0043】
図7A,図7B,図7Cに示すように、上記床面形成用ゴムチップマット1の側辺には同マット1相互を連結する連結手段を設ける。具体例として床面形成用ゴムチップマット1の対向する二辺又は四辺に連結リング7をマット1と一体に設ける。
【0044】
好ましい例示として、床面形成用ゴムチップマット1の対向する二辺又は四辺に上下及び側方に開放せる半円の凹欠部8を設け、該凹欠部8内に連結リング7の半分を収容し、他の半分を側方へ突出し、マット1相互の側面が近接又は当接して並べられた時に、連結リング7の突出した部分が互いに相手方の凹欠部8内に収容され、隣接する連結リング7,7が隣接する凹欠部8,8の合致により形成された穴内において略重なり合う状態を形成できるようにする。この重ね合わせられた連結リング7,7相互を結線やピン9等にて連結し、隣接する床面形成用ゴムチップマット1相互を連結する。
【0045】
例えば上記連結手段として図7Cに示すように、短小の軸9aの一端に大径のヘッド9bを有し、軸9aに軸線に沿う割り溝9cを形成した割り軸構造にすると共に、軸9aの周面に螺旋山又は同芯の複数の環状山9dを形成した連結ピン9を用い、該連結ピン9を上記重なり合った連結リング7,7内に強制的に挿入し、両リング7,7を連結し、マット1,1相互を連結する。
【0046】
即ち、連結軸9aはリング内径に制限され、割り溝9cによって縮径されつつ強制的に押し込まれ、上記螺旋山又は環状山9dを出口側においてリング7,7に係合し、脱落のないリング7,7間の連結を果たすことができる。該連結ピン9はヘッド9bの頂面に形成した工具係合溝9eにドライバーを差し入れ、回動しつつ押し込まれる。
【0047】
上記連結リング7には連結脚7aを一体に設け、該連結脚7aを上記床面形成用ゴムチップマット1の層厚内に埋め込む等してマット1と一体にする。
【0048】
又連結リング7と連結脚7aは合成樹脂製、金属製の何れでも実施可能である。
【0049】
図5A,Bに示すように、上記床面形成用ゴムチップマット1と嵩上げ用ゴムチップマット2を重合し嵌合して複合マットを構成した場合、床面形成用ゴムチップマット1において複合マット相互が連結リング7を介して連結される。
【0050】
図8,図9は本発明の他の実施態様を示す。図8Aに示すように、方形の床面形成用ゴムチップマット1の下面の一方の対角線上に二個の結合穴3を設ける。
【0051】
他方図8Bに示すように、嵩上げ用ゴムチップマット2の上面の一方の対角線上に二個の結合突起4を設けると共に、他方の対角線上に二個の結合穴3を設ける。又嵩上げ用ゴムチップマット2の下面の一方の対角線上に二個の結合穴3を設けると共に、他方の対角線上に二個の結合突起4を設ける。
【0052】
上記例示では嵩上げ用ゴムチップマット2の上面の結合突起4と同芯に下面の結合穴3が配置され、同上面の結合穴3と同芯に下面の結合突起4が配置される。
【0053】
上記結合穴3及び結合突起4は方形マット1,2の二対角線上のマット中心から等距離に配置する。即ち仮想方形軌跡上の各角部に配置する。
【0054】
上記例示の利点は嵩上げ用ゴムチップマット2を床面形成用ゴムチップマット1に重ねる場合、或いは嵩上げ用ゴムチップマット2aに他の嵩上げ用ゴムチップマット2bを重ね、二枚重ね或いは三枚重ねにする場合に、嵩上げ用ゴムチップマット2aの表裏を問わずに重ね合わせて上記嵌合を得ることができることである。
【0055】
以上説明した結合穴3と結合突起4は円形に限らず、方形等の多角形であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】Aは床面形成用ゴムチップマットの一例を示す上面図、Bは同下面図、Cは同断面図。
【図2】Aは床面形成用ゴムチップマットの他例を示す上面図、Bは同下面図、Cは同断面図。
【図3】Aは嵩上げ用ゴムチップマットを示す上面図、Bは同下面図、Cは同断面図。
【図4】Aは上記床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットの結合突起と結合穴の関係を重ね合わせ前の状態を以って示す断面図、Bは同他例を示す断面図。
【図5】Aは図4Aに示す床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットを二枚重ねした状態を示す断面図、Bは同床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットを三枚重ねした状態を示す断面図。
【図6】床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットを二分の一の幅だけ位置をずらして重合した状態を示す断面図。
【図7】Aは床面形成用ゴムチップマット間を連結する連結手段を示す上面図、Bは同断面図、Cは該連結手段を構成する連結ピンと連結リングの関係を示す斜視図。
【図8】Aは床面形成用ゴムチップマットの下面の一対角線上に結合穴を配置した例を示す下面図、Bは嵩上げ用ゴムチップマットの上面の一対角線上に結合突起を配置し他の一対角線上に結合穴を配置した例を示す上面図、Cは同マットの下面の一対角線上に結合穴を配置し他の一対角線上に結合突起を配置した例を示す下面図。
【図9】上記図8A,B,Cに示す床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットを重ね合わせた時の結合突起と結合穴の嵌合状態を示す断面図。
【符号の説明】
【0057】
1…床面形成用ゴムチップマット、2,2a,2b…嵩上げ用ゴムチップマット、3…結合穴、4…結合突起、5…ゴムチップ、6…溝、6a…方形升目、6b…扇形升目、6c…溝底壁、7…連結リング、7a…連結脚、8…凹欠部、9…連結ピン、9a…連結ピンの連結軸、9b…同ヘッド、9c…同割り溝、9d…同螺旋山又は環状山、9e…同工具係合溝、W…マット幅、W1…マットの四分の一幅、W2…マットの二分の一幅。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面形成用ゴムチップマットと、嵩上げ用ゴムチップマットから成り、上記床面形成用ゴムチップマットの下面に複数の結合穴又は結合突起を設け、上記嵩上げ用ゴムチップマットの上面に複数の結合突起又は結合穴を設け、上記床面形成用ゴムチップマットに嵩上げ用ゴムチップマットを重ね合わせ、該重ね合わせ面において上記結合突起を結合穴に嵌合する構成とした床形成用複合ゴムチップマット。
【請求項2】
上記嵩上げ用ゴムチップマットが複数枚のマットから成り、各嵩上げ用ゴムチップマットの上面又は下面の一方に結合突起を設けると共に他方に結合穴を設け、複数枚の嵩上げ用ゴムチップマットを重ね合わせ、該重ね合わせ面において上記結合突起を結合穴に嵌合する構成とした請求項1記載の床形成用複合ゴムチップマット。
【請求項3】
上記結合穴及び結合突起を床面形成用ゴムチップマット及び嵩上げ用ゴムチップマットの一側面から同マット幅の四分の一幅に相当する位置に配置すると共に同他側面から同マット幅の四分の一幅に相当する位置に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の床形成用複合ゴムチップマット。
【請求項4】
上記床面形成用ゴムチップマットと嵩上げ用ゴムチップマットの双方が等形等厚のマットであることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の床形成用複合ゴムチップマット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−133167(P2010−133167A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−311063(P2008−311063)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【出願人】(591281459)マックストン株式会社 (25)
【Fターム(参考)】