説明

建築設計情報提供方法、建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置

【課題】 建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供方法、建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置の提供。
【解決手段】 建築設計情報提供装置2は、工事依頼者が登録する建築工事に関する建築工事情報を建築工事情報DB32に格納する。そしてこの建築工事情報を設計施工業者に提供し、提供した建築工事情報に係る建築工事の設計に関する建築設計情報を募る。そして設計施工業者が作成した建築設計情報を建築設計情報DB33に格納し、これを工事依頼者に対して提供する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事を希望する者に対して、その建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供方法、その方法を実施するための建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アパート等の建築工事を行う場合、この建築工事の設計施工を請け負う設計施工業者を決定するために、複数の設計施工業者による競争入札が行われることが多い。このような競争入札においては、建築工事を請け負う際の条件が設計施工業者から提示され、費用が最も低い等、工事依頼者にとって一番有利な条件を提示した設計施工業者が落札する場合が一般的である。
【0003】また近年では、入札に参加する設計施工業者が入札の対象である建築工事の概略設計を行ってその概略設計を工事依頼主に提示し、工事依頼主がその中から選択した概略設計を行った工事業者が落札するという、いわゆるコンペ方式の入札が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなコンペ方式の入札では、設計能力の高い設計施工業者を広く募るようにすることが工事依頼者にとっては望ましい。しかしながら従来では、広報紙等への掲載、又は市役所等に備えられている掲示板への掲示等の方法によるしかないため、設計施工業者を広く募ることが困難であり、その結果工事依頼者が選ぶことができる設計施工業者が限られるという問題があった。
【0005】一方設計施工業者にとっても、上述したような従来の方法では、建築工事に関する情報を入手する機会が限られているという問題があった。
【0006】ところで、近年はインターネットに代表される通信ネットワークが急速に普及しており、これらの通信ネットワークを利用して情報を公開することによって、この公開した情報を膨大な数の通信ネットワーク利用者の閲覧に供することができる。
【0007】本発明はこのような通信ネットワークの普及に鑑みてなされたものであり、工事依頼者から建築工事に関する建築工事情報を受け付けてこれを設計施工業者に提供し、建築工事の設計に関する建築設計情報を設計施工業者から募ることによって、多くの設計施工業者が作成した建築設計情報を工事依頼者に提供することができる建築設計情報提供方法、その方法を実施するための建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置を提供することを目的とする。
【0008】また本発明の他の目的は、建築設計情報の一部を削除し、情報提供料を支払う場合にはじめて建築設計情報のすべてを提供することによって、システム運営業者が情報提供料を確実に受け取ることができる建築設計情報提供方法、建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置の提供にある。
【0009】また本発明の他の目的は、工事依頼者が選択した建築設計部分情報の数に応じた課金を行うことによって、提供する情報量に応じた情報提供料を徴収することができる建築設計情報提供方法、建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置の提供にある。
【0010】さらに本発明の他の目的は、提供される建築設計情報に基づいて建築工事の契約が成立した場合、工事依頼者及び設計施工業者から、所定の情報提供料を支払うことの承諾を得ることによって、両者から情報提供料を徴収することができる建築設計情報提供方法、建築設計情報提供システム及び建築設計情報提供装置の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る建築設計情報提供方法は、建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供方法において、建築工事に関する建築工事情報を公開するステップと、公開した建築工事情報に係る建築工事の設計に関する建築設計情報を受け付けるステップと、受け付けた建築設計情報の一部を削除するステップと、一部を削除した建築設計部分情報を提供するステップと、提供した建築設計部分情報の取捨選択を要求するステップと、選択された建築設計部分情報に係る建築設計情報を提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】第2発明に係る建築設計情報提供システムは、複数の端末装置と、建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供装置とを通信すべくなしてある建築設計情報提供システムにおいて、前記端末装置は、建築工事に関する建築工事情報(又は建築設計情報)を受け付ける受付手段と、該受付手段によって受け付けられた建築工事情報(又は建築設計情報)を建築設計情報提供装置へ送信する手段とを備え、前記建築設計情報提供装置は、建築工事情報を受信した場合、受信した建築工事情報を端末装置へ送信する手段と、建築設計情報を受信した場合、受信した建築設計情報の一部を削除する削除手段と、該削除手段によって一部が削除された建築設計部分情報を端末装置へ送信する手段とを備え、前記端末装置は更に、建築設計部分情報を受信した場合、受信した建築設計部分情報の取捨選択を受け付ける受付手段と、選択された建築設計部分情報を示す選択情報を建築設計情報提供装置へ送信する手段とを備え、前記建築設計情報提供装置は更に、選択情報を受信した場合、受信した選択情報に示された建築設計部分情報に係る建築設計情報を端末装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
【0013】第3発明に係る建築設計情報提供システムは、第2発明に係る建築設計情報提供システムにおいて、前記建築設計情報提供装置は更に、選択情報を受信した場合、受信した選択情報に示された建築設計部分情報の選択数に応じて情報提供料を算出する算出手段を更に備えることを特徴とする。
【0014】第4発明に係る建築設計情報提供システムは、第2発明又は第3発明に係る建築設計情報提供システムにおいて、前記建築設計情報提供装置は更に、提供される建築設計情報に基づいて建築工事の契約が成立した場合、所定の情報提供料を支払うことの承諾要求を端末装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
【0015】第5発明に係る建築設計情報提供装置は、建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供装置において、建築工事に関する建築工事情報を受け付けた場合、受け付けた建築工事情報を端末装置へ送信する手段と、建築設計情報を受け付けた場合、受け付けた建築設計情報の一部を削除する削除手段と、該削除手段によって一部が削除された建築設計部分情報を端末装置へ送信する手段と、建築設計部分情報の取捨選択を要求する要求手段と、選択された建築設計部分情報に係る建築設計情報を端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】第6発明に係る建築設計情報提供装置は、第5発明に係る建築設計情報提供装置において、建築設計部分情報の選択数に応じて情報提供料を算出する算出手段を更に備えることを特徴とする。
【0017】第7発明に係る建築設計情報提供装置は、第5発明又は第6発明に係る建築設計情報提供装置において、提供される建築設計情報に基づいて建築工事の契約が成立した場合、所定の情報提供料を支払うことの承諾を要求する手段を備えることを特徴とする。
【0018】第1発明、第2発明及び第5発明による場合、端末装置は、工事依頼者が入力する建築工事に関する建築工事情報を受け付け、受け付けた建築工事情報を建築設計情報提供装置へ送信する。この建築工事情報を受信した建築設計情報提供装置は、受信した建築工事情報を設計施工業者が利用する端末装置へ送信する。
【0019】また端末装置は、設計施工業者が入力する建築工事の設計に関する建築設計情報を受け付け、受け付けた建築設計情報を建築設計情報提供装置へ送信する。この建築設計情報を受信した建築設計情報提供装置は、受信した建築設計情報の一部を削除した建築設計部分情報を、工事依頼者が利用する端末装置へ送信する。
【0020】そして端末装置は、受信した建築設計部分情報の取捨選択を工事依頼者から受け付け、選択された建築設計部分情報を示す選択情報を建築設計情報提供装置へ送信する。選択情報を受信した建築設計情報提供装置は、受信した選択情報に示されている建築設計部分情報に係る建築設計情報を、工事依頼者が利用する端末装置へ送信する。
【0021】このように、工事依頼者から建築工事に関する建築工事情報を受け付けてこれを設計施工業者に対して公開することによって、この建築工事の設計に関する建築設計情報を多くの設計施工業者から募ることができる。したがって、工事依頼者にとっては設計能力の高い設計施工業者と契約する機会を得ることが可能になる。一方設計施工業者にとっては建築工事の契約受注の機会が増えることになる。
【0022】また、工事依頼者に対しては建築設計情報のすべてを提供する前にその一部を削除した建築設計部分情報が提供される。この建築設計部分情報には、例えば建築工事の設計の概要のみが含まれており、その他の設計に関する詳細な情報は削除される。そして所定の情報提供料を工事依頼者が支払う場合にこれらの削除した情報を提供するようにすることによって、システム運営業者が情報提供料を確実に受け取ることができる。
【0023】第3発明及び第6発明による場合、建築設計情報提供装置は、選択情報を端末装置から受信した場合、受信した選択情報に示されている建築設計部分情報の選択数に応じ、工事依頼者に課す情報提供料を算出する。これにより提供した情報の情報量に応じた情報提供料を徴収することができる。
【0024】第4発明及び第7発明による場合、建築設計情報提供装置は、提供される建築設計情報に基づいて工事依頼者と設計施工業者との間で建築工事の契約が成立した場合、所定の情報提供料を支払うことの承諾要求を端末装置へ送信する。
【0025】これにより工事依頼者及び設計施工業者から情報提供料を支払うことの承諾が得られるか否かを判別することができ、この承諾を得られた場合にのみ建築工事情報又は建築設計情報を提供することによって、工事依頼者及び設計施工業者の両者から確実に情報提供料を徴収することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)図1は実施の形態1における本発明の建築設計情報提供システムの構成を示すブロック図である。図1において、1,1…はパーソナルコンピュータ等の端末装置を示しており、各端末装置1,1…はインターネット3に接続されている。なおこれらの端末装置1,1…は、建築工事の依頼者(以下、工事依頼者という)及び建築工事の設計施工を行う業者(以下、設計施工業者という)によって操作される。また2は、建築工事の設計に関する建築設計情報を端末装置1,1…に対して提供する建築設計情報提供装置を示しており、該建築設計情報提供装置2は同じくインターネット3に接続されている。
【0027】図2は実施の形態1における本発明の建築設計情報提供システムに備えられる端末装置1,1…の構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、端末装置1,1…は、CPU101と、CPU101において発生するデータを記憶するRAM102と、各種のデータ及びソフトウェアのプログラムを記憶する記憶部103と、インターネット3に接続するための通信インタフェース104と、キーボード及びマウス等の入力装置からなる入力部105と、入出力画面を表示するディスプレイ等の表示部106とを備えている。
【0028】また、記憶部103にて記憶されているソフトウェアのプログラムには、WWW(World Wide Web)ブラウザソフトウェアS1及び電子メールソフトウェアS2のプログラムが含まれており、CPU101によりこれらのソフトウェアが実行される。建築設計情報提供装置2から受信する各種の情報はこれらのソフトウェアを用いて処理される。
【0029】図3は実施の形態1における本発明の建築設計情報提供装置2の構成を示すブロック図である。図3R>3に示すとおり、建築設計情報提供装置2は、CPU201と、CPU201において発生するデータを記憶するRAM202、各種のデータ及びプログラムを記憶する記憶部203と、インターネット3に接続するための通信インタフェース204とを備えている。
【0030】また記憶部203には、WWWサーバソフトウェアS3のプログラムが記憶されており、CPU201により実行される。端末装置1,1…から受信する各種の情報はこのWWWサーバソフトウェアS3を用いて処理される。さらに記憶部203は、後述する3つのデータベース(業者情報DB31,建築工事情報DB32及び建築設計情報DB33)を有しており、これらのデータベースはWWWサーバソフトウェアS3を用いて管理される。
【0031】以下、業者情報DB31,建築工事情報DB32及び建築設計情報DB33について説明する。第1のデータベースである業者情報DB31は、設計施工業者に関する業者情報を記憶するデータベースである。図4は業者情報DB31に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。図4に示すとおり、業者情報DB31には、業者名フィールド31a,住所フィールド31b,電話番号フィールド31c,電子メールフィールド31d,経営審査フィールド31e,ISOフィールド31f,資格者フィールド31g,承諾フィールド31h,及び特記事項フィールド31iの9つのフィールドが用意されている。
【0032】業者名フィールド31aには設計施工業者の名称又はその設計施工業者を識別するための識別子が、住所フィールド31bにはその設計施工業者の住所が、電話番号フィールド31cにはその設計施工業者の電話番号が、電子メールフィールド31dにはその設計施工業者の電子メールアドレスが、夫々格納されている。
【0033】また、経営審査フィールド31eには公的機関の審査によって決定された経営審査の点数が、ISOフィールド31fにはISO9000シリーズ又はISO14000シリーズ等の規格の認証取得の有無を示す情報が、資格者フィールド31gには一級建築士,一級施工管理士又はインテリアコーディネーター等の資格者の有無を示す情報が夫々格納されている。
【0034】さらに、承諾フィールド31hには、本発明の建築設計情報提供システムを用いて建築工事の契約が成立した場合に所定の手数料を支払うことの承諾の有無を示す情報が、特記事項フィールド31iには設計施工業者に関する特記事項が夫々格納されている。
【0035】図4に示すフォーマット例では、例えば業者名が“○×建設”である設計施工業者は、経営審査の結果が1500点で、ISO9001の認証取得済みであり、しかも一級建築士の資格者がいることを示している。また、この設計施工業者は、工事依頼者との間で建築工事の契約が成立した場合、本発明の建築設計情報提供システムの運営業者に対して所定の手数料を支払うことを承諾していることを示している。
【0036】なお、業者情報DB31に格納される情報は、後述するように各設計施工業者が端末装置1,1…を用いて建築設計情報提供装置2へ送信した情報である。
【0037】第2のデータベースである建築工事情報DB32は、工事依頼者が希望する建築工事に関する建築工事情報を記憶するデータベースである。図5は建築工事情報DB32に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。図5に示すとおり、建築工事情報DB32には、工事名フィールド32a,依頼者名フィールド32b,住所フィールド32c,電話番号フィールド32d,電子メールフィールド32e,工事場所フィールド32f,工事時期フィールド32g,工事内容フィールド32h,及び承諾フィールド32iの9つのフィールドが用意されている。
【0038】工事名フィールド32aには工事依頼者が依頼している建築工事の名称が、依頼者名フィールド32bには工事依頼者の名前又は工事依頼者を識別するための識別子が、住所フィールド32cにはその工事依頼者の住所が、電話番号フィールド32dにはその工事依頼者の電話番号が、電子メールフィールド32eにはその工事依頼者の電子メールアドレスが、夫々格納されている。
【0039】また、工事場所フィールド32fには建築工事を行う予定地が、工事時期フィールド32gにはその建築工事を行う予定時期が、工事内容フィールド32hにはその建築工事の内容を示す情報が夫々格納されている。
【0040】さらに、承諾フィールド32iには、本発明の建築設計情報提供システムを用いて建築工事の契約が成立した場合に所定の手数料を支払うことの承諾の有無を示す情報が格納されている。
【0041】図5に示すフォーマット例では、例えば工事名が“X町住宅新築工事”である建築工事の工事依頼者が“EEE”であり、この建築工事はH市X町で2000年10月に行われる予定であることを示している。また、この建築工事は50坪の敷地に5000万円以内の費用で住宅を新築する工事であり、この工事依頼者は、設計施工業者との間で建築工事の契約が成立した場合、本発明の建築設計情報提供システムの運営業者に対して所定の手数料を支払うことを承諾していないことを示している。
【0042】なお、建築工事情報DB32に格納される情報は、後述するように各工事依頼者が端末装置1,1…を用いて建築設計情報提供装置2へ送信した情報である。
【0043】第3のデータベースである建築設計情報DB33は、設計施工業者が作成した建築工事の設計に関する建築設計情報を記憶するデータベースである。図6は建築設計情報DB33に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。図6に示すとおり、建築設計情報DB33には、工事名フィールド33a,業者名フィールド33b,提案概要書フィールド33c,図面フィールド33d,仕様書フィールド33e,見積書フィールド33f,及び付属図書フィールド33gの7つのフィールドが用意されている。
【0044】工事名フィールド33aには工事依頼者が依頼している建築工事の名称が、業者名フィールド33bには設計施工業者の名称又はその設計施工業者を識別するための識別子が夫々格納されている。また提案概要書フィールド33c,図面フィールド33d,仕様書フィールド33e,見積書フィールド33f,及び付属図書フィールド33gには、提案概要書情報,図面情報,仕様書情報,見積書情報及び付属図書情報夫々を格納しているファイルのファイル名が夫々格納されている。
【0045】ここで提案概要書情報とは、工事依頼者に提案する建築設計情報の概要を示す情報である。例えば、「本提案は建物の収益性に主眼をおき、シンプルかつ機能的な設計内容としました。別紙図面に示しましたように質実剛健な外観とインテリア性に富んだ間取りになっております。投資総額を8500万円に抑えることで、実質的な投資利回りは7%を実現しています」等の内容が提案概要書情報に示されている。
【0046】また図面情報とは、平面図、立面図及び断面図などの主要な図面の内容を示す情報であり、仕様書情報とは、屋根,外壁,サッシ及び床等、建物の各部位の材料の内容を示す情報である。さらに見積書情報とは工事価格を示す情報であり、付属図書情報とは、例えば建設業許可証又は資格者の免許書等を示す情報である。
【0047】次に本発明の建築設計情報提供システムの動作について説明する。図7は、業者情報を登録する場合の実施の形態1における端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の動作の流れを示すフローチャートである。
【0048】設計施工業者は、端末装置1,1…を用いて、業者情報の登録作業を行う。この場合端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2にアクセスして業者情報の登録を行うための画面の画面情報を受信し、受信した画面情報に基づいて業者情報の登録画面を表示部106に表示している。
【0049】端末装置1,1…は、設計施工業者から入力された業者情報を受け付ける(S101)。なおこの業者情報には、建築設計情報提供装置2が有する業者情報DB31において用意されている各フィールドに格納するための情報が含まれる。そして端末装置1,1…は、受け付けた業者情報を建築設計情報提供装置2へ送信する(S102)。
【0050】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から業者情報を受信した場合(S201)、受信した業者情報を業者情報DB31に登録する(S202)。そして業者情報が登録されたことを示す業者登録完了情報を端末装置1,1…へ送信する(S203)。
【0051】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から業者登録完了情報を受信した場合(S103)、受信した業者登録完了情報を表示部106にて表示する(S104)。これにより設計施工業者は業者情報の登録処理が完了したことを知ることができる。
【0052】上述した処理によって、建築設計情報提供装置2の業者情報DB31には複数の業者情報が登録される。そして建築設計情報提供装置2は、このようにして登録された業者情報を後述する手順にしたがって工事依頼者に対して提供する。
【0053】図8は、建築工事情報を登録する場合の実施の形態1における端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の動作の流れを示すフローチャートである。工事依頼者は、端末装置1,1…を用いて、建築工事情報の登録作業を行う。この場合端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2にアクセスして建築工事情報の登録を行うための画面の画面情報を受信し、受信した画面情報に基づいて建築工事情報の登録画面を表示部106に表示している。
【0054】端末装置1,1…は、工事依頼者から入力された建築工事情報を受け付ける(S301)。なおこの建築工事情報には、建築設計情報提供装置2が有する建築工事情報DB32において用意されている各フィールドに格納するための情報が含まれる。そして端末装置1,1…は、受け付けた建築工事情報を建築設計情報提供装置2へ送信する(S302)。
【0055】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から建築工事情報を受信した場合(S401)、受信した建築工事情報を建築工事情報DB32に登録する(S402)。そして建築工事情報が登録されたことを示す工事登録完了情報を端末装置1,1…へ送信する(S403)。
【0056】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から工事登録完了情報を受信した場合(S303)、受信した工事登録完了情報を表示部106にて表示する(S304)。これにより工事依頼者は建築工事情報の登録処理が完了したことを知ることができる。
【0057】上述した処理によって、建築設計情報提供装置2の建築工事情報DB32には複数の建築工事情報が登録される。そして建築設計情報提供装置2は、このようにして登録された建築工事情報を後述する手順にしたがって設計施工業者に対して提供する。
【0058】図9は、設計施工業者を指名する場合の実施の形態1における端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の動作の流れを示すフローチャートである。工事依頼者は、端末装置1,1…を用いて、設計施工業者の指名作業を行う。端末装置1,1…は、設計施工業者の業者情報の検索の要求を示す業者検索要求を受け付けた場合(S501)、受け付けた業者検索要求を建築設計情報提供装置2へ送信する(S502)。
【0059】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から業者検索要求を受信した場合(S601)、業者情報DB31に記憶されている業者情報の検索を行うための検索画面を示す検索画面情報を端末装置1,1…へ送信する(S602)。なおステップS601にて受信した業者検索要求に係る工事依頼者が、本発明の建築設計情報提供システムを用いて建築工事の契約が成立した場合に所定の手数料を支払うことの承諾をしていないとき、すなわち前記工事依頼者に係る建築工事情報の承諾フィールド32iに承諾をしていない旨の情報が格納されているときは、検索画面情報の代わりに前記手数料を支払うことの承諾を要求する情報を端末装置1,1…へ送信し処理を終了するようにしてもよい。
【0060】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から検索画面情報を受信した場合(S503)、受信した検索画面情報に基づいて検索画面を表示部106にて表示する(S504)。工事依頼者はこの検索画面に対して検索条件を入力する。ここで検索条件とは、例えば「同一市町村内にある設計施工業者で、経営審査が1000点以上、ISO14001の認証取得済みで、かつ一級建築士を有している業者」等である。
【0061】そして端末装置1,1…は、検索条件を受け付けた場合(S505)、受け付けた検索条件を建築設計情報提供装置2へ送信する(S506)。
【0062】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から検索条件を受信した場合(S603)、受信した検索条件を満たす業者情報を業者情報DB31から検索する(S604)。そして検索した結果得られた業者情報のうち、業者名フィールド31a,住所フィールド31b,電話番号フィールド31c及び電子メールフィールド31dに格納されている情報を削除した業者部分情報を端末装置1,1…へ送信する(S605)。
【0063】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から業者部分情報を受信した場合(S507)、受信した業者部分情報を表示部106に表示する(S508)。
【0064】工事依頼者は表示部106に表示されている業者部分情報を確認し、いくつかの設計施工業者を指名する。なおこの指名数には上限が予め設定されており、工事依頼者はその上限の数以内の業者を指名することになる。またこの指名数に応じて算出された情報提供料を徴収するようにしてもよい。
【0065】端末装置1,1…は、指名された業者を示す業者指名情報を受け付けた場合(S509)、受け付けた業者指名情報を建築設計情報提供装置2へ送信する(S510)。
【0066】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から業者指名情報を受信した場合(S606)、受信した業者指名情報に示されている設計施工業者である指名業者宛に、工事依頼者から指名された旨及びその指名に係る建築工事情報を電子メールにて送信する(S607)。
【0067】なおこの電子メールの宛先である指名業者が、本発明の建築設計情報提供システムを用いて建築工事の契約が成立した場合に所定の手数料を支払うことの承諾をしていないとき、すなわち前記指名業者に係る業者情報の承諾フィールド31hに承諾をしていない旨の情報が格納されているときは、前記手数料を支払うことの承諾を要求する情報のみを電子メールにて送信するようにしてもよい。
【0068】上述した処理により、工事依頼者の指名を受けた設計施工業者に対して、建築工事情報が提供される。このようにして建築工事情報を入手した設計施工業者は、この建築工事情報に基づいて建築設計情報を作成し、以下に説明する手順にしたがって作成した建築設計情報を建築設計情報提供装置2の建築設計情報DB33に登録し、登録された建築設計情報が工事依頼者に対して提供される。
【0069】図10は、建築設計情報を登録する場合の実施の形態1における端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の動作の流れを示すフローチャートである。ステップS607にて送信された電子メールを受信した設計施工業者は、受信した電子メールに示されている建築工事情報の内容を確認し、これに基づいて提案概要書情報,図面情報,仕様書情報,見積書情報及び付属図書情報を含む建築設計情報を作成する。
【0070】端末装置1,1…は、建築設計情報を受け付けた場合(S701)、受け付けた建築設計情報を建築設計情報提供装置2へ送信する(S702)。
【0071】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から建築設計情報を受信した場合(S801)、受信した建築設計情報を建築設計情報DB33に登録する(S802)。なお、提案概要書情報,図面情報,仕様書情報,見積書情報及び付属図書情報については夫々を格納するファイル名のみを建築設計情報DB33の対応する各フィールドに格納する。そして建築設計情報提供装置2は、建築設計情報DB33への登録が完了したことを示す設計登録完了情報を端末装置1,1…へ送信する(S803)。
【0072】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から設計登録完了情報を受信した場合(S703)、受信した設計登録完了情報を表示部106にて表示する(S704)。これにより設計施工業者は建築設計情報の登録処理が完了したことを知ることができる。
【0073】また建築設計情報提供装置2は、ステップS803を実行した後、建築設計情報DB33に建築設計情報が登録された旨を工事依頼者宛に電子メールにて送信する(S804)。これにより工事依頼者は自己の建築工事情報に対する建築設計情報が登録されたことを知ることができる。
【0074】図11は、建築設計情報を提供する場合の実施の形態1における端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の動作の流れを示すフローチャートである。端末装置1,1…は、工事依頼者から入力された建築設計情報要求を受け付けた場合(S901)、受け付けた建築設計情報要求を建築設計情報提供装置2へ送信する(S902)。
【0075】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から建築設計情報要求を受信した場合(S1001)、受信した建築設計情報要求に基づいて建築設計情報DB33を検索し(S1002)、検索された建築設計情報に係る提案概要書フィールド33cに格納されているファイル名を参照し、参照したファイル名に係るファイルの内容、すなわち提案概要書情報のみを端末装置1,1…へ送信する(S1003)。このように、建築設計情報のうち提案概要書情報以外の情報は削除される。
【0076】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から提案概要書情報を受信した場合(S903)、受信した提案概要書情報を表示部106にて表示する(S904)。
【0077】ここで工事依頼者は表示部106にて表示されている提案概要書情報を確認し、いくつかの提案概要書情報を選択する。端末装置1,1…は、選択された提案概要書情報を示す選択情報を受け付けた場合(S905)、受け付けた選択情報を建築設計情報提供装置2へ送信する(S906)。
【0078】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から選択情報を受信した場合(S1004)、受信した選択情報に示されている選択数に基づいて情報提供料を算出する(S1005)。この情報提供料の算出は、例えば前記選択数に所定の金額を乗ずることによって算出するようにしてもよく、また、選択数に係る複数の範囲とその範囲夫々に対する情報提供料を予め定めておき、前記選択数がどの範囲に属することになるのかを判定することによって算出してもよい。
【0079】また建築設計情報提供装置2は、前記選択情報に示されている提案概要書情報を含む建築設計情報、及びステップS1005にて算出した情報提供料を示す課金情報を端末装置1,1…へ送信する(S1006)。
【0080】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から建築設計情報及び課金情報を受信した場合(S907)、受信した建築設計情報及び課金情報を表示部106にて表示する(S908)。ここで工事依頼者が前記受信した建築設計情報以外の建築設計情報の取得を希望する場合は、他の建築設計情報の取得を希望するか否かを示す情報を端末装置1,1…へ入力する。端末装置1,1…は、他の建築設計情報の取得要求を受け付けたか否かを判定する(S909)。ここで取得要求を受け付けていないと判定した場合(S909でNO)、処理は終了する。また取得要求を受け付けていると判定した場合(S909でYES)、ステップS905に戻る。
【0081】上述した処理により、工事依頼者に対して建築設計情報が提供される。工事依頼者は、このようにして得た建築設計情報の内容を検討し、その結果内容に満足できる建築設計情報があった場合、その建築設計情報を作成した設計施工業者と連絡をとり建築工事の契約を行う。
【0082】以上のように、工事依頼者にとっては多くの設計施工業者から建築設計情報を募ることができ、また設計施工業者にとっては多くの建築工事情報を取得することができる。
【0083】(実施の形態2)実施の形態2における本発明の建築設計情報提供システムは、実施の形態1の場合と異なり、登録された建築工事情報を設計施工業者に対して公開する。なおこの実施の形態2における本発明の建築設計情報提供システム、端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の構成は実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
【0084】図12は、建築工事情報を公開する場合の実施の形態2における端末装置1,1…及び建築設計情報提供装置2の動作の流れを示すフローチャートである。設計施工業者は、端末装置1,1…を用いて、建築設計情報提供装置2が有する建築工事情報DB32に記憶されている建築工事情報を参照することができる。端末装置1,1…は、建築工事情報の要求を示す建築工事情報要求の入力を設計施工業者から受け付けた場合(S1101)、受け付けた建築工事情報要求を建築設計情報提供装置2へ送信する(S1102)。
【0085】建築設計情報提供装置2は、端末装置1,1…から建築工事情報要求を受信した場合(S1201)、受信した建築工事情報要求を送信した設計施工業者に関する業者情報を業者情報DB31から検索し、この設計施工業者が本発明の建築設計情報提供システムを用いて建築工事の契約が成立した場合に所定の手数料を支払うことの承諾をしているか否かを、前記検索した業者情報の承諾フィールド31hを参照して判定する(S1202)。ここで支払いの承諾をしていないと判定した場合(S1202でNO)、建築設計情報提供装置2はこの支払いの承諾をすることを要求する承諾要求を端末装置1,1…へ送信する(S1203)。
【0086】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から承諾要求を受信した場合(S1103)、受信した承諾要求を表示部106にて表示する(S1104)。
【0087】一方、ステップS1202にて支払いの承諾をしていると判定した場合(S1202でYES)、建築設計情報提供装置2は建築工事情報DB32を参照し(S1204)、建築工事情報の承諾フィールド32iに支払いの承諾をしていることを示す情報が格納されている建築工事情報を端末装置1,1…へ送信する(S1205)。
【0088】端末装置1,1…は、建築設計情報提供装置2から建築工事情報を受信した場合(S1105)、受信した建築工事情報を表示部106にて表示する(S1106)。
【0089】実施の形態1の場合、設計施工業者は工事依頼者から指名されなければ建築工事情報を取得することができないが、実施の形態2の場合ではこのような指名が不要であるため、設計施工業者はより多くの建築工事情報を取得することができる。したがって設計施工業者にとっては、建築工事の契約受注の機会がより増えることになる。
【0090】なお、業者情報,建築工事情報及び建築設計情報を登録する場合、並びに建築設計情報を提供する場合の動作の流れは、実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
【0091】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の建築設計情報提供方法、請求項2に記載の建築設計情報提供システム及び請求項5に記載の建築設計情報提供装置によれば、工事依頼者から建築工事に関する建築工事情報を受け付けてこれを設計施工業者に対して公開することによって、この建築工事の設計に関する建築設計情報を多くの設計施工業者から募ることができるので、工事依頼者にとっては設計能力の高い設計施工業者と契約する機会を得ることが可能になり、しかも設計施工業者にとっては建築工事の契約受注の機会が増えることになる。
【0092】また、工事依頼者に対しては建築設計情報のすべてを提供する前にその一部を削除した建築設計部分情報が提供され、所定の情報提供料を工事依頼者が支払う場合にこれらの削除した情報を提供するようにすることによって、システム運営業者が情報提供料を確実に受け取ることができる。
【0093】請求項3に記載の建築設計情報提供システム及び請求項6に記載の建築設計情報提供装置によれば、建築設計情報提供装置は、選択情報を端末装置から受信した場合、受信した選択情報に示されている建築設計部分情報の選択数に応じ、工事依頼者に課す情報提供料を算出することによって提供した情報の情報量に応じた情報提供料を徴収することができる。
【0094】請求項4に記載の建築設計情報提供システム及び請求項7に記載の建築設計情報提供装置によれば、工事依頼者及び設計施工業者から情報提供料を支払うことの承諾が得られるか否かを判別することができ、この承諾を得られた場合にのみ建築工事情報又は建築設計情報を提供することによって、工事依頼者及び設計施工業者の両者から情報提供料を徴収することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における本発明の建築設計情報提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1における本発明の建築設計情報提供システムに備えられる端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1における本発明の建築設計情報提供装置の構成を示すブロック図である。
【図4】業者情報DBに格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
【図5】建築工事情報DBに格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
【図6】建築設計情報DBに格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
【図7】業者情報を登録する場合の実施の形態1における端末装置及び建築設計情報提供装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】建築工事情報を登録する場合の実施の形態1における端末装置及び建築設計情報提供装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】設計施工業者を指名する場合の実施の形態1における端末装置及び建築設計情報提供装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】建築設計情報を登録する場合の実施の形態1における端末装置及び建築設計情報提供装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】建築設計情報を提供する場合の実施の形態1における端末装置及び建築設計情報提供装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】建築工事情報を公開する場合の実施の形態2における端末装置及び建築設計情報提供装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 端末装置
2 建築設計情報提供装置
3 インターネット
31 業者情報DB
32 建築工事情報DB
33 建築設計情報DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】 建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供方法において、建築工事に関する建築工事情報を公開するステップと、公開した建築工事情報に係る建築工事の設計に関する建築設計情報を受け付けるステップと、受け付けた建築設計情報の一部を削除するステップと、一部を削除した建築設計部分情報を提供するステップと、提供した建築設計部分情報の取捨選択を要求するステップと、選択された建築設計部分情報に係る建築設計情報を提供するステップとを含むことを特徴とする建築設計情報提供方法。
【請求項2】 複数の端末装置と、建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供装置とを通信すべくなしてある建築設計情報提供システムにおいて、前記端末装置は、建築工事に関する建築工事情報(又は建築設計情報)を受け付ける受付手段と、該受付手段によって受け付けられた建築工事情報(又は建築設計情報)を建築設計情報提供装置へ送信する手段とを備え、前記建築設計情報提供装置は、建築工事情報を受信した場合、受信した建築工事情報を端末装置へ送信する手段と、建築設計情報を受信した場合、受信した建築設計情報の一部を削除する削除手段と、該削除手段によって一部が削除された建築設計部分情報を端末装置へ送信する手段とを備え、前記端末装置は更に、建築設計部分情報を受信した場合、受信した建築設計部分情報の取捨選択を受け付ける受付手段と、選択された建築設計部分情報を示す選択情報を建築設計情報提供装置へ送信する手段とを備え、前記建築設計情報提供装置は更に、選択情報を受信した場合、受信した選択情報に示された建築設計部分情報に係る建築設計情報を端末装置へ送信する手段を備えることを特徴とする建築設計情報提供システム。
【請求項3】 前記建築設計情報提供装置は更に、選択情報を受信した場合、受信した選択情報に示された建築設計部分情報の選択数に応じて情報提供料を算出する算出手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の建築設計情報提供システム。
【請求項4】 前記建築設計情報提供装置は更に、提供される建築設計情報に基づいて建築工事の契約が成立した場合、所定の情報提供料を支払うことの承諾要求を端末装置へ送信する手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の建築設計情報提供システム。
【請求項5】 建築工事の設計に関する建築設計情報を提供する建築設計情報提供装置において、建築工事に関する建築工事情報を受け付けた場合、受け付けた建築工事情報を端末装置へ送信する手段と、建築設計情報を受け付けた場合、受け付けた建築設計情報の一部を削除する削除手段と、該削除手段によって一部が削除された建築設計部分情報を端末装置へ送信する手段と、建築設計部分情報の取捨選択を要求する要求手段と、選択された建築設計部分情報に係る建築設計情報を端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする建築設計情報提供装置。
【請求項6】 建築設計部分情報の選択数に応じて情報提供料を算出する算出手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の建築設計情報提供装置。
【請求項7】 提供される建築設計情報に基づいて建築工事の契約が成立した場合、所定の情報提供料を支払うことの承諾を要求する手段を更に備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の建築設計情報提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2001−243315(P2001−243315A)
【公開日】平成13年9月7日(2001.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−104223(P2000−104223)
【出願日】平成12年2月29日(2000.2.29)
【出願人】(500086504)ミューズ建設株式会社 (1)
【Fターム(参考)】