説明

建設機械の燃料タンク固定装置

【課題】燃料タンクの固定作業時にバンドのねじれを防止することができ、作業性を向上することができる建設機械の燃料タンク固定装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク固定装置は、樹脂製の燃料タンク28に掛け回された金属製のバンド本体31と、このバンド本体31の一端側に溶接され、ブラケット29Aに挿通する雄ねじ部33Aと、この雄ねじ部33Aの先端側に螺着する六角ナット35Aと、バンド本体31の他端側に溶接され、ブラケット29Bに挿通する雄ねじ部33Bと、この雄ねじ部33Bの先端側に螺着する六角ナット35B,35Cとを有する。雄ねじ部33Bの基端側に、工具で保持可能な被保持部材としての六角ナット35Dを溶接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係わり、特に、樹脂製の燃料タンクを固定する燃料タンク固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
建設機械の一つである油圧ショベルは、一般に、下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、この上部旋回体に俯仰可能に設けられ、ブーム、アーム、及びバケットを含む多関節型の作業装置と、ブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、及びバケット用油圧シリンダを含む複数の油圧アクチュエータとを備えている。また、エンジンと、このエンジンによって駆動する油圧ポンプと、操作装置の操作に応じて油圧ポンプから複数の油圧アクチュエータへの圧油(作動油)の流れをそれぞれ制御する複数の方向切換弁と、油圧ポンプに供給する作動油を貯える作動油タンクと、エンジンに供給する燃料を貯える燃料タンクとを備えており、それらの機器が上部旋回体に搭載されている。
【0003】
作動油タンクは、内圧が上昇するため、強度上、金属製のものを採用する必要がある。一方、燃料タンクは、そのような制約がないことから、樹脂製のものを採用することが可能である。樹脂製の燃料タンクを採用した場合には、複雑な形状を容易に形成できるので、例えば後方小旋回型や超小旋回型のミニショベル(運転質量6トン未満の油圧ショベル)のように設置スペースが限られた場合でも、容量を確保することができる。
【0004】
樹脂製の燃料タンクを固定する手段として、バンド(締付具)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の従来技術では、バンドの一端側にフックが設けられ、他端側に雄ねじ部が設けられている。そして、燃料タンクを固定する場合は、下方側のブラケットにバンドの一端側のフックを係止し、燃料タンクの位置決め溝部に沿ってバンドを上下方向に配置する。その後、上方側のブラケットにバンドの他端側の雄ねじ部を挿通し、その雄ねじ部の先端側からナットを締め付ける。これにより、バンドの面当てによって燃料タンクを固定するようになっている。このとき、バンドは、燃料タンクの位置決め溝部によって左右方向が位置決めされているので、上部旋回体の旋回動作でもずれないようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−61224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術には以下のような改善の余地があった。すなわち、特許文献1には記載されていないものの、上記バンドは、燃料タンクの表面に沿わせるために変形自由度があってかつ強度が得られるように、例えば厚さ1mm以下の金属製帯板で構成されている。そのため、燃料タンクの固定作業時に、スパナ等の工具を用いて雄ねじ部の先端側からナットを締め付けていくと、この締付力(回転力)によってバンドがねじれる可能性がある。そして、バンドをねじれたままにしておくと、機体稼働中の振動や衝撃によってバンドに亀裂が生じることが懸念される。そのため、燃料タンクの固定作業時には、バンドのねじれが生じないように注意しながら作業を行う必要があった。
【0007】
本発明の目的は、燃料タンクの固定作業時にバンドのねじれを防止することができ、作業性を向上することができる建設機械の燃料タンク固定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、固定された第1及び第2のブラケットと、樹脂製の燃料タンクに掛け回された金属製のバンドと、前記バンドの一端側に設けられ、前記第1のブラケットに係止する第1の係止手段と、前記バンドの他端側に設けられ、前記第2のブラケットに係止する第2の係止手段とを有する建設機械の燃料タンク固定装置において、前記第1及び第2の係止手段のうちの少なくとも一方は、前記ブラケットに挿通する雄ねじ部と、前記雄ねじ部の先端側に螺着するナットとで構成されており、前記雄ねじ部の基端側に、少なくとも2つの外周側平面を有する被保持部材を溶接する。
【0009】
このように本発明においては、バンドの一端側及び他端側のうちの少なくとも一方側に設けられた雄ねじ部に、被保持部材を溶接している。これにより、スパナ等の工具を用いて雄ねじ部の先端側からナットを締め付ける際に、スパナ等の工具を用いて被保持部材を保持することができ、すなわち雄ねじ部及びバンドを保持することができる。したがって、燃料タンクの固定作業時にバンドのねじれを防止することができ、作業性を向上することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、燃料タンクの固定作業時にバンドのねじれを防止することができ、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の適用対象である油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の適用対象である油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の一実施形態における燃料タンク固定装置の構造を表す上面図である。
【図4】本発明の一実施形態における燃料タンク固定装置の構造を表す側面図である。
【図5】本発明の一実施形態における固定バンドの構造を表す図である。
【図6】本発明の一実施形態における燃料タンクの固定作業を説明するための側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0013】
図1は、本発明の適用対象である油圧ショベルの全体構造を表す側面図であり、図2は、上面図である。なお、以降、油圧ショベルが図1及び図2に示す状態にて運転者が運転席に着座した場合における運転者の前側(図1及び図2中左側)、後側(図1及び図2中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側、図2中下側)、右側(図1中紙面に向かって奥側、図2中上側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
【0014】
これら図1及び図2において、油圧ショベルは、クローラ式の下部走行体1と、この下部走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体2と、この上部旋回体2の前側にスイングポスト3を介し連結された作業装置4とを備えている。この油圧ショベルは、後方小旋回型のミニショベルであって、上部旋回体2は、その後端の旋回半径(詳細には、図2で示すように、上部旋回体2が旋回中心Oを中心として旋回したときに、後述するカウンタウェイト14の後面が描く軌跡の半径R)が下部走行体1の幅寸法にほぼ収まるように、上方から見て略円形状に構成されている。
【0015】
スイングポスト3は、上部旋回体2の前部(詳細には、後述する旋回フレーム12のスイングブラケット22)に水平方向に回動可能に設けられ、スイング用油圧シリンダ5により水平方向に回動するようになっている。これにより、作業装置4が左右にスイングするようになっている。
【0016】
作業装置4は、スイングポスト3に上下方向に回動可能に連結されたブーム6と、このブーム6に上下方向に回動可能に連結されたアーム7と、このアーム7に上下方向に回動可能に連結されたバケット(アタッチメント)8とを備えている。ブーム6、アーム7、及びバケット8は、ブーム用油圧シリンダ9、アーム用油圧シリンダ10、及びバケット用油圧シリンダ11により上下方向に回動するようになっている。
【0017】
上部旋回体2は、その下部基礎構造をなす旋回フレーム12と、この旋回フレーム12上の前方左側に設けたキャノピータイプの運転室13と、旋回フレーム12の後側に設けられ作業装置4との釣り合いをとるためのカウンタウェイト14と、旋回フレーム12上の運転台室以外の大部分を覆う外装カバー15とを備えている。
【0018】
運転室13には、運転者が着座する運転席16と、この運転席16の前側に設けられ下部走行体1の走行を指示する左右の操作装置17A,17Bと、運転席16の前側に設けられスイングポスト3の回動を指示する操作装置18と、運転席16の左側に設けられ上部旋回体2の旋回及びアーム7の回動を指示する十字操作式の操作装置19と、運転席16の右側に設けられバケット8の回動及びブーム6の回動を指示する十字操作式の操作装置(図示せず)等が設けられている。
【0019】
旋回フレーム12は、後述の図3で示すように、底板20と、この底板20に立設され前後方向に延在する左右の縦板21A,21Bと、これら縦板21A,21Bの前端側に設けられ、スイングポスト3を回動可能に支持するスイングブラケット22と、底板20の前側に位置して左右方向に延在する前側フレーム23と、この前側フレーム23の左端端部に接続され、前後方向に湾曲して延在する左側フレーム24と、前側フレーム23の右側端部に接続され前後方向に湾曲して延在する右側フレーム25と、底板20に立設され左側フレーム24から右側フレーム25にかけて左右方向に延在する横板26とを有している。
【0020】
旋回フレーム12の後側には、エンジン(図示せず)が横置き状態で配置されている。また、エンジンの左側には、エンジンによって駆動する油圧ポンプ(図示せず)が設けられ、エンジンの右側には、ラジエータやオイルクーラ等の熱交換器(図示せず)が設けられている。また、旋回フレーム12の前方左側(言い換えれば、運転室13の床下)には、上述した複数の操作装置の操作に応じて油圧ポンプから上述した複数の油圧アクチュエータへの流れを制御する複数の方向切換弁(図示せず)が設けられている。また、後述の図3で示すように、旋回フレーム12の前方右側(言い換えれば、運転室13の右側)には、油圧ポンプに供給する作動油を貯える金属製の作動油タンク27と、エンジンに供給する燃料を貯える樹脂製の燃料タンク28とが設けられている。なお、作動油タンク27及び燃料タンク28は、前後方向に並んで配置されており、それらの外側側面は、旋回フレーム12の外縁(詳細には、右側フレーム25)からはみ出さないように形成されている。特に、作動油タンク27の前側に隣接する燃料タンク28は、上方から見て略台形状(詳細には、前面側の幅が小さく、後面側の幅が大きくなるような形状)に形成されており、その外側側面が右側フレーム25に沿うように湾曲(傾斜)して形成されている。また、燃料タンク52の上面側には、燃料を給油するための給油口が形成されており、この給油口を閉塞する蓋体36が取付けられている。
【0021】
外装カバー15は、上部旋回体2の右側に設けられ、作動油タンク27及び燃料タンク28等を覆う右側カバー(タンクカバー)15Aと、上部旋回体2の左側に設けられた左側カバー15Bと、運転室13の床下スペースの側方を覆うスカートカバー15C等で構成されている。なお、右側カバー15Aは、後側のヒンジ機構(図示せず)を介し上下方向に回動するようになっている。
【0022】
次に、樹脂製の燃料タンク28を固定する燃料タンク固定装置について説明する。図3は、本発明の一実施形態における燃料タンク固定装置の構造を表す上面図であり、図4は、側面図である。図5は、本発明の一実施形態における固定バンドの構造を表す図である。
【0023】
これら図3〜図5において、燃料タンク固定装置は、作動油タンク27の上部に設けられた上方側のブラケット29Aと、旋回フレーム12の底板20に設けられた下方側のブラケット29Bと、燃料タンク28の前面側(図3及び図4中左側)に掛け回された固定バンド30とで構成されている。なお、ブラケット29Aは、剛性が比較的高い作動油タンク27のコーナ部付近に設けられている。
【0024】
固定バンド30は、例えば厚み1mm以下の金属製帯板からなるバンド本体31と、このバンド本体31の幅方向両側(図5中左右両側)に取付けられた保護部材(ゴム材)32と、バンド本体31の一端側(図3中上側)に溶接された雄ねじ部33Aと、この雄ねじ部33Aの基端側(図3中下側)に溶接された円板状のワッシャ34と、バンド本体31の他端側(図3中下側)に溶接された雄ねじ部33Bとを有している。
【0025】
燃料タンク28の前面には上下方向に延在する位置決め溝部28aが形成されており、この燃料タンク28の位置決め溝部28aに沿って固定バンド30を上下方向に配置することにより、固定バンド30の左右方向が位置決めされるようになっている。したがって、上部旋回体2の旋回動作でもずれないようになっている。なお、位置決め溝部28aは、剛性が比較的高い燃料タンク28のコーナ部に近い位置に形成されている。
【0026】
そして、上方側のブラケット29Aに固定バンド30の一端側の雄ねじ部33Aを挿通し、その雄ねじ部33Aの先端側から六角ナット35Aを螺着して締め付ける。これにより、固定バンド30の一端側は、ワッシャ34によって係止位置が位置決めされつつ、上方側のブラケット29Aに係止される。その後、下方側のブラケット29Bに固定バンド30の他端側の雄ねじ部33Bを挿通し、その雄ねじ部33Bの先端側から2つの六角ナット35B,35Cを螺着して、六角ナット35B(及び35C)を締め付ける。これにより、固定バンド30の他端側は、下方側のブラケット29Aに係止される。その結果、固定バンド30の面当てによって燃料タンク28が固定されるようになっている。
【0027】
ここで、本実施形態の大きな特徴として、固定バンド30の雄ねじ部33Bの基端側(詳細には、雄ねじ部33Bとブラケット29Bとの係止位置よりバンド本体31側)には、工具で保持可能な被保持部材としての六角ナット35Dが溶接されている。これにより、例えば図6で示すように、スパナAを用いて雄ねじ部33Bの先端側から六角ナット35Bを締め付ける際に、スパナBを用いて六角ナット35Dを保持することができ、すなわち雄ねじ部33B及びバンド本体31を保持することができる。したがって、燃料タンク28の固定作業時にバンド本体31のねじれを防止することができ、作業性を向上することができる。また、例えば工具を用いて雄ねじ部33Bを直接保持する場合と比較して、雄ねじ部33Bの損傷を回避することができる。
【0028】
なお、上記一実施形態においては、固定バンド30の両端側の係止手段は、いずれも、ブラケットに挿通する雄ねじ部と、この雄ねじ部の先端側に螺着するナット等で構成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば特許文献1に記載の従来技術と同様、固定バンド30の一端側の係止手段は、雄ねじ部33A、ワッシャ34、及び六角ナット35Aに代えて、フック等で構成してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
【0029】
また、上記一実施形態においては、上方側のブラケット29Aに固定バンド30の一端側の雄ねじ部33Aを挿通し、その雄ねじ部33Aの先端側から六角ナット35Aを螺着して締め付け、その後、下方側のブラケット29Bに固定バンド30の他端側の雄ねじ部33Bを挿通し、その雄ねじ部33Bの先端側から六角ナット35B,35Cを螺着して締め付けた場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、下方側のブラケットに固定バンド30の一端側の雄ねじ部33Aを挿通し、その雄ねじ部33Aの先端側から六角ナット33Aを螺着して締め付け、その後、上側ブラケットに固定バンド30の他端側の雄ねじ部33Bを挿通し、その雄ねじ部33Bの先端側から六角ナット35C,35Dを螺着して締め付けてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
【0030】
また、上記一実施形態においては、固定バンド30の他端側の雄ねじ部33Bのみに被保持部材としての六角ナット35Dを溶接した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、固定バンド30の一端側の雄ねじ部33Aに、ワッシャ34に代えて、被保持部材としての六角ナット35E(図示せず)を溶接してもよい。この場合、スパナAを用いて雄ねじ部33Aの先端側から六角ナット35Aを締め付ける際に、スパナBを用いて六角ナット35Eを保持することができ、すなわち雄ねじ部33A及びバンド本体31を保持することができる。したがって、上述した固定バンド30の一端側及び他端側の係止順を変更することができる。
【0031】
また、上記一実施形態においては、雄ねじ部に溶接する被保持部材は六角ナットである場合を例にとって説明したが、これに限られず、少なくとも2つの外周側平面を有する部材、すなわち、工具で保持可能な部材であればよい。具体的には、例えば扇形状、三角形状、若しくは四角形状等のナットでもよい。また、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するナットのほうが好ましいものの、雌ねじ部を有さない部材でもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
【0032】
なお、以上においては、本発明の適用対象として、後方小旋回型のミニショベルを例にとって説明したが、これに限られず、例えば超小旋回型のミニショベルに適用してもよい。また、油圧クレーン等の他の建設機械に適用してもよい。
【符号の説明】
【0033】
28 燃料タンク
29A ブラケット
29B ブラケット
30 固定バンド
31 バンド本体
33A,33B 雄ねじ部(係止手段)
35A,35B,35C 六角ナット(係止手段)
35D,35E 六角ナット(被保持部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定された第1及び第2のブラケットと、
樹脂製の燃料タンクに掛け回された金属製のバンドと、
前記バンドの一端側に設けられ、前記第1のブラケットに係止する第1の係止手段と、
前記バンドの他端側に設けられ、前記第2のブラケットに係止する第2の係止手段とを有する建設機械の燃料タンク固定装置において、
前記第1及び第2の係止手段のうちの少なくとも一方は、
前記ブラケットに挿通する雄ねじ部と、
前記雄ねじ部の先端側に螺着するナットとで構成されており、
前記雄ねじ部の基端側に、少なくとも2つの外周側平面を有する被保持部材を溶接したことを特徴とする建設機械の燃料タンク固定装置。
【請求項2】
請求項1記載の建設機械の燃料タンク固定装置において、
前記被保持部材は、前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するナットであることを特徴とする建設機械の燃料タンク固定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−91929(P2013−91929A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−233251(P2011−233251)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】