説明

循環式穀物乾燥機における梱包方法

【課題】循環式穀物乾燥機の構成部品を低コストで梱包する方法を提供する。
【解決手段】
本発明の梱包方法によると、昇降機15aにおける下部ケース体28を、搬送中に当該下部ケース体28の下部が損傷することがないように当該下部(底面)を地面から浮かせた状態で乾燥機本体下部3に装着して梱包出荷・搬送(集約梱包)できるので、これらの構成部品の梱包材(木枠やスチール枠など)が不要となり、梱包材の廃材量が低減して梱包材の廃棄処分費用を低減できる。また、前記集約梱包によって前記構成部品の梱包数が減少するので、トラック等の運搬荷役の作業時間を短縮できる。
【選択図】図


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、籾(もみ)や小麦などの穀物を乾燥する循環式穀物乾燥機に係り、特に、その梱包方法(荷造り方法)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、上記循環式穀物乾燥機は多数の部品から構成され、これらの構成部品は製造工場から複数に梱包されて出荷される。そして、上記循環式穀物乾燥機を客先の設置現場(納屋等の作業場)に設置する場合には、前記複数の梱包部品をトラック等で前記設置現場に搬入し、各梱包部品を開梱して部品を組み立てることによって行われる。図7には、上記循環式穀物乾燥機の一台分の前記梱包部品の例を示す。図7において、例えば梱包No.1は乾燥機本体下部(略して「本体下部」)であり、また、梱包No.2は穀物の貯留タンク部となる側板、そして梱包No.3は昇降機の下部ケース体(昇降機下部)であり、このように複数の梱包部品から構成される。
【0003】
これらの梱包部品はそれぞれ梱包材によって梱包されている(図8参照)。例えば梱包No.1「本体下部」は、乾燥機における本体下部の周囲を木枠やスチール枠、ポリ袋などの梱包材で梱包され、また、梱包No.2「側板」(タンクプレート)についても同様に複数枚を重ねた側板等を前記木枠やダンボール板などの梱包材で梱包され、さらに、梱包No.3「昇降機下部」についてもダンボール箱によって梱包されている。このような梱包方法については、例えば、特許文献1、特許文献2などに開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−241222号公報
【特許文献2】特開平9−196564号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記循環式穀物乾燥機の梱包方法には以下の問題点があった。すなわち、梱包材の廃材問題についてである。前記設置現場においては、複数の前記梱包部品を開梱・組立した際に、梱包材である木枠やスチール枠、ポリ袋、ダンボール箱などの廃材が大量に発生し、このため、梱包材の廃材を処分するための余計な廃棄処分費用等が必要となっている。また、前記梱包部品の数が多いため、トラック等の運搬荷役の作業時間が長時間化している。さらに、出荷前の保管時期においては、前記複数の梱包部品は倉庫等に段積みされるため、ダンボール箱で梱包される梱包部品については、段積みに耐える高価なダンボール箱が必要とされている。以上のことから、梱包方法の低コスト化が望まれている。
本発明は、上記問題点にかんがみ、循環式穀物乾燥機の構成部品を低コストで梱包する方法を提供することを技術的課題としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1により、
穀物を乾燥して排出する乾燥機本体下部3と、
該乾燥機本体下部3の上部に重設した、各4枚ずつからなる各段の側板6,7,8,9を順に多段状に重合して四角柱状の枠体とするとともに該枠体の上部開口を天板10a,10bでふさいでなる穀物貯留タンク部2と、
前記乾燥機本体下部3から排出された穀物を前記穀物貯留タンク部2に還流する昇降機15aを有する還流部5と、を備えた循環式穀物乾燥機における梱包方法であって、
前記昇降機15aの下部ケース体28を前記乾燥機本体下部3の穀物排出口12dに当接するとともに、上下方向の長穴29a,30a,12fを形成した昇降機取付板29,30,12eにより前記下部ケース体28の底面28aを浮かせた状態とするよう固定部材29c,30c,12gで固着して梱包する、という技術的手段を講じた。
【発明の効果】
【0007】
本発明の梱包方法によると、昇降機における下部ケース体を、搬送中に当該下部ケース体の下部が損傷することがないように当該下部(底面)を地面から浮かせた状態で乾燥機本体下部に装着して梱包出荷・搬送(集約梱包)できるので、これらの構成部品の梱包材(木枠やスチール枠など)が不要となり、梱包材の廃材量が低減して梱包材の廃棄処分費用を低減できる。また、前記集約梱包によって前記構成部品の梱包数が減少するので、トラック等の運搬荷役の作業時間を短縮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は循環式穀物乾燥機1の全体斜視図である。該循環式穀物乾燥機1は、穀物貯留タンク部2と乾燥機本体下部3を重設してなる乾燥機本体4を備えるとともに、前記乾燥機本体下部3から排出された穀物を前記穀物貯留タンク部2に搬送して還流させる還流部5を備える。
【0009】
前記穀物貯留タンク部2は、前記乾燥機本体下部3の上部周縁部に、複数の側板及び天板を組立てて構成される。すなわち、前記上部周縁部の四辺のそれぞれの上端部に一段分の側板6(6a,6b・・・)を嵌合接続するとともに、該各側板6a,6b・・・の隣接端部を嵌合接続し、これらの各嵌合接続部分を固定部材(例えば図3に示す「クサビ19」と「ホルダー20」)を使って締結するようになっている。前記一段分の側板6a,6b・・・の組立てが終わると、これに続いて前記側板6a,6b・・・の上端部の上に更に一段分の側板7(7a,7b・・・)を嵌合接続し前記固定部材で同様に締結するようになっている。前記側板7a,7b・・・の組立てが終了すると、さらに、前述と同様にして各一段分の側板8(8a,8b・・・)及び側板9(9a,9b・・・)を順次組み立てるようになっている。この組み立て後、最上段となった前記側板9a,9b・・・の上端開口部は、二枚の前記天板10a,10bによって塞いで密閉状にしてある。前記天板10a,10bは、その周縁部を前記側板9a,9b・・・の上端部と嵌合接続し前記固定部材で同様に締結するものとなっている。
【0010】
前記乾燥機本体下部3は、図2に示したように、熱風を通風して穀物を乾燥する乾燥部11と穀粒を集穀して機外に排出する集穀・排出部12とを重設して構成される。前記乾燥部11は、横設した熱風胴11aを中央に、該熱風胴11aの両側位置に穀物流下層11b,11b及び排風胴11c,11cを順次横設してなる。前記熱風胴11aの一方側開口部には熱風発生装置13が接続され、また、前記排風胴11c,11cの各他方側開口部には排風ファン14が接続されている。
【0011】
前記集穀・排出部12は、前記穀物流下層11b,11bの下端部が合流する位置に配設したロータリーバルブ12aと、その下方位置に横設した縦断面が漏斗状の集穀板12b及び下部搬送スクリュー12cとからなる。
【0012】
前記還流部5は、昇降機15aと上部搬送スクリュー15bとからなる。前記昇降機15aの搬送始端側(下部)は前記下部搬送スクリュー12cの排出側と連通する一方、搬送終端側(上部)は上部搬送スクリュー15bの搬送始端側に連通している。前記上部搬送スクリュー15bの搬送終端側には穀物飛散板16を装着する。前記昇降機15aの側部には、穀物を採取して含水率を測定する水分計17が装着してある。なお、前記昇降機15aは上部ケース体27(昇降機上部)と下部ケース体(昇降機下部)28とを接合組立て可能なものとする(図1参照)。該下部ケース体28は、ケース体と、該ケース体下部の内部に回転可能に設けたバケットベルト用のプーリー等から構成してある。
【0013】
前記昇降機15aに隣接して配設されている熱風発生装置13の上部には、当該循環式穀物乾燥機1の運転を制御するコントロールボックス18が装着されている。
【0014】
以上説明した循環式穀物乾燥機1及びその各構成部については、特別なものではなく、周知のものである。
【0015】
本発明の特徴について:
以下、本発明の特徴である、前記循環式穀物乾燥機1における構成部品の梱包方法(集約梱包A、集約梱包B)について説明する。
【0016】
集約梱包Aについて:
本発明の梱包方法(集約梱包A)を、図3に示した図解フローに沿って説明する。該集約梱包Aの特徴は前記側板を活用する点にある。
【0017】
ステップ1:
ステップ1は、前記側板9a,9b,9c,9dを使い、該各側板の短い側の端部を互いに嵌合接続して各嵌合接続部分を固定部材(クサビ19及びホルダー20)を使って締結する。
【0018】
ステップ2:
ステップ2は、ステップ1によって組み立てた一段状の枠体(一段枠体)21であり、該一段枠体21を側板9cを地面側に向けた縦置きの状態にする。
【0019】
ステップ3,4:
ステップ3,4は、縦置き状態の一段枠体21の内部空間(四角柱状空間)に、他の複数の構成部品(梱包箱など)を載積する。更に詳細には図4に示したように、前記一段枠体21の内部空間に対して、前述の梱包No.2(前記側板6,7,8,9)、梱包No.4(小物の部品箱)、梱包No.14(昇降機の上部)及び梱包No.13(前記天板<ルーフ>)の構成部品を前記内部空間からはみ出さないように適宜載積する。また、前記一段枠体21の底側には、前記側板を緩衝材(ダンボール板など)23で挟んで木製下敷枠22の凹部22aに載置して下敷き状態にしてもよい。
【0020】
上記載積の後は、前記一段枠体21の一方側開口部21aを密閉状に塞ぐべく、前記天板10a,10bを使って、各側板9a,9b,9c,9d(一段枠体21)の一方側開口部21aの端部と前記天板10a,10bの周縁端部に設けた後述のホルダー用の挿入口Hとをそれぞれ接続・嵌合して、前記固定部材(クサビ19)を使って締結する。なお、本実施例においては、前記各側板9a,9b,9c,9d(一段枠体21)における前記天板10a,10bと締結する側の端部には、前記ホルダー(図示せず)を一体的に固設したものを用いており、このため、該各ホルダー(図示せず)を前記各挿入口Hに挿入するように前記天板10a,10bを接続・嵌合して前記クサビ19で固定する。なお、前記ホルダーについては一体的に固設するのではなく、前述のように別体に構成したものを使用してもよい。
【0021】
前記天板10a,10bを接続・嵌合する前においては、一方側開口部21a内に支柱材21b,21bを任意の固定方法によって接続固定する。続いて、前記一段枠体21の他方側開口部21bを塞ぐ。該他方側開口部21bは、前記側板6,7,8のいずれかの内の一枚を使用し、前記他方側開口部21bの中央部位端部T,Tに前記側板7aの長手方向の両端部7e,7fを嵌合接続し任意の固定部材(例えば固定ボルト7g)を使って締結する。また、他方側開口部21bを塞ぐ際、側板を二枚使って開口がより密閉状となるようにしてもよい。
【0022】
上記による梱包仕掛品S(前記一段枠体21の内部空間に前記構成部品を載積するとともに、両側の開口部21a,21bを塞いだ状態のもの)は、さらに、その上部に緩衝材(ダンボール板など)24を載置するとともに、当該梱包仕掛品Sの全体を覆う大きさの透明袋(ポリ袋)Pを被せ、その上に木製枠25を載置する。一方、前記梱包仕掛品Sの下方には前記緩衝材(ダンボール板など)23を介して前記木製下敷枠22を敷いた状態にする。そして、最後に、前記木製枠25及び木製下敷枠22を含む前記梱包仕掛品Sを外側から固定バンド(PPバンド)26で締めて固定することにより梱包終了となる。
【0023】
ステップ5:
ステップ5は、集約梱包Aの完成図である。
【0024】
本発明の梱包方法(集約梱包A)によると、前記一段枠体21の内部空間に複数の構成部品を載積して集約梱包するので、該載積する構成部品における木枠やスチール枠などの梱包材の使用が不要となり、開梱後の梱包材の廃材量を低減することができ梱包材の廃棄処分費用が低減する。また、前記内部空間に載積される複数の構成部品の梱包材は、倉庫等で段積みに耐えるような高価なダンボール箱を用いる必要がなく安価なものでよいのでコストを低下できる。また、図4に示したように、前記集約梱包Aによって前記構成部品の梱包数は減少するので、トラック等の運搬荷役の作業時間を短縮することができる。
【0025】
集約梱包Bについて:
本発明の梱包方法(集約梱包B)を、図5に示した図解フローに沿って説明する。該集約梱包Bの特徴は、前記昇降機15aの下部ケース体28を前記乾燥機本体下部3に装着した状態で梱包・出荷する点にある。
【0026】
ステップ1,2:
ステップ1,2は、前記昇降機15aの下部ケース体28を前記乾燥機本体下部3に装着する構成を示す。前記下部ケース体28は、前記昇降機15aが装着される部位である前記乾燥機本体下部3の側面3a側に、当該下部ケース体28の穀物供給口28cを前記下部搬送スクリュー12cの穀物排出口12dに当接させた状態で装着される。前記側面3aの上部と下部の各位置には、図5に示したように、上部昇降機取付板29と下部昇降機取付板30とがそれぞれ配設してある。また、前記穀物排出口12dの周縁部にも昇降機取付板12eが配設してある。これら上部昇降機取付板29、下部昇降機取付板30及び昇降機取付板12eのそれぞれには、前記下部ケース体28を装着するための長穴29a,30a,12fが設けてある。該長穴29a,30a,12fの形状は上下方向に向かって長穴になっており、この長穴29a,30a,12fのそれぞれに前記下部ケース体28の各取付部28b,28b,28bを対応連結させて固定部材(ボルト・ナット)29c,30c,12gで締結する。このとき(梱包・出荷のとき)、前記下部ケース体28は、前記長穴29a,30a,12fにおける各長穴上部29b,30b,12hに締結・固着(仮止め)して、下部ケース体28における底面28aを地面GLから浮かせるべく、前記底面28aと地面GLとの間に任意の隙間Kを形成するようにする。前記隙間Kを形成することにより、搬送する際に、前記底面28aの周辺部位が地面等に接触するのを防止できて損傷しない。
【0027】
なお、前記隙間Kを形成するようにして下部ケース体28を装着した乾燥機本体下部3は、図4(集約梱包B)に示したように適宜、当該乾燥機本体下部3の全体を覆う大きさの透明袋(ポリ袋)31を被せたうえで、上部と下部にそれぞれ木製枠32を固定部材(ボルト・ナット)で装着して梱包(集約梱包B)される。
【0028】
ステップ3:
ステップ3は、前記設置現場において前記集約梱包Bを開梱して組立・設置するときの様子を示す。前記集約梱包Bを開梱後、前記下部ケース体28は、前記隙間Kをゼロ(底面28aを地面GLに接触させる。)にするべく、前記固定部材(ボルト・ナット)29c,30c,12gを緩めて前記長穴29a,30a,12fに沿って下方にずらして締結(固着)することにより、組立後の前記下部ケース体28(昇降機15a)の安定設置がなされる。
【0029】
このように、本発明の集約梱包Bによれば、前記昇降機15aの下部ケース体28(梱包No.3 昇降機下部)を乾燥機本体下部3(梱包No.1 本体下部)に装着して集約梱包するので、前記下部ケース体28を梱包するための梱包材が不要になり、また、前記構成部品の梱包数が減少するので、トラック等の運搬荷役の作業時間を短縮する効果を奏する。
【0030】
以上述べた、本発明の集約梱包A及び集約梱包Bにより、前記構成部品の梱包数が減少(梱包数:17個から梱包数:12個に。図7及び図6参照)する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】循環式穀物乾燥機の前方斜視図である。
【図2】図1の循環式穀物乾燥機の縦正面断面図である。
【図3】本発明の梱包方法(集約梱包A)の梱包フローである。
【図4】前記循環式穀物乾燥機の構成部品において、本発明の梱包方法によって集約梱包した構成部品の組合せを示した図である。
【図5】本発明の梱包方法(集約梱包B)の梱包フローの一部分である。
【図6】本発明の梱包方法(集約梱包A及び集約梱包B)により減少した前記循環式穀物乾燥機の構成部品の梱包品を示した図である。
【図7】従来における、循環式穀物乾燥機の構成部品の梱包品を示した図である。
【図8】従来における、循環式穀物乾燥機の構成部品の梱包品である乾燥機本体下部(梱包No.1)及び穀物貯留タンク部(梱包No.2)の拡大した梱包図である。
【符号の説明】
【0032】
1 循環式穀物乾燥機
2 穀物貯留タンク部
3 乾燥機本体下部
3a 側面
4 乾燥機本体
5 還流部
6a 側板
6b 側板
7a 側板
7b 側板
7e 両端部
7f 両端部
7g ボルト(固定部材)
8a 側板
8b 側板
9a 側板
9b 側板
9c 側板
9d 側板
10a 天板
10b 天板
11 乾燥部
11a 熱風胴
11b 穀物流下槽
11c 排風胴
12 集穀・排出部
12a ロータリーバルブ
12b 集穀板
12c 下部搬送スクリュー
12d 穀物排出口
12e 昇降機取付板
12f 長穴
12g 固定部材
12h 長穴上部
13 熱風発生装置
14 排風ファン
15a 昇降機
15b 上部搬送スクリュー
16 穀物飛散板
17 水分計
18 コントロールボックス
19 クサビ(固定部材)
20 ホルダー(固定部材)
21 一般枠体
21a 一方側開口部
21b 他方側開口部
22 木製下敷枠
22a 凹部
23 ダンボール板
24 ダンボール板
25 木製枠
26 固定バンド
27 上部ケース体(昇降機上部)
28 下部ケース体(昇降機下部)
28a 底面
28b 取付部
28c 穀物供給口
29 上部昇降機取付板
29a 長穴
29b 長穴上部
29c 固定部材
30 下部昇降機取付板
30a 長穴
30b 長穴上部
30c 固定部材
31 透明袋(ポリ袋)
32 木製枠
GL 地面
H 挿入口
K 間隙
P 透明袋(ポリ袋)
S 梱包仕掛品
T 中央部位

【特許請求の範囲】
【請求項1】
穀物を乾燥して排出する乾燥機本体下部3と、
該乾燥機本体下部3の上部に重設した、各4枚ずつからなる各段の側板6,7,8,9を順に多段状に重合して四角柱状の枠体とするとともに該枠体の上部開口を天板10a,10bでふさいでなる穀物貯留タンク部2と、
前記乾燥機本体下部3から排出された穀物を前記穀物貯留タンク部2に還流する昇降機15aを有する還流部5と、を備えた循環式穀物乾燥機における梱包方法であって、
前記昇降機15aの下部ケース体28を前記乾燥機本体下部3の穀物排出口12dに当接するとともに、上下方向の長穴29a,30a,12fを形成した昇降機取付板29,30,12eにより前記下部ケース体28の底面28aを浮かせた状態とするよう固定部材29c,30c,12gで固着して梱包することを特徴とする循環式穀物乾燥機における梱包方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−28404(P2013−28404A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−194107(P2012−194107)
【出願日】平成24年9月4日(2012.9.4)
【分割の表示】特願2008−29726(P2008−29726)の分割
【原出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【出願人】(000001812)株式会社サタケ (223)
【Fターム(参考)】