説明

微孔性フィルタ

レーザを主体とする穿設技術により直径と個所とが分かっている極めて小さい孔(30、30´)を有する微孔性フィルタ(10)を提供する。この技術の一例では、一種以上の均一なスポット寸法を有するレーザビーム(62)を使用して各孔を形成する。レーザビームは、深さ方向で基板(12)中の該当する既知の距離に対して材料を除去し、各孔内に所望数の段(32、38、44)を形成する。前記技術の他の例では、インプリント式のパターン化用ツールフォイル(80)を使用することによって、孔の段に対応した特定の直径及び距離の凹部(32、38)を基板中にスタンピング形成する。これらの双方の例では、ガウス形状のレーザビームにより材料の最後の部分を取り除き、極めて小さい直径の最終段(44)を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微孔性フィルタに関するものであり、特に、直径が小さく、寸法に信頼性があり、位置が分かっている孔を有する微孔性フィルタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
微孔性フィルタは現在、綿織物、紙及び合成繊維織物のような本質的に僅かに多孔質の材料から形成されている。この種のフィルタは、医薬品や工業用の燃料電池を製造したり、分析のために、体液や、化学的な粒子や、その他の種々の材料を分離したりするのに適用することが見出されている。フィルタの孔の寸法及び位置は、フィルタ材料の構造によって異なる。
【0003】
必要なことは、既知の位置に配設され、従って既知の密度に配列された予測可能な極めて小さい直径の孔で微孔性フィルタを構成することである。
【発明の開示】
【0004】
本発明は、基板に段(ホールステップ)付きの孔のアレイを形成し、各孔が、極めて小さくて予測可能な最終直径を既知の位置に有するようにすることにある。孔のアレイは、400nmより短い紫外線(UV)波長のレーザによって形成した孔の最終段を有する。アレイ中の孔の他の段は、レーザ又はインプリント式のパターン化技術を用いて形成される。孔の最終段の直径及び孔の密度は、膜から形成される微孔性フィルタの多孔度を定める。
【0005】
好適な第1の例においては、355nm又は266nmの波長の光を発するUVレーザにより、ポリイミド、ポリカーボネート又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような高分子基材の可撓性膜から材料を除去して貫通孔を形成する。UVレーザは、有機材料を除去、すなわち有機材料の化学結合を分断して、厚さが約50μmと約250μmとの間の膜材料に、最終直径すなわち出口直径が約1.0μmと約5.0μmとの間である孔を形成する。(これは、200μmの厚さの有機包装材料に直径が20μm〜100μmの孔を形成したことに匹敵する。)これらの孔は、所望のアスペクト比を得るために膜の厚さ全体に亘って深さ方向で直径が減少する段状に形成し、アスペクト比が大きく直径が小さい孔を形成するのを阻害するであろうプラズマやデブリスの影響を低減させる。アスペクト比が大きい孔は、長さ対幅の比率が5:1より大きい孔である。この技術は、レーザビームのスポット寸法を変化させることにより達成される。その理由は、このようにすることにより、対象の材料を深さ方向で除去し、この除去処理中に生じたプラズマガス及びデブリスを逃すことができる為である。レーザーガスやデブリスがアスペクト比の大きな孔の底部につまることにより、直径が小さい孔の最終段を穿設する処理に妨害を及ぼす。
【0006】
段付きの孔は、所望の寸法の材料を最後の最も小さい直径の孔に通す圧力の降下を低減させる為に有利となる。
【0007】
好適な第2の例においては、突起構造のアレイを有する金属シートであるインプリント式のパターン化用ツールフォイルを、可撓性膜に押し込み、この可撓性膜に凹部のアレイを形成する。UVレーザは、アレイ中の各凹所の底部を通して孔の最後段を形成する。インプリント式のパターン化は、意図された孔の位置を中心とする領域に凹部をあけ、これによりレーザーガス及びデブリスを逃がすようにする。このことにより、小さいアスペクト比の孔の最後段を形成しうるようにする。
【0008】
段付きの孔の中心軸線は、膜の上下の主表面に対し必ずしも垂直にする必要はない。角度を付した孔は、旋回方向が異なる螺旋分子構造から成る粒子を濾過しうるようにするのに有利である。
【0009】
本発明の更なる観点及び利点は、添付の図面を参照した以下の好適な実施例の詳細な説明から明らかになるであろう。
【実施例】
【0010】
好適な実施例の詳細な説明
図1は、通常互いに平行な上側主表面14及び下側主表面16を有し、これらの主表面間で膜厚18を規定している可撓性高分子膜12から形成された微孔性フィルタ10の断面図を示す。この高分子膜12は、ポリイミド、ポリカーボネート、PTFE又はその他の有機質の膜材料で形成するのが好ましい。フィルタ10の多孔性は、深さ方向で膜厚18を貫通している多数の段付きの孔30(図1は1つだけの孔を示す)を形成することにより得られる。好適実施例のフィルタ10は、2つ以上の段を孔30に形成することによって製造する。以下は、寸法、すなわち、上下の主表面14及び16に対し平行に測定した横断面積を徐々に減少させた3つの段で形成した好適な孔30の説明である。好適な実施例においては、孔30を横断面において円形又は楕円形状にし得るので、便宜上、孔の寸法はその長軸の寸法を言うものとする。
【0011】
好適な孔30は、膜厚18によって規定される全長が約100μmのものである。典型的な膜厚18、従って孔の長さは50μm〜250μmの範囲内にある。孔30は、約40μmの幅34及び約70μmの深さ36を有する入口の段32と、約15μmの幅40及び約25μmの深さ42を有する中間の段38と、約1μm〜約5μmの幅46及び約5μmの深さ48を有する出口の段44とで形成される。この孔30は中心軸線50を有し、この孔の段32及び38はこれらのそれぞれの幅34及び40に応じて必ずしも互いに軸線方向に整列させる必要はなく、これに付随してこれらの段32及び38が孔の段44の幅46を包含するようにする必要があるだけである。
【0012】
図2は、角度を付した2つの孔30´を示し、これらの孔30´の中心軸線50´が上側主表面14及び下側主表面16に対して垂直でない、ある角度で傾斜されていることを除いて、これらの孔30´は孔30と同じである。
【0013】
レーザビームの使用は、孔30を形成する好適な第1の方法である。図1は、中心軸線50と同一直線上にある伝搬路に沿って伝搬するビーム62を放出するレーザ60を示す。レーザ60は、400nmより短い波長、好ましくは355nm又は266nmの波長の光を表す紫外(UV)光を放出するようにするのが好ましい。光学的にレーザ60と関連しているプログラム可能なレンズ系(図示せず)により、孔の段32、38及び44の長軸の寸法を決めるためのビーム62のスポット寸法を設定する。出力レベル制御装置(図示せず)により、ビーム62の出力を、形成している孔の段の寸法に適したレベルに調整し、孔の段32を形成するのに使用する出力よりも、孔の段38を形成するのに使用する出力を小さくする。孔の段32及び38を形成するためには均一形状のビーム62を用いるのが好ましく、孔の段44を形成するためにはガウス形状のビーム62を用いるのが好ましい。
【0014】
孔30を形成するための所望の形状、スポット寸法及び出力レベルのビーム62を提供する能力は、現在入手可能な装置に依存する。たとえば、孔の段32及び38は、Model 5330 Via Drilling Systemによって生ぜしめられるレーザビームによって形成することができ、孔の段44は、Model 4420 Micromachining Systemによって生ぜしめられるレーザビームによって形成することができ、これらのシステムは双方共、本件の特許出願人であるElectro Scientific Industries社(米国オレゴン州ポートランド)によって製造されているものである。Model 5330は均一形状のUVレーザビームを生じ、Model 4420は極めて小さいスポット寸法を有するガウス形状のUVレーザビームを生じる。
【0015】
具体例
各貫通孔が2つの段を有している複数の貫通孔のアレイを、以下のようにして200μm厚のポリカーボネート膜に形成した。355nmのレーザ出力を2倍のビームエクスパンダを介して伝搬させることにより、ポリカーボネート膜における各孔に対し直径が50μmで深さが180μm〜190μmの円形の第1の段を形成した。レーザビームは、2kHzのQスイッチレートで220mWのレベルを有する均一な出力のプロファイルを有した。加工片ポジショナを60mm/秒の走査速度で動作させることにより、レーザビームを膜に対して移動させて、孔の位置を順次繰り返して走査した。順次の走査処理中に、レーザビームが膜材料の深さ方向の部分を孔の位置から除去し、部分的に第1の段を形成した。膜材料の部分を順次に部分的に除去することにより、孔の段の形成処理中に生じたプラズマガスを逃がし、これによって高品質の孔の形成を確実にした。この走査処理手順を数回繰り返すことにより、孔の第1の段の形成を完了させた。当業者にとって明らかなように、孔の段を部分的に形成するためにレーザビームを往復走査させるのではなく、孔の段を完全形成するようにレーザ処理パラメータを選択することができる。
【0016】
355nmのレーザ出力を20倍のガウスレンズを介して伝搬させることにより、アレイ中の各孔の第1の段の底面を通して、直径が5μm及び深さが10μm〜20μmの出口の段を形成した。出口の段は、パルスレーザビームを連続的に加えて孔の打抜き処理を行うことにより、各孔の位置に形成した。10kHzでパルス化した600mW又は950mWのガウス形状のレーザビームの10個のパルスにより、再現可能な高品質の出口の段を、孔のアレイ中に整列して形成した。
【0017】
インプリント式のパターン化用ツールフォイルをレーザビームと組み合わせて用いることが、孔30を形成する好適な第2の方法である。図3は、金属ツールフォイル80の一部を拡大して示しており、このツールフォイル80は、予め定められた距離84だけ相互に離間された、名目上同一の円柱状突起部82の規則的なアレイより成るパターンを有している。突起部82は、インプリント式のパターン化技術に応じて膜12に孔の段を形成する。この段の形成は、ツールフォイル80と膜12とを、通常の積層プレス装置(図示せず)内で位置決めすると共にこのプレス装置を動作させて、突起部82を上側主表面14内に圧入させ、これにより突起部と相補を成す凹部を膜12内にスタンピング形成することによって達成される。突起部82は、孔の段の長軸(直径)寸法及び深さにそれぞれ対応した特定の直径86及び長さ88を有する。図1においては、凹部が、孔の段32又は段38のいずれかに一致する。図1の孔の段44のような孔の出口の段を形成するためには、ガウス形状のレーザビーム62を用いるのが好ましい。
【0018】
図3の突起部82は均一の直径を有しているが、図4は、長軸又は直径が異なっている縦断面を有するように構成した突起部90を用いて、1回の積層サイクルで複数の段を膜12の各孔に形成することを示している。長軸の寸法を減少させるように複数の段を付けた孔は、レーザ60を使用することにより生じるプラズマの影響を部分的に防止するために用いられるので、インプリント式のパターン化を用いることにより、孔の出口の段をレーザ除去処理により形成する前に、多段の凹部又は孔を形成する必要性を排除する。
【0019】
本発明の基礎となる原理から逸脱することなく、上述した実施例の細部に対して多くの変更を行いうるということは、当業者にとって明らかである。例えば、高分子膜12は互いに積層した2枚のシートを以って構成し、上側のシートに大きい直径の段を形成する孔を穿孔し、下側のシートにより小さな直径の出口の段を形成する孔をレーザにより穿孔することができる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ決定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、段付きの孔が形成され、その中心軸線が可撓性高分子膜の上下の主表面に対して垂直に配置されるようにした本発明による微孔性フィルタの一部を拡大して示す断面図である。
【図2】図2は、段付きの孔が形成され、その孔の中心軸線が可撓性高分子膜の上下の主表面に対して垂直でない、ある傾斜角を以って傾斜されるようにした本発明による他の微孔性フィルタの一部を拡大して示す断面図である。
【図3】図3は均一の直径を有している円柱状突起部のパターンを有するツールフォイルの一部を拡大して示す斜視図である。
【図4】図4は長手方向の断面で直径が異なっている円柱状突起部のパターンを有するツールフォイルの一部を拡大して示す斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いにほぼ平行な第1及び第2の主表面を有し、これらの主表面間で膜厚を規定している可撓性高分子膜と、
前記膜厚を深さ方向で貫通する前記可撓性高分子膜の多数の孔であって、各孔は第1の主表面から第2の主表面に向けて長軸の寸法が減少する不連続な複数の段の形状となっているこれらの孔と
を具えている微孔性フィルタ。
【請求項2】
請求項1に記載の微孔性フィルタにおいて、前記各孔は、第1の長軸を有する第1の段と第2の長軸を有する第2の段とを有し、前記第1の段は前記第1の主表面を貫通して形成され、前記第2の段は前記第2の主表面を貫通して形成され、前記第1の長軸は前記第2の長軸よりも長くなっている微孔性フィルタ。
【請求項3】
請求項2に記載の微孔性フィルタにおいて、この微孔性フィルタが更に、前記各孔の前記第1の段及び前記第2の段の間に位置する中間の段を具え、この中間の段の長軸は前記第1の長軸よりも短く前記第2の長軸よりも長くなっている微孔性フィルタ。
【請求項4】
請求項3に記載の微孔性フィルタにおいて、前記第1の段は第1の深さ、前記第2の段は第2の深さ、及び前記中間の段は中間の深さをそれぞれ有し、この中間の深さは前記第1の深さよりも浅く前記第2の深さよりも深くなっている微孔性フィルタ。
【請求項5】
請求項1に記載の微孔性フィルタにおいて、前記各孔は、前記膜厚を貫通する中心軸線を有し、この中心軸線は前記第1及び前記第2の主表面に対して垂直ではない、ある傾斜角を以って傾斜されている微孔性フィルタ。
【請求項6】
請求項1に記載の微孔性フィルタにおいて、前記膜が有機材料で形成されている微孔性フィルタ。
【請求項7】
請求項6に記載の微孔性フィルタにおいて、前記有機材料が、ポリイミド、ポリカーボネート及びPTFEのうち1つを有する微孔性フィルタ。
【請求項8】
互いにほぼ平行な第1及び第2の主表面を有し、これらの主表面間で膜厚を規定している可撓性高分子膜を形成する工程と、
この可撓性高分子膜にレーザビームを入射させて多数の個所に多数の不連続な段を付けた孔を形成する工程と
を具える微孔性フィルタの形成方法であって、前期レーザビームは、前記膜によって吸収される波長と、スポット寸法及び出力レベルを含むビームパラメータの第1及び第2の組とによって特徴付けられており、前記多数の不連続な段を付けた孔の各々に対し、前記ビームパラメータの第1の組は、レーザビームによって第1の深さと第1の長軸とを有する第1の段を前記第1の主表面を通して形成させるものであり、前記ビームパラメータの第2の組は、レーザビームによって第2の深さと第2の長軸とを有する第2の段を前記第2の主表面を通して形成させるものであり、前記第1の長軸は前記第2の長軸よりも長くなるようにする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項9】
請求項8に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記レーザビームは可変形状のビームであり、前記第1の段を形成するのに均一ビーム形状とし、前記第2の段を形成するのにガウスビーム形状とする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項10】
請求項8に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記レーザビームは更に、スポット寸法及び出力レベルを含むビームパラメータの中間の組によって特徴付けられており、前記多数の不連続な段を付けた孔の各々に対して、ビームパラメータの中間の組は、レーザビームによって中間の深さと中間の長軸とを有する中間の段を形成させるものであり、この中間の段は前記第1の段と前記第2の段との間に位置しており、前記中間の長軸は前記第1の長軸より短く前記第2の長軸より長くなるようにする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項11】
請求項10に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記レーザビームは、前記中間の段を形成するのに均一ビーム形状とする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項12】
請求項8に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記レーザビームの波長は約400nmよりも短くする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項13】
請求項12に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記可撓性高分子膜を有機材料から形成する微孔性フィルタの形成方法。
【請求項14】
請求項13に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記有機材料が、ポリイミド、ポリカーボネート及びPTFEのうち1つを含むようにする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項15】
互いにほぼ平行な第1及び第2の主要面を有し、これらの主表面間で膜厚を規定している可撓性高分子膜を形成する工程と、
多数の個所に多数の不連続な段を付けた孔を形成する工程と
を具える微孔性フィルタの形成方法であって、各孔は、第1の深さと第1の長軸とを有する第1の段を第1の主表面を通して有するとともに、第2の深さと第2の長軸とを有する第2の段を第2の主要面を通して有するようにし、前記多数の不連続な段を付けた孔の各々における前記第2の段の形成には、レーザビームを前記可撓性高分子膜に入射させる工程が含まれ、前記レーザビームは、前記可撓性高分子膜によって吸収される波長と、このレーザビームによって前記第1の長軸よりも短い前記第2の長軸を有する前記第2の段を形成するようにするビームパラメータとによって特徴付けられているようにする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項16】
請求項15に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記レーザビームは、前記第2の段を形成するのにガウスビーム形状とする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項17】
請求項15に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記レーザビームの波長を、約400nmよりも短くする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項18】
請求項17に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記可撓性高分子膜を、ポリカーボネート又はPTFEから形成する微孔性フィルタの形成方法。
【請求項19】
請求項15に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記多数の不連続な段を付けた孔における前記第2の段の形成には、前記段を付けた孔の個所に対応する個所に位置する凹部のパターンを前記第1の主表面内にインプリントする工程が含まれるようにし、前記凹部は、前記第1の段の前記第1の深さにほぼ等しい深さを有するようにする微孔性フィルタの形成方法。
【請求項20】
請求項19に記載の微孔性フィルタの形成方法において、前記凹部のパターンをインプリントする前記工程が、
前記第1の段の前記第1の深さに対応する長さを有する突起のパターン化表面を有するツールフォイルを準備する工程と、
このツールフォイルと前記可撓性高分子膜の前記第1の主表面とを互いに押圧して、この可撓性高分子膜に凹部をスタンピング形成し、これにより、前記第1の段を形成する工程と
を具える微孔性フィルタの形成方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−508141(P2007−508141A)
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−535489(P2006−535489)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【国際出願番号】PCT/US2004/028405
【国際公開番号】WO2005/039813
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(593141632)エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド (161)
【Fターム(参考)】