説明

応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法

【課題】専用の製造装置を必要とせず、従来からのシール製造装置を用いて簡単に製造可能で、需要に応じてタイムリーな供給を可能とし、製造単価を低く抑えることができる応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法を提供することを課題とする。
【解決手段】応募券19を構成することになる応募券本体部13に同じシール基材で裏打ちをすることによりその糊面層を不活性化することに着目し、互いの間をあけて位置している第1の貼付け部11および第2の貼付け部12にそれぞれ第1の切取り線16および第2の切取り線17を介して隣接しているとともに応募券19を形成するための応募券本体部13と、応募券本体部13と同一形状および同一面積を有するとともに、第1の切取り線16および第2の切取り線17とは異なる位置に設けた折返し線18を介して応募券本体部13に隣接している裏打ち用突出部14と、を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法にかかるもので、とくに製造コストを低く抑えることができる応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、商品の販売促進のために、商品あるいはその包装容器にキャンペーン用その他の目的の応募券を取り付けておき、商品の購入客に当該応募券を販売元ないし製造元に送付してもらうということが行われていた。
図9にもとづき概説する。
図9は、従来の応募券用シール1を商品Mに貼り付けた状態を示す斜視図であって、応募券用シール1は、第1の貼付け部2および第2の貼付け部3を有し、第1の貼付け部2および第2の貼付け部3の間に位置して応募券4を形成している。
第1の貼付け部2および第2の貼付け部3と応募券4との間は、切り取り可能なミシン目などによる第1の切取り線5および第2の切取り線6としてあって、商品Mを購入した購入者は、切取り線5の部分から応募券4を第1の貼付け部2および第2の貼付け部3から切り離し、封筒などに入れて送付することになる。
【0003】
第1の貼付け部2および第2の貼付け部3の裏面には、第1の糊面層7および第2の糊面層8を形成することにより商品Mなどに貼り付け可能とするとともに、応募券4の裏面には、商品Mに貼り付かないように糊面層を設けていない。
しかしながら、応募券用シール1の裏面において、第1の糊面層7および第2の糊面層8と応募券4との部分で糊面層を交互に形成するように筋状に糊面層を形成した、いわゆる筋糊原反とすることは製造工程が複雑となり、応募券用シール1の原反自体が高価なものとなってしまうという問題がある。
さらに、筋糊原反の製造に手間取るため、需要に応じて応募券用シール1としてのタイムリーな供給が困難であるという問題がある。
また、応募券用シール1の裏面一面に糊面層を形成したのち、応募券4の裏面部分にのみ、いわゆる糊殺し剤を塗布する手法もあるが、この手法では、その生産にあたって専用設備が必要であるとともに、段取り時間を多く必要とし、生産ロスが多く、生産効率が低くて、同じく製造コストが高く、応募券用シール1の単価が高くならざるを得ないという問題がある。
【0004】
【特許文献1】特開2002−59676号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、製造単価を低く抑えることができる応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、需要に応じてタイムリーな供給を可能とする納期が短い応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法を提供することを課題とする。
【0007】
また本発明は、専用の製造装置を必要とせず、従来からのシール製造装置を用いて簡単に製造可能な応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法を提供することを課題とする。
【0008】
また本発明は、簡単な操作で応募券を構成し、商品ないしその包装容器に確実に貼り付けるとともに、購入者も容易に応募券として送付可能な応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明は、応募券を構成することになる応募券本体部に同じシール基材で裏打ちをすることによりその糊面層を不活性化することに着目したもので、第一の発明は、所定の商品あるいはその包装容器に貼り付け可能であるとともに、応募券を形成する応募券用シールであって、上記商品あるいは上記包装容器に貼り付け可能であるとともに、互いの間をあけて位置している第1の貼付け部および第2の貼付け部と、これら第1の貼付け部および第2の貼付け部の間に位置してこれら第1の貼付け部および第2の貼付け部にそれぞれ第1の切取り線および第2の切取り線を介して隣接しているとともに、上記応募券を形成するための応募券本体部と、この応募券本体部と同一形状および同一面積を有するとともに、上記第1の切取り線および上記第2の切取り線とは異なる位置に設けた折返し線を介してこの応募券本体部に隣接している裏打ち用突出部と、を有することを特徴とする応募券用シールである。
【0010】
上記裏打ち用突出部および上記応募券本体部、さらに上記第1の貼付け部および上記第2の貼付け部のそれぞれの裏面に糊面層を形成していることができる。
【0011】
上記裏打ち用突出部は、上記折返し線においてこれを折り返すことにより、上記応募券本体部の裏面側に裏打ちするように貼り合わせ可能とすることができる。
【0012】
上記裏打ち用突出部は、上記折返し線に対して上記応募券本体部と線対称に隣接していることができる。
【0013】
上記応募券本体部は、上記第1の切取り線および上記第2の切取り線において上記第1の貼付け部および第2の貼付け部からこれを切り取り可能とすることができる。
【0014】
第二の発明は、所定の商品あるいはその包装容器に応募券を貼り付けるための応募券用シール貼付け方法であって、上記商品あるいは上記包装容器に貼り付け可能であるとともに、互いの間をあけて位置している第1の貼付け部および第2の貼付け部と、これら第1の貼付け部および第2の貼付け部の間に位置してこれら第1の貼付け部および第2の貼付け部にそれぞれ第1の切取り線および第2の切取り線を介して隣接しているとともに、上記応募券を形成するための応募券本体部と、この応募券本体部と同一形状および同一面積を有するとともに、上記第1の切取り線および上記第2の切取り線とは異なる位置に設けた折返し線を介してこの応募券本体部に隣接している裏打ち用突出部と、を形成し、かつ、上記裏打ち用突出部および上記応募券本体部、さらに上記第1の貼付け部および上記第2の貼付け部のそれぞれの裏面に糊面層を塗布して応募券用シールを形成するとともに、上記裏打ち用突出部は、上記折返し線においてこれを折り返すことにより、上記応募券本体部の裏面側に裏打ちするように貼り合わせた状態で、上記第1の貼付け部および上記第2の貼付け部を上記商品あるいは上記包装容器に貼り付けることを特徴とする応募券用シール貼付け方法である。
【0015】
上記応募券本体部および上記裏打ち用突出部は、互いに同一形状および同一面積を有するものであれば、それぞれの形状として四角形、三角形、あるいは台形など、任意の形状にこれを形成可能であり、これらの形状に合わせて、上記第1の切取り線および上記第2の切取り線を形成することができる。
【0016】
さらに、上記応募券本体部および裏打ち用突出部は、互いに同一形状および同一面積を有するものであれば、裏打ち突出部をたとえば左右に二分割するなどして形成することもできる。
【発明の効果】
【0017】
本発明による応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法においては、第1の貼付け部および第2の貼付け部に挟まれた応募券本体部に裏打ち用突出部を折り返して裏打ちをするとともに、この表裏貼り合わせ部分(応募券)を切取り線によって第1の貼付け部および第2の貼付け部から切り離し可能としたので、従来どおりの表示ないし貼付け形態および利用形態を取ることができるとともに、当該応募券用シール自体の製造において、糊殺し、あるいは筋糊原反などを使用することなく、すなわち、シール基材の裏面全体に均一に糊面層を形成可能であって、製造コストを低く抑えるとともに、タイムリーな供給が可能である。
【0018】
とくに第一の発明によれば、応募券本体部に隣接しているとともに応募券本体部と同一形状および同一面積を有する裏打ち用突出部を折返し線において折り返すことができるようにしたので、応募券本体部の裏面側におけるその糊面層をこの裏打ち用突出部が被覆することになり、糊面層を裏面側に露出していない、すなわち、その取扱いに支障がない応募券とすることができる。
【0019】
とくに第二の発明によれば、応募券本体部の糊面層を裏打ち用突出部が被覆ないしは目隠しした状態で、商品やその包装容器に貼り付けることができるようにしたので、製造工程における糊面層塗布工程は従来と全く同様でありながら、応募件本体部の裏面が商品やその包装容器に貼り付かない状態で第1の貼付け部および第2の貼付け部により応募券用シールを貼り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、応募券を構成することになる応募券本体部に裏打ち用突出部を折り返して裏打ちをすることによりその糊面層を不活性化することとしたので、当該応募券用シール自体の製造において、その裏面には、従来どおり均一に糊面層を形成すればよく、製造コストを低く抑えるとともに従来と同様の利用形態を採ることができる応募券用シールおよび応募券用シール貼付け方法を実現した。
【実施例】
【0021】
つぎに本発明の第1の実施例による応募券用シール10および応募券用シール貼付け方法を図1ないし図7にもとづき説明する。
図1は、応募券用シール10の平面図、図2は、図1のII−II線断面図、図3は、図1のIII−III線断面図である。
応募券用シール10は、第1の貼付け部11および第2の貼付け部12と、応募券本体部13と、裏打ち用突出部14と、を有するとともに、帯状の台紙15上にこれを仮着してある。
【0022】
第1の貼付け部11および第2の貼付け部12は、好ましくは同じ大きさの領域を構成するもので、たとえば長方形などを呈し、商品M(あるいはその包装容器)に貼り付け可能であるとともに、互いの間を応募券本体部13の幅分だけあけて位置している。
【0023】
応募券本体部13は、これら第1の貼付け部11および第2の貼付け部12の間に位置した正方形あるいは長方形など四角形状を呈し、これら第1の貼付け部11および第2の貼付け部12にそれぞれミシン目などによる第1の切取り線16および第2の切取り線17を介して隣接している。
すなわち、応募券本体部13は、第1の切取り線16および第2の切取り線17において第1の貼付け部11および第2の貼付け部12からこれを切り取り可能である。
【0024】
裏打ち用突出部14は、応募券本体部13と同一形状および同一面積を有するとともに、第1の切取り線16および第2の切取り線17とは異なる位置に設けた折返し線18(図1中、一点鎖線)を介して応募券本体部13に線対称に隣接しているものであり、応募券本体部13とともに応募券19(図5および図6において後述)を形成することになる。
すなわち、裏打ち用突出部14は、折返し線18においてこれを折り返すことにより、応募券本体部14の裏面側に裏打ちするように、すなわち、応募券本体部14に一致するように重ね合わせた状態で貼り合わせ可能である。
【0025】
さらに、第1の貼付け部11および第2の貼付け部12、応募券本体部13および裏打ち用突出部14のそれぞれの裏面に均一に糊面層20を形成してあるが、台紙15には、その表面側に剥離剤層を塗布してあって、台紙15から応募券用シール10を剥離可能としている。
【0026】
上述した第1の貼付け部11および第2の貼付け部12、応募券本体部13および裏打ち用突出部14には、商品販売促進用に各種の印刷を行うものである。
たとえば、応募券19の表面に位置することになる応募券本体部13には、「・・・キャンペーン、応募券」と、さらに第1の切取り線16あるいは第2の切取り線17の内側領域内に「この線から切り取って下さい。」と、あらかじめ印刷するとともに、第1の貼付け部11および第2の貼付け部12には、「・・・キャンペーン中、切り取った応募券をレジまでお持ち下さい。もれなく、素敵な商品が当たります。」あるいは「切り取った応募券を・・・(株)までお送り下さい。」など、とあらかじめ印刷しておくことができる。
裏打ち用突出部14にも、当該応募券用シール10を貼り付けた商品名をあらかじめ印刷して販売管理に役立てたり、任意の商品販売促進用の印刷を施すことができる。
【0027】
こうした構成の応募券用シール10(応募券19)を所定の商品M(あるいはその包装容器)に貼り付ける方法を説明する。
図4は、台紙15から応募券用シール10を剥離した状態を示す斜視図、図5は、応募券19を形成した状態の応募券用シール10の平面図、図6は、図5のVI−VI線断面図である。
図4に示すように、裏打ち用突出部14を折返し線18において矢印のように折り返すことにより、応募券本体部13の裏面側に裏打ちするように貼り合わせた状態で、図5に示すように、第1の貼付け部11および第2の貼付け部12を商品M(あるいはその包装容器、図中仮想線)に貼り付ければよい。
【0028】
図6に示すように、応募券19自体は商品Mに接触している面は、その裏側に貼り合わされた裏打ち用突出部14の表面側であり、糊面側(糊面層20)ではないので、応募券19が商品Mに貼り付いてしまうことがないとともに、その取扱いに支障はなく、購入者は、図5の矢印に示すように、表裏の応募券本体部13および裏打ち用突出部14からなる応募券19を第1の切取り線16および第2の切取り線17の部分で第1の貼付け部11および第2の貼付け部12から切り離し、直接レジに持参するか、封筒などに入れて送付応募することができる。
【0029】
図7は、応募券用シール10を製造する際の帯状原反21の平面図であって、正方形あるいは長方形など四角形状の応募券本体部13を中心部に有する応募券用シール10それぞれを天地を順次逆にして互い違いに組み合わせれば(図中、各応募券用シール10に斜線を入れて判別しやすくしている)、一定幅(応募券本体部13および裏打ち用突出部14を合わせた幅)の一本の帯状原反21とし、無駄なトリミング部分を極力少なくして製造可能である。
とくに、応募券用シール10の形成にあたっては、それぞれの応募券用シール10に切り分けるとともに第1の切取り線16および第2の切取り線17を形成するためのシール用の刃型(図示せず)を作成すればよく、従来のシール製造装置ないし糊塗布装置をそのまま使用可能であって、製造コストの上昇を最小限に抑えることができる。
【0030】
なお本発明においては、応募券本体部および裏打ち用突出部は、互いに同一形状および同一面積を有するものであれば、それぞれの形状として四角形、三角形、あるいは台形など、任意の形状にこれを形成可能であり、これらの形状に合わせて、第1の切取り線および第2の切取り線を形成することができる。
とくに、応募券本体部および裏打ち用突出部が折返し線に対して互いに線対称の位置にあれば、四角形以外の、三角形あるいは台形など任意の形状であっても、第1の貼付け部および第2の貼付け部をそれらの形状に合わせて選択形成するとともに、図7に示すような天地を順次逆にした組み合わせ配置により、一定幅の帯状原反を製造することができる。
【0031】
さらに、応募券本体部および裏打ち用突出部は、互いに同一形状および同一面積を有するものであれば、裏打ち突出部を所定数の領域に分割して形成することもできる。
たとえば図8は、本発明の第2の実施例による応募券用シール30の平面図であって、応募券用シール30においては、たとえば正方形状の応募券本体部13に隣接する裏打ち用突出部31として、これを均等に二分割し、同じ長方形状および同じ面積の第1の裏打ち用突出部31Aおよび第2の裏打ち用突出部31Bとして第1の折返し線32および第2の折返し線33を介して応募券本体部13に隣接するように配置形成してある。
したがって、第1の折返し線32および第2の折返し線33で第1の裏打ち用突出部31Aおよび第2の裏打ち用突出部31Bをそれぞれ応募券本体13の裏側に折り返して、第1の裏打ち用突出部31Aおよび第2の裏打ち用突出部31Bを応募券本体部13の裏面において合わせると、裏打ち用突出部31全体として応募券本体部13と同一形状および同一面積になるようにしてある。
【0032】
こうした構成の応募券用シール30においても、上述の応募券用シール10(第1の実施例、図1)と同様に、台紙15から剥がした応募券用シール30について、第1の裏打ち用突出部31Aおよび第2の裏打ち用突出部31Bを第1の折返し線32および第2の折返し線33で折り返して応募券本体部13に裏打ちし、応募券34を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1の実施例による応募券用シール10の平面図である。
【図2】同、図1のII−II線断面図である。
【図3】同、図1のIII−III線断面図である。
【図4】同、台紙15から応募券用シール10を剥離した状態を示す斜視図である。
【図5】同、応募券19を形成した状態の応募券用シール10の平面図である。
【図6】同、図5のVI−VI線断面図である。
【図7】同、応募券用シール10を製造する際の帯状原反21の平面図である。
【図8】本発明の第2の実施例による応募券用シール30の平面図である。
【図9】従来の応募券用シール1を商品Mに貼り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0034】
1 応募券用シール(従来、図9)
2 第1の貼付け部
3 第2の貼付け部
4 応募券
5 第1の切取り線
6 第2の切取り線
7 第1の糊面層
8 第2の糊面層
10 応募券用シール(第1の実施例、図1)
11 第1の貼付け部
12 第2の貼付け部
13 応募券本体部
14 裏打ち用突出部
15 帯状の台紙
16 第1の切取り線
17 第2の切取り線
18 折返し線
19 応募券
20 糊面層
21 帯状原反(図7)
30 応募券用シール(第2の実施例、図8)
31 裏打ち用突出部
31A 裏打ち用突出部31の第1の裏打ち用突出部
31B 裏打ち用突出部31の第2の裏打ち用突出部
32 第1の折返し線
33 第2の折返し線
34 応募券
M 商品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の商品あるいはその包装容器に貼り付け可能であるとともに、応募券を形成する応募券用シールであって、
前記商品あるいは前記包装容器に貼り付け可能であるとともに、互いの間をあけて位置している第1の貼付け部および第2の貼付け部と、
これら第1の貼付け部および第2の貼付け部の間に位置してこれら第1の貼付け部および第2の貼付け部にそれぞれ第1の切取り線および第2の切取り線を介して隣接しているとともに、前記応募券を形成するための応募券本体部と、
この応募券本体部と同一形状および同一面積を有するとともに、前記第1の切取り線および前記第2の切取り線とは異なる位置に設けた折返し線を介してこの応募券本体部に隣接している裏打ち用突出部と、
を有することを特徴とする応募券用シール。
【請求項2】
前記裏打ち用突出部および前記応募券本体部、さらに前記第1の貼付け部および前記第2の貼付け部のそれぞれの裏面に糊面層を形成していることを特徴とする請求項1記載の応募券用シール。
【請求項3】
前記裏打ち用突出部は、前記折返し線においてこれを折り返すことにより、前記応募券本体部の裏面側に裏打ちするように貼り合わせ可能であることを特徴とする請求項1記載の応募券用シール。
【請求項4】
前記裏打ち用突出部は、前記折返し線に対して前記応募券本体部と線対称に隣接していることを特徴とする請求項1記載の応募券用シール。
【請求項5】
前記応募券本体部は、前記第1の切取り線および前記第2の切取り線において前記第1の貼付け部および第2の貼付け部からこれを切り取り可能であることを特徴とする請求項1記載の応募券用シール。
【請求項6】
所定の商品あるいはその包装容器に応募券を貼り付けるための応募券用シール貼付け方法であって、
前記商品あるいは前記包装容器に貼り付け可能であるとともに、互いの間をあけて位置している第1の貼付け部および第2の貼付け部と、
これら第1の貼付け部および第2の貼付け部の間に位置してこれら第1の貼付け部および第2の貼付け部にそれぞれ第1の切取り線および第2の切取り線を介して隣接しているとともに、前記応募券を形成するための応募券本体部と、
この応募券本体部と同一形状および同一面積を有するとともに、前記第1の切取り線および前記第2の切取り線とは異なる位置に設けた折返し線を介してこの応募券本体部に隣接している裏打ち用突出部と、
を形成し、かつ、
前記裏打ち用突出部および前記応募券本体部、さらに前記第1の貼付け部および前記第2の貼付け部のそれぞれの裏面に糊面層を塗布して応募券用シールを形成するとともに、
前記裏打ち用突出部は、前記折返し線においてこれを折り返すことにより、前記応募券本体部の裏面側に裏打ちするように貼り合わせた状態で、前記第1の貼付け部および前記第2の貼付け部を前記商品あるいは前記包装容器に貼り付けることを特徴とする応募券用シール貼付け方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−206213(P2007−206213A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−22902(P2006−22902)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】