説明

情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法

【課題】 ユーザが通知等を設定したイベントと実行されるアクションの種別を視覚的に把握でき、かつ、イベントと実行されるアクションの組み合わせを柔軟に設定することができる情報処理プログラム等を提供する。
【解決手段】 カード(一画面に表示されて動作する一つの機能をもった単位)はシェル(カードとシールのOS)によって情報処理装置のディスプレイに出力され、カードの一部にはシール(出力等のアクションと関連付けられた表示)を貼付することができる。カードに貼付されたシェルはシールDBに書き込まれ、カードを出力する際にはシールDBの情報に従ってカードに貼付されたシールが表示される。シールは、それぞれの種別によってシールアプリに対応し、シールの貼付されたカードのオブジェクトが所定の条件に合致すると、シェルによって対応するシールアプリが起動され、通知や着信音の出力等の所定のアクションが実行される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータや携帯電話、PDAなどで提供されるスケジュール管理、電子メールの送受信などの様々な機能は、スケジューラー、メーラーなど各々の機能に対応するアプリケーションプログラムによって実現されている。こうしたアプリケーションプログラムによる処理は、ユーザによる所定の入力操作によって実行されるものが多くなっているが、ユーザが予め何らかのイベントをトリガに設定しておくことによって、所定のイベントが発生するとアプリケーションプログラムによって自動的に処理が実行されるものも提供されている。
【0003】
例えば、スケジュール管理のアプリケーションプログラム(スケジューラー)では、所定の日時の到来というイベントをトリガに設定しておくことによって、その日時になると自動的に予定が通知される機能の他に、デバイスが検出した距離情報や位置情報、デバイスの受信した交通情報や気象情報などについてのイベントをトリガに設定して、設定されたイベントが発生すると、それぞれのイベントに対応する情報を自動的に表示する技術に関する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
他のアプリケーションプログラムの例では、チャットメールなどのメールを受信するアプリケーションプログラム(メーラー)において、所定の送信者からのメールの着信というイベントをトリガに設定して、メールを着信すると、送信者毎に設定された着信音を再生する技術に関する発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−162512号公報
【特許文献2】特開2006−060431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1、2により示した例では、各々のアプリケーションプログラムにおいて、所定のアクション(通知や情報の表示、着信音の再生等)を実行するためのトリガとして、ユーザの指定したイベント(日時や位置、交通や天候などに関する条件、所定の送信者からのメールの着信等)が設定されているが、このような方法は次の点において限界を有していると考えられる。
【0007】
まず、所定のアクションを実行するためにトリガとして設定したイベントを、ユーザが視覚的に把握することができないという点である。例えば、コンピュータを利用せずに、手帳を使ってスケジュールを管理する場合であれば、ミーティング、待ち合わせが予定されている日時や記念日などについて、カレンダーの該当する日時の部分に各々のイベントを区別できるシールを貼付することによって、イベントが予定されている日時と種別を視認できるような使い方がされているが、特許文献1、2により示した例ではイベントの通知等の課題に力点が置かれていて、こうした通知等が設定されたイベントを視覚的に把握するという課題への対応が考慮されていない。
【0008】
次に、実行可能なアクションや、アクションの実行を設定できるイベントが、いずれもそれぞれのアプリケーションプログラムに依存しているため、これらの組み合わせを柔軟に設定することができないという点である。例えば、実行可能なアクションとしてユニークな効果音が用意され、この効果音の再生を所定の日時が到来した際の通知に利用したいのであれば、スケジュール管理のアプリケーションプログラムに、同じ効果音の再生を所定の送信者からのメールの着信通知に利用したいのであれば、メール送受信のアプリケーションプログラムに、それぞれ実行可能なアクションとして追加する設定をしなければならない。
【0009】
すなわち、ユーザにとっては、それぞれのアプリケーションプログラムによって提供されるイベントとアクションの組み合わせしか利用することができないという制約が生じる一方で、アプリケーションプログラムの提供者はイベントを管理するプログラムとアクションを実行するプログラムの双方を1つのセットとして提供しなければならないという条件が課されることになってしまう。
【0010】
本発明は、以上のような課題に対応するためになされたものであり、ユーザが通知等を設定したイベントと実行されるアクションの種別を視覚的に把握でき、かつ、イベントと実行されるアクションの組み合わせを柔軟に設定することが可能な、ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような課題を解決する本発明は、ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理プログラムであって、ディスプレイに表示される一の画面を生成するために用いられるカード情報を記憶するカード情報記憶手段と、ディスプレイに表示される画面に所定のアクションとの関連付けを示すために表示されるシールについて、前記シールの種別と、前記シールの種別に対応する所定のアクションを実行するためのプログラムを関連付けて記憶するアクション情報記憶手段と、カード情報によってディスプレイに表示されるカード画面の所定の領域にシールを表示するために用いられるシール表示情報を記憶するシール表示情報記憶手段と、を備えた情報処理装置に、一のカード情報の指定を受け付けると、前記カード情報を前記カード情報記憶手段から読み出すカード情報読出ステップと、前記カード情報読出手段の読み出したカード情報によって表示されるカード画面に表示されるシールのシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段から読み出すシール情報読出ステップと、前記カード情報読出ステップで読み出したカード情報により生成されたカード画面に、前記シール表示情報読出ステップで読み出したシール表示情報に基づくシールを描画して、ディスプレイに出力するカード画面出力ステップと、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報によってシールが表示されるカード画面の所定の領域と関連付けられた所定のイベントの発生を検出すると、前記シール表示情報に対応するシールの種別を特定し、前記アクション情報記憶手段において前記シールの種別と関連付けられたプログラムを特定するプログラム特定ステップと、前記プログラム特定ステップで特定したプログラムに、所定のアクションにかかる処理を実行させるアクション実行ステップと、を実行させることを特徴とする情報処理プログラムである。
【0012】
本発明では、スケジューラーにより表示されるカレンダー画面やメーラーにより表示されるアドレス帳の画面など、一つの機能を持ち、一の画面に表示される情報をカード情報として管理し、各々の画面上の所定の領域(オブジェクト)に対応する情報に関連して実行されるアクションを、画面上にシールとして表示させることによって、ユーザが通知等を設定したイベントと実行されるアクションの種別を視覚的に把握することを可能にしている。また、シールを表示する対象となる画面のカード情報と、シールの種別に対応するアクションに関する情報は分離して管理され、各々の画面に表示されるシールに関する情報であるシール表示情報によって両者を関連付けるよう構成することによって、イベントと実行されるアクションの組み合わせを柔軟に設定することが可能となっている。
【0013】
また、本発明は、前記情報処理装置において、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、前記情報処理装置には、カード情報に含まれるメタデータ毎に、カード画面に表示可能なシールの種別を記憶するシール種別情報記憶手段が備えられていて、前記情報処理装置に、ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記カード情報に含まれるメタデータを識別し、前記シール種別情報記憶手段から前記メタデータに対応するカード画面に表示可能なシールの種別を読み出し、表示可能なシールのリストを生成して、前記カード画面に出力するシールリスト出力ステップと、前記シールリストにおいて選択されたシールを前記カード画面に表示するために用いられる新たなシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段に書き込むシール表示情報書込ステップと、を実行させることを特徴とすることもできる。
【0014】
このように、表示された画面に対応するカード情報に含まれるオブジェクトのメタデータから表示可能なシールリストを生成し、シールリストを画面に出力して、ユーザは画面に表示するシールをシールリストの中から選択できるよう構成することによって、ユーザが画面に表示されたイベントに通知等のアクションを設定する際の利便性が高められる。
【0015】
さらに、本発明は、前記情報処理装置に、前記シールリスト出力ステップで出力されたシールリストから一のシールの選択を受け付けるシール選択受付ステップと、前記シールを選択した状態で、前記シールの表示位置としてディスプレイ上の所定の位置情報の選択を受け付ける位置情報選択受付ステップと、を実行させ、前記シール表示情報書込ステップでは、前記シール選択受付ステップにおいて選択を受け付けたシールを、前記位置情報に対応する領域に表示されるシールとして、新たなシール表示情報を書き込むことを特徴としてもよい。
【0016】
このように、画面に出力されたシールリストから選択したシールについて、タッチドラッグ等の操作によって表示位置を指定すれば、新たなシールを表示するためのシール表示情報が自動的に書き込まれるよう構成することによって、ユーザが画面に表示されたイベントに通知等のアクションを設定する際の利便性が高められる。
【0017】
さらに、本発明は、前記情報処理装置に、前記シール選択受付ステップにおいて一のシールの選択を受け付けると、前記シール種別情報記憶手段を参照して選択されたシールの種別について表示が可能なメタデータを特定するメタデータ特定ステップと、ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記メタデータ特定ステップで特定されたメタデータに対応する表示領域を特定し、前記表示領域の識別が可能なように前記カード画面の表示状態を変更する表示状態変更ステップと、を実行させ、前記シール表示情報書込ステップでは、前記位置情報選択受付ステップにおいて、前記表示状態変更ステップにおいて特定されたメタデータに対応する表示領域に含まれる位置情報の選択を受け付けた場合に、新たなシール表示情報を書き込むことを特徴としてもよい。
【0018】
このように、ユーザが画面に出力されたシールリストからシールを選択すると、シールの表示が可能な表示領域を、例えばそれ以外の表示領域を暗転させるなど、識別可能なように表示状態を変更するよう構成することによって、ユーザが画面に表示されたイベントに通知等のアクションを設定する際に、アクションの設定が可能なイベントを視覚的に把握することが可能になる。
【0019】
さらに、本発明は、前記情報処理装置において、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、前記プログラム特定ステップでは、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報に含まれるメタデータに対応するデータが所定の条件に合致したことから所定のイベントの発生を検出することを特徴としてもよい。
【0020】
このように、メタデータに対応するデータが所定の条件に合致したこと、例えば、所定の日時が到来したことや所定の送信者のアドレスからのメールの着信をイベントの発生と認識し、通知等のアクションを実行するよう構成することによって、ユーザが画面に表示されたシールをタップする等の操作を行わなくても、メタデータに対応するデータによって画面に表示された日時の到来、メタデータに対応するデータによって画面に表示された送信者からのメールの着信などに応じて、自動的に所定のアクションを実行させることが可能になる。
【0021】
本発明は、本発明にかかる情報処理プログラムを備えた情報処理装置として特定することもできる。
【0022】
本発明にかかる情報処理装置は、ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理装置であって、ディスプレイに表示される一の画面を生成するために用いられるカード情報を記憶するカード情報記憶手段と、ディスプレイに表示される画面に所定のアクションとの関連付けを示すために表示されるシールについて、前記シールの種別と、前記シールの種別に対応する所定のアクションを実行するためのプログラムを関連付けて記憶するアクション情報記憶手段と、カード情報によってディスプレイに表示されるカード画面の所定の領域にシールを表示するために用いられるシール表示情報を記憶するシール表示情報記憶手段と、一のカード情報の指定を受け付けると、前記カード情報を前記カード情報記憶手段から読み出すカード情報読出手段と、前記カード情報読出手段の読み出したカード情報によって表示されるカード画面に表示されるシールのシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段から読み出すシール情報読出手段と、前記カード情報読出手段の読み出したカード情報により生成されたカード画面に、前記シール表示情報読出手段の読み出したシール表示情報に基づくシールを描画して、ディスプレイに出力するカード画面出力手段と、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報によってシールが表示されるカード画面の所定の領域と関連付けられた所定のイベントの発生を検出すると、前記シール表示情報に対応するシールの種別を特定し、前記アクション情報記憶手段において前記シールの種別と関連付けられたプログラムを特定するプログラム特定手段と、前記プログラム特定手段の特定したプログラムに、所定のアクションにかかる処理を実行させるアクション実行手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
【0023】
また、本発明にかかる情報処理装置は、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、カード情報に含まれるメタデータ毎に、カード画面に表示可能なシールの種別を記憶するシール種別情報記憶手段と、ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記カード情報に含まれるメタデータを識別し、前記シール種別情報記憶手段から前記メタデータに対応する表示領域に表示することが可能なシールの種別を読み出し、表示可能なシールのリストを生成して、前記カード画面に出力するシールリスト出力手段と、前記シールリストにおいて選択されたシールを前記カード画面に表示するために用いられる新たなシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段に書き込むシール表示情報書込手段と、を備えることを特徴とすることもできる。
【0024】
さらに、本発明にかかる情報処理装置は、前記シールリスト出力手段に出力されたシールリストから一のシールの選択を受け付けるシール選択受付手段と、前記シールを選択した状態で、前記シールの表示位置としてディスプレイ上の所定の位置情報の選択を受け付ける位置情報選択受付手段と、を備えていて、前記シール表示情報書込手段は、前記シール選択受付手段において選択を受け付けたシールを、前記位置情報に対応する領域に表示されるシールとして、新たなシール表示情報を書き込むことを特徴としてもよい。
【0025】
さらに、本発明にかかる情報処理装置は、前記シール選択受付手段が一のシールの選択を受け付けると、前記シール種別情報記憶手段を参照して選択されたシールの種別について表示が可能なメタデータを特定するメタデータ特定手段と、ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記メタデータ特定手段によって特定されたメタデータに対応する表示領域を特定し、前記表示領域の識別が可能なように前記カード画面の表示状態を変更する表示状態変更手段と、を備えていて、前記シール表示情報書込手段は、前記位置情報選択受付手段が、前記表示状態変更手段によって特定されたメタデータに対応する表示領域に含まれる位置情報の選択を受け付けた場合に、新たなシール表示情報を書き込むことを特徴としてもよい。
【0026】
さらに、本発明にかかる情報処理装置は、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、前記プログラム特定手段は、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報に含まれるメタデータに対応するデータが所定の条件に合致したことから所定のイベントの発生を検出することを特徴としてもよい。
【0027】
本発明は、本発明にかかる情報処理プログラム、又は本発明にかかる情報処理装置によって実行される情報処理方法として特定することもできる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によって、スケジューラーにより表示されるカレンダー画面やメーラーにより表示されるアドレス帳の画面などの情報を表示する画面において、表示された日時の到来や送信者からのメールの着信等をイベントとして、通知の出力や着信音の再生などのアクションを設定する際に、ユーザが通知等を設定したイベントと実行されるアクションの種別を視覚的に把握し、かつ、イベントと実行されるアクションの組み合わせを柔軟に設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明において用いられるカード、シェル、シールアプリの関連を示す図である。
【図2】本発明にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる情報処理プログラムによって、カードにシールを貼付する処理の流れを示す第1の図である。
【図4】本発明にかかる情報処理プログラムによって、カードにシールを貼付する処理の流れを示す第2の図である。
【図5】本発明にかかる情報処理プログラムによって、カードにシールを貼付する処理の流れを示す第3の図である。
【図6】本発明にかかる情報処理プログラムによって、カードにシールを貼付する処理の流れを示す第4の図である。
【図7】本発明にかかる情報処理プログラムによって、カードにシールを貼付する処理の流れを示す第5の図である。
【図8】本発明にかかる情報処理プログラムによって、シールが貼付されたカードを表示する処理の流れを示す第1の図である。
【図9】本発明にかかる情報処理プログラムによって、シールが貼付されたカードを表示する処理の流れを示す第2の図である。
【図10】本発明にかかる情報処理プログラムによって、シールのタップをトリガとして所定のアクションが実行される処理の流れを示す図である。
【図11】本発明にかかる情報処理プログラムによって、所定のイベントをトリガとして所定のアクションが実行される処理の流れを示す第1の図である。
【図12】本発明にかかる情報処理プログラムによって、所定のイベントをトリガとして所定のアクションが実行される処理の流れを示す第2の図である。
【図13】本発明にかかる情報処理プログラムによるカードの表示とシールの貼付の処理フローを示す第1のフローチャートである。
【図14】本発明にかかる情報処理プログラムによるカードの表示とシールの貼付の処理フローを示す第2のフローチャートである。
【図15】本発明にかかる情報処理プログラムによるカードの表示とシールの貼付の処理フローを示す第3のフローチャートである。
【図16】本発明にかかる情報処理プログラムによるカードの表示とシールの貼付の処理フローを示す第4のフローチャートである。
【図17】本発明にかかる情報処理プログラムによるカードの表示とシールの貼付の処理フローを示す第5のフローチャートである。
【図18】本発明にかかる情報処理プログラムによる所定のアクションの実行を起動する処理フローを示す第1のフローチャートである。
【図19】本発明にかかる情報処理プログラムによる所定のアクションの実行を起動する処理フローを示す第2のフローチャートである。
【図20】本発明にかかる情報処理プログラムによる所定のアクションの実行を起動する処理フローを示す第3のフローチャートである。
【図21】本発明にかかる情報処理装置のシールリスト記憶部におけるメタデータと貼付可能なシールの種別を関連付けたテーブルの一例を示す図である。
【図22】本発明にかかる情報処理装置のシールリスト記憶部におけるシールの種別と所定のアクションを実行するアプリケーションプログラムを関連付けたテーブルの一例を示す図である。
【図23】本発明にかかる情報処理プログラムによってディスプレイに表示されるシール選択画面の推移の例を示す第1の図である。
【図24】本発明にかかる情報処理プログラムによってディスプレイに表示されるシール選択画面の推移の例を示す第2の図である。
【図25】本発明にかかる情報処理プログラムによってディスプレイに表示されるシール選択画面の推移の例を示す第3の図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明では、本発明を携帯デバイスに適用する例について説明するが、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明に用いられる情報処理装置、カードやシールアプリとして用いられるプログラム等の種別などは、かかる実施形態に限定されるものではない。
【0031】
図1は、本発明において用いられるカード、シェル、シールアプリそれぞれの関連と、カードに貼付されるシールの機能を簡潔に示したものである。本発明にかかる情報処理プログラムは、携帯電話機やPDAなどの携帯デバイス、パーソナルコンピュータなど様々なコンピュータで動作するプログラムであって、以下に説明するカード、シェル、シールアプリの3つの要素を含んで構成されている。
【0032】
カードとは、本発明においてコンピュータのディスプレイの一画面に表示されて動作する、一つの機能をもった単位として把握されるものであり、スケジューラーにより表示されるカレンダー画面やメーラーにより表示されるアドレス帳の画面、Webページのように店舗案内などを表示する画面などが該当する。次に説明するシールは、カードに含まれるオブジェクト(メタデータとそのデータのセット、画面に表示する領域、URI等から構成される)に対して、貼付(描画)することができるものである。
【0033】
シールとは、カードによって表示された画面の一部に貼付(描画)される画像であり、シールの種別は、所定の日時の到来を示す通知のディスプレイへの出力、着信音のスピーカーへの出力、着呼した音声の録音や操作ログの記録など、何らかのアクションと関連付けられている。シールの画像には、それぞれの動作が連想されるアイコンのような画像(誕生日の通知であればケーキの画像、所定の送信者からのメールの着信であれば送信者の顔写真等)を用いるのが好ましく、カード上でシールが貼付された領域にあるオブジェクトが所定の条件に合致するなど、所定のイベントが発生すると、シールの種別に対応するアクションが実行される。
【0034】
シールアプリとは、シールの種別に対応したアクションを実行するためのアプリケーションプログラムであり、それぞれ通知の出力、着信音の出力、音声の録音や操作ログの記録などの動作を実行する。シールアプリは、所定のイベントの発生をトリガとして、シェルによって起動される。
【0035】
シェルとは、カードとシールアプリを制御するOSに相当するプログラムであて、カードはシェルによって読み出され、アクティブなカードの切り替えを制御する。また、カードに貼付可能なシールリストの表示、カードへのシールの貼付、すなわちカードに含まれるオブジェクトと貼付するカードの関連付けのシールDBへの記録、所定のイベントが発生した際のシールアプリの起動なども、シェルによって制御されている。
【0036】
以上を前提として、本発明は次のように動作する。ユーザが利用したいカードをシェルによって選択すると、カードに対応する画面(例えば、スケジュールを管理するカレンダーの画面)がディスプレイに表示される。カードの一部にシールを貼付したい場合には、シェルによって表示された貼付可能なシールリストから、ユーザが貼付するシールを選択し、カード上のシールを貼付するオブジェクト(例えば、カレンダー上にあるいずれかの日付)を決定する。どのカードのどのオブジェクトにどのシールが貼付されたかが、シェルによってシールDBに書き込まれる。
【0037】
シールDBにはカードに貼付されたシールに関する情報が格納されるので、次にカードを読み出す際には、貼付されたシールがカード上の所定のオブジェクトの位置(例えば、カレンダー上で指定された日付の欄)に描画される。シールは、それぞれの種別によってシールアプリと対応しているので、シールの貼付されたカードのオブジェクトが所定の条件に合致する(例えば、カレンダー上で指定された日付が到来する)と、シェルによって対応するシールアプリが起動され、所定のアクション(例えば、期日の到来を示す通知の表示)が実行される。
【0038】
図2は、本発明にかかる情報処理装置の構成を示している。本発明にかかる情報処理装置には、携帯電話機やPDAなどの携帯デバイス、パーソナルコンピュータなどが用いられるが、プログラムによる演算処理の実行が可能なコンピュータであれば、ハードウエアの種別は特に限定されるものではない。ここでは本発明にかかる情報処理装置を、タッチパネル式の携帯デバイスとして説明する。
【0039】
本発明にかかる情報処理装置である携帯デバイス10は、CPUと、メインメモリと、HDD等の記憶媒体を備えていて、HDD等の記憶媒体に格納されたプログラムをメインメモリに読み出して、CPUが演算処理を行うことによって所定の機能を実現する。
【0040】
携帯デバイス10には、図1で説明したシェルに対応するカード・シール制御部11、図1で説明したカードに対応するカード情報記憶部12とカード表示制御部13、図1で説明したシールアプリに対応するアプリケーションプログラム14〜16、情報を入力するタッチパネル17、情報を出力するディスプレイ18を含んで構成されている。
【0041】
カード・シール制御部11は機能的に特定されるものであって、シール制御プログラム(シールマネージャー)111等のアプリケーションプログラムによって所定の機能が実現される。カード表示制御部13も機能的に特定されるものであって、各々のカードに対応してカード情報記憶部12から読み出されたカード情報・コールバック情報121〜123によって対応するアプリケーションプログラムがアクティブになることによって、所定の機能が実現される。
【0042】
カード情報記憶部12、シールリスト記憶部112、シールデータ記憶部113には、携帯デバイス10に備えられたHDD等の記憶媒体の所定の記憶領域が割り当てられる。カード情報・コールバック情報121〜123は、カード情報記憶部12に記憶されたカード毎に用いられるデータの一群である。シール制御プログラム(シールマネージャー)111、アプリケーションプログラム14〜16等のプログラムは、携帯デバイス10に備えられたHDD等の記憶媒体の所定の記憶領域に格納されていて、メインメモリに読み出され、CPUが演算処理を行うことによって所定の機能が実現される。
【0043】
以上の構成を前提として、本発明にかかる情報処理プログラムにより実行される動作について、図3〜図12に示した処理の流れを示す図と、図13〜図20に示したフローチャートを用いて説明する。
【0044】
図3〜図7は、カードにシールを貼付する処理の流れを示しており、この処理に対応するフローチャートは、図13、図15〜図17となる。これらを用いて、カードにシールを貼付する処理について説明する。
【0045】
携帯デバイス10において、シェル(シェルカード・シール制御部11)が起動されている状態で、カード情報記憶部12に記憶されたいずれかのカードを選択する操作をタッチパネル17から受け付けると(図13のS01)、対応するカード情報(カード情報・コールバック情報121〜123の一つ)をカード情報記憶部12から読み出す(図13のS02)。
【0046】
読み出したカード情報から一つの機能を持ったディスプレイ18上の一画面に相当するカードと、ディスプレイ18の下部にカードに重ねて表示されるツールバーであるステーショナリーを生成して(図13のS03)、ディスプレイ18に出力する(図13のS04)。図23は、ディスプレイ18に出力されたカードとステーショナリーの一例を示していて、レストランの情報を表示するカードに、カードに対して所定の操作(データの書き込みやシールの貼付等)を行うツールバーであるステーショナリーが表示されている。
【0047】
尚、ここに表示されるステーショナリーはシェル(カード・シール制御部11)によって制御されるが、カードの表示状態やカード毎に実行される動作(カード情報に含まれるURIからの情報の読み出し、後に説明するカードに登録された「Notify」等のにコールバックの呼び出し等)は、シェルとは別にカード毎にカード表示制御部13によって制御される。
【0048】
図13のフローチャートには、S05〜S08として出力するカードにシールが貼付されているかを確認するステップを示しているが、これらのステップについては、後のシールが貼付されたカードを表示する処理の流れにおいて説明する。ここではシールの貼付されていないカードに初めてシールが貼付されるという前提で、図3に示したように、ステーショナリーに表示されたシールボタンが選択された場合のフローを、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0049】
図3に示したように、ステーショナリーに表示されたシールの貼付を行うためのシールボタンを選択する操作をタッチパネル17から受け付けると(図15のS11)、ステーショナリーを制御しているシェル(カード・シール制御部11)のシール制御プログラム(シールマネージャー)111(ここで動作するのは、シールマネージャーに含まれるシールを選択して貼付するシールピッカー)から、表示されているカードを制御するカード表示制御部13に対して、表示されているカードのオブジェクトリストが請求される(図15のS12)。
【0050】
ここで請求されるオブジェクトリストとは、カードに表示されている全てのオブジェクトのリストのことであり、オブジェクトとは、シールを貼付する対象となる単位であって、メタデータとそのセット、ディスプレイ18に表示される領域、URI等の情報を含むものである。カード表示制御部13は、表示されているカードのオブジェクトリストをシェル(カード・シール制御部11)のシール制御プログラム(シールマネージャー)111に返す。
【0051】
シール制御プログラム(シールマネージャー)111が表示されているカードのオブジェクトリストを受け付けると(図15のS13)、図4に示した流れによって、貼付できるシールのジャンル一覧がディスプレイ18に表示される。
【0052】
すなわち、シール制御プログラム(シールマネージャー)111は、受け付けたオブジェクトリストから、その中に存在するメタデータを抽出して、メタデータ一覧を作成する(図15のS14)。このメタデータ一覧を、シールリスト記憶部112(シールDBに含まれる)に記憶されたシールリストと照合して(図15のS15)、メタデータ一覧に含まれるメタデータについて貼付可能なシールの種別が含まれるジャンルをシールリスト記憶部112から読み出し、貼付可能なシールの種別が含まれるジャンルのジャンル一覧を生成し(図15のS16)、ディスプレイ18に出力する(図15のS17)。
【0053】
図21は、シールリスト記憶部112におけるメタデータと貼付可能なシールの種別(シールを識別するシールID)を関連付けたテーブルの一例を示したものである。メタデータとジャンル、シールの種別を関連付ける方法はこの例に限定されるものではないが、シールリスト記憶部112には、メタデータの種別毎に貼付可能なシールの種別とそれらのシールの種別が含まれるジャンルが関連付けて記憶されている。
【0054】
図24は、ディスプレイ18に出力されたカードと重ねて、このカードに貼付可能なシールのジャンル一覧が表示された例である。ジャンル一覧の表示方法は特に限定されるものではないが、この例では、ステーショナリーの上に伸び上がるようにジャンル一覧がアニメーションで表示される。
【0055】
続いて、表示されたジャンル一覧からいずれかのジャンルを選択する操作をタッチパネル17から受け付けると(図16のS18)、図5に示した流れによって、貼付できるシールのデザイン一覧がディスプレイ18に表示される。
【0056】
すなわち、シール制御プログラム(シールマネージャー)111は、選択されたジャンルを受け付けると(図16のS19)、表示されたカードにおいて、選択されたジャンルについて貼付可能なシールの種別に対応するシールのデザイン一覧を生成し(図16のS20)、ディスプレイ18に出力する(図15のS21)。ここで選択されたジャンルについて貼付可能なシールの種別を特定するのに、シールリスト記憶部112に記憶されたシールリストから選択されたジャンルに含まれて貼付可能なシールの種別を読み出すこととしてもよいが、先にジャンル一覧を生成する際に各々のメタデータに対応して貼付可能なシールの種別を特定しているので、この情報を一時記憶しておいて利用することとしてもよい。
【0057】
図25は、ディスプレイ18に出力されたカードと重ねて、このカードに貼付可能なシールのデザイン一覧が表示された例である。デザイン一覧の表示方法は特に限定されるものではないが、この例では、ステーショナリーの上に伸び上がるようにデザイン一覧がアニメーションで表示される。貼付可能なシールが1ページに表示しきれない場合には、デザイン一覧の下部にページの切り替えボタンを設けることとしてもよい。
【0058】
尚、デザイン一覧に表示されるシールのデザインは、シールの種別に応じて決定されるが、例えば、シールリスト記憶部112に図22の例に示したようなシールの種別とシールのデザインに対応するイメージファイルのファイルパスを関連付けたテーブルを設けておき、このテーブルを参照してシールのデザインを表示するためのイメージファイルを読み出して、デザイン一覧として出力することとすればよい。
【0059】
続いて、表示されたデザイン一覧から、いずれかのデザインを選択する操作をタッチパネル17から受け付ける(図17のS22)。これを受け付けたシール制御プログラム(シールマネージャー)111では、選択されたデザインに対応するシールの種別(シールID)から、選択されたシールに対応するメタデータが特定できるので、先にカード表示制御部(カード)13から受け付けたオブジェクトリストから、このメタデータに対応するオブジェクトを特定すれば、特定されたオブジェクトの表示領域をシールの貼付可能な領域として特定することができる(図17のS23)。
【0060】
これによって、シールの貼付が不可能な領域も特定できるので、その領域に関する情報をカード表示制御部(カード)13に引き渡してディスプレイ18の表示を暗転させるなど(図17のS24)、表示状態を変更させる。このように、ディスプレイ18におけるカードの表示状態からシールの貼付が可能な領域を視覚的に明らかにすることによって、ユーザは容易にシールを貼付する操作を行うことが可能になる。
【0061】
ユーザがカードにシールを貼付するための操作は特に限定されるものではないが、例えば、デザイン一覧に表示されたシールの一つをタッチパネル17においてタッチドラッグし、ディスプレイ18上のシールを貼付したい位置を選択し、ここで選択された位置情報から、シールを貼付するオブジェクトと貼付する位置を指定することが可能になる。このようにして選択されたカードに貼付(表示)するシールに関する情報は、図6に示したように、シールデータとしてシールデータ記憶部113(シールDBに含まれる)に書き込まれる。
【0062】
上記のように、シールの選択とディスプレイ18上での配置が行われると、シール制御プログラム(シールマネージャー)111では、選択されたシールの種別(シールID)と、シールが配置されたオブジェクトに含まれるメタデータ、シールが貼付された位置の位置情報を含むデータを受け付け(図17のS25)、これらのデータからカード上にシールを表示するために必要な、シールの種別、対象となるメタデータ、シールの表示位置を含むシールデータを生成して(図17のS26)、シールデータ記憶部113に書き込む(図17のS27)。
【0063】
さらに、図7に示したように、このシールデータはカード表示制御部(カード)13にも引き渡されて(図17のS27)、シールの種別に対応するイメージが、メタデータに対応するオブジェクトの所定の表示位置に描画され、ディスプレイ18に出力される。尚、貼付したシールによって実行されるアクションをシールアプリで制御するために、ここで対応するシールアプリ(アプリケーションプログラム14〜16の一つ)にシールデータを引き渡すこととしてもよい。
【0064】
図8、図9は、シールが貼付されたカードを表示する処理の流れを示しており、この処理に対応するフローチャートは、図13、図14となる。これらを用いて、シールが貼付されたカードを表示する処理について説明する。
【0065】
携帯デバイス10において、カードを選択する操作をタッチパネル17から受け付けて(図13のS01)、カードとステーショナリーをディスプレイ18に出力する(図13のS04)までの処理は、先にカードにシールを貼付する処理の流れにおいて説明したとおりである。ここで、図13のS05〜S08に示した、出力するカードにシールが貼付されているかを確認するステップが実行される。
【0066】
シェル(カード・シール制御部11)によってカードが表示されると、図8に示したように、カード表示制御部(カード)13によって、表示されたカードのオブジェクトリストがシール制御プログラム(シールマネージャー)111に引き渡される(S05)。ここで引き渡されるオブジェクトリストの内容は、先にカードにシールを貼付する処理の流れにおいて説明したとおりである。
【0067】
シール制御プログラム(シールマネージャー)111では、受け付けたオブジェクトリストから、その中に含まれるオブジェクトを特定し(図13のS06)、特定されたオブジェクトをシールデータ記憶部113(シールDBに含まれる)に記憶された各々のシールデータと照合して(図13のS07)、表示されているカードに含まれるオブジェクトに対応するシールデータがあるかの検索処理(図13のS08)、すなわち、表示されているカードに貼付されているシールがあるかを確認する処理を実行する。
【0068】
尚、ここで表示されているカードに貼付されているシールがあるかを確認するための方法は特に限定されるものではないが、上記のようにオブジェクトをキーに対応するシールデータを検索するためには、シールデータにはシールが添付されたオブジェクトを識別するオブジェクトID(例えばURI)を記録しておくことが好ましい。但し、オブジェクトIDを用いなくても、オブジェクトに含まれるメタデータとそのデータのセット等から、オブジェクトを識別することも可能である。その他にも、例えば、シールデータ記憶部113にシールデータを書き込む際にカードを識別するカードIDを記録しておけば、上記のようにメタデータを検索しなくても、カードIDが記録されたシールデータの有無から貼付されたシールのシールデータを特定することができる。
【0069】
以上によって、表示されているカードに貼付されているシールがあると確認されなかった場合には、シールの描画は行われず、先に図15のフローチャートで説明した処理に移行するが、表示されているカードに貼付されているシールがあると確認された場合には、図9に示したように、貼付されたシールに対応するシールデータをシールデータ記憶部113(シールDBに含まれる)から読み出し(図14のS09)、このシールデータをカード表示制御部(カード)13に引き渡して(図14のS10)、シールの種別に対応するイメージが、メタデータに対応するオブジェクトの所定の表示位置に描画され、ディスプレイ18に出力される。
【0070】
図10は、シールのタップをトリガとして所定のアクションが実行される処理の流れを示しており、この処理に対応するフローチャートは、図18、図20となる。これらを用いて、シールのタップをトリガとして所定のアクションが実行される処理について説明する。
【0071】
図18は、カード表示制御部(カード)13において実行される処理のフローを示したものである。ディスプレイ18にいずれかのカードが表示されている状態で、タッチパネル17がカード上に表示されたシールのタップを受け付けたことを、カード表示制御部(カード)13で検知する(図18のS29)。タップされたシールには「Activate」のコールバック(クリックやタップがされたときに起こるコールバック)が登録されていて、表示されているカードにおいて、所定のオブジェクトのタップが貼付されたシールに対応するアクションのトリガとして設定されていると、カード表示制御部(カード)13がこのコールバックを呼び出して、シェル(カード・シール制御部11)にタップされたシールの種別(シールID)が通知される(図18のS30)。
【0072】
上記のように、オブジェクトのタップ等をトリガとしてシールに対するコールバックを呼び出すためには、各々のカードにおいてどのような条件でコールバックを呼び出すかを設定しておくことが必要である。そのため、カード情報記憶部12に記憶された各々のカード情報には、カードを表示するためのデータとあわせて、コールバックを呼び出す条件等がコールバック情報として記憶されている(カード情報・コールバック情報121〜123)。
【0073】
図20は、上記の通知を受けてシェル(カード・シール制御部11)において実行される処理のフローを示したものである。シェル(カード・シール制御部11)においてシールの種別(シールID)の通知を受け付けると(図20のS35)、シールリスト記憶部112を参照して(図20のS36)、受け付けたシールの種別(シールID)に対応するシールアプリ(アプリケーションプログラム14〜16の一つ)を特定する(図20のS37)。
【0074】
ここでシールアプリを特定する方法は特に限定されるものではないが、例えば、シールリスト記憶部112に図22の例に示したようなシールの種別とシールアプリに対応するアプリケーションプログラムのファイルのファイルパスを関連付けたテーブルを設けておき、このテーブルを参照してシールアプリを特定することとすればよい。特定されたシールアプリには、所定のアクションを実行するための処理の起動命令が通知され(図20のS38)、シールアプリ(アプリケーションプログラム14〜16の一つ)によって、シールの貼付されたオブジェクトに関連する情報の出力、効果音の出力、録音の開始など、所定のアクションが実行される。
【0075】
図11、図12は、所定のイベントをトリガとして所定のアクションが実行される処理の流れを示しており、この処理に対応するフローチャートは、図19、図20となる。これらを用いて、所定のイベントをトリガとして所定のアクションが実行される処理について説明する。
【0076】
図19は、カード表示制御部(カード)13において実行される処理のフローを示したものである。いずれかのカードがアクティブとなっている状態で、このカードに貼付されているシールには「Notify」のコールバック(カードが自発的に叩くコールバック)が登録されていて、表示されているカードにおいて、所定のイベントの発生が、貼付されたシールに対応するアクションのトリガとして設定されている。これによって、図11に示したように、カード表示制御部(カード)13によって所定のイベントが監視される(図19のS32)。例えば、シールが貼付されたオブジェクトにより特定される日付の到来が時計機能で監視されたり、シールが貼付されたオブジェクトにより特定される住所に近付いたことをGPS機能で監視されたりする。
【0077】
上記のように、所定の日付の到来や所定の住所に近付いたこと等をトリガとしてシールに対するコールバックを呼び出すためには、各々のカードにおいてどのようなイベントが発生すればコールバックを呼び出すかを設定しておくことが必要である。そのため、カード情報記憶部12に記憶された各々のカード情報には、カードを表示するためのデータとあわせて、コールバックを呼び出す条件等がコールバック情報として記憶されていて(カード情報・コールバック情報121〜123)、所定のイベントの発生がトリガとして設定されたカードがアクティブとなっている場合(カードがアクティブな状態とは、カードが表示されている状態に限定されるものではない)には、カード表示制御部(カード)13においてイベントの監視等のサービスを走らせた状態となる。
【0078】
ここで、監視しているイベントが発生したことを検出すると(図19のS33)、シェル(カード・シール制御部11)にイベントが発生したシールの種別(シールID)が通知される(図19のS34)。通知を受けたシェル(カード・シール制御部11)では、図12に示したように、シールアプリに所定のアクションを実行させるための処理が行われるが、具体的な処理のフローについては、先の図20のフローチャートについての説明と同様である。
【0079】
ここではこれまでにシールアプリ(アプリケーションプログラム14〜16)によって所定のアクションを実行する流れについて、2つのパターンを説明したが、カード側における様々な動作に対応してシールアプリによるアクションを実行できるようにするためには、このカードに貼付するシールに様々なコールバックに対応できるよう登録しておくことが好ましい。例えば、一定期間が経ったときのためのコールバック(Tick)、シールが作成されたとき(貼り付けられたとき)のコールバック(Create)、シールが削除されたとき(剥がされたとき)のコールバック(Destroy)などを、シールに登録することもできる。
【0080】
これまでの説明の他に、シェル(カード・シール制御部11)によって、シールの移動や削除を制御することもできる。
【0081】
例えば、シールの移動については、ユーザがカードに表示されたシールを長押しするなど所定の操作を行うと、タッチパネル18でこれを検出して、カード表示制御部(カード)13がシールの描画を中止するとともに、シール制御プログラム(シールマネージャー)111(ここで動作するのは、シールマネージャーに含まれるシールの削除や移動を行うシールエディタ)に描画を中止したシールのシールデータを引き渡すと、シール制御プログラム(シールマネージャー)111がシールをオーバーレイする。
【0082】
続いて、ユーザがタッチドラッグなどでシールを移動させる操作を行うと、タッチパネル18でこれを検出して、移動された位置に関する情報をシール制御プログラム(シールマネージャー)111に引き渡す。シール制御プログラム(シールマネージャー)111は、シールの貼付時と同様にシールデータ記憶部113に移動後のシールのシールデータを書き込む。
【0083】
さらに、カード表示制御部(カード)13に移動後のシールデータを返して、移動後のシールを描画してディスプレイ18に出力する。あわせて、シール制御プログラム(シールマネージャー)111が対応するシールデータをシールデータ記憶部113から削除することによって、シールの編集作業が完了する。
【0084】
以上に説明したように、本発明において、所定のアクションを実行するためのシールアプリは、一つの機能を持ってディスプレイに表示されるカードとは独立した構成となっている。そのため、従来のスケジューラーやメーラーのように、所定のイベントに対して実行可能なアクションが動作しているアプリケーション(スケジューラーやメーラー)に依存することなく、カードとシールの関連付けをシェルによって制御し、イベントと実行されるアクションの組み合わせを柔軟に設定することが可能となっている。
【0085】
また、実行されるアクションは、カード上に各々のアクションがイメージされるシールとして描画されるので、ユーザが通知等を設定したイベントと実行されるアクションの種別を視覚的に把握できるという効果をも生じさせるものとなっている。
【符号の説明】
【0086】
10 携帯デバイス
11 カード・シール制御部(シェル)
111 シール管理プログラム(シールマネージャー)
112 シールリスト記憶部
113 シールデータ記憶部
12 カード情報記憶部
121 カード情報・コールバック情報
122 カード情報・コールバック情報
123 カード情報・コールバック情報
13 カード表示制御部
14 アプリケーションプログラム(シールアプリ)
15 アプリケーションプログラム(シールアプリ)
16 アプリケーションプログラム(シールアプリ)
17 タッチパネル
18 ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理プログラムであって、
ディスプレイに表示される一の画面を生成するために用いられるカード情報を記憶するカード情報記憶手段と、ディスプレイに表示される画面に所定のアクションとの関連付けを示すために表示されるシールについて、前記シールの種別と、前記シールの種別に対応する所定のアクションを実行するためのプログラムを関連付けて記憶するアクション情報記憶手段と、カード情報によってディスプレイに表示されるカード画面の所定の領域にシールを表示するために用いられるシール表示情報を記憶するシール表示情報記憶手段と、を備えた情報処理装置に、
一のカード情報の指定を受け付けると、前記カード情報を前記カード情報記憶手段から読み出すカード情報読出ステップと、
前記カード情報読出手段の読み出したカード情報によって表示されるカード画面に表示されるシールのシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段から読み出すシール情報読出ステップと、
前記カード情報読出ステップで読み出したカード情報により生成されたカード画面に、前記シール表示情報読出ステップで読み出したシール表示情報に基づくシールを描画して、ディスプレイに出力するカード画面出力ステップと、
前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報によってシールが表示されるカード画面の所定の領域と関連付けられた所定のイベントの発生を検出すると、前記シール表示情報に対応するシールの種別を特定し、前記アクション情報記憶手段において前記シールの種別と関連付けられたプログラムを特定するプログラム特定ステップと、
前記プログラム特定ステップで特定したプログラムに、所定のアクションにかかる処理を実行させるアクション実行ステップと、
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項2】
前記情報処理装置において、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、前記情報処理装置には、カード情報に含まれるメタデータ毎に、カード画面に表示可能なシールの種別を記憶するシール種別情報記憶手段が備えられていて、前記情報処理装置に、
ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記カード情報に含まれるメタデータを識別し、前記シール種別情報記憶手段から前記メタデータに対応するカード画面に表示可能なシールの種別を読み出し、表示可能なシールのリストを生成して、前記カード画面に出力するシールリスト出力ステップと、
前記シールリストにおいて選択されたシールを前記カード画面に表示するために用いられる新たなシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段に書き込むシール表示情報書込ステップと、
を実行させることを特徴とする請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記情報処理装置に、
前記シールリスト出力ステップで出力されたシールリストから一のシールの選択を受け付けるシール選択受付ステップと、
前記シールを選択した状態で、前記シールの表示位置としてディスプレイ上の所定の位置情報の選択を受け付ける位置情報選択受付ステップと、を実行させ、
前記シール表示情報書込ステップでは、前記シール選択受付ステップにおいて選択を受け付けたシールを、前記位置情報に対応する領域に表示されるシールとして、新たなシール表示情報を書き込むこと
を特徴とする請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記情報処理装置に、
前記シール選択受付ステップにおいて一のシールの選択を受け付けると、前記シール種別情報記憶手段を参照して選択されたシールの種別について表示が可能なメタデータを特定するメタデータ特定ステップと、
ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記メタデータ特定ステップで特定されたメタデータに対応する表示領域を特定し、前記表示領域の識別が可能なように前記カード画面の表示状態を変更する表示状態変更ステップと、を実行させ、
前記シール表示情報書込ステップでは、前記位置情報選択受付ステップにおいて、前記表示状態変更ステップにおいて特定されたメタデータに対応する表示領域に含まれる位置情報の選択を受け付けた場合に、新たなシール表示情報を書き込むこと
を特徴とする請求項3記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記情報処理装置において、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、
前記プログラム特定ステップでは、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報に含まれるメタデータに対応するデータが所定の条件に合致したことから所定のイベントの発生を検出すること
を特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理装置であって、
ディスプレイに表示される一の画面を生成するために用いられるカード情報を記憶するカード情報記憶手段と、
ディスプレイに表示される画面に所定のアクションとの関連付けを示すために表示されるシールについて、前記シールの種別と、前記シールの種別に対応する所定のアクションを実行するためのプログラムを関連付けて記憶するアクション情報記憶手段と、
カード情報によってディスプレイに表示されるカード画面の所定の領域にシールを表示するために用いられるシール表示情報を記憶するシール表示情報記憶手段と、
一のカード情報の指定を受け付けると、前記カード情報を前記カード情報記憶手段から読み出すカード情報読出手段と、
前記カード情報読出手段の読み出したカード情報によって表示されるカード画面に表示されるシールのシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段から読み出すシール情報読出手段と、
前記カード情報読出手段の読み出したカード情報により生成されたカード画面に、前記シール表示情報読出手段の読み出したシール表示情報に基づくシールを描画して、ディスプレイに出力するカード画面出力手段と、
前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報によってシールが表示されるカード画面の所定の領域と関連付けられた所定のイベントの発生を検出すると、前記シール表示情報に対応するシールの種別を特定し、前記アクション情報記憶手段において前記シールの種別と関連付けられたプログラムを特定するプログラム特定手段と、
前記プログラム特定手段の特定したプログラムに、所定のアクションにかかる処理を実行させるアクション実行手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、
前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、
カード情報に含まれるメタデータ毎に、カード画面に表示可能なシールの種別を記憶するシール種別情報記憶手段と、
ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記カード情報に含まれるメタデータを識別し、前記シール種別情報記憶手段から前記メタデータに対応するカード画面に表示可能なシールの種別を読み出し、表示可能なシールのリストを生成して、前記カード画面に出力するシールリスト出力手段と、
前記シールリストにおいて選択されたシールを前記カード画面に表示するために用いられる新たなシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段に書き込むシール表示情報書込手段と、
を備えることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記シールリスト出力手段に出力されたシールリストから一のシールの選択を受け付けるシール選択受付手段と、
前記シールを選択した状態で、前記シールの表示位置としてディスプレイ上の所定の位置情報の選択を受け付ける位置情報選択受付手段と、を備えていて、
前記シール表示情報書込手段は、前記シール選択受付手段において選択を受け付けたシールを、前記位置情報に対応する領域に表示されるシールとして、新たなシール表示情報を書き込むこと
を特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記シール選択受付手段が一のシールの選択を受け付けると、前記シール種別情報記憶手段を参照して選択されたシールの種別について表示が可能なメタデータを特定するメタデータ特定手段と、
ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記メタデータ特定手段によって特定されたメタデータに対応する表示領域を特定し、前記表示領域の識別が可能なように前記カード画面の表示状態を変更する表示状態変更手段と、を備えていて、
前記シール表示情報書込手段は、前記位置情報選択受付手段が、前記表示状態変更手段によって特定されたメタデータに対応する表示領域に含まれる位置情報の選択を受け付けた場合に、新たなシール表示情報を書き込むこと
を特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、
前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、
前記プログラム特定手段は、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報に含まれるメタデータに対応するデータが所定の条件に合致したことから所定のイベントの発生を検出すること
を特徴とする請求項6乃至9いずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
ディスプレイに表示されるカード画面に表示されたシールに対応して所定のアクションを実行する情報処理方法であって、
ディスプレイに表示される一の画面を生成するために用いられるカード情報を記憶するカード情報記憶手段と、ディスプレイに表示される画面に所定のアクションとの関連付けを示すために表示されるシールについて、前記シールの種別と、前記シールの種別に対応する所定のアクションを実行するためのプログラムを関連付けて記憶するアクション情報記憶手段と、カード情報によってディスプレイに表示されるカード画面の所定の領域にシールを表示するために用いられるシール表示情報を記憶するシール表示情報記憶手段と、を備えた情報処理装置が、一のカード情報の指定を受け付けると、前記カード情報を前記カード情報記憶手段から読み出すカード情報読出ステップと、
前記情報処理装置が、前記カード情報読出手段の読み出したカード情報によって表示されるカード画面に表示されるシールのシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段から読み出すシール情報読出ステップと、
前記情報処理装置が、前記カード情報読出ステップで読み出したカード情報により生成されたカード画面に、前記シール表示情報読出ステップで読み出したシール表示情報に基づくシールを描画して、ディスプレイに出力するカード画面出力ステップと、
前記情報処理装置が、前記シール表示情報記憶手段に記憶されたシール表示情報によってシールが表示されるカード画面の所定の領域と関連付けられた所定のイベントの発生を検出すると、前記シール表示情報に対応するシールの種別を特定し、前記アクション情報記憶手段において前記シールの種別と関連付けられたプログラムを特定するプログラム特定ステップと、
前記情報処理装置が、前記プログラム特定ステップで特定したプログラムに、所定のアクションにかかる処理を実行させるアクション実行ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項12】
前記情報処理装置において、前記カード情報記憶手段に記憶されるカード情報は、一又は二以上のメタデータを含んで構成され、前記シール表示情報記憶手段に記憶されるシール表示情報には、表示されるシールの種別がカード情報に含まれるメタデータにより特定されていて、前記情報処理装置には、カード情報に含まれるメタデータ毎に、カード画面に表示可能なシールの種別を記憶するシール種別情報記憶手段が備えられていて、
前記情報処理装置が、ディスプレイに表示されたカード画面に対応するカード情報から、前記カード情報に含まれるメタデータを識別し、前記シール種別情報記憶手段から前記メタデータに対応するカード画面に表示可能なシールの種別を読み出し、表示可能なシールのリストを生成して、前記カード画面に出力するシールリスト出力ステップと、
前記情報処理装置が、前記シールリストにおいて選択されたシールを前記カード画面に表示するために用いられる新たなシール表示情報を、前記シール表示情報記憶手段に書き込むシール表示情報書込ステップと、
を有することを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2011−76508(P2011−76508A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−229152(P2009−229152)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【出願人】(506066548)株式会社ユビキタスエンターテインメント (11)
【Fターム(参考)】