説明

情報処理装置、その制御方法、および制御プログラム

【課題】起動の際にソフトウェアにハングアップが発生した際、ユーザーの手を煩わせることなく、ハングアップ状態を解消して正常に復帰する。
【解決手段】制御装置110は複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う。電源制御部170は複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給部406をオンするとソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する。電源制御部はソフトウェアが正常に起動しないと判定すると、複数のデバイスをリセットするとともに第2の電源供給手段をオフした後、再度第2の電源供給手段をオンするオフ/オン処理して再起動を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、画像処理装置などの情報処理装置における電源制御に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、情報処理装置の1つである画像処理装置では、ユーザーによって電源オフが指示された際には、制御ソフトウェア(制御プログラム)がデータ保護などのための終了処理を行った後、電源がオフされる。つまり、終了処理に要する時間よりも長い時間(遅延時間)が経過した後、電源がオフされることになる。
【0003】
ところで、画像処理装置においては、省電力のため印刷ジョブなどのイベントが所定の時間発生しないと、所謂スタンバイモードからスリープモードに移行して、消費電力を低減している。ところが、スリープモードからスタンバイモードに復帰する際、制御ソフトウェアに所謂ハングアップが発生すると上記の終了処理を行うことができず、画像処理装置が動作しなくなることがある。
【0004】
従って、ハングアップが発生して画像処理装置が何ら動作しないにも拘わらず、ユーザーは電源オフまでに上記の遅延時間を待たなければならない。
【0005】
このような事態に対処するため、画像処理装置が電力を遮断する第1および第2のスイッチを備え、第1のスイッチがユーザーによって操作可能とされ、ソフトウェアによる制御に基づいて第2のスイッチが操作可能とされるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。ここでは、第1のスイッチが第1の供給ラインを介して供給される電力を遮断し、第2のスイッチが第2の供給ラインを介して供給される電力を遮断する。そして、ハングアップが生じた際には、第1のスイッチがオフにされると、上記の遅延時間よりも短い時間が経過すると、タイマーによって第2のスイッチをオフするようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−194729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように、画像処理装置においてスリープモード(省電力モード)などから復帰する際にハングアップが生じると、画像処理装置が起動されず、ユーザーはどのような原因によって画像処理装置が起動しないのか容易に分からない。従って、ユーザーがスイッチのオフを行わず、ハングアップした状態で長時間待たされることがある。つまり、ユーザーがハングアップを認識してスイッチをオフしない限り、ハングアップ状態が継続され、ユーザーは長時間待たされてしまうことになる。
【0008】
従って、本発明の目的は、ハングアップが発生した際、ユーザーの手を煩わせることなく、ハングアップ状態を解消して正常に復帰することのできる情報処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明による情報処理装置は、複数のデバイスを備え、前記複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると前記複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う情報処理装置であって、前記予め定められたデバイスに電源を供給する第1の電源供給手段と、前記複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給手段と、前記起動の際に前記第2の電源供給手段がオンされると前記ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記複数のデバイスをリセットするとともに前記第2の電源供給手段をオフした後、再度、前記第2の電源供給手段をオンする第1のオフ/オン処理して再起動を行う制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明による制御方法は、複数のデバイスを備えるとともに、該複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源を供給する第1の電源供給手段と、前記複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給手段とを備え、前記予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると前記複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う情報処理装置の制御方法であって、前記起動の際に前記第2の電源供給手段がオンされると前記ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記複数のデバイスをリセットするとともに前記第2の電源供給手段をオフした後、再度、前記第2の電源供給手段をオンするオフ/オン処理を行って再起動を行う制御ステップとを有することを特徴とする。
【0011】
本発明による制御プログラムは、複数のデバイスを備えるとともに、該複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源を供給する第1の電源供給手段と、前記複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給手段とを備え、前記予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると前記複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う情報処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記情報処理装置が備えるコンピュータに、前記起動の際に前記第2の電源供給手段がオンされると前記ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記複数のデバイスをリセットするとともに前記第2の電源供給手段をオフした後、再度、前記第2の電源供給手段をオンするオフ/オン処理を行って再起動を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明よれば、省電力モードから復帰する際の起動の場合に、ソフトウェアがハングアップしたとしても、デバイスの初期化を行って再起動を行うようにしたので、ユーザーの手を煩わせることなくハングアップ状態が解消されて正常に復帰する機会を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施形態による情報処理装置の1つである画像処理装置を有するネットワークシステムの一例を示す図である。
【図2】図1に示す画像処理装置の外観を示す側面図である。
【図3】図1に示すコントローラ部のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すコントローラ部における電源制御系に係るハードウェア構成を示すブロック図である。
【図5】は、図1に示す画像処理装置が高速起動モードで起動された際にハングアップが発生した場合の復旧処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示す画像処理装置がスリープモードから復帰する際にハングアップが発生した場合の復旧処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態による情報処理装置について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態による情報処理装置の1つである画像処理装置を有するネットワークシステムの一例を示す図である。
【0016】
図示のネットワークシステムは、複数の画像処理装置100を有し、これら画像処理装置100の各々は、ネックワークであるLAN500に接続されている。さらに、LAN500にはホストコンピュータ10が接続されている。なお、図示の例では、画像処理装置100が2つ示されているが、画像処理装置100は少なくとも1つ備えられていればよく、ホストコンピュータ10は複数存在してもよい。ホストコンピュータ10が画像処理装置100を用いてプリントなどを行う際は、ホストコンピュータ10はプリントを行うべき画像処理装置100を指定する。
【0017】
図示の画像処理装置100は、プリンタ機能、画像入力機能、画像ファイリング機能、画像送受信機能、および画像変換機能などの画像処理機能を備えている。
【0018】
画像入力装置(リーダー部)200は、原稿上の画像を光学的に読み取って、画像データを得る。リーダー部200は、原稿上の画像を読み取るためのスキャナユニット210と、スキャナユニット210に原稿を搬送するための原稿給紙ユニット250とを有している。
【0019】
画像出力装置(プリンタ部)300は、記録紙に画像データを可視画像として印字して、記録紙を装置外に排紙する。プリンタ部300は、給紙ユニット360、マーキングユニット310、および排紙ユニット370を有している。給紙ユニット360は複数の記録紙カセットを備え、これら記録紙カセットには、例えば、それぞれサイズの異なる記録紙が収納されている。マーキングユニット310は給紙ユニット360から搬送された記録紙に、画像データに応じたトナー像を記録紙に転写して、当該トナー像を記録紙に定着する。排紙ユニット370は、印字後の記録紙に対して、例えば、ソートおよびステイプルなどの後処理を行って、装置素外に出力する。
【0020】
図示の制御装置(コントローラ部)110は、リーダー部200およびプリンタ部300と電気的に接続されるとともに、ネットワークであるLAN500に接続されている。制御装置110はリーダー部200を制御して、原稿上の画像を読込み、プリンタ部300を制御して画像データに応じた画像を記録紙に形成するコピー処理を行う。
【0021】
また、コントローラ部110はリーダー部200による読み取りの結果得られた画像データをコードデータに変換して、LAN500を介してホストコンピュータ10に送信するスキャナ処理を行う。さらに、コントローラ部110はホストコンピュータからLAN500を介して受信したコードデータを画像データに変換して、プリンタ部300に出力するプリンタ処理を行う。
【0022】
操作部150は、コントローラ部110に接続され、例えば、液晶タッチパネルを有している。この液晶タッチパネルはユーザーインタフェースとして機能する。
【0023】
電源装置400は交流電源(AC電源)を直流電源(DC電源)に変換して、当該直流電源を、コントローラ部110、リーダー部200、およびプリンタ部300に供給する。コントローラ部110は、後述するようにして、電源供給制御を行う。
【0024】
図2は、図1に示す画像処理装置100の外観を示す側面図である。
【0025】
図示のように、プリンタ部300の上にリーダー部200が配置され、プリンタ部300の右側面に操作部150が配置されている。また、プリンタ部300に備えられた排紙ユニット370の排紙トレイがプリンタ部300の左側面に配置されている。図1に示すコントローラ部110および電源装置400は図2に示すプリンタ部300に収容されている。
【0026】
図1および図2を参照して、リーダー部200は、複数のCCD(光学読み取り素子)を備えている。CCDの各々の感度が異なっていると、原稿上の画像を読み取った際、画像を構成する各画素が異なる濃度であるとされてしまう。このため、各CCDの感度を校正するため、リーダー部200で白板(一様に白い板)を露光走査して得られた反射光に応じた画像データをコントローラ部110に送って、CCDの感度校正を行うようにしている。
【0027】
リーダー部200においては、前述のように、原稿上を露光走査して原稿からの反射光をCCDに入力する。そして、CCDは反射光の光量に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。リーダー部200は電気信号をR、G、およびBの各色からなる輝度信号に変換するとともにデジタル化して、画像データとして制御装置110に送る。
【0028】
原稿読取の際には、原稿は原稿給紙ユニット250に備えられたトレイにセットされる。ユーザーが操作部150によって読み取り開始を入力すると、コントローラ部110はリーダー部200に原稿読み取り指示を与える。リーダー部200は原稿読み取り指示を応答して、原稿給紙ユニット250のトレイから原稿を1枚ずつフィードする。そして、原稿はスキャナユニット210に送られる。
【0029】
なお、原稿の読み取りを行う際には、原稿をガラス面(図示せず)上にセットして、スキャナユニットに備えられた露光部をガラス面に沿って移動させて原稿の走査を行うようにしてもよい。
【0030】
前述のようにして、コントローラ部110は、画像データを受けると、コントローラ部110はプリンタ部300を制御して、画像データに応じたプリントを行う。プリンタ部300は、例えば、感光体ドラムなどを備えており、所謂電子写真プロセスによって画像形成(プリント)を行う。
【0031】
なお、プリンタ部300は、電子写真プロセスの代わりに、例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して記録紙に印字を行う所謂インクジェット方式を用いるようにしてもよい。
【0032】
図3は、図1に示すコントローラ部110のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0033】
図3において、コントローラ部110はメインコントローラ111を備えている。このメインコントローラ111はCPU112、バスコントローラ113、および各種I/Fコントローラ回路(図示せず)を有している。
【0034】
CPU112およびバスコントローラ113はコントローラ部100全体の動作を制御する。CPU112はROM114からROM I/F115を介して読み込んだ制御プログラムに応じて動作する。また、CPU112はホストコンピュータ10(図1)から受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈して、ラスターイメージデータに展開する。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御し、バス競合の際の調停およびDMAデータ転送の際の制御を行う。
【0035】
DRAM116はDRAM I/F117によってメインコントローラ111に接続されている。DRAM116はCPU112のワークエリアおよび画像データ(ラスタイメージデータを含む)を蓄積するためのエリアとして用いられる。
【0036】
コーデック(Codec)118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH、MR、MMR、JBIG、又はJPEG等の方式で圧縮する。さらに、Codec118は圧縮されてDRAM116に蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として用いられる。
【0037】
Codec118はI/F120を介してメインコントローラ111と接続され、Codec118とDRAM116との間のデータ転送は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送によって行われる。
【0038】
グラフィックプロセッサ(Graphic Processor)135は、画像回転、変倍処理、および色空間変換等の処理を行う。外部通信I/Fコントローラ(Controller)121はI/F123によってメインコントローラ111と接続され、さらに、コネクタ122によってネットワークであるLAN500(図1)と接続される。
【0039】
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124およびI/O制御部126が接続される。汎用高速バス125として、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス又はPCI Expressバスが用いられる。
【0040】
I/O制御部126には、リーダー部200およびプリンタ部300の各々に備えられたCPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル備えられている。そして、シリアル通信コントローラ127はI/Oバス128によってスキャナI/F回路140およびプリンタI/F回路145に接続されている。
【0041】
I/O制御部126はLCDコントローラ131を介してパネルI/F132に接続されるとともに、キー入力I/F130を介してパネルI/F132に接続されている。LCDコントローラ131はパネルI/F132を介して操作部150(図1)に備えられた液晶タッチパネルに対する画面表示を行う。また、I/O制御部126は、キー入力I/F130を介して、操作部150に備えられたハードキーおよびタッチパネルキーの入力を受ける。
【0042】
液晶タッチパネル又はハードキーの操作によって入力された入力指示(入力信号)はI/O制御部126によってCPU112に送られる。また、液晶タッチパネルには画像データに応じた画像が表示されるとともに、各種入力操作に応じた機能表示が行われる。
【0043】
リアルタイムクロックモジュール133は、画像処理装置で管理する日付および時刻を更新するとともに保存する。このリアルタイムクロックモジュール133はバックアップ電池134によってその電源がバックアップされている。
【0044】
SATA(Serial Advanced Technology Attachment)コネクタ161には、外部記憶装置が接続される。図3に示す例では、SATAコネクタ161には外部記憶装置であるハードディスクド(HD)ライブ160が接続される。そして、HDドライブ160によってHD162に画像データが記憶される。また、HDドライブ160はHD162に記録された画像データの読み込みを行う。
【0045】
コネクタ142および147はそれぞれリーダー部200およびプリンタ部300に接続される。コネクタ142は同調歩同期シリアルI/F143およびビデオI/F144によってスキャナI/F140に接続され、コネクタ147は同調歩同期シリアルI/F148およびビデオI/F149によってプリンタI/F145に接続される。
【0046】
スキャナI/F140はスキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されている。スキャナI/F140はリーダー部200から受信した画像データに対して所定の処理を施す。さらに、スキャナI/F140はリーダー部200からのビデオ制御信号に基づいて生成した制御信号をスキャナバス141に出力する。なお、スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
【0047】
プリンタI/F145はプリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されている。プリンタI/F145はメインコントローラ111から送られた画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300に出力する。さらに、プリンタI/F145はプリンタ部300からのビデオ制御信号に応じて生成した制御信号をプリンタバス146に出力する。
【0048】
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータをプリンタ部300に転送する際、この転送はバスコントローラ113によって制御される。つまり、ラスターイメージデータはプリンタバス146およびビデオI/F149を介してプリンタ部300にDMA転送される。
【0049】
LAN I/F502は、LAN500を介してホストコンピュータ10に接続される。そして、LAN I/F502はホストコンピュータ10からプリント指示を受け付ける。
【0050】
電源制御部170はコネクタ171を介して電源400と接続される。さらに、電源制御部170はメインコントローラ111と接続されている。電源制御部170は後述するように、メインコントローラ111の制御下で電源供給を行うか否かについて制御する。
【0051】
図4は、図3に示すコントローラ部110における電源制御系に係るハードウェア構成を示すブロック図である。図3においては、電源制御系として電源制御部170のみが示されているが、コントローラ部110には、図4に示すように、別に第1および第2の電源監視部408および409が備えられている。また、図3には示されていないが、図1に示す電源(電源装置)400が第1および第2の電源供給部401aおよび401bと第1〜第3のスイッチ402〜404を有している。そして、これら第1〜第3のスイッチ402〜404はプラグによって商用電源に接続される。なお、図4において、コントローラ部110を構成する構成要素は各種デバイス414とされている。
【0052】
第1のスイッチ402は、画像形成装置100の電源をオン又はオフするためのスイッチである。ユーザーが第1のスイッチ402をオンすると、プラグから第1のスイッチ402を介して第1の電源供給部401aにAC電源が入力される。
【0053】
第1の電源供給部401aは、AC電源をDC電源に変換して、第1の電源405としてコントローラ部110に供給する。画像処理装置100が高速起動モードおよびスリープモードである場合でも、第1の電源405はコントローラ部110に対して供給される。この第1の電源405は主に電源制御部170に供給されるとともに、スリープモードの際にLAN500又はFAXからの着信を検知するための着信検知回路(図示せず)に供給される。また、高速起動モードの際には、第1の電源405はメモリ(DRAMなど)のデータを保持するための電源として用いられる。
【0054】
第2のスイッチ403および404は、電源制御部170によってオン・オフ制御される。電源制御部170は制御信号407によって第2のスイッチ403をオン・オフ制御する。画像処理装置100が通常動作である場合、高速起動モード又はスリープモードである場合、電源制御部170は第2のスイッチ403をオンする。これによって、第2のスイッチ403を介してコントローラ部110に第1の電源405が供給される。なお、高速起動モードの場合には、第1のスイッチ402はオフであり第2のスイッチ403がオンの状態となって、最低限の電力をコントローラ部110に供給して高速起動を行う。
【0055】
第2の電源供給部401bは、第3のスイッチ404がオンされた際に、AC電源をDC電源に変換して、第2の電源406としてコントローラ部110に供給する。電源制御部170は制御信号408によって第3のスイッチ404をオン・オフ制御する。画像処理装置100が高速起動モード又はスリープモードの際には、電源制御部170は第3のスイッチ404をオフとして、第2の電源供給部401に対するAC電源の入力を停止する。これによって、第2の電源供給部401bは第2の電源406のコントローラ部110に対する供給を停止することになる。
【0056】
第1の電源監視部408は、第1の電源405を監視してその電圧が正常であるか否かを判定する。そして、第1の電源405の電圧が正常でないと判定すると(例えば、第1の電源405の電圧が所定の電圧範囲から外れると)、第1の電源監視部408はリセット信号411を電源制御部170および各種デバイス414に送る。リセット信号411がアサートされると(アクティブとなると)、電源制御部170は初期状態にリセットされる。
【0057】
図示のように、電源制御部170はリセット信号410を第1の電源監視部408に与える。電源制御部170がリセット信号410をアサートすると、第1の電源監視部408はリセット信号411をアサートする。これによって、電源制御部170および各種デバイス414に対してリセットが発行される。なお、電源制御部170はリセット信号411の入力に応じて第1の電源405が正常に供給されているかを判定する。
【0058】
第2電源監視部409は、第2の電源406を監視してその電圧が電圧であるか否かを判定する。そして、第2の電源406の電圧が正常でないと判定すると(例えば、第2の電源406の電圧が所定の電圧範囲から外れると)、第2の電源監視部409はリセット信号413を電源制御部170および各種デバイス414に送る。リセット信号413がアサートされると(アクティブとなると)、電源制御部170は初期状態にリセットされる。
【0059】
図示のように、電源制御部170はリセット信号412を第2の電源監視部409に与える。電源制御部170がリセット信号412をアサートすると、第2の電源監視部408はリセット信号413をアサートする。これによって、電源制御部170および各種デバイス414に対してリセットが発行される。なお、電源制御部170はリセット信号413の入力に応じて第2の電源406が正常に供給されているかを判定する。
【0060】
図5は、図1に示す画像処理装置が高速起動モードで起動された際にハングアップが発生した場合の復旧処理を説明するためのフローチャートである。
【0061】
図1、図3、図4、および図5を参照して、いま、画像処理装置100には高速起動モードが設定されているとする(ステップS5001)。高速起動モードの際には、電源制御部170は制御信号407をオンするとともに、制御信号408をオフとして、第2のスイッチ403をオン、第3のスイッチ404をオフとする。この結果、第1の電源405のみがコントローラ部110に供給される。そして、第2の電源406の供給を停止して高速起動モードを行うための電力が画像処理装置100に供給される。なお、高速起動モードにおいては、第1のスイッチ402はオフとされている。
【0062】
図4には示されていないが、電源制御部170は第1のスイッチ402がユーザーによってオンされたか否かを監視している(ステップS5002)。第1のスイッチ402がオンされないと(ステップS5002において、NO)、電源制御部170は待機する。
【0063】
一方、第1のスイッチ402がオンされると(ステップS5002において、YES)、電源制御部170は制御信号408をオンとして、第3のスイッチ404をオンとする(ステップS5003)。これによって、第2の電源供給部401bから第2の電源406がコントローラ部110に供給される。
【0064】
続いて、電源制御部170は第2の電源406がコントローラ部110に正常に供給されたか否かを判定する(ステップS5004)。ここでは、第2の電源406の電圧が正常であれば、第2の電源監視部409はリセット信号413を解除するので、電源制御部170はリセット信号413の解除によって第2の電源406が正常に供給されたか否かを判定する。
【0065】
第2電源406が正常に供給されていないと(ステップS5004において、NO)、電源制御部170は起動処理を終了する。
【0066】
第2電源406が正常に供給されると(ステップS5004において、YES)、電源制御部170はCPU112においてソフトウェア(プログラム)が正常に起動したか否かを判定する(ステップS5005)。例えば、電源制御部170はウォッチドッグタイマーを備えている。電源制御部170はウォッチドッグタイマーに対するウォッチドッグ割り込みがクリアされたか否かに応じてソフトウェアが正常に起動されたか否かを判定する。
【0067】
ソフトウェアが正常に起動すると(ステップS5005において、YES)、電源制御部170は画像処理装置100を通常状態に移行して(ステップS5014)、起動処理を終了する。
【0068】
ソフトウェアが正常に起動しないと(ステップS5005において、NO)、電源制御部170はリセット信号410をアサートするとともに、制御信号408をオフとする(ステップS5006)。リセット信号410のアサートによって、前述したようにして、各種デバイス414および電源制御部170がリセットされて初期状態となる。制御信号408のオフによって、第3のスイッチ404がオフとなって、第2の電源406のコントローラ部110への供給が停止する。
【0069】
このようにして、第1の電源405が供給されるデバイスについてはリセットを行って、第2の電源406の供給を停止する。これによって、スリープモードから復帰する際において、ソフトウェアにハングアップが発生してもコントローラ部110は初期状態に戻って、初期状態から起動を行うことができる。
【0070】
続いて、電源制御部170はリセット信号411に応じて第1の電源監視部408がリセット解除を行ったか否かを判定する(ステップS5007)。つまり、電源制御部170はリセット信号411が解除されたか否かによって第1の電源405がコントローラ部110に正常に供給されているか否かを確認する。
【0071】
リセット信号411が解除されなければ(ステップS5007において、NO)、電源制御部170は起動処理を終了する。一方、リセット信号411が解除されると(ステップS5007において、YES)、電源制御部170は制御信号408をオンとして第3のスイッチ404をオンとする(ステップS5008)。これによって、第2の電源406がコントローラ部110に供給される。なお、ステップS5006およびS5008は第1のオフ/オン処理(又はオフ/オン処理)に相当する。
【0072】
次に、電源制御部170はリセット信号413に応じて第2の電源監視部409がリセット解除したか否かについて判定する(ステップS5009)。つまり、電源制御部170はリセット信号413が解除されたか否かによって第2の電源406がコントローラ部110に正常に供給されているか否かを確認する。
【0073】
リセット信号413が解除されなければ(ステップS5009において、NO)、電源制御部170は起動処理を終了する。一方、リセット信号413が解除されると(ステップS5009において、YES)、電源制御部170は再度ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する(ステップS5010)。ソフトウェアが正常に起動すると(ステップS5010において、YES)、電源制御部170は画像処理装置100を通常状態に移行する(ステップS5014)。
【0074】
ソフトウェアが正常に起動しないと(ステップS5010において、NO)、電源制御部170は制御信号408をオフとして、第3のスイッチ404をオフとする(ステップS5011)。これによって、第2の電源406のコントローラ部110への供給が停止される。その後、ステップS5011において、電源制御部170は制御信号408をオンとして、第3のスイッチ404をオンとする。なお、ステップS5011は第2のオフ/オン処理に相当する。
【0075】
このように、ソフトウェアがハングアップした際には、第2の電源406をオフした後オンとして、再度ソフトウェアの再起動を行う。これによって、画像処理装置100を正常に復帰させる機会を提供する。
【0076】
また、ステップS5011においては、リセット信号410のアサートは行われない。リセット信号410のアサートによって電源制御部170が初期化されるので、ステップS5011においてリセット信号410のアサートを行うと、ソフトウェアのハングアップが繰り返された際には、第2の電源406のオフおよびオンが繰り返されることになる。このようなオフおよびオンが繰り返されると、正常なデバイスにダメージを与えてしまう可能性がある。このため、図示の例では、ステップS5011においてはリセット信号410のアサートが行われない。
【0077】
続いて、電源制御部170はソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する(ステップS5012)。ソフトウェアが正常に起動すると(ステップ5012において、YES)、電源制御部170は画像処理装置100を通常状態に移行して、起動処理を終了する。一方、正常に起動しないと(ステップS5012において、NO)、電源制御部170はハングアップ状態であるとして(ステップS5013)、起動処理を終了する。
【0078】
このように、高速起動モードの際にソフトウェアにハングアップが発生しても、コントローラ部110をリセットして、初期状態から再度起動を行って、画像処理装置100を正常に起動させる機会を与える。そして、再起動においてソフトウェアが再度ハングアップした際には、第2の電源をオフした後オンとして再びソフトウェアの起動を行うことができるようにする。この際には、電源制御部170はリセットされず、この際起動においてソフトウェアのハングアップが再度生じると、もはや再起動を繰り返さない。よって、第2の電源のオフおよびオンによるデバイスのダメージを軽減することができる。
【0079】
図6は、図1に示す画像処理装置がスリープモードから復帰する際にハングアップが発生した場合の復旧処理を説明するためのフローチャートである。
【0080】
図1、図3、図4、および図6を参照して、いま、画像処理装置100は省電力モードであるスリープ(Sleep)状態にある(ステップS6001)。スリープ状態の際には、電源制御部170は制御信号407をオンとし、制御信号408をオフとする。これによって、第2のスイッチ403がオンとされ、第3のスイッチ404がオフとされる。そして、第1の電源405のみがコントローラ部110に供給されている状態となって、必要最低限の電力が画像処理装置100に供給する。
【0081】
電源制御部170はスリープ復帰要因が発生したか否かを監視する(ステップS6002)。ここでは、スリープ復帰要員とは、例えば、FAX又はLANによる着信、操作部150の操作である。
【0082】
スリープ復帰要因がないと(ステップS6002において、NO)、電源制御部170は待機する。一方、スリープ復帰要因があると(ステップS6002において、YES)、電源制御部170は制御信号408をオンとして、第3のスイッチ404をとする(ステップS6003)。これによって、第2の二電源406がコントローラ部110に供給される。
【0083】
続いて、電源制御部170は第2の電源406がコントローラ部110に正常に供給されたか否かを判定する(ステップS6004)。第2電源406が正常に供給されていないと(ステップS6004において、NO)、電源制御部170は起動処理を終了する。
【0084】
第2の電源406が正常に供給されると(ステップS6004において、YES)、電源制御部170はCPU112においてソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する(ステップS6005)。ソフトウェアが正常に起動すると(ステップS6005において、YES)、電源制御部170は画像処理装置100を通常状態に移行して(ステップS6014)、起動処理を終了する。
【0085】
ソフトウェアが正常に起動しないと(ステップS6005において、NO)、電源制御部170はリセット信号410をアサートするとともに、制御信号408をオフとする(ステップS6006)。これによって、各種デバイス414および電源制御部170がリセットされて初期状態となり、第2の電源406のコントローラ部110への供給が停止する。
【0086】
続いて、電源制御部170はリセット信号411に応じて第1の電源監視部408がリセット解除を行ったか否かを判定する(ステップS6007)。リセット信号411が解除されなければ(ステップS6007において、NO)、電源制御部170は起動処理を終了する。一方、リセット信号411が解除されると(ステップS6007において、YES)、電源制御部170は制御信号408をオンとして第3のスイッチ404をオンとする(ステップS6008)。これによって、第2の電源406がコントローラ部110に供給される。
【0087】
次に、電源制御部170はリセット信号413に応じて第2の電源監視部409がリセット解除したか否かについて判定する(ステップS6009)。リセット信号413が解除されなければ(ステップS6009において、NO)、電源制御部170は起動処理を終了する。一方、リセット信号413が解除されると(ステップS6009において、YES)、電源制御部170は再度ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する(ステップS6010)。ソフトウェアが正常に起動すると(ステップS6010において、YES)、電源制御部170は画像処理装置100を通常状態に移行する(ステップS6014)。
【0088】
ソフトウェアが正常に起動しないと(ステップS6010において、NO)、電源制御部170は制御信号408をオフとして、第3のスイッチ404をオフとする(ステップS6011)。これによって、第2の電源406のコントローラ部110への供給が停止される。その後、ステップS6011において、電源制御部170は制御信号408をオンとして、第3のスイッチ404をオンとする。
【0089】
続いて、電源制御部170はソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する(ステップS6012)。ソフトウェアが正常に起動すると(ステップ6012において、YES)、電源制御部170は画像処理装置100を通常状態に移行して、起動処理を終了する。一方、ソフトウェアが正常に起動しないと(ステップS6012において、NO)、電源制御部170はハングアップ状態であるとして(ステップS5013)、起動処理を終了する。
【0090】
このように、スリープモードからの復帰の際にソフトウェアにハングアップが発生しても、コントローラ部110をリセットして、初期状態から再度起動を行って、画像処理装置100を正常に起動させる機会を与える。そして、再起動においてソフトウェアが再度ハングアップした際には、第2の電源をオフした後オンとして再びソフトウェアの起動を行うことができるようにする。この際には、電源制御部170はリセットされず、この際起動においてソフトウェアのハングアップが再度生じると、もはや再起動を繰り返さない。よって、第2の電源のオフおよびオンによるデバイスのダメージを軽減することができる。
【0091】
このようにして、本発明の実施の形態では、ハングアップが発生した際においても、ユーザーの手を煩わせることなく、ハングアップ状態を解消して正常に復帰する機会を増加させることができる。
【0092】
上述の説明から明らかなように、図4において、第1のスイッチ402、第2のスイッチ403、および第1の電源供給部401aが第1の電源供給手段を構成する。また、第3のスイッチ404および第2の電源供給部401bが第2の電源供給手段として機能する。さらに、電源制御部170、第1の電源監視部408、および第2の電源監視部409が判定手段および制御手段として機能する。
【0093】
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
【0094】
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像処理装置などの情報処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、この制御プログラムを情報処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。この際、制御方法および制御プログラムは、少なくとも判定ステップおよび制御ステップ有することになる。
【0095】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0096】
100 画像処理装置
110 制御装置(コントローラ部)
150 操作部
170 電源制御部
200 画像入力装置(リーダー部)
300 画像出力装置(プリンタ部)
401a,401b 電源供給部
402,403,404 スイッチ
408,409 電源監視部
414 各種デバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデバイスを備え、前記複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると前記複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う情報処理装置であって、
前記予め定められたデバイスに電源を供給する第1の電源供給手段と、
前記複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給手段と、
前記起動の際に前記第2の電源供給手段がオンされると前記ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記複数のデバイスをリセットするとともに前記第2の電源供給手段をオフした後、再度、前記第2の電源供給手段をオンする第1のオフ/オン処理して再起動を行う制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記制御手段は前記リセットを行った後、前記第1の電源供給手段で供給する電源が正常であると、前記第1のオフ/オン処理において前記第2の電源供給手段をオンすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1のオフ/オン処理を行った後、前記判定手段によって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記制御手段は再度、前記第2の電源供給手段をオフした後、前記第2の電源供給手段をオンする第2のオフ/オン処理して再起動を行うことを特徴とする請求項2に記載情報処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は前記第2のオフ/オン処理の後、前記判定手段によって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記ソフトウェアにハングアップが発生したとして起動を終了することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数のデバイスを備えるとともに、該複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源を供給する第1の電源供給手段と、前記複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給手段とを備え、前記予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると前記複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う情報処理装置の制御方法であって、
前記起動の際に前記第2の電源供給手段がオンされると前記ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記複数のデバイスをリセットするとともに前記第2の電源供給手段をオフした後、再度、前記第2の電源供給手段をオンするオフ/オン処理を行って再起動を行う制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
【請求項6】
複数のデバイスを備えるとともに、該複数のデバイスのうち予め定められたデバイスに電源を供給する第1の電源供給手段と、前記複数のデバイスに電源を供給する第2の電源供給手段とを備え、前記予め定められたデバイスに電源が供給された状態で起動が行われると前記複数のデバイスの全てに電源を供給してソフトウェアの起動を行う情報処理装置で用いられる制御プログラムであって、
前記情報処理装置が備えるコンピュータに、
前記起動の際に前記第2の電源供給手段がオンされると前記ソフトウェアが正常に起動したか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって前記ソフトウェアが正常に起動しないと判定されると、前記複数のデバイスをリセットするとともに前記第2の電源供給手段をオフした後、再度、前記第2の電源供給手段をオンするオフ/オン処理を行って再起動を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−257026(P2012−257026A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−128126(P2011−128126)
【出願日】平成23年6月8日(2011.6.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】