説明

情報処理装置、データ処理方法およびプログラム

【課題】 ユーザが閲覧しているブラウザ上に表示されたページ上の情報を他のページに遷移しても、ユーザが必要なページを選択して保存できる。
【解決手段】
ネットワークを介して取得した情報を表示手段に表示する際に、ブラウザからの印刷指示に基づき表示手段に表示された情報の印刷情報を生成、さらに、生成した印刷情報を記憶手段に保存する(S705)。また、表示するページが変更された場合に、情報の取得先が直前の取得先と異なる場合には、記憶手段に記憶された情報の一覧を表示手段に表示する(S719)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークから取得されるデータを表示可能な情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及に伴い、様々なサイトが開設されユーザは好きな時間に好みの情報をコンピュータにインストールされたブラウザを用いて取得することができるようになっている。
また、ショッピングサイトやイベントの登録画面、ホテルの宿泊予約などの自分でデータを入力送信すると、便利なサービスを受けることのできるサイトが数多く開設されており、利用者も多い。
しかしながら、後から特定の情報を取得したくても「URLを覚えていない」、「ネットワークのない環境のため情報にアクセスできない」などの問題が起きることもある。そのような状況に対応するために、様々な技術が提案開発されている。
【0003】
下記特許文献1では、Web閲覧の状況を自動的にレコーディングして活用する技術に関して述べられている。下記特許文献2では、事前に訪問するWebと訪問する日時を指定すると自動的に指定されたデータに従ってWebページを収集し印刷する技術に関して述べられている。
下記非特許文献1は、開発されたソフトウエアの一例であり、そのソフトウエアを使用することで閲覧しているWebページを保存することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−178531号公報
【特許文献2】特開2002−132624号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】http://www.kamilabo.jp/copi/index.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ユーザが入力した情報を元にサービスを提供するようなWebサイトの多くはサーバでセッション管理を行っているため、情報を表示したときに保存しなければならず、一度でも異なるページに移動すると同じ情報を表示させることはできない。
そのため、情報を表示したときに確実に保存する必要があるが、特許文献1や特許文献2の手法では全く同じ情報を再度表示させることができない。また、非特許文献1の手法では必要な状態の情報を保存できるが、ユーザが保存動作をする必要があるため、ユーザがうっかりと保存を忘れて別なページに移動してしまうと保存することができない。
このような状況は、セッション管理を行っているサイトの多くがもつ構造によって発生している。セッション管理を行っているサイトの多くは、ユーザからデータを受け取ると、ユーザのブラウザ上に申し込み確認画面を表示する。
【0007】
ユーザは表示された情報に問題が無ければ、問題ないという意思を示す情報をサーバに送付するので、サーバはユーザの意思情報を元にサービスの提供を決定する処理を行う。サービスを提供する場合は、処理ID(通常は受付IDや購入番号として表示される)の含まれた処理完了画面を送信しユーザの見ているブラウザに表示させる。ユーザが見ているブラウザに表示される情報は、どのようなユーザでも使える雛形に各ユーザ向けの情報(日時や処理IDなど)を合成して作られているため、一度表示されたものと同じものを後から取得して見ることができない。
一方、ユーザは、サービスを受けるための手続きを完了させることに集中しているため、処理IDが表示されるまで情報を保存するということに意識が向かないことが多い。このような状況である上に、処理IDとユーザ入力確認画面は別々に表示されることが多いため、ユーザ入力確認画面の保存に失敗してしまう場合があった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ユーザが閲覧しているブラウザ上に表示されたページ上の情報を他のページに遷移しても、ユーザが必要なページを選択して保存できる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
ネットワークを介して情報を取得可能な情報処理装置であって、ネットワークを介して取得した前記情報を表示手段に表示する表示制御手段と、前記表示制御手段からの印刷指示に基づき前記表示手段に表示された情報の印刷情報を生成する生成手段とを備え、前記生成手段は、生成した印刷情報を記憶手段に保存することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザが閲覧しているブラウザ上に表示されたページ上の情報を他のページに遷移しても、ユーザが必要なページを選択して保存できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】情報処理システムの一例を示すブロック図である。
【図2】表示装置に表示されるUIの一例を示す図である。
【図3】表示装置に表示されるUIの一例を示す図である。
【図4】情報処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図5】表示装置に表示されるUIの一例を示す図である。
【図6】情報処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図7】表示装置に表示されるUIの一例を示す図である。
【図8】情報処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す情報処理装置を適用した情報処理システムの一例を示すブロック図である。本例は、情報処理装置(コンピュータ)にインストールされたブラウザ(Web閲覧ソフトウエア(以下、ブラウザ(と呼ぶ))を用いて、Webサーバが提供するホームページを取得して、ユーザが情報を入力する等の処理を行うシステム例である。なお、コンピュータ100のハードウエア資源は、CPU、ROM、RAM等を含むコントローラ部と、各種の入出力インタフェースを備える。そして、CPUはHDD等にインストールされたOS、およびドライバ、アプリケーションをRAMにロードして、各種のプログラムを実行する。ここで、CPUは、後述するブラウザや、ブラウザ用プラグイン、プリンタドライバを実行する。つまり、CPUは内部デバイスに接続された各種のハードウエア資源を用いて、かつ、選択されたアプリケーションの実行を含めて、統括的に各部および各処理を制御している。
【0013】
また、本システム例では、HTTPプロトコルを用いてコンピュータ100とWebサーバ190とが通信(セッション)するシステム例である。また、閲覧ソフトウエアとして機能するブラウザは、コンピュータ100にあらかじめOSに対応してインストールされている。さらにユーザがコンピュータ100から図示しないサーバから取得したり、CD−ROM等のメディアを介して提供されるものをインストールしたりしている場合もある。したがって、本発明は、特定のブラウザに限定されるものではない。なお、本実施形態では、ブラウザ用プラグイン115が表示制御機能を提供するソフトウエアとして機能する例である。
図1において、コンピュータ100には、入力装置140と表示装置150が接続されている。コンピュータ100は、ブラウザ110を用いてネットワーク180を介して情報(Webページ)を取得可能に構成されている。入力装置140は、ブラウザ110により表示させるページを指示するためのURLを入力したり、設定を変更したりするときに使用される。
表示装置150には、様々なユーザインタ(UI)が表示される。また、コンピュータ100はネットワークインタフェース(以下、NIC)101を備えており、このNIC101を介してネットワーク180に接続する。
【0014】
ネットワーク180は、NIC101を介してコンピュータ100とつながっていると共に、Webサーバ190のような各種のサービスを提供するサーバともつながっており、様々なデータを流通させている。
コンピュータ100には、ブラウザ110とブラウザ用プラグイン115とブラウザ用プラグイン115が使用するプリンタドライバ(以下、専用プリンタドライバ)120が記憶されている。
ブラウザ用プラグイン115は、ブラウザ110に機能を付加するモジュールであるが、ブラウザ110そのものの機能の1つであっても良い。本発明においてブラウザ用プラグイン115は、設定された条件に従ってユーザがブラウザを用いて表示させた情報を後述するユーザの操作に従い自動的に保存する機能を実現する。
【0015】
ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116を確保している。ドメイン保存領域116は、コンピュータ100が備える、例えばメモリやHDDなどの記憶装置に確保されており、ブラウザ用プラグイン115が現在のドメインを記憶しておきたいときに使用する。
専用プリンタドライバ120は、ブラウザ用プラグイン115が情報を保存するときに使用する。ブラウザ用プラグイン115は、表示装置150に表示されている情報が保存するための保存条件を満たしている場合に、専用プリンタドライバ120へ印刷の指示を行う。
専用プリンタドライバ120は、コンピュータ100が備える、決まった記憶場所にファイル形式、例えばXPS形式あるいはPDF等の中間ファイル形式の印刷情報を生成してデータ保存領域130に出力する。ここで、PDFとは、Portable Document Formatの略記である。なお、専用プリンタドライバ120のデータの出力先は特定の記憶場所だけでも良いが、ブラウザ用プラグイン115から出力先のパスを受け取って保存しても良い。
【0016】
コンピュータ100は、専用プリンタドライバ120が生成したデータを保存するデータ保存領域130を備えている。データ保存領域130は、専用プリンタドライバ120と、ブラウザ用プラグイン115に備えられている保存データ表示モジュール117の両方からアクセスできる場所に存在する。
また、データ保存領域130の場所は、専用プリンタドライバ120と保存データ表示モジュール117の双方が把握している。
専用プリンタドライバ120は、上述したXPS形式のファイルを生成しデータ保存領域130に保存する。このとき生成されるファイルは、XPS形式に拘らず、中間ファイルフォーマットとして、例えばPDFなどの公開されたファイル形式を使用していても良い。
また、ブラウザ用プラグイン115がOS機能を通して専用プリンタドライバ120に送ってきたGDI用描画情報にブラウザ用プラグイン115に必要な情報を追加して保存することで情報の劣化を防いでも良い。ここで、GDIとは、Graphics DeviceInterfaceであり、カーネル及びユーザ(ウィンドウマネージャ)と協調するWindows(登録商標)の3つの主要コンポーネント(サブシステム)の1つである。
【0017】
ブラウザ用プラグイン115は、保存データ表示モジュール117を備えている。保存データ表示モジュール117は、保存データを表示する表示条件を満たしたときに、図2に示したユーザインタフェース(UI)を表示する。保存データ表示モジュール117は、データ保存領域130から保存されているデータを取得解析し、その解析結果に基づいて図2に示すUIに表示すると共に、図2に示すUIの制御を行う。ここで、表示条件は、図3の(B)に示す設定画面でユーザがあらかじめ設定することが可能に構成されている。
【0018】
図2は、図1に示した表示装置150に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、HD等の記憶装置に保存されているデータを一覧表示するためのUI例である。なお、ユーザは、一覧画面上で、サムネイル形式で表示されるページを選択して、最終的に保存しておくページを確定することができる。つまり、ユーザは、設定した保存条件に従いブラウザ用プラグイン115とプリンタドライバ120とを用いて、自動的に印刷情報として保存された情報(Webページ)から不要なWebページを削除して、必要なWebページを保存することができる。なお、一覧表示時に表示するWebページの表示順は、経過時間に応じて表示するように構成してもよいし、最新に保存されたWebページから表示するように構成してもよい。さらに、選択したWebページを表示装置150で表示して、入力装置140から入力される情報に基づいて編集した情報としてデータ保存領域に保存する構成としてもよい。
また、データ保存領域130に登録したWebページを上記編集により入力された情報を検索条件として検索して表示装置150に表示するように構成してもよい。
また、データ保存領域130にWebページを表示する場合に、特定のユーザのみ閲覧可能とするためのパスワード等を設定して登録できるようにすることで、秘匿性のあるWebページが不特定のユーザに閲覧されないように制御してもよい。
【0019】
図2に示すUIには、保存されているデータを表示する保存データ表示領域450と、表示するデータのフィルタリングを指定できるドメイン選択リストボックス410と、選択したデータを保存するための保存ボタン460がある。
【0020】
ドメイン選択リストボックス410には、全て表示するというアイテム411と、データ保存領域に保存されているデータのドメインを一覧にしたドメインリスト412が表示されている。
ドメイン選択リストボックス410で全て表示するアイテム411をユーザが選択すると、データ保存領域130に保存されているデータが全て保存データ表示領域450に表示される。
また、ドメイン選択リストボックス410でドメインリスト412に表示されているドメインのうち1つをユーザが選択すると、そのデータ保存領域130に保存されているデータから選択されたドメインのデータだけが保存データ表示領域450に表示される。
【0021】
さらに、保存データ表示領域450に表示されているデータを選択して保存ボタン460をユーザが押下すると、任意の場所に選択したデータを保存することができる。このとき、複数のデータを選択して保存ボタン460を押下すると選択したデータを1つにまとめて保存することができる。
【0022】
図3は、図1に示した表示装置150に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。なお、図3の(A)はブラウザ150が表示する画面に入力を指示する画面を示し、図3の(B)は、ブラウザ用プラグイン115の動作を設定するための画面を示し、図3の(A)に示すプラグインメニューが選択された場合に表示される。以下、ユーザが図3の(A)に示すユーザインタフェースを用いて取得したWebページに必要な情報を入力する際に、ブラウザ用プラグイン115がWebページを自動的に保存する処理について説明する。
図3の(A)は、ブラウザ用プラグイン115が存在するときのブラウザUIの例である。このUIには、ブラウザ110の機能やブラウザ用プラグイン115の機能を使用するためのメニュー210と、現在の動作モードを示す情報表示領域250が備えている。
メニュー210の中にあるブラウザ用プラグイン115の機能を使用するための選択肢としてのプラグイン212を選択すると、設定215又は保存データ表示216のいずれかを選択可能に表示する。
【0023】
ここで、ユーザが入力装置140を用いて設定215を選択すると、図3の(B)に例示されている設定用のUIが表示装置150に表示され、ブラウザ用プラグイン115の動作について詳細な設定をすることができる。なお、ユーザは、入力装置140として、ポインティングデバイスを用いてもよい。
また、図3の(A)において、ユーザが入力装置140を用いて保存データ表示216を選択すると、図1に示した保存データ表示モジュール117が呼び出されて、図2に示した保存されているデータを表示するUIが表示装置150に表示される。
図3の(B)に示す設定画面は、Webページの保存範囲を設定する保存範囲設定310と保存データの一覧表示のタイミングを設定する保存データ一覧設定320と、保存するページの最大数を設定する最大数設定330を備えている。本例は、ブラウザ150が表示するWebページを保存する保存条件を設定する設定画面として機能する。また、本実施形態では、全てのWebページ(ボタン312)、特定セッションモード(SSL)のWebページ、或いは特定情報書込モード(Cookie)のWebページのいずれかを上記各ボタンで選択可能に構成されている例である。
【0024】
ユーザは、上記各ボタンを選択することで、ブラウザ110が表示していたWebページを保存すべき保存範囲や、保存したWebページを一覧表示するタイミングをあらかじめ設定することができる。また、ユーザは、一度設定したWebページの保存範囲や保存したWebページを表示するタイミングを変更することができる。
Webページの保存範囲に関する保存範囲設定310の選択肢には、保存しないボタン311と、表示したページを全て保存するボタン312と、Cookieを使用したページだけ保存するボタン313とSSLを使用したページだけ保存するボタン314がある。
ここで、保存しないボタン311をユーザが選択すると、表示したWebページの保存を行わず、保存データ一覧の表示に関する保存データ一覧設定320と保存するページの最大数に関する最大数設定330を無効とする設定となる。なお、最大数設定330は、保存する記憶装置の空き容量に応じて、ユーザが設定したページ数よりも少ないページ数を自動的に設定するように制御してもよい。
【0025】
ブラウザ110が表示しているWebページに対する第1の保存条件として、表示したページを全て保存するボタン312をユーザが選択すると、表示したWebページをデータ保存領域130に全て保存する。
また、ブラウザ110が表示しているデータに対する第2の保存条件として、Cookieを使用したページだけ保存するボタン313を選択するとCookieを使用したWebページだけをデータ保存領域130に保存する設定となる。
さらに、ブラウザ110が表示しているデータに対する第3の保存条件として、SSLを使用したページだけ保存するボタン314をユーザが選択すると、SSLを使用したWebページだけをデータ保存領域130に保存する設定となる。
なお、SSLとは、Secure Sockets Layer: ネットスケープコミュニケーションズ (Netscape) が開発した、インターネット上で情報を暗号化し安全な通信を提供するプロトコル である。また、Cookieとは、Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させるしくみである。ここで、SSLが有効となると、接続しているURLの表示がhttpからhttpsの表示に切り替わる。
【0026】
保存データ一覧の表示に関する保存データ一覧設定320の選択肢には、手動で表示するボタン321と、ドメインの変わり目で表示するボタン322がある。
ここで、手動で表示するボタン321をユーザが選択した場合は、メニュー210から保存データ表示216を選択したときだけ保存データ表示モジュール117が呼び出されて、図2に示した保存データの一覧を表示するためのUIが表示装置150に表示される。
また、ドメインの変わり目で表示するボタン322を選択した場合は、ブラウザ用プラグイン115がドメインの変わり目を判定すると、保存データ表示モジュール117が呼び出されて、図2に示した保存データを表示するUIが表示装置150に表示される。
さらに、保存するページの最大数に関する最大数設定330では、ここで入力された値が最大の保存ページ数(現在100が最大の保存ページ数に設定)になる。
なお、図3の(B)において、ブラウザ110が表示しているWebページを自動的に保存する際の印刷ファイル形式として、XPS形式、PDF形式を選択するボタンを設けて、ユーザが意図する環境に適応して保存したWebページを表示できるように制御してもよい。なお、ブラウザ用プラグイン115からの印刷指示に従いプリンタドライバ120がWebページから印刷ファイル形式の印刷情報を生成して、データ保存領域130に保存する。
【0027】
また、本実施形態では、ブラウザ110が表示しているWebページを自動的に保存する保存条件として、ボタン312〜314のいずれかをユーザが選択可能な場合を示した。
図4は、本実施形態を示す情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図1に示したブラウザ110と、ブラウザ用プラグイン115とによるWeb閲覧処理例である。なお、S510〜S507は各ステップを示し、各ステップは、コンピュータ100のCPUがハードデスク(HDD)からRAMにブラウザ110と、ブラウザ用プラグイン115とを含むプログラムをロードして実行することで実現される。また、本処理は、ブラウザ110とブラウザ用プラグイン115が一体となって実行されるものとする。さらに、説明上、制御主体をブラウザ110とブラウザ用プラグイン115として処理を説明する。以下、ブラウザ110、ブラウザ用プラグイン115、プリンタドライバ120を用いて、表示装置150に表示されたWebページのデータを自動的に保存する処理を説明する。
【0028】
ユーザからの操作に従い、ブラウザ110が新URLの表示要求を受け付けると(S501)、S502に進み、ブラウザ用プラグイン115がデータ保存領域130に保存されているデータ数のチェックを行う。具体的には、ブラウザ用プラグイン115がデータ保存領域130に保存されているデータの数が保存するページの最大数設定330で設定された上限値以上であるかを判断する。
ここで、データ保存領域130に保存されているデータの数が上限値より少ないとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S504の処理に進む。一方、データ保存領域130に保存されているデータの数が上限値以上であるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S503に進む。そして、S503に進で、ブラウザ用プラグインはデータ保存領域130に保存されているデータのうち最も古いデータから順番に上限値より1つ少ない個数になるまで削除して、S504へ進む。
そして、S504では、ブラウザ用プラグイン115が専用プリンタドライバ120にブラウザ110に表示中のWebページの印刷指示を出す。このS512の印刷指示により、専用プリンタドライバ120でデータ保存用の印刷情報(中間ファイル)が生成される。本実施形態では、中間ファイルの一例として、PDFやXPSの例を示したが、他の中間ファイル形式であってもよい。
【0029】
本実施形態では、このタイミングで印刷指示を行うことで、表示されているWebページの最後の状態を記憶装置に保存することができる。
また、ブラウザ用プラグイン115からの印刷指示によって、プリンタドライバ120がWebページの情報から生成した印刷情報として保存することにより、Webページ全体をまとめてデータ保存領域130に保存することができる。従って、ユーザがWebページ上の入力フォームに入力装置140を用いて入力したデータも保存することできる。これにより、一覧表示時に、取得したWebページに対してユーザが直接入力したデータについても事後的に確認することができる。
次に、S505で、ブラウザ110がS501で受け取ったURLに適したWebサーバ190に対してHTTPリクエストがネットワーク180を介して送信され、S506に進む。そして、S506で、ブラウザ110は、Webサーバ190からネットワーク180を介してHTTPレスポンスを受け取り、S507に進む。
【0030】
そして、S507で、ブラウザ110は、受け取ったデータに基づいて生成される図3の(A)に示したWebページを表示装置150に表示して、ブラウザ110の表示を更新したら、本処理を終了する。
本実施形態では、保存データ一覧は、図3の(B)に示した手動で表示する設定になっているため、メニュー210から保存データ表示216が選択されたときに表示されるようにブラウザ用プラグイン115が制御する。
〔第2実施形態〕
図5は、図1に示した表示装置150に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、ブラウザ用プラグイン115の動作を設定するための画面を示し、図3の(A)に示すプラグインメニューで、ボタン313およびボタン322がユーザに選択された状態に対応する。以下、Webサーバ190から取得したWebページがCookieを使用していること、並びに、ドメインの変わり目で保存したWebページを表示することをユーザがあらかじめ設定した場合のWebページの保存及び一覧表示の処理例を説明する。
【0031】
〔データ保存/一覧表示〕
図6は、本実施形態を示す情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、ブラウザ110がWebサーバ190から受け取ったレスポンスをブラウザ用プラグイン115が解析してWebページがCookieを使用しているかどうかを判断してデータ保存処理/一覧表示処理を行う例である。
なお、S701〜S721は各ステップを示し、各ステップは、コンピュータ100のCPUがハードデスク(HDD)からRAMにブラウザ110と、ブラウザ用プラグイン115とを含むプログラムをロードして実行することで実現される。また、本処理は、ブラウザ110とブラウザ用プラグイン115が一体となって実行されるものとする。さらに、説明上、各処理の制御主体をブラウザ110とブラウザ用プラグイン115として処理を説明する。
S701で、ブラウザ110がユーザの操作指示に基づいて、新URLの表示要求を受け取ると、S702に進み、ブラウザ用プラグイン115が現在表示中のWebページはCookieを使用しているか判定する。この判定は、取得したWebページを解析して、ドメイン保存領域116にドメインデータが保存されているかで判定できる。
【0032】
ここで、現在、表示装置150に表示中のWebページがCookieを使用しているとブラウザ用プラグイン115が判断した場合はS703へ進み、S702で、Cookieを使用していないとブラウザ用プラグイン115が判断した場合はS706に進む。このブラウザ用プラグイン115による判定処理が、Webページを保存するかどうかの判定に対応する。
そして、S703では、ブラウザ用プラグイン115がデータ保存領域130に保存されているデータの数が保存するページの最大数設定330で設定された上限値以上であるかを判断する。ここで、データ保存領域130に保存されているデータの数が上限値より少ないとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S705の処理に進む。そして、S705で、データ保存領域130に保存されているデータの数が上限値以上であるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S704へ進む。
【0033】
そして、S704で、ブラウザ用プラグイン115は、データ保存領域130に保存されているデータのうち最も古いデータから順番に上限値より1つ少ない個数になるまで削除して、S705に進む。
そして、S705で、ブラウザ用プラグイン115は、専用プリンタドライバ120にブラウザ110に表示中のWebページの印刷指示を出し、S706へ進む。
なお、S705における印刷指示により、専用プリンタドライバ120でデータ保存用のファイルが生成される。
また、本実施形態では、このタイミングで印刷指示を行うことで、表示されているWebページの最後の状態を記憶装置に自動的に保存することができる。
さらに、印刷指示によってWebページの情報を保存することにより、Webページ全体をまとめて保存することができ、入力フォームに入力したデータも保存することできる。
次に、S706で、ブラウザ用プラグイン115は、ブラウザ110がWebページのリクエストをWebサーバ190に送信するときにCookieを使用するかを判定する。この判定は、送信するリクエストのHTTPヘッダ内にCookieヘッダが存在するか否かで判定できる。このように本実施形態では、この判定結果に基づいて表示しているWebページを保存する、保存しないを制御する。
【0034】
ここで、Webページのリクエスト送信時にCookieも送信するとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S707に進み、Cookieを送信しないとブラウザ用プラグイン115が判断した場合はS709に進む。
次に、S709で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116が空であるか否かを判断する。ここで、ドメイン保存領域116が空でなくドメインデータが入っているとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S710に進み、ブラウザ用プラグイン115はドメイン保存領域116を空にして、S711に以降に進む。
一方、S706で、Cookieを使用するとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S707へ進む。そして、S707で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116に保存されているドメインデータと送信するリクエストに含まれるCookieのドメインが同じものであるか判断する。
【0035】
ここで、2つのドメインが異なるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合はS708に進み、2つのドメインが同じであると判断した場合は、S712に進む。
そして、S708で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116にブラウザ110がHTTPリクエストをWebサーバ190に送信するときに送信するCookieのドメインを取得しドメイン保存領域116に保存し、S711へ進む。
次に、S711で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116で管理されるドメイン変更フラグをTRUEにセットして、S712に進む。
なお、ドメイン保存領域116のドメインデータを書き換えているということは、新しく表示するWebページのドメインは今まで表示していたWebページのドメインと異なるということであり、ドメインの変わり目と判断できるためS711の処理を行う。
次に、S712で、ブラウザ110がS701で受け取ったURLに適したWebサーバ190に向かってHTTPリクエストがネットワーク180を介して送信され、S713に進む。
そして、S713で、ブラウザ110は、Webサーバ190からHTTPレスポンスを受け取り、S714に進む。
そして、S714で、ブラウザ用プラグイン115は、S713でブラウザ110が受け取ったレスポンスの中にCookie情報が含まれているか判定する。ここで、ブラウザ用プラグイン115は、S713でWebサーバ190から受け取ったレスポンスのHTTPヘッダ内にSet−Cookieヘッダが存在すると判断した場合は、Cookie情報が含まれていると判断することができる。
【0036】
そして、S714でCookie情報が含まれているとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S715に進み、Cookie情報が含まれていないと判断した場合はS718に進む。
そして、S715で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116に保存されているドメインデータとS713でブラウザ110が受け取ったレスポンスに含まれていたCookieのドメインデータとが同じものであるか判断する。
ここで、2つのドメインデータが異なるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合はS716に進み、2つのドメインデータとが同じであると判断した場合、S718に進む。
そして、S716で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116にS713で受け取ったSet−Cookieの中からドメインデータを取り出しドメイン保存領域116に保存する。
次に、S717で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン変更フラグをTRUEにセットし、S718に進む。ここで、ドメイン保存領域116のドメインデータを書き換えているということは、新しく表示するWebページのドメインは今まで表示していたWebページのドメインと異なるということであり、ドメインの変わり目と判断できるため、S717の処理を行う。ここで、新しく表示するWebページのドメインは今まで表示していたWebページのドメインと異なるとは、Webページの取得先が変更されたことに対応する。
【0037】
そして、S718で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン変更フラグがTRUEであるか判定する。ここで、ドメイン変更フラグがTRUEであるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、ドメインの変わり目なのでS719に進み、ドメイン変更フラグがTRUEでないと判断した場合は、S720に進む。
そして、S719では、ブラウザ用プラグイン115は、保存データ表示モジュール117を呼び出して、保存されているデータを一覧表示するUI(図2)を表示装置150に表示した後、S720に進む。
このように、Cookieのドメインデータが変わったときに保存したWebページを表示することで、ユーザはサービスを受けるための作業に続く一連の作業として自分の入力した内容の確認や処理IDを確認することが可能となる。
【0038】
また、必要ならばこのタイミングで任意の場所にWebページを保存しなおすことで記録として活用することも可能となる。
次に、S720で、ブラウザ用プラグイン115は、新URLへの表示に関してのドメイン判定が終了したためドメイン変更フラグをクリアして、S721に進む。そして、S721で、ブラウザ110は受け取ったWebページを表示装置150に表示されているブラウザUIに反映させる表示の更新を行い、本処理を終了する。
これにより、表示装置150に表示しているWebページがCookie情報を使用している場合、表示しているデータを印刷データの形式で自動的に記憶装置に保存し、かつ、ユーザが設定したタイミングで保存したWebページの一覧を確認することができる。
また、ユーザは、ブラウザ上で一度表示した情報を一覧表示した後、必要なWebページを選択して保存することができる。また、本発明では次のページに移動する直前の情報が保存されるため、ユーザがフォームなどに入力した情報も保存することができる。
【0039】
〔第3実施形態〕
図7は、図1に示した表示装置150に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、ブラウザ用プラグイン115の動作を設定するための画面を示し、図3の(A)に示すプラグインメニューで、ボタン314およびボタン322がユーザに選択された状態に対応する。
〔データ保存/一覧表示〕
図8は、本実施形態を示す情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、HTTPのレスポンスに基づくヘッダを解析してSSLを使用しているかどうかを判断して、ブラウザ110と、ブラウザ用プラグイン115と、専用プリンタドライバ120によるデータ保存/一覧表示処理例である。
なお、S901〜S914は各ステップを示し、各ステップは、コンピュータ100のCPUがハードデスク(HDD)からRAMにブラウザ110と、ブラウザ用プラグイン115とを含むプログラムをロードして実行することで実現される。また、本処理は、ブラウザ110とブラウザ用プラグイン115が一体となって実行されるものとする。さらに、説明上、制御主体をブラウザ110とブラウザ用プラグイン115として処理を説明する。
【0040】
S901で、ブラウザ110が新URLの表示要求をユーザから受け付けると、S902に進み、ブラウザ用プラグイン115は現在ブラウザ110が表示装置150に表示しているWebページがSSLを使用しているか否かを判断する。ここで、SSLとは、Secure Sockets Layerの略記である。この判定は、URLが"https://"で始まっているかで判定することが可能である。つまり、本実施形態は、WebページがSSLを使用しているか否かの判断結果に基づいて、表示しているWebページを保存する、保存しないを制御する例である。
ここで、現在表示中のWebページがSSLを使用しているとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S903に進み、SSLを使用していないと判断した場合はS906に進む。
そして、S903では、ブラウザ用プラグイン115がデータ保存領域130に保存されているデータの数が保存するページの最大数設定330で設定された上限値以上であるかを判断する。ここで、データ保存領域130に保存されているデータ(Webページ)の数が上限値より少ないとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S905の処理に進む。また、データ保存領域130に保存されているWebページの数が上限値以上であるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S904に進む。
【0041】
そして、S904で、ブラウザ用プラグイン115は、データ保存領域130に保存されたWebページのうち最も古いWebページから順番に上限値より1つ少ない個数になるまで削除して、S905に進む。
そして、S905で、ブラウザ用プラグイン115は、プリンタドライバ120にブラウザ110に表示中のWebページの印刷指示を出し、S906へ進む。このS905の印刷指示により、専用プリンタドライバ120でデータ保存用の印刷情報(中間ファイル形式)が生成される。
【0042】
本実施形態では、このタイミングでブラウザ用プラグイン115がプリンタドライバ120に対して印刷指示を行うことで、表示装置150に表示されているWebページの最後の状態を保存することができる。
また、ブラウザ用プラグイン115による当該印刷指示によってプリンタドライバ120がWebページの情報を記憶装置に保存することにより、Webページ全体をまとめて保存することができる。したがって、図3の(A)に示した入力フォームにユーザが入力装置140を用いて入力したデータもWebページとともに保存することできる。
そして、S906で、ブラウザ110が、S901でWebサーバ190から受け取ったURLに適したWebサーバ190にリクエストをネットワーク180より送信すると、Webサーバ190からレスポンスが帰ってくる。
次に、S907で、ブラウザ110がWebサーバ190から帰ってきたレスポンスを受け取り、S908に進む。
そして、S908で、ブラウザ用プラグイン115は、受け取った(リクエストした)WebページがSSLを使用しているか判定する。この判定は、レスポンスを解析すること、すなわち、URLが"https://"で始まっているかで判定できる。
【0043】
ここで、受け取った(リクエストした)WebページがSSLを使用しているとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S909に進み、SSLを使用していないとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S911に進む。
そして、S911で、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116が空であるか判断する。ここで、ドメイン保存領域116が空でなくドメインデータが入っているとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、S912に進み、ブラウザ用プラグイン115がドメイン保存領域116を空にする。一方、S911で、ドメイン保存領域116が空であるとブラウザ用プラグイン115が判断した場合はS914へ進む。
次に、S913で、ブラウザ用プラグイン115は保存データ表示モジュール117を呼び出して、データ保存領域130に保存されているWebページを一覧表示するUI(図2参照)を表示装置150に表示する。
【0044】
ここで、ドメイン保存領域116にドメインデータが入っていたということは、1つ前に表示したサイトはSSLを使用していたことを示している。
一方、今回受け取ったWebページは、S908でSSLを使用していないと判断されているため、ドメインの変わり目と判断できるので、S913で、ブラウザ用プラグイン115は、保存されているWebページを一覧表示するUI(図4)を表示装置150に表示する。
【0045】
一方、S909では、ブラウザ用プラグイン115は、ドメイン保存領域116に入っているドメインデータとこれから表示するWebページのドメインデータが同じものであるかを判定する。ここで、2つのドメインデータが同じものであるとブラウザ用プラグイン115が判定した場合は、S914に進む。
一方、S909で、2つのドメインデータが異なるものとブラウザ用プラグイン115が判断した場合は、ドメインの変わり目なので、S910で、ブラウザ用プラグイン115がドメイン保存領域116に新しいドメインデータを保存して、S913へ進む。
そして、S913で、ブラウザ用プラグイン115は、保存データ表示モジュール117を呼び出し保存されているWebページを一覧表示するUI(図4)を表示装置150に表示して、S914へ進む。なお、S908でNOと判定された場合は、S911へ進む。
【0046】
このように、ブラウザ用プラグイン115はWebページのドメインが変わったときに保存したWebページを表示装置150に一覧表示する。これにより、ユーザはサービスを受けるための作業に続く一連の作業として自分の入力した内容の確認や処理IDを事後的に、すなわち、ブラウザ110がWebページを遷移させてしまった後でも確認することができる。
また、必要ならばこのタイミングで任意の場所に、ユーザが選択したWebページのみを保存し直すことで記録として活用することも可能となる。
次に、S914で、ブラウザ110は受け取ったWebページに基づいて、表示装置150に表示されているブラウザUI(図3の(A)参照)を更新して、本処理を終了する。
これにより、表示装置150に表示しているWebページがSSLを使用している場合に、表示しているWebページを印刷データの形式で自動的に記憶装置に保存し、かつ、ユーザが設定したタイミングで保存したWebページの一覧を事後的に確認することができる。
また、ユーザは、ブラウザ上で一度表示した情報(Webページ)を一覧表示した後、必要なWebページを選択して保存することができる。また、本発明では次のページに移動する直前の情報が保存されるため、ユーザがフォームなどに入力した情報も保存される。
なお、データを保存する設定をログインするユーザ毎に管理することで、コンピュータ100を操作するユーザごとにデータの保存条件や保存したデータの表示タイミングを自在に変更できるように構成してもよい。
【0047】
〔その他の実施例〕
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【符号の説明】
【0048】
100 コンピュータ
110 ブラウザ
115 ブラウザ用プラグイン
120 専用プリンタドライバ
130 データ保存領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して情報を取得可能な情報処理装置であって、
ネットワークを介して取得した前記情報を表示手段に表示する表示制御手段と、
前記表示制御手段からの印刷指示に基づき前記表示手段に表示された情報の印刷情報を生成する生成手段とを備え、
前記生成手段は、生成した印刷情報を記憶手段に保存することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示手段に表示される情報の保存条件を設定する設定手段を備え、
前記表示制御手段は、前記情報の解析結果と前記設定手段により設定された前記保存条件とに従って、前記生成手段に対して前記情報の印刷指示を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報の取得先が変更されたかどうかを判断する判断手段を備え、
前記判断手段が前記情報の取得先が変更されたと判断した場合、前記表示制御手段は、前記記憶手段に保存された情報を前記表示手段に一覧表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生成手段は、前記情報と前記表示手段に表示された当該情報に対してユーザが入力した情報とから中間ファイル形式の印刷情報を生成することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記保存条件は、全てのページ、特定セッションモードのページ、或いは特定情報書込モードのページを選択可能とすることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項6】
ネットワークを介して情報を取得可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、
ネットワークを介して取得した前記情報を表示手段に表示する表示制御工程と、
前記表示制御工程からの印刷指示に基づき前記表示手段に表示された情報の印刷情報を生成する生成工程とを備え、
前記生成工程は、生成した印刷情報を記憶手段に保存することを特徴とするデータ処理方法。
【請求項7】
前記表示手段に表示される情報の保存条件を設定する設定工程を備え、
前記表示制御工程は、前記情報の解析結果と前記設定工程により設定された前記保存条件とに従って、前記生成工程に対して前記情報の印刷指示を行うことを特徴とする請求項6記載のデータ処理方法。
【請求項8】
前記情報の取得先が変更されたかどうかを判断する判断工程を備え、
前記判断工程が前記情報の取得先が変更されたと判断した場合、前記表示制御工程は、前記記憶手段に保存された情報を前記表示手段に一覧表示することを特徴とする請求項6記載のデータ処理方法。
【請求項9】
前記生成工程は、前記情報と前記表示手段に表示された当該情報に対してユーザが入力した情報とから中間ファイル形式の印刷情報を生成することを特徴とする請求項6記載のデータ処理方法。
【請求項10】
前記保存条件は、特定セッションモードのページ、或いは特定の情報書込モードのページを選択可能とすることを特徴とする請求項7記載のデータ処理方法。
【請求項11】
請求項6乃至10のいずれか1項に記載のデータ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate