説明

情報処理装置、動画再生方法、およびプログラム

【課題】動画の再生状態に応じて高画質化処理を制御することの可能な情報処理装置、動画再生方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】高画質化処理部22は、画像を表示するために確保された表示画像サイズや表示アプリケーションの状態等の表示情報と、画像解像度や既定画像サイズ等の画像情報と、に基づいて、高画質化処理を行う。表示画像サイズを拡大して、動画を再生する時や、フルスクリーンで再生する時等、ユーザによる設定変更なしに高画質化が必要と思われる時は自動的に処理を有効にすることができる。また、視覚的に高画質化の効果が認識できない場合や、平行して行っている他の作業の優先度が高い場合等には、高画質化処理を無効にすることでCPUに対する負荷を低減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、動画再生方法、およびプログラムに関し、特に動画の高画質化処理に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、MPEG(Moving Picture Expert Group)規格等に準拠した符号化方式で圧縮された動画像を復号し再生することの可能な、パーソナルコンピュータ(以下PCと称する)が広く普及している。近年、CPUの処理能力が向上してきているため、PCでDVD等の映像再生を行う際は、ソフトウェアで圧縮データを復号化するソフトウェアデコーダを利用した方式が主流になっている。また、映像をより高品質に再現するために通常の表示プロセッサ以外に高画質化のための専用ハードウェアや、ソフトウェアによる高画質化機能を付加したものが採用されている。特許文献1には、映像信号を高画質化するための映像処理を行う映像処理コントローラを有する情報処理装置が開示されている。各種の補正パラメータを元に、表示装置に応じた高画質化処理を行うことで、表示装置の特性に関わらずより忠実な色再現性を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−340954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の発明では、高画質化処理が不要な場合や高画質化処理の効果が視覚的に有効でない時にも、処理を行ってしまうため、CPU使用率が増大する。そのため、動画再生アプリケーションと同時に使用している他のアプリケーションの動作が遅くなったり、他のアプリケーションの影響で再生される映像がコマ落ちする等の問題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、動画の再生状態に応じて高画質化処理を制御することの可能な情報処理装置、動画再生方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は、動画データを再生する第1のアプリケーションと、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションと、前記第1のアプリケーションが前記第2のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を行い、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を制限する画質制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために本発明に係る動画再生方法は、動画データを再生する第1のアプリケーション、および前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのいずれかを実行するステップと、前記第1のアプリケーションが前記第2のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を行い、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を制限するステップと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、動画の再生状態に応じて高画質化処理を制御することの可能な情報処理装置、動画再生方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係るノート型コンピュータ1を示す外観斜視図。
【図2】本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施形態に係る情報処理装置の高画質化処理機能を示すブロック図。
【図4】本発明の実施形態に係る情報処理装置の動画再生アプリケーションを示す図。
【図5】動画再生アプリケーションにより動画をフルスクリーン表示した状態を示す図。
【図6】動画再生アプリケーションによる他の動画表示状態を示す図。
【図7】動画再生アプリケーションを他のアプリケーションとともに使用する場合の表示状態を示す模式図。
【図8】本発明の実施形態に係る情報処理装置の高画質化処理の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施形態では情報処理装置としてノート型コンピュータ1を例に説明する。
【0011】
図1は本発明の実施形態に係るノート型コンピュータ1を示す外観斜視図である。ノート型コンピュータ1は本体2を備え、本体2にはディスプレイユニット3がヒンジ部4を介して回動可能に取り付けられている。本体2内には複数の電子部品を搭載した回路基板が収容されている。本体2の前上面2aにはタッチパッド5が取り付けられ、本体2の後上面2bにはキーボード7が取り付けられている。
【0012】
図2は本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。ノート型コンピュータ1には、CPU10、ノースブリッジ11、主メモリ(RAM)12、GPU13、VideoRAM14、ディスプレイ15、サウスブリッジ16、ハードディスクドライブ(HDD)17、ROMDrive18、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)19、およびタッチパッド5、キーボード7等が設けられている。
【0013】
CPU10は、ノート型コンピュータ1の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。このCPU10は、HDD17から主メモリ(RAM)12にロードされる、オペレーティングシステムおよび各種アプリケーションプログラム/ユーティリティプログラムを実行する。主メモリ(RAM)12は、各種データバッファの格納にも用いられる。
【0014】
ノースブリッジ11は、CPU10のローカルバスとサウスブリッジ16との間を接続するブリッジデバイスである。また、ノースブリッジ11は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してGPU13との通信を実行する機能も有している。さらに、ノースブリッジ11には、主メモリ(RAM)12を制御するメモリコントローラも内蔵されている。
【0015】
GPU13は、VideoRAM14上のフレームデータをLCD15に出力するための表示用プロセッサである。VideoRAM14はLCD15に表示するフレームデータを格納する。
【0016】
サウスブリッジ16は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスおよびLPC(Low Pin Count)バスにそれぞれ接続されている。
【0017】
HDD17は、OSや各種のアプリケーションプログラムを格納する。ROMDrive18はDVD等の記憶媒体から映像データを読み出す。
【0018】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)19は、電源管理のためのエンベデッドコントローラと、タッチパッド5およびキーボード7などを制御するキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。
【0019】
図3は本発明の実施形態に係る情報処理装置の高画質化処理機能を示すブロック図である。HDD17等の記憶装置20から読み出された動画データは画像復号化部21へ送られる。画像復号化部21では圧縮された動画データを展開し復号する。復号された動画データは高画質化処理部22へ送られる。一方、表示情報取得部23で取得された表示情報と、画像情報取得部24で取得された画像情報とは、高画質化判定部25へと送られる。表示情報とは、例えば画像を表示するために確保された表示画像サイズや表示アプリケーションの状態等である。画像情報とは、例えば、画像復号化部により取り出される画像解像度や既定画像サイズ等の情報である。取得された表示情報と画像情報とに基づいて、高画質化判定部25は、動画データの高画質化を行うか否かを判定し、判定結果を高画質化処理部22に通知する。高画質化判定部25により高画質化が必要であると判定された時は、高画質化処理部22は復号された動画データの高画質化処理を行う。高画質化処理部22は例えば、画像フレームの各画素の輝度成分、色差成分に対して画質補正処理を行う。高画質化処理を行った動画データは表示処理部26へと送られる。表示処理部26は動画データの拡大縮小や、フレームの重ね合わせを行うとともに、フレームデータをLCD15等の表示装置27へ出力する。
【0020】
図4は本発明の実施形態に係る情報処理装置の動画再生アプリケーションを示す図である。図5は本発明の実施形態に係る情報処理装置の動画再生アプリケーションにより動画をフルスクリーン表示した状態を示す図である。図6は本発明の実施形態に係る情報処理装置の動画再生アプリケーションによる他の動画表示状態を示す図である。図7は動画再生アプリケーションを他のアプリケーションとともに使用する場合の表示状態を示す模式図である。
【0021】
図4乃至図7は動画の表示画像サイズに応じた画面構成を示している。図4は動画再生アプリケーションにより所定の大きさで表示する状態を示している。特別な操作を行わない場合は、動画を再生すると既定画像サイズに応じた表示画像サイズを設定する。再生された動画は既定画像サイズに応じた表示画像サイズによって表示装置27に表示される。ユーザの操作によって、表示画像サイズが拡大されて動画が表示される時は、高画質化処理を行うことが望まれる。
【0022】
一方、図5は動画の表示画像サイズを最大とした場合、すなわち表示画像サイズを表示装置の表示可能な領域と同じ大きさになるようにして表示した状態を示す模式図である。一般に、既定画像サイズは表示画像サイズの最大値よりも小さいため、表示画像サイズを最大とするフルスクリーン表示をすると画質の粗さが目立つことになる。そのため、動画をフルスクリーンで再生する時は、高画質化処理を行い、より精細な画像を提供されることが望まれる。
【0023】
一方、図6は動画再生アプリケーションの再生状態をながら見モードとした場合を模式的に示している。表示装置の画面一端に動画再生アプリケーションを縮小して固定し、動画を再生しながら画面上で他の作業をすることが可能となる。この時、動画は縮小して表示されるので、高画質化処理をしなくても、画像の粗さは目立たない場合が多い。また、高画質化をしても、その効果を視覚的に認識できないこともある。そのため、高画質化処理は行う必要がない。高画質化処理を行わないので、CPUに対する負荷を軽減することができる。
【0024】
また、図7に示すように、動画再生アプリケーションを使用している場合であっても、動画再生アプリケーションの上から、文書作成アプリケーション等を使用している時は、動画再生アプリケーションの優先順位は低いと考えられるため、高画質化処理を行わなくても良い。すなわち、動画再生アプリケーションがメインアプリケーションとして選択されていない時は、高画質化処理を行わないことで、CPUに対する負荷を軽減することができる。上記の基準以外で高画質化処理を行うか、行わないかの判断をしても良い。
【0025】
図8は本発明の実施形態に係る情報処理装置の高画質化処理の動作を示すフローチャートである。動画再生アプリケーションを起動して動画を再生する時、まず動画の圧縮データを取得し、圧縮データの復号化を行う(ステップ1)。動画の圧縮データを復号したら、動画の既定画像サイズを取得し、動画データを再生する際の、画像サイズを設定する(ステップ2)。動画データに予め定められている既定画像サイズと、現在設定されている画像サイズとが異なる場合は現在設定されている画像サイズに変更する。動画データを再生する際の、画像サイズを設定したら(ステップ2)、動画再生アプリケーションの表示画像サイズを設定する(ステップ3)。表示画像サイズは、ユーザの設定により予め定められていた既定サイズとなるようにしても良いし、動画データの既定画像サイズに基づいて設定しても良い。表示画像サイズを設定したら、動画データを再生する(ステップ4)。動画データが再生されたら、ユーザは動画再生アプリケーションを操作することにより、表示画像サイズを変えることができる。動画データが再生されたら、まず表示画像サイズがフルスクリーンサイズであるか判断する(ステップ5)。表示画像サイズがフルスクリーンサイズでない時は(ステップ5のNo)、表示画像サイズが画像サイズ以上であるかどうか判断する(ステップ6)。表示画像サイズが画像サイズよりも小さい場合は(ステップ6のNo)、特別な処理は行わず、再生される動画データを表示装置27に表示する。表示画像サイズがフルスクリーンサイズである場合(ステップ5のYes)、表示画像サイズが画像サイズ以上である場合(ステップ6のYes)、動画再生アプリケーションが選択されているかどうかを判断する(ステップ7)。表示画像サイズがフルスクリーンサイズである場合(ステップ5のYes)、画像サイズが表示画像サイズ以下である場合(ステップ6のYes)、でありユーザが動画再生アプリケーションを優先的に使用している時は(ステップ7のYes)、ユーザにとって高画質化処理が有効であるため、高画質化処理を行う(ステップ8)。ユーザが動画再生アプリケーションにより動画を再生している時であっても、動画再生アプリケーションの上から、文書作成アプリケーション等を使用している時は、動画再生アプリケーションの優先順位は低いと考えられるため、
高画質化処理を行わなくても良い。すなわち、動画再生アプリケーションがメインアプリケーションとして選択されていない時は、高画質化処理を行わないことで、CPUに対する負荷を軽減することができる。
【0026】
ユーザが動画再生アプリケーションを優先的に使用している時は(ステップ7のYes)、高画質化処理を行い(ステップ8)、再生される動画を表示装置27に表示する(ステップ9)。一方、動画再生アプリケーションがメインアプリケーションとして選択されておらず、動画再生アプリケーションの優先順位が低い時は(ステップ7のNo)、動画データの高画質化処理を行わずにそのまま表示する(ステップ9)。
【0027】
以上の説明のように、ユーザによる設定変更なしに高画質化が必要と思われる時は自動的に処理を有効にすることができる。また、視覚的に高画質化の効果が認識できない場合や、平行して行っている他の作業の優先度が高い場合等には、高画質化処理を無効にすることでCPUに対する負荷を低減することができる。
【0028】
本発明を実施した場合、動画の再生状態に応じて高画質化処理を制御することの可能な情報処理装置および動画再生方法を提供することができる。
【0029】
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。
【0030】
以下に、原出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]符号化された動画データを復号する復号手段と、
前記復号手段により復号された前記動画データを再生する再生手段と、
前記再生手段により再生される動画データを表示する表示手段と、
前記動画データから既定画像サイズを取得する画像サイズ取得手段と、
前記表示手段により表示される前記動画データの表示画像サイズを取得する表示画像サイズ取得手段と、
前記画像サイズ取得手段により取得された前記既定画像サイズと前記表示画像サイズ取得手段により取得された前記表示画像サイズとに基づいて前記再生される動画の画質を制御する画質制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[2]前記表示手段により表示される前記動画データの前記表示画像サイズが、前記既定画像サイズより大きい時、前記画質制御手段は、前記動画データの高画質化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
[3]前記表示手段により表示される前記動画データの前記表示画像サイズが、前記表示手段により表示可能な領域と等しい時、前記画質制御手段は、前記動画データの高画質化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
[4]前記画質制御手段により高画質化処理を行うか否かを判定する判定手段を有し、前記表示手段により表示される前記動画データの前記表示画像サイズが、前記既定画像サイズより小さい時、前記画質制御手段は、前記動画データの高画質化処理を禁止することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
[5]前記動画データを再生する第1のアプリケーションと、
前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションと、を有し、
前記第1のアプリケーションが実行されている時、前記画質制御手段は、前記動画データの高画質化処理を行うことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
[6]前記動画データを再生する第1のアプリケーションと、
前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションと、を有し、
前記第2のアプリケーションが実行されている時、前記画質制御手段は、前記動画データの高画質化処理を禁止することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
[7]符号化された動画データを復号し、
復号された前記動画データを再生し、
再生された前記動画データを表示し、
前記動画データの既定画像サイズを取得し、
表示される前記動画データの表示画像サイズを取得し、
取得された前記既定画像サイズと前記表示画像サイズとに基づいて前記再生される動画データの画質を制御することを特徴とする動画再生方法。
[8]表示される前記動画データの前記表示画像サイズが、前記既定画像サイズより大きい時、前記動画データの高画質化処理を行うことを特徴とする請求項7記載の動画再生方法。
[9]表示される前記動画データの前記表示画像サイズが表示可能な領域と等しい時、前記動画データの高画質化処理を行うことを特徴とする請求項7記載の動画再生方法。
[10]表示される前記動画データの前記表示画像サイズが、前記既定画像サイズより小さい時、前記動画データの高画質化処理を禁止することを特徴とする請求項7記載の動画再生方法。
[11]前記動画データを再生する第1のアプリケーションと、
前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションと、を有し、
前記第1のアプリケーションが実行されている時、前記動画データの高画質化処理を行うことを特徴とする請求項10記載の動画再生方法。
[12]前記動画データを再生する第1のアプリケーションと、
前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションと、を有し、
前記第2のアプリケーションが実行されている時、前記動画データの高画質化処理を禁止することを特徴とする請求項10記載の動画再生方法。
【符号の説明】
【0031】
1…ノート型コンピュータ、2…本体、3…ディスプレイユニット、5…タッチパッド、7…キーボード、10…CPU、11…ノースブリッジ、12…RAM、13…GPU、14…VideoRAM、16…サウスブリッジ、17…HDD、18…ROMDrive、19…EC/KBC、20…記憶装置、21…画像復号化部、22…高画質化処理部、23…表示情報取得部、24…画像情報取得、25…高画質化判定部、26…表示処理部、27…表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画データを再生する第1のアプリケーションと、
前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションと、
前記第1のアプリケーションが前記第2のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を行い、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を制限する画質制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションより優先的に使用されている場合とは、表示画面上において、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションの上側で使用されている場合である
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記画質制御手段は、表示画面上において、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションの上側で使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を制限する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2のアプリケーションの実行による処理が、文書作成処理であることを特徴とする請求項1及至3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2のアプリケーションが、文書作成アプリケーションであることを特徴とする請求項1及至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1のアプリケーションの実行による処理が、動画再生処理であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1のアプリケーションが、動画再生アプリケーションであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
動画データを再生する第1のアプリケーション、および前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのいずれかを実行するステップと、
前記第1のアプリケーションが前記第2のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を行い、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を制限するステップと、
を備えることを特徴とする動画再生方法。
【請求項9】
動画データを再生する第1のアプリケーション、および前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのいずれかを実行するステップと、
前記第1のアプリケーションが前記第2のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を行い、前記第2のアプリケーションが前記第1のアプリケーションより優先的に使用されている場合に、前記動画データの高画質化処理を制限するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−234377(P2011−234377A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−120162(P2011−120162)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【分割の表示】特願2006−169876(P2006−169876)の分割
【原出願日】平成18年6月20日(2006.6.20)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】