説明

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム

【課題】ネットワークサービスを利用可能な操作性の高い情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本技術に係る情報処理装置は、実行部と、生成部と、第1の要求部と、第2の要求部とを具備する。前記実行部は、第1の情報処理を実行することが可能である。前記生成部は、前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する。前記第1の要求部は、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求する。前記第2の要求部は、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、グローバルネットワーク上のサーバが提供するネットワークサービスを利用することが可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット等に接続可能なテレビ受像機やビデオ機器が知られている。例えば特許文献1には、インターネット上のサーバから、現在視聴しているテレビ番組に応じた情報を取得可能なテレビ受像器が記載されている(特許文献1の明細書[0070]、[0071]、図5等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−318475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のテレビ受像器のような、グローバルネットワーク上のサーバが提供するネットワークサービスを利用可能な家電機器等が、今後も普及していくと思われる。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、ネットワークサービスを利用可能な操作性の高い情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る情報処理装置は、実行部と、生成部と、第1の要求部と、第2の要求部とを具備する。
前記実行部は、第1の情報処理を実行することが可能である。
前記生成部は、前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する。
前記第1の要求部は、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求する。
前記第2の要求部は、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する。
【0007】
この情報処理装置では、第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像が生成される。第1のアクセス情報は情報処理装置が具備する実行部にアクセスするための情報であり、これにもとに実行部に第1の情報処理の実行が要求される。第2のアクセス情報はグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための情報であり、これにもとにサーバに第2の情報処理の実行が要求される。このように第1及び第2の情報処理の実行が、第1及び第2のアクセス情報をもとにそれぞれ要求される。これによりユーザの操作性を向上させることができる。
【0008】
前記情報処理装置は、複数のチャンネルの中からユーザにより選択されたチャンネルの番組を受信し、出力する放送信号処理部をさらに具備してもよい。この場合、前記表示画像は、前記番組を表示する表示領域を有してもよい。また前記第1の情報処理は、前記チャンネルの切替処理を含んでもよい。
このように、第1及び第2の情報を有する表示画像に、番組を表示する表示領域が設けられてもよい。例えばユーザにより第1の情報が選択されることで、チャンネル切替処理が実行される。
【0009】
前記第1の情報処理は、前記番組で流れている音楽の解析処理を含んでもよい。
このように、例えばユーザにより第1の情報が選択されることで、番組で流れている音楽の解析処理が実行されてもよい。
【0010】
前記第1及び第2のアクセス情報は、それぞれURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。
このように第1及び第2のアクセス情報としてURLが用いられてもよい。これにより、例えばサーバのURLへのハイパーリンクと、実行部のURLへのハイパーリンクとがともに存在するwebページ等を表示画像として生成することが可能となる。
【0011】
本技術の一形態に係る情報処理方法は、実行部が、第1の情報処理を実行することを含む。
生成部により、前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像が生成される。
第1の要求部により、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行が要求される。
第2の要求部により、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行が要求される。
【0012】
本技術の一形態に係るプログラムは、実行部と、生成部と、第1の要求部と、第2の要求部と、としてコンピュータを機能させる。
前記実行部は、第1の情報処理を実行することが可能である。
前記生成部は、前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する。
前記第1の要求部は、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求する。
前記第2の要求部は、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する。
【0013】
本技術の一形態に係る情報処理システムは、第1の情報処理端末と、第2の情報処理端末とを具備する。
前記第1の情報処理端末は、第1の情報処理を実行することが可能である。
前記第2の情報処理端末は、実行部と、生成部と、第1の要求部と、第2の要求部とを有し、ローカルネットワークを通じて前記第1の情報処理端末と接続可能である。
前記実行部は、前記第1の情報処理端末にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する。
前記第1の要求部は、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記第1の情報処理端末に前記第1の情報処理の実行を要求する。
前記第2の要求部は、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する。
【0014】
このように、第1の情報処理を実行する第1の情報処理端末と、表示画像を生成し第1の情報処理端末及びサーバに情報処理の実行を要求することが可能な第2の情報処理端末とが、ローカルネットワークを介して接続されてもよい。これにより第2の情報処理端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
【0015】
本技術の他の形態に係る情報処理装置は、生成部と、第1の要求部と、第2の要求部とを具備する。
前記生成部は、第1の情報処理を実行することが可能なローカルネットワーク上の情報処理端末にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する。
前記第1の要求部は、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記情報処理端末に前記第1の情報処理の実行を要求する。
前記第2の要求部は、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本技術によれば、ネットワークサービスを利用可能な操作性の高い情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本技術の第1の実施形態に係る情報処理装置を含むネットワークシステムを示す模式的な図である。
【図2】図1に示す情報処理装置の構成例を示す模式的なブロック図である。
【図3】図1に示す情報処理装置のソフトウェア構成例を示す模式的なブロック図である。
【図4】図3に示すWebブラウザにより生成される表示画像の一例を示す模式的な図である。
【図5】第1の実施形態に係るチャンネル切替処理の流れを示す模式的なシーケンス図である。
【図6】第1の実施形態に係る第1の情報処理の流れを示す模式的なシーケンス図である。
【図7】図1に示すインターネット上のサーバによる第2の情報処理の流れを示す模式的なシーケンス図である。
【図8】図4に示す表示画像内の番組Aのタイトル、及び番組Aのサムネイル画像が選択されたときの表示画像を示す模式的な図である。
【図9】図4に示す表示画像内の番組Aの出演者の名前が選択されたときの表示画像を示す模式的な図である。
【図10】図4に示す表示画像内の番組Aに関連する作品のサムネイル画像、当該作品のタイトル、及び番組Aで流れている音楽(BGM)のタイトル、当該音楽のサムネイル画像が選択されたときの表示画像を示す模式的な図である。
【図11】図4に示す表示画像内の番組Aに関連するコメントが選択されたときの表示画像を示す模式的な図である。
【図12】本技術の第2の実施形態に係る情報処理装置及び情報処理システムを含むネットワークシステムを示す模式的な図である。
【図13】図12に示す情報処理システムの動作の一例を説明するための図であり、携帯端末を示す模式的な図である。
【図14】図4に示す表示画像の変形例を示す模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0019】
<第1の実施形態>
図1は、本技術の第1の実施形態に係る情報処理装置を含むネットワークシステムを示す模式的な図である。
【0020】
ネットワークシステム100は、グローバルネットワークとしてのインターネット10と、インターネット10に接続可能な本実施形態に係る情報処理装置200を有する。またネットワークシステム100は、インターネット10を介して情報処理装置200にネットワークサービスを提供することが可能な複数のサーバ300を有する。
【0021】
インターネット10は、典型的には、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を利用したネットワークである。しかしながら他のプロトコルを利用したグローバルネットワークが用いられてもよい。
【0022】
サーバ300から情報処理装置200に提供されるネットワークサービスとしては、例えば映画や音楽等のコンテンツの提供、ニュース等の情報の提供、オンライン掲示板の運営、オンラインチャットの仲介、ゲームの提供等がある。しかしながらこれらのものに限定されず、種々のネットワークサービスが提供されてよい。
【0023】
例えばサーバ300は、WWW(World Wide Web)システムを用いて、インターネット10上に、複数のWebページからなるWebサイトを公開する。Webページは、HTML(Hyper Text Markup Language)文書であり、文書内には画像や音楽等の情報や他のWebページへのハイパーリンク等が埋め込まれている。またWebページには、例えばWebページのデザイン性を向上させるためのスタイルシート、及びHTMLだけでは実現できない機能を発揮させるためのスクリプト等が用いられる。本実施形態では、スクリプトを記載するスクリプト言語として、Java(登録商標)Scriptが用いられるが、これに限定されるわけではない。
【0024】
情報処理装置200は、例えばサーバ300へのアクセス情報をもとに、Webサイトのトップページ(Webページの1つ)をリクエストする。リクエストを受けたサーバ300は、トップページを表すHTML文書やトップページを構成するための画像データ等をレスポンスとして情報処理装置200に送信する。
【0025】
本実施形態では、サーバ300へのアクセス情報としてURL(Uniform Resource Locator)が用いられる。そして当該URLをもとにしたリクエストが情報処理装置200からサーバ300に送信される。
【0026】
上記したWebページ取得のリクエストに限られず、情報処理装置200からサーバ300に、URLをもとにした種々のリクエストが送信される。当該リクエストをもとにサーバ300により種々の情報処理が実行される。
【0027】
例えばコンテンツやプログラム等の格納位置を示すURLをもとに、当該コンテンツの送信処理やプログラムの実行処理等がサーバ300に要求される。これによりサーバ300から情報処理装置200に、種々のネットワークサービスが提供される。
【0028】
このように本実施形態では、サーバ300にアクセスするためのURL(第2のアクセス情報)をもとに、サーバ300に所定の情報処理(第2の情報処理)の実行が要求される。
【0029】
本実施形態では、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により、サーバ300と情報処理装置200との間でデータ通信が行われる。すなわち情報処理装置200からサーバ300に、URLをもとにHTTPリクエストが送信される。それに応答して、サーバ300から情報処理装置200にHTTPレスポンスが送信される。
【0030】
しかしながらインターネット10上で用いられる通信プロトコルや通信方式等は特に限定されず、種々のものが用いられてよい。またインターネット10上のサーバ300の数も限定されない。
【0031】
[情報処理装置の構成]
図2は、本実施形態に係る情報処理装置200の構成例を示す模式的なブロック図である。情報処理装置200としては、例えばPC(Personal Computer)等の種々のコンピュータが用いられる。例えばインターネット10に接続可能なテレビ受像器やBD(Blu-ray Disc)レコーダ等が用いられてもよい。
【0032】
情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、入出力インターフェース205、及び、これらを互いに接続するバス204を備える。
【0033】
CPU201は、必要に応じてRAM203等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら情報処理装置200の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM202は、CPU201に実行させるOS(Operating System)、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM203は、CPU201の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
【0034】
入出力インターフェース205には、表示部206、入力部207、記憶部208、通信部209、チューナ部210、ドライブ部211等が接続される。
【0035】
表示部206は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
【0036】
入力部207は、例えばコントローラ、ポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。入力部207がタッチパネルを含む場合、そのタッチパネルは表示部206と一体となり得る。
【0037】
記憶部208は、不揮発性の記憶デバイスであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、その他の固体メモリである。
【0038】
チューナ部210は、例えば地上デジタルテレビジョン放送、CSデジタル放送、BSデジタル放送など、放送局から配信されてくる番組のコンテンツデータを受信し、ビデオ信号およびオーディオ信号の復調などを行う。
【0039】
例えば入力部207としてのリモートコントローラにより、複数のチャンネルから所定のチャンネルが選択される。チューナ部210は、ユーザにより選択されたチャンネルの番組を受信し、表示部206に出力する。チューナ部210は、本実施形態において放送信号処理部として機能する。
【0040】
ドライブ部211は、例えば光学記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気記録テープ、フラッシュメモリ等、リムーバブルの記録媒体212を駆動することが可能なデバイスである。これに対し上記記憶部208は、主にリムーバブルでない記録媒体を駆動する、情報処理装置200に予め搭載されたデバイスとして使用される場合が多い。
【0041】
通信部209は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等に接続可能な、他のデバイスと通信するためのモデム、ルータ、その他の通信機器である。通信部209は、有線及び無線のどちらを利用して通信するものであってもよい。通信部209は、情報処理装置200とは別体で使用される場合が多い。
【0042】
図3は、情報処理装置200のソフトウェア構成例を示す模式的なブロック図である。図3に示す各ブロックは、図2に示すROM102や記憶部108等に記憶されたプログラム等のソフトウェア資源と、CPU201等の各ハードウェア資源とが協働することにより実現される。
【0043】
本実施形態に係る情報処理装置200では、放送局から配信される番組の視聴と、ネットワークサービスの利用とが、シームレスに体験可能となる。例えばユーザにより入力された検索ワードをもとに、放送番組と、インターネット10上のWebサイト等とが、シームレスに検索される。また、放送番組の視聴をしながら、当該番組についての情報や関連するコンテンツ等をインターネット10から取得することができる。
【0044】
その他、本実施形態に係る情報処理装置200では、後述するような操作性の高いネットワークサービスの利用が可能となる。そのために情報処理装置200は、図3に示すように、サービス部220と、フレームワーク230とを有する。
【0045】
サービス部220は、Webブラウザ221と、HTTPサーバ222と、複数のプラグイン223とを有する。フレームワーク230は、選局モジュール231と、チャンネル検出モジュール232と、音楽(BGM)解析モジュール233とを含む、複数のソフトウェアモジュール234を有する。
【0046】
Webブラウザ221は、プロトコルスタックと、HTMLエンジンと、描画処理部と、スクリプト言語処理エンジンとを有する(いずれも図示なし)。プロトコルスタックは、インターネット10を介した通信のために用いられる。HTMLエンジンは、HTML文書でなるWebページを解釈する。描画処理部は、Webページを解釈して表示画像を生成し表示部206に出力する。スクリプト言語処理エンジンは、Webページ内のスクリプト言語を処理する。本実施形態において、Webブラウザ221は生成部として機能する。
【0047】
このWebブラウザ221により、インターネット10上のサーバ300に、URLをもとにHTTPリクエストが送信される。そしてWebブラウザ221は、サーバ300からのHTTPレスポンスを受信して所定の処理を実行する。
【0048】
またWebブラウザ221は、HTTPサーバ222にアクセスするためのアクセス情報としてのURL(第1のアクセス情報)をもとに、当該HTTPサーバ222に所定の情報処理(第1の情報処理)の実行を要求する。
【0049】
すなわちWebブラウザ221により、HTTPサーバ222に、URLをもとにHTTPリクエストが送信される。Webブラウザ221は、本実施形態において、第1及び第2の要求部として機能する。
【0050】
HTTPサーバ222へのアクセス情報として用いられるURLとしては、例えば「localhost」や「ローカル・ループバック・アドレス(127.0.0.1)」等を含む、以下のようなものが用いられる。
http://127.0.0.1:{ポート番号}/{API名}・・・・
http://localhost:{ポート番号}/{API名}・・・・
【0051】
HTTPサーバ222は、上記したようなURLをもとにしたリクエストを受信し、当該URLを解釈して、要求された第1の情報処理を実行する。そしてその処理結果をレスポンスとしてWebブラウザ221に送信する。HTTPサーバ222は、本実施形態において、実行部として機能する。
【0052】
ここでHTTPサーバ222による第1の情報処理の実行動作について説明する。図3に示すように本実施形態では、複数のプラグイン223が設定されている。このプラグイン223は、API(Application Program Interface)として用いられる。
【0053】
HTTPサーバ222は、URLに含まれる{API名}をもとに所定のプラグインに処理を委譲する。そうするとプラグイン223から、フレームワーク230内の所定のソフトウェアモジュール234に操作が要求される。要求を受けたソフトウェアモジュール234は、所定のソフトウェア又はデバイスを操作する。このようにしてHTTPサーバ222による第1の情報処理の実行が行われることになる。
【0054】
なお、第1の情報処理の実行動作が上記したものに限定されるわけではない。
【0055】
[情報処理装置の動作]
本実施形態に係る情報処理装置200の動作について説明する。図4は、本実施形態においてWebブラウザ221により生成される表示画像の一例を示す模式的な図である。
【0056】
本実施形態では、ユーザにより入力部207としてのリモートコントローラを介して、本技術に係るアプリケーション実行の指示が入力される。そうすると、例えば図3に示すようにインターネット10上の所定のサーバ305から、情報処理装置200に、本技術に係るアプリケーション実行のためのプログラム350がダウンロードされる。
【0057】
情報処理装置200のWebブラウザ221は、ダウンロードされたプログラム350をもとに、図4に示す表示画像50の生成処理を含む、以下の処理を実行する。なお、アプリケーション実行のためのプログラム350が記憶部208等に予め格納されていてもよい。
【0058】
図4に示すように表示画像50は、ユーザにより選択されたチャンネルの番組Aを表示する表示領域51を有する。また表示画像50には、番組Aに関連する種々の情報が表示される。
【0059】
本実施形態では、表示画像50の下側に、番組Aのタイトル52、番組Aのサムネイル画像53、番組Aの出演者の名前54、番組Aに関連する作品のサムネイル画像55、当該作品のタイトル56が表示される。また表示画像50に、番組Aで流れている音楽(BGM)のタイトル57、当該音楽のサムネイル画像58、番組Aに関連するコメント59が表示される。
【0060】
また表示画像50の右側には、他の番組のリスト60が表示される。すなわち他のチャンネルの番組B〜Hのタイトル61と、当該番組B〜Hのサムネイル画像62、及び番組B〜Hについてのコメント63がそれぞれ表示される。なお番組のサムネイル画像としては、例えば当該番組の1つのシーンの画像が用いられる。あるいは、番組や当該番組を放送する放送局のロゴ等が用いられる。
【0061】
本実施形態では、上記の情報のうち、他のチャンネルの番組のサムネイル画像62に、HTTPサーバ222にアクセスするためのURLがリンクされている。すなわちサムネイル画像62に当該URLへのハイパーリンクが設定されている。従って本実施形態において他のチャンネルの番組のサムネイル画像62は、HTTPサーバ222にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報に相当する。
【0062】
表示画像50内のその他の情報には、インターネット10上のサーバ300にアクセスするためのURLへのハイパーリンクが設定されている。すなわちこれらの情報は、本実施形態において、インターネット10上のサーバ300にアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報に相当する。
【0063】
本実施形態では、ユーザにより他のチャンネルの番組の画像62が選択されると、選択されたチャンネルへの切替処理がHTTPサーバ222により実行される。当該チャンネル切替処理は、第1の情報処理として実行される。この結果、表示画像50の表示領域51に表示される番組が変更される。
【0064】
図5は、そのチャンネル切替処理の流れを示す模式的なシーケンス図である。
【0065】
ユーザ70により視聴を望むチャンネルの番組の画像62がクリックされる。例えば表示画像50上に図示しないポインタ等が存在し、当該ポインタ等が用いられることで画像62がクリックされる。あるいは、画像62が選択対象としてフォーカス表示され、その状態でボタン等が押されることで画像62がクリックされてもよい。これにより画像62にリンクされている選局要求を行うためのハイパーリンクがクリックされる(ステップ101)。
【0066】
Webブラウザ221により、他の番組の画像62にハイパーリンクされたURLをもとに、HTTPリクエストがHTTPサーバ222に出力される(ステップ102)。リクエストを受けたHTTPサーバ222は、URLを解釈して(ステップ103)、所定のプラグイン223に処理を委譲する。そしてプラグイン223から、フレームワーク230内の選局モジュール231に選局操作が要求される(ステップ104)。
【0067】
選局操作の要求を受け付けた選局モジュール231は、選局処理を実行するソフトウェア、または選局処理を実行するデバイス235を操作して選局処理を実行させる(ステップ105)。これによりユーザが視聴したい番組へのチャンネル切替処理(選局処理)が実行される(ステップ106)。
【0068】
なお図5に示す「tuner」が、選局処理を実行するソフトウェアに相当する。そして「SetTopBox」が、選局処理を実行するデバイスに相当する。このようにソフトウェアにより選局処理が実行されてもよいし、デバイスによって選局処理が実行されてもよい。
【0069】
「tuner」又は「SetTopBox」からは、選局処理の結果が、選局モジュール231に返される(ステップ107)。すなわち選局の成功(success)又は失敗(error)を示す情報が選局モジュール231に返される。
【0070】
選局結果は、選局モジュール231からHTTPサーバ222にも送信され、(ステップ108)、それをもとにHTTPサーバ222からWebブラウザ221にHTTPレスポンスが出力される(ステップ109)。
【0071】
HTTPレスポンスを受けたWebブラウザ221は、選局結果をもとに所定の情報処理を実行する(ステップ110)。例えば選局処理成功のレスポンスを受けた場合、切り替えられたチャンネルの番組を表示領域51に表示させる。選局処理失敗のレスポンスを受けた場合、例えばチャンネル切替処理のエラーを示す表示等を表示部206に出力する。
【0072】
なお、HTTPサーバ222により実行される第1の情報処理としては、チャンネル切替処理に限定されない。例えば図3に示すフレームワーク230に含まれるチャンネル検出モジュール232が利用されることで、現在表示領域51に表示されている番組のチャンネルが検出されてもよい。
【0073】
例えば上記したチャンネル切替処理が成功した場合、Webブラウザ221からHTTPサーバ222に、変更された番組のチャンネルの検出処理がリクエストされる。そうするとチャンネル検出モジュール232により所定のソフトウェア又はデバイスが操作され、視聴中のチャンネルの検出処理が実行される。検出処理が成功した場合は、検出されたチャンネルの情報がWebブラウザ221に返される。
【0074】
そしてWebブラウザ221により、当該チャンネルの情報が図3に示すサーバ305等に送信される。この際Webブラウザ221からサーバ305にリクエストも送信される。すなわち、当該チャンネルで現在放送されている番組の情報や当該番組のサムネイル画像、及び番組に関連する種々の情報を取得するためのリクエストが送信される。
【0075】
サーバ305は、番組情報や関連情報等の取得リクエストをもとに、図4に示す表示画像50が生成されるために必要な種々の情報をWebブラウザ221に返す。これにより、表示領域51に新たに表示された番組をもとにした表示画像50がWebブラウザ221により生成される。すなわち当該新たに表示された番組に関連する情報が表示された表示画像50が生成される。
【0076】
このチャンネル検出処理は、本技術に係るアプリケーションが実行されて最初に表示画像50が生成されるときにも実行される。この場合、ユーザ70によりアプリケーションの実行の指示があったときに、Webブラウザ221からHTTPサーバ222にチャンネル検出のリクエストが送信される。
【0077】
HTTPサーバ222からはWebブラウザ221に、検出されたチャンネル情報が返される。Webブラウザ221は、チャンネル情報を、種々のリクエストとともにインターネット10上のサーバ305に送信する。
【0078】
サーバ305からはアプリケーションプログラム350や表示画像50生成のための画像等の情報がWebブラウザ221に返される。またWebブラウザ221が表示画像50を生成するために必要な情報を格納する他のサーバ300のURL等が返されてもよい。これらをもとにWebブラウザ221により表示画像50が生成される。
【0079】
このように表示画像50にハイパーリンクされたURLが選択される場合に限られず、Webブラウザ221からHTTPサーバ222にリクエストが送信されてもよい。
【0080】
また例えば、フレームワーク230に含まれるBGM解析モジュール233が利用されることで、表示領域51に表示されている番組で流れている音楽の解析処理が実行されてもよい。
【0081】
本実施形態では、BGM解析モジュール233により、流れている音楽に対応する文字列が解析結果として生成される。その解析結果がWebブラウザ221に返される。
【0082】
Webブラウザ221は、受け取った解析結果をインターネット10上の所定のサーバ300にリクエストとともに送信する。そうするとサーバ300は、解析結果の文字列に対応するBGMの情報を取得して当該情報をWebブラウザ221に返す。
【0083】
このようにしてBGMの情報が取得され、これをもとに表示領域51に表示されている番組で流れている音楽のタイトル57や当該音楽のサムネイル画像58が表示画像50に表示される。なお音楽のサムネイル画像58等を取得するために、改めてサーバ305等にリクエストが送信されてもよい。
【0084】
このように、HTTPサーバ222により実行される第1の情報処理としてどのような情報処理が実行されてもよい。例えば記憶部208等に記憶された所定のアプリケーションの起動処理が第1の情報処理として実行されてもよい。
【0085】
本実施形態では、例えばJava(登録商標)Script等により、図3に示すプラグイン223が適宜生成される。そして当該プラグイン223を介してフレームワーク230内のソフトウェアモジュール234が適宜利用される。これにより第1の情報処理として実行される情報処理を適宜設定することが可能となる。
【0086】
図6は、本実施形態に係る第1の情報処理の流れを示す模式的なシーケンス図である。ユーザ70により、情報処理装置200の内部への操作要求を行うハイパーリンクがクリックされる(ステップ201)。例えばHTTPサーバ222へのアクセス情報としてのURLがハイパーリンクされた画像や文字等が選択される。あるいは表示画像50上にURLがそのまま記載されており、当該URLがクリックされてもよい。
【0087】
Webブラウザ221により、URLをもとに、HTTPリクエストがHTTPサーバ222に出力される(ステップ202)。リクエストを受けたHTTPサーバ222は、URLを解釈して(ステップ203)、所定のプラグイン223に処理を委譲する。そしてプラグイン223から、フレームワーク230内の所定のソフトウェアモジュール234に操作が要求される(ステップ204)。
【0088】
操作要求を受け付けたソフトウェアモジュール234は、処理を実行するソフトウェア、または処理を実行するデバイス235を操作して処理を実行させる(ステップ205、ステップ206)。
【0089】
操作対象のソフトウェア又はデバイス235からは、処理結果が、ソフトウェアモジュール234に返される(ステップ207)。処理結果は、例えば処理の成功(success)又は失敗(error)を示す情報である。あるいはHTTPサーバ222にリクエストされた第1の情報処理が所定の情報の取得である場合、当該取得された情報等が処理結果として返される。
【0090】
処理結果は、ソフトウェアモジュール234からHTTPサーバ222にも送信され、(ステップ208)、それをもとにHTTPサーバ222からWebブラウザ221にHTTPレスポンスが出力される(ステップ209)。
【0091】
HTTPレスポンスを受けたWebブラウザ221は、処理結果としての戻り値(成功や失敗を示す情報や取得された情報等)をもとに所定の情報処理を実行する(ステップ210)。
【0092】
なお、HTTPサーバ222による第1の情報処理の実行のためのソフトウェア構成やシーケンス等は、図3や図6等に示すものに限定されない。例えばプラグイン223等が用いられなくてもよい。第1の情報処理の実行のために任意のソフトウェア又はハードウェア等が適宜用いられてよい。
【0093】
図7は、インターネット10上のサーバ300による第2の情報処理の流れを示す模式的なシーケンス図である。ここでは、ユーザ70が、所定のWebサイトのトップページを表示させたい場合を例として説明する。
【0094】
ユーザ70により、インターネット10上のサーバ300への操作要求を行うハイパーリンクがクリックされる(ステップ301)。例えば図4に示す番組Aのタイトル52等がクリックされる。なおハイパーリンクされるURLは、WebサイトのトップページのURLである。
【0095】
Webブラウザ221により、当該URLをもとに、インターネット10上のHTTPサーバ320にHTTPリクエストが送信される(ステップ302)。リクエストを受けたHTTPサーバ320は、URLを解釈して(ステップ303)、バックエンドのサーバ325に操作が要求される(ステップ304)。
【0096】
なお、HTTPサーバ320及びバックエンドサーバ325は、図1等に示すインターネット10上のサーバ300に含まれるものである。例えば1つの端末により、HTTPサーバ320及びバックエンドサーバ325が実現されてもよい。あるいはインターネット10やLAN等のネットワークを通じて接続された複数の機器により、HTTPサーバ320及びバックエンドサーバ325がそれぞれ別個に実現されてもよい。この場合、当該複数の機器がサーバ300として機能する。
【0097】
操作要求を受け付けたバックエンドサーバ325は、第2の情報処理を実行する(ステップ305)。これによりWebページのトップページを示すHTML文章等を含むファイルが取得される。
【0098】
バックエンドサーバ325から、処理結果が、インターネット10上のHTTPサーバ320に返される(ステップ306)。処理結果は、例えば取得されたファイル、もしくはファイル取得の失敗(error)を示す情報等である。
【0099】
処理結果は、HTTPサーバ320から、情報処理装置200が有するWebブラウザ221にHTTPレスポンスとして送信される(ステップ307)。HTTPレスポンスを受けたWebブラウザ221は、処理結果としての戻り値をもとに所定の情報処理を実行する(ステップ308)。ここでは、Webサイトのトップページの表示等が実行される。
【0100】
なおインターネット10上のサーバ300により実行される第2の情報処理は全く限定されない。情報処理装置200に種々のネットワークサービスを提供するための種々の情報処理が第2の情報処理として適宜実行されてよい。
【0101】
ここで、図4に示す表示画像50に表示された第2の情報が選択されたときの、情報処理装置200の動作例を示す。
【0102】
図8は、表示画像50内の番組Aのタイトル52、及び番組Aのサムネイル画像53が選択されたときの表示画像50を示す模式的な図である。本実施形態では、番組Aのタイトル52及び番組Aのサムネイル画像53に、番組AのWebサイトのトップページ80のURLがリンクされている。あるいは、番組Aを放送する放送局のWebサイト内の番組Aに関するページのURLがリンクされていてもよい。
【0103】
図8に示すように、番組Aのタイトル52等がクリックされると、表示画像50の右側の領域81に、番組AのWebサイトのトップページ80が表示される。これによりユーザは、番組Aの情報をさらに詳しく調べることができ、番組Aの視聴を十分に楽しむことができる。
【0104】
例えばユーザのコンテンツに対する理解や感情移入が深まることが期待される。また番組作成者とユーザとの間で知識範囲や興味領域の差があるために、ユーザが理解できないような表現が番組内で行われることがある。そのような場合でも、例えば番組のWebサイト等から十分な知識を取得することができ、番組作成者の意図等を十分に把握しながら番組を視聴することが可能となる。
【0105】
図9は、表示画像50内の番組Aの出演者の名前54が選択されたときの表示画像50を示す模式的な図である。
【0106】
本実施形態では、例えば出演者の名前54には、キーワードに基づいて検索処理を実行することが可能な検索エンジンを有するサーバ300へのURLがリンクされている。さらに出演者Aをキーワードとして検索された結果のページのURLがリンクされる。このURLは、例えば出演者Aがクリックされたときに生成される。他の出演者B、Cについても同様に、当該出演者B、Cについての検索結果のページのURLがリンクされる。
【0107】
図9に示すように、出演者A等がクリックされると、表示画像50の右側の領域81に、出演者Aをキーワードとした検索結果を示すWebページ82が表示される。これによりユーザは、例えば出演者Aのプロフィールや他の出演作等の情報等を取得することが可能となる。すなわち出演者Aの情報をさらに詳しく調べることができ、番組Aの視聴を十分に楽しむことができる。
【0108】
図10は、表示画像50内の番組Aに関連する作品のサムネイル画像55、当該作品のタイトル56、及び番組Aで流れている音楽(BGM)のタイトル57、当該音楽のサムネイル画像58が選択されたときの表示画像50を示す模式的な図である。
【0109】
本実施形態では、上記の画像等には、映像や音楽等のコンテンツをオンライン購入することが可能なWebサイトのURLがリンクされている。このようなWebサイトでは、ユーザによりコンテンツが指定され所定の購入操作が実行される。購入されたコンテンツは、例えばストリーミング形式やダウンロード形式等により情報処理装置200に提供される。あるいはコンテンツが記録されたBDやDVD等がオンライン購入されてもよい。
【0110】
図10に示すように、番組Aに関連する作品のサムネイル画像55等がクリックされると、表示画像50の右側の領域81に、コンテンツを購入可能なWebサイトのWebページ83が表示される。このWebページ83は、番組Aに関連した作品や番組Aに流れているBGMを購入するためのページである。
【0111】
図10に示すように、Webページ83には、他の関連商品についての情報84も表示されている。これによりユーザは、番組Aに関連するコンテンツを購入することが可能となり、番組Aの視聴を十分に楽しむことができる。
【0112】
なお表示画像50内の、関連作品のタイトル56及びBGMのタイトル57の下に、サイトAと記載されたボタン64がある。このサイトAとは、上記したオンライン購入可能なWebサイトのことである。このボタン64が押されると、Webサイトのトップページが表示される。例えばユーザが番組Aに関連しないコンテンツを購入したいとき等には、当該ボタン64をクリックすることでトップページにジャンプ可能である。これによりユーザの操作性が向上する。
【0113】
またBGMのタイトル57の下には、更新ボタン65が設けられている。例えば番組で流れている音楽が変わったとき等に、ユーザはこの更新ボタン65をクリックする。そうすると、BGMについての情報が更新される。すなわち更新ボタン65がクリックされると、Webブラウザ221から内部のHTTPサーバ222にBGM解析のリクエストが送信される。従って更新ボタン65は第1の情報に相当し、これにはHTTPサーバ222へのURLがリンクされている。
【0114】
図11は、表示画像50内の番組Aに関連するコメント59が選択されたときの表示画像50を示す模式的な図である。
【0115】
まずコメント59について説明する。インターネット10上のサーバ300が提供するネットワークサービスとして、ユーザが投稿したコメントを時系列に沿って表示するというサービスがある。投稿されたコメントはタイムラインと呼ばれる領域に表示される。
【0116】
本実施形態では、サーバ300によりWebサイトCが公開され、当該WebサイトCを介してユーザが上記サービスを利用できるものとする。
【0117】
このサービスは、いわゆるコミュニケーションサービスと呼ばれるものである。例えばユーザは、他のユーザが投稿したコメントを自分のタイムラインに表示させることが可能である。そして他のユーザのコメントについて自分のコメントを投稿したり、それについての返信を閲覧したりすることが可能である。
【0118】
図4や図11等には、コメント59としてコメントA1及びA2が表示されている。コメントA1及びA2は、上記したネットワークサービスを利用するユーザにより投稿された番組Aに関連するコメントである。
【0119】
これらのコメントA1及びA2は、番組Aに関連するコメントとして適宜検索されて表示される。例えばコメント中に番組Aに関連するキーワード等が含まれている場合、当該キーワードをもとにコメントが検索される。そして表示画像50にリアルタイムで表示される。コメントA1及びA2は、左右にスクロールして表示され、新しく投稿されたコメントが順次リアルタイムで表示される。
【0120】
本実施形態ではWebブラウザ221が、図3に示すサーバ305に、番組Aに関連するコメント59を表示するための情報の取得をリクエストする。コメント59を表示するための情報とは、例えばWebサイトC内の、番組Aに関連したコメント59が表示されるWebページのURLである。
【0121】
サーバ305から当該URLが返されると、Webブラウザ221は、受け取ったURLをもとに、WebサイトCを提供するサーバ300にコメント59の取得をリクエストする。
【0122】
あるいはコメント59を表示するための情報として、WebサイトC内の検索ページのURLがリクエストされてもよい。そして当該URLを受け取ったWebブラウザ221により、当該URLをもとに、番組Aに関連するコメント59の検索処理とその結果の取得がリクエストされてもよい。
【0123】
本実施形態では、番組Aに関連するコメント59に、WebサイトC内のWebページ85のURLがリンクされている。Webページ85は、WebサイトC内において検索された番組Aに関連するコメント59の一覧が表示されたページである。
【0124】
図11に示すように、番組Aに関連するコメント59がクリックされると、表示画像50の右側の領域81に、Webページ85が表示される。表示されるコメント59はリアルタイムで更新される。
【0125】
図11に示すように、コメント59内にURL66が含まれる場合もある。当該URL66がクリックされることで、例えば所定のWebサイトのトップページ等にジャンプ可能となる。
【0126】
図11のサイトCと記載されたボタン67がクリックされると、WebサイトCのトップページが領域81に表示される。あるいはユーザのタイムラインが表示されてもよい。
【0127】
また図11に示すようにコメントA1やA2には、例えば顔やキャラクタ等のサムネイル画像68が表示されている。このサムネイル画像68は、コメントを投稿するユーザがそれぞれ自由に設定することが可能なアイコンである。従って図4や図11等ではサムネイル画像68として同じ画像が図示されているが、実際はユーザごとに異なる画像が用いられる。
【0128】
このアイコンは、各ユーザのタイムラインにハイパーリンクされている。従って当該アイコンがクリックされると、そのユーザのタイムラインが表示画像50の右側の領域81に表示される。
【0129】
表示領域51に表示された番組Aを見ながらこのようなサービスを利用することが可能なので、例えば番組Aに対する他人の評判や番組Aに対するマニアックな情報等を取得することが可能となり、番組Aの視聴を十分に楽しむことができる。
【0130】
また、番組Aを、コメントを投稿する他のユーザとともに多人数で視聴しているような感覚を得ることができので、臨場感や興奮度を増加させることが可能となる。また他のユーザのコメントを閲覧することで、現在盛り上がっているコンテンツ等を把握することが可能となる。
【0131】
図4に示す放送中の他の番組のリスト60について説明する。上記したように他の番組のサムネイル画像62がクリックされると、内部のHTTPサーバ222によりチャンネル切替処理が実行される。
【0132】
他のチャンネルの番組B〜Hのタイトル61、及び他の番組他の番組B〜Hについてのコメント63がクリックされると、当該クリックされた番組に関連するコメント63の一覧が表示される。すなわち図11に示すWebページ85と略同様の、コメント63の一覧を示すWebページが表示される。これにより、例えば他の番組B〜Hについての評判や情報等を閲覧することが可能となる。
【0133】
また各番組B〜Hにおいて、コメント63の右側にあるボタン69(図4参照)がクリックされると、WebサイトCのトップページ、もしくは自分のタイムライン画面が表示される。
【0134】
図8〜図11を参照して説明したネットワークサービス、及び当該サービスに基づく表示画像50のUI(User Interface)変化等は一例にすぎず、全く限定されない。図8〜図11では、表示画像50の右側の領域81にトップページ等が表示された。しかしながら、ハイパーリンクがクリックされるたびに、表示画像50からトップページ等に画面が遷移されてもよい。また番組が表示される表示領域51の位置や大きさ等を含む、表示画像50の構成も全く限定されない。ハイパーリンクされるURLを適宜選択することで、所望のネットワークサービスを利用することが可能となる。
【0135】
以上、本実施形態に係る情報処理装置200では、第1のアクセス情報であるURLに関連付けられた第1の情報と、第2のアクセス情報であるURLに関連付けられた第2の情報とを有する表示画像50が生成される。第1のアクセス情報としてのURLは情報処理装置200が具備するHTTPサーバ222にアクセスするための情報であり、これにもとにHTTPサーバ222に第1の情報処理の実行が要求される。第2のアクセス情報としてのURLはグローバルネットワークであるインターネット10上のサーバ300にアクセスするための情報であり、これにもとにサーバ300に第2の情報処理の実行が要求される。
【0136】
これにより、第2のアクセス情報としてのURLを適宜設定することで、インターネット10上のサーバ300から種々のネットワークサービスを受けることが可能である。また第1のアクセス情報としてのURLへのハイパーリンクを用いて、自己が具備する実行部としてのHTTPサーバ222に第1の情報処理の実行を要求することが可能となる。
【0137】
この結果、インターネット10上のサーバ300への処理要求と、内部のHTTPサーバ222への処理要求が、ともにHTTPを用いて実現することが可能となる。これにより、インターネット10上のサーバ300へのハイパーリンクと、内部のHTTPサーバ222へのハイパーリンクとがともに存在する表示画像50を、HTMLで記述された1つのWebページとして生成することが可能となる。
【0138】
このように生成された表示画像50を操作することで、ユーザは、チャンネル切替や音楽解析等の操作を行いながら、種々のネットワークサービスを利用することが可能となる。この結果、情報処理装置200を使用するユーザの操作性を向上させることができる。またユーザに提供可能な体験(ユーザビリティ)の幅を広げることが可能となる。
【0139】
また表示画像50において、インターネット10上のWebサイト等へのアクセスのためのUI(第2の情報)と、情報処理装置200自身の操作を行うためのUI(第1の情報)がシームレスに存在する。これによりアプリケーションの操作性や分りやすさが向上する。従って、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0140】
また本実施形態では、図3に示すサーバ305に、表示画像50の生成処理を含むアプリケーション実行のためのプログラム350が格納されている。そしてそのプログラム350が情報処理装置200にダウンロードされることで、上記で説明した動作が実行される。従って、サーバ305側でプログラム350の変更やバージョンアップ等を適宜実行することが可能である。この結果、情報処理装置200を利用するユーザの操作性を向上させることができる。
【0141】
なおHTTPやHTML等は広く知られている技術であり、このような技術を適宜利用することで、上記で説明した技術の汎用性を高めることが可能である。例えば上記で説明したサービスを実行しようとする機器の仕様等に応じて、アプリケーションプログラム350を適宜作成することが容易である。
【0142】
<第2の実施形態>
本技術に係る第2の実施形態としての情報処理装置及び情報処理システムについて説明する。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明したネットワークシステム100や情報処理装置200における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
【0143】
図12は、本実施形態に係る情報処理装置及び情報処理システムを含むネットワークシステムを示す模式的な図である。
【0144】
ネットワークシステム400は、グローバルネットワークとしてのインターネット10と、インターネット10に接続された複数のサーバ300とを有する。当該複数のサーバ300は、ネットワークサービスを提供することが可能である。
【0145】
また図12に示すように、ネットワークシステム400は、ローカルネットワーク410を通じて接続された携帯端末401と情報処理端末402とを有する。携帯端末401及び情報処理端末402は、ローカルネットワーク410を介してインターネット10に接続される。
【0146】
携帯端末401は、本実施形態において、第2の情報処理端末として機能する。また本実施形態において情報処理装置に相当する。情報処理端末402は、本実施形態において第1の情報処理端末として機能する。また携帯端末401及び情報処理端末402により、本実施形態に係る情報処理システム490が実現する。
【0147】
図3に示すように上記の第1の実施形態では、情報処理装置200が、Webブラウザ221とHTTPサーバ222とを有していた。そしてHTTPサーバ222へのURLをもとに、Webブラウザ221からHTTPサーバ222にリクエストが送信された。
【0148】
本実施形態では、図12に示すように、Webブラウザ421を有する携帯端末401と、HTTPサーバ422を有する情報処理端末402により、情報処理システム490が実現される。
【0149】
Webブラウザ421は、第1の情報処理を実行可能な情報処理端末402にアクセスするためのURL(第1のアクセス情報)に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なインターネット10上のサーバ300にアクセスするためのURL(第2のアクセス情報)に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する。
【0150】
またWebブラウザ421は、第1の情報に関連付けられたURLをもとに、情報処理端末402に第1の情報処理の実行を要求する。具体的には、情報処理端末402が有するHTTPサーバ422に第1の情報処理の実行を要求する。またWebブラウザ421は、第2の情報に関連付けられたURLをもとに、サーバ300に第2の情報処理の実行を要求する。
【0151】
Webブラウザ421は、本実施形態において、生成部、第1の要求部、及び第2の要求部として機能する。
【0152】
第1及び第2の情報処理としては、例えば第1の実施形態で説明したものが挙げられる。また第1及び第2の情報も、第1の実施形態で説明したものが挙げられる。すなわち本実施形態では、Webブラウザ421とHTTPサーバ422とが1つの機器に設けられずに、ローカルネットワーク410を通じて接続された2つの機器401及び402に別個に設けられる。
【0153】
このような情報処理システム490の動作の一例を説明する。図13は、その説明のための図であり、携帯端末401を示す模式的な図である。
【0154】
携帯端末401を使用するユーザにより、本技術に係るアプリケーションの実行が指示される。そうすると、インターネット10上の所定のサーバから携帯端末401にアプリケーションプログラムがダウンロードされる。
【0155】
携帯端末401のWebブラウザ421は、プログラムをもとに表示画像450を、携帯端末401のディスプレイ403に表示させる。なお、表示画像450が生成される際に、Webブラウザ421から情報処理端末402のHTTPサーバ422に所定のリクエストが送信されてもよい。
【0156】
図13には、表示画像450の一例が模式的に図示されている。ここでは、ディスプレイ403に他の番組のリスト460が表示されている。当該リスト460は、他の番組のサムネイル画像462と、各番組についての情報463(タイトル等)とを有している。
【0157】
このリスト460は、表示画像450の図示しない表示領域において番組を視聴しているユーザが、表示画像450をスクロールすることで表示される。スクロール操作は、例えばディスプレイ403へのタッチ操作により行われる。あるいは、所定のボタン等が押されることでリスト460が表示されてもよい。
【0158】
本実施形態では、各番組の情報463に、当該番組のWebサイトのURLがリンクされている。このWebサイトは、インターネット10上の所定のサーバ300が提供するものである。従って各番組の情報463は、第2の情報に相当する。当該情報463がクリックされると、携帯端末401のディスプレイ403に、番組のWebサイトが表示される。
【0159】
各番組のサムネイル画像462には、情報処理端末402のHTTPサーバ422にアクセスするためのURLがリンクされている。このURLは、例えば情報処理端末402のIPアドレス等を含む。また本実施形態では、上記URLにチャンネル切替処理のために用いられるAPIの名称等が含まれる。
【0160】
各番組のサムネイル画像462がクリックされると、ハイパーリンクされているURLをもとに、情報処理端末402のHTTPサーバ422にチャンネル切替処理のリクエストが送信される。当該リクエストは、ローカルネットワーク410を通じて行われる。
【0161】
リクエストを受けたHTTPサーバ422は、URLを解釈して所定のプラグインに処理を委譲する。そしてプラグインから、情報処理端末402が有する選局モジュールに選局操作が要求される。
【0162】
選局モジュールによる選局処理の結果は、HTTPサーバ422に返される。そしてそれをもとに、ローカルネットワーク410を通じて、処理結果がHTTPサーバ422からWebブラウザ421に送信される。処理結果を受けたWebブラウザ421は、選局結果をもとに所定の情報処理を実行する。
【0163】
このように、第1の情報処理を実行する情報処理端末402と、表示画像450を生成し情報処理端末402及びサーバ300に情報処理の実行を要求することが可能な携帯端末401とが、ローカルネットワーク410を介して接続されてもよい。これにより携帯端末401を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
【0164】
なお情報処理端末402が第1の実施形態で説明したWebブラウザ221を有していてもよい。すなわち情報処理端末402が第1の実施形態で説明した情報処理装置200として動作可能であってもよい。
【0165】
携帯端末401としては、例えばスマートフォン等の携帯電話端末や、タブレット端末等の種々のPDA(Personal Digital Assistant)等が用いられる。しかしながら、第2の情報処理装置として利用される機器が携帯端末に限られるわけではない。例えばPC等が用いられてもよい。
【0166】
<変形例>
本技術に係る実施形態は、上記で説明した実施形態に限定されず種々変形される。
【0167】
例えば図14は、図4に示す表示画像50の変形例を示す模式的な図である。この表示画像550は、図4に示す表示画像50と比べて、番組が表示される表示領域551の面積が大きい。表示領域551の下には、番組Aに関連するコメント559が、第2の情報として表示されている。表示領域551の右側には、各番組のサムネイル画像562が、第1の情報として表示されている。
【0168】
このように表示画像の構成は適宜設定可能である。例えば第1の実施形態において、表示画像50が表示されている状態で、ユーザからの操作が入力されない時間が所定以上継続したとする。この場合、図4に示す表示画像50から本変形例の表示画像550に自動的に切り替えられてもよい。操作が入力されていない状態は、番組が視聴されている状態である可能性が高い。従って、本変形例の表示画像550が表示されることで、番組を十分に視聴することが可能となり、操作性が向上する。なお、所定のボタン等が押されることで、表示画像の切替が行われてもよい。
【0169】
上記では、表示画像がWebページとして生成された。しかしながらWebページに限定されず、OSやアプリケーションの画面として表示画像が生成されてもよい。すなわちグローバルネット上のサーバへのアクセス情報と、自己の実行部(CPU等)等へのアクセス情報とがともに存在する画像であればよい。なおアクセス情報もURLに限定されない。
【0170】
表示画像のハイパーリンクがクリックされると、別のページにジャンプすることが多いが、そうである必要はない。例えば表示画像上に自分のコメントを入力するウィンドウが表示されており、当該ウィンドウにコメントが入力される。そして投稿ボタンがクリックされることで投稿ボタンにリンクされているサーバにコメントが送信される。この場合、投稿されたコメントは表示されるが、画面は他のページにジャンプするということはない。
【0171】
ハイパーリンク先の情報が所定のサーバに静的に予め格納されている場合に限定されない。例えばリアルタイムに投稿された他のユーザのコメント等を表示するページは、ハイパーリンクがクリックされたときに生成される。その他、ハイパーリンク先のページ等がスクリプト等により動的に生成されてもよい。
【0172】
表示画像のUIがクリックされたときに、所定のプログラムが実行され、その実行結果によりハイパーリンク先が決定されてもよい。つまりUIをクリックするまでどのサーバに問い合わせやリクエストが行くかが未決定であってもよい。言い換えればクリックされるまではそのUIが第1の情報であるか第2の情報であるかが未決定であってもよい。UIがクリックされて内部のHTTPサーバ等へのハイパーリンクが設定されれば、当該UIは第1の情報となる。UIがクリックされてインターネット上のサーバへのハイパーリンクが設定されれば、当該UIは第2の情報となる。
【0173】
第1の実施形態における内部のHTTPサーバ222及び第2の実施形態における情報処理端末のHTTPサーバ422により実行される第1の情報処理の他の例を挙げる。
【0174】
例えば本技術の実施形態に係る情報処理装置として、BDレコーダ等に接続されたもの、あるいはBDレコーダ等を備えるものが用いられてもよい。この場合、Webブラウザからのリクエストに応じて、現在レコーダに装着されているBDの情報等が検出されてもよい。すなわち第1の情報処理としてBDの情報の検出処理が実行されてもよい。BDの情報は、Webブラウザからのリクエスト時に検出されてもよいし、ディスク装着時にBDの情報が記憶されて、その情報が読み出されてもよい。
【0175】
例えば本技術の実施形態として、ログアップローダとして機能する機能ブロックを有する情報処理装置が用いられてもよい。当該ログアップローダにより、視聴されるチャンネルの再生ログや、ユーザによる操作ログ等が所定のサーバにアップロードされる。このログアップローダの制御等が、第1の情報処理として、HTTPサーバ等により実行されてもよい。例えば所定のログの消去処理等である。
【0176】
上記では、実行部の実施例としてHTTPサーバが挙げられた。そして生成部、第1及び第2の要求部の実施例として、Webブラウザが挙げられた。しかしながらこれに限定されず、他のソフトウェアやハードウェアが用いられてもよい。また、生成部、第1の要求部、及び第2の要求部が、別個に設けられてもよい。
【0177】
上記では、視聴されている番組の情報が取得され、それをもとに視聴されている番組に関連する情報が表示画像に表示された。しかしながら、必ずしもそれに限定されるわけではない。例えば視聴中の番組の情報が用いられず、当該番組に関連している情報が取得されない場合もある。その場合、おすすめの番組や音楽として予め設定されている情報や天気予報の情報等が表示画像に表示されてもよい。そして当該情報等に、適宜ハイパーリンクが設定されていてもよい。
【0178】
インターネット上のサーバが提供する動画コンテンツ配信サービスが利用され、当該配信された動画コンテンツが表示画像に表示されてもよい。例えば動画コンテンツは当該サーバにハイパーリンクされる。
【0179】
上記では、他のユーザが投稿したコメントが表示画像に表示された。その他、他のユーザが視聴中の番組や他のユーザのおすすめの番組等が表示画像に表示されてもよい。あるいは、他のユーザのプロフィール、嗜好情報、友人関係、推薦するコンテンツ等を反映した情報が表示画像に表示されてもよい。また、表示画像上において、他のユーザとチャット方式で通信可能であってもよい。
【0180】
上記では、通信プロトコルとして、HTTPが用いられた。しかしながらこれに限られず、他のプロトコルや通信方式が採用されてよい。同様に、ハイパーリンクのプロトコルも、他のサーバ(計算機)にリクエストを行うものであればHTTPに限らず何でもよい。
【0181】
上記では、チューナ部により放送局から配信されてくる番組のコンテンツデータが受信され、表示画像に放送番組が表示された。しかし当然のことながら本技術の実施形態として番組が視聴される場合に限定されるわけではない。例えばCD等の記録媒体に記録された音楽の再生と、当該音楽の再生に連携したネットワークサービスの利用とが操作性よく実現されてもよい。あるいは撮影したデジタル写真や絵画等の鑑賞と、当該鑑賞に連携したネットワークサービスの利用とが操作性よく実現されてもよい。
【0182】
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
【0183】
(1)第1の情報処理を実行することが可能な実行部と、
前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する生成部と、
前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求する第1の要求部と、
前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する第2の要求部と
を具備する情報処理装置。
(2)前記(1)に記載の情報処理装置であって、
複数のチャンネルの中からユーザにより選択されたチャンネルの番組を受信し、出力する放送信号処理部をさらに具備し、
前記表示画像は、前記番組を表示する表示領域を有し、
前記第1の情報処理は、前記チャンネルの切替処理を含む
情報処理装置。
(3)前記(1)又は(2)に記載の情報処理装置であって、
前記第1の情報処理は、前記番組で流れている音楽の解析処理を含む
情報処理装置。
(4)前記(1)から(3)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記第1及び第2のアクセス情報は、それぞれURL(Uniform Resource Locator)である
情報処理装置。
【符号の説明】
【0184】
A…番組
B〜H…他の番組
10…インターネット
50、450、550…表示画像
51、551…表示領域
52…表示番組のタイトル
53…表示番組のサムネイル画像
54…出演者の名前
55…関連作品のサムネイル画像
56…関連作品のタイトル
57…音楽のタイトル
58…音楽のサムネイル画像
59、559…放送番組に関連するコメント
61…他のチャンネルの番組のタイトル
62、462、562…他のチャンネルの番組のサムネイル画像
63…他のチャンネルの番組に関するコメント
70…ユーザ
200…情報処理装置
210…チューナ部
221、421…Webブラウザ
222、422…HTTPサーバ
300…サーバ
400…ネットワークシステム
401…携帯端末
402…情報処理端末
410…ローカルネットワーク
463…他のチャンネルの番組の情報
490…情報処理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の情報処理を実行することが可能な実行部と、
前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する生成部と、
前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求する第1の要求部と、
前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する第2の要求部と
を具備する情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
複数のチャンネルの中からユーザにより選択されたチャンネルの番組を受信し、出力する放送信号処理部をさらに具備し、
前記表示画像は、前記番組を表示する表示領域を有し、
前記第1の情報処理は、前記チャンネルの切替処理を含む
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1の情報処理は、前記番組で流れている音楽の解析処理を含む
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1及び第2のアクセス情報は、それぞれURL(Uniform Resource Locator)である
情報処理装置。
【請求項5】
実行部が、第1の情報処理を実行し、
生成部が、前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成し、
第1の要求部が、前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求し、
第2の要求部が、前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する
情報処理方法。
【請求項6】
第1の情報処理を実行することが可能な実行部と、
前記実行部にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する生成部と、
前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記実行部に前記第1の情報処理の実行を要求する第1の要求部と、
前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する第2の要求部と
としてコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項7】
第1の情報処理を実行することが可能な第1の情報処理端末と、
前記第1の情報処理端末にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する生成部と、
前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記第1の情報処理端末に前記第1の情報処理の実行を要求する第1の要求部と、
前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する第2の要求部と
を有し、ローカルネットワークを通じて前記第1の情報処理端末と接続可能な第2の情報処理端末と
を具備する情報処理システム。
【請求項8】
第1の情報処理を実行することが可能なローカルネットワーク上の情報処理端末にアクセスするための第1のアクセス情報に関連付けられた第1の情報と、第2の情報処理を実行することが可能なグローバルネットワーク上のサーバにアクセスするための第2のアクセス情報に関連付けられた第2の情報とを有する表示画像を生成する生成部と、
前記第1の情報に関連付けられた前記第1のアクセス情報をもとに、前記情報処理端末に前記第1の情報処理の実行を要求する第1の要求部と、
前記第2の情報に関連付けられた前記第2のアクセス情報をもとに、前記サーバに前記第2の情報処理の実行を要求する第2の要求部と
を具備する情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−42287(P2013−42287A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−177009(P2011−177009)
【出願日】平成23年8月12日(2011.8.12)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】