説明

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

【課題】Webアプリケーションの実行時において、過去に行われた処理が反映された過去のWeb画面を再現し得る、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、ユーザがWeb画面を遷移させて処理を実行する場合に、Web画面毎に、ユーザが行った処理を特定する情報及びWeb画面の表示に必要となる情報を含む属性情報、識別子を取得する情報取得部11と、識別子及び属性情報を遷移情報として蓄積する遷移情報記憶部12と、過去のWeb画面がユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択されたWeb画面の識別子を取得し、この識別子を用いて、選択されたWeb画面の属性情報を取得し、この属性情報を用いて、選択されたWeb画面の表示を行う画面表示部13と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webアプリケーションの実行に利用される、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、Webアプリケーションは、e−ラーニング、会計処理、検索処理、グループウェアなど、種々の分野において利用されている。Webアプリケーションは、Webブラウザ上で動作するアプリケーションであり、ユーザは、画面を遷移させながら、各種処理を行う。更に、Webアプリケーションでは、ユーザは、Webブラウザの「戻る」ボタンをクリックするか、Webブラウザの画面上に表示されている前の画面へのリンクをクリックするか、により、前の画面を表示させることができる。
【0003】
また、Webアプリケーションにおける利便性を図るため、各種提案が行われている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、複数のブラウザが起動している場合に、ブラウザ間に跨がったWebページの推移を記憶し、それを履歴ツリーとして表示する技術を開示している。特許文献1に開示の技術を用いれば、ユーザは、視覚的に過去の画面を選択することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−179282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述したWebブラウザの機能を用いて前の画面に戻った場合、Webブラウザの構造上、前の画面上で既に行ったテキスト入力が反映されていない初期画面しか表示されなかったり、エラーとなって何ら表示されなかったりする場合がある。このため、ユーザが、前の画面に戻って、過去に画面上で行った操作を確認することが困難な場合があり、Webアプリケーションにおいては操作性の向上が求められている。このことは、上記特許文献1に開示された技術を用いたとしても、同様である。
【0006】
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、Webアプリケーションの実行時において、過去に行われた処理が反映された過去のWeb画面を再現し得る、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報処理装置は、
ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行する場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部によって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、遷移情報記憶部と、
過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得し、更に、取得した識別子を用いて、前記遷移情報記憶部から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、そして、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面の表示を行う、画面表示部と、を備えている、ことを特徴とする。
【0008】
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報処理方法は、
(a)ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行した場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報と、を取得する、ステップと、
(b)前記(a)のステップによって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、ステップと、
(c)過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得する、ステップと、
(d)前記(c)のステップで取得した識別子を用いて、前記(b)のステップで蓄積された遷移情報から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面を表示する、ステップと、を有している、ことを特徴とする。
【0009】
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行した場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報と、を取得する、ステップと、
(b)前記(a)のステップによって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、ステップと、
(c)過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得する、ステップと、
(d)前記(c)のステップで取得した識別子を用いて、前記(b)のステップで蓄積された遷移情報から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面を表示する、ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上のように本発明によれば、Webアプリケーションの実行時において過去に行われた処理が反映された過去のWeb画面を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態1で用いられる遷移情報の一例を図である。
【図3】図3は、ユーザによるWeb画面での一連の操作の一例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態1における情報処理装置の動作を示すフロー図である。
【図5】図5は、図4に示した過去のWeb画面を表示するための処理を具体的に示すフロー図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態2における情報処理装置の動作を示すフロー図である。
【図8】図8は、図7に示したルールに基づく制限処理を具体的に示すフロー図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態1及び2における処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムについて、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1における情報処理装置10の構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における情報処理装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1で用いられる遷移情報の一例を図である。
【0013】
図1に示すように、コンピュータ40は、Webアプリケーションプログラム(以下、単に「Webアプリケーション」という。)を実行するWebアプリケーション実行部41を備えている。ユーザは、コンピュータ40により、Web画面を遷移させながら処理を実行することができる。
【0014】
また、図1に示す情報処理装置10は、コンピュータ40に備えられている。具体的には、情報処理装置10は、後述する本実施の形態1におけるプログラムによって、コンピュータ40内部に構築される。そして、Webアプリケーション実行部41による処理が行われると、情報処理装置10は、Webアプリケーションに連携して動作する。
【0015】
図1に示すように、情報処理装置10は、情報取得部11と、画面表示部13と、遷移情報記憶部12とを備えている。このうち、情報取得部11は、ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行すると、Web画面毎に、Web画面の識別子と、Web画面の属性情報とを取得する。
【0016】
属性情報には、Web画面でユーザが行った処理を特定する情報、及びWeb画面の表示に必要となる情報が含まれる。前者の「ユーザが行った処理を特定する情報」の例としては、入力されたテキストの内容、押下されたラジオボタンの値、チェックボックス又はプルダウンメニュー等に対してユーザが行った操作(ユーザが選択した値)等が挙げられる。
【0017】
また、後者の「Web画面の表示に必要となる情報」の例としては、例えば、Webアプリケーションが生徒情報の作成及び編集を行うプログラムであり、表示されるWeb画面が編集のための画面であるとすると、編集対象の生徒の学籍番号の値、処理が作成又は編集のいずれであるかを特定するためのモード値(例:create/edit)などが挙げられる。
【0018】
遷移情報記憶部12は、情報取得部11によって取得された、Web画面毎の、識別子及び属性情報を遷移情報として蓄積する(図2参照)。
【0019】
画面表示部13は、先ず、過去に表示されたWeb画面がユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択されたWeb画面の識別子を取得する。更に、画面表示部13は、取得した識別子を用いて、遷移情報記憶部から、選択されたWeb画面の属性情報(図2参照)を取得し、そして、取得した属性情報を用いて、選択されたWeb画面の表示を行う。
【0020】
具体的には、本実施の形態1では、画面表示部13は、選択された過去のWeb画面の属性情報を取得すると、これを、アプリケーション実行部41に出力する。この後、アプリケーション実行部41が、出力された属性情報を用いて、選択された過去のWeb画面を、表示装置(図1において図示せず)の画面に表示する。
【0021】
このように、情報処理装置10は、Webアプリケーションが実行されると、各Web画面を再現するために必要な情報を全て取得し、これを蓄積することができる。また、蓄積された情報がWeb画面の再表示に利用される。このため、情報処理装置10によれば、Webアプリケーションの実行時において、過去に行われた処理が反映された過去のWeb画面を再現することができる。
【0022】
続いて、図1及び図2に加えて図3を用いて、情報処理装置10の構成を更に具体的に説明する。図3は、ユーザによるWeb画面での一連の操作の一例を示す図である。図3の例では、Webアプリケーションは、商品の在庫を管理するアプリケーションプログラムである。
【0023】
本実施の形態1では、図3に示すように、画面表示部13は、過去に表示された各Web画面へのリンク50を、各Web画面の表示された順に、最新のWeb画面上に配置する。また、各リンク50は、対応するWeb画面の識別情報(図3の例では、Web画面の名称)を示すテキストに埋め込まれている。そして、本実施の形態1では、ユーザによる過去のWeb画面の選択は、このリンク50の選択によって行われる。
【0024】
また図1に示すように、本実施の形態1では、情報処理装置10は、識別情報記憶部14を更に備えている。識別情報記憶部14は、Web画面毎に、各Web画面を識別するための識別情報を記憶及び管理している。画面表示部13は、リンク50を配置する際、識別情報記憶部14から、リンク50を埋め込む識別情報を取得する。
【0025】
ここで、図3に示した各Web画面を参照しながら、情報処理装置10の各部の機能を説明する。まず、図1に示したコンピュータ40のアプリケーション実行部41によって、Webアプリケーションが実行され、ユーザが、Webアプリケーションのトップ画面(図3において図示せず)から、処理として「検索」を選択したとする。この結果、トップ画面は、図3に示すWeb画面51へと遷移する。
【0026】
このとき、情報取得部11は、図2に示すように、識別子として「検索」を取得し、これを遷移情報として、遷移情報記憶部12に格納させる。また、情報取得部11は、取得した識別子の順序を「2」に設定する。但し、この場合、情報取得部11は、識別子「検索」に対応する属性情報については、空欄とする。
【0027】
次に、ユーザが、Web画面51において検索条件を入力し、「検索」を選択すると、図3に示すように、Web画面51は、検索結果を示すWeb画面52へと遷移する。また、「検索」が選択されると、情報取得部11は、属性情報として「名称=○○○○;内容=□□□□;備考=△△△△」を取得し、先に格納されている識別子「検索」において、対応する属性情報を更新する。
【0028】
更に、Web画面51からWeb画面52へと遷移する際、情報取得部11は、図2に示すように、識別子として「一覧」を取得する。また、情報取得部11は、このときの属性情報としても、「名称=○○○○;内容=□□□□;備考=△△△△」を取得する。そして、情報取得部11は、取得した情報の順序を「3」に設定するとともに、これらを遷移情報として、情報取得部12に格納させる。
【0029】
更に、検索結果を示すWeb画面52において、ユーザが、検索された事項の詳細表示を選択すると、Web画面52は、詳細情報を示すWeb画面53へと遷移する。この場合は、情報取得部11は、図2に示すように、識別子として「詳細」を取得し、属性情報として、表示に必要となる情報である「物品番号=0001」を取得する。そして、情報取得部11は、取得した情報の順序を「4」に設定するとともに、これらを遷移情報として、情報取得部12に格納させる。
【0030】
なお、Web画面53では、物品番号以外の情報として、名称、内容、備考、関連が表示されているが、これらの情報は物品番号から特定されるため、属性情報としては、物品番号のみが取得される。
【0031】
また、詳細情報を示すWeb画面53において、ユーザが、関連事項へのリンクを選択すると、図3に示すように、Web画面53は、関連事項(本例では「物品照会」)を示すWeb画面54へと遷移する。この場合は、情報取得部11は、図2に示すように、識別子として「照会」を取得し、属性情報として、表示に必要となる情報である「物品番号=0002」を取得する。そして、情報取得部11は、取得した情報の順序を「5」に設定するとともに、これらを遷移情報として、情報取得部12に格納させる。
【0032】
そして、Web画面54において、ユーザが、リンク50の選択によって、過去に表示されたWeb画面52(検索結果一覧)を選択すると、画面表示部13は、Web画面52の識別子及びWeb画面52の属性情報(図2における2番の識別子及び属性情報)を取得する。そして、画面表示部13は、取得した属性情報をアプリケーション実行部41に出力し、アプリケーション実行部41に、選択されたWeb画面52の表示を行わせる。
【0033】
その後、Web画面52において、ユーザが、検索された事項(名称:CCC)の詳細表示を選択すると、Web画面52は、詳細情報を示すWeb画面へと遷移する。但し、この場合は、情報取得部11は、識別子として「詳細」を取得するが、属性情報としては、「物品番号=0003」を取得する。そして、情報取得部11は、これらを遷移情報として、情報取得部12に格納させる。また、詳細表示の対象として選択された事項が、先の場合と異なるため、Web画面52は、Web画面55へと遷移する。
【0034】
次に、本発明の実施の形態1における情報処理装置10の動作について図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態1における情報処理装置の動作を示すフロー図である。なお、以下の説明においては、適宜図1〜図3を参酌する。また、本実施の形態1では、情報処理装置10を動作させることによって、情報処理方法が実施される。よって、本実施の形態1における情報処理方法の説明は、以下の情報処理装置10の動作説明に代える。
【0035】
図4に示すように、先ず、情報処理装置10において、情報取得部11は、コンピュータ40のアプリケーション実行部41によって、Webアプリケーションが実行されているかどうかを判定する(ステップA1)。
【0036】
ステップA1の判定の結果、Webアプリケーションが実行されていない場合は、情報取得部11は待機状態となる。一方、ステップA1の判定の結果、Webアプリケーションが実行されている場合は、情報取得部11は、Web画面毎に、Web画面の識別子と、Web画面の属性情報とを取得する(ステップA2)。具体的には、ステップA2では、情報取得部11は、Web画面の遷移が行われた場合に、遷移先のWeb画面の識別子及び属性情報を取得する。
【0037】
次に、情報取得部11は、遷移情報記憶部11にアクセスし、そこで格納されている遷移情報(図2参照)を取得する(ステップA3)。更に、情報取得部11は、取得した遷移情報の末尾に、ステップA2で取得した識別子及び属性情報を追加し、そして、識別子及び属性情報が新たに追加された遷移情報を用いて、格納されている遷移情報を更新する(ステップA4)。
【0038】
次に、画面表示部13は、更新後の遷移情報を取得する(ステップA5)。また、画面表示部13は、識別情報記憶部14にアクセスし、今までに表示されたWeb画面それぞれの識別子に基づいて、各Web画面の識別情報(名称)を取得する(ステップA6)。
【0039】
次に、画面表示部13は、ステップA5で取得した更新後の遷移情報と、ステップA6で取得した各Web画面の識別情報とを用いて、最新のWeb画面上に、過去のWeb画面へのリンク50(図3参照)を配置する(ステップA7)。
【0040】
次に、画面表示部13は、ユーザがリンク50を選択することによって、過去のWeb画面が選択されたかどうかを判定する(ステップA8)。ステップA8の判定の結果、過去のWeb画面が選択されている場合は、画面表示部13は、選択された過去のWeb画面を表示する(ステップA9)。具体的には、画面表示部13は、取得した属性情報をアプリケーション実行部41に出力し、アプリケーション実行部41に、選択されたWeb画面52の表示を行わせる。なお、ステップA9における処理については、更に、図5を用いて後述する。
【0041】
ステップA8の判定の結果、過去のWeb画面が選択されていない場合、及びステップA9が実行された場合、画面表示部13は、Webアプリケーションが終了しているかどうかを判断する(ステップA10)。
【0042】
ステップA10の判定の結果、Webアプリケーションが終了していない場合は、画面表示部13は、情報取得部11に、再度、ステップA2以降を実行させる。一方、ステップA10の判定の結果、Webアプリケーションが終了している場合は、画面表示部13は、処理を終了する。
【0043】
ここで、図4に示したステップA9について、図5を用いて具体的に説明する。図5は、図4に示した過去のWeb画面を表示するための処理を具体的に示すフロー図である。
【0044】
図5に示すように、最初に、画面表示部13は、ユーザが、Web画面に表示されているリンク50(図3参照)を選択したと判断すると、選択されたWeb画面の識別子を取得する(ステップA91)。具体的には、本実施の形態1では、ユーザがリンク50を選択すると、アプリケーション実行部41は、選択されたリンク50が連結されているWeb画面の識別子を特定し、これを画面表示部13に送信する。
【0045】
次に、画面表示部13は、遷移情報記憶部11にアクセスし、そこで格納されている遷移情報(図2参照)を取得する(ステップA92)。次に、画面表示部13は、遷移情報の中から、ステップA91で取得した識別子と一致する識別子を特定し、特定した識別子より後に格納された情報(順位、識別子、属性情報)を全て削除する(ステップA93)。更に、画面表示部13は、削除が行われた遷移情報を用いて、遷移情報記憶部11に格納されている遷移情報を更新する。
【0046】
次に、画面表示部13は、遷移情報記憶部11から、ステップA93で更新された遷移情報を取得する(ステップA94)。そして、画面表示部13は、更新された遷移情報から、選択されたWeb画面の識別情報を取得し、これをアプリケーション実行部41に出力する(ステップA95)。これにより、アプリケーション実行部41は、選択されたWeb画面を表示装置(図1〜図5において図示せず)の画面に表示させる。
【0047】
その後、画面表示部13は、ステップA93で更新された遷移情報と、選択されたWeb画面よりも過去に表示されたWeb画面の識別情報とを用いて、選択されたWeb画面の上に、それよりも過去に表示されたWeb画面へのリンク50(図3参照)を配置する(ステップA96)。ステップA91〜A96の実行が終了すると、図4に示したステップA9は終了する。
【0048】
以上、図1〜図5を用いて説明したように、本実施の形態1における情報処理10によれば、Webアプリケーションの実行時において、ユーザの希望に応じて、過去に行われた処理が反映された過去のWeb画面を再現することができる。従って、Webブラウザの機能を用いて前のWeb画面に戻った場合と異なり、既に行ったテキスト入力が反映されていない事態、エラーとなって何ら表示されない事態の発生は抑制される。そして、ユーザは、前のWeb画面に戻って、過去の操作を確認できる。
【0049】
本発明の実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータ40に、図4に示すステップA1〜A10、図5に示すステップA91〜A96を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータ40にインストールし、実行することによって、本実施の形態1における情報処理装置10と情報処理方法とを実現することができる。
【0050】
この場合、コンピュータ40のCPU(Central Processing Unit)は、情報取得部11及び画面表示部13として機能し、処理を行なう。また、コンピュータ40に備えられたハードディスク等の記憶装置が、遷移情報記憶部12及び識別情報記憶部14として機能する。更に、コンピュータ40のCPUは、アプリケーション実行部41としても機能する。
【0051】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムについて、図6〜図8を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2における情報処理装置20の構成について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【0052】
図6に示すように、本実施の形態2においては、情報処理装置20は、図1に示した実施の形態1における情報処理装置10と異なり、処理制御部15と、ルール記憶部16とを備えている。なお、上記の点以外については、情報処理装置20は、情報処理装置10と同様に構成されている。以下、相違点を中心に説明する。
【0053】
処理制御部15は、画面表示部13によって、選択された過去のWeb画面が表示された場合に、表示されたWeb画面でのユーザによる処理を、予め設定されたルールに従って制限する。また、ルール記憶部16は、予め設定されたルールを格納している。
【0054】
制限される処理としては、何度も行われるとユーザにとって不利益となる処理、例えば、データの送信、データの削除等が挙げられる。具体的には、Webアプリケーションが、インターネットバンキングを実現しているとする。この場合、処理制御部15は、送金のためのWeb画面が再度表示され、ユーザが再度「送金」ボタンを押下したときに、送信処理を制限し、重複した送金を防止する。
【0055】
次に、本発明の実施の形態2における情報処理装置20の動作について図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態2における情報処理装置の動作を示すフロー図である。なお、以下の説明においては、適宜図6を参酌する。また、本実施の形態2では、情報処理装置20を動作させることによって、情報処理方法が実施される。よって、本実施の形態2における情報処理方法の説明は、以下の情報処理装置10の動作説明に代える。
【0056】
図7に示すように、情報処理装置20がステップB1〜B9を実行すると、ユーザが選択した過去のWeb画面が、表示装置(図6及び図7において図示せず)の画面に表示される。なお、ステップB1〜B9は、図4に示したステップA1〜A9と同様のステップである。
【0057】
次に、本実施の形態2では、ステップB9が実行されると、情報処理装置20において、処理制御部15は、選択されたWeb画面でのユーザによる処理に制限を与えるべきかどうかを判定し、与えるべきであるときには、処理を制限する(ステップB10)。なお、ステップB10における処理については、更に、図8を用いて後述する。
【0058】
その後、情報処理装置20において、ステップB11が実行され、Webアプリケーションが終了している場合は、情報処理装置20における処理は終了する。なお、ステップB11は、図4に示したステップA10と同様のステップである。
【0059】
ここで、図7に示したステップB10について、図8を用いて具体的に説明する。図8は、図7に示したルールに基づく制限処理を具体的に示すフロー図である。
【0060】
図8に示すように、最初に、処理制御部15は、選択された過去のWeb画面において、ユーザによる処理が行われているかどうかを判定する(ステップB21)。ステップB21の判定の結果、ユーザによる処理が行われていない場合は、処理制御部15は、処理を終了する。この後、上述したステップB11が実行される。
【0061】
一方、ステップB21の判定の結果、ユーザによる処理が行われている場合は、処理制御部15は、ルール記憶部16から、対応するルールを取得する。そして、処理制御部15は、ユーザによる処理が、取得したルールに合致しているかどうか、即ち、ルールによって制限されるべきかどうかを判定する(ステップB22)。
【0062】
具体的には、ルール記憶部16が格納しているルールは、Web画面の識別子毎に、禁止される処理(操作)を規定している。よって、処理制御部15は、選択されたWeb画面の識別子(ステップA91で取得)に基づいて、対応するルールを取得し、ルールによって禁止されている処理と、ユーザによって行われている処理とが一致するかどうかを判定する。
【0063】
ステップB22による判定の結果、ユーザによる処理が制限されるべきでない場合は、処理制御部15は、処理を終了する。一方、ステップB22による判定の結果、ユーザによる処理が制限されるべきである場合は、処理制御部15は、ユーザによる処理に制限を与え(ステップB23)、その後、処理を終了する。具体的には、処理制御部15は、アプリケーション実行部41に、ユーザによる処理を無効にするように指示を与える。
【0064】
以上のように、本実施の形態2によれば、ユーザにとって不利益となる処理が自動的に制限されるので、ユーザは、安心して、過去のWeb画面上で処理を行うことができる。また、本実施の形態2を用いた場合も、実施の形態1で述べた効果を得ることができる。
【0065】
本発明の実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータ40に、図7に示すステップB1〜B11、図8に示すステップB21〜B23を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータ40にインストールし、実行することによって、本実施の形態2における情報処理装置20と情報処理方法とを実現することができる。
【0066】
この場合、コンピュータ40のCPUは、情報取得部11、画面表示部13、及び処理制御部15として機能し、処理を行なう。また、コンピュータ40に備えられたハードディスク等の記憶装置が、遷移情報記憶部12、識別情報記憶部14、及びルール記憶部16として機能する。更に、コンピュータ40のCPUは、アプリケーション実行部41としても機能する。
【0067】
ここで、実施の形態1及び2におけるプログラムを実行することによって、情報処理装置を実現するコンピュータ40について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態1及び2における情報処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【0068】
図9に示すように、コンピュータ40は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
【0069】
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
【0070】
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ40における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
【0071】
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash)及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
【0072】
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記15)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
【0073】
(付記1)
ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行する場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部によって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、遷移情報記憶部と、
過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得し、更に、取得した識別子を用いて、前記遷移情報記憶部から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、そして、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面の表示を行う、画面表示部と、
を備えている、ことを特徴とする情報処理装置。
【0074】
(付記2)
前記画面表示部によって、選択された前記Web画面が表示された場合に、表示された前記Web画面での前記ユーザによる処理を、予め設定されたルールに従って制限する、処理制限部を更に備えている、付記1に記載の情報処理装置。
【0075】
(付記3)
前記画面表示部が、過去に表示された各Web画面へのリンクを、各Web画面の表示された順に、最新のWeb画面上に配置し、
前記ユーザが、前記リンクの選択によって、前記過去に表示されたWeb画面を選択した場合に、選択された前記Web画面の識別子の取得、選択された前記Web画面の属性情報の取得、及び選択された前記Web画面の表示を行う、付記1または2に記載の情報処理装置。
【0076】
(付記4)
前記Web画面毎に、当該Web画面を識別するための識別情報を記憶する、識別情報記憶部を更に備え、
前記画面表示部が、前記識別情報記憶部から、過去に表示された各Web画面の前記識別情報を取得し、過去に表示された各Web画面へのリンクを、取得した前記識別情報を示すテキストに埋め込んだ状態で、前記最新のWeb画面上に配置する、付記3に記載の情報処理装置。
【0077】
(付記5)
(a)ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行した場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報と、を取得する、ステップと、
(b)前記(a)のステップによって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、ステップと、
(c)過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得する、ステップと、
(d)前記(c)のステップで取得した識別子を用いて、前記(b)のステップで蓄積された遷移情報から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面を表示する、ステップと、
を有している、ことを特徴とする情報処理方法。
【0078】
(付記6)
(e)前記(d)のステップによって、選択された前記Web画面が表示された場合に、表示された前記Web画面での前記ユーザによる処理を、予め設定されたルールに従って制限する、ステップを更に有している、付記5に記載の情報処理方法。
【0079】
(付記7)
(f)過去に表示された各Web画面へのリンクを、各Web画面の表示された順に、最新のWeb画面上に配置する、ステップを更に有し、
前記ユーザが、前記リンクの選択によって、前記過去に表示されたWeb画面を選択した場合に、前記(c)のステップ及び前記(d)のステップが実行される、付記5または6に記載の情報処理方法。
【0080】
(付記8)
前記Web画面毎に、当該Web画面を識別するための識別情報が管理されており、
前記(f)のステップにおいて、過去に表示された各Web画面の前記識別情報を取得し、過去に表示された各Web画面へのリンクを、取得した前記識別情報を示すテキストに埋め込んだ状態で、前記最新のWeb画面上に配置する、付記7に記載の情報処理方法。
【0081】
(付記9)
コンピュータに、
(a)ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行した場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報と、を取得する、ステップと、
(b)前記(a)のステップによって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、ステップと、
(c)過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得する、ステップと、
(d)前記(c)のステップで取得した識別子を用いて、前記(b)のステップで蓄積された遷移情報から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面を表示する、ステップと、
を実行させるプログラム。
【0082】
(付記10)
(e)前記(d)のステップによって、選択された前記Web画面が表示された場合に、表示された前記Web画面での前記ユーザによる処理を、予め設定されたルールに従って制限する、ステップを更に前記コンピュータに実行させる、付記9に記載のプログラム。
【0083】
(付記11)
(f)過去に表示された各Web画面へのリンクを、各Web画面の表示された順に、最新のWeb画面上に配置する、ステップを更に前記コンピュータに実行させ、
前記ユーザが、前記リンクの選択によって、前記過去に表示されたWeb画面を選択した場合に、前記コンピュータが、前記(c)のステップ及び前記(d)のステップを実行する、付記9または10に記載のプログラム。
【0084】
(付記12)
前記Web画面毎に、当該Web画面を識別するための識別情報が管理されており、
前記(f)のステップにおいて、過去に表示された各Web画面の前記識別情報を取得し、過去に表示された各Web画面へのリンクを、取得した前記識別情報を示すテキストに埋め込んだ状態で、前記最新のWeb画面上に配置する、付記11に記載のプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本発明によれば、Webアプリケーションの実行時に過去のWeb画面を表示する際において、過去の操作を反映させた状態で当該Web画面を表示することができる。本発明は、Webアプリケーションの分野に有用である。
【符号の説明】
【0086】
10 情報処理装置(実施の形態1)
11 情報取得部
12 遷移情報記憶部
13 画面表示部
14 識別情報記憶部
15 処理制御部
16 ルール記憶部
40 コンピュータ
41 アプリケーション実行部
50 リンク
51、52、53、54、55 Web画面
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行する場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部によって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、遷移情報記憶部と、
過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得し、更に、取得した識別子を用いて、前記遷移情報記憶部から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、そして、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面の表示を行う、画面表示部と、
を備えている、ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記画面表示部によって、選択された前記Web画面が表示された場合に、表示された前記Web画面での前記ユーザによる処理を、予め設定されたルールに従って制限する、処理制限部を更に備えている、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記画面表示部が、過去に表示された各Web画面へのリンクを、各Web画面の表示された順に、最新のWeb画面上に配置し、
前記ユーザが、前記リンクの選択によって、前記過去に表示されたWeb画面を選択した場合に、選択された前記Web画面の識別子の取得、選択された前記Web画面の属性情報の取得、及び選択された前記Web画面の表示を行う、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記Web画面毎に、当該Web画面を識別するための識別情報を記憶する、識別情報記憶部を更に備え、
前記画面表示部が、前記識別情報記憶部から、過去に表示された各Web画面の前記識別情報を取得し、過去に表示された各Web画面へのリンクを、取得した前記識別情報を示すテキストに埋め込んだ状態で、前記最新のWeb画面上に配置する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
(a)ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行した場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報と、を取得する、ステップと、
(b)前記(a)のステップによって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、ステップと、
(c)過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得する、ステップと、
(d)前記(c)のステップで取得した識別子を用いて、前記(b)のステップで蓄積された遷移情報から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面を表示する、ステップと、
を有している、ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
(a)ユーザがWeb画面を遷移させながら処理を実行した場合に、前記Web画面毎に、当該Web画面の識別子と、当該Web画面で前記ユーザが行った処理を特定する情報及び当該Web画面の表示に必要となる情報を含む属性情報と、を取得する、ステップと、
(b)前記(a)のステップによって取得された、Web画面毎の、前記識別子及び前記属性情報を、遷移情報として蓄積する、ステップと、
(c)過去に表示されたWeb画面が前記ユーザによって選択され、選択されたWeb画面の再表示が求められた場合に、選択された前記Web画面の識別子を取得する、ステップと、
(d)前記(c)のステップで取得した識別子を用いて、前記(b)のステップで蓄積された遷移情報から、選択された前記Web画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて、選択された前記Web画面を表示する、ステップと、
を実行させるプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−88940(P2012−88940A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235163(P2010−235163)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】