説明

情報処理装置、画面レイアウト方法及びプログラム

【課題】文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて、画面上の文字列やアイコンなどのGUI部品に対して、レイアウト変更を容易に行うことを可能にした情報処理装置、画面レイアウト方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示することができる情報処理装置であって、前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出手段と、前記言語選択検出手段により検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定手段と、前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定手段と、前記言語方向判定手段による判定結果及び前記配置判定手段による判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理手段とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置、画面レイアウト方法及びプログラムに関するものである。特に、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示するときに用いられて好適である。
【背景技術】
【0002】
近年、ワールドワイドな市場に対応するために、デジタルカメラを含むコンシューマ機器では、該機器の画面に表示される文字の多言語対応が進んでいる。
ところで、世界の言語には、日本語、英語のように左から右に記述される言語と、アラビア語のように右から左に記述される言語がある。コンシューマ機器の表示装置において、日本語、英語のような左から右に記述される言語を基準にして画面レイアウトが行われている場合、アラビア語のような右から左に記述する言語を可読しやすいレイアウトで画面表示することが難しかった。また、アイコン等のような文字に付帯する情報についても、言語に応じたレイアウトが必要であった。
【0003】
このように、様々な言語の記述方向に対応した画面表示方法及び機器操作方法が求められる。こうした要請に応えるものの1つとして、言語のフォントを左右反転するようにした映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この映像表示装置では、アラビア語のフォントを左右反転したデータを用いて、左から右に記述する言語を基準にした画面レイアウトを行い、これを左右反転してVRAMに転送するようにしている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−215285号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、コンシューマ機器の表示装置に表示する内容によっては、言語による画面レイアウト変更を行わない方が都合の良い場合がある。例えば、デジタル一眼レフカメラには、カメラ情報を表示する表示部を複数、有するものがある。その表示部として、液晶や有機EL等のTFT部、現在のカメラの設定情報を表示する撮影情報表示部、光学ファインダを用いた撮影中にリアルタイムでカメラの設定情報を確認できる光学ファインダ内表示部等が挙げられる。ここで、上述した撮影情報表示部や光学ファインダ内表示部は表示内容が固定されていることから、一般にセグメントで形成されることが多い。
【0006】
この撮影情報表示部や光学ファインダ内表示部の役割として、撮影時に必要なシャッタースピードや露出値等の撮影情報を、複雑な画面操作を行うことなく、容易に確認できることが挙げられる。そのため、ユーザの視認性への配慮から、これらの情報は同じレイアウトで表示させることがあり、言語によって画面レイアウトが変更されると都合が悪い。これに対し、特許文献1の映像表示装置では、画面全体を左右反転するものであり、画面の一部分のレイアウトを変更しない場合については開示されていない。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて画面上の文字列やアイコン等のGUI部品の画面レイアウトを変更するときに、ユーザへの視認性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示することができる情報処理装置であって、前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出手段と、前記言語選択検出手段により検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定手段と、前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定手段と、前記言語方向判定手段による判定結果及び前記配置判定手段による判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理手段とを有することを特徴とする。
本発明は同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示する画面レイアウト方法であって、前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出ステップと、前記言語選択検出ステップにより検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定ステップと、前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定ステップと、前記言語方向判定ステップによる判定結果及び前記配置判定ステップによる判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理ステップとを有することを特徴とする。
本発明は同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示することができる情報処理装置を制御するためのプログラムであって、前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出ステップと、前記言語選択検出ステップにより検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定ステップと、前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定ステップと、前記言語方向判定ステップによる判定結果及び前記配置判定ステップによる判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の言語に応じて、画面上の文字列やアイコン等のGUI部品の画面レイアウトを変更するときにユーザへの視認性を向上させることができる。また、変更する画面レイアウトを生成するときの工程を低減させて、例えば画面レイアウトを表示させる速度を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、情報処理装置として、撮像装置(デジタル一眼レフカメラ)100を取り上げて説明する。
図1において、12はシャッターである。14は撮像素子である。16はA/D変換器である。18はタイミング発生回路である。20は画像処理回路である。22はメモリ制御回路である。24は画像表示メモリである。26はD/A変換器である。28は画像表示部であり、第一の表示装置に対応する。30はメモリである。32は画像圧縮伸長回路である。
【0011】
また、40はシャッター制御部である。42は測距部である。46は測光部である。48はフラッシュである。50はシステム制御回路である。52はメモリである。53は表示部であり、第二の表示装置に対応する。54、55はLCDである。56は不揮発性メモリである。62はシャッタースイッチSW1である。64はシャッタースイッチSW2である。66は表示内容切替スイッチである。70は操作部である。72は電源スイッチである。
【0012】
また、80は電源制御部である。82、84はコネクタである。86は電源部である。90はインタフェースである。92はコネクタである。94はインタフェースである。96はコネクタである。98は記録媒体着脱検知部である。104は光学ファインダである。106は後述のレンズユニット300と撮像装置100とを機械的に結合させるレンズマウントである。110は通信部である。112はコネクタ(又はアンテナ)である。
【0013】
また、120はインタフェースである。122はコネクタである。130、132はミラーである。200は記録媒体である。202は記録部である。204はインタフェースである。206はコネクタである。また、210は記録媒体である。212は記録部である。214はインタフェースである。216はコネクタである。
【0014】
一方、300はレンズユニットである。306はレンズマウントである。310は撮影レンズである。312は絞りである。320はインタフェースである。322はコネクタである。また、340は絞り制御部である。342は測距制御部である。344はズーム制御部である。350はレンズシステム制御回路である。
【0015】
シャッター12は撮像素子14への露光量を制御する。また、撮像素子14は光学像を電気信号に変換する。ここで、レンズ310に入射した光線は一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130、シャッター12を介して導かれ、光学像として撮像素子14上に結合する。
【0016】
また、A/D変換器16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給し、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。画像処理回路20はA/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は必要に応じて、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御回路50では画像処理回路20により演算結果に基づいて、絞り制御部340、測距制御部342に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理を行う。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいて、TTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
【0017】
なお、本実施形態の撮像装置100は測距部42及び測光部46を専用に設けている。従って、測距部42及び測光部46を用いて、AF処理、AE処理及びEF処理の各処理を行い、画像処理回路20ではAF処理、AE処理及びEF処理を行わないような構成にしてもよい。又は測距部42及び測光部46を用いてAF処理、AE処理及びEF処理の各処理を行い、さらに画像処理回路20でAF処理、AE処理及びEF処理を行う構成にしてもよい。
【0018】
メモリ制御回路22はA/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、画像圧縮伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータは画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、又は直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して、TFTLCD等からなる画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することができる。
また、画像表示部28はシステム制御回路50の指示により、任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにすることによって、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0019】
メモリ30は撮影した静止画像や動画像を記憶するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合であっても高速かつ大量の画像の書き込みをメモリ30に対して行うことができる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
画像圧縮伸長回路32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により、画像データを圧縮伸長する回路である。画像圧縮伸長回路32はメモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0020】
シャッター制御部40は測光部46からの測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながら、シャッター12を制御する。測距部42はAF処理を行うためのものである。レンズ310に入射した光線が絞り312、レンズマウント306、レンズマウント106、ミラー130及び不図示の測距用サブミラーを介して、測距部42に入射される。測距部42は入射された光線から光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
【0021】
測光部46はAE処理を行うためのものである。レンズ310に入射した光線が一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306、レンズマウント106、ミラー130、ミラー132及び不図示の測光用レンズを介して、測光部46に入射される。測光部46は入射された光線から光学像として結像された画像の露出状態を測定する。また、測光部46はフラッシュ48と連携することにより、EF処理機能も有するものである。フラッシュ48はAF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0022】
なお、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づいて、システム制御回路50がシャッター制御部40、絞り制御部340、測距制御部342に対して制御を行うビデオTTL方式を用いて露出制御及びAF制御を行うこともできる。また、測距部42による測定結果と撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いて、AF制御を行ってもよい。さらに、測光部46による測定結果と撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いて、露出制御を行ってもよい。
【0023】
システム制御回路50は撮像装置100全体を制御する。メモリ52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数及びプログラム等を記憶する記憶部である。
表示部53は例えば液晶表示装置やスピーカであり、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示、出力する。表示部53は撮像装置100の操作部70近辺の視認し易い位置に単数又は複数個所設置され、例えばLCD、LED及び発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部53はその一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0024】
表示部53の表示内容のうち、LCD54、LCD55等に表示するものとしては、例えばISO感度、調光補正値、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示がある。また、例えばシャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示がある。さらに、例えば記録媒体200、210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等がある。なお、LCD54、LCD55等に表示する表示内容は画像表示部28の表示内容の一部と共通させている。
【0025】
また、表示部53の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示がある。また、例えばシャッタースピード表示、絞り表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等がある。
さらに、表示部53の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示がある。また、例えば記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示等がある。
さらに、表示部53の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えばセルフタイマー通知ランプ等がある。このセルフタイマー通知ランプはAF補助光として共有して用いてもよい。
【0026】
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能であり、例えばEEPROM等である。
また、シャッタースイッチ62(SW1)、シャッタースイッチ64(SW2)、表示内容切替スイッチ66及び操作部70はユーザがシステム制御回路50に対して各種動作の指示を入力するためのユーザ操作部である。ユーザ操作部はスイッチ、ダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0027】
ここで、これらのユーザ操作部について具体的に説明する。
まず、シャッタースイッチ62(SW1)は不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。また、シャッタースイッチ64(SW2)は不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。また、露光処理の動作が開始された後、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、画像圧縮伸長回路32で圧縮を行う。さらに、画像圧縮伸長回路32で圧縮を行った後、記録媒体200又は記録媒体210に画像データを書き込む記録処理が行われる。
【0028】
表示内容切替スイッチ66はLCD54及びLCD55の表示内容のうち、一部の表示内容を変更することができる。表示内容切替スイッチ66により切り替えられる表示内容は不揮発性メモリ56に保存されている。
操作部70は各種ボタンやタッチパネル等からなる。操作部70は例えばメニューボタン、セットボタン、録音ボタン、プロテクトボタン、消去ボタン、マクロボタン、ISO感度選択ボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切替ボタンがある。また、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時刻設定ボタンがある。
【0029】
さらに、操作部70はパノラマモード等の撮影及び再生を実行するときに、各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像データを保存するフォルダの作成を行うフォルダ作成ボタンがある。また、撮影した画像データを保存するフォルダを変更するフォルダ選択/切替ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチがある。また、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチがある。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため又は撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチがある。また、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生スイッチ、AFモード設定スイッチがある。AFモード設定スイッチはシャッタースイッチSW1を押した場合にオートフォーカス動作を開始し、一旦合焦したらその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードを設定できる。また、AFモード設定スイッチはシャッタースイッチSW1を押している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーブAFモードを設定できる。
【0030】
また、操作部70は各機能撮影モードを切替設定することができるモードダイヤルスイッチがある。なお、撮影モードには、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モードがある。さらに、自動撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、被写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等の各機能撮影モードがある。また、操作部70は撮影モード状態において撮影した画像をメモリ30、記録媒体200又は記録媒体210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生スイッチ等がある。
また、上述したプラスボタン及びマイナスボタンの各機能は回転ダイヤルスイッチを備えることによって、ユーザはより軽快に数値や機能を選択することができる。
【0031】
電源スイッチ72は撮像装置100の電源ON又は電源OFFの各モードを切替設定することができる。また、電源スイッチ72は撮像装置100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、記録媒体210等の各種付属装置の電源ON又は電源OFFの設定も合わせて、切替設定することができる。
電源制御部80は電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類及び電池残量を検出する。電源制御部80は検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200、210を含む各部に供給する。
【0032】
電源部86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池及びACアダプタ等である。インタフェース90、94、コネクタ92、96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200、210と撮像装置100との間の接続を行う。記録媒体着脱検知部98はコネクタ92、96に記録媒体200、210が装着されているか否かを検知する。
【0033】
なお、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統を有する場合について説明しているが、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは単数又は複数等、何れの系統数を備える構成としてもよい。
また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて構成してもよい。また、インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
ここで、インタフェース90、94及びコネクタ92、96をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成したとする。この場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカードPHS等の通信カード等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間でデータを転送できる。
【0034】
光学ファインダ104はレンズ310に入射した光線を一眼レフ方式によって絞り312、レンズマウント306、106及びミラー130、132を介して導き、光学像として結像表示する。これにより、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなく、ユーザは光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことができる。また、光学ファインダ104内には、表示部53の一部の機能、例えば合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が表示されている。
【0035】
通信部110はRS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN及び無線通信等の各種通信機能を有する。コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は通信部110により撮像装置100を他の機器と接続する。インタフェース120はレンズマウント106内において、撮像装置100をレンズユニット300と接続するためのインタフェースである。
【0036】
コネクタ122は撮像装置100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタである。コネクタ122は撮像装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号及びデータ信号等を送信し合うと共に各種電圧の電流を供給する機能を備えている。また、コネクタ122は電気通信のみならず光通信、音声通信等により通信できるような構成としてもよい。
【0037】
ミラー130、132はレンズ310に入射した光線を光学ファインダ104に導く。なお、ミラー132はクイックリターンミラー又はハーフミラーの何れであってもよい。
記録媒体200はメモリカードやハードディスク等である。記録媒体200は半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。同様に、記録媒体210はメモリカードやハードディスク等である。記録媒体210は半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインタフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0038】
レンズユニット300は交換レンズタイプのレンズユニットである。レンズマウント306はレンズユニット300を撮像装置100と機械的に結合する。レンズマウント306内には、レンズユニット300を撮像装置100と電気的に接続する各種機能が含まれている。インタフェース320はレンズマウント306内において、レンズユニット300を撮像装置100と接続するためのインタフェースである。
【0039】
コネクタ322はレンズユニット300を撮像装置100と電気的に接続するコネクタである。コネクタ322は撮像装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を送信し合うと共に各種電圧の電流を供給される又は供給する機能を備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず光通信、音声通信により通信できるような構成としてもよい。
【0040】
絞り制御部340は測光部46からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。測距制御部342はレンズ310のフォーカシングを制御する。また、ズーム制御部344はレンズ310のズーミングを制御する。レンズシステム制御回路350はレンズユニット300全体を制御する。レンズシステム制御回路350は動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリの機能を備えている。また、レンズシステム制御回路350はレンズユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各種設定値等を保持する不揮発性メモリの機能も備えている。
【0041】
図2は本実施形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。
撮像装置100は入力部400、表示部401、GUI部品記憶部402、座標管理部403、配置変更フラグ記憶部404、表示処理部405、言語選択検出部406、配置制御部407を含んで構成されている。なお、配置制御部407はフラグ状態判定部408、言語方向判定部409、配置指示部410を含んで構成されている。ここで、座標管理部403、表示処理部405、言語選択検出部406、フラグ状態判定部408、言語方向判定部409及び配置指示部410は図1に示すシステム制御回路50が例えばメモリ52等に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
【0042】
入力部400は図1に示す操作部70に対応している。ユーザは入力部400を介して撮像装置100の画像表示部28に表示させる表示対象文字列の言語を選択すること等ができる。
表示部401は図1に示す画像表示部28に対応している。表示部401は表示処理部405の指示に基づいて文字列やアイコン等のGUI部品を表示する。
GUI部品記憶部402は図1に示す不揮発性メモリ56に対応している。GUI部品記憶部402には表示部401に表示する複数のGUI部品が記憶されている。
座標管理部403はGUI部品記憶部402に記憶されているGUI部品を表示部401に表示できるように画面レイアウトを行う。
【0043】
配置変更フラグ記憶部404は図1に示す不揮発性メモリ56に対応している。配置変更フラグ記憶部404はGUI部品記憶部402に記憶されている各GUI部品の設定値として配置変更フラグを記憶している。ここで、配置変更フラグの状態がONの場合、例えば文字列を右から左の方向に記述する第一種言語(以下、この言語を「右基準言語」という)に対するレイアウト(以下、このレイアウトを「右基準配置」として説明)で配置されるものとする。また、配置変更フラグの状態がOFFの場合、例えば文字列を左から右の方向に記述する第二種言語(以下、この言語を「左基準言語」という)に対するレイアウト(以下、このレイアウトを「左基準配置」として説明)で配置されるものとする。
【0044】
表示処理部405は座標管理部403により生成された画面レイアウトに基づいてGUI部品等を表示部401に表示させる処理を行う。
言語選択検出部406はユーザによって入力部400を介して選択された言語を検出する。
配置制御部407は配置変更フラグ記憶部404に記憶されている、各GUI部品の配置変更フラグの状態と言語選択検出部406において検出された言語とに基づいて、GUI部品の配置を変更するか否かを判定する。
【0045】
フラグ状態判定部408は配置変更フラグ記憶部404に記憶されている配置変更フラグに基づいて、各GUI部品に設定されている配置変更フラグの状態がONであるかOFFであるかを判定する。
言語方向判定部409は言語選択検出部406で検出された言語が左基準言語又は右基準言語のうち何れかであるかを判定する。
配置指示部410はフラグ状態判定部408と言語方向判定部409との判定結果に応じて、GUI部品記憶部402の配置を変更するか否かを座標管理部403に指示する。
【0046】
なお、撮像装置100の機能構成は上述したものに限られない。例えば、図3に示すようにフラグ状態設定部411を備えてもよい。フラグ状態設定部411はユーザの入力部400を介した操作に基づいて、各GUI部品に対応する配置変更フラグの状態のON/OFFを設定する。この処理はフラグ状態設定手段の一例に対応する。フラグ状態設定部411は設定した配置変更フラグの状態を配置変更フラグ記憶部404に記憶する。
【0047】
図4は図2に示すGUI部品記憶部402で記憶されているGUI部品と図2に示す座標管理部403との関係を模式的に示す図である。ここで、GUI部品は後述するDialogBoxとWidgetとに分類されるものとして説明する。
図4に示す模式図において、最下部に座標管理部403が位置している。また、座標管理部403上には、Window501が位置している。さらに、Window501の上には、DialogBox502が位置している。最後にDialogBox502上には、Widget503が位置している。
【0048】
ここで、座標管理部403はWindow501及びWindow501上に配置するGUI部品としてのDialogBox502及びWidget503の配置座標を管理する。
また、Window501は画像表示部28に表示されるGUI画面である。Window501上には、GUI部品としてのDialogBox502が単数又は複数保持されている。
【0049】
DialogBox502は画像表示部28に表示されるダイアログボックスである。DialogBox502上には、GUI部品としてのWidget503が単数又は複数保持されている。Widget503は画像表示部28に表示されるGUI部品である。Widget503は例えばアイコン等が含まれる。
また、DialogBox502及びWidget503は図2に示すGUI部品記憶部402に記憶されていると共に、それぞれの設定値として配置変更フラグが配置変更フラグ記憶部404に記憶されている。
【0050】
次に、座標管理部403で行われるGUI部品の配置座標の計算方法の処理の一例について図5及び図6を参照して説明する。
図5は図2に示す言語選択検出部406で検出された言語が左基準言語の場合のGUI部品配置を示す図である。図5に示すように、DialogBox601内にWidget602が配置されている。座標管理部403はDialogBox601の左上を座標系の原点とし、右向きにX軸、下向きにY軸とした座標系で管理している。
【0051】
ここで、図5に示すようにDialogBox601の上端からWidget602の上端までの距離を「Top」とする。また、DialogBox601の左端からWidget602左端までの距離を「Left」とする。また、Widget602の左端から右端までの距離を「Width」とする。さらに、DialogBox601の左端から右端までの距離を「DialogWidth」とする。
【0052】
一方、図6は図2に示す言語選択検出部406で検出された言語が右基準言語の場合のGUI部品配置を示す図である。図6に示すように、DialogBox601内にWidget602が配置されている。座標管理部403はDialogBox601の左上を座標系の原点とし、右向きにX軸、下向きにY軸とした座標系で管理している。
【0053】
ここで、図6に示すようにDialogBox601の左端からWidget602の左端までの距離を「Length」とすると、Lengthは以下の式で導かれる。
Length=DialogWidth−Width−Left
すなわち、図2に示す言語選択検出部406が右基準言語を検出した場合、座標管理部403は上述した計算方法によりWidget602をX座標値がLeftの位置からX座標値がLengthの位置になるように移動する。この処理は左右反転手段の一例に対応する。
【0054】
なお、DialogBox601内のWidget602のレイアウト変更に限られず、Window上のDialogBoxのレイアウト変更も同様に、上述した計算方法を用いることで配置座標の計算を行うことができる。
なお、上述した実施形態において、言語変更(左基準言語から右基準言語への変更)を行った場合に、原点位置を図7に示すようにDialogBox601の右上に変更し、左向きにX軸、下向きにY軸とした座標系として管理してもよい。このように原点を変更することで、画面上のGUI部品の配置が左右反転する。また、その後、配置変更フラグに基づいてGUI部品のレイアウト変更を行う。
【0055】
図8は複数の言語からユーザが画像表示部28に表示させたい言語を選択するための選択メニューの一例を示す図である。選択メニュー850はユーザが図1に示す操作部70のうちメニューボタンを押下することで、画像表示部28に表示される。図8に示す選択メニュー850では、「English」、「Deutsch」、「日本語」等、18の言語が表示されている。なお、図8に示す「日本語」の上には、アラビア語が表示されている。
ユーザは操作部70のうち十字ボタンを介して、フォーカス851を移動させて変更したい言語を選択することができる。フォーカス851を選択した状態で決定ボタンを押下することで、表示させたい言語として決定する。言語が決定されることで、図2に示す言語選択検出部406は決定された言語を検出する。この処理は言語選択検出手段の一例に対応する。
決定された言語は図1に示すメモリ52に記憶される。また、決定された言語は電源切断時に不揮発性メモリ56に記録され、次回起動した時もその言語を利用することができる。
【0056】
図9は図2に示す配置制御部407の処理動作を示すフローチャートである。図9を参照して、GUI部品に対する配置が決定される処理について説明する。
まず、言語選択検出部406は選択メニュー850からユーザが選択した言語を検出すると、ステップS1701において、言語方向判定部409は検出された言語の言語方向の判定を行う。すなわち、言語方向判定部409は検出された言語が左基準言語又は右基準言語のうち何れかであるかを判定する。この処理は言語方向判定手段の一例に対応する。なお、言語方向は言語に関連付けて記憶されている。例えば英語、ドイツ語、日本語等であれば左基準言語である。また、例えばアラビア語であれば右基準言語である。ここで、右基準言語と判定した場合、ステップS1702に処理を進める。一方、左基準言語と判定した場合、ステップS1705に処理を進める。
【0057】
S1702において、フラグ状態判定部408はGUI部品に設定された配置情報について判定する。この処理は配置判定手段の一例に対応する。より具体的には、フラグ状態判定部408は配置情報としての配置変更フラグの状態の判定を行う。フラグ状態判定部408は表示を行う対象のGUI部品の配置変更フラグの状態を、配置変更フラグ記憶部404に基づいて判定する。すなわち、フラグ状態判定部408は各GUI部品に設定された配置変更フラグの状態がON又はOFFのうち何れであるかを判定する。ここで、配置変更フラグの状態がONの場合、ステップS1703に処理を進める。一方、配置変更フラグの状態がOFFの場合、ステップS1704に処理を進める。
【0058】
ステップS1703では、配置指示部410は対象のGUI部品を右基準配置にする旨を座標管理部403に指示する。
また、ステップS1704では、配置指示部410は対象のGUI部品を左基準配置にする旨を座標管理部403に指示する。
また、ステップS1705では、配置指示部410は対象のGUI部品を左基準配置にする旨を座標管理部403に指示する。上述したステップS1703、ステップS1704及びステップS1705の処理は配置指示手段の一例に対応する。
なお、配置指示部410は全てのGUI部品について、左基準配置又は右基準配置の何れかの指示が終了すると、座標管理部403は配置指示部410による指示に基づいて、各GUI部品の位置座標を管理する。この処理は座標管理手段の一例に対応する。また、座標管理部403は表示部401に表示できるように画面レイアウトを生成する。
また、表示処理部405は座標管理部403において生成された画面レイアウトに基づいて表示部401に画面レイアウトを表示する。この処理は表示処理手段の一例に対応する。
【0059】
次に、言語選択検出部406で選択された言語が左基準言語から右基準言語に変更された場合に変更される画面レイアウトについて図10、図11及び図12を参照して、具体的に説明する。図10は左基準配置の画面レイアウトを示す図である。図11及び図12は右基準言語に変更された後の画面レイアウトを示す図である。なお、図11及び図12では後述するように各GUI部品に設定された配置変更フラグの状態が異なっている。
ここで、図10に示す画面レイアウトにはWindow800内にDialogBox801、802、803が表示されている。また、DialogBox801はWidget811を保持している。また、DialogBox802はWidget812を保持している。また、DialogBox803はWidget813を保持している。
【0060】
まず、図10に示すDialogBox801、802、803、Widget811、812、813のそれぞれに設定された配置変更フラグが全てONであるものとする。この場合、言語が左基準言語から右基準言語に変更されると、図11に示すように、DialogBox801、802、803、Widget811、812、813の全てが右基準配置でWindow800内に表示される。
【0061】
次に、図10に示すDialogBox801、Widget811、812のそれぞれに設定された配置変更フラグがONであり、DialogBox802、803、Widget813のそれぞれに設定された配置変更フラグがOFFであるものとする。この場合、言語が左基準言語から右基準言語に変更されると、図12に示すように、DialogBox801、Widget811、812が右基準配置でWindow800内に表示される。一方、DialogBox802、803、Widget813は左基準配置のままでWindow800内に表示される。なお、DialogBox802に保持されているWidget812はDialogBox802内で右基準配置で表示される。このように、各GUI部品の保持する配置変更フラグの設定に応じて、GUI部品の配置を変更することができる。ここで、配置変更フラグがOFFに設定されているGUI部品については、配置変更の計算を行う必要がないので、画面レイアウトを生成するときの工程を低減させることができる。したがって、画面レイアウトを表示するときの速度が向上する。
【0062】
次に、画面レイアウトを変更した場合において、操作部70の操作方向を変更する必要が生じる。以下では、この操作方向の変更について、図13及び図14を参照して説明する。ここでは、操作部70は上下左右4つの入力ボタン(以下、上ボタン、下ボタン、右ボタン、左ボタンという)を備えているものとする。また、ユーザが上ボタン、下ボタン、右ボタン、左ボタンを押下することによりフォーカスが移動するものとする。図13は左基準配置の画面レイアウトを示す図である。図14は右基準配置の画面レイアウトを示す図である。
【0063】
図13に示すWindow900内には、DialogBox906及びWidget901、902、903、905が表示されている。DialogBox906内には左からWidget901、902、903の順で配置されている。また、Widget901、902、903は選択ボタンであり、それぞれID1、ID2、ID3のID番号が割り当てられているものとする。また、Widget905はフォーカス(以下、フォーカス905という)である。このフォーカス905はWidget901、902、903上のうちの何れかに配置される。図13ではフォーカス905はWidget902上に配置されている。
【0064】
同様に図14に示すWindow900内にも、DialogBox906及びWidget901、902、903、905が表示されている。しかし、画面レイアウトが右基準配置に変更されたために、DialogBox906内には右からWidget901、902、903の順で配置されている。また、図14でもフォーカス905はWidget902上に配置されている。
【0065】
ここで、操作部70によってフォーカス905を移動する方法について説明する。フォーカス905を移動するにはシステム制御回路50が、フォーカス移動先の選択ボタンのID番号を指定することにより行われる。例えば、図13に示す状態でユーザが操作部70の左ボタンを押下すると、システム制御回路50は左ボタンが押下された旨の信号(以下、左ボタン信号という)を検出する。この処理は操作検出手段の一例に対応する。システム制御回路50は左ボタン信号を検出すると、フォーカス905の移動先としてID1を指定する。
また、図13に示す状態でユーザが操作部70の右ボタンを押下すると、システム制御回路50は右ボタンが押下された旨の信号(以下、右ボタン信号という)を検出する。この処理は操作検出手段の一例に対応する。システム制御回路50は右ボタン信号を検出すると、フォーカス905の移動先としてID3を指定する。
これにより、図13に示す状態から、左ボタンを押下するとフォーカス905が左に移動し、右ボタンを押下するとフォーカス905が右に移動する。
【0066】
一方、上述したようなフォーカス905の移動方法では、図14に示すように画面レイアウトを右基準配置にした場合は操作部70の操作方向とフォーカスの移動方向とが一致しないという問題が生じる。すなわち、図14に示す状態から、左ボタンを押下するとフォーカス905は右に移動してしまう。また、右ボタンを押下するとフォーカス905は左に移動してしまう。
【0067】
したがって、この問題を解決するために、例えば左ボタンが押下された場合には、システム制御回路50は検出した左ボタン信号から右ボタン信号に置き換える処理を行う。また、システム制御回路50は検出した右ボタン信号から左ボタン信号に置き換える処理を行う。この処理は操作方向変更手段の一例に対応する。なお、上述した信号を置き換えるか否かは、システム制御回路50が各GUI部品の配置が右基準配置であるか否かで判定すればよい。各GUI部品の配置が右基準配置である場合、システム制御回路50は上述したようにボタン信号を置き換える処理を行う。これにより、図13に示す画面レイアウトから図14に示す画面レイアウトを変更した場合であって、操作方向とフォーカスの移動方向とを一致させることができる。
【0068】
次に、左基準言語から右基準言語に変更された場合であっても、GUI部品を左基準配置から右基準配置に変更しないことが好ましい場合の一例について図15、図16及び図17を参照して説明する。
ここで、図15及び図16は撮像装置100の設定値であるISO感度と調光補正との設定画面を示す図である。また、図15に示す設定画面は左基準配置(例えば、日本語の場合)である。また、図16に示す設定画面は右基準配置(例えば、アラビア語)である。図15及び図16に示す画面レイアウトは図1に示す画像表示部28に表示される。また、図17も同様にISO感度と調光補正との設定画面を示す図である。図17に示す画面は図1に示すLCD54又はLCD55に表示される。
【0069】
ここで、図15には、ISO感度タイトル1000、ISO感度の一覧1001、調光補正タイトル1002及び調光補正の調節バー1003が表示され、これらはGUI部品である。ISO感度タイトル1000内には文字列950及びアイコン951が表示され、これらはGUI部品である。また、ISO感度の一覧1001には、文字列、複数の数値及びフォーカス1011が表示され、これらはGUI部品である。また、調光補正タイトル1002内には文字列952及びアイコン953が表示され、これらはGUI部品である。さらに、調光補正の調節バー1003には数値、アイコン及びカーソル1012等が表示され、これらはGUI部品である。
【0070】
また、図16には、ISO感度タイトル1100、ISO感度の一覧1101、調光補正タイトル1102及び調光補正の調節バー1103が表示され、これらはGUI部品である。ISO感度タイトル1100内には文字列960及びアイコン961が表示され、これらはGUI部品である。また、ISO感度の一覧1101には、文字列、複数の数値及びフォーカス1111が表示され、これらはGUI部品である。また、調光補正タイトル1102内には文字列962及びアイコン963が表示され、これらはGUI部品である。さらに、調光補正の調節バー1103には数値、アイコン及びカーソル1112等が表示され、これらはGUI部品である。
ここで、ISO感度の設定値を変更するための操作は操作部70の回転ダイヤル1によって行うものとする。また、調光補正の設定値を変更するための操作は操作部70の回転ダイヤル2によって行うものとする。
【0071】
また、図17には、ISO感度の現在の設定状態の表示1201、調光補正の現在の設定状態の表示1202及び調光補正の設定値を調節するためのカーソル1203が表示されている。図17に示すLCDはセグメントで形成されていて、画像表示部28のように複数の異なる画面レイアウトを表示することができないものとする(以下、セグメント部として説明する)。
【0072】
また、セグメント部と操作部70とは電気的に連動しているものとする。例えば、回転ダイヤル1を右に回すと表示1201のISO感度の値が増加し、回転ダイヤル1を左に回すと表示1201のISO感度の値が減少するように構成されている。併せて、回転ダイヤル2を右に回すと調光補正のカーソル1203が右に移動し、回転ダイヤル2を左に回すと調光補正のカーソル1203が左に移動するように構成されている。
【0073】
図15ではISO感度におけるフォーカス1011が設定値「100」に配置されている。同時に図17のセグメント部ではISO感度の表示1201が「100」として表示されている。そして、回転ダイヤル1を右に回すと、図15ではフォーカス1011が「125」、「160」、「200」の順に移動する。同様に図17ではISO感度の値が「125」、「160」、「200」の順に変更される。
また、図15では調光補正におけるカーソル1012が設定値「1」に配置されている。同時に図17のセグメント部では表示1202に調光補正「1」にカーソル1203が配置されている。そして、回転ダイヤル2を右に回すと、図15のカーソル1012及び図17の調光補正のカーソル1203が共に右に移動する。
【0074】
ここで、仮に図15に示す左基準配置の画面レイアウトから右基準配置の画面レイアウトに変更されて、図15に示す画面レイアウトが全て左右反転されたこととする。すると、画像表示部28及びセグメント部に対する回転ダイヤル1及び回転ダイヤル2の操作方向に不整合が生じることになる。例えば、図15では回転ダイヤル1を右に回すことで、フォーカス1011が「125」、「160」、「200」の順に右方向に移動した。しかし、全て左右反転された画面レイアウトでは、回転ダイヤル1を右に回すことでフォーカスが「125」、「160」、「200」の順に左方向に移動することになる。また、例えば、図17では回転ダイヤル2を右に回すことで、調光補正のカーソル1203は右に移動した。しかし、全て左右反転された画面レイアウトでは、回転ダイヤル2を右に回すことで、調光補正のカーソルが左に移動することになる。このように、回転方向と移動方向とが画像表示部28及びセグメント部との間で異なる移動をすることで、ユーザの操作に混乱が生じてしまい、好ましくない。
【0075】
したがって、図15の左基準配置から図16の右基準配置に変更するときに、この問題を解決する処理について説明する。
まず、図15に示すISO感度の一覧1001、調光補正の調節バー1003、ISO感度の一覧1001内及び調光補正の調節バー1003内の各GUI部品が保持する配置変更フラグをOFFに設定する。また、それ以外であるISO感度タイトル1000、調光補正タイトル1002、ISO感度タイトル1000内及び調光補正タイトル1002内のGUI部品が保持する配置変更フラグの状態をONに設定する。
【0076】
なお、配置変更フラグの設定方法は図2に示す構成のように配置変更フラグの状態をON/OFFの何れかに予め設定しておいてもよく、図3に示す構成のようにフラグ状態設定部411を用いて入力部400から設定してもよい。
【0077】
ここで、上述した図15に示すGUI部品に設定した配置変更フラグに基づいて図面レイアウトを変更する動作処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1701において、言語方向判定部409は左基準言語から右基準言語への変更に伴い、選択した言語が右基準言語であると判定する。
次に、ステップS1702において、フラグ状態判定部408は各GUI部品の変更配置フラグ状態を判定する。ここでは、上述したように図15に示すISO感度の一覧1001、調光補正の調節バー1003、ISO感度の一覧1001内及び調光補正の調節バー1003内の各GUI部品が保持する配置変更フラグはOFFである。したがって、フラグ状態判定部408はこれらのGUI部品については配置変更フラグがOFFであると判定し、ステップS1704の処理に進める。
ステップS1704では、配置指示部410はISO感度の一覧1001、調光補正の調節バー1003、ISO感度の一覧1001内及び調光補正の調節バー1003内の各GUI部品を左基準配置にする旨を座標管理部403に指示する。
【0078】
次に、ISO感度タイトル1000、調光補正タイトル1002、ISO感度タイトル1000内及び調光補正タイトル1002内のGUI部品は配置変更フラグがONに設定されている。したがって、ステップS1702において、フラグ状態判定部408はこれらのGUI部品については配置変更フラグがONであると判定し、ステップS1703に処理を進める。
ステップS1703では、配置指示部410はISO感度タイトル1000、調光補正タイトル1002、ISO感度タイトル1000内及び調光補正タイトル1002内のGUI部品を右基準配置にする旨を座標管理部403に指示する。
【0079】
座標管理部403は配置指示部410による指示に基づいて、各GUI部品を表示部401に表示できるように画面レイアウトを生成する。また、表示処理部405は生成された画面レイアウトに基づいて表示部401に画面レイアウトを表示する。ここで表示処理部405が表示した画面レイアウトを図16に示す。
図16に示すように、ISO感度の一覧1101、調光補正の調節バー1103、ISO感度の一覧1101内及び調光補正の調節バー1103内の各GUI部品は図15と同一方向、すなわち左基準配置のまま表示されている。一方、図16に示すように、ISO感度タイトル1100、調光補正タイトル1102、ISO感度タイトル1100内及び調光補正タイトル1102内のGUI部品のみが右基準配置で表示されている。
【0080】
このように変更配置フラグの設定に基づいてGUI部品を配置することにより、図15の左基準配置から図16の右基準配置のように変更され、上述した回転方向と移動方向とが画像表示部28及びセグメント部との間で一致しないという不整合を防止できる。
このように、本実施形態によれば、文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて、画面上の文字列やアイコン等のGUI部品の画面レイアウトを変更するとき、ユーザに対する操作性及び視認性を向上させることができる。また、変更する画面レイアウトを生成するときの工程を低減させて、例えば画面レイアウトを表示させる速度を向上させることができる。
【0081】
なお、本実施形態では、言語に応じて画面レイアウトを変更するようにしたが、言語に応じるだけでなく、ユーザの好みに応じて画面レイアウトを選択するようにしてもよい。
また、本発明は上述した撮像装置(デジタル一眼レフカメラ)に限るものではなく、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示可能な画像表示装置を有する情報処理装置に適用することができる。
また、上述した説明では、配置情報として配置変更フラグを用いる場合についてのみ説明したが、この場合に限られない。例えば各GUI部品に対して左基準配置であるか右基準配置であるかを示すテーブルを用いてもよく、配置制御部407はそのテーブルに基づいて対象とするGUI部品を右基準配置にするか左基準配置にするかを判定してもよい。
【0082】
上述した本発明の実施形態における情報処理装置を構成する各手段、並びに画面レイアウト方法の各ステップはコンピュータのメモリ等に記憶されたプログラムが動作することによっても実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
【0083】
なお、本発明は上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを情報処理装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、情報処理装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0084】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、上述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0085】
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】撮像装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】フラグ状態設定部を有する撮像装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】GUI部品と座標管理部との関係を模式的に示す図である。
【図5】左基準言語の場合のGUI部品配置を示す図である。
【図6】右基準言語の場合のGUI部品配置を示す図である。
【図7】GUI部品のレイアウト変更を行う方法の一例を示す図である。
【図8】言語の選択メニューの一例を示す図である。
【図9】配置制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】左基準配置の画面レイアウトの一例を示す図である。
【図11】右基準言語に変更された後の画面レイアウトを示す図である。
【図12】右基準言語に変更された後の画面レイアウトを示す図である。
【図13】操作部の操作方向について説明するための左基準配置の画面レイアウトを示す図である。
【図14】操作部の操作方向について説明するための右基準配置の画面レイアウトを示す図である。
【図15】ISO感度と調光補正との設定画面(日本語)の一例を示す図である。
【図16】ISO感度と調光補正との設定画面(アラビア語)の一例を示す図である。
【図17】LCD又はLCDの表示の一例を示す図ある。
【符号の説明】
【0087】
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮伸長回路
40 シャッター制御部
42 測距部
46 測光部
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
53 表示部
54 LCD
55 LCD
56 不揮発性メモリ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 表示内容切替スイッチ
70 操作部
72 電源スイッチ
80 電源制御部
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源部
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知部
100 撮像装置(デジタル一眼レフカメラ)
104 光学ファインダ
106 レンズマウント
110 通信部
112 コネクタ(またはアンテナ)
120 インタフェース
122 コネクタ
130 ミラー
132 ミラー
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
300 レンズユニット
306 レンズマウント
310 撮影レンズ
312 絞り
320 インタフェース
322 コネクタ
340 絞り制御部
342 測距制御部
344 ズーム制御部
350 レンズシステム制御回路
400 入力部
401 表示部
402 GUI部品記憶部
403 座標管理部
404 配置変更フラグ記憶部
405 表示処理部
406 言語選択検出部
407 配置制御部
408 フラグ状態判定部
409 言語方向判定部
410 配置指示部
411 フラグ状態設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示することができる情報処理装置であって、
前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出手段と、
前記言語選択検出手段により検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定手段と、
前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定手段と、
前記言語方向判定手段による判定結果及び前記配置判定手段による判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記言語方向判定手段による判定結果及び前記配置判定手段による判定結果に応じて、前記GUI部品の配置を指示する配置指示手段と、
前記配置指示手段による指示に応じて、前記GUI部品の配置座標を管理する座標管理手段とを更に有し、
前記表示処理手段は、前記座標管理手段により管理されている配置座標に基づいて前記GUI部品を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記座標管理手段は、前記配置指示手段による指示に基づいて、前記GUI部品の配置座標を左右反転させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記言語方向判定手段が、前記言語選択検出手段により検出された言語を文字列の記述方向が右から左に記述する言語であると判定した場合であって、
前記配置判定手段が、前記GUI部品に設定された配置情報が前記GUI部品を左基準に配置する旨の情報であると判定した場合、前記配置指示手段は、前記GUI部品を左基準で配置することを指示し、
前記配置判定手段が、前記GUI部品に設定された配置情報が前記GUI部品を右基準に配置する旨の情報であると判定した場合、前記配置指示手段は、前記GUI部品を右基準で配置することを指示することを特徴とする請求項2乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
ユーザ操作を検出する操作検出手段と、
前記言語方向判定手段による判定結果及び前記配置判定手段による判定結果に応じて、前記操作検出手段により検出されたユーザ操作の方向を変更する操作方向変更手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記配置判定手段は、前記表示装置に表示するGUI部品に配置変更フラグが設定されているか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記GUI部品に設定される配置変更フラグの状態を設定するフラグ状態設定手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記GUI部品を表示する第一の表示装置と、
前記第一の表示装置に表示される表示内容の一部を共通させて表示する第二の表示装置とを更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示する画面レイアウト方法であって、
前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出ステップと、
前記言語選択検出ステップにより検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定ステップと、
前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定ステップと、
前記言語方向判定ステップによる判定結果及び前記配置判定ステップによる判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理ステップとを有することを特徴とする画面レイアウト方法。
【請求項10】
同一情報を複数の異なる画面レイアウトで表示装置に表示することができる情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
前記表示装置に表示する表示対象文字列の言語の選択を検出する言語選択検出ステップと、
前記言語選択検出ステップにより検出された言語が、文字列の記述方向がそれぞれ異なる第一種言語又は第二種言語のうち何れであるかを判定する言語方向判定ステップと、
前記表示装置に表示するGUI部品に設定された配置情報を判定する配置判定ステップと、
前記言語方向判定ステップによる判定結果及び前記配置判定ステップによる判定結果に応じて、前記GUI部品を前記表示装置に表示する表示処理ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2010−39651(P2010−39651A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−200263(P2008−200263)
【出願日】平成20年8月1日(2008.8.1)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】