説明

情報処理装置

【課題】多数のコンテンツの再生を、より容易に、かつ、柔軟に扱える形で制御し、または、管理することができる情報処理装置を提供すること。
【解決手段】複数のコンテンツの各々に対して、そのコンテンツに対応するカードを用意し、各々のカードに、本装置により自動識別が可能なIDと、使用者が見て、対応するコンテンツを識別することが可能な記述とを加えた。カード読み取り手段102、ID記憶手段105、ID対応表記憶手段107を設けて、前記複数のカードを使用者がコンテンツの代わりに操作できるようにすることで、これらの複数のコンテンツの処理順序を容易に指定できるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、CD(Compact Disc)プレーヤに始まり、携帯型音楽プレーヤ及びハードディスクレコーダに至るまで、各種デジタル・コンテンツの記録装置や再生装置の普及が進んでいる。
【0003】
ここで、コンテンツとは、写真などの画像や、音楽、映画やホームビデオ、テレビ番組などであって、一つの主題を持つものを指す。また、例えば、1枚の写真は、1つのコンテンツであるが、「卒業式」など、一まとまりの主題でまとめられた「アルバム」も、1つのコンテンツと考えることができる。
【0004】
同様に、音楽に関しても、1つの楽曲は、1つのコンテンツであるが、いくつかの楽曲を一まとまりにした「アルバム」も、1つのコンテンツとみなすことができる。また、同様に、映像に関しても、1つの番組は、1つのコンテンツであるが、ある1つの放送局、すなわち、チャンネルから放送される番組の集合も、1つのコンテンツとみなすことができる。
【0005】
本明細書において、これらの「アルバム」に含まれるコンテンツを、アルバムに含まれる「子コンテンツ」と記述する。
【0006】
最近、利用できるコンテンツの量が増加すると共に、テレビ放送などの放送や、インターネット通信など、利用できるソースの種類も増加している。再生の際に、これらの複数のコンテンツから、再生したい対象となるコンテンツを、その処理順序まで含めて、より容易に選択し、再生などの処理を行う技術が重要になっている。
【0007】
そのためには、これらのコンテンツの管理方法も重要になることは、いうまでもない。例えば、複数の音楽の再生順序を入力するために、特許文献1のような方法が提案されている。
【0008】
特許文献1のオーディオプレーヤでは、ベース部上に複数個のブロックを設け、これらのブロックの位置または向きに応じて、再生させる音楽データを選択し、それらの音楽データの再生順を決定する。
【0009】
前記の技術は、コンテンツの処理順序の入力を容易に行うための技術であるが、入力された情報に基づいて、これらのデジタル・コンテンツの再生を、より容易に、かつ、柔軟に扱える形で制御し、または、管理することも必要である。また、例えば、指定されたコンテンツの再生順序を、自動的に、人間の目に見える形で出力する方法が提案されている。特許文献2のコンパクトディスクプレーヤでは、指定された曲順で曲情報を出力し、プリンタで印字する方法が知られている。
【特許文献1】特開2005−78762号公報
【特許文献2】特開平4−364290号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に開示された、ブロックの位置や向きを用いる方法では、ブロックの位置や向きと、実際の再生順序との関係が明確でなく、多数のコンテンツがある場合、必ずしも再生順序などの指定が容易にできるとは言えなかった。
【0011】
上記問題の解決のためには、各々のコンテンツと、使用者が操作する対象となる物体(特許文献1ではブロック)との関係が、使用者にとって容易に認識可能なように構成することが必要である。これは、各々の物体に、各々のコンテンツを識別できるような記載を行うことで実現できる。
【0012】
特許文献2では、指定された曲順をプリンタで印字する方法が開示されており、すなわち、各々のコンテンツを識別できるような記述を自動的に生成することが行われているが、プリンタで印字された結果を、曲順の指定に利用することは考えられていなかった。
【0013】
すなわち、予め、コンテンツの制作者などによって用意されたコンテンツの再生しか考慮されておらず、放送からの録画などによって収集されたコンテンツに関して、その再生順序などの制御を行うことは考慮されていなかった。
【0014】
そこで、上述した問題に鑑み、本発明が目的とするところは、多数のコンテンツの再生を、より容易に、かつ、柔軟に扱える形で制御し、または、管理することができる情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決するために、第1の発明の情報処理装置は、各々特定のコンテンツに対応付けられたIDが記録されたカードを複数まとめて設置するカード設置部と、前記カード設置部に設置されたカードに記録されたIDを、カードが並べられた順番に読み取るID読み取り部と、を備えたカード読み取り手段と、前記カードに記録されたIDに対応するコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、IDとコンテンツとの対応関係を記述するID対応表を記憶するIDコンテンツ対応表記憶手段と、前記ID対応表に基づいて、前記ID読み取り部が読み取ったIDに対応するコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から読み出すコンテンツ読み出し手段と、前記コンテンツ読み出し手段により読み出されたコンテンツを、読み出された順番に処理するコンテンツ処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
また、第2の発明は、第1の発明の情報処理装置において、入力されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段に記憶する制御を行うコンテンツ記憶制御手段と、前記コンテンツ記憶制御手段により記憶されたコンテンツに対応するIDを生成するID生成手段と、前記ID生成手段により生成されたIDと、前記コンテンツとの対応関係を前記IDコンテンツ対応表記憶手段のID対応表に記憶する制御を行うID対応表記憶制御手段と、前記ID生成手段により生成されたIDをカードに記録する制御を行うID記録制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
【0017】
また、第3の発明は、第1又は第2の発明の情報処理装置において、前記情報処理装置は、ネットワークを介してIDに対応するコンテンツを記憶するサーバ側コンテンツ記憶手段を備えたサーバに接続されており、前記コンテンツ読み出し手段は、前記ID読み取り部が読み取ったIDに対応するコンテンツを読み出す場合に、前記サーバ側コンテンツ記憶手段からコンテンツを読み出す手段であることを特徴とする。
【0018】
また、第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明の情報処理装置において、前記カードには、コンテンツに対応づけられた複数のIDが所定の順序にてアルバムとして記録されており、前記コンテンツ読み出し手段は、前記IDカードよりアルバムを読み出し、当該アルバムに含まれているIDに従って、所定の順序で対応するコンテンツを読み出す手段であることを特徴とする。
【0019】
また、第5の発明は、第2の発明の情報処理装置において、前記ID記録制御手段は、前記ID生成手段により生成されたIDを、生成された順番に従ってアルバムとして前記カードに記録する制御を行う手段を有することを特徴とする。
【0020】
このように、本発明は、例えば携帯型音楽プレーヤおよびハードディスクレコーダなど、特に複数のコンテンツの再生順序を指定する機能を持つ情報処理装置に関する。
【0021】
本発明の情報処理装置では、複数のコンテンツを対象とし、個々のコンテンツに各々対応するカードを用意して、各々のカードに、本装置により自動識別が可能なIDと、使用者が見て、対応するコンテンツを識別することが可能な記述とを加え、これらのカードをコンテンツの代わりに操作することで、これらの複数のコンテンツの処理順序を容易に指定できるようにした。
【0022】
また、本発明の情報処理装置の別の構成では、さらに、蓄積される、または、蓄積されたコンテンツに対して、自動的に前記のカードを記録し、これらのカードを、コンテンツの処理順序の指定に利用できるようにした。ここでカードに記録する方法としては、カードに印刷して記録することとしても良いし、磁気データとして記憶することとしても良い。
【0023】
なお、携帯型音楽プレーヤやハードディスク内のコンテンツの再生順序を指定する場合、この順序の表を「プレイリスト」と呼ぶことが一般的である。
【0024】
本発明の情報処理装置では、カードにコンテンツを対応付けて、使用者がカードを並び替えて再生順序を指定することが可能であるため、一度作ったプレイリストから、一部のカードだけを取り出してサブセット(subset、部分集合)を構成することができ、柔軟なコンテンツの管理が可能となる。
【0025】
さらに、特に、対象となるコンテンツが、テレビやラジオのチャンネルや番組である場合、トランプや花札のように、カードをシャッフルすることによって、いわゆるザッピングのように、特に視聴したいチャンネルまたは番組がなくても、少しずつ各チャンネルまたは番組を視聴して、その結果、視聴するチャンネルまたは番組を決めたり、そのまま、興味のある部分、または、視聴したい部分だけを、少しずつ次々に視聴していく、といったスタイルでの視聴を行うことができる。
【0026】
また、コンテンツと、プレイリストとを分離したため、例えば、Aさんという人の住居(以下、Aさん宅)と、Aさんとは別人のBさんの住居(以下、Bさん宅)とで、共通の番組を録画している場合には、Aさん宅で作成した、録画した番組のプレイリストである、カードのセット(集合)を、Bさん宅に持って行き、使用することができる。また、コンテンツの取得は、インターネットなどのネットワークや、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの通信手段を介して行うことができる。
【0027】
従って、例えば、Aさん宅内の寝室にコンテンツ記録手段を設置し、さらに、Aさん宅の居間にコンテンツ処理手段を設置して、Aさん宅の居間でコンテンツを視聴することが可能である。
【0028】
また、前記の例で、Aさん宅とBさん宅とで共通の番組を録画していない場合でも、Bさん宅からインターネットを通じてAさん宅のハードディスクレコーダに録画された番組のデータを取得することができる場合には、前記の場合と同様に、Aさん宅で作成した、録画番組のプレイリストであるカードのセットを、Bさん宅に持って行き、使用することができる。
【0029】
また、一部のカードは、具体的なコンテンツには対応させずに、再生上の特殊処理に対応付けてもよい。この、特殊処理としては、例えば、「3秒間休止」、「ブザーをならす」、「最初に戻る」などの処理が考えられる。
【0030】
例えば、「さくら」、「10秒間休止」、「ブザーを鳴らす」、「2秒間休止」、「海」、「最初に戻る」の順にカードが並んでいれば、「さくら」を再生した後、10秒間何も再生せずにおき、ブザーを鳴らした後、2秒間何も再生せずにおいた後、「海」が再生され、「海」の再生が終わると、再び最初に戻って「さくら」が演奏され、これが、別途、別の手段で停止を指示するまで、ずっと繰り返される。
【0031】
これらの特殊処理に対応するカードによって、より柔軟にかつ容易に、コンテンツの再生方法を指定することができる。これによって、使用者が、より容易に、コンテンツ内の再生位置を指定できる。
【0032】
また、複数の子コンテンツを含むようなコンテンツ、すなわち、前記のアルバムも、1つのコンテンツと考えて、1つのカードに対応付けることも考えられる。
【0033】
また、前記では、使用者がカードを並び替えて再生順序を指定するとしたが、本発明の情報処理装置は、カードを再生する代わりに、別の処理を行ってもよい。例えば、並べられたカードを、プレイリストとして扱って、その場で再生する代わりに、これらのカードに対応するコンテンツを、カードが並べられた順に並べたアルバムに対応するカードを、(言い換えれば、このプレイリストに対応するカードを、)いったん生成してもよい。
【0034】
ここで生成されたカードを、コンテンツの再生を行う本発明の情報処理装置に置けば、前記複数のカードを置く場合と同じ効果を、1枚のカードのみで得ることができる。
【0035】
また、いったん複数のカードに対応するコンテンツをまとめたアルバムに対応づけたカードも含めて、複数毎のカードを本発明の情報処理装置に置いて、さらに、これらを含むアルバムを作成する、という再帰的な処理を行うことも考えられる。
【0036】
このように、よく聴くお気に入りの曲(複数曲)を、いったん、まとめて1枚のカードに対応付けておくと、使用者が取り扱わななければならないカードの数を減らすことができる。
【発明の効果】
【0037】
本発明によれば、複数のコンテンツの処理順序を容易かつ使用者にとって直感的に指定することが可能な、情報処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
〔第1実施形態〕
まず、本発明の情報処理装置の第1実施形態について、図を用いて詳細に説明する。まず、図1に示すように、情報処理装置は、カード設置部103及びID読み取り部104とを有するカード読み取り手段102と、ID記憶手段105と、コンテンツ読み出し手段106と、ID対応表記憶手段107と、コンテンツ記憶手段108と、コンテンツ処理手段109とを備えており、カード読み取り手段102を介してカード101に記載された情報を読み取る。
【0039】
まず、カード101は、各々1枚1枚が1つのコンテンツに対応する情報が記載されている。すなわち、これらのカードは、順序付けて並び替えることにより、プレイリストを構成するためのものである。
【0040】
ここでは、カードと記述しているように、典型的には、縦10mm×横10mm程度から縦300mm×横200mm程度の間の長方形または正方形の形状で、厚さは、10μm程度から3mm程度の間の薄いものである。
【0041】
角に当たる部分は、使用者が取り扱い時に負傷しないよう、丸みを帯びさせて構成するのが通常であるが、例えば、紙などの剛体でない素材で構成する場合には、そのような丸みを付けず、完全に長方形状であっても構わない。
【0042】
また、順序付けて並び替えることができ、使用者が見て、どのコンテンツに対応するものであるか一見してわかるようなものであれば、その形状は、前記のような、いわゆるカード形状に限るものではなく、立方体状、球状、その他の形状でも構わない。
【0043】
ただし、カード形状のものを用いれば、トランプまたは花札と同様に、1枚を選ぶこと、または、複数毎の間で順序を並べ替えることが、より容易かつ直感的に可能となる。また、シャッフルすることで、ランダムな順番に並び替えることが容易にでき、例えば、あえて、どんなコンテンツが選択されたかを見ないでおいて、意外なコンテンツが次に再生されることを楽しむこともできる。
【0044】
ここで図2を用いて具体的にカード101について説明する。図2に示すように、カード101には、各々1枚1枚に、コンテンツの記述(201)と、コンテンツの補足説明(202)と、ID(アイ・ディー、identifier、識別子)(203)とが記載されている。図に示すように、カード101には、自動的に読み取り可能なIDが付されており、これらのIDをカード読み取り手段102が読み取ることによって、後述するような方法を用いて、対応するコンテンツがどれであるかを判断することができる。
【0045】
このIDとしては、例えば、バーコードリーダで光学的に読み取り可能なバーコードが記載されていたり、OCR(optical character reader、光学式文字読み取り装置)で読み取り可能な文字列や番号が記載されている。
【0046】
なお、当該IDは、必ずしも、前記のように光学的に読み取り可能なものである必要はなく、機械で自動的に識別できるものであればよい。例えば、カードに内蔵された非接触IC(integrated circuit、集積回路)カード上の情報を非接触ICカードリーダで読み取る方法で識別しても良いし、カードに内蔵されたRFタグ上の情報をRFタグリーダで読み取る方法で識別しても良い。これらのIDの場合は、光学的に読み取るものではないので、通常、人間が外観上で視認できるものではない。
【0047】
また、本実施形態においては「IDを付す」と記載しているが、これは、カードがその付加機能としてIDの機能を持つということを意味しており、カード全体がIDの役割を果たすように構成しても構わない。例えば、カード全体が赤色であれば、楽曲「さくら」というコンテンツ、カード全体が青色であれば、楽曲「海」に対応する、といった構成も考えられる。
【0048】
またIDは、他のコンテンツと識別することができればよいので、例えば、1,2,34,5,…のような単なる通し番号を付してもよい。
【0049】
あるいは、例えば、ハードディスクレコーダで番組を録画する場合であれば、チャンネルの番号が「12」、録画開始時刻が「2001年3月3日19時0分」、録画時間が「45分間」であったとすれば、「12200103031900045」といったIDを生成することとしても良い。この場合、IDの数字の先頭(位の大きい方)から順に、2桁、4桁、2桁、2桁、2桁が、各々、チャンネル番号、録画開始時刻の年、月、日、時(24時間制)、分、録画時間(長さ)に対応する。
【0050】
このようなIDを付加することにより、異なる番組に対しては、異なるIDを付加し、および、Aさん宅で録画するか、Bさん宅で録画するかに関わらず、同じ番組に対しては、同一のIDを付加することができる。
【0051】
また、これらのカードの表面または裏面上には、コンテンツの記述(201)に示すように、人間が目で見て、対応するコンテンツが何であるかを識別できるような記述を行うことが望ましい。これは、例えば、「朝のニュース」や「義経」などの番組名や、「さくら」や「ベートーベン作曲 交響曲第五番」などの楽曲名を記述すればよい。
【0052】
さらに、カードの表面または裏面上には、コンテンツの補足説明(202)に示すように、これらのコンテンツに関する補足的な説明情報を記載してもよい。この補足説明情報には、例えば、「第20話 壇ノ浦で平氏が滅亡する」などの番組の内容に関する記述や、「演奏 ベルリン・フィルハーモニー交響楽団」などの演奏者情報などが例えば記載される。
【0053】
また、ここでは、コンテンツの記述201やコンテンツの補足説明202は、カードの表面上や裏面上に記述または記載するとしたが、必ずしも、使用者に視覚的に認識できるものである必要はなく、聴覚的または触覚的または嗅覚的に認識できるものであっても構わない。例えば、楽曲「さくら」であれば、さくらのような形状に表面上に彫刻が施されている、のであっても構わないし、「さくら」の曲の冒頭の部分が繰り返し聴こえてくる、のであっても構わない。
【0054】
カード読み取り手段102は、上記カード101に記載されているIDを読み取る手段であり、複数毎のカードを並べて置くカード設置部103と、当該カードからID(503)の読み取りを行うID読み取り部104とを備えて構成されている。
【0055】
本実施形態において、カードを並べて「置く」と記述しているが、必ずしも、カード設置部の上方にカードを置く必要はなく、また、カード設置部103に密接してカードを置く必要もない。
【0056】
このカード読み取り手段102について、図3を用いて説明する。図3(a)は、カード設置部103の状態を示した図である。図3(a)に示すように、カード設置部103は上部が平らとなっており、その平らな部分に利用者は1枚又は複数枚のカード101を重ねて配置する。図3(b)は、カード101を取り除いた状態を示す図である。カード設置部103は、カード送り部303と、ID読み取り部304とを上方に設置しており、その上に配置されたカード101に記載されたIDを読み取られる。ここで、IDとしてバーコードを用いる場合は、ID読み取り部104として、バーコードリーダを用い、IDとして文字列を用いる場合には、ID読み取り部304としてOCRを用いればよい。
【0057】
また、複数のカードを順次送って、カード101に記載されたID203を読み取って行くため、カード設置部103上に、カード送り部303を設けている。このカード送り部303は、図1では、カード設置部103に含まれる。これは、カード設置部内部に図示しないモーターがあり、一枚ずつカードを紙送りするものである。
【0058】
通常は、正しく1枚毎に紙送りを行うため、カード押さえ機構が設けられており(不図示)、カード面に下向きの適切な圧力が掛かるように構成されている。このカード送りの機構に関しては、同業者であれば、容易に実現できる既存の技術であるので、詳細な説明は省略する。
【0059】
なお、カード送り機構と光学式読み取り装置を用いて、カード設置部に置かれた複数のカードのIDの読み取りを行ったが、カード読み取り手段102は、このような構成に限定されるものではない。
【0060】
例えば、カードとして、ICカードを用いるか、または、ICタグを埋め込んで、このICカード、または、ICタグには、微細なアンテナを内蔵し、カードリーダから微弱な電波を発信することによって、IDを読み取ることとしても良い。
【0061】
前記の電波を用いる場合、電波の強度によってカードのカード設置部103からの距離を測定することで、カード送り部303のような、カード送り機構を用いることなく、カードは重ねて置いたままで、カードの並び順を含めて、カードのIDを読み取ることも考えられる。
【0062】
また、ここでは、「複数のカード」と記載したが、これは、一般に複数のカードを置いて処理する能力がある、ということを意味しており、たまたま、使用者が1枚だけのカードを置いて、そのカードに対応するコンテンツだけを再生するといった場合でも良いことは勿論である。すなわち、使用者が常に2枚以上のカードを置かなければならないわけではない。
【0063】
そして、カード読み取り手段102で読み取られたIDは、ID記憶手段105に一時的に保存される。このID記憶手段102におけるデータ構造の一例を示したのが図4である。
【0064】
ID記憶手段105は、カードの並び順の通りに並べたIDをキューに一時的に記憶するためものである。ここでID記憶手段105は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ等により構成されている。
【0065】
ID記憶手段105のデータ構造についての一例を示したのが図4である。図4に示すように、ID記憶手段105は、ID読み取り部104から読み出されたIDが、順番に格納されている。そして、コンテンツを再生するたびに、再生したコンテンツのIDは消される。
【0066】
例えば、図4に示すように、1枚目のカードに対応するIDとして第1エントリー401が、2枚目のカードに対応するIDとして第2エントリー402が、3枚目のカードに対応するIDとして第3エントリー403がそれぞれ記憶されている。ここで、複数のカードを重ねたままで、カード設置部からの距離に従って並び順を読み取る場合には、距離の近い順に、一度にID記憶手段105にIDを格納すればよい。
【0067】
また、前記では、再生したコンテンツのIDは消されるとしたが、実際には消さずに、次に再生するコンテンツを示すポインタの位置を動かすだけでもよい。この場合、ID記憶手段に記憶されたIDを記録しておくことが可能となる。
【0068】
また、前記では、いったん全てのカードを読み取り終わってから、置かれている全てのカードに対応するコンテンツを順次再生することを想定していたが、実際には、ID読み取りとコンテンツ再生とを並行して行い、カードのIDを1つ読み取っては、それに対応するコンテンツを1つ再生する、ということを繰り返しても構わない。
【0069】
コンテンツ読み出し手段106は、ID対応表記憶手段107に格納されたID対応表を読み出し、これに従って、ID記憶手段105から読み出したIDに対応するコンテンツを決定し、このコンテンツをコンテンツ記憶手段108から読み出し、コンテンツ処理手段109に送って再生する。
【0070】
コンテンツ読み出し手段106は、物理的には、CPU(central processing unit:中央処理装置)などの処理制御機構により実現されている。また、ID対応表記憶手段107は、通常RAMや、ハードディスクドライブ等の記憶装置で構成されている。
【0071】
ここで、ID対応表記憶手段107におけるデータ構造の一例を示したのが図5である。図5によれば、ID対応表記憶手段107は、ID501(例えば、「12200103031900045」)と、コンテンツへのリンク502(例えば、「yoshitsune.mpg」)とが対応づけて記憶されている。
【0072】
コンテンツへのリンクは、ファイル名やネットワークパス、URL(Uniform Resource Locator)等の、実際のコンテンツデータにアクセスするための情報が格納されている。
【0073】
コンテンツ記憶手段108は、コンテンツが実際に記憶されている記憶手段であり、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の記憶装置で構成されている。そして、当該コンテンツは、コンテンツ記憶手段108においてファイルとして記憶されている。
【0074】
なお、本実施形態においては、コンテンツをコンテンツ記憶手段108に記憶することとして説明するが、例えばインターネットなどのネットワーク、または、ブルートゥースなどの通信路を介して、離れた場所に記憶されており、通信を行うことによりその都度呼び出すこととしても良いことは勿論である。
【0075】
コンテンツ処理手段109は、コンテンツのファイルを解析して映像データや音声データを生成する。そして、映像データを例えばモニター等の映像出力装置(不図示)や、音声データをスピーカ等の音声出力装置(不図示)に出力する。
【0076】
通常コンテンツのファイルは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2、MP3(MPEG-1 Audio Layer 3)などの圧縮フォーマットで記憶されている。したがって、コンテンツ処理手段109は、コンテンツファイルを復号する機能を有しており、コンテンツファイルを復号して出力する。
【0077】
次に、図6および図7のフローチャートを参照しながら、本発明の情報処理装置の動作に関して説明する。
【0078】
本装置での情報処理は、カード読み取り手段102でカードのIDを読み取ってID記憶手段105に記憶させ、コンテンツ読み出し手段106で、前記ID記憶手段105に記憶された順序に従って、IDに対応するコンテンツを読み出して、コンテンツ処理手段109で再生することで行われる。
【0079】
以下、まず、図6のフローチャートを用いて、カード読み取り手段102によるカードのIDの読み取りに関して説明し、次に、図7のフローチャートを用いて、コンテンツの読み出しおよびコンテンツの再生に関して説明する。
【0080】
まず、使用者によって1枚又は複数枚のカード101がカード設置部103の上に置かれると、ID読み取り部104はカード101からカードに記載されたIDを読み取る(ステップS601)。
【0081】
つづいて、ID読み取り部104は、読み取ったIDをID記憶手段105に書格納する(ステップS602)。ここで、図4に示すように、最初に読み取ったIDは、最初のエントリー(第1エントリー401)として、ID記憶手段105内のキューに書き込まれる。
【0082】
次に、カード送り部303により、カードが1枚送り出される。そして、次のカードが有る場合には(ステップS603;Yes)、ステップS601から処理を繰り返し実行する。また、次のカードが無いと判定された場合には(ステップS603;No)、本処理を終了する。
【0083】
そして、ステップS602において、2枚目のカードを読み取った場合は、読み取ったIDは図4のキューの第2エントリー402に、3枚目のカードを読み取った場合には、第3エントリー403に、というように、順次、上から下に1つずつ移りながら、キュー内のカードのIDを格納する場所をずらしていく。
【0084】
なお、カード設置部103からの距離を測定することで、カードは重ねて置いたまま、カードの並び順を含めて、カードのIDを読み取る場合には、カード送り部303によるカード送りを行う必要はない。また、1枚ずつ順番に読んでいく必要もなく、距離の近い順にソートして前記ID記憶手段105内のキューを作成すればよい。
【0085】
つづいて、図7のフローチャートを用いて、コンテンツの読み出しおよびコンテンツの再生に関して説明する。
【0086】
まず、コンテンツ読み出し手段106は、ID記憶手段105内に記憶されたキューから、コンテンツのIDを1つ読み出す(ステップS701)。これは、最初に書き込まれたIDから順番に読み出せばよい。例えば、図4を参照すると、まず一番上(最初)に記憶されている第1エントリー401が読み出され、次に2番目の第2エントリー402が読み出される。
【0087】
次に、コンテンツ読み出し手段106は、読み出したIDを、ID対応表記憶手段107に記憶されたID対応表上で照合し、当該IDに対応するコンテンツへのリンクを読み出す(ステップS702)。
【0088】
続いて、コンテンツ読み出し手段106は、読み出されたリンクから、リンク先のコンテンツにアクセスし、コンテンツ記憶手段108内に記憶されたコンテンツを読み出す(ステップS703)。
【0089】
ここで、コンテンツ記憶手段108は、インターネットなどのネットワーク、または、ブルートゥースなどの通信路を介して、遠隔地、または、同じ家の別の部屋などの、本発明の情報処理装置の他の構成部分からは、離れた場所に設置することも考えられる。この場合には、このネットワーク、または、通信路を介して、コンテンツのデータがコンテンツ記憶手段から、コンテンツ読み出し手段に向けて、送出される。
【0090】
次に、コンテンツ処理手段109により、読み出したコンテンツが再生される(ステップS704)。なお、ここではステップS703のコンテンツの読み出しと、ステップS704のコンテンツの再生とを別個のステップとして説明したが、いわゆるストリーミングの処理により、コンテンツを読み出しながら、同時に再生も行ってもよい。
【0091】
そして、コンテンツ読み出し手段106は、ID記憶手段105にまだIDが記憶されている場合は(ステップS705;Yes)、ステップS701に処理を移行し、次のIDをID記憶手段105から読み出す。他方、ID記憶手段105にIDが記憶されていない場合には(ステップS705;No)、本処理を終了する。
【0092】
以上の図7のフローチャートに関する説明では、いったん全てのカードを読み取り終わってから、置かれている全てのカードに対応するコンテンツを順次再生することを想定していたが、実際には、ID読み取りとコンテンツ再生とを並行して行い、カードのIDを1つ読み取っては、それに対応するコンテンツを1つ再生する、ということを繰り返しても構わない。
【0093】
また、前記では全てのカードがコンテンツに対応するものとして説明したが、一部のカードは、具体的なコンテンツには対応させずに、再生上の特殊処理に対応付けて、コンテンツ処理手段109は、この特殊処理を行うものとしてもよい。
【0094】
この、特殊処理としては、例えば、「3秒間休止」、「ブザーをならす」、「最初に戻る」などの処理が考えられる。
【0095】
例えば、「さくら」、「10秒間休止」、「ブザーを鳴らす」、「2秒間休止」、「海」、「最初に戻る」の順にカードが並んでいれば、「さくら」を再生した後、10秒間何も再生せずにおき、ブザーを鳴らした後、2秒間何も再生せずにおいた後、「海」が再生され、「海」の再生が終わると、再び最初に戻って「さくら」が演奏され、これが、別途、別の手段で停止を指示するまで、ずっと繰り返される。
【0096】
このように、第1実施形態によれば、カードに記録されたIDをカード読み取り手段で読み取り、読み取った順序にてコンテンツを再生・出力することができる。したがって、カードの設置の仕方により、コンテンツの再生・出力順序を簡易に切り替えることができるようになる。
【0097】
なお、本実施例では、コンテンツを、最終的に、再生しているが、コンテンツの処理として、再生する以外の処理を行ってもよい。例えば、指定された順番に楽曲のデータをCD−R(compact disc recordable)に焼き込んで、お好みの曲順のCD−Rを作成する装置も、本発明の情報処理装置の範囲に含まれる。
【0098】
あるいは、並べられたカードに対応するコンテンツを、カードが並べられた順に並べたアルバムに対応するカードを、(言い換えれば、並べられたカードに対応するプレイリストに対応するカードを)生成してもよい。
【0099】
このカードに関しては、そのようなカードの中での通し番号をIDに含め、別途、対応するコンテンツの表を、別途用意する記憶装置上に、このIDと結び付けて記憶しておくとよい。
【0100】
〔第2実施形態〕
続いて、図8及び図9を用いて第2実施形態について説明する。図8は、第2実施形態におけるブロック図、図9は第2実施形態におけるコンテンツの記録およびID対応表およびカードの作成についてのフローチャートである。
【0101】
第2実施形態の情報処理装置は、図8に示すように、カード読み取り手段802と、ID記憶手段805と、コンテンツ読み出し手段806と、ID対応表記憶手段807と、コンテンツ記憶手段808と、コンテンツ処理手段809と、コンテンツ記録手段810と、ID生成手段811とを備えて構成されており、カード801がカード設置部803に置かれる。また、コンテンツ記録手段810は、コンテンツ812を記録している。なお、コンテンツ記録手段810によるコンテンツの記録、ID生成手段811によるID対応表及びカード作成処理以外は、第2実施形態の情報処理装置は、第1実施形態と同様に動作する。
【0102】
すなわち、カード読み取り手段802はカード読み取り手段102と、ID記憶手段805はID記憶手段105と、コンテンツ読み出し手段806はコンテンツ読み出し手段106と、ID対応表記憶手段807はID対応表記憶手段107と、コンテンツ記憶手段808はコンテンツ記憶手段108と同一の構成であり、同一の動作を行うためその称さない説明を省略する。
【0103】
ここで、ID対応表およびカードの作成の処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0104】
まず、記録するコンテンツ812が指示されて入力されると、コンテンツ記録手段810は、その指示を受け取り(ステップS901)、指示されたコンテンツを記録すると共に、そのコンテンツ812へのリンクをID生成手段911に渡す(ステップS902)。
【0105】
このコンテンツの記録は、例えば、ハードディスクレコーダにおいては、録画するチャンネル、録画開始日時、録画時間を、リモートコントローラを用いて指示され、指示された番組をハードディスクに録画することに当たる。
【0106】
次に、上記ID生成手段811は、記録されたコンテンツに対して、IDを生成し、コンテンツ記録手段910から得た、コンテンツへのリンクと共にID対応表記憶手段807の対応表に記録する(ステップS903)。
【0107】
このIDの生成は、例えば、チャンネルの番号が12、録画開始時刻が「2001年3月3日19時0分」、録画時間が「45分間」であったとすれば、「1220010303190045」のようなIDを生成すればよい。ここで、IDの数字の先頭(位の大きい方)から順に、2桁、4桁、2桁、2桁、2桁が、各々、チャンネル番号、録画開始時刻の年、月、日、時(24時間制)、分、録画時間(長さ)に対応する。
【0108】
そして、ID生成手段811は、さらに、前記IDに加え、必要に応じて、コンテンツの記述、および、コンテンツの補足説明を印刷して、図2に示すようなカードを作成する(ステップS904)。
【0109】
ここで、IDは、数値でなく、例えば、等価なデータを表す2次元バーコードや3次元バーコード等の符号を印刷してもよい。この印刷は、例えば、広く使われているプリンタで行えばよい。この場合、カードは、例えば、紙など、このプリンタで印刷可能な素材で作られている必要がある。
【0110】
このように、第2実施形態における情報装置によれば、新たに入力されるコンテンツに基づいて新たなIDを生成し、当該IDを記録したカードを生成することができる。これにより、利用者は記憶されたコンテンツを再生・出力したい場合には、カードをカード読み取り部804に読み取らせる操作だけですむようになる。また、すでに記憶されているコンテンツに対応するカードと併せることにより、新たに記憶させたコンテンツと、あらかじめ記憶されているコンテンツを併せて再生・出力することが可能となり、より柔軟に順序を指定することが可能となる。
【0111】
なお、上述した実施形態ではカードにプリンタで印刷するとしたが、ICカードを用意しておいて、それに必要事項(IDおよびコンテンツの記述およびコンテンツの補足説明)を電子的に記録することとしても良いことは勿論である。
【0112】
また、カードそのものを最初から作成する過程を含んでもよいし、予め用意されたカードに、必要事項を印刷または記録するだけとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】本発明の情報処理装置の第1の実施例に係るブロック図。
【図2】カードの概観の説明図。
【図3】カード読み取り手段の一例の説明図。
【図4】ID記憶手段に保持されるデータ構造に関する説明図。
【図5】ID対応表のデータ構造に関する説明図。
【図6】本発明の情報処理装置の第1の実施例のIDの読み取りに関するフローチャート。
【図7】本発明の情報処理装置の第1の実施例のコンテンツの読み出しおよびコンテンツの再生に関するフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施例に係るブロック図。
【図9】本発明の情報処理装置の第2の実施例のID対応表およびカードの作成に関するフローチャート。
【符号の説明】
【0114】
101 カード
102 カード読み取り手段
103 カード設置部
104 ID読み取り部
105 ID記憶手段
106 コンテンツ読み出し手段
107 ID対応表記憶手段
108 コンテンツ記憶手段
109 コンテンツ処理手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々特定のコンテンツに対応付けられたIDが記録されたカードを複数まとめて設置するカード設置部と、前記カード設置部に設置されたカードに記録されたIDを、カードが並べられた順番に読み取るID読み取り部と、を備えたカード読み取り手段と、
前記カードに記録されたIDに対応するコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
IDとコンテンツとの対応関係を記述するID対応表を記憶するIDコンテンツ対応表記憶手段と、
前記ID対応表に基づいて、前記ID読み取り部が読み取ったIDに対応するコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から読み出すコンテンツ読み出し手段と、
前記コンテンツ読み出し手段により読み出されたコンテンツを、読み出された順番に処理するコンテンツ処理手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
入力されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段に記憶する制御を行うコンテンツ記憶制御手段と、
前記コンテンツ記憶制御手段により記憶されたコンテンツに対応するIDを生成するID生成手段と、
前記ID生成手段により生成されたIDと、前記コンテンツとの対応関係を前記IDコンテンツ対応表記憶手段のID対応表に記憶する制御を行うID対応表記憶制御手段と、
前記ID生成手段により生成されたIDをカードに記録する制御を行うID記録制御手段と、
を更に備えることを、特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置は、ネットワークを介してIDに対応するコンテンツを記憶するサーバ側コンテンツ記憶手段を備えたサーバに接続されており、
前記コンテンツ読み出し手段は、前記ID読み取り部が読み取ったIDに対応するコンテンツを読み出す場合に、前記サーバ側コンテンツ記憶手段からコンテンツを読み出す手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記カードには、コンテンツに対応づけられた複数のIDが所定の順序にてアルバムとして記録されており、
前記コンテンツ読み出し手段は、前記IDカードよりアルバムを読み出し、当該アルバムに含まれているIDに従って、所定の順序で対応するコンテンツを読み出す手段であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記ID記録制御手段は、前記ID生成手段により生成されたIDを、生成された順番に従ってアルバムとして前記カードに記録する制御を行う手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−149248(P2007−149248A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−343758(P2005−343758)
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】