情報処理装置
【課題】入力機器を変更せずに、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作を可能にする。
【解決手段】メニュー画面識別番号、メニュー画面配置座標、及びカーソル制御方式に記録されている情報を、メニュー画面配置情報記録テーブルから呼び出し、モニタに表示する。上記呼び出された情報に基づき、最適なカーソル制御方式を判断するための処理動作を実行する。判断の結果、フリーカーソルモードが、最適なカーソル制御方式であると判断した場合、リモコン本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるようにフリーカーソル制御を実行する。一方、フリーカーソルモードは、最適なカーソル制御方式ではないと判断した場合、リモコン本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるようにブロックカーソル制御を実行する。
【解決手段】メニュー画面識別番号、メニュー画面配置座標、及びカーソル制御方式に記録されている情報を、メニュー画面配置情報記録テーブルから呼び出し、モニタに表示する。上記呼び出された情報に基づき、最適なカーソル制御方式を判断するための処理動作を実行する。判断の結果、フリーカーソルモードが、最適なカーソル制御方式であると判断した場合、リモコン本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるようにフリーカーソル制御を実行する。一方、フリーカーソルモードは、最適なカーソル制御方式ではないと判断した場合、リモコン本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるようにブロックカーソル制御を実行する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の情報処理機能を、択一的に実行し得る情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理装置の表示部に表示されるメニュー領域において、同時に多数表示されている個々のコマンドが、カーソルでヒットしやすいようにすることを目的とした提案が行われている。上記提案では、メニュー領域にカーソルを移動させることにより、該メニュー領域が拡大表示され、カーソルがメニュー領域を外れることで、該メニュー領域が、元の大きさに戻るようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平4−243422号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下に、上記特許文献1に開示されている技術が提案されるに至った経緯について説明する。
【0005】
近年、文字、動画、音声などの様々な情報を扱うことが可能な情報処理機器が普及している。上記情報処理機器は、ユーザが、上記情報処理機器の表示部に表示されている、複数の機能ボタンを配置したメニュー画面や、多層化したメニュー画面等を見ながら、付属のリモコンを操作することにより、上記情報処理機器が備える複数の機能の内のいずれか(ユーザが所望する機能)を選択するようになっている。
【0006】
上記機能選択においては、例えば、「ブロックカーソルモード」が採用されている。このブロックカーソルモードとは、上記リモコンからの指令信号に応じて、機能ボタンの配置箇所に順次移動するカーソル(いわゆる「ブロックカーソル」)を、ユーザが所望する機能ボタンまで移動させ選択させる方式である。
【0007】
ところで、上記機能選択方式では、メニュー画面を探し出す作業や、上記カーソルを所望の機能ボタンまで移動させる作業等を、ユーザが行わなければならない。その為、ユーザは、所望の機能ボタンを選択する際に、上記リモコンのボタンを頻繁に操作しなければならず、使い勝手が悪い。
【0008】
そこで、ユーザが、頻繁なボタン操作をすることなく、ユーザの所望する機能を呼び出すことが可能な情報処理機器が普及するに至った。
【0009】
上記情報処理機器には、上記リモコンに、上記機器が有する様々な機能に対応する、複数の機能選択/決定ボタンが備えられている。しかし、上記情報処理機器は、該機器の多機能化によって、上記リモコンに備えられる機能選択/決定ボタンの数も多くなってしまい、ユーザにとっては、使い勝手が悪い。
【0010】
そこで、近年では、付属のリモコンに、上述したような複数の機能選択/決定ボタンを備えていない情報処理機器が提案されている。
【0011】
上記提案に係る情報処理機器では、上記機能選択として、例えば、「フリーカーソルモード」が採用されている。このフリーカーソルモードとは、上記リモコンからの指令信号に応じて、メニュー画面上を自在に移動することができるカーソル(いわゆる「フリーカーソル」)をユーザが所望する機能ボタンまで移動させ選択させる方式である。
【0012】
上記情報処理機器では、付属のリモコンに、ユーザの指の動きを検知する、いわゆるタッチパッド装置や、リモコン本体の動作(例えば、前後、左右、及び上下移動)を検知する加速度センサ等が備えられており、上記情報処理装置が、上記検知結果に応じてカーソルを移動させている。
【0013】
その為、ユーザが、所望の機能を選択する場合には、例えば、表示部に表示中の機能選択画面における所望の機能ボタンの上でカーソルを留め、その場でリモコン等の決定ボタンを操作する作業等が必要である。
【0014】
しかし、上記作業は、ユーザにとっては、極めて操作性が悪かった。
【0015】
そこで、上記に鑑みて提案されたのが、特許文献1に開示されている技術である。
【0016】
上記技術では、上記2つの機能選択モード(ブロックカーソルモード、及びフリーカーソルモード)の内の、どちらの機能選択モードにも対応が可能なメニュー画面を出力し、ユーザがリモコンを用いて、該メニュー画面の画面状況に適した選択方法で、所望の機能ボタンを選択するという方法が採られている。
【0017】
しかし、このような方法では、例えば、ブロックカーソルモードで選択する際には、リモコンの上下左右ボタンや数字キー等を利用し、一方、フリーカーソルモードで選択する際には、上記タッチパッド装置を利用するというように、機能選択方法に応じて、異なった入力機器を使用しなければならず、ユーザにとって煩わしいという問題があった。
【0018】
従って、本発明の目的は、入力機器を変更せずに、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が可能な情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の第1の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、上記表示部に出力するカーソル選択・出力部と、を備える。
【0020】
このメニュー画面出力部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0021】
同様に、このカーソル選択・出力部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0022】
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む。
【0023】
上記とは別の実施形態では、上記カーソル選択・出力部によって上記表示部に出力されたカーソルを、上記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから上記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える。
【0024】
このカーソル移動部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0025】
また、上記とは別の実施形態では、上記メニュー画面出力部が、上記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部を更に備える。
【0026】
この画面制御部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0027】
本発明の第2の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、を備え、上記情報処理装置におけるカーソル選択出力方法として、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するための第1のステップと、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択する第2のステップと、上記第2のステップにおいて選択されたカーソルを、上記表示部に出力する第3のステップと、を有する。
【0028】
本発明の第3の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、上記メニュー画面のサイズが上記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び上記メニュー画面のサイズが上記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、上記表示部に出力する第1のカーソル選択・出力部と、外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく上記メニュー画面のサイズと、上記第2の記憶部に記憶されている上記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較し、該比較結果に基づき、上記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択し、該選択したカーソル制御方式に係わるカーソルを、上記第1のカーソル選択・出力部から上記表示部に出力中のカーソルに変えて、上記選択したカーソルを上記表示部に出力する第2のカーソル選択・出力部と、を備える。
【0029】
本発明の第3の観点に係る好適な実施形態では、上記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む。
【0030】
上記とは別の実施形態では、上記カーソル選択・出力部によって上記表示部に出力されたカーソルを、上記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから上記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える。
【0031】
また、上記とは別の実施形態では、上記メニュー画面出力部が、上記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部をさらに備える。
【0032】
本発明の第4の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、上記メニュー画面のサイズが上記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び上記メニュー画面のサイズが上記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、を備え、上記情報処理装置におけるカーソル選択出力方法として、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、上記表示部に出力する第1のステップと、外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく上記メニュー画面のサイズと、上記第2の記憶部に記憶されている上記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較する第2のステップと、上記第2のステップにおける比較結果に基づき、上記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択する第3のステップと、上記第1のステップにおいて選択し上記表示部に表示中のカーソルに変えて、上記第3のステップにおいて選択したカーソルを上記表示部に出力する第4のステップと、を有する。
【0033】
なお、上述したメニュー画面出力部、カーソル選択・出力部、カーソル移動部、及び画面制御部の機能は、上述したように、上記演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現されるが、それらのアプリケーションプログラムに代えて、上記それぞれの機能を奏するハードウェアを、上記情報処理装置に搭載する構成としても差し支えない。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、入力機器を変更せずに、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が可能な情報処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図である。
【0037】
上記情報処理システムは、図1に示すように、情報処理装置1と、モニタ3とを備え、情報処理装置1は、情報処理装置本体(以下、「装置本体」と略記する)10と、リモコン(リモートコントローラ)5とを含む。装置本体10と、モニタ3とは、例えば、通信ケーブル4を通じて、相互に情報の授受が可能に接続される。
【0038】
装置本体10は、例えば、情報記録媒体の1つであるDVDや、情報記録装置の1つであるHDD(Hard Disk Drive)等から情報を読み出したり、上記DVD、或いは上記HDD等へ情報を書き込んだりすることが可能なDVD・HDDレコーダや、マウスやキーボート等を有するコンピュータである。装置本体10は、画像出力部7と、受信部9と、記憶部11と、制御部20とを内蔵している。これら各部(符号7、9、11、20)は、装置本体10に内蔵されるバスライン16を通じて、相互に情報の授受が行えるようになっている。
【0039】
画像出力部7は、制御部20の制御下で、制御部20から、バスライン16を通じてデータ出力指令信号を入力すると、該指令信号に基づき、カーソル(即ち、ポインタ)情報や、装置本体10が搭載している各種機能を示す情報、或いは画像情報等を、可視情報としてモニタ3に出力する。
【0040】
本実施形態では、モニタ3には、例えば、液晶ディスプレイ、或いはCRTディスプレイ(共に、図示しない)等の表示機器が採用される。モニタ3は、図示しないI/Oインタフェースを介して画像出力部7に接続される。モニタ3には、図示しないI/Oインタフェースを通じて、画像出力部7から出力される画像情報が表示される。
【0041】
受信部9は、制御部20の制御下で、リモコン5から無線送信される、装置本体10を操作するための指令信号を受信すると、該指令信号を、バスライン16を通じて制御部20へ出力する。
【0042】
ここで、リモコン5は、装置本体10を操作するためのデバイスであって、例えば、上下左右ボタンや図示しない数字キー等(以下、「操作キー」という。)から構成される。リモコン5は、ユーザが、上記操作キーを操作した場合には、該操作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。リモコン5は、また、ユーザが、リモコン5本体を全方向(上下左右方向等)に動かした時の移動方向及び移動量などの、動作情報を取得するセンサ(例えば、加速度センサ)を備えており、ユーザが、リモコン5本体を動かした場合には、該動作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。
【0043】
記憶部11は、制御部20が実行する演算処理動作を規定した、種々のアプリケーションプログラムや、種々のデータを記憶しておくためのメモリであり、例えば、ハードディスクや半導体メモリ等が用いられる。記憶部11には、例えば、1又は複数のアプリケーションプログラム13(図示と説明の都合上、1つのみ記載)、メニュー画面配置情報記録テーブル14、複数の機能選択画面配置情報記録テーブル15、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び複数の機能ボタン配置情報記録テーブル18等と共に、図示しない種々のデータが記憶される。メニュー画面配置情報記録テーブル14、機能選択画面配置情報記録テーブル15、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び機能ボタン配置情報記録テーブル18等に記録されている様々な情報は、それぞれ、バスライン16を通じて制御部20から出力される情報書き込み指令信号に基づき書き込まれ、また、バスライン16を通じて制御部20から出力される情報読み出し指令信号に基づき、バスライン16を通じて制御部20に出力される。
【0044】
アプリケーションプログラム13には、例えば、制御部20により実行される、装置本体10の各部を制御するための制御プログラムや、装置本体10の各種機能を示す情報を表示するメニュー画面や、該メニュー画面上の情報を選択する際に表示される機能選択画面、及び機能ボタン等を生成/制御する、メニュー画面生成制御プログラムが含まれる。アプリケーションプログラム13は、装置本体10の図示しない操作部、或いはリモコン5の各種ボタンを通じてユーザから入力される指令情報に基づき、制御部20の制御動作を規定している。
【0045】
メニュー画面配置情報記録テーブル14には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数のメニュー画面を、モニタ3の所定の位置に配置(表示)するための情報が記録されている。メニュー画面配置情報記録テーブル14には、また、ユーザが、上記メニュー画面内に配置されている各種機能を示す情報を選択する際に適したカーソル制御方式等の情報も記録されている。上記機能を示す情報の選択は、上記メニュー画面が、モニタ3に表示されることで、ユーザが、モニタ3を観察しながら、リモコン5を操作することで行われる。
【0046】
機能選択画面配置情報記録テーブル15には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能選択画面を、上記メニュー画面内の所定の位置に配置(表示)するための情報が、記憶されている。機能選択画面配置情報記録テーブル15には、また、例えば、上記機能選択画面上に上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能選択画面の一部を選択した場合の、装置本体10が行う処理動作等の情報も、1又は複数の機能選択画面毎に、それぞれ関連付けられて記憶されている。
【0047】
選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の、ユーザにより選択された機能選択画面を、モニタ3のメニュー画面上の所定の位置に配置(表示)するための情報が記録されている。選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17には、また、ユーザが、上記選択された機能選択画面内に配置されている各種機能を示す情報を選択する際に適した、カーソル制御方式等の情報も記録されている。
【0048】
機能ボタン配置情報記録テーブル18には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能ボタンを、上記機能選択画面内の所定の位置に配置(表示)するための情報が、記憶されている。機能ボタン配置情報記録テーブル18には、また、例えば、上記機能ボタン上に上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合の、装置本体10が行う処理動作等の情報も、1又は複数の機能ボタン毎に、それぞれ関連付けられて記憶されている。
【0049】
なお、メニュー画面配置情報記録テーブル14、機能選択画面配置情報記録テーブル15、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び機能ボタン配置情報記録テーブル18の構成例については、後に詳述する。
【0050】
制御部20は、アプリケーションプログラム13を実行し、その際、必要に応じて、記憶部11に記憶されている各種データを適宜参照しながら、上記各テーブルから読み込んだそれぞれの情報を用いて、各々のプログラムが要求する演算処理動作を行う。なお、制御部20は、上記メニュー画面生成制御プログラムを実行する際には、後述する図9に示すフローチャートに従った演算処理動作を実行する。
【0051】
図2は、図1に記載のメニュー画面配置情報記録テーブル14のデータ構造の一例を示す説明図である。
【0052】
図2に示すように、メニュー画面配置情報記録テーブル14は、メニュー画面識別番号記録領域21、メニュー画面配置座標記録領域23、及びカーソル制御方式記録領域25を含む。
【0053】
メニュー画面識別番号記録領域21は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数のメニュー画面を識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0054】
メニュー画面配置座標記録領域23は、上記生成されたメニュー画面を、モニタ3の所定の位置に配置(表示)するための複数の平面座標情報を、上記1又は複数のメニュー画面識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0055】
カーソル制御方式記録領域25は、上記生成されたメニュー画面に表示されている複数の機能の中から所望の機能を選択する際の、上記選択に適したカーソル制御方式情報を記録するための領域である。カーソル制御方式記録領域25には、上記選択に適したカーソル制御方式情報が、メニュー画面配置座標記録領域23に記録されている平面座標情報毎に、それぞれ対応付けて記録される。
【0056】
本実施形態では、例えば、メニュー画面識別番号情報「M0(41)」に対し、メニュー画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(0,0)」、「(X2,Y2)=(650,450)」が対応付けられており、上記メニュー画面配置座標情報に対し、上記カーソル制御方式情報として「フリーカーソル」が対応付けられている。
【0057】
なお、以降の、例えば、「M0(41)」等の括弧()内に示した数字は、後述するメニュー画面や、機能選択画面や、機能ボタン等を、それぞれ識別するための番号である。
【0058】
図3は、図1に記載の機能選択画面配置情報記録テーブル15のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0059】
図3に示すように、機能選択画面配置情報記録テーブル15は、機能選択画面識別番号記録領域31、機能選択画面配置座標記録領域33、及び関連処理識別番号記録領域35を含む。
【0060】
機能選択画面識別番号記録領域31は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能選択画面を識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0061】
機能選択画面配置座標記録領域33は、上記生成された機能選択画面を、上記メニュー画面内の所定の位置に配置(表示)するための複数の平面座標情報を、上記1又は複数の機能選択画面識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0062】
関連処理識別番号記録領域35は、例えば、上記生成された機能選択画面上に、上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合の、装置本体10が行う処理動作を規定した情報を記録するための領域である。関連処理識別番号記録領域35には、上記機能ボタンを選択した場合の、装置本体10が行う処理動作を規定した情報が、機能選択画面配置座標記録領域33に記録されている平面座標情報毎に、それぞれ対応付けて記録される。
【0063】
本実施形態では、例えば、上記機能選択画面識別番号情報「G1(43)」に対し、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(50,50)」、「(X2,Y2)=(200,200)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M1」が対応付けられている。
【0064】
同様に、「G2(45)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(250,50)」、「(X2,Y2)=(400,200)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M2」が対応付けられている。
【0065】
また、「G3(47)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(450,50)」、「(X2,Y2)=(600,200)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M3」が対応付けられている。
【0066】
また、「G4(49)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(50,250)」、「(X2,Y2)=(200,400)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M4」が対応付けられている。
【0067】
また、「G5(51)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(250,250)」、「(X2,Y2)=(400,400)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M5」が対応付けられている。
【0068】
さらに、「G6(53)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(450,250)」、「(X2,Y2)=(600,400)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M6」が対応付けられている。
【0069】
図4は、図1に記載のモニタ3に表示されるメニュー画面の画面構成の一例を示す説明図である。
【0070】
図4に示すメニュー画面41は、ユーザが、例えば、リモコン5を用いて、上記メニュー画面出力操作を行った場合に、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって、上記メニュー画面配置情報記録テーブル14、及び上記機能選択画面配置情報記録テーブル15に記録されている情報に基づいて生成される。
【0071】
図4に示した例では、メニュー画面41は、符号43〜符号53で示す、合計6個の機能選択画面を含む。
【0072】
メニュー画面41において、符号43で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の諸機能を設定するための画面である。次に、符号45で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、TV番組を視聴するのに必要な諸情報を設定するための画面である。
【0073】
次に、符号47で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、画像情報、及び/又は音声情報を、所定の記録媒体に記録するのに必要な諸情報を設定するための画面である。次に、符号49で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、画像情報、及び/又は音声情報を再生するのに必要な諸情報を設定するための画面である。
【0074】
次に、符号51で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、画像情報、及び/又は音声情報を、録画、及び/又は録音するのに必要な諸情報を設定するための画面である。次に、符号53で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、例えば、コンピュータのような情報処理機器としての機能、及び該機能を用いた情報通信を行うのに必要な諸情報を設定するための画面である。
【0075】
上記符号43乃至符号53中にそれぞれ示している矩形領域は、装置本体10が有する様々な機能の設定処理を行うための機能ボタンである。
【0076】
なお、機能選択画面51上で示した黒塗りの星形の形状55は、上述した機能ボタン、メニュー画面、及び機能選択画面を選択するためのカーソル(ポインタ)である。
【0077】
図5は、図1に記載の選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17のデータ構造の一例を示す説明図である。
【0078】
図5に示すように、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17は、選択された機能選択画面識別番号記録領域22、選択された機能選択画面配置座標記録領域24、及びカーソル制御方式記録領域26を含む。
【0079】
上記識別番号記録領域22は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の選択された機能選択画面を識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0080】
上記配置座標記録領域24は、上記生成された選択済みの機能選択画面を、モニタ3のメニュー画面上の所定の位置に配置(表示)するための複数の平面座標情報を、上記1又は複数の選択された機能選択画面識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0081】
カーソル制御方式記録領域26は、上記機能選択画面に表示されている複数の機能の中から所望の機能を選択する際の、上記選択に適したカーソル制御方式情報を記録するための領域である。カーソル制御方式記録領域26には、上記選択に適したカーソル制御方式情報が、上記配置座標記録領域24に記録されている平面座標情報毎に、それぞれ対応付けられて記録される。
【0082】
本実施形態では、例えば、上記識別番号情報「M5(61)」に対し、上記配置座標情報として「(X1,Y1)=(150,80)」、「(X2,Y2)=(500,400)」が対応付けられており、上記画面配置座標情報に対し、上記カーソル制御方式情報として「ブロックカーソル」が対応付けられている。
【0083】
図6は、図1に記載の機能ボタン配置情報記録テーブル18のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0084】
図6に示すように、機能ボタン配置情報記録テーブル18は、機能ボタン識別番号記録領域32、機能ボタン配置座標記録領域34、及び関連処理識別番号記録領域36を含む。
【0085】
機能ボタン識別番号記録領域32は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能ボタンを識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0086】
機能ボタン配置座標記録領域34は、上記生成された機能ボタンを、上記メニュー画面内の所定の位置に配置(表示)するための平面座標情報を、上記1又は複数の機能ボタン識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0087】
関連処理識別番号記録領域36は、上記生成された機能選択画面上に、上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、例えば、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合の、装置10が行う処理動作を規定した情報を記録するための領域である。
【0088】
本実施形態では、例えば、上記機能ボタン識別番号情報「A11(63)」に対し、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(200,100)」、「(X2,Y2)=(250,130)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R1」が対応付けられている。
【0089】
同様に、「B12(65)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(300,100)」、「(X2,Y2)=(450,130)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R2」が対応付けられている。
【0090】
また、「C13(67)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(200,180)」、「(X2,Y2)=(250,210)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R3」が対応付けられている。
【0091】
また、「D14(69)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(300,180)」、「(X2,Y2)=(450,210)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R4」が対応付けられている。
【0092】
また、「E15(71)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(200,260)」、「(X2,Y2)=(250,290)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R5」が対応付けられている。
【0093】
さらに、「F16(73)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(300,260)」、「(X2,Y2)=(450,290)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R6」が対応付けられている。
【0094】
図7は、図4に記載の機能選択画面51が選択された際に、モニタ3に表示される機能選択画面61を示す説明図である。
【0095】
図7に示す機能選択画面61は、例えば、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって、上記選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び上記機能ボタン配置情報記録テーブル18に記録されている情報に基づいて生成される。機能選択画面61は、例えば、上記機能選択画面51上に上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合に、制御部20の制御下で、メニュー画面41上に表示(ポップアップ)される。
【0096】
図7に示した例では、機能選択画面61は、符号63〜符号73で示す、合計6個の機能ボタンを含む。
【0097】
機能選択画面61において、符号63で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、現在視聴しているTV番組を録画、及び/又は録音する機能を実行するためのボタンである。
【0098】
次に、符号65で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、TV番組を録画するための予約設定(いわゆる録画予約)を行う際に、電子番組表(Electric Program Guide、以下、「EPG」と略記する。)を使って録画予約を行うのに必要な諸情報を入力するためのボタンである。
【0099】
次に、符号67で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、TV番組を録画予約する際に、上記EPGを使わずに(つまり、リモコン5の操作キーを操作して)録画予約を行うのに必要な諸情報を入力するためのボタンである。次に、符号69で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、所定の記録媒体に録画する予定のTV番組を、上記記録媒体の記録可能な記録領域内に収まるように録画するために必要な諸情報を入力するためのボタンである。
【0100】
次に、符号71で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、外部機器からの画像情報、及び/又は音声情報を、録画、及び/又は録音を実行するためのボタンである。次に、符号73で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、録画した番組を再生しながら、別の番組を録画するために必要な諸情報を入力するためのボタンである。
【0101】
なお、符号63の破線で示した矩形領域は、メニュー画面41上に機能選択画面61が表示された直後の、上記カーソル(ポインタ)の位置を示している。
【0102】
図8は、図7に記載の機能選択画面61において、機能ボタン65を指定した状態を示す説明図である。
【0103】
機能選択画面61における機能ボタン65の選択は、ユーザがリモコン5を操作し、機能選択画面61に対応したカーソル制御方式(本実施形態では、ブロックカーソルモード)で、上記カーソル(ポインタ)を移動させることで選択される。なお、上記機能ボタン65が選択されると、予め記録されている機能ボタン65に対応した処理動作を、装置本体10が実行する。
【0104】
図9は、メニュー画面のカーソル制御方式を決定するに際しての、図1に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0105】
図9において、ユーザがリモコン5を操作し、メニュー画面表示指令を、装置本体10に対して送信することにより、受信部9及びバスライン16を通じて、装置本体10に、メニュー画面表示要求が入力される(ステップS11)。上述したメニュー画面表示要求が、受信部9及びバスライン16を通じて制御部20に入力されると、制御部20は、記憶部11に記録されている、上記カーソル(ポインタ)を制御するのに関わる情報等を初期化するための処理を実行する(ステップS12)。
【0106】
次に、制御部20は、メニュー画面識別番号21、メニュー画面配置座標23、及びカーソル制御方式25に記録されている情報を、メニュー画面配置情報記録テーブル14から呼び出し(ステップS13)、該呼び出した情報を、バスライン16、画像出力部7、及び通信ケーブル4を通じて、モニタ3に表示出力する(ステップS14)。これにより、例えば、図4で示したようなメニュー画面41が、モニタ3上に表示される。
【0107】
次に、制御部20は、ステップS14で呼び出された情報(例えば、上記カーソル制御方式情報等)に基づき、メニュー画面41において、最適なカーソル制御方式を選択するための処理動作を実行する(ステップS15)。即ち、メニュー画面41上で、上記カーソル(ポインタ)を移動する際の最適なカーソル制御方式は、フリーカーソルモード、或いはブロックカーソルモードの内のどちらなのかを判断する(ステップS16)。
【0108】
上記判断の結果、制御部20は、フリーカーソルモードが、最適なカーソル制御方式であると判断した場合には(ステップS16でYes)、リモコン5から送信される、リモコン5本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるように、上記フリーカーソル制御を実行する(ステップS17)。制御部20は、上記フリーカーソル制御が実行されている最中に、例えば、リモコン5から、新たな指令信号を受信すると、ステップS13で示した処理動作に移行する(ステップS18)。
【0109】
一方、上記判断の結果、制御部20は、フリーカーソルモードは、最適なカーソル制御方式ではないと判断した場合には(ステップS16でNo)、リモコン5から送信される、リモコン5本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるように、上記ブロックカーソル制御を実行する(ステップS19)。制御部20は、上記フリーカーソル制御が実行されている最中に、例えば、リモコン5から、新たな指令信号を受信すると、ステップS13で示した処理動作に移行する(ステップS20)。
【0110】
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、例えば、リモコンや、タッチパッド等の入力機器自体を変更しなくとも、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が行え、それにより操作性の大幅な向上をも実現できる。
【0111】
図10は、本発明の他の実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図である。
【0112】
図10で示した情報処理システムは、記憶部11に、新たに、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19が格納されている点と、リモコン81が、図4で示したメニュー画面の拡大/縮小の指令機能を有する点において、図1に記載の情報処理システムと構成が相違する。その他の構成については、図1に記載の物と同一であるので、図10において、図1に記載した物と同一物には、同一符号を付して、それらの詳細な説明を省略する。
【0113】
メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19には、制御部20が、カーソル制御方式をフリーカーソル制御方式にするか、或いはブロックカーソル制御方式にするかを選択するための基準となる、メニュー画面のサイズの閾値情報が記録されている。なお、上記メニュー画面のサイズは、ユーザが、後述するリモコン81を操作することにより、拡大/縮小される。
【0114】
図11は、図10に記載のリモコン81の拡大平面図である。
【0115】
図11で示したリモコン81は、モニタ3に表示されたメニュー画面(例えば、図4のメニュー画面41)を縮小するための操作キー83と、上記メニュー画面を拡大するための操作キー85とを備える点で、図1に記載のリモコン5と構成が相違する。
【0116】
ユーザが、縮小操作キー83を操作することにより、モニタ3上に表示されているメニュー画面のサイズが縮小され、拡大操作キー85を操作することにより、上記メニュー画面のサイズが拡大される。
【0117】
図12は、図10に記載のメニュー画面サイズ閾値記録テーブル19のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0118】
図12に示すように、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19は、メニュー画面サイズ閾値記録領域87、及びカーソル制御方式記録領域89を含む。
【0119】
メニュー画面サイズ閾値記録領域87は、上記カーソル制御方式を切り替える際の基準となるメニュー画面のサイズ情報を記録するための領域である。
【0120】
カーソル制御方式記録領域89は、上記生成されたメニュー画面のサイズに応じた、カーソル制御方式情報を記録するための領域である。
【0121】
メニュー画面サイズ閾値記録領域87において、上記カーソル制御方式を切り替える際の基準となる値として、例えば、「X2−X1(横の辺の長さ)」が「360」、「Y2−Y1(縦の辺の長さ)」が「330」に設定されている。
【0122】
また、カーソル制御方式記録領域89においては、例えば、横の辺の長さが「360」、縦の辺の長さが「330」よりも大きい場合には、上記メニュー画面のカーソル制御方式を「フリーカーソルモード」を採用するように設定されている。また、例えば、横の辺の長さが「360」、縦の辺の長さが「330」よりも小さい場合、或いは等しい場合には、上記メニュー画面のカーソル制御方式を「ブロックカーソルモード」を採用するように設定されている。
【0123】
図13は、メニュー画面が拡大/縮小される場合におけるカーソル制御方式の決定に際しての、図10に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0124】
図13において、ユーザがリモコン81を操作することにより、制御部20は、メニュー画面識別番号21、メニュー画面配置座標23、及びカーソル制御方式25に記録されている情報を、メニュー画面配置情報記録テーブル14から呼び出し、該呼び出した情報を、バスライン16、画像出力部7、及び通信ケーブル4を通じて、モニタ3に表示出力する(ステップS31)。これにより、例えば、図4で示したようなメニュー画面41が、モニタ3上に表示される。
【0125】
次に、制御部20は、受信部9及びバスライン16を通じて、リモコン81から、送信されたメニュー画面サイズ拡大/縮小指令信号を入力すると(ステップS32)、モニタ3に表示されているメニュー画面のサイズを、上記指令信号に係わるサイズに合致するように、メニュー画面配置情報記録テーブル14等に記録されている配置情報を参照し、所定の演算処理を行い、該演算処理の結果得られた情報を、バスライン16、画像出力部7、及び通信ケーブル4を通じて、モニタ3に表示出力する(ステップS33)。
【0126】
次に、制御部20は、記憶部11に記憶されている、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19に記録されている情報を参照し、上記表示中のメニュー画面のサイズが、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19に記録されている、メニュー画面のサイズの閾値を超えているか否かを判断する(ステップS34)。
【0127】
上記判断の結果、制御部20は、メニュー画面のサイズは、所定の閾値を超えていると判断した場合には(ステップS35でYes)、拡大/縮小されたメニュー画面のカーソル制御方式を変更するための処理動作を実行する(ステップS36)。そして、制御部20は、該当するカーソル制御方式を用いて、リモコン81から送信される、リモコン81本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるように、所定の処理動作を実行する(ステップS37)。
【0128】
一方、上記判断の結果、制御部20は、メニュー画面のサイズは、所定の閾値を超えていないと判断した場合には(ステップS35でNo)、上記メニュー画面のサイズが、拡大/縮小される前のカーソル制御方式を維持し(ステップS38)、ステップS37で示した処理動作に移行する。
【0129】
以上説明したように、本発明の他の実施形態によれば、例えば、リモコンや、タッチパッド等の入力機器自体を変更しなくとも、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が行え、それにより操作性の大幅な向上をも実現できる。
【0130】
図14は、本発明の他の実施形態の変形例であって、図10に示すリモコン81の構成の一部を変更した拡大平面図である。
【0131】
図14で示すリモコン91は、上述したカーソルを移動させる方法の1つである、ブロックカーソルモードとフリーカーソルモードのいずれか一方のモードを、選択的に設定する操作キー93を備える点で、図10に記載のリモコン81と構成が相違する。リモコン91は、ユーザが、ブロックカーソルモードを選択するためのキーを操作した場合には、該キー操作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。リモコン91は、また、ユーザが、フリーカーソルモードを選択するためのキーを操作した場合には、該キー操作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。
【0132】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0133】
例えば、上述した実施形態では、カーソル制御方式切り替え処理として、主に、メニュー画面を例に挙げたが、上述した実施形態は、上記内容のみに限定されるものではなく、機能選択画面等の、モニタに表示される画像全般についても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明の一実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図。
【図2】図1に記載のメニュー画面配置情報記録テーブルのデータ構造の一例を示す説明図。
【図3】図1に記載の機能選択画面配置情報記録テーブルのデータ構成の一例を示す説明図。
【図4】図1に記載のモニタ3に表示されるメニュー画面の画面構成の一例を示す説明図。
【図5】図1に記載の選択済み機能選択画面配置情報記録テーブルのデータ構造の一例を示す説明図。
【図6】図1に記載の機能ボタン配置情報記録テーブルのデータ構成の一例を示す説明図。
【図7】図4に記載の機能選択画面が選択された際に、モニタに表示される機能選択画面を示す説明図。
【図8】図7に記載の機能選択画面において、機能ボタンを指定した状態を示す説明図。
【図9】メニュー画面のカーソル制御方式を決定するに際しての、図1に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図。
【図11】図10に記載のリモコンの拡大平面図。
【図12】図10に記載のメニュー画面サイズ閾値記録テーブルのデータ構成の一例を示す説明図。
【図13】メニュー画面が拡大/縮小される場合におけるカーソル制御方式の決定に際しての、図10に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャート。
【図14】本発明の他の実施形態の変形例であって、図10に示すリモコンの構成の一部を変更した拡大平面図。
【符号の説明】
【0135】
1…情報処理装置、3…モニタ、4…通信ケーブル、5…リモコン、7…画像出力部、9…受信部、10…装置本体、11…記憶部、13…アプリケーションプログラム、14…メニュー画面配置情報記録テーブル、15…機能選択画面配置情報記録テーブル、17…選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル、18…機能ボタン配置情報記録テーブル、19…メニュー画面サイズ閾値記録テーブル、20…制御部、41…メニュー画面、43,45,47,49,51,53,61…機能選択画面、63,65,67,69,71,73…機能ボタン、81,91…リモコン。
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の情報処理機能を、択一的に実行し得る情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理装置の表示部に表示されるメニュー領域において、同時に多数表示されている個々のコマンドが、カーソルでヒットしやすいようにすることを目的とした提案が行われている。上記提案では、メニュー領域にカーソルを移動させることにより、該メニュー領域が拡大表示され、カーソルがメニュー領域を外れることで、該メニュー領域が、元の大きさに戻るようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平4−243422号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下に、上記特許文献1に開示されている技術が提案されるに至った経緯について説明する。
【0005】
近年、文字、動画、音声などの様々な情報を扱うことが可能な情報処理機器が普及している。上記情報処理機器は、ユーザが、上記情報処理機器の表示部に表示されている、複数の機能ボタンを配置したメニュー画面や、多層化したメニュー画面等を見ながら、付属のリモコンを操作することにより、上記情報処理機器が備える複数の機能の内のいずれか(ユーザが所望する機能)を選択するようになっている。
【0006】
上記機能選択においては、例えば、「ブロックカーソルモード」が採用されている。このブロックカーソルモードとは、上記リモコンからの指令信号に応じて、機能ボタンの配置箇所に順次移動するカーソル(いわゆる「ブロックカーソル」)を、ユーザが所望する機能ボタンまで移動させ選択させる方式である。
【0007】
ところで、上記機能選択方式では、メニュー画面を探し出す作業や、上記カーソルを所望の機能ボタンまで移動させる作業等を、ユーザが行わなければならない。その為、ユーザは、所望の機能ボタンを選択する際に、上記リモコンのボタンを頻繁に操作しなければならず、使い勝手が悪い。
【0008】
そこで、ユーザが、頻繁なボタン操作をすることなく、ユーザの所望する機能を呼び出すことが可能な情報処理機器が普及するに至った。
【0009】
上記情報処理機器には、上記リモコンに、上記機器が有する様々な機能に対応する、複数の機能選択/決定ボタンが備えられている。しかし、上記情報処理機器は、該機器の多機能化によって、上記リモコンに備えられる機能選択/決定ボタンの数も多くなってしまい、ユーザにとっては、使い勝手が悪い。
【0010】
そこで、近年では、付属のリモコンに、上述したような複数の機能選択/決定ボタンを備えていない情報処理機器が提案されている。
【0011】
上記提案に係る情報処理機器では、上記機能選択として、例えば、「フリーカーソルモード」が採用されている。このフリーカーソルモードとは、上記リモコンからの指令信号に応じて、メニュー画面上を自在に移動することができるカーソル(いわゆる「フリーカーソル」)をユーザが所望する機能ボタンまで移動させ選択させる方式である。
【0012】
上記情報処理機器では、付属のリモコンに、ユーザの指の動きを検知する、いわゆるタッチパッド装置や、リモコン本体の動作(例えば、前後、左右、及び上下移動)を検知する加速度センサ等が備えられており、上記情報処理装置が、上記検知結果に応じてカーソルを移動させている。
【0013】
その為、ユーザが、所望の機能を選択する場合には、例えば、表示部に表示中の機能選択画面における所望の機能ボタンの上でカーソルを留め、その場でリモコン等の決定ボタンを操作する作業等が必要である。
【0014】
しかし、上記作業は、ユーザにとっては、極めて操作性が悪かった。
【0015】
そこで、上記に鑑みて提案されたのが、特許文献1に開示されている技術である。
【0016】
上記技術では、上記2つの機能選択モード(ブロックカーソルモード、及びフリーカーソルモード)の内の、どちらの機能選択モードにも対応が可能なメニュー画面を出力し、ユーザがリモコンを用いて、該メニュー画面の画面状況に適した選択方法で、所望の機能ボタンを選択するという方法が採られている。
【0017】
しかし、このような方法では、例えば、ブロックカーソルモードで選択する際には、リモコンの上下左右ボタンや数字キー等を利用し、一方、フリーカーソルモードで選択する際には、上記タッチパッド装置を利用するというように、機能選択方法に応じて、異なった入力機器を使用しなければならず、ユーザにとって煩わしいという問題があった。
【0018】
従って、本発明の目的は、入力機器を変更せずに、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が可能な情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の第1の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、上記表示部に出力するカーソル選択・出力部と、を備える。
【0020】
このメニュー画面出力部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0021】
同様に、このカーソル選択・出力部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0022】
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む。
【0023】
上記とは別の実施形態では、上記カーソル選択・出力部によって上記表示部に出力されたカーソルを、上記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから上記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える。
【0024】
このカーソル移動部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0025】
また、上記とは別の実施形態では、上記メニュー画面出力部が、上記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部を更に備える。
【0026】
この画面制御部の機能は、例えば、情報処理装置に内蔵される演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現される。
【0027】
本発明の第2の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、を備え、上記情報処理装置におけるカーソル選択出力方法として、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するための第1のステップと、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択する第2のステップと、上記第2のステップにおいて選択されたカーソルを、上記表示部に出力する第3のステップと、を有する。
【0028】
本発明の第3の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、上記メニュー画面のサイズが上記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び上記メニュー画面のサイズが上記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、上記表示部に出力する第1のカーソル選択・出力部と、外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく上記メニュー画面のサイズと、上記第2の記憶部に記憶されている上記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較し、該比較結果に基づき、上記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択し、該選択したカーソル制御方式に係わるカーソルを、上記第1のカーソル選択・出力部から上記表示部に出力中のカーソルに変えて、上記選択したカーソルを上記表示部に出力する第2のカーソル選択・出力部と、を備える。
【0029】
本発明の第3の観点に係る好適な実施形態では、上記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む。
【0030】
上記とは別の実施形態では、上記カーソル選択・出力部によって上記表示部に出力されたカーソルを、上記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから上記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える。
【0031】
また、上記とは別の実施形態では、上記メニュー画面出力部が、上記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部をさらに備える。
【0032】
本発明の第4の観点に従う情報処理装置は、複数の情報処理機能を択一的に実行し得るもので、表示部と、上記表示部に、上記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、上記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、上記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、上記メニュー画面のサイズが上記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び上記メニュー画面のサイズが上記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、を備え、上記情報処理装置におけるカーソル選択出力方法として、上記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、上記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、上記表示部に出力する第1のステップと、外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく上記メニュー画面のサイズと、上記第2の記憶部に記憶されている上記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較する第2のステップと、上記第2のステップにおける比較結果に基づき、上記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択する第3のステップと、上記第1のステップにおいて選択し上記表示部に表示中のカーソルに変えて、上記第3のステップにおいて選択したカーソルを上記表示部に出力する第4のステップと、を有する。
【0033】
なお、上述したメニュー画面出力部、カーソル選択・出力部、カーソル移動部、及び画面制御部の機能は、上述したように、上記演算処理部による、上記処理動作に係わるアプリケーションプログラムの実行により実現されるが、それらのアプリケーションプログラムに代えて、上記それぞれの機能を奏するハードウェアを、上記情報処理装置に搭載する構成としても差し支えない。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、入力機器を変更せずに、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が可能な情報処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図である。
【0037】
上記情報処理システムは、図1に示すように、情報処理装置1と、モニタ3とを備え、情報処理装置1は、情報処理装置本体(以下、「装置本体」と略記する)10と、リモコン(リモートコントローラ)5とを含む。装置本体10と、モニタ3とは、例えば、通信ケーブル4を通じて、相互に情報の授受が可能に接続される。
【0038】
装置本体10は、例えば、情報記録媒体の1つであるDVDや、情報記録装置の1つであるHDD(Hard Disk Drive)等から情報を読み出したり、上記DVD、或いは上記HDD等へ情報を書き込んだりすることが可能なDVD・HDDレコーダや、マウスやキーボート等を有するコンピュータである。装置本体10は、画像出力部7と、受信部9と、記憶部11と、制御部20とを内蔵している。これら各部(符号7、9、11、20)は、装置本体10に内蔵されるバスライン16を通じて、相互に情報の授受が行えるようになっている。
【0039】
画像出力部7は、制御部20の制御下で、制御部20から、バスライン16を通じてデータ出力指令信号を入力すると、該指令信号に基づき、カーソル(即ち、ポインタ)情報や、装置本体10が搭載している各種機能を示す情報、或いは画像情報等を、可視情報としてモニタ3に出力する。
【0040】
本実施形態では、モニタ3には、例えば、液晶ディスプレイ、或いはCRTディスプレイ(共に、図示しない)等の表示機器が採用される。モニタ3は、図示しないI/Oインタフェースを介して画像出力部7に接続される。モニタ3には、図示しないI/Oインタフェースを通じて、画像出力部7から出力される画像情報が表示される。
【0041】
受信部9は、制御部20の制御下で、リモコン5から無線送信される、装置本体10を操作するための指令信号を受信すると、該指令信号を、バスライン16を通じて制御部20へ出力する。
【0042】
ここで、リモコン5は、装置本体10を操作するためのデバイスであって、例えば、上下左右ボタンや図示しない数字キー等(以下、「操作キー」という。)から構成される。リモコン5は、ユーザが、上記操作キーを操作した場合には、該操作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。リモコン5は、また、ユーザが、リモコン5本体を全方向(上下左右方向等)に動かした時の移動方向及び移動量などの、動作情報を取得するセンサ(例えば、加速度センサ)を備えており、ユーザが、リモコン5本体を動かした場合には、該動作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。
【0043】
記憶部11は、制御部20が実行する演算処理動作を規定した、種々のアプリケーションプログラムや、種々のデータを記憶しておくためのメモリであり、例えば、ハードディスクや半導体メモリ等が用いられる。記憶部11には、例えば、1又は複数のアプリケーションプログラム13(図示と説明の都合上、1つのみ記載)、メニュー画面配置情報記録テーブル14、複数の機能選択画面配置情報記録テーブル15、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び複数の機能ボタン配置情報記録テーブル18等と共に、図示しない種々のデータが記憶される。メニュー画面配置情報記録テーブル14、機能選択画面配置情報記録テーブル15、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び機能ボタン配置情報記録テーブル18等に記録されている様々な情報は、それぞれ、バスライン16を通じて制御部20から出力される情報書き込み指令信号に基づき書き込まれ、また、バスライン16を通じて制御部20から出力される情報読み出し指令信号に基づき、バスライン16を通じて制御部20に出力される。
【0044】
アプリケーションプログラム13には、例えば、制御部20により実行される、装置本体10の各部を制御するための制御プログラムや、装置本体10の各種機能を示す情報を表示するメニュー画面や、該メニュー画面上の情報を選択する際に表示される機能選択画面、及び機能ボタン等を生成/制御する、メニュー画面生成制御プログラムが含まれる。アプリケーションプログラム13は、装置本体10の図示しない操作部、或いはリモコン5の各種ボタンを通じてユーザから入力される指令情報に基づき、制御部20の制御動作を規定している。
【0045】
メニュー画面配置情報記録テーブル14には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数のメニュー画面を、モニタ3の所定の位置に配置(表示)するための情報が記録されている。メニュー画面配置情報記録テーブル14には、また、ユーザが、上記メニュー画面内に配置されている各種機能を示す情報を選択する際に適したカーソル制御方式等の情報も記録されている。上記機能を示す情報の選択は、上記メニュー画面が、モニタ3に表示されることで、ユーザが、モニタ3を観察しながら、リモコン5を操作することで行われる。
【0046】
機能選択画面配置情報記録テーブル15には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能選択画面を、上記メニュー画面内の所定の位置に配置(表示)するための情報が、記憶されている。機能選択画面配置情報記録テーブル15には、また、例えば、上記機能選択画面上に上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能選択画面の一部を選択した場合の、装置本体10が行う処理動作等の情報も、1又は複数の機能選択画面毎に、それぞれ関連付けられて記憶されている。
【0047】
選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の、ユーザにより選択された機能選択画面を、モニタ3のメニュー画面上の所定の位置に配置(表示)するための情報が記録されている。選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17には、また、ユーザが、上記選択された機能選択画面内に配置されている各種機能を示す情報を選択する際に適した、カーソル制御方式等の情報も記録されている。
【0048】
機能ボタン配置情報記録テーブル18には、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能ボタンを、上記機能選択画面内の所定の位置に配置(表示)するための情報が、記憶されている。機能ボタン配置情報記録テーブル18には、また、例えば、上記機能ボタン上に上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合の、装置本体10が行う処理動作等の情報も、1又は複数の機能ボタン毎に、それぞれ関連付けられて記憶されている。
【0049】
なお、メニュー画面配置情報記録テーブル14、機能選択画面配置情報記録テーブル15、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び機能ボタン配置情報記録テーブル18の構成例については、後に詳述する。
【0050】
制御部20は、アプリケーションプログラム13を実行し、その際、必要に応じて、記憶部11に記憶されている各種データを適宜参照しながら、上記各テーブルから読み込んだそれぞれの情報を用いて、各々のプログラムが要求する演算処理動作を行う。なお、制御部20は、上記メニュー画面生成制御プログラムを実行する際には、後述する図9に示すフローチャートに従った演算処理動作を実行する。
【0051】
図2は、図1に記載のメニュー画面配置情報記録テーブル14のデータ構造の一例を示す説明図である。
【0052】
図2に示すように、メニュー画面配置情報記録テーブル14は、メニュー画面識別番号記録領域21、メニュー画面配置座標記録領域23、及びカーソル制御方式記録領域25を含む。
【0053】
メニュー画面識別番号記録領域21は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数のメニュー画面を識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0054】
メニュー画面配置座標記録領域23は、上記生成されたメニュー画面を、モニタ3の所定の位置に配置(表示)するための複数の平面座標情報を、上記1又は複数のメニュー画面識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0055】
カーソル制御方式記録領域25は、上記生成されたメニュー画面に表示されている複数の機能の中から所望の機能を選択する際の、上記選択に適したカーソル制御方式情報を記録するための領域である。カーソル制御方式記録領域25には、上記選択に適したカーソル制御方式情報が、メニュー画面配置座標記録領域23に記録されている平面座標情報毎に、それぞれ対応付けて記録される。
【0056】
本実施形態では、例えば、メニュー画面識別番号情報「M0(41)」に対し、メニュー画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(0,0)」、「(X2,Y2)=(650,450)」が対応付けられており、上記メニュー画面配置座標情報に対し、上記カーソル制御方式情報として「フリーカーソル」が対応付けられている。
【0057】
なお、以降の、例えば、「M0(41)」等の括弧()内に示した数字は、後述するメニュー画面や、機能選択画面や、機能ボタン等を、それぞれ識別するための番号である。
【0058】
図3は、図1に記載の機能選択画面配置情報記録テーブル15のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0059】
図3に示すように、機能選択画面配置情報記録テーブル15は、機能選択画面識別番号記録領域31、機能選択画面配置座標記録領域33、及び関連処理識別番号記録領域35を含む。
【0060】
機能選択画面識別番号記録領域31は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能選択画面を識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0061】
機能選択画面配置座標記録領域33は、上記生成された機能選択画面を、上記メニュー画面内の所定の位置に配置(表示)するための複数の平面座標情報を、上記1又は複数の機能選択画面識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0062】
関連処理識別番号記録領域35は、例えば、上記生成された機能選択画面上に、上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合の、装置本体10が行う処理動作を規定した情報を記録するための領域である。関連処理識別番号記録領域35には、上記機能ボタンを選択した場合の、装置本体10が行う処理動作を規定した情報が、機能選択画面配置座標記録領域33に記録されている平面座標情報毎に、それぞれ対応付けて記録される。
【0063】
本実施形態では、例えば、上記機能選択画面識別番号情報「G1(43)」に対し、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(50,50)」、「(X2,Y2)=(200,200)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M1」が対応付けられている。
【0064】
同様に、「G2(45)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(250,50)」、「(X2,Y2)=(400,200)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M2」が対応付けられている。
【0065】
また、「G3(47)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(450,50)」、「(X2,Y2)=(600,200)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M3」が対応付けられている。
【0066】
また、「G4(49)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(50,250)」、「(X2,Y2)=(200,400)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M4」が対応付けられている。
【0067】
また、「G5(51)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(250,250)」、「(X2,Y2)=(400,400)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M5」が対応付けられている。
【0068】
さらに、「G6(53)」には、上記機能選択画面配置座標情報として「(X1,Y1)=(450,250)」、「(X2,Y2)=(600,400)」が対応付けられており、上記機能選択画面配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「M6」が対応付けられている。
【0069】
図4は、図1に記載のモニタ3に表示されるメニュー画面の画面構成の一例を示す説明図である。
【0070】
図4に示すメニュー画面41は、ユーザが、例えば、リモコン5を用いて、上記メニュー画面出力操作を行った場合に、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって、上記メニュー画面配置情報記録テーブル14、及び上記機能選択画面配置情報記録テーブル15に記録されている情報に基づいて生成される。
【0071】
図4に示した例では、メニュー画面41は、符号43〜符号53で示す、合計6個の機能選択画面を含む。
【0072】
メニュー画面41において、符号43で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の諸機能を設定するための画面である。次に、符号45で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、TV番組を視聴するのに必要な諸情報を設定するための画面である。
【0073】
次に、符号47で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、画像情報、及び/又は音声情報を、所定の記録媒体に記録するのに必要な諸情報を設定するための画面である。次に、符号49で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、画像情報、及び/又は音声情報を再生するのに必要な諸情報を設定するための画面である。
【0074】
次に、符号51で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、画像情報、及び/又は音声情報を、録画、及び/又は録音するのに必要な諸情報を設定するための画面である。次に、符号53で示す機能選択画面は、例えば、装置本体10の機能の1つである、例えば、コンピュータのような情報処理機器としての機能、及び該機能を用いた情報通信を行うのに必要な諸情報を設定するための画面である。
【0075】
上記符号43乃至符号53中にそれぞれ示している矩形領域は、装置本体10が有する様々な機能の設定処理を行うための機能ボタンである。
【0076】
なお、機能選択画面51上で示した黒塗りの星形の形状55は、上述した機能ボタン、メニュー画面、及び機能選択画面を選択するためのカーソル(ポインタ)である。
【0077】
図5は、図1に記載の選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17のデータ構造の一例を示す説明図である。
【0078】
図5に示すように、選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17は、選択された機能選択画面識別番号記録領域22、選択された機能選択画面配置座標記録領域24、及びカーソル制御方式記録領域26を含む。
【0079】
上記識別番号記録領域22は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の選択された機能選択画面を識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0080】
上記配置座標記録領域24は、上記生成された選択済みの機能選択画面を、モニタ3のメニュー画面上の所定の位置に配置(表示)するための複数の平面座標情報を、上記1又は複数の選択された機能選択画面識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0081】
カーソル制御方式記録領域26は、上記機能選択画面に表示されている複数の機能の中から所望の機能を選択する際の、上記選択に適したカーソル制御方式情報を記録するための領域である。カーソル制御方式記録領域26には、上記選択に適したカーソル制御方式情報が、上記配置座標記録領域24に記録されている平面座標情報毎に、それぞれ対応付けられて記録される。
【0082】
本実施形態では、例えば、上記識別番号情報「M5(61)」に対し、上記配置座標情報として「(X1,Y1)=(150,80)」、「(X2,Y2)=(500,400)」が対応付けられており、上記画面配置座標情報に対し、上記カーソル制御方式情報として「ブロックカーソル」が対応付けられている。
【0083】
図6は、図1に記載の機能ボタン配置情報記録テーブル18のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0084】
図6に示すように、機能ボタン配置情報記録テーブル18は、機能ボタン識別番号記録領域32、機能ボタン配置座標記録領域34、及び関連処理識別番号記録領域36を含む。
【0085】
機能ボタン識別番号記録領域32は、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって生成される、1又は複数の機能ボタンを識別するための複数の識別番号情報を、個別に記録するための領域である。
【0086】
機能ボタン配置座標記録領域34は、上記生成された機能ボタンを、上記メニュー画面内の所定の位置に配置(表示)するための平面座標情報を、上記1又は複数の機能ボタン識別番号情報に、それぞれ対応させて記録するための領域である。
【0087】
関連処理識別番号記録領域36は、上記生成された機能選択画面上に、上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、例えば、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合の、装置10が行う処理動作を規定した情報を記録するための領域である。
【0088】
本実施形態では、例えば、上記機能ボタン識別番号情報「A11(63)」に対し、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(200,100)」、「(X2,Y2)=(250,130)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R1」が対応付けられている。
【0089】
同様に、「B12(65)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(300,100)」、「(X2,Y2)=(450,130)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R2」が対応付けられている。
【0090】
また、「C13(67)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(200,180)」、「(X2,Y2)=(250,210)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R3」が対応付けられている。
【0091】
また、「D14(69)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(300,180)」、「(X2,Y2)=(450,210)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R4」が対応付けられている。
【0092】
また、「E15(71)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(200,260)」、「(X2,Y2)=(250,290)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R5」が対応付けられている。
【0093】
さらに、「F16(73)」には、上記機能ボタン配置座標情報として「(X1,Y1)=(300,260)」、「(X2,Y2)=(450,290)」が対応付けられており、上記機能ボタン配置座標情報に対し、上記関連処理識別番号情報として「R6」が対応付けられている。
【0094】
図7は、図4に記載の機能選択画面51が選択された際に、モニタ3に表示される機能選択画面61を示す説明図である。
【0095】
図7に示す機能選択画面61は、例えば、制御部20の制御下で、アプリケーションプログラム13(メニュー画面生成制御プログラム)によって、上記選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル17、及び上記機能ボタン配置情報記録テーブル18に記録されている情報に基づいて生成される。機能選択画面61は、例えば、上記機能選択画面51上に上記カーソル(ポインタ)がある場合、或いは、ユーザが、リモコン5を用いて上記機能ボタンを選択した場合に、制御部20の制御下で、メニュー画面41上に表示(ポップアップ)される。
【0096】
図7に示した例では、機能選択画面61は、符号63〜符号73で示す、合計6個の機能ボタンを含む。
【0097】
機能選択画面61において、符号63で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、現在視聴しているTV番組を録画、及び/又は録音する機能を実行するためのボタンである。
【0098】
次に、符号65で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、TV番組を録画するための予約設定(いわゆる録画予約)を行う際に、電子番組表(Electric Program Guide、以下、「EPG」と略記する。)を使って録画予約を行うのに必要な諸情報を入力するためのボタンである。
【0099】
次に、符号67で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、TV番組を録画予約する際に、上記EPGを使わずに(つまり、リモコン5の操作キーを操作して)録画予約を行うのに必要な諸情報を入力するためのボタンである。次に、符号69で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、所定の記録媒体に録画する予定のTV番組を、上記記録媒体の記録可能な記録領域内に収まるように録画するために必要な諸情報を入力するためのボタンである。
【0100】
次に、符号71で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、外部機器からの画像情報、及び/又は音声情報を、録画、及び/又は録音を実行するためのボタンである。次に、符号73で示す機能ボタンは、例えば、装置本体10の録画、及び/又は録音機能の1つである、録画した番組を再生しながら、別の番組を録画するために必要な諸情報を入力するためのボタンである。
【0101】
なお、符号63の破線で示した矩形領域は、メニュー画面41上に機能選択画面61が表示された直後の、上記カーソル(ポインタ)の位置を示している。
【0102】
図8は、図7に記載の機能選択画面61において、機能ボタン65を指定した状態を示す説明図である。
【0103】
機能選択画面61における機能ボタン65の選択は、ユーザがリモコン5を操作し、機能選択画面61に対応したカーソル制御方式(本実施形態では、ブロックカーソルモード)で、上記カーソル(ポインタ)を移動させることで選択される。なお、上記機能ボタン65が選択されると、予め記録されている機能ボタン65に対応した処理動作を、装置本体10が実行する。
【0104】
図9は、メニュー画面のカーソル制御方式を決定するに際しての、図1に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0105】
図9において、ユーザがリモコン5を操作し、メニュー画面表示指令を、装置本体10に対して送信することにより、受信部9及びバスライン16を通じて、装置本体10に、メニュー画面表示要求が入力される(ステップS11)。上述したメニュー画面表示要求が、受信部9及びバスライン16を通じて制御部20に入力されると、制御部20は、記憶部11に記録されている、上記カーソル(ポインタ)を制御するのに関わる情報等を初期化するための処理を実行する(ステップS12)。
【0106】
次に、制御部20は、メニュー画面識別番号21、メニュー画面配置座標23、及びカーソル制御方式25に記録されている情報を、メニュー画面配置情報記録テーブル14から呼び出し(ステップS13)、該呼び出した情報を、バスライン16、画像出力部7、及び通信ケーブル4を通じて、モニタ3に表示出力する(ステップS14)。これにより、例えば、図4で示したようなメニュー画面41が、モニタ3上に表示される。
【0107】
次に、制御部20は、ステップS14で呼び出された情報(例えば、上記カーソル制御方式情報等)に基づき、メニュー画面41において、最適なカーソル制御方式を選択するための処理動作を実行する(ステップS15)。即ち、メニュー画面41上で、上記カーソル(ポインタ)を移動する際の最適なカーソル制御方式は、フリーカーソルモード、或いはブロックカーソルモードの内のどちらなのかを判断する(ステップS16)。
【0108】
上記判断の結果、制御部20は、フリーカーソルモードが、最適なカーソル制御方式であると判断した場合には(ステップS16でYes)、リモコン5から送信される、リモコン5本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるように、上記フリーカーソル制御を実行する(ステップS17)。制御部20は、上記フリーカーソル制御が実行されている最中に、例えば、リモコン5から、新たな指令信号を受信すると、ステップS13で示した処理動作に移行する(ステップS18)。
【0109】
一方、上記判断の結果、制御部20は、フリーカーソルモードは、最適なカーソル制御方式ではないと判断した場合には(ステップS16でNo)、リモコン5から送信される、リモコン5本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるように、上記ブロックカーソル制御を実行する(ステップS19)。制御部20は、上記フリーカーソル制御が実行されている最中に、例えば、リモコン5から、新たな指令信号を受信すると、ステップS13で示した処理動作に移行する(ステップS20)。
【0110】
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、例えば、リモコンや、タッチパッド等の入力機器自体を変更しなくとも、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が行え、それにより操作性の大幅な向上をも実現できる。
【0111】
図10は、本発明の他の実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図である。
【0112】
図10で示した情報処理システムは、記憶部11に、新たに、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19が格納されている点と、リモコン81が、図4で示したメニュー画面の拡大/縮小の指令機能を有する点において、図1に記載の情報処理システムと構成が相違する。その他の構成については、図1に記載の物と同一であるので、図10において、図1に記載した物と同一物には、同一符号を付して、それらの詳細な説明を省略する。
【0113】
メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19には、制御部20が、カーソル制御方式をフリーカーソル制御方式にするか、或いはブロックカーソル制御方式にするかを選択するための基準となる、メニュー画面のサイズの閾値情報が記録されている。なお、上記メニュー画面のサイズは、ユーザが、後述するリモコン81を操作することにより、拡大/縮小される。
【0114】
図11は、図10に記載のリモコン81の拡大平面図である。
【0115】
図11で示したリモコン81は、モニタ3に表示されたメニュー画面(例えば、図4のメニュー画面41)を縮小するための操作キー83と、上記メニュー画面を拡大するための操作キー85とを備える点で、図1に記載のリモコン5と構成が相違する。
【0116】
ユーザが、縮小操作キー83を操作することにより、モニタ3上に表示されているメニュー画面のサイズが縮小され、拡大操作キー85を操作することにより、上記メニュー画面のサイズが拡大される。
【0117】
図12は、図10に記載のメニュー画面サイズ閾値記録テーブル19のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0118】
図12に示すように、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19は、メニュー画面サイズ閾値記録領域87、及びカーソル制御方式記録領域89を含む。
【0119】
メニュー画面サイズ閾値記録領域87は、上記カーソル制御方式を切り替える際の基準となるメニュー画面のサイズ情報を記録するための領域である。
【0120】
カーソル制御方式記録領域89は、上記生成されたメニュー画面のサイズに応じた、カーソル制御方式情報を記録するための領域である。
【0121】
メニュー画面サイズ閾値記録領域87において、上記カーソル制御方式を切り替える際の基準となる値として、例えば、「X2−X1(横の辺の長さ)」が「360」、「Y2−Y1(縦の辺の長さ)」が「330」に設定されている。
【0122】
また、カーソル制御方式記録領域89においては、例えば、横の辺の長さが「360」、縦の辺の長さが「330」よりも大きい場合には、上記メニュー画面のカーソル制御方式を「フリーカーソルモード」を採用するように設定されている。また、例えば、横の辺の長さが「360」、縦の辺の長さが「330」よりも小さい場合、或いは等しい場合には、上記メニュー画面のカーソル制御方式を「ブロックカーソルモード」を採用するように設定されている。
【0123】
図13は、メニュー画面が拡大/縮小される場合におけるカーソル制御方式の決定に際しての、図10に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0124】
図13において、ユーザがリモコン81を操作することにより、制御部20は、メニュー画面識別番号21、メニュー画面配置座標23、及びカーソル制御方式25に記録されている情報を、メニュー画面配置情報記録テーブル14から呼び出し、該呼び出した情報を、バスライン16、画像出力部7、及び通信ケーブル4を通じて、モニタ3に表示出力する(ステップS31)。これにより、例えば、図4で示したようなメニュー画面41が、モニタ3上に表示される。
【0125】
次に、制御部20は、受信部9及びバスライン16を通じて、リモコン81から、送信されたメニュー画面サイズ拡大/縮小指令信号を入力すると(ステップS32)、モニタ3に表示されているメニュー画面のサイズを、上記指令信号に係わるサイズに合致するように、メニュー画面配置情報記録テーブル14等に記録されている配置情報を参照し、所定の演算処理を行い、該演算処理の結果得られた情報を、バスライン16、画像出力部7、及び通信ケーブル4を通じて、モニタ3に表示出力する(ステップS33)。
【0126】
次に、制御部20は、記憶部11に記憶されている、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19に記録されている情報を参照し、上記表示中のメニュー画面のサイズが、メニュー画面サイズ閾値記録テーブル19に記録されている、メニュー画面のサイズの閾値を超えているか否かを判断する(ステップS34)。
【0127】
上記判断の結果、制御部20は、メニュー画面のサイズは、所定の閾値を超えていると判断した場合には(ステップS35でYes)、拡大/縮小されたメニュー画面のカーソル制御方式を変更するための処理動作を実行する(ステップS36)。そして、制御部20は、該当するカーソル制御方式を用いて、リモコン81から送信される、リモコン81本体を動かした時の移動方向及び移動量等の動作情報や、操作キーの操作情報等に応じるように、所定の処理動作を実行する(ステップS37)。
【0128】
一方、上記判断の結果、制御部20は、メニュー画面のサイズは、所定の閾値を超えていないと判断した場合には(ステップS35でNo)、上記メニュー画面のサイズが、拡大/縮小される前のカーソル制御方式を維持し(ステップS38)、ステップS37で示した処理動作に移行する。
【0129】
以上説明したように、本発明の他の実施形態によれば、例えば、リモコンや、タッチパッド等の入力機器自体を変更しなくとも、表示された画面状況に適したカーソル制御や、機能選択動作が行え、それにより操作性の大幅な向上をも実現できる。
【0130】
図14は、本発明の他の実施形態の変形例であって、図10に示すリモコン81の構成の一部を変更した拡大平面図である。
【0131】
図14で示すリモコン91は、上述したカーソルを移動させる方法の1つである、ブロックカーソルモードとフリーカーソルモードのいずれか一方のモードを、選択的に設定する操作キー93を備える点で、図10に記載のリモコン81と構成が相違する。リモコン91は、ユーザが、ブロックカーソルモードを選択するためのキーを操作した場合には、該キー操作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。リモコン91は、また、ユーザが、フリーカーソルモードを選択するためのキーを操作した場合には、該キー操作に対応する指令信号を、受信部9に無線送信する。
【0132】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0133】
例えば、上述した実施形態では、カーソル制御方式切り替え処理として、主に、メニュー画面を例に挙げたが、上述した実施形態は、上記内容のみに限定されるものではなく、機能選択画面等の、モニタに表示される画像全般についても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明の一実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図。
【図2】図1に記載のメニュー画面配置情報記録テーブルのデータ構造の一例を示す説明図。
【図3】図1に記載の機能選択画面配置情報記録テーブルのデータ構成の一例を示す説明図。
【図4】図1に記載のモニタ3に表示されるメニュー画面の画面構成の一例を示す説明図。
【図5】図1に記載の選択済み機能選択画面配置情報記録テーブルのデータ構造の一例を示す説明図。
【図6】図1に記載の機能ボタン配置情報記録テーブルのデータ構成の一例を示す説明図。
【図7】図4に記載の機能選択画面が選択された際に、モニタに表示される機能選択画面を示す説明図。
【図8】図7に記載の機能選択画面において、機能ボタンを指定した状態を示す説明図。
【図9】メニュー画面のカーソル制御方式を決定するに際しての、図1に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施形態に係る、情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図。
【図11】図10に記載のリモコンの拡大平面図。
【図12】図10に記載のメニュー画面サイズ閾値記録テーブルのデータ構成の一例を示す説明図。
【図13】メニュー画面が拡大/縮小される場合におけるカーソル制御方式の決定に際しての、図10に記載の情報処理システムを構成する各部の処理動作の一例を示すフローチャート。
【図14】本発明の他の実施形態の変形例であって、図10に示すリモコンの構成の一部を変更した拡大平面図。
【符号の説明】
【0135】
1…情報処理装置、3…モニタ、4…通信ケーブル、5…リモコン、7…画像出力部、9…受信部、10…装置本体、11…記憶部、13…アプリケーションプログラム、14…メニュー画面配置情報記録テーブル、15…機能選択画面配置情報記録テーブル、17…選択済み機能選択画面配置情報記録テーブル、18…機能ボタン配置情報記録テーブル、19…メニュー画面サイズ閾値記録テーブル、20…制御部、41…メニュー画面、43,45,47,49,51,53,61…機能選択画面、63,65,67,69,71,73…機能ボタン、81,91…リモコン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、前記表示部に出力するカーソル選択・出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報処理装置において、
前記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の情報処理装置において、
前記カーソル選択・出力部によって前記表示部に出力されたカーソルを、前記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから前記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の情報処理装置において、
前記メニュー画面出力部が、前記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部を更に備える情報処理装置。
【請求項5】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、
を備え、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するための第1のステップと、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて選択されたカーソルを、前記表示部に出力する第3のステップと、
を有する情報処理装置におけるカーソル選択出力方法。
【請求項6】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、前記メニュー画面のサイズが前記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び前記メニュー画面のサイズが前記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、前記表示部に出力する第1のカーソル選択・出力部と、
外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく前記メニュー画面のサイズと、前記第2の記憶部に記憶されている前記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較し、該比較結果に基づき、前記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択し、該選択したカーソル制御方式に係わるカーソルを、前記第1のカーソル選択・出力部から前記表示部に出力中のカーソルに変えて、前記選択したカーソルを前記表示部に出力する第2のカーソル選択・出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項7】
請求項6記載の情報処理装置において、
前記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む情報処理装置。
【請求項8】
請求項6又は請求項7記載の情報処理装置において、
前記カーソル選択・出力部によって前記表示部に出力されたカーソルを、前記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから前記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える情報処理装置。
【請求項9】
請求項5乃至請求項8のいずれか1項記載の情報処理装置において、
前記メニュー画面出力部が、前記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部をさらに備える情報処理装置。
【請求項10】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、前記メニュー画面のサイズが前記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び前記メニュー画面のサイズが前記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、
を備え、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、前記表示部に出力する第1のステップと、
外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく前記メニュー画面のサイズと、前記第2の記憶部に記憶されている前記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較する第2のステップと、
前記第2のステップにおける比較結果に基づき、前記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択する第3のステップと、
前記第1のステップにおいて選択し前記表示部に表示中のカーソルに変えて、前記第3のステップにおいて選択したカーソルを前記表示部に出力する第4のステップと、
を有する情報処理装置におけるカーソル選択出力方法。
【請求項1】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、前記表示部に出力するカーソル選択・出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報処理装置において、
前記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の情報処理装置において、
前記カーソル選択・出力部によって前記表示部に出力されたカーソルを、前記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから前記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の情報処理装置において、
前記メニュー画面出力部が、前記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部を更に備える情報処理装置。
【請求項5】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する記憶部と、
を備え、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するための第1のステップと、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて選択されたカーソルを、前記表示部に出力する第3のステップと、
を有する情報処理装置におけるカーソル選択出力方法。
【請求項6】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、前記メニュー画面のサイズが前記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び前記メニュー画面のサイズが前記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、前記表示部に出力する第1のカーソル選択・出力部と、
外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく前記メニュー画面のサイズと、前記第2の記憶部に記憶されている前記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較し、該比較結果に基づき、前記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択し、該選択したカーソル制御方式に係わるカーソルを、前記第1のカーソル選択・出力部から前記表示部に出力中のカーソルに変えて、前記選択したカーソルを前記表示部に出力する第2のカーソル選択・出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項7】
請求項6記載の情報処理装置において、
前記カーソル制御方式に係わる情報が、フリーカーソルに係わる情報、及びブロックカーソルに係わる情報の双方を含む情報処理装置。
【請求項8】
請求項6又は請求項7記載の情報処理装置において、
前記カーソル選択・出力部によって前記表示部に出力されたカーソルを、前記情報処理装置に付属の入力機器を介して、ユーザから前記情報処理装置に入力されるカーソル移動指令信号によってユーザ所望の機能選択画面に移動するカーソル移動部を更に備える情報処理装置。
【請求項9】
請求項5乃至請求項8のいずれか1項記載の情報処理装置において、
前記メニュー画面出力部が、前記カーソルを移動した移動先の機能選択画面をポップアップする画面制御部をさらに備える情報処理装置。
【請求項10】
複数の情報処理機能を択一的に実行し得る情報処理装置において、
表示部と、
前記表示部に、前記複数の情報処理機能を示す画面情報が配置されたメニュー画面を出力するためのメニュー画面出力部と、
前記表示部に表示し得る複数のメニュー画面の各々に適したカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第1の記憶部と、
前記表示部に表示されるメニュー画面のサイズの閾値情報と、前記メニュー画面のサイズが前記閾値より大きい場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報、及び前記メニュー画面のサイズが前記閾値以下の場合に適用されるカーソル制御方式に係わる情報を記憶する第2の記憶部と、
を備え、
前記表示部に表示されるメニュー選択画面に適したカーソルを、前記第1の記憶部に記憶されているカーソル制御方式に係わる情報を参照して選択し、前記表示部に出力する第1のステップと、
外部から与えられたメニュー画面の拡大/縮小指令信号に基づく前記メニュー画面のサイズと、前記第2の記憶部に記憶されている前記メニュー画面サイズ閾値情報とを比較する第2のステップと、
前記第2のステップにおける比較結果に基づき、前記指令信号に係わるメニュー画面サイズに適したカーソル制御方式を選択する第3のステップと、
前記第1のステップにおいて選択し前記表示部に表示中のカーソルに変えて、前記第3のステップにおいて選択したカーソルを前記表示部に出力する第4のステップと、
を有する情報処理装置におけるカーソル選択出力方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2009−134647(P2009−134647A)
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−311596(P2007−311596)
【出願日】平成19年11月30日(2007.11.30)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月30日(2007.11.30)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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