説明

情報処理装置

【課題】タッチパネル式表示装置の確実にキャリブレーションを収束させる。
【解決手段】情報処理装置は、ディスプレイ及び前記ディスプレイに重畳されたタッチパネルを有する表示装置を有する。ディスプレイに第1のターゲット画像110aを含む第1キャリブレーション用画面100aが表示されているときは、タッチパネルは第1のセンスエリア120aを設定する。第1キャリブレーション用画面100aが表示されているときにタッチパネルがタッチを検出した後、第2キャリブレーション用画面100bがディスプレイに表示されているときは、タッチパネルは、第1のセンスエリア120aよりも狭い第2のセンスエリア120bを設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル式の表示装置を有する情報処理装置でタッチパネルのキャリブレーションを行う技術に関し、特に確実にキャリブレーションを行うための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネル式の表示装置では、タッチパネルの座標系とディスプレイの座標系とのキャリブレーションを行う必要がある(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、キャリブレーション専用画面に従って、キャリブレーションを行うことが記載されている。
【特許文献1】特開平6−35608号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このキャリブレーションを行う際、タッチパネルはタッチの検出を行う範囲をセンスエリアとして設定する。センスエリアが広すぎるとターゲット画像と離れた点をミスタッチした場合などにタッチが検出してしまい、キャリブレーションが収束しない。一方、狭すぎる場合は、ターゲット画像とセンスエリアが重ならずに離れてしまい、ユーザがターゲット画像をタッチしてもタッチパネルは検出することができず、この場合もキャリブレーションが収束しない。
【0005】
そこで、本発明の目的は、タッチパネル式の表示装置のキャリブレーションを確実に収束させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの実施態様に従う情報処理装置は、ディスプレイ及び前記ディスプレイに重畳されたタッチパネルを有する表示装置と、ユーザに前記タッチパネルへのタッチを促すターゲット画像を含むキャリブレーション用画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、前記ディスプレイに前記キャリブレーション用画面が表示されているときに前記タッチパネルが検出したユーザのタッチ位置に基づいて、前記ディスプレイの座標と前記タッチパネルの座標との対応関係のキャリブレーションを行うキャリブレーション手段とを備える。そして、前記タッチパネルはセンスエリアの設定が可能であり、前記センスエリアが設定されたときは、前記センスエリア内がタッチされた場合にだけ、そのタッチを検出するようになっていて、前記ディスプレイに第1のターゲット画像を含む第1キャリブレーション用画面が表示されているときは、前記タッチパネルは第1のセンスエリアを設定し、前記第1キャリブレーション用画面が表示されているときに前記タッチパネルがタッチを検出した後、第2キャリブレーション用画面が前記ディスプレイに表示されているときは、前記タッチパネルは、第1のセンスエリアよりも狭い第2のセンスエリアを設定する。
【0007】
好適な実施形態では、前記ディスプレイに表示される第2のターゲット画像の大きさは、前記ディスプレイに表示される第1のターゲット画像の大きさよりも小さくてもよい。
【0008】
好適な実施形態では、前記第1または第2のターゲット画像が前記ディスプレイに表示されているときに、前記表示されている第1または第2のターゲット画像の中心位置が、それぞれのときに設定されている前記第1または第2のセンスエリアと重なるように、前記第1または第2のターゲット画像の大きさ及び前記第1または第2のセンスエリアの範囲が設定されていてもよい。
【0009】
好適な実施形態では、前記キャリブレーション手段は、前記タッチパネルがタッチを検出すると、検出したタッチ位置が、前記タッチが検出されたときに前記ディスプレイに表示されているターゲット画像の中心位置になるように、前記ディスプレイの座標と前記タッチパネルの座標との対応関係のキャリブレーションを行うようにしてもよい。
【0010】
好適な実施形態では、前記タッチパネル、前記第1のターゲット画像及び前記第1のセンスエリアは何れも矩形であり、前記第1のターゲット画像及び前記第1のセンスエリアの各辺の長さは、前記タッチパネルの製造時の公差の2倍より長くてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタ及びスキャナを備えた複合機について、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本実施形態に係る複合機1の外観図である。
【0013】
複合機1は筐体10を有し、筐体10の内部にプリンタ及びスキャナなどが収容されている。筐体10の正面にはユーザインタフェース装置2が設けられている。このユーザインタフェース装置2には、表示装置3が含まれている。
【0014】
図2は、表示装置3を側面から見た構成図である。表示装置3は、ディスプレイ4と、ディスプレイ4の表示面4a側に重畳されたタッチパネル5とを有する。
【0015】
ディスプレイ4は、例えば液晶ディスプレイでよい。
【0016】
タッチパネル5は、例えば、アナログ抵抗膜方式のタッチパネルである。タッチパネル5は、抵抗膜が出力する電圧によって、ユーザが触れたタッチパネル5上の位置に対応する信号を出力する。
【0017】
図3は、例えば、本実施形態に係るタッチパネル5を正面から見た図である。同図に示すように、タッチパネル5が長方形である場合、その一つの頂点を原点Oとする。このとき、タッチパネル5は、抵抗膜が出力する電圧によって、原点OからのX方向への変位量(すなわちX座標)に応じた信号、及びY方向への変位量(Y座標)に応じた信号をそれぞれ出力する。ここで、X方向の変位に応じた電圧を出力する抵抗膜の抵抗値は、辺OC(Y軸)から離れるほど大きくなる。同様に、Y方向の変位に応じた電圧を出力する抵抗膜の抵抗値は、辺OA(X軸)から離れるほど大きくなる。従って、原点Oの対角に位置する頂点Bの近くであって、頂点Bをなす2辺に挟まれた領域RBが、最も抵抗値が大きい領域である。さらに、頂点B以外の各頂点A,C,Oに近く、各頂点をなす2辺に挟まれた領域RA,RC,ROについては、領域RA、RC,ROの順に抵抗膜の抵抗値が小さくなる。
【0018】
タッチパネル5は、センスエリアを設定することができる。センスエリアとは、タッチパネル5がタッチの検知を行うエリアである。すなわち、センスエリアが設定されたときは、タッチパネル5は、そのエリア内のみタッチを検知し、センスエリア外がタッチされてもそれを検知しない。センスエリアの大きさや形状は任意に設定することができる。例えば、センスエリアの形状は矩形であってもよい。
【0019】
図4は、本実施形態に係る複合機1のハードウェア構成図である。
【0020】
本実施形態に係る複合機1は、同図に示すように、コントローラ20と、表示装置3と、USBコントローラ41と、コントローラ20が制御する制御対象であるプリンタ6、スキャナ31、ヘッド33及びペーパーフィーダ(PF)35を有する。
【0021】
コントローラ20は、CPU21と、RAM23と、EEPROM25と、FLASH−ROM27とから構成される。そして、CPU21は、RAM23を主記憶装置として、EEPROM25及びFLASH−ROM27などに記憶されている種々のプログラムを読み込んで制御対象であるプリンタ6等を制御する。
【0022】
図5は、CPU21が所定のプログラムを実行することにより実現される機能構成を示す図である。すなわち、本実施形態に係る複合機1では、タッチパネル制御部50と、表示制御部56と、プリンタ制御部58とが実現される。
【0023】
タッチパネル制御部50は、座標変換部52と、キャリブレーション処理部54とを有する。
【0024】
座標変換部52は、タッチパネル座標系をディスプレイ座標系に変換する。すなわち、座標変換部52は、タッチパネル5が出力するX座標及びY座標を示す信号を、所定の変換ルールに従ってディスプレイ4上のX座標及びY座標に変換する。
【0025】
キャリブレーション処理部54は、座標変換部52が行う座標変換の変換ルールのキャリブレーションを行う。タッチパネル5の抵抗膜の経年変化などにより、タッチパネル5上の同じ位置が触れられた場合であっても、タッチパネル5から出力される座標値が変化するからである。キャリブレーション処理部54は、キャリブレーション用の入力画面(以下、キャリブレーション画面と称する)に対する入力に従ってキャリブレーションを行う。
【0026】
本実施形態では、あるキャリブレーション画面に対する入力に従ってキャリブレーション処理部54がキャリブレーションを行った後に、引き続いて別のキャリブレーション画面をディスプレイ4に表示させることを繰り返す。つまり、複数のキャリブレーション画面を連続的に表示して、繰り返しキャリブレーションを行うことで、キャリブレーションを収束させるとともに、その精度を向上させる。
【0027】
表示制御部56は、ディスプレイ4を制御して、所定の画像及びテキストなどを表示させる。例えば、表示制御部56は、消耗品の補充または交換に係る消耗品に関する画像を含む画面、及びキャリブレーション画面をディスプレイ4に表示させる。
【0028】
プリンタ制御部58は、プリンタ6を制御して、プリンタ6に印刷を実行させたり、プリンタ6の状態を管理したりする。例えば、プリンタ制御部58は、プリンタ6のステータスを示すデータを取得する。プリンタ6のステータスを示すデータは、例えば、消耗品の使用量あるいは残量を示すデータが含まれる。そして、プリンタ制御部58は、この消耗品の使用量あるいは残量を示すデータに基づいて、消耗品の補充または交換が必要であると判断したときには、表示制御部56にその旨を通知して、ディスプレイ4に消耗品の補充または交換を促す画面を表示させる。
【0029】
次に、キャリブレーション画面について説明する。
【0030】
図6は、表示装置3を正面から見たときのキャリブレーション画面を示す。図6Aは、第1回目のキャリブレーション画面100aを、図6Bは第2回目のキャリブレーション画面100bを示す。本実施形態では、キャリブレーション画面の数、つまり、キャリブレーションの繰り返し回数は任意である。そこで、第3回目以降のキャリブレーション画面については図示しないが、第1回目及び第2回目の画面と同様である。
【0031】
まず、各キャリブレーション画面100(100a,100b)に共通する事項について、図6Aを用いて説明する。
【0032】
キャリブレーション画面100は、表示制御部56によってディスプレイ4に表示される。キャリブレーション画面100には、ユーザにタッチパネル5へのタッチを促すターゲット画像110(110a,110b)が含まれる。
【0033】
また、このとき、タッチパネル5にはセンスエリア120(120a,120b)が設定される。
【0034】
本実施形態では、同一キャリブレーション画面100の中のターゲット画像110及びセンスエリア120の形状及び大きさは、同じであってもよい。あるいは、センスエリア120がターゲット画像110よりも広くてもよいし、狭くてもよい。表示装置3の正面から見た場合には、図示するように、ターゲット画像110の中心Cがセンスエリア120内に入り、センスエリア120と重なるように設定されている。ターゲット画像110及びセンスエリア120は矩形であるから、特に第1回目のキャリブレーション画面100aのターゲット画像110a及びセンスエリア120aの辺の長さは、例えば、タッチパネル製造時の公差の2倍以上であってもよい。
【0035】
次に、図6Aのキャリブレーション画面100aでは、表示装置3の正面から見たときに、ターゲット画像110aとセンスエリア120aとがX軸方向及びY軸方向にそれぞれ、Δx1,Δy1ずつずれている。このときに、ユーザがタッチしたタッチパネル5の位置座標(X1,Y1)を取得すると、キャリブレーション処理部54はキャリブレーションを実行する。キャリブレーション処理部54は、タッチパネル5が出力した(X1,Y1)がターゲット画像110aの中心Ca(Xa,Ya)であると仮定して、キャリブレーションを行う。すなわち、キャリブレーション処理部54は、修正ベクトルV1(X1−xa,Y1−ya)を算出して、これを修正ベクトルVとして座標変換部52内に記憶する。
【0036】
座標変換部52は、これ以降、タッチパネル5から出力された座標値(タッチパネル座標系)に、修正ベクトルV(X1−xa,Y1−ya)を加算してディスプレイ座標系に変換するように、座標変換の変換ルールを更新する。
【0037】
ここで、タッチパネル5が出力した(X1,Y1)は、現実にはターゲット画像110aの中心Ca(Xa,Ya)であるとは限らない。そこで、第2回目以降のキャリブレーション画面を用いてキャリブレーションを繰り返す。このとき、第2回目のキャリブレーション画面100bでは、ターゲット画像110bの大きさが、第1回目のキャリブレーション画面100aのターゲット画像110aよりも小さい。同様に、第2回目のキャリブレーション画面100bのセンスエリア120bは、第1回目のキャリブレーション画面100aのセンスエリア120aより狭い。
【0038】
なお、第3回目以降のキャリブレーション画面についても同様に、回を追うごとにターゲット画像110の大きさが小さくなるとともに、センスエリア120のエリアが狭くなる。
【0039】
第2回目のキャリブレーション画面100bに対しても、図6Bに示すように、表示装置3の正面から見たときに、ターゲット画像110bとセンスエリア120bとがX方向及びY方向にそれぞれ、Δx2,Δy2ずつずれている。
【0040】
このとき、第2回目のキャリブレーション画面100bにおいても、キャリブレーション処理部54は、第1回目のキャリブレーション画面100aと同様にキャリブレーションを行う。すなわち、キャリブレーション処理部54が、ユーザがタッチパネル5をタッチした位置座標(X2,Y2)を取得すると、キャリブレーション処理部54は、タッチパネル5が出力した位置座標(X2,Y2)がターゲット画像110bの中心Cb(Xb,Yb)であると仮定して、キャリブレーションを行う。すなわち、キャリブレーション処理部54は、修正ベクトルV2(X2−xb,Y2−yb)を算出して、座標変換部52に既に記憶されている修正ベクトルVに加算して、座標変換部52内に記憶する。つまり、座標変換部52内には修正ベクトルVとして(X1+X2−xa−xb,Y1+Y2−ya−yb)が記憶されている。
【0041】
座標変換部52は、これ以降、タッチパネル5から出力された座標値(タッチパネル座標系)に修正ベクトルV(X1+X2−xa−xb,Y1+Y2−ya−yb)を加算してディスプレイ座標系に変換するように、座標変換の変換ルールを更新する。
【0042】
このように、ターゲット画像110及びセンスエリア120を徐々に狭めたキャリブレーション画面100の表示、及びキャリブレーション画面100に対する入力に基づくキャリブレーションを所定回数繰り返して行うことによって、キャリブレーションを確実に収束させることができる。
【0043】
次に、上述したキャリブレーション画面を表示して、キャリブレーションを実行する処理の手順について、図7のフローチャートに沿って説明する。
【0044】
まず、タッチパネル5がセンスエリア120を設定する(S10)。このとき、センスエリア120の広さ及び設定する位置は、何回目のキャリブレーション画面であるかによって定まる。
【0045】
表示制御部56がキャリブレーション画面100をディスプレイ4に表示する(S12)。このとき、ターゲット画像110の大きさ及び設定する位置も、何回目のキャリブレーション画面であるかによって定まる。
【0046】
ここで、タッチパネル5がタッチを検出したか否かを判定する(S14)。タッチが検出された場合は(S14:Yes)、キャリブレーション処理部54が、上述のようにして修正ベクトルを算出するキャリブレーションを実行する(S16)。そして、ここで算出された修正ベクトルを、座標変換部52が管理する記憶部に格納する(S18)。
【0047】
そして、ステップS10〜ステップS18の処理を、所定回数繰り返す(S20)。
【0048】
本実施形態によれば、キャリブレーション画面100のターゲット画像110及びタッチパネル5のセンスエリア120を徐々に狭めていくことにより、キャリブレーションを確実に収束させることができる。
【0049】
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
【0050】
例えば、一つのキャリブレーション画面100において、ターゲット画像110及びセンスエリア120の組み合わせは、複数あってもよい。例えば、図3に示す領域RO,RA,RB,RCの2つ以上に表示して、2カ所以上でキャリブレーションを行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の一実施形態に係る複合機1の外観図である。
【図2】表示装置3を側面から見た構成図である。
【図3】タッチパネル5を正面から見た図である。
【図4】本実施形態に係る複合機1のハードウェア構成図である。
【図5】本実施形態に係る複合機1の機能構成図である。
【図6】表示装置3を正面から見たときのキャリブレーション画面の一例を示す。
【図7】キャリブレーション画面の表示及びキャリブレーションの処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0052】
1 複合機
2 ユーザインタフェース装置
3 表示装置
4 ディスプレイ
5 タッチパネル
10 筐体
50 タッチパネル制御部
52 座標変換部
54 キャリブレーション処理部
56 表示制御部
58 プリンタ制御部
100 キャリブレーション画面
110 ターゲット画像
120 センスエリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ及び前記ディスプレイに重畳されたタッチパネルを有する表示装置と、
ユーザに前記タッチパネルへのタッチを促すターゲット画像を含むキャリブレーション用画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、
前記ディスプレイに前記キャリブレーション用画面が表示されているときに前記タッチパネルが検出したユーザのタッチ位置に基づいて、前記ディスプレイの座標と前記タッチパネルの座標との対応関係のキャリブレーションを行うキャリブレーション手段とを備え、
前記タッチパネルはセンスエリアの設定が可能であり、前記センスエリアが設定されたときは、前記センスエリア内がタッチされた場合にだけ、そのタッチを検出するようになっていて、
前記ディスプレイに第1のターゲット画像を含む第1キャリブレーション用画面が表示されているときは、前記タッチパネルは第1のセンスエリアを設定し、
前記第1キャリブレーション用画面が表示されているときに前記タッチパネルがタッチを検出した後、第2キャリブレーション用画面が前記ディスプレイに表示されているときは、前記タッチパネルは、第1のセンスエリアよりも狭い第2のセンスエリアを設定する情報処理装置。
【請求項2】
前記ディスプレイに表示される第2のターゲット画像の大きさは、前記ディスプレイに表示される第1のターゲット画像の大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1または第2のターゲット画像が前記ディスプレイに表示されているときに、前記表示されている第1または第2のターゲット画像の中心位置が、それぞれのときに設定されている前記第1または第2のセンスエリアと重なるように、前記第1または第2のターゲット画像の大きさ及び前記第1または第2のセンスエリアの範囲が設定されていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記キャリブレーション手段は、前記タッチパネルがタッチを検出すると、検出したタッチ位置が、前記タッチが検出されたときに前記ディスプレイに表示されているターゲット画像の中心位置になるように、前記ディスプレイの座標と前記タッチパネルの座標との対応関係のキャリブレーションを行うことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記タッチパネル、前記第1のターゲット画像及び前記第1のセンスエリアは何れも矩形であり、
前記第1のターゲット画像及び前記第1のセンスエリアの各辺の長さは、前記タッチパネルの製造時の公差の2倍より長い、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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