説明

情報提供システム及び情報提供方法

【課題】顧客に対して、当該顧客に応じた情報を提供することを可能とする。
【解決手段】受信部14は、クライアント端末30を利用する顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客によって選択された店舗を識別するための店舗識別情報を受信する。DM作成部15は、受信部14によって受信された顧客識別情報に対応付けて顧客情報格納部11に格納されている購入履歴情報に基づいて、当該購入履歴情報によって示される顧客が購入した商品と関連のある商品を示す商品情報を商品情報格納部13から取得する。DM作成部15は、受信部14によって受信された店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報を店舗情報格納部12から取得する。DM作成部15は、取得された商品情報及び店舗情報を含むダイレクトメールを作成する。送信部16は、DM作成部15によって作成されたダイレクトメールをクライアント端末30に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顧客に対して情報を提供する情報提供システム及び情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばユーザが所望する情報を含めたより有用な情報を、当該ユーザに対してより分かりやすく提供することが可能な技術(以下、先行技術と表記)が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。この先行技術によれば、ユーザが所望する商品領域を有する商品画像を予め登録しておき、商品領域の検出対象となるチラシ画像を取得し、商品画像における商品領域と同一または類似する範囲内にある対応商品領域を当該チラシ画像から検出し、検出された対応商品領域と当該対応商品領域の周りの所定範囲内の周辺領域を表す情報がユーザ端末を通じてユーザに対して提示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−140058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した先行技術においては、顧客が商品を購入する店舗及び過去に顧客が購入した商品の履歴等に関する情報については考慮されていない。
【0005】
つまり、先行技術においては、顧客が商品を購入する店舗及び当該顧客が購入した商品の履歴に応じた情報を、顧客に対して提供することはできない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、顧客に対して、当該顧客に応じた情報を提供することが可能な情報提供システム及び情報提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの態様によれば、顧客が利用するクライアント端末と接続された情報提供サーバを具備する情報提供システムにおいて、前記情報提供サーバは、顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客識別情報によって識別される顧客が購入した商品の履歴を示す購入履歴情報を対応付けて格納する顧客情報格納手段と、複数の店舗の各々に関する店舗情報を格納する店舗情報格納手段と、前記複数の店舗において販売される商品を示す商品情報を格納する商品情報格納手段と、前記クライアント端末を利用する顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客によって選択された店舗を識別するための店舗識別情報を受信するサーバ受信手段と、前記受信された顧客識別情報に対応付けて前記顧客情報格納手段に格納されている購入履歴情報に基づいて、当該購入履歴情報によって示される顧客が購入した商品と関連のある商品を示す商品情報を前記商品情報格納手段から取得する第1の取得手段と、前記受信された店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報を前記店舗情報格納手段から取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段によって取得された商品情報及び前記第2の取得手段によって取得された店舗情報を含むダイレクトメールを作成する作成手段と、前記作成されたダイレクトメールを前記クライアント端末に送信する送信手段とを含むことを特徴とする情報提供システムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、顧客に対して、当該顧客に応じた情報を提供することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係る情報提供システムの主として機能構成を示すブロック図。
【図2】クライアント端末30から顧客番号が送信された場合の本実施形態に係る情報提供システムの処理手順を示すフローチャート。
【図3】店舗端末20において顧客によって顧客番号が入力される場合の本実施形態に係る情報提供システムの処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係る情報提供システムの主として機能構成を示すブロック図である。図1に示す情報提供システムは、情報提供サーバ10及び店舗端末20を備える。
【0012】
情報提供サーバ10は、顧客が利用するクライアント端末10を含む複数のクライアント端末と接続されている。なお、図1においては、クライアント端末10以外のクライアント端末については省略されている。また、店舗端末20は、顧客に対して商品を販売する複数の店舗の各々に設置されている。
【0013】
情報提供サーバ10は、顧客情報格納部11、店舗情報格納部12、商品情報格納部13、受信部14、DM作成部15及び送信部16を含む。
【0014】
顧客情報格納部11には、顧客を識別するための顧客番号(顧客識別情報)及び当該顧客番号によって識別される顧客が過去に購入した商品の履歴を示す購入履歴情報が対応付けて格納される。
【0015】
店舗情報格納部12には、複数の店舗の各々に関する情報(以下、店舗情報と表記)が格納される。店舗識別情報には、当該店舗名等が含まれる。また、店舗情報には、当該店舗で行われるイベント等の情報が含まれる。
【0016】
商品情報格納部13には、上記した複数の店舗において顧客に対して販売される商品を示す商品情報(例えば、商品名及び価格等)が格納される。また、商品情報格納部13には、商品同士の関連を示す情報が格納される。
【0017】
受信部14は、顧客を識別するための顧客番号を受信する。この顧客番号は、顧客によって指定され、クライアント端末30から情報提供サーバ10に送信される。また、受信部14は、顧客によって選択された店舗を識別するための店舗識別情報(例えば、店舗名等)をクライアント端末30から受信する。顧客は、商品を購入する店舗、例えば当該顧客の住所近辺の店舗を選択することができる。
【0018】
DM作成部15は、受信部14によって受信された顧客番号に対応付けて顧客情報格納部11に格納されている購入履歴情報を取得する。DM作成部15は、取得された購入履歴情報によって示される顧客が過去に購入した商品と関連のある商品を示す商品情報を、商品情報格納部13を参照して取得する。
【0019】
DM作成部15は、受信部14によって受信された店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報を店舗情報格納部12から取得する。
【0020】
DM作成部15は、取得された商品情報及び店舗情報を含むダイレクトメール(DM)を作成する。つまり、このダイレクトメールは、受信部14によって受信された顧客に応じた情報(当該顧客が過去に購入した商品に関連する商品及び当該顧客が商品を購入する店舗の情報)である。
【0021】
送信部16は、DM作成部15によって作成されたダイレクトメールを、顧客が利用するクライアント端末30に送信する。
【0022】
また、送信部16は、受信部14によって受信された顧客番号を店舗端末20に送信する。この場合、送信部16は、複数の店舗の各々に設置されている店舗端末20のうち、受信部14によって受信された店舗識別情報によって識別される店舗に設置されている店舗端末20に送信する。
【0023】
店舗端末20は、受信部21、顧客番号格納部22、入力部23、判定部24及び発行部25を含む。
【0024】
受信部21は、情報提供サーバ10に含まれる送信部16によって送信された顧客番号を受信する。受信部21によって受信された顧客番号は、顧客番号格納部22に格納される。
【0025】
入力部23は、例えば店舗端末20が設置されている店舗に来店した顧客の操作に応じて、当該顧客を識別するための顧客番号を入力する。この場合、入力部23は、例えば顧客が所持する当該顧客を識別するための顧客番号が予め記録されたカード(例えば、会員カード等)から当該顧客番号を読み取ることによって、当該顧客番号を入力する。
【0026】
判定部24は、入力部23によって入力された顧客番号が顧客番号格納部22に格納されているか否かを判定する。
【0027】
顧客番号が顧客番号格納部22に格納されていると判定部24によって判定された場合、発行部25は、店舗端末20が設置されている店舗において利用可能なクーポン(券)を発行する。
【0028】
次に、図2のフローチャートを参照して、クライアント端末30から顧客番号が送信された場合の本実施形態に係る情報提供システムの処理手順について説明する。
【0029】
例えばクライアント端末20に表示されたホームページ上のダイレクトメール送信要求アイコンが顧客によって指定されると、当該クライアント端末20には、顧客番号入力画面が表示される。この顧客番号入力画面に対して顧客によって顧客番号が入力されると、当該顧客番号がクライアント端末30から情報提供サーバ10に送信される。このように、顧客番号がクライアント端末30から情報提供サーバ10に送信されると、図2に示す処理が開始される。
【0030】
まず、情報提供サーバ10に含まれる受信部14は、クライアント端末30から送信された顧客番号を受信する(ステップS1)。
【0031】
次に、DM作成部15は、受信部14によって受信された顧客番号が顧客情報格納部11にあるか否かを判定する(ステップS2)。つまり、顧客番号を送信したクライアント端末30を利用する顧客が、顧客情報格納部11に登録されている顧客であるか否かを判定する。
【0032】
顧客番号が顧客情報格納部11にあると判定された場合(ステップS2のYES)、クライアント端末30には当該クライアント端末30を利用する顧客が商品を購入する店舗を選択(指定)するための画面(店舗選択画面)が表示される。この場合、顧客は、クライアント端末30に表示された店舗選択画面において店舗(名)を選択することができる。
【0033】
クライアント端末30に表示された店舗選択画面において顧客によって店舗が選択されると、クライアント端末30から当該店舗を識別するための店舗識別情報(例えば店舗名)が情報提供サーバ10に対して送信される。
【0034】
クライアント端末30から店舗識別情報が送信されると、情報提供サーバ10に含まれる受信部14は、当該店舗識別情報を受信する(ステップS3)。
【0035】
次に、DM作成部15は、受信部14によって受信された顧客番号及び店舗識別情報に基づいてダイレクトメール(DM)を作成する(ステップS4)。
【0036】
この場合、DM作成部15は、受信部14によって受信された顧客番号に対応付けて顧客情報格納部11に格納されている購入履歴情報を取得する。DM作成部15は、取得された購入履歴情報によって示される顧客が過去に購入した商品と関連のある商品を示す商品情報を、商品情報格納部13を参照して取得する。また、DM作成部15は、受信部14によって受信された店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報を、店舗情報格納部12から取得する。
【0037】
DM作成部15は、取得された商品情報及び店舗情報を含むダイレクトメール(受信部14によって受信された顧客番号によって識別される顧客に応じたダイレクトメール)を作成する。具体的には、DM作成部15は、取得された商品情報及び店舗情報を組み合わせることによって、例えば当該店舗情報によって示される店舗(顧客によって選択された店舗)で行われるイベントの対象となる当該商品情報を含むダイレクトメールを作成する。なお、このダイレクトメールには、後述する店舗端末20において発行されるクーポン(受信部13によって受信された店舗識別情報によって識別される店舗において利用可能なクーポン)の内容が含まれてもよい。
【0038】
送信部16は、DM作成部15によって作成されたダイレクトメール(DM)をクライアント端末30に送信する(ステップS5)。送信部16は、受信部14によって受信された顧客番号を送信したクライアント端末30(つまり、当該顧客番号によって識別される顧客が利用するクライアント端末30)に対してダイレクトメールを送信する。
【0039】
また、送信部16は、ダイレクトメールがクライアント端末30に対して送信されると、上記したステップS1において受信された顧客番号を店舗端末20に送信する(ステップS6)。この場合、送信部16は、上記したステップS3において受信された店舗識別情報によって識別される店舗に設置される店舗端末20に対して顧客番号を送信する。
【0040】
次に、店舗端末20に含まれる受信部21は、情報提供サーバ10に含まれる送信部16によって送信された顧客番号を受信する(ステップS7)。受信部21によって受信された顧客番号は、顧客番号格納部22に格納される(ステップS8)。
【0041】
一方、上記したステップS2において顧客番号が顧客情報格納部11にないと判定された場合、ステップS1に戻って処理が繰り返される。
【0042】
なお、上記した処理においては、顧客が商品を購入する店舗を選択するものとして説明したが、例えば顧客が当該顧客の住所を入力(指定)することによって当該住所の近辺の店舗を自動的に検索する構成であっても構わない。
【0043】
次に、図3のフローチャートを参照して、店舗端末20において顧客によって顧客番号が入力される場合の本実施形態に係る情報提供システム(の店舗端末20)の処理手順について説明する。なお、店舗端末20に含まれる顧客番号格納部22には、上記した情報提供システムの情報提供サーバ10によって送信されたダイレクトメールを見た顧客(ダイレクトメールが送信されたクライアント端末30を利用する顧客)を識別するための顧客番号が格納されている。
【0044】
まず、店舗端末20に含まれる入力部23は、当該店舗端末20が設置されている店舗に来店した顧客の操作に応じて、当該顧客を識別するための顧客番号を入力する(ステップS11)。
【0045】
この場合、入力部23は、顧客が所持する当該顧客を識別するための顧客番号が予め記録されたカードから当該顧客番号を読み取ることによって、当該顧客番号を入力する。なお、顧客番号は、顧客が店舗端末20(に含まれる入力部23)を操作することによって直接入力しても構わない。
【0046】
次に、判定部24は、入力部23によって入力された顧客番号が顧客番号格納部22にあるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、入力部23によって入力された顧客番号が顧客番号格納部22にあると判定された場合には、当該顧客番号によって識別される顧客が上記した図2の処理によるダイレクトメールを見て店舗に来店したと認識できる。
【0047】
入力部23によって入力された顧客番号が顧客番号格納部22にあると判定された場合(ステップS12のYES)、発行部25は、店舗端末20が設置されている店舗において利用可能なクーポン(券)を発行する。
【0048】
上記したように、図2の処理によるダイレクトメールを見た顧客に対してのみクーポンが発行される。
【0049】
一方、入力部23によって入力された顧客番号が顧客番号格納部22にないと判定された場合(ステップS12のNO)、当該顧客番号によって識別される顧客はダイレクトメールを見ていないため、発行部25によってクーポンは発行されず、処理は終了される。
【0050】
上記したように本実施形態においては、顧客を識別するための顧客番号及び当該顧客によって選択された店舗を識別するための店舗識別情報が入力されると、当該顧客番号に対応付けて顧客情報格納部11に格納されている購入履歴情報及び店舗情報格納部12に格納されている当該店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報に基づいて、当該顧客に応じた情報(ダイレクトメール)が作成され、当該ダイレクトメールが当該顧客(が利用するクライアント端末30)に対して送信される。これにより、本実施形態においては、顧客に対して、当該顧客に応じた情報を提供することが可能となる。
【0051】
また、本実施形態においては、上記したダイレクトメールを見た顧客を識別するための顧客番号が店舗端末20(に含まれる顧客番号格納部22)に格納される。本実施形態においては、店舗に来店した顧客の操作に応じて当該顧客を識別するための顧客番号が入力されると、当該顧客番号が店舗端末20に格納されているか否かが判定され、当該顧客番号が店舗端末20に格納されている場合には当該店舗において利用可能なクーポンが発行される。つまり、本実施形態においては、ダイレクトメールを見て店舗に来店した顧客に対して当該店舗で利用可能なクーポンを発行することが可能となる。
【0052】
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0053】
10…情報提供サーバ、11…顧客情報格納部、12…店舗情報格納部、13…商品情報格納部、14…受信部(サーバ受信手段)、15…DM作成部、16…送信部、20…店舗端末、21…受信部(店舗端末受信手段)、22…顧客番号格納部(顧客識別情報格納手段)、23…入力部、24…判定部、25…発行部、30…クライアント端末。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が利用するクライアント端末と接続された情報提供サーバを具備する情報提供システムにおいて、
前記情報提供サーバは、
顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客識別情報によって識別される顧客が購入した商品の履歴を示す購入履歴情報を対応付けて格納する顧客情報格納手段と、
複数の店舗の各々に関する店舗情報を格納する店舗情報格納手段と、
前記複数の店舗において販売される商品を示す商品情報を格納する商品情報格納手段と、
前記クライアント端末を利用する顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客によって選択された店舗を識別するための店舗識別情報を受信するサーバ受信手段と、
前記受信された顧客識別情報に対応付けて前記顧客情報格納手段に格納されている購入履歴情報に基づいて、当該購入履歴情報によって示される顧客が購入した商品と関連のある商品を示す商品情報を前記商品情報格納手段から取得する第1の取得手段と、
前記受信された店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報を前記店舗情報格納手段から取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段によって取得された商品情報及び前記第2の取得手段によって取得された店舗情報を含むダイレクトメールを作成する作成手段と、
前記作成されたダイレクトメールを前記クライアント端末に送信する送信手段と
を含む
ことを特徴とする情報提供システム。
【請求項2】
前記情報提供サーバと接続され、前記複数の店舗の各々に設置される店舗端末を更に具備し、
前記情報提供サーバに含まれる送信手段は、前記受信された顧客識別情報を、前記受信された店舗識別情報によって識別される店舗に設置される店舗端末に送信し、
前記店舗端末は、
前記送信された顧客識別情報を受信する店舗端末受信手段と、
前記店舗端末受信手段によって入力された顧客識別情報を格納する顧客識別情報格納手段と、
顧客の操作に応じて、当該顧客を識別するための顧客識別情報を入力する入力手段と、
前記入力された顧客識別情報が前記顧客識別情報格納手段に格納されているかを判定する判定手段と、
前記入力された顧客識別情報が前記顧客識別情報格納手段に格納されていると判定された場合、前記店舗端末が設置される店舗において利用可能なクーポンを発行する発行手段と
を含む
ことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
【請求項3】
顧客が利用するクライアント端末と接続された情報提供サーバであって、顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客識別情報によって識別される顧客が購入した商品の履歴を示す購入履歴情報を対応付けて格納する顧客情報格納手段と、複数の店舗の各々に関する店舗情報を格納する店舗情報格納手段と、前記複数の店舗において販売される商品を示す商品情報を格納する商品情報格納手段とを含む情報提供サーバを備える情報提供システムが実行する情報提供方法であって、
前記情報提供サーバが、前記クライアント端末を利用する顧客を識別するための顧客識別情報及び当該顧客によって選択された店舗を識別するための店舗識別情報を受信するステップと、
前記情報提供サーバが、前記受信された顧客識別情報に対応付けて前記顧客情報格納手段に格納されている購入履歴情報に基づいて、当該購入履歴情報によって示される顧客が購入した商品と関連のある商品を示す商品情報を前記商品情報格納手段から取得するステップと、
前記情報提供サーバが、前記受信された店舗識別情報によって識別される店舗に関する店舗情報を前記店舗情報格納手段から取得するステップと、
前記情報提供サーバが、前記取得された商品情報及び前記取得された店舗情報を含むダイレクトメールを作成するステップと、
前記情報提供サーバが、前記作成されたダイレクトメールを前記クライアント端末に送信するステップと
を具備することを特徴とする情報提供方法。
【請求項4】
前記情報提供システムは、前記情報提供サーバと接続され、前記複数の店舗の各々に設置される店舗端末を更に備え、
前記情報提供サーバが、前記受信された顧客識別情報を、前記受信された店舗識別情報によって識別される店舗に設置される店舗端末に送信するステップと、
前記店舗端末が、前記送信された顧客識別情報を受信するステップと、
前記店舗端末が、前記受信された顧客識別情報を顧客識別情報格納手段に格納するステップと、
前記店舗端末が、顧客の操作に応じて、当該顧客を識別するための顧客識別情報を入力するステップと、
前記店舗端末が、前記入力された顧客識別情報が前記顧客識別情報格納手段に格納されているかを判定するステップと、
前記店舗端末が、前記入力された顧客識別情報が前記顧客識別情報格納手段に格納されていると判定された場合、前記店舗端末が設置される店舗において利用可能なクーポンを発行するステップと
を具備することを特徴とする請求項3記載の情報提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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