説明

情報提供方法、コンテンツ表示端末、携帯端末、サーバ装置、情報提供システム及びプログラム

【課題】特定の機器やサービスを利用しなくても、視聴中のコンテンツを特定可能なメタ情報を提供する。
【解決手段】コンテンツ表示端末の表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得ステップ(S804)と、前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成ステップ(S810)と、前記生成されたメタ情報を前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信するメタ情報開示ステップ(S812)と、を含む情報提供方法が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供方法、コンテンツ表示端末、携帯端末、サーバ装置、情報提供システム及びプログラムに関する。特に、特定の機器やサービスを利用せずにコンテンツに関する情報を提供する情報提供方法、コンテンツ表示端末、携帯端末、サーバ装置、情報提供システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザが視聴している特定の番組の内容についてコメントすることが可能な電子掲示板が提供されている。たとえば、特許文献1では、コメント可能番組リストを携帯電話に送信し、さらにコメント入力用画面を送信し、コメントを受信してコメントリストに登録する技術が開示されている。
【0003】
また、TV番組等のコンテンツを視聴中、遠隔地にいるユーザ同士がコンテンツ内容についてコミュニケーションを取ろうとした場合、TV番組名を入力した上でチャット等が行われている。
【0004】
さらに、最近では、テレビ局別の「つぶやき」を集計するサービスが提案されている。つぶやきには、テレビ局を特定するタグを付けておき、そのタグとつぶやいた時間により、番組を特定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−332198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コメントを電子掲示板に投稿した場合、特定の番組についてコメントしていることが明示的にわかるため、その番組に対する意見やコメントを集めやすい。しかしながら、コメントは、特定の番組に対する電子掲示板に投稿され、特定のサービスに特化してしまうので汎用性に乏しいという問題があった。
【0007】
また、チャットの場合、特定の番組に対してコミュニケーションしていることをユーザが判断するために、番組名を正確に入力し、チャット仲間に伝える必要があった。また、もし同じ番組に対して異なる番組名が入力された場合には、それらを同定する仕組みが必要であった。
【0008】
また、テレビ局別のつぶやきでは、つぶやきと番組名とを正確に紐づけるのは難しく、特に録画番組を視聴中にはつぶやきと番組との関連がなくなってしまうという問題があった。
【0009】
上記課題に対して、本発明の目的とするところは、特定の機器やサービスを利用しなくても、視聴中のコンテンツを特定可能なメタ情報を提供することが可能な、新規かつ改良された情報提供方法、コンテンツ表示端末、携帯端末、サーバ装置、情報提供システム及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、コンテンツ表示端末の表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得ステップと、前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成ステップと、前記生成されたメタ情報を前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信するメタ情報開示ステップと、を含む情報提供方法が提供される。
【0011】
かかる構成によれば、コンテンツに関する基本情報に基づき、コンテンツを特定可能なメタ情報が生成される。生成されたメタ情報は、コンテンツ表示端末の画面に表示されるか、又はネットワークを介してユーザの機器に送信される。よって、コンテンツを視聴しているユーザは、該コンテンツに関するコメントを送信する際、画面に表示されているメタ情報や受信したメタ情報をコメントとともに送ることにより、メタ情報に基づきコメントしている対象のコンテンツを容易に特定することができる。また、かかる構成によれば、特定の機器やサービスを利用しなくても、視聴中のコンテンツを特定可能なメタ情報を容易に提供することができるため、同じコンテンツに対して異なるメタ情報がつけられることを回避でき、煩雑でなく、それらを同定する仕組みも不要である。
【0012】
前記生成されたメタ情報は、前記表示されているコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報が含まれるタグであってもよい。
【0013】
前記生成されたメタ情報は、前記表示されているコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報が含まれるタグをコード化したものであってもよい。
【0014】
前記タグには、前記表示されているコンテンツに関する時間情報が含まれていてもよい。
【0015】
ネットワークを介してコンテンツに関する詳細情報を取得する詳細情報取得ステップを更に含み、前記メタ情報生成ステップは、前記取得されたコンテンツに関する基本情報と詳細情報とに基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成してもよい。
【0016】
前記メタ情報開示ステップは、所定時間毎に前記生成されたメタ情報を前記ユーザの機器に再送信してもよい。
【0017】
前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信されたメタ情報を取得するメタ情報取得ステップと、前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する入力ステップと、前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともに送信するコメント送信ステップと、を更に含んでいてもよい。
【0018】
前記送信されたメタ情報及びコメントに基づきメタ情報毎にコメント数を集計する集計ステップを更に含んでいてもよい。
【0019】
前記集計されたメタ情報毎のコメント数と過去に集計されたメタ情報毎のコメント数とを比較し、比較の結果に応じたコメントとともに前記メタ情報を前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介して送信する集計結果通知ステップを更に含んでいてもよい。
【0020】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得部と、前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成部と、前記生成されたメタ情報を前記表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信するメタ情報開示部と、を備えたコンテンツ表示端末が提供される。
【0021】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報に基づき生成された情報であって前記コンテンツを特定可能なメタ情報を取得するメタ情報取得部と、前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する入力部と、前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともに出力する出力部と、を備えた携帯端末が提供される。
【0022】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報に基づき生成された情報であって前記コンテンツを特定可能なメタ情報と、表示画面に表示されているコンテンツに関するコメントとを受信する通信部と、前記受信したメタ情報及びコメントに基づきコメント数をメタ情報毎に分類して集計する集計部と、を備えたサーバ装置が提供される。
【0023】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得部と、前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成部と、前記生成されたメタ情報を前記表示画面に表示又はネットワークを介して送信するメタ情報開示部と、を有するコンテンツ表示端末と、前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又は前記コンテンツ表示端末から送信されたメタ情報を取得するメタ情報取得部と、前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する入力部と、前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともに出力する出力部と、を有する携帯端末と、前記携帯端末から送信されたメタ情報とコメントとを受信する通信部と、前記受信したメタ情報及びコメントに基づきコメント数をメタ情報毎に分類して集計する集計部と、を有するサーバ装置と、を備えた情報提供システムが提供される。
【0024】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する処理と、前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成する処理と、前記生成されたメタ情報を前記表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信する処理と、前記表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信されたメタ情報を取得する処理と、前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する処理と、前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともにサーバ装置に送信する処理と、前記サーバ装置に送信されたメタ情報とコメントとを受信する処理と、前記受信したメタ情報とコメントとに基づきコメント数をメタ情報毎に分類して集計する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように本発明によれば、特定の機器やサービスを利用しなくても、視聴中のコンテンツを特定可能なメタ情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報提供システムの全体構成図である。
【図2】同実施形態に係る情報提供システムの全体構成図の変形例である。
【図3】同実施形態に係るコンテンツ表示端末(TV)の内部構成図である。
【図4】同実施形態に係る携帯端末の内部構成図である。
【図5】同実施形態に係るサーバ装置の内部構成図である。
【図6】同実施形態に係る情報提供システムの動作を示したフローチャート(無線通信あり)である。
【図7】同実施形態に係る情報提供システムの動作を示したフローチャート(無線通信なし)である。
【図8】同実施形態に係るコンテンツ表示端末(TV)の動作を示したフローチャートである。
【図9】同実施形態に係るタグの生成動作を示したフローチャートである。
【図10】同実施形態に係るタグの画面表示例である。
【図11】同実施形態に係るタグの配信動作を示したフローチャートである。
【図12】同実施形態に係る携帯端末のフローチャートである。
【図13】同実施形態に係る携帯端末の入力動作を示したフローチャートである。
【図14】同実施形態に係るサーバ装置のフローチャートである。
【図15】同実施形態に係るタグ毎のコメント数の集計結果を格納したデータベースの一例である。
【図16】同実施形態に係るタグ毎のコメントを格納したデータベースの他の例である。
【図17】コメント数の増減を示した一例である。
【図18】同実施形態に係る集計結果通知の画面表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0028】
なお、本実施形態は次の順序で説明される。
[情報提供システムの全体構成]
[コンテンツ表示端末(TV)の機能構成]
[携帯端末の機能構成機能]
[サーバ装置の機能構成]
[情報提供システムの動作(無線通信あり)]
[情報提供システムの動作(無線通信なし)]
[コンテンツ表示端末(TV)の動作]
(タグの生成例)
(タグの表示例)
(タグの配信例)
[携帯端末の動作]
(コメント及びタグの入力例)
[サーバ装置の動作]
(集計結果表示例)
(時間情報の付加)
【0029】
[情報提供システムの全体構成]
本発明の一実施形態に係る情報提供システムの全体構成について図1を参照しながら説明する。近年、TVを見ながら携帯端末を使ってコメントを発信する行動が増えている。本実施形態に係る情報提供システム10は、特定の機器やサービスを利用しなくても、ユーザが現在視聴中のコンテンツに関するコメントを発信したり、ユーザの視聴状況を集計したりすることができる。つまり、本実施形態に係る情報提供システム10では、番組のIDやコンテンツを一意に示すメタ情報を発信するので、特定の機器やサービスを利用しなくても、例えば、メールやウエブサイトでもそのメタ情報を使うことができる。
【0030】
本実施形態に係る情報提供システム10は、TV100と携帯端末200とサーバ装置300とを有する。図1では、ユーザAがTV100を視聴しながら携帯端末200を使ってコメントを投稿しようとする状況である。本実施形態に係る情報提供システム10では、TV100から発信されたコンテンツのメタ情報を携帯端末200側で受け取る。ユーザは、TV100で放送中の番組に対するコメントを入力してメタ情報とともに、ネットワーク400を介してサーバ装置300に投稿する。
【0031】
TV100はコンテンツ表示端末の一例であり、コンテンツ表示端末は、必ずしもこれに限らずレコーダ等であってもよい。再生コンテンツ表示端末は、無線通信機能が付加されたネットワーク接続型端末でもそれ以外の端末(無線通信機能なし)でもよい。例えばTV100自体がインターネット端末としての機能を有していれば、TV100と携帯端末200とが一体となった構成とすることもできる。携帯端末200は、PC、携帯電話、携帯ゲーム機器等、様々な機器を用いることができる。
【0032】
TV100は、現在視聴しているTV番組のメタ情報を配信する。TV番組はコンテンツの一例であり、コンテンツには、レコーダに記録されているものや、放送中又は放送されたもの、動画配信番組などどんなコンテンツも含まれる。よって、本実施形態は、リアルタイムに放映されているコンテンツだけでなく、録画されたコンテンツに対しても適用できる。
【0033】
携帯端末200は、TV100から配信されたメタ情報を利用して番組に関するコメントを投稿することにより、番組に対するユーザの関心に基づいてユーザ同士でコミュニケーションが行える方法を提供する。サーバ装置300は、メタ情報毎に番組に対するユーザの関心度を集計して、集計結果に基づきユーザに人気コンテンツを推薦する等の利用方法を提供する。
【0034】
なお、サーバ装置300は、ネットワーク400に接続される携帯端末200を所有する複数のユーザが利用する可能性がある。図2に示した情報提供システム10は、図1に示した情報提供システム10の変形例である。図2では、2人のユーザAa、Abの携帯端末200a、200bがサーバ装置300に同時にアクセスしている様子を模式化したものである。情報提供システム10では、サーバ装置300に接続する携帯端末200a、200bは2つに限らない。また、TV100a、100bが携帯端末200a、200bを介さずにサーバ装置300に直接接続される形態となる可能性も考えられる。
【0035】
以下では、各装置の構成及び動作について順に説明する。なお、以下では、メタ情報としてTV番組情報を例に挙げて説明する。しかしながら、メタ情報は、コンテンツを特定可能な情報であればよい。メタ情報の生成方法については後述する。
【0036】
[コンテンツ表示端末(TV)の機能構成]
コンテンツ表示装置としてのTV100の内部構成について、図3の機能ブロック図を参照しながら説明する。TV100は、通信部102、基本情報取得部104、出力部106、メタ情報生成部108、メタ情報表示部110、メタ情報通知部112及び制御部114を有する。
【0037】
通信部102には、Wi−Fi(登録商標)やZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標) 等の無線ネットワークインタフェースを内蔵している。基本情報取得部104は、TV100の表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する。
【0038】
出力部106は、ディスプレイに番組を表示する。メタ情報生成部108は、番組に関する情報からメタ情報を生成する。メタ情報は、コンテンツを特定可能な情報であって、本実施形態ではTV番組を特定する情報である。一例としては、TV番組に関する情報にアクセスするためのアドレスとして、「http://www.SSStv.com/quiz_show」が入力された場合、「#SSStv−quiz_show」がメタ情報として出力される。「SSStv」がテレビ局を示し、「quiz_show」がクイズ番組を示す。このようにして、メタ情報により、TV番組を特定することができる。
【0039】
メタ情報表示部110は、生成されたメタ情報を出力部106のディスプレイに表示する。メタ情報通知部112は、通信部102を通して携帯端末200にメタ情報を発信する。制御部114は、すべてのブロックの制御をする。なお、メタ情報表示部110とメタ情報通信部112とはメタ情報開示部(図示せず)に含まれる機能である。
【0040】
[携帯端末の機能構成]
次に、携帯端末200の内部構成について、図4の機能ブロック図を参照しながら説明する。携帯端末200は、通信部202、メタ情報取得部204、入力部206、出力部208及び制御部210を有する。
【0041】
通信部202は、ネットワーク400を介してデータ通信を行う。通信部202は、TV100と通信可能なデバイスを有し、Wi−Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線ネットワークインタフェースを内蔵している。
【0042】
メタ情報取得部204は、メタ情報を解析し、取得する。メタ情報取得部204は、通信部202が受信したメタ情報をアプリケーションが理解できる形に変換する部分である。例えば、メタ情報取得部204は、先ほど説明したタグ生成の逆変換に類似した処理を行い、ユーザが、タグによって特定されたTV番組を理解できる情報に変換する。
【0043】
入力部206には、キーボードやタッチパネルが設けられている。入力部206は、ユーザの入力操作に応じて、表示されているTV番組に関するコメントを入力する。出力部208には、ディスプレイやスピーカが設けられている。出力部208は、入力されたコメントをメタ情報とともにサーバ装置300に出力する。
【0044】
アプリケーションは、メタ情報を利用してユーザ同士がコミュニケーションを行うために使われるプログラム群である。アプリケーション例としては、メタ情報に基づきTV番組に関するコメントをサーバ装置300に投稿する機能が想定できる。制御部は、これらすべてのモジュールの制御を行う。
【0045】
[サーバ装置の機能構成]
次に、サーバ装置300の内部構成について、図5の機能ブロック図を参照しながら説明する。サーバ装置300は、通信部302、集計部304、比較部306、集計結果通知部308、制御部310及びデータベース312を有する。
【0046】
通信部302は、携帯端末200から送信されたメタ情報とコンテンツに関するコメントとを受信する。
【0047】
集計部304は、送信されたメタ情報とコメントとに基づきメタ情報毎にコメント数を集計する。集計結果は、データベース312に格納される(図15参照)。データベース312は、サーバ装置300の内部に設けられていても外部に設けられていてもよい。
【0048】
比較部306は、集計されたメタ情報毎のコメント数と過去に集計されたメタ情報毎のコメント数とを比較する。
【0049】
集計結果通知部308は、比較の結果に応じて生成されたユーザ宛のコメントとともにメタ情報をTV100の表示画面に表示又はネットワークを介して送信する。制御部310は、すべてのブロックの制御をする。
【0050】
なお、上記各装置の各部への指令は、専用の制御デバイスあるいはプログラムを実行するCPU(図示せず)により実行される。すなわち、各装置の動作を実行するためのプログラムは、予めROMや不揮発性メモリ等(ともに図示せず)の記憶領域に記憶されていて、CPUが、これらのメモリから各プログラムを読み出して実行することにより、各部の機能が実現される。
【0051】
[情報提供システムの動作(無線通信あり)]
次に、図6のフローチャートを参照しながら、無線通信ありの場合の本実施形態に係る情報提供システム全体の動作について説明する。コンテンツ表示端末(ここではTV100)が、コンテンツ(ここではTV番組)の表示を開始する(S102)と、TV100は、表示を開始したTV番組を特定可能なメタ情報を生成する(S104)。メタ情報は、携帯端末200に送信される。
【0052】
携帯端末200は、メタ情報を受信する(S202)。TV番組を視聴しているユーザは、携帯端末200からTV番組に関するコメントを入力し(S204)、投稿する。投稿は、コメントにTV番組を特定可能なメタ情報を付加して行われる。
【0053】
サーバ装置300は、受信したコメントを集計して(S302)、コメント数を携帯端末200やTV100に通知する(S304)。この通知は、例えばコメント数が増加している特定のTV番組に対する視聴推薦等である。
【0054】
[情報提供システムの動作(無線通信なし)]
次に、図7のフローチャートを参照しながら、無線通信なしの場合の本実施形態に係る情報提供システムの動作について説明する。TV100が、コンテンツ(ここではTV番組)の表示を開始する(S102)と、TV100は、表示を開始したTV番組を特定可能なメタ情報を生成する(S104)。メタ情報は、TV100の画面に表示される(S106)。
【0055】
携帯端末200は、TV100の画面に表示されたメタ情報をカメラ等で取り込むことにより認識する(S206)。TV番組を視聴しているユーザは、携帯端末200からTV番組に関するコメントを入力し、投稿する。投稿は、コメントにTV番組を特定可能なメタ情報を付加して行われる。
【0056】
サーバ装置300は、コメントを集計して(S302)、コメント数を携帯端末200やTV100に通知する(S304)。
【0057】
[コンテンツ表示端末(TV)の動作]
次に、TV100の動作の詳細について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。TV100は、現在視聴しているTV番組のメタ情報を配信する。
【0058】
ユーザがTV番組の視聴を開始すると(S802)、基本情報取得部104は、電子番組表(例えば、EPC:Electronic Program Guide)から番組基本情報を取得する(S804:基本情報取得ステップ)。番組基本情報には、番組名、放送チャンネル、放送時間、出演者等が含まれる。番組基本情報は、コンテンツに関する基本情報の一例である。
【0059】
次に、制御部114は、TV100がネットワーク400に接続されているかを判定し(S806)、接続されていない場合には直ちにS810に進む。TV100がネットワーク400に接続されていれば、予め指定されたコンテンツ情報提供サイトから番組詳細情報を取得する(S808:詳細情報取得ステップ)。コンテンツ情報提供サイトには、たとえば、テレビ局の番組公式ページのサイトのアドレスや出演者サイトのアドレス等が含まれる。
【0060】
S810では、番組情報(番組基本情報、及び取得されていれば番組詳細情報)を用いてメタ情報としてタグやQRコードを生成する(S810:メタ情報生成ステップ)。生成処理の詳細については後述する。
【0061】
生成されたメタ情報は、メタ情報表示部110によりTV100の表示画面に表示されるか、若しくはメタ情報通知部112により携帯端末200に送信される(S812:メタ情報開示ステップ)。メタ情報表示部110によりTV100の表示画面に表示されるとともに、メタ情報通知部112により携帯端末200に送信されるようにしてもよい。
【0062】
(タグの生成例)
次に、図8のS810のタグ(メタ情報)の生成処理例を、図9を参照しながら説明する。メタ情報生成部108は、最初に電子番組表にアクセスするためのアドレスを入力する(S902)
【0063】
次に、メタ情報生成部108は、アドレスから「http://」を除去し(S904)、アドレスから「www.」等の接頭辞を除去し(S906)、更にアドレスから「.com」や「.net」や「.org」等の接尾辞を除去する(S908)。次に、メタ情報生成部108は、「/」を「−」に変換し(S910)、「#」を接頭辞としてハッシュタグを出力する(S912)。
【0064】
例えば、TV番組に関する情報にアクセスするためのアドレスとして、「http://www.SSStv.com/quiz_show」が入力された場合、上記処理の結果、「#SSStv−quiz_show」がタグとして出力される。タグの「#SSStv」部分でテレビ局が特定され、「quiz_show」部分でTV番組名が特定される。このようにして、TV番組を、例えば一意に特定できるタグを生成することができる。上記アドレスの一例であるURLはグローバル的にユニークなデータであるため、番組の公式ページのURLからタグを生成しても、そのタグからコンテンツを一意に特定することができる。
【0065】
(タグの表示例)
図10に、生成されたタグ1000の他の例である「#olympic2010」、及びタグ1000をコード化したQRコード1010をTV100の画面に表示した例を挙げる。ユーザは、タグ1000から視覚的に番組情報(ここでは、オリンピック番組であること)を読み取ることできる。また、ユーザは、携帯端末200のカメラ機能を用いてQRコード1010を取り込むことにより番組情報を認識することができる。ユーザは、タグ1000を、ネットワーク400を介して受信することにより番組情報を認識することもできる。
【0066】
無線通信不可能な場合には、タグ1000及びQRコード1010は、TV100の画面に表示されるのみであるが、無線通信可能な場合には、タグ1000及びQRコード1010を携帯端末200に送信することにより、表示を省略することができる。もちろん、タグ1000やQRコード1010を画面に表示するとともに携帯端末200に送信してもよい。タグ1000及びQRコード1010は、少なくともいずれか一方が表示又は送信される必要がある。
【0067】
(タグの配信例)
次に、無線通信可能な場合において図8のS812のタグ(メタ情報)の配信例を、図11を参照しながら説明する。まず、携帯端末200は、通信用アドレスをTV100に登録しておく(S1102)。TV100でTV番組の放送を開始する(S1104)。メタ情報通知部112は、メタ情報を携帯端末200に配信するように通信部102に指示する(S1106)。配信は、1つの携帯端末200に対するユニキャストでもよく、複数の携帯端末200に対するブロードキャストでもよい。
【0068】
メタ情報通知部112は、TV番組が終了したかを判定し(S1108)、終了していればそのまま本処理を終え、終了していなければ、一定時間経過後(S1110)、再びメタ情報を配信する(S1106)。以上のようにして、TV100の放送を視聴している間(チャンネルを合わせている間)、例えば、1分おきにメタ情報(タグ)を配信する処理(S1106〜S1110)を繰り返す。
【0069】
[携帯端末の動作]
次に、携帯端末200の動作の詳細について、図12のフローチャートを参照しながら説明する。携帯端末200は、TV100から提供されたメタ情報(タグ)を利用してコメントを投稿する。携帯端末200は、サーバ装置300にコメントを投稿することにより、コメントを投稿したユーザが「あるTV番組が画面に表示されているだけでなく、実際に視聴している」という行動データをサーバ装置側に伝えることができ、サーバ装置3側でより正確な視聴率集計を実現できる。
【0070】
S1202に示したように、メタ情報取得部204は、ユーザの操作に応じて番組情報を入力するための手段をS1204〜S1210に示した入力方法のうちから選択する。メタ情報の取得方法は、TV100の画面上から取得する方法、通信により取得する方法の大きく2種類に分けられる(メタ情報取得ステップ)。画面上に表示されたメタ情報は、カメラでQRコードを読むことにより取り込むか(S1204)、TV100の画面上に表示されたタグから目視し(S1206)、それにより認識した文字や記号をキーボードやボタン等を用いて入力することにより取り込むか(S1208)のいずれかの方法が考えられる。通信を利用する場合は、TV100から定期的に配信されるメタ情報が、通信部202により取得され、アプリケーションに自動登録されることになる(S1210)。
【0071】
入力部206は、ユーザの指示に従い、視聴しているTV番組に対するコメントを入力する(S1212:入力ステップ)。通信部202は、入力されたコメントと取得したメタ情報とを対にしてサーバ装置300に送信する(S1214:コメント送信ステップ)。
【0072】
(コメント及びタグの入力例)
図13は、携帯端末200の表示画面上でコメントにタグを付加する例を示す。上図に示したように、ユーザ(taro)は、視聴しているオリンピック番組に対するコメント1300を「この演技なら金メダルは間違いない」と入力する。中央図では、ユーザ(taro)は、先に入力したコメント1300に対して「#olympic2010」のタグを示したボタン1302を押す。その結果、下図に示したように、コメント1300にタグ「#olympic2010」が付加される。このようにして、コメントにタグが付加された状態でサーバ装置300にコメント及びタグが投稿されるため、コメント1300「この演技なら金メダルは間違いない」が、タグ「#olympic2010」で示されるオリンピック番組のコメントであることを一意に特定できる。なお、更新ボタン1304は画面の更新に使用される。
【0073】
ここで、コメントとタグとが紐付けられているため、ユーザは、コメントに対してTV番組を特定するメタ情報(タグ)を入力する必要がない。よって、携帯端末200は、TV100にて予め生成されたタグを用いることができ、手間を掛けずにコメントの対象TV番組を一意に特定することができる。また、ユーザがそれぞれ別個にコメントに対してTV番組を特定するメタ情報を入力すると、特定するTV番組にユーザ間でブレが生じてしまいコメントとTV番組とを一意に特定できない場合が生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、ユーザは、TV番組を特定するメタ情報として、一律に生成されたタグを用いるため、特定するTV番組にユーザ間でのブレは生じない。
【0074】
[サーバ装置の動作]
次に、サーバ装置300の動作の詳細について、図14のフローチャートを参照しながら説明する。サーバ装置300は、携帯端末200から提供されたコメントを集計し、その集計結果に基づき実際の視聴率(アクティブ視聴率)の精度を向上させるとともに、ユーザ同士のコミュニケーションへの活用の仕組みを提供する。例えば、タグ毎にコメント数を集計し、過去の集計結果と比較して現在集計しているコメント数が急激に変化した場合にはユーザに通知する。
【0075】
まず、集計部304は、通信部302により受信された、当該時間のサーバ装置内のコメントを収集する(S1402)。集計部304は、コメント数をタグ毎に分類して集計する(S1404:集計ステップ)。次に、集計されたタグ毎のコメント数と過去に集計された同じタグ毎のコメント数とを比較する(S1406)。比較の結果、急激にコメント数が変化したタグがあった場合には(S1408)、コメントとともにタグをTV100の表示画面に表示又はネットワーク400を介して携帯端末200に送信することにより、当該タグをユーザに通知する(S1410:集計結果通知ステップ)。急激にコメント数が変化したタグがなかった場合にはS1410をスキップする。
【0076】
当該時間のサーバ装置内のタグ毎のコメント数を記憶し(S1412)、他に集計すべきコメントがあるかを判定して(S1414)、ない場合には処理を終了する。他に集計すべきコメントがある場合にはS1402に戻り、S1402〜S1414の処理を繰り返す。
【0077】
図15は、サーバ装置300により集計された結果を格納したデータベース312の一例である。上述のように、サーバ装置300は、コメントを受けると図15のようにタグ毎に分類し、データベース312に格納する。データベース312には、番組タグ314、集計開始時間316、集計終了時間318、コメント数320が最低限格納されている。集計時間は任意の間隔でよく、例えば5分間隔等で行う。
【0078】
図16は、サーバ装置300により集計された結果を格納したデータベース312の他の例である。データベース312には、ユーザID322、番組タグ314及びコメント324が最低限格納されている。
【0079】
サーバ装置300は、集計結果に基づき、視聴率を改善するとともに、コミュニケーションへの活用を促す。具体的には、上述したように、データベース内のコメント数をタグ毎に調べ、過去のタグ毎のコメント数と比較する。ここで、図17に示したように、急激なコメント数の増加(もしくは減少)があれば、当該タグにより特定されるTV番組をユーザに通知する。急激な増加を判断する基準としては、たとえば過去数回の移動平均(Moving Average)を計算し、コメント数が移動平均を大きく上回ったとき当該タグにより特定されるTV番組をユーザに通知する。
【0080】
(集計結果表示例)
図18は、コメント数が急増した場合、TV100の表示を通して、特定のTV番組のコメント数が急増していることをユーザに通知している様子を示す。ユーザは、番組視聴中に「#olympic2010のコメントが急増しています!」の表示1020が出されると、その表示1020をクリックする。その結果、TV100の表示内容(放送番組)がオリンピック番組に切り替わる。
【0081】
上記のようなコメント数の増減に伴うお勧めする又はお勧めしないTV番組に関する情報は、サーバ装置300から配信され、携帯端末200又はTV100の少なくともいずれかで受信される。なお、ここでは、コメント数によるレコメンデーション例を示したが、所定時間内にコメントを投稿したユーザ数や、所定時間内に投稿されたコメントの文字総数やこれらの組合せによる変化をユーザの関心の変化と捉え、ユーザへの通知に利用する変形例も考えられる。
【0082】
以上に説明したように、本実施形態に係る情報提供システム10によれば、視聴中の番組に関するメタ情報を、ユーザが簡単に、あるいは意識することなくアプリケーションで使えるようになる。ユーザからの情報発信(コメント投稿)では、コメントとともに番組情報を特定するメタ情報が送られてくるので、サーバ装置側でコメント投稿数を集計することにより、ユーザが能動的に番組を視聴していることがわかる正確な視聴率(アクティブ視聴率)も計算できるようになる。
【0083】
これまでは、ユーザが視聴中のTV番組を調査する方法として、特殊な装置を用いた視聴率測定が一般的だったため、能動的に番組を視聴しているユーザ数を把握することはできなかった。
【0084】
視聴率を測定する集計する装置は従来から存在していたが、たまたまつけていた番組を実際には視聴していない場合においても、画面に表示されている事実だけで視聴率にカウントされてしまい、現実の状況から遊離する場合もあった。
【0085】
例えば、特開2010−34674号に開示された視聴率を集計する装置では、TV番組視聴中の検索状況により、TV番組視聴行動率が計算される。しかしながら、TV番組閲覧中に、キーワードによる検索を行わない場合、視聴行動率が計算できない。また、例えば、特開2008−199373号に開示されたシステムでは、動画コンテンツをストリーミング視聴中にコンテンツサーバ装置から配信されたアクセス率を計算して視聴率を導き出すことにより、確度の高い視聴率を得ることができる。しかしながら、このシステムでは、視聴率を計算するために特別なコンテンツサーバ装置を用意する必要がある。
【0086】
ウェブ上のサービスでは、TV番組の実況中継を書き込むサイトがある。これらに書き込まれた情報から、番組の視聴率を計算することもできるが、実況中継サービスという特定のサービスに依存してしまう。
【0087】
これに対して、本実施形態によれば、特定の機器やサービスに依存することなく、特定の機器やサービスを利用しなくても、携帯端末200からコメントを投稿することにより、コメントを投稿したユーザが「ある番組を視聴している」という行動データをサーバ装置300に伝えることができ、サーバ装置300でより正確な視聴率の集計を実現できる。また、正確な集計結果に基づき特定の番組の視聴率が急激に上昇したと判定された場合には、その特定番組を推薦する通知が、サーバ装置300から携帯端末200やTV100に送信されるため、ユーザは、流行の番組をいち早くリアルタイムで知ることができる。
【0088】
(時間情報の付加)
なお、上記説明では、メタ情報(タグ又はQRコード)には、TV100に表示されているコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報(番組情報)が含まれたが、メタ情報には、これに加えてコンテンツに関する時間情報が含まれていてもよい。例えば、メタ情報「#olympic2010%20100323 19:00」は、コンテンツ特定情報「#olympic2010」と、コンテンツに関する時間情報「%20100323 19:00」とを含むように生成されてもよい。これによれば、携帯端末側でも、どんな番組について何時何分ごろにコメントされたかがわかり、サーバ装置側でも、より細かい単位での視聴率を集計することができる。
【0089】
上記実施形態において、各部の動作は互いに関連しており、互いの関連を考慮しながら、一連の動作及び一連の処理として置き換えることができる。これにより、コンテンツ表示端末(TV)、携帯端末及びサーバ装置にてそれぞれ実行される情報提供方法の実施形態を、情報提供システムの実施形態及びコンテンツ表示端末(TV)、携帯端末及びサーバ装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムの実施形態とすることができる。
【0090】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0091】
例えば、コンテンツは、映像だけでなく音声も含まれる。よって、本発明は、例えば、ラジオを聴いていてラジオ番組のコメントにメタ情報をつける場合にも適用することができる。
【0092】
さらに、コメント内容を解析する技術を用いれば、番組に対するポジティブ又はネガティブなコメント数も把握できるようになる。これまでも、ネット上のテレビ実況中継サービスのように、TV番組とユーザのコメントが結びつけられたサービスは存在したが、本発明は、特定の機器や特定のサービに依存することなく適用可能である。
【符号の説明】
【0093】
10 情報提供システム
100,100a,100b TV
102 通信部
104 基本情報取得部
106 出力部
108 メタ情報生成部
110 メタ情報表示部
112 メタ情報通知部
114 制御部
200,200a,200b 携帯端末
202 通信部
204 メタ情報取得部
206 入力部
208 出力部
210 制御部
300 サーバ装置
302 通信部
304 集計部
306 比較部
308 集計結果通知部
310 制御部
312 データベース
400 ネットワーク
1000 タグ
1010 QRコード


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ表示端末の表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得ステップと、
前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成ステップと、
前記生成されたメタ情報を前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信するメタ情報開示ステップと、を含む情報提供方法。
【請求項2】
前記生成されたメタ情報は、前記表示されているコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報が含まれるタグである請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記生成されたメタ情報は、前記表示されているコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報が含まれるタグをコード化したものである請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記タグには、前記表示されているコンテンツに関する時間情報が含まれる請求項2又は3に記載の情報提供方法。
【請求項5】
ネットワークを介してコンテンツに関する詳細情報を取得する詳細情報取得ステップを更に含み、
前記メタ情報生成ステップは、前記取得されたコンテンツに関する基本情報と詳細情報とに基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成する請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記メタ情報開示ステップは、所定時間毎に前記生成されたメタ情報を前記ユーザの機器に再送信する請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信されたメタ情報を取得するメタ情報取得ステップと、
前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する入力ステップと、
前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともに送信するコメント送信ステップと、を更に含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記送信されたメタ情報及びコメントに基づきメタ情報毎にコメント数を集計する集計ステップを更に含む請求項7に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記集計されたメタ情報毎のコメント数と過去に集計されたメタ情報毎のコメント数とを比較し、比較の結果に応じたコメントとともに前記メタ情報を前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又はネットワークを介して送信する集計結果通知ステップを更に含む請求項8に記載の情報提供方法。
【請求項10】
表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得部と、
前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成部と、
前記生成されたメタ情報を前記表示画面に表示又はネットワークを介して送信するメタ情報開示部と、を備えたコンテンツ表示端末。
【請求項11】
表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報に基づき生成された情報であって前記コンテンツを特定可能なメタ情報を取得するメタ情報取得部と、
前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する入力部と、
前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともに出力する出力部と、を備えた携帯端末。
【請求項12】
表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報に基づき生成された情報であって前記コンテンツを特定可能なメタ情報と、表示画面に表示されているコンテンツに関するコメントとを受信する通信部と、
前記受信したメタ情報及びコメントに基づきコメント数をメタ情報毎に分類して集計する集計部と、を備えたサーバ装置。
【請求項13】
表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する基本情報取得部と、
前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成するメタ情報生成部と、
前記生成されたメタ情報を前記表示画面に表示又はネットワークを介して送信するメタ情報開示部と、を有するコンテンツ表示端末と、
前記コンテンツ表示端末の表示画面に表示又は前記コンテンツ表示端末から送信されたメタ情報を取得するメタ情報取得部と、
前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する入力部と、
前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともに出力する出力部と、を有する携帯端末と、
前記携帯端末から送信されたメタ情報とコメントとを受信する通信部と、
前記受信したメタ情報及びコメントに基づきコメント数をメタ情報毎に分類して集計する集計部と、を有するサーバ装置と、を備えた情報提供システム。
【請求項14】
表示画面に表示されているコンテンツに関する基本情報を取得する処理と、
前記取得されたコンテンツに関する基本情報に基づき前記コンテンツを特定可能なメタ情報を生成する処理と、
前記生成されたメタ情報を前記表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信する処理と、
前記表示画面に表示又はネットワークを介してユーザの機器に送信されたメタ情報を取得する処理と、
前記表示されているコンテンツに関するコメントを入力する処理と、
前記取得されたメタ情報を前記入力されたコメントとともにサーバ装置に送信する処理と、
前記サーバ装置に送信されたメタ情報とコメントとを受信する処理と、
前記受信したメタ情報とコメントとに基づきコメント数をメタ情報毎に分類して集計する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−234198(P2011−234198A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−103704(P2010−103704)
【出願日】平成22年4月28日(2010.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】