説明

情報検索システム、情報検索装置、検索結果画面情報生成方法及び検索結果画面情報生成処理プログラム

【課題】ユーザにより入力されたキーワードを用いて検索された情報資源等の提示情報のうち、当該キーワードと同一のキーワードを用いて過去に検索され、且つ、当該ユーザによりアクセスされた回数の多い提示情報に対して迅速にアクセスすることが出来るようにする。
【解決手段】ユーザにより入力されたキーワード情報に基づいて、提示情報を検索し、今回の検索に用いられたキーワード情報と同一のキーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられたキーワード情報を入力したユーザが利用する端末装置によりアクセスされた提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出して、アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上のアクセス回数が算出された提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を検索結果画面として表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索システム、情報検索装置、検索結果画面情報生成方法及び検索結果画面情報生成処理プログラムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、インターネット等のネットワークにおいて提供され、HTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語により記述されたWebページ等に埋め込まれたハイパーリンク(以下、単に「リンク」と称する)を介してネットワーク上に散在するWebページ、画像データ、文書データ等のユーザに提示すべき各種情報資源の閲覧等を可能にするWWW(World Wide Web)等のハイパーテキストシステムが広く知られている。
【0003】
こうしたハイパーテキストシステムにおいて、ユーザは、パーソナルコンピュータ等の端末装置を用いて、例えば、Google(商標)、Yahoo(登録商標)、Infoseek(登録商標)等の検索サイトにアクセスし、ネットワーク上に散在する各種情報資源の中から自分が必要な情報資源を検索することが一般的に行われている。
【0004】
検索サイトのサーバ装置では、端末装置からのリクエストに応じて、ユーザにより入力されたキーワードを用いて検索処理を行い、検索結果として、検索された情報資源へのリンクが埋め込まれたWebページ(以下、検索結果ページと称する)を端末装置に送信すると、当該Webページを受信した端末装置により検索結果が表示される。そして、当該Webページに埋め込まれたリンクがマウスでクリックされること等により、検索された情報資源の取得がユーザにより指示されると、端末装置は、当該情報資源を提供するWebサイトのサーバ装置へアクセスする。
【0005】
上記検索処理において多数の情報資源が検索されると、端末装置において一画面では検索結果を表示しきれなくなる。そこで、こうした場合においては、例えば、ユーザの操作により画面をスクロールさせて残りの検索結果を表示させたり、サーバ装置において、全検索結果のうち所定件数分の検索結果を表示する検索結果ページを生成して、これを端末装置に送信しておき、その後、ユーザの操作に基づく端末装置からのリクエストに応じて、残りの検索結果を所定件数分表示する検索結果ページを生成して、これを端末装置に送信する等の対応がとられている。
【0006】
なお、本願発明に関連する発明として、例えば、特許文献1及び2には、検索項目毎に検索条件に用いるかまたは用いないかをユーザ毎に設定可能とし、検索条件に用いない検索項目については、検索条件を入力するための画面に表示させない発明が開示されている。
【特許文献1】特開2004−46296号公報
【特許文献2】特開平10−74209号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、今までに同じキーワードで何度も検索を行っていると、その検索結果に示される全ての情報資源にまんべんなくアクセスするということはまずないといって良く、何度もアクセスしている情報資源は固定化されていくものである。例えば、サイトの名称は知っているので、毎回その名称をキーワードとして入力し、当該キーワードによる検索結果に基づいてアクセスする場合などが該当する。そこで、何度もアクセスする情報資源については、煩雑な操作を要することなく迅速にアクセス出来ることが望ましい。
【0008】
しかしながら、目当てとなる情報資源の検索結果が、検索直後の最初の検索結果ページに表示されていなかった場合には、ユーザは、その目当ての情報資源の検索結果が表示されるまで、煩雑な操作をしなければならず、情報資源へ実際にアクセスするまでに時間を要するという問題があった。
【0009】
これに対処する方法としては、頻繁にアクセスするWebページ等をユーザが予め登録しておくブックマークなどの機能を利用することが考えられる。
【0010】
しかしながら、ユーザとしてはブックマークに登録するほどではないと考えていたり、または、ブックマークには登録したくないと考える場合もあることから、全てをブックマークで対処するのは適切ではない。しかも、ブックマークは、検索に用いられるキーワードとは無関係に登録する機能であるため、アクセスする情報資源をキーワードによって探したいユーザにとっては不便ですらあった。
【0011】
また、上記特許文献1及び2に記載の発明は、あくまでも、検索に用いられる項目の表示、非表示に関する発明であり、検索結果についての工夫は何らされていない。
【0012】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ユーザにより入力されたキーワードを用いて検索された情報資源等の提示情報のうち、当該キーワードと同一のキーワードを用いて過去に検索され、且つ、当該ユーザによりアクセスされた回数の多い提示情報に対して迅速にアクセスすることが出来る情報検索システム、情報検索装置、検索結果画面情報生成方法及び検索結果画面情報生成処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置と、前記ネットワークを介して前記端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置と、を備える情報検索システムであって、前記情報検索装置は、ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信手段と、前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成手段と、前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信手段と、を備え、前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段により今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出手段と、前記アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、を備え、更に、前記検索結果画面情報生成手段は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成し、前記端末装置は、ユーザにより入力された前記キーワード情報を前記情報検索装置に送信するキーワード情報送信手段と、前記情報検索装置から送信された前記検索結果画面情報を受信する検索結果画面情報受信手段と、前記受信された検索結果画面情報に基づいて、前記提示情報の検索結果と、前記アクセス情報と、を画面に表示する表示手段と、前記表示されたアクセス情報に含まれる前記リンク情報がユーザにより選択された場合に、当該選択されたリンク情報が対応する前記提示情報へ前記ネットワークを介してアクセスするアクセス手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、情報検索装置は、今回の検索に用いられたキーワード情報と同一のキーワード情報を用いて過去に検索された提示情報のうち、今回の検索に用いられたキーワード情報を入力したユーザが利用する端末装置によりアクセスされた提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出し、設定回数以上アクセスされた提示情報へのリンク情報を含んで当該提示情報を示すアクセス情報を生成し、この生成されたアクセス情報の表示を含む検索結果画面情報を生成する。そして、この検索結果画面情報が情報検索装置から端末装置に送信され、当該検索結果画面情報に基づいて検索結果とアクセス情報とが画面に表示され、アクセス情報に含まれるリンク情報をユーザが選択すると、端末装置は、当該選択されたリンク情報が対応する提示情報へアクセスする。
【0015】
従って、ユーザは、今回入力したキーワードによる検索結果とともに画面に表示されたアクセス情報に含まれるリンク情報を選択することにより、過去に当該キーワードと同一のキーワードで検索され、且つ、当該ユーザによりアクセスされた回数が多い提示情報に対して迅速にアクセスすることが出来る。
【0016】
請求項2に記載の発明は、ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置であって、ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信手段と、前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成手段と、前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信手段と、を備え、前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段により今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出手段と、前記アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、を備え、更に、前記検索結果画面情報生成手段は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、情報検索装置は、今回の検索に用いられたキーワード情報と同一のキーワード情報を用いて過去に検索された提示情報のうち、今回の検索に用いられたキーワード情報を入力したユーザが利用する端末装置によりアクセスされた提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出し、設定回数以上アクセスされた提示情報へのリンク情報を含んで当該提示情報を示すアクセス情報を生成し、この生成されたアクセス情報の表示を含む検索結果画面情報を生成する。そして、この検索結果画面情報が情報検索装置から端末装置に送信され、当該検索結果画面情報に基づいて検索結果とアクセス情報とが画面に表示され、アクセス情報に含まれるリンク情報をユーザが選択すると、端末装置は、当該選択されたリンク情報が対応する提示情報へアクセスする。
【0018】
従って、ユーザは、今回入力したキーワードによる検索結果とともに画面に表示されたアクセス情報に含まれるリンク情報を選択することにより、過去に当該キーワードと同一のキーワードで検索され、且つ、当該ユーザによりアクセスされた回数が多い提示情報に対して迅速にアクセスすることが出来る。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報検索装置において、前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段による検索結果のうち、前記設定回数アクセス提示情報に関する検索結果を除く検索結果を用いて前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、アクセス情報に示される提示情報の検索結果については表示されないので、当該提示情報に対して迅速にアクセスすることが出来るとともに、不要な検索結果が表示されない分、アクセス情報に示されていない他の提示情報に対しても迅速にアクセスすることが出来る。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の情報検索装置において、前記検索結果画面情報の要求を示し、且つ、前記検索結果画面情報送信手段により送信された前記検索結果画面情報を通じてユーザの指令に基づき前記端末装置から送信された検索結果画面情報要求情報を受信する検索結果画面情報要求受信手段を更に備え、前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段により前記提示情報が予め設定された設定件数を超えて検索された場合には、当該検索手段による検索結果の一部であって当該設定件数分の検索結果と前記アクセス情報とを表示する前記検索結果画面情報を生成し、更に前記検索結果画面情報要求情報を受信したときに、当該検索手段による検索結果の他の一部であって当該設定件数分までの検索結果を表示する前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、これまでに多くアクセスしてきた提示情報が、検索直後の最初の設定件数分の検索結果には表示されず、何件目で表示されるのかわからないようなときにも、アクセス情報には表示されるので、これまでに多くアクセスしてきた提示情報に対する迅速なアクセスがより効果的に実現される。
【0023】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の何れか1項に記載の情報検索装置において、前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段による検索に用いられた前記キーワード情報を識別するためのキーワード識別情報と、検索された前記提示情報へのリンクを示し、且つ、当該提示情報を前記ネットワーク上において特定する提示情報特定情報を含む検索結果リンク情報と、を含む前記検索結果画面情報を生成し、前記検索結果画面情報送信手段により送信された前記検索結果画面情報を通じてユーザにより前記検索結果リンク情報が選択された場合に、前記提示情報へのアクセスが指示されたことの通知を示し、且つ、当該検索結果画面情報に含まれる前記キーワード識別情報と、当該選択された検索結果リンク情報に含まれる前記提示情報特定情報と、を含むアクセス指示通知情報を当該端末装置から受信するアクセス指示通知受信手段を更に備え、前記アクセス回数算出手段は、前記アクセス指示通知受信手段により過去に受信され、且つ、前記検索手段による今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を示す前記キーワード識別情報を含む前記アクセス指示通知情報に含まれる前記提示情報特定情報毎における当該アクセス指示通知情報の受信回数を、前記アクセス回数として算出することを特徴とする。
【0024】
請求項6に記載の発明は、ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置による検索結果画面情報生成方法であって、ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信工程と、前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索工程と、前記検索工程における検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成工程と、前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信工程と、を備え、前記検索結果画面情報生成工程は、前記検索工程において今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出工程と、前記アクセス回数算出工程において予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成工程と、を備え、更に、前記検索結果画面情報生成工程は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする。
【0025】
請求項7に記載の発明は、ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置に含まれるコンピュータを、ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信手段、前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索手段、前記検索手段による検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成手段、前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信手段、として機能させ、前記検索結果画面情報生成手段としての前記コンピュータを、前記検索手段により今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出手段、前記アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段、として機能させ、前記検索結果画面情報生成手段は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、ユーザは、今回入力したキーワードによる検索結果とともに画面に表示されたアクセス情報に含まれるリンク情報を選択することにより、過去に当該キーワードと同一のキーワードで検索され、且つ、当該ユーザによりアクセスされた回数が多い提示情報に対して迅速にアクセスすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報検索システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0028】
[1.情報検索システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る情報検索システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。
【0029】
図1は、本実施形態に係る情報検索システムSの概要構成の一例を示す図である。
【0030】
図1に示すように、情報検索システムSは、情報検索装置の一例としての情報検索サーバ1と、サーバ装置の一例としての複数のWebサーバ3−j(j=1,2・・・m)と、端末装置の一例としての複数のユーザ端末4−k(k=1,2・・・n)と、を含んで構成されている。
【0031】
情報検索サーバ1とWebサーバ3−jとユーザ端末4−kとは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0032】
このような構成の情報検索システムSにおいて、情報検索サーバ1は、ネットワークNWを通じて各種のサービスを提供するサービス提供事業者により検索サイトを開設するために設置されたサーバ装置である。
【0033】
この情報検索システムSは、Webページ、ブログ、静止画データ、動画データ、ソフトウェア、ニュースなどといったネットワークNWに存在する情報資源(提示情報の一例)を検索するサービスを、ユーザ端末4−kを利用するユーザに提供するようになっている。
【0034】
こうしたサービスを提供するために、情報検索サーバ1は、データベースの一例としての会員情報データベース101、検索用データベース102、検索ワードデータベース103、履歴データベース104、ラベルデータベース105及び評価項目データベース106を備えている。そして、情報検索システムSは、ネットワークNWを介してユーザ端末4−kからのリクエストに応じて、情報検索サーバ1が検索処理を行い、この検索処理の結果として検索された情報資源の一覧等を表示する後述の検索結果ページ200(図6、図7参照:検索結果画面情報の一例)をユーザ端末4−kに送信することにより、ユーザに対して検索サービスを提供している。
【0035】
また、情報検索システムSは、検索結果ページ200を通じてユーザにより選択された情報資源へのユーザ端末4−kによるアクセスに関する履歴を検索アクセス履歴として記録するようなっており、この検索アクセス履歴の閲覧を可能とする履歴サービスも提供するようになっている。
【0036】
この履歴サービスを利用するためには、ユーザは、予め情報検索システムSの会員登録手続を行う必要がある(以下、履歴サービスを利用することが出来るユーザを「会員」と称する)。ユーザは、情報検索システムSの会員になることにより、ユーザ自身がユーザ端末4−kを利用して検索操作を行ったものについて、検索に用いられたキーワードである検索ワード、情報資源のURL、タイトル、サマリー(summary)、アクセス回数、訪問日時などといった検索アクセス履歴を閲覧することが出来るようになっている。なお、検索サービス自体については、会員登録手続を行わなくても利用することが可能である。
【0037】
また、履歴サービスにおいては、検索アクセス履歴に対して、ユーザが設定した名称を表示するラベルを貼り付けること(検索アクセス履歴にラベルを対応付けさせること)が出来るようになっている。このラベルは、情報資源のURLが同一の検索アクセス履歴に対しては同一のラベルが貼り付けられるようになっている。そして、ユーザは、検索アクセス履歴とともに、これに貼り付けられたラベルを閲覧することが出来るようになっている。
【0038】
このラベルの利用態様としては、例えば、忘れないようにメモのようなものとして貼り付けられたり、検索アクセス履歴を見やすいようにしたり、検索アクセス履歴をラベルで分類するなどが想定される。
【0039】
また、情報検索サーバ1は、検索結果ページ200を通じてユーザ端末4−kからアクセスされた回数が予め設定された回数に達した情報資源はアクセスが多い情報資源であるとして、次回以降の検索においては、検索結果ページ200上に表示される検索結果とは別の枠に、そのリンクを表示するようになっている。このアクセス回数は、ユーザ毎に算出されるとともに、同一の情報資源にアクセスした場合であっても、その検索に用いられた検索ワードが異なる場合には、夫々別個に算出されるようになっている。
【0040】
次に、Webサーバ3−jは、アクセスしてきたユーザ端末4−kに対して、リクエストされたURLに対応するWebページ等の情報資源を提供するサーバ装置である。情報検索サーバ1は、所謂、ロボット型検索エンジンを搭載しており、キーワード検索を可能とするために、Webサーバ3−jにより提供される情報資源を当該Webサーバ3−jから周期的に収集し、当該収集された情報資源に基づいて検索用データベース102を構築するようになっている。
【0041】
次に、ユーザ端末4−kは、情報検索サーバ1にアクセスし、Webページを取得して画面に表示し、当該Webページを通じて検索サービスや履歴サービス等を利用するためにユーザが用いる端末装置であり、例えば、Webブラウザアプリケーションや電子メールアプリケーション等がインストールされたパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、STB(Set Top Box)、携帯電話機等を適用することが出来る。
【0042】
[2.情報検索サーバの構成及び機能]
次に、情報検索サーバ1の構成及び機能について、図2乃至図4を用いて説明する。
【0043】
図2は、本実施形態に係る情報検索サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。また、図3は、会員情報データベース101に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図4(a)は、検索ワードデータベース103に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図4(b)は、履歴データベース104に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図4(c)は、ラベルデータベース105に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図4(d)は、評価項目データベース106に登録される情報の内容の一例を示す図である。
【0044】
図2に示すように、情報検索サーバ1は、操作部11と、表示部12(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等)と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インタフェース部16と、システム制御部20と、を備えている。システム制御部20と入出力インタフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
【0045】
操作部11は、例えば、キーボード、マウス等であり、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力する。表示部12は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等であり、文字や画像等の情報を表示する。通信部13は、ネットワークNW等に接続して、Webサーバ3−j、ユーザ端末4−k等との通信状態を制御する。ドライブ部14は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録する。また、記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブ等であり、各種プログラム及びデータ等を記憶する。入出力インタフェース部16は、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインタフェース処理を行う。システム制御部20は、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19等を備える。
【0046】
記憶部15には、会員情報データベース101、検索用データベース102、検索ワードデータベース103、履歴データベース104、ラベルデータベース105及び評価項目データベース106が構築されている。
【0047】
先ず、図3に示すように、会員情報データベース101には、情報検索システムSの会員に関する会員情報が、当該会員を識別するための会員IDに対応付けられて登録されている。具体的に、会員情報には、例えば、会員ID、ログインするためのパスワード、会員の氏名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、クレジットカードのカード番号及びその有効期限、ニックネーム、別枠表示設定アクセス数(設定回数の一例)等が設定される。
【0048】
ここで、別枠表示設定アクセス数は、検索結果ページ200を通じてアクセスされた情報資源へのリンクを、検索結果を表示する枠(後述の検索結果表示エリア220)とは別の枠(後述の多アクセス情報資源表示エリア230)に表示させる条件としてのアクセス回数を示す情報である。この別枠表示設定アクセス数は、ユーザの選択により設定変更が可能であり、初期値として、例えば、5回が設定される。
【0049】
次に、検索用データベース102には、各Webサーバ3−jから収集された情報資源を解析した結果として、その情報資源のURL(提示情報特定情報の一例)、タイトル(例えば、HTML(HyperText Markup Language)データのヘッダに記述されているWebページの名称等)やURL、サマリー(例えば、HTMLデータのヘッダに記述されたWebページの説明や概要、本体部分に記述されているテキストの一部等)、キーワード等からなるインデックス情報が登録されている。
【0050】
次に、図4(a)に示すように、検索ワードデータベース103には、検索に用いられた検索ワード等に関する検索ワード履歴が、その検索操作を行った会員の会員IDに対応付けて登録されている。具体的に、検索ワード履歴には、会員ID、当該会員の検索1件毎に割り当てられた番号を示す検索No.(キーワード識別情報の一例)、検索に用いられたキーワードである検索ワード(キーワード情報の一例)、検索を行った情報資源の種別を示す検索種別(例えば、Webページ、静止画データ、動画データ、ブログ等)、同一の検索ワードを使用して検索を行った回数を示す検索回数、検索日時が設定される。
【0051】
次に、図4(b)に示すように、履歴データベース104には、検索アクセス履歴が、情報資源へのアクセス1回毎に、検索操作を行った会員の会員IDに対応付けて登録されている。具体的に、検索アクセス履歴には、会員ID、当該会員の検索アクセス履歴1件毎に割り当てられた番号を示す履歴No.、対応する検索ワード履歴の検索No.、ユーザ端末4−kによりアクセスされた情報資源のURL、タイトル、サマリー、アクセス回数、訪問日時(アクセスした日時)、当該情報資源に対して会員により入力されたコメント、当該検索アクセス履歴に貼り付けられたラベルを識別するためのラベルID、当該情報資源に対して会員により設定された評価項目を識別するための評価項目ID、当該評価項目における会員による評価(例えば、5段階評価)が設定される。
【0052】
次に、図4(c)に示すように、ラベルデータベース105には、会員により登録されたラベルに関するラベル管理情報が、当該会員の会員IDに対応付けて登録されている。具体的に、ラベル管理情報には、会員ID、ラベルID、ラベルに対して設定された名称であるラベル名が設定される。
【0053】
次に、図4(d)に示すように、評価項目データベース106には、検索結果ページ200を通じてアクセスされた情報資源に対して会員が評価を行うために会員自身により登録された評価項目に関する評価項目管理情報が、当該会員の会員IDに対応付けて登録されている。具体的に、評価項目管理情報には、会員ID、当該資源情報に対して会員により設定された評価項目を識別するための評価項目ID、評価項目の名称である評価項目名が設定される。
【0054】
更に、記憶部15には、所定のオペレーティングシステムの他、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを用いて、ユーザ端末4−k等から送信されたリクエストに応じて、当該記憶部15に記憶されている各種のデータに基づきWebページを生成し、当該Webページをユーザ端末4−k等に送信するためのWWW(World Wide Web)サーバプログラム、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを用いて、他のメールサーバから送信された電子メールを受信する一方、情報検索サーバ1において作成された電子メールを、他のメールサーバに送信するためのメールサーバプログラム、会員情報データベース101を用いて情報検索システムSの会員の会員情報を管理し、会員の登録、退会(登録の削除)、会員情報の変更等の処理を実行するための会員情報管理プログラム、情報資源の検索に関する各種処理を行うための検索プログラム(検索結果画面情報生成処理プログラムの一例)等が記憶されている。
【0055】
なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
【0056】
システム制御部20は、本実施形態において、キーワード情報受信手段、検索手段、検索結果画面情報生成手段、アクセス回数算出手段、アクセス情報生成手段、検索結果画面情報送信手段及びアクセス指示通知受信手段の一例を構成している。
【0057】
そして、システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより情報検索サーバ1の各部を制御するとともに、上述した各手段等として機能するようになっている。
【0058】
この各手段等としての機能について説明すると、キーワード情報受信手段及び検索手段としてのシステム制御部20は、ユーザにより入力された検索ワードが設定された検索リクエストをユーザ端末4−kから受信し、当該リクエストに設定された検索ワードで検索用データベース102に対して検索処理を施すことにより、検索ワードに合致する情報資源を検索するようになっている。
【0059】
また、検索結果画面情報生成手段としてのシステム制御部20は、検索処理における検索結果のうち、例えば、最初の10件分(設定件数の一例)の検索結果に基づいて、検索結果ページ200を作成するようになっている。具体的に、システム制御部20は、検索された情報資源のタイトルを表示するリンク(検索結果リンク情報の一例)、サマリー、URL等の一覧を表示する検索結果ページ200を作成するようになっている。
【0060】
この検索結果ページを作成する際に、システム制御部20は、タイトルを表示する各リンクに対して、対応する情報資源のURLを埋め込むとともに、当該リンクのユーザによる選択に対応してイベントハンドラ(例えば、JAVA(登録商標)スクリプト等のスクリプト言語により検索結果ページ中に記述される)を起動させる記述を埋め込むようになっている。
【0061】
このイベントハンドラは、ユーザによりタイトルを表示するリンクが選択されたことによって、当該選択されたリンクに対応する情報資源へのアクセスをユーザ端末4−kに対して指示したことを通知するアクセス通知(アクセス指示通知情報の一例)を情報検索サーバ1に送信するためのプログラムである。このアクセス通知には、検索結果ページに埋め込まれていた検索No.、アクセス対象の情報資源のURL、タイトル、サマリー等の情報が設定されるようになっている。
【0062】
また、システム制御部20は、今回の検索処理に用いられた検索ワード(ユーザにより入力された検索ワード)と同一の検索ワードを用いた過去の検索処理において検索された情報資源のうち、今回の検索処理をリクエストしたユーザにより検索結果ページ200を通じて当該ユーザが利用するユーザ端末4−kに対してアクセスが指示されることによって当該ユーザ端末4−kからアクセスされた回数が別枠表示設定アクセス数に達した情報資源については、そのリストを多アクセスリスト(アクセス情報の一例)として検索結果ページ200に埋め込むようになっている。
【0063】
具体的に、アクセス回数算出手段としてのシステム制御部20は、今回の検索をリクエストしたユーザのユーザIDが設定され、且つ、今回の検索処理に用いられた検索ワードと同一の検索ワードが設定されている検索ワード履歴を全件あるいは過去に遡って所定期間(例えば、1ヶ月)まで検索するようになっている。次いで、システム制御部20は、検索された各検索ワード履歴に夫々対応する検索アクセス履歴から、過去にアクセスされた情報資源のURLとタイトルを取得するようになっている。検索アクセス履歴は1回のアクセス(1回のアクセス通知の受信)に対応して作成されるので、システム制御部20は、検索アクセス履歴1件をアクセス回数1として、アクセス回数の合計をURL毎(情報資源毎)に算出するようになっている。
【0064】
そして、アクセス情報生成手段としてのシステム制御部20は、アクセス回数が、今回の検索をリクエストしたユーザの会員情報に設定されている別枠表示設定アクセス数に達している情報資源を特定し、多アクセスリストを作成する。このとき、システム制御部20は、別枠表示設定アクセス数に達している各情報資源のタイトルを表示するリンク(情報資源のURLが埋め込まれる:リンク情報の一例)を作成するようになっている。なお、システム制御部20は、別枠表示設定アクセス数に達している情報資源に関する検索結果は除いく検索結果を用いて検索結果ページ200を作成するようになっている。
【0065】
また、検索結果画面要求受信手段としてのシステム制御部20は、検索結果ページ200を通じてユーザ端末4−kから送信された次検索結果リクエスト(検索結果画面要求情報の一例)を受信するようになっており、当該リクエストに応じて、11件目以降の検索結果を表示する検索結果ページ200の作成及びユーザ端末4−kへの送信を行うようになっている。
【0066】
また、検索結果画面情報送信手段としてのシステム制御部20は、アクセスランキングが埋め込まれた検索結果ページ200を、検索リクエストを送信してきたユーザ端末4−kに送信するようになっている。
【0067】
また、アクセス指示通知受信手段としてのシステム制御部20は、検索結果ページ200を通じて、タイトルを表示するリンクがユーザにより選択されたときに、ユーザ端末4−kがイベントハンドラを起動することによって当該ユーザ端末4−kから送信されたアクセス通知を受信するようになっている。
【0068】
なお、情報検索サーバ1を、各種データベースに登録されている情報に基づいて、情報資源の検索に関する各種処理を行う検索処理サーバ、会員情報データベース101に登録されている会員情報を管理し、会員登録、会員情報の変更等の処理を行う会員情報管理サーバ、他のサーバにおいて管理されている各種情報等に基づき、検索サイトとして、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
【0069】
[3.情報検索システムの動作]
次に、情報検索システムSの動作について、図5乃至図8を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る情報検索システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。また、図6及び図7は、検索結果ページ200の表示例を示す図である。また、図8は、本実施形態に係る情報検索サーバ1のシステム制御部20の検索ページ作成処理における処理の流れを示すフローチャートである。
【0070】
先ず、ユーザが、ユーザ端末4−kを操作して所定のURLを指定することにより、図6に示すように、ユーザ端末4−kからログインリクエストが情報検索サーバ1に送信されると(ステップS1)、これを契機として、ユーザ端末4−kと情報検索サーバ1との間でログイン処理が行われる(ステップS2)。具体的に、情報検索サーバ1からユーザ端末4−kにログインページが送信され、当該ログインページを通じてユーザにより入力された会員ID及びパスワードがユーザ端末4−kから情報検索サーバ1に送信される。
【0071】
そして、情報検索サーバ1においてパスワード認証を実行し、当該パスワード認証が成功すると、情報検索サーバ1は、ユーザの会員IDが設定されたCookieとともに、検索ページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS3)。
【0072】
Cookie及び検索ページを受信したユーザ端末4−kは、Cookieを保存するとともに、検索ページを画面に表示する。この検索ページには、検索ワードを入力するための入力エリア、検索種別を選択するためのボタン、検索ボタン等が設けられている。ここで、ユーザが検索ワードを入力して検索ボタンを選択すると(ステップS4)、ユーザ端末4−kは、当該検索ワード及び検索種別を設定した検索リクエストを情報検索サーバ1に送信する(ステップS5)。
【0073】
検索リクエストを受信した情報検索サーバ1は、検索処理を実行する(ステップS6)。具体的に、情報検索サーバ1は、当該リクエストに設定された検索ワードで、検索種別が示す種類の情報資源を検索用データベース102を用いて検索する。そして、情報検索サーバ1は、検索No.を新たに割り当てて、当該検索No.、検索リクエストに設定された検索ワード等に基づいて検索ワード履歴を作成し、当該検索ワード履歴を、ユーザの会員ID(ユーザ端末4−kが、リクエストの送信の際にCookieとして送信してくる会員ID。以下同様)に対応付けて検索ワードデータベース103に登録する。
【0074】
次いで、情報検索サーバ1は、検索ページ作成処理を実行する(ステップS7)。この検索ページ作成処理において、情報検索サーバ1は、検索結果に基づいて検索結果ページ200を作成するとともに、アクセスランキングを作成して、当該アクセスランキングを検索委結果ページ200に埋め込む。なお、検索ページ作成処理についての詳細は後述する。
【0075】
次いで、情報検索サーバ1は、作成された検索結果ページ200をユーザ端末4−kに送信する(ステップS8)。
【0076】
検索結果ページ200を受信したユーザ端末4−kは、当該ページを、図6に示すように画面に表示する。
【0077】
この検索結果ページ200には、検索バー210、検索結果表示エリア220、多アクセス情報資源表示エリア230、次検索結果表示リンク240等が設けられている。
【0078】
検索バー210には、検索ワードを入力するための入力エリア、検索種別を指定して検索を行うためのタブ、検索ボタン等が設けられ、入力エリアには、ステップS4において入力された検索ワードがデフォルトの検索ワードとして表示されている。
【0079】
検索結果表示エリア220には、検索された情報資源の一覧が表示される。具体的には、検索された情報資源毎に、そのタイトル、サマリー、URL、データサイズ、最終更新日時等の情報が、例えば、10件分表示される。この検索結果表示エリア220における検索結果の表示の順序は、予め定められた基準に基づいて決定される。
【0080】
多アクセス情報資源表示エリア230には、多アクセスリスト231が表示される。多アクセスリスト231には、アクセス回数が別枠表示設定アクセス数に達した情報資源のタイトルを表示するリンク232とそのアクセス回数の一覧が表示されるようになっている。この情報資源のタイトルを表示するリンク232のうち何れかのリンクがユーザにより選択されると、ユーザ端末4−kは、当該リンクに埋め込まれたURLにより特定される情報資源にアクセスする。なお、このとき、ユーザ端末4−kは、アクセス通知の送信は行わない。
【0081】
また、多アクセスリスト231に、そのタイトルが表示されている情報資源については、その検索結果は検索結果表示エリア230に表示されないようになっている。例えば、図6に示す検索結果ページ200においては、検索ワード「ショッピング」で検索を行った結果として、検索結果表示エリア230には、「○○市場」の検索結果が表示されている。その後、同じ検索ワード「ショッピング」で検索して「○○市場」のサイトにアクセスした回数が、別枠表示設定アクセス数として例えば5回に達した後は、図7に示すように、多アクセスリスト231に「○○市場」が表示される一方、検索結果表示エリア230には「○○市場」の検索結果は表示されない。
【0082】
次検索結果表示リンク240は、検索された情報資源の件数が1ページ分(例えば、10件)を越えている場合に表示される。この次検索結果表示リンク240がユーザにより選択されると、ユーザ端末4−kは次検索結果リクエストを情報検索サーバ1に送信し、これに応じて情報検索サーバ1は、11〜20件目の検索結果を表示する検索結果ページ200を作成してこれをユーザ端末4−kに送信し、ユーザ端末4−kは、受信した検索結果ページ200を画面に表示する。ここで、また次検索結果表示リンク240が選択されると、次は、21〜30件目の検索結果を表示する検索結果ページ200に遷移することとなる。
【0083】
なお、検索結果表示エリア230は、検索処理が行われた後最初に表示される検索結果ページ200(最初の1〜10件目の検索結果を表示する検索結果ページ200)上に設けられていれば良く、その後の次検索結果表示リンク240の選択に応じて表示される検索結果ページ200上に設けるか否かは任意である。
【0084】
ここで、検索結果表示エリア220において、検索された情報資源のタイトルを夫々表示するリンク221のうちユーザが何れかのリンクを選択すると(ステップS9)、ユーザ端末4−kは、選択されたリンクに対応付けられたイベントハンドラを起動することによりアクセス通知を情報検索サーバ1に送信するとともに(ステップS10)、当該リンクに埋め込まれたURLにより特定される情報資源にアクセスする(URLの中でドメイン名が示すWebサーバ3−jに対して、情報資源のリクエストを送信する)(ステップS11)。これにより、Webサーバ3−jからユーザ端末4−kに対して、リクエストされた情報資源が送信される。
【0085】
一方、アクセス通知を受信した情報検索サーバ1は、検索アクセス履歴登録処理を実行する(ステップS12)。具体的に、システム制御部20は、アクセス通知に設定された検索No.、URL、タイトル、サマリー等に基づいて検索アクセス履歴を作成し、当該アクセス履歴をユーザの会員IDに対応付けて履歴データベース104に登録する。
【0086】
次に、図5のステップS7に示した検索結果ページ作成処理について説明する。
【0087】
情報検索サーバ1のシステム制御部20は、検索処理が終了すると、図8に示すように、検索をリクエストしたユーザの会員ID及び入力された検索ワードと同一の会員ID及び検索ワードが設定されている検索ワード履歴を検索ワードデータベース103から検索し(ステップS51)、該当する検索ワード履歴があるか否かを判定する(ステップS52)。このとき、システム制御部20は、該当する検索ワード履歴がない場合には(ステップS52:NO)、(すなわち、その特定されたユーザは該当する検索ワードで検索は行ったものの、検索アクセス履歴を残していない場合には)ステップS64に移行する。
【0088】
一方、システム制御部20は、該当する検索ワード履歴がある場合には(ステップS52:YES)、検索された検索ワード履歴のうち一つを特定する(ステップS53)。
【0089】
次いで、システム制御部20は、特定された検索ワード履歴に対応する検索アクセス履歴を履歴データベース104から検索する(ステップS54)。すなわち、システム制御部20は、特定された検索ワード履歴に設定されている会員ID及び検索No.と同一の会員ID及び検索No.が設定されている検索アクセス履歴を検索する。
【0090】
次いで、システム制御部20は、該当する検索アクセス履歴があるか否かを判定する(ステップS55)。つまり、検索ワード履歴は、検索された情報資源に対してアクセスされたか否かにかかわらず、検索処理(図5ステップS6)において作成される一方、この件枠ワード履歴に対応する検索アクセス履歴は、検索結果ページ200を通じてユーザ端末4−kから送信されたアクセス通知を受信したときにはじめて作成されるので(図5ステップS12)、検索ワード履歴は登録されていても、これに対応する検索アクセス履歴は登録されていない場合があることから、システム制御部20は、ステップS55において、検索ワード履歴に対応する検索アクセス履歴があるか否かを判定するのである。
【0091】
このとき、システム制御部20は、該当する検索アクセス履歴がない場合には(ステップS55:NO)、ステップS59に移行する。
【0092】
一方、システム制御部20は、該当する検索アクセス履歴がある場合には(ステップS55:YES)、この検索アクセス履歴に設定されているURLがアクセスリストに既にエントリーされているURLであるか否かを判定し(ステップS56)、既にエントリーされているURLである場合には(ステップS56:YES)、ステップS58に移行する。
【0093】
一方、システム制御部20は、既にエントリーされているURLではない場合には(ステップS56:NO)、新規のエントリーを登録する(ステップS57)。具体的に、システム制御部20は、RAM19の記憶領域上に、エントリー格納領域を新たに設定し、当該エントリー格納領域に、検索された検索アクセス履歴に設定されているURLとタイトルを設定するとともに、アクセス回数として0を設定する。システム制御部20は、この処理を終えると、ステップS58に移行する。
【0094】
ステップS58において、システム制御部20は、検索された検索アクセス履歴に設定されているURLのエントリーのアクセス回数に1を加算する。
【0095】
次いで、システム制御部20は、検索された検索ワード履歴全てについてURLのチェック(ステップS53〜S58の処理)が行われたか否かを判定し(ステップS59)、URLのチェックが行われていない検索ワード履歴が存在する場合には(ステップS59:NO)、ステップS53に移行し、次の検索ワード履歴を特定して、URLのチェックを行う。これにより、ユーザからリクエストされた検索ワードに対する検索アクセス履歴が全て検討されたことになる。
【0096】
そして、システム制御部20は、検索された検索ワード履歴全てについてURLのチェックが行われた場合には(ステップS59:YES)、検索をリクエストしたユーザの会員情報から別枠表示設定アクセス数を取得する(ステップS60)。
【0097】
次いで、システム制御部20は、多アクセスリストを作成する(ステップS61)。具体的に、システム制御部20は、登録された各エントリーのアクセス回数を参照し、このアクセス回数が、取得された別枠表示設定アクセス数以上となっているエントリーを全て特定する。そして、システム制御部20は、この特定されたエントリーに設定されているタイトルを表示し、且つ、当該エントリーに設定されているURLをリンク先とするリンク232を作成等する。
【0098】
次いで、システム制御部20は、検索結果ページ200用のHTMLデータテンプレート(検索結果ページ200のHTMLデータの雛形となるデータ)を記憶部15から取得すると(ステップS62)、当該HTMLデータテンプレートに多アクセスリストを埋め込む(ステップS63)。
【0099】
次いで、システム制御部20は、検索処理における検索結果(検索された情報資源の一覧等)のうち、例えば、先頭10件分の検索結果を取得する(ステップS64)。このとき、システム制御部20は、別枠表示設定アクセス数以上となっているエントリーに設定されているURLに関する検索履歴は取得の対象から除いて、例えば、10件分取得する。
【0100】
次いで、システム制御部20は、取得した検索結果をHTMLデータテンプレートに埋め込むことにより検索結果ページ200を作成すると(ステップS65)、検索結果ページ作成処理を終了させる。
【0101】
以上説明したように、本実施形態によれば、情報検索サーバ1のシステム制御部20は、今回の検索に用いられた検索ワードと同一の検索ワードを用いて過去に検索された情報資源のうち、今回の検索に用いられた検索ワードを入力したユーザが利用するユーザ端末4−kによりアクセスされた情報資源毎のアクセス回数を夫々算出し、別枠表示設定アクセス数が示す回数以上アクセスされた情報資源へのリンクを含んで当該情報資源を示す多アクセスリストを生成し、この生成された多アクセスリストの表示を含む検索結果ページ200を生成する。そして、この検索結果ページ200が情報検索サーバ1からユーザ端末4−kに送信され、当該検索結果ページ200に基づいて検索結果と多アクセスリストとが画面に表示され、多アクセスリストに含まれるリンクをユーザが選択すると、ユーザ端末4−kは、当該選択されたリンクに含まれるURLが示す情報資源へアクセスする。
【0102】
従って、ユーザは、今回入力したキーワードによる検索結果とともに画面に表示された多アクセスリストに含まれるリンクを選択することにより、過去に当該キーワードと同一のキーワードで検索され、且つ、当該ユーザによりアクセスされた回数が多い情報資源に対して迅速にアクセスすることが出来る。
【0103】
また、これまでに多くアクセスしてきた情報資源が、検索直後の最初の例えば10件分の検索結果には表示されず、何件目で表示されるのかわからないようなときにも、多アクセスリストには表示されるので、これまでに多くアクセスしてきた情報資源に対する迅速なアクセスがより効果的に実現される。
【0104】
また、多アクセスリストに示される情報資源の検索結果については検索結果表示エリア220に表示されないので、当該情報資源に対して迅速にアクセスすることが出来るとともに、不要な検索結果が表示されない分、多アクセスリストに示されていない他の情報資源に対しても迅速にアクセスすることが出来る。特に、不要な検索結果が表示されない分、1ページでは表示されていなかった別の情報資源の検索履歴が新たに表示されるようになるので、当該情報資源に対して迅速にアクセスすることが出来る。
【0105】
また、データベースの仕様の変更やプログラムの変更などにより検索エンジンの仕様変更があると、検索結果に表示される情報資源の順番が仕様の変更前と後とで変化する場合があり、これによって、目的とする情報資源を検索結果ページ200から探しにくくなることがあるが、多アクセスリストが表示されることで、これまでに多くアクセスしてきた情報資源のリンクについては迅速に見つけることが出来る。
【0106】
なお、上記実施形態においては、ユーザが情報検索システムSの会員として登録されていないと、履歴サービスの利用が出来ないようにしていたが、情報検索システムSの会員ではなくとも履歴サービスの利用が可能なようにしても良い。この場合には、例えば、情報検索サーバ1は、アクセスしてきたユーザ端末4−kに対して、固有の識別情報を設定したCookieを送信してこれをユーザ端末4−kにより保存させるようにすれば良い。これにより、ユーザ端末4−kからのリクエストが送信されてくる度に当該Cookieも送信されてくるので、このCookieに設定された識別情報に対応して検索アクセス履歴の登録を処理を行うことが出来る。
【0107】
また、上記実施形態においては、ユーザ端末4−kからのリクエストに対応する検索結果ページ200の作成時に、各情報資源に対するアクセス回数を算出していたが、例えば、検索アクセス履歴の登録時に(図5ステップS12)、この検索アクセス履歴に設定されるべきアクセス回数を、検索に用いられた検索ワード毎に別個に算出して設定することとすれば、検索結果ページ200の作成時(特に図8ステップS56〜S58)においては、各情報資源について最新の検索アクセス履歴に設定されているアクセス回数をそのまま別枠表示設定アクセス数との比較に用いることが出来る(詳細は省略したが、上記実施形態においては、検索ワードとは関係なく情報資源へのアクセスの合計がアクセス回数として設定される)。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】本実施形態に係る情報検索システムSの概要構成の一例を示す図である。
【図2】本実施形態に係る情報検索サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図3】会員情報データベース101に登録される情報の内容の一例を示す図である。
【図4】(a)は、検索ワードデータベース103に登録される情報の内容の一例を示す図であり、(b)は、履歴データベース104に登録される情報の内容の一例を示す図であり、(c)は、ラベルデータベース105に登録される情報の内容の一例を示す図であり、(d)は、評価項目データベース106に登録される情報の内容の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係る情報検索システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】検索結果ページ200の表示例を示す図である。
【図7】検索結果ページ200の表示例を示す図である。
【図8】本実施形態に係る情報検索サーバ1のシステム制御部20の検索ページ作成処理における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0109】
1 情報検索サーバ
3−j Webサーバ
4−k ユーザ端末
11 操作部
12 表示部
13 通信部
14 ドライブ部
15 記憶部
16 入出力インタフェース
17 CPU
18 ROM
19 RAM
20 システム制御部
21 システムバス
101 会員情報データベース
102 検索用データベース
103 検索ワードデータベース
104 履歴データベース
105 ラベルデータベース
106 評価項目データベース
NW ネットワーク
S 情報検索システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置と、前記ネットワークを介して前記端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置と、を備える情報検索システムであって、
前記情報検索装置は、
ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信手段と、
前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成手段と、
前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信手段と、を備え、
前記検索結果画面情報生成手段は、
前記検索手段により今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出手段と、
前記アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、を備え、
更に、前記検索結果画面情報生成手段は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成し、
前記端末装置は、
ユーザにより入力された前記キーワード情報を前記情報検索装置に送信するキーワード情報送信手段と、
前記情報検索装置から送信された前記検索結果画面情報を受信する検索結果画面情報受信手段と、
前記受信された検索結果画面情報に基づいて、前記提示情報の検索結果と、前記アクセス情報と、を画面に表示する表示手段と、
前記表示されたアクセス情報に含まれる前記リンク情報がユーザにより選択された場合に、当該選択されたリンク情報が対応する前記提示情報へ前記ネットワークを介してアクセスするアクセス手段と、
を備えることを特徴とする情報検索システム。
【請求項2】
ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置であって、
ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信手段と、
前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成手段と、
前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信手段と、を備え、
前記検索結果画面情報生成手段は、
前記検索手段により今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出手段と、
前記アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、を備え、
更に、前記検索結果画面情報生成手段は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする情報検索装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報検索装置において、
前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段による検索結果のうち、前記設定回数アクセス提示情報に関する検索結果を除く検索結果を用いて前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする情報検索装置。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の情報検索装置において、
前記検索結果画面情報の要求を示し、且つ、前記検索結果画面情報送信手段により送信された前記検索結果画面情報を通じてユーザの指令に基づき前記端末装置から送信された検索結果画面情報要求情報を受信する検索結果画面情報要求受信手段を更に備え、
前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段により前記提示情報が予め設定された設定件数を超えて検索された場合には、当該検索手段による検索結果の一部であって当該設定件数分の検索結果と前記アクセス情報とを表示する前記検索結果画面情報を生成し、更に前記検索結果画面情報要求情報を受信したときに、当該検索手段による検索結果の他の一部であって当該設定件数分までの検索結果を表示する前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする情報検索装置。
【請求項5】
請求項2乃至4の何れか1項に記載の情報検索装置において、
前記検索結果画面情報生成手段は、前記検索手段による検索に用いられた前記キーワード情報を識別するためのキーワード識別情報と、検索された前記提示情報へのリンクを示し、且つ、当該提示情報を前記ネットワーク上において特定する提示情報特定情報を含む検索結果リンク情報と、を含む前記検索結果画面情報を生成し、
前記検索結果画面情報送信手段により送信された前記検索結果画面情報を通じてユーザにより前記検索結果リンク情報が選択された場合に、前記提示情報へのアクセスが指示されたことの通知を示し、且つ、当該検索結果画面情報に含まれる前記キーワード識別情報と、当該選択された検索結果リンク情報に含まれる前記提示情報特定情報と、を含むアクセス指示通知情報を当該端末装置から受信するアクセス指示通知受信手段を更に備え、
前記アクセス回数算出手段は、前記アクセス指示通知受信手段により過去に受信され、且つ、前記検索手段による今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を示す前記キーワード識別情報を含む前記アクセス指示通知情報に含まれる前記提示情報特定情報毎における当該アクセス指示通知情報の受信回数を、前記アクセス回数として算出することを特徴とする情報検索装置。
【請求項6】
ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置による検索結果画面情報生成方法であって、
ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信工程と、
前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索工程と、
前記検索工程における検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成工程と、
前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信工程と、を備え、
前記検索結果画面情報生成工程は、
前記検索工程において今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出工程と、
前記アクセス回数算出工程において予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成工程と、を備え、
更に、前記検索結果画面情報生成工程は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする検索結果画面情報生成方法。
【請求項7】
ユーザに対して提示すべき提示情報をネットワークを介してサーバ装置から取得する端末装置からの要求に応じて当該提示情報を検索する情報検索装置に含まれるコンピュータを、
ユーザにより入力されたキーワード情報を前記端末装置から受信するキーワード情報受信手段、
前記受信されたキーワード情報に基づいて、前記提示情報を検索する検索手段、
前記検索手段による検索結果の表示画面を構成する検索結果画面情報を生成する検索結果画面情報生成手段、
前記生成された検索結果画面情報を前記端末装置に送信する検索結果画面情報送信手段、として機能させ、
前記検索結果画面情報生成手段としての前記コンピュータを、
前記検索手段により今回の検索に用いられた前記キーワード情報と同一の前記キーワード情報を用いて過去に検索され、且つ、今回の検索に用いられた前記キーワード情報を入力したユーザが利用する前記端末装置によりアクセスされた前記提示情報毎の当該アクセスの回数であるアクセス回数を夫々算出するアクセス回数算出手段、
前記アクセス回数算出手段により予め設定された設定回数以上の前記アクセス回数が算出された前記提示情報である設定回数アクセス提示情報を示し、且つ、当該設定回数アクセス提示情報へのリンクを示すリンク情報を含むアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段、として機能させ、
前記検索結果画面情報生成手段は、前記生成されたアクセス情報の表示を含む前記検索結果画面情報を生成することを特徴とする検索結果画面情報生成処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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