説明

情報漏洩防止機能を備えた記憶装置

【課題】電気的なエネルギーを必要とせず、低コストで情報漏洩を防止する記憶装置を提供する。
【解決手段】情報漏洩防止機能を備えた記憶装置は、記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、一部が容器に嵌挿される制動部材と、制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、記憶装置が接続先装置から抜去されたときに、弾性構造の付勢により制動部材が移動する結果、容器の一部が開放され、液体又は気体が記憶装置内に散布される、ことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶装置に関し、特に、電気的なエネルギーを必要としない情報漏洩防止機能を備えた記憶装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、個人情報などのセキュリティ性確保が重要視されている。例えば、重要な情報が記憶されている記憶装置が故障した際、メーカ回収のため記憶装置をメーカへ返送するが、その際には情報漏洩の危険性が必ず存在するため、エンドユーザが返送をメーカへ断るケースが存在する。また、何者かによって重要な情報が記憶されている記憶装置を盗難されるケースも存在する。このような背景のなか、情報漏洩を防止する技術が種々提案されている(特許文献1乃至3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−209232号公報
【特許文献2】特開2008−152693号公報
【特許文献3】特表2006−524861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び特許文献2においては、不正アクセス判断手段や破壊手段を用いて情報漏洩を防止しようとするものである。しかし、電気的な手段を利用するため、不慮な停電時の場合は機能しない。また、バッテリを用いることによる電源の独立化を実現するが、コスト増、バッテリ老朽化による不具合発生の懸念がある。
【0005】
特許文献3は、化学薬品を用いて記憶媒体を破壊することによって、情報漏洩を防止しようとするものである。しかし、この発明で提示されているトリガは電気的な動力を必要としており、電池や電源を必要とするためコスト増となる。また、ハードディスクドライブ(HDD)外部でのトリガが必要となるため、HDDの接続先の装置にトリガを実装する必要がありコスト増となる。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、電気的なエネルギーを必要とせず、低コストで情報漏洩を防止する記憶装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る情報漏洩防止機能を備えた記憶装置は、記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、一部が容器に嵌挿される制動部材と、制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、記憶装置が接続先装置から抜去されたときに、弾性構造の付勢により制動部材が移動する結果、容器の一部が開放され、液体又は気体が記憶装置内に散布される、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の実施形態に係る情報漏洩防止機能を備えた記憶装置は、記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、容器の一部を開放するための接触部材と、接触部材を容器の方向に付勢する付勢構造と、接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、接触部材の移動を抑止する制動部材と、制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、記憶装置が接続先装置から抜去されたときに、弾性構造の付勢により制動部材が移動して、接触部材の移動抑止が解除される結果、付勢構造により付勢された接触部材が容器の一部を開放し、液体又は気体が記憶装置内に散布される、ことを特徴とする。
【0009】
好適には、記憶装置が接続先装置に接続される以前に、接触部材の移動を抑止するストッパをさらに備え、記憶装置が接続先装置と接続されて、制動部材が記憶装置内に押し込まれたとき、制動部材がストッパの代替えとなり接触部材の移動を抑止する。
【0010】
また、本発明に係る情報漏洩防止機能を備えた記憶装置は、制動部材が記憶装置内に押し込まれているときのみ、記憶装置へ電力を供給することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。第1に、電気的なエネルギーを必要とせず、液体・気体が記憶装置内に散布されるのみなので、低コストで情報漏洩を防止できる。第2に、電気的なエネルギーを必要としないため、停電時等に備えてバッテリなどの外部エネルギーを必要としない。第3に、液体・気体によりデータ消去を行うため、プラッタ全体に対して確実なデータ消去を行うことができる。例えば、プラッタに穴を開ける、傷を付ける等によるデータ消去を行った場合、穴が空いていない、傷がついていない面についてはデータが解析可能な状態で残存するため、結果的に漏洩につながる危険性が残るが、本発明においては、そのようなリスクを回避できる。第4に、制動部材と電力供給が連動しているため、セキュリティ性が低い状態では記憶装置を使えない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報漏洩防止装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る情報漏洩防止装置の概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報漏洩防止装置の概略構成を示す図である。同図に示すとおり、あらかじめハードディスク装置1内に、記録媒体を物理的ないし化学的に洗浄する液体及び/又は気体(液体・気体)5を入れた容器6を設置しておく。本実施形態では、記録媒体としてプラッタ2を備える。ここで、プラッタ2は、磁性体を塗布した金属製のディスクを含む。さらに、ハードディスク装置1内に、容器6の一部を開放するための鋭利な部分を持つ制動部材3を設け、その制動部材3を容器6に誘導するためのガイド4に設置する。この制動部材3は、一部がハードディスク装置1外部に突出していて、ハードディスク装置1をサーバ、複合機、ディスクアレイ装置等の接続先装置に設置する際に、この突出している部分がハードディスク装置1内に押し込まれて、挿入されるように構成される。
【0015】
このような構造を備えることにより、ハードディスク装置1を接続先装置に設置した場合、制動部材3がガイド4を介してハードディスク装置1内に押し込まれ、制動部材3の鋭利な部分が容器6に嵌挿して、穴を開ける仕組みとなる。穴が開けられたとしても、容器6から制動部材3を抜かない限り、容器6の穴が開放されないため、液体・気体5が散布されない構造を持つ。ハードディスク装置1が接続先装置から抜去された場合、制動部材3が、バネ等の弾性構造7の付勢により、元の位置に引き戻される方向に移動する。これにより、鋭利な部分が容器6から抜き出されるため、容器6が一部開放され、液体・気体5が放出され、ハードディスク装置1内に液体・気体5が散布される。
【0016】
また、制動部材3に連動して、電源供給装置9からハードディスク装置1に電源8が供給される構造を持つ。ハードディスク装置1を接続先装置に設置して制動部材3がハードディスク装置1内に押し入れられないと、電源8がハードディスク装置1に供給されないため、ハードディスク装置1が接続先装置に設置されていないセキュリティ性の低い状態ではハードディスク装置1を使えず、また、抜去されたとしても液体・気体5によって電気が漏電しない安全性を確保した仕組みを持つ。
【0017】
なお、弾性構造7は容器6内に設置されるため、制動部材3や弾性構造7を外部から破壊しても、液体・気体5が散布される仕組みを持つ。また、液体・気体5はプラッタ2が破壊される温度より低い融点・沸点をもつ性質を持つものを利用することにより、堅牢性を保つことができる。
【0018】
次に、図1に示される実施形態に係る情報漏洩防止装置の動作フローを説明する。まず、ハードディスク装置1を、複合機、サーバ、ディスクアレイ装置等の接続先装置に設置する。このとき、制動部材3のうちハードディスク装置1外に突出している部分が接続先装置と接触するため、ハードディスク装置1内に制動部材3が押し込まれる。その結果、制動部材3の鋭利な部分が容器6に穴を開けるが、その瞬間制動部材3がふたの役割を果たすため、ハードディスク装置1を接続先装置に設置している間は、容器6から液体・気体5が放出されることはない。しかし、ハードディスク装置1が接続先装置から抜去されると、制動部材3が弾性構造7の付勢により押し戻され、容器6の穴が開放される。この穴から液体・気体5が記憶装置内に放出・散布され、プラッタ2上に書き込まれたデータが消去される。
【0019】
図2は、本発明の他の実施形態に係る情報漏洩防止装置の概略構成を示す図である。同図に示すとおり、あらかじめハードディスク装置1内に、記録媒体を物理的ないし化学的に洗浄する液体・気体5を入れた容器6を設置しておく。本実施形態では、記録媒体としてプラッタ2を備える。また、容器6の一部を開放するための接触部材10をハードディスク装置1内に設置し、その接触部材10を容器6に誘導するガイド11に設置する。また、接触部材10を付勢して移動させるためのバネ等の付勢部材13を設置する。接触部材10は、鋭利な部分を持つことが好ましい。さらに、ガイド11に接触部材10の移動を限定的にするストッパ12を設置する。このストッパ12は、ハードディスク装置1が接続先装置に接続されるまでの間、接触部材10の移動を抑止する。こうして、ストッパ12がガイド11から取り除かれた場合、付勢部材13により付勢された接触部材10が容器6に接触し、容器6に穴が開くなど、容器6の一部が開放されるため、容器6内の液体・気体5がハードディスク装置1内に放出・散布される。
【0020】
また、制動部材3とその制動部材3を誘導するガイド4をハードディスク装置1内に設置する。図1の実施形態と同様に、制動部材3は、一部がハードディスク装置1外部に突出していて、ハードディスク装置1をサーバ、複合機、ディスクアレイ装置等の接続先装置に設置する際に、この突出している部分が、ハードディスク装置1内に押し入れられるように構成される。
【0021】
このような構造を備えることにより、ハードディスク装置1が接続先装置に設置された場合、制動部材3がガイド4によって誘導され、ストッパ12が取り除かれる。しかし、その瞬間に制動部材3がストッパ12の役割を代替えすることとなり、接触部材10の移動を抑止する。これにより、ハードディスク装置1が接続先装置から抜去された場合、制動部材3が弾性構造7によって引き戻され、接触部材10の移動抑止が解除される結果、付勢部材13の付勢により接触部材10が容器6に接触して容器6の一部が開放され、容器6内の液体・気体5がハードディスク装置1内に散布される。
【0022】
また、図1の実施形態と同様に、制動部材3に連動して電源供給装置9から電源8が供給される構造を持つため、ハードディスク装置1が接続先装置に設置されていないセキュリティ性の低い状態ではハードディスク装置1を使えず、抜去されたとしても液体・気体5によって電気が漏電しない安全性を確保した仕組みを持つ。また、液体・気体5はプラッタ2が破壊される温度より低い融点・沸点をもつ性質を持つものを利用することにより、堅牢性を保つことができる。
【0023】
次に、図2に示される実施形態に係る情報漏洩防止装置の動作フローを説明する。まず、ハードディスク装置1を、複合機、サーバ、ディスクアレイ装置等の接続先装置に設置する。制動部材3のうちハードディスク装置1外に突出している部分が接続先装置と接触するため、ハードディスク装置1内に制動部材3が押し込まれる。これにより、制動部材3がストッパ12をガイド11から取り除くことになるが、その瞬間に制動部材3がストッパ12の代替えとなるため、接触部材10はそのまま固定される。しかし、ハードディスク装置1が接続先装置から抜去されると、制動部材3が弾性構造7の付勢により元の位置に押し戻される。その結果、ガイド11から制動部材3もストッパ12も取り除かれるので、付勢部材13によって付勢された接触部材10が容器6に穴を空け、その穴から液体・気体5が記憶装置内に放出・散布され、データが消去される。
【0024】
以上のとおり、本発明に係るハードディスク装置1は、複合機、サーバ、ディスクアレイ装置等の接続先装置に接続するためのインターフェースを有している。ハードディスク装置1の接続先の装置にも、ハードディスク装置1を接続するためのインターフェースを有する。そのインターフェース同士を接続することによって、ハードディスク装置1に電源が供給されるとともに、ハードディスク装置1と接続先装置との間で通信することが可能となるが、その際、ハードディスク装置1と接続先装置は物理的に固定されることとなる。固定の際、本発明の制動部材3が接続先装置と接触することによって、制動部材3がハードディスク装置1内に押し込まれる。その後、ハードディスク装置1を接続先装置から抜去する際、ハードディスク装置1と接続先装置が物理的に離れることとなるため、制動部材3が元の位置に戻り、その結果、容器6の穴が開放され、又は、容器6に穴が開けられ、ハードディスク装置1内にデータを消去するための化学薬品等の液体・気体5が散布されることとなる。
こうして、本発明では、ハードディスク装置等の記憶装置が抜去、盗難されたとしても直ちにデータが消去されセキュリティ性を確保することができる。また、本発明は、液体・気体による自然発散を利用するものであり、データを消去するための仕組みに、電気的な動力を全く必要としない。そのため、記憶装置の接続先装置に電気的なトリガを実装する必要も無い。また、本発明は、複雑な構造を組み込むことなく低コストで、企業や個人等の重要な情報の漏洩を防止することができる。
【0025】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
【0026】
例えば、本発明は、ディスクアレイ装置用、サーバ用、複合機用、パーソナルコンピュータ(PC)用等のディスクドライブ、その他の記憶装置に適用することができる。
【0027】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限
られない。
【0028】
(付記1)記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、一部が前記容器に嵌挿される制動部材と、前記制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、前記記憶装置が前記接続先装置から抜去されたときに、前記弾性構造の付勢により前記制動部材が移動する結果、前記容器の一部が開放され、前記液体又は気体が前記記憶装置内に散布される、ことを特徴とする情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【0029】
(付記2)記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、前記容器の一部を開放するための接触部材と、前記接触部材を前記容器の方向に付勢する付勢構造と、接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、前記接触部材の移動を抑止する制動部材と、前記制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、前記記憶装置が前記接続先装置から抜去されたときに、前記弾性構造の付勢により前記制動部材が移動する結果、前記付勢構造により付勢された前記接触部材が前記容器の一部を開放し、前記液体又は気体が前記記憶装置内に散布される、ことを特徴とする情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【0030】
(付記3)前記記憶装置が前記接続先装置に接続される以前に、前記接触部材の移動を抑止するストッパをさらに備え、前記記憶装置が前記接続先装置と接続されて、前記制動部材が前記記憶装置内に押し込まれたとき、前記制動部材が前記ストッパの代替えとなり前記接触部材の移動を抑止する、ことを特徴とする付記2に記載の情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【0031】
(付記4)前記制動部材が前記記憶装置内に押し込まれているときのみ、前記記憶装置へ電力を供給することを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【符号の説明】
【0032】
1…ハードディスク装置(記憶装置)、2…プラッタ(記録媒体)、3…制動部材、4…ガイド、5…液体・気体、6…容器、7…弾性構造、8…電源、9…電源供給装置、10…接触部材、11…ガイド、12…ストッパ、13…弾性体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、
接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、一部が前記容器に嵌挿される制動部材と、
前記制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、
前記記憶装置が前記接続先装置から抜去されたときに、前記弾性構造の付勢により前記制動部材が移動する結果、前記容器の一部が開放され、前記液体又は気体が前記記憶装置内に散布される、
ことを特徴とする情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【請求項2】
記録媒体を洗浄するための液体又は気体を入れた容器と、
前記容器の一部を開放するための接触部材と、
前記接触部材を前記容器の方向に付勢する付勢構造と、
接続先装置と接続されたときに記憶装置内に押し込まれることにより、前記接触部材の移動を抑止する制動部材と、
前記制御部材を元の位置に戻すよう付勢する弾性構造と、を備え、
前記記憶装置が前記接続先装置から抜去されたときに、前記弾性構造の付勢により前記制動部材が移動する結果、前記付勢構造により付勢された前記接触部材が前記容器の一部を開放し、前記液体又は気体が前記記憶装置内に散布される、
ことを特徴とする情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【請求項3】
前記記憶装置が前記接続先装置に接続される以前に、前記接触部材の移動を抑止するストッパをさらに備え、
前記記憶装置が前記接続先装置と接続されて、前記制動部材が前記記憶装置内に押し込まれたとき、前記制動部材が前記ストッパの代替えとなり前記接触部材の移動を抑止する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。
【請求項4】
前記制動部材が前記記憶装置内に押し込まれているときのみ、前記記憶装置へ電力を供給することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報漏洩防止機能を備えた記憶装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−79172(P2012−79172A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−225056(P2010−225056)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】