情報管理装置、情報管理方法、および当該情報管理装置を実現するためのプログラム
【課題】優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信する。
【解決手段】情報管理装置100aの情報管理部160aは、条件適合者抽出手段162とユーザページ作成手段164とポイント付与手段166とを有する。条件適合者抽出手段は、登録ユーザの中から条件適合者を抽出し、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録部120に登録する。ユーザページ作成手段は、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、さらに、条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する。ポイント付与手段は、閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、所定のポイントを閲覧ユーザに付与する。
【解決手段】情報管理装置100aの情報管理部160aは、条件適合者抽出手段162とユーザページ作成手段164とポイント付与手段166とを有する。条件適合者抽出手段は、登録ユーザの中から条件適合者を抽出し、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録部120に登録する。ユーザページ作成手段は、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、さらに、条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する。ポイント付与手段は、閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、所定のポイントを閲覧ユーザに付与する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報の送り手となるスポンサーから情報の受け手となるユーザに提供される情報の送信を管理する情報管理装置、情報管理方法、および当該情報管理装置を実現するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
様々な商品やサービスの提供者(以下、スポンサーと称する)は、テレビで広告を流すことによって、当該商品やサービスに関する情報を不特定多数のユーザに提供していた。
【0003】
その一方で、スポンサーは、ネットワークを介して、各ユーザの携帯電話やパーソナルコンピュータなどの電子機器(以下、ユーザ装置と称する)に広告を送信するようにもなってきた(特許文献1参照)。
【0004】
例えば、特許文献1では、スポンサーは、以下のようにして、ユーザ装置に広告を送信している。すなわち、スポンサーは、ユーザ装置に広告を送信する場合に、広告をサービス提供サーバ装置と称される情報管理装置に登録する。これにより、サービス提供サーバ装置は、広告のリストを、利用者端末と称されるユーザ装置に送信する。利用者端末は、サービス提供サーバ装置から広告のリストを受信すると、当該リストを表示手段に表示する。これにより、ユーザは、広告のリストを閲覧することができる。ユーザは、広告のリストを閲覧すると、利用者端末の入力手段を操作し、当該リストの中から所望の広告を指定する。すると、利用者端末は、当該広告を指定する情報をサービス提供サーバ装置に送信する。サービス提供サーバ装置は、利用者端末から広告を指定する情報を受信すると、指定された広告を利用者端末に送信する。利用者端末は、サービス提供サーバ装置から広告を受信すると、当該広告を表示手段に表示する。これにより、ユーザは、所望の広告を閲覧することができる。
【0005】
ところで、特許文献1では、サービス提供サーバ装置は、広告を利用者端末に送信するときに、ポイント(以下、特許文献1のポイントと称する)をユーザに付与している。この特許文献1のポイントは、広告主であるスポンサーまたはサーバの管理者によって提示される報酬と交換することができる。この報酬は、懸賞の応募や、電話料金の値下げ、ユーザがスポンサー提供の有料サービスを利用した場合の利用料の割り引きなどである。
【0006】
しかしながら、特許文献1のポイントは、現金と異なり、用途が広告主であるスポンサーまたはサーバの管理者によって提示される報酬との交換に限定されている。そのため、特許文献1のポイントは、現金のような利便性がなかった。また、特許文献1のポイントは、懸賞の応募以外の報酬に交換する場合に、ユーザが利用した有料サービスの利用料よりも低い価値の報酬としか交換できなかった。
【0007】
したがって、特許文献1には、現金のような利便性を持つポイント(すなわち、用途が限定されていないポイント)をユーザに付与するという思想や、ユーザが利用した有料サービスの利用料よりも高い価値のポイントをユーザに付与することを可能にするという思想がなかった。
【0008】
そこで、この出願の発明者は、ポイントの利便性の向上を図る発明をなし、その発明につき本出願人は、2004年10月29日に、特願2004−315292号として出願し、さらに、2005年7月14日に、その特願2004−315292号に基づいて、特願2005−206209号として優先権主張出願した。
【0009】
特願2005−206209号として出願した発明(以下、先願発明と称する)は、代行業者によって使用される情報管理装置に関するものであり、ポイントに現金と同等の価値を持たせるために、ポイントの価値を裏付ける原資を確保し、その原資の一部を、スポンサー提供情報を閲覧したユーザ(以下、閲覧ユーザと称する)に分配する。具体的には、先願発明の情報管理装置は、スポンサーから代行業者に支払われるスポンサー費用を原資とし、スポンサー費用の一部を閲覧ユーザに分配する。これにより、先願発明の情報管理装置は、現金と同等の価値を持つポイントを閲覧ユーザに付与することができる。なお、代行業者とは、スポンサーに代わって、スポンサー提供情報をユーザに送信する業者を意味する。また、スポンサー提供情報とは、スポンサーがユーザに提供する、広告やアンケートなどのサービス情報を意味する。
【0010】
以下に、図11〜図17を参照して、先願発明の情報管理装置の概要を説明する。
【0011】
図11は、情報管理装置の接続形態を示す図である。
【0012】
図11(A)に示すように、情報管理装置100は、通信網400を介して、複数のスポンサー装置200および複数のユーザ装置300と接続する。または、図11(B)に示すように、情報管理装置100は、情報管理部160がスポンサー装置200と同様の処理を代行する機能を有する場合に、通信網400を介して、複数のユーザ装置300とのみ接続する。
【0013】
なお、情報管理装置100とは、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する装置を意味する。情報管理装置100は、例えば、サーバや、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)などの電子機器である。情報管理装置100は、主に、代行業者によって使用される。なお、代行業者は、情報管理装置100を用いて代行業務を運営する運営会社(運営会社の従業員を含む)であるとともに、情報管理装置100の管理者でもある。以下、代行業者を、運営会社または管理者と称する場合もある。なお、メールの送受信においては、従来と同様、情報管理装置100とスポンサー装置200とユーザ装置300との間には、図示しない複数のプロバイダーが介在している。
【0014】
また、スポンサー装置200とは、情報の送り手となるスポンサーによって使用される装置を意味する。スポンサー装置200は、例えば、サーバや、PC、双方向テレビの放送装置(以下、双方向TV放送装置と称する)、その他の電子機器である。
【0015】
また、ユーザ装置300とは、情報の受け手となるユーザによって使用される装置を意味する。ユーザ装置300は、例えば、携帯電話や、PC、双方向テレビの受像機(以下、双方向TVと称する)、その他の電子機器である。
【0016】
図12は、先願発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【0017】
図12に示すように、情報管理装置100は、種々の情報を記憶する記憶部105と、スポンサー装置200やユーザ装置300などの外部の機器と通信するための通信部110と、ユーザに分配する費用(以下、分配費用と称する)を算出する分配費用算出部140と、ユーザへの分配費用の支払い処理を行う支払い処理部150と、スポンサー提供情報の送信の管理や各種の処理を行う情報管理部160と、コンピュータ全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う制御部170と、管理者が指令を与えたり或いは必要な情報を入力する各種の装置(例えば、キーボードやマウス、スキャナ、各種記憶媒体の読取/書込装置、その他)によって構成される入力部180と、情報を出力する各種の装置(例えば、ディスプレイやプリンタ、その他)によって構成される出力部190とを有している。なお、記憶部105は、種々の情報を読み出し自在に書き込むRAM、および、読み出し専用のROMによって構成される。この記憶部105は、内部に、スポンサー自体に関する法人情報(以下、スポンサー情報という)を登録するスポンサー情報登録部120と、ユーザ自体に関する個人情報(以下、ユーザ情報という)を登録するユーザ情報登録部130とを備えている。情報管理装置100は、入力部180から入力される情報や、他の装置(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300など)から通信部110を経て様々な情報を受信する場合に、受信した情報を、記憶部105に一時記憶する。そして、その後、情報管理装置100は、記憶部105から受信した情報を読み出して、読み出した情報に基づいて、後述の管理プログラム501によって規定される各種の処理(例えば、受信した情報の出力部190のディスプレイへの表示など)を行う。以下、この動作に関する説明については、省略する。
【0018】
なお、スポンサー装置200は、種々の情報を記憶する記憶部205と、情報管理装置100と通信するための通信部210と、様々な情報(例えば、スポンサー情報や、スポンサー提供情報、契約の更新情報、その他)の送受信の管理や各種の処理を行う情報処理部260と、スポンサー装置200全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う制御部270と、情報を入力する各種の装置(例えば、キーボードやマウス、スキャナ、各種記憶媒体の読取/書込装置、その他)によって構成される入力部280と、スポンサーが指令を与えたり或いは必要な情報を出力する各種の装置(例えば、ディスプレイやプリンタ、その他)によって構成される出力部290とを有している。なお、記憶部205は、種々の情報を読み出し自在に書き込むRAM、および、読み出し専用のROMによって構成される。スポンサー装置200は、入力部280から入力される情報や、他の装置(例えば、情報管理装置100やユーザ装置300など)から通信部210を経て様々な情報を受信する場合に、受信した情報を、記憶部205に一時記憶する。そして、その後、スポンサー装置200は、記憶部205から受信した情報を読み出して、読み出した情報に基づいて、上述のプログラムによって規定される各種の処理(例えば、受信した情報の出力部290のディスプレイへの表示など)を行う。以下、この動作に関する説明については、省略する。
【0019】
また、ユーザ装置300は、種々の情報を記憶する記憶部305と、情報管理装置100と通信するための通信部310と、様々な情報(例えば、ユーザ情報や、スポンサー提供情報、その他)の送受信の管理や各種の処理を行う情報処理部360と、ユーザ装置300全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う制御部370と、情報を入力する各種の装置(例えば、キーボードやマウス、スキャナ、CD−ROMやDVDなどの各種記憶媒体の読取/書込装置、その他)によって構成される入力部380と、ユーザが指令を与えたり或いは必要な情報を出力する各種の装置(例えば、ディスプレイやプリンタ、その他)によって構成される出力部390とを有している。なお、記憶部305は、スポンサー装置200の記憶部205と同様に、種々の情報を読み出し自在に書き込むRAM、および、読み出し専用のROMによって構成される。ユーザ装置300は、スポンサー装置200と同様に、入力部380から入力される情報や、他の装置(例えば、情報管理装置100やスポンサー装置200など)から通信部310を経て様々な情報を受信する場合に、受信した情報を、記憶部305に一時記憶する。そして、その後、ユーザ装置300は、記憶部305から受信した情報を読み出して、読み出した情報に基づいて、上述のプログラムによって規定される各種の処理(例えば、受信した情報の出力部390のディスプレイへの表示など)を行う。以下、この動作に関する説明については、省略する。
【0020】
情報管理装置100は、以下のように動作する。
【0021】
情報管理装置100は、まず、スポンサー登録とユーザ登録とを行う。なお、スポンサー登録とは、スポンサー情報を情報管理装置100に登録することを意味する。情報管理装置100は、スポンサー装置200からスポンサー情報を取得して、取得したスポンサー情報をスポンサー情報登録部120に登録する。なお、登録されたスポンサー情報には、スポンサーから代行業者に支払われる費用に関する金額情報(以下、単にスポンサー費用と称する)が含まれており、情報管理装置100はこのスポンサー費用に応じて定まる提供回数(または提供量)の代行業務(すなわち、ユーザへのスポンサー提供情報の送信)を行う。また、ユーザ登録とは、ユーザ情報を情報管理装置100に登録することを意味する。情報管理装置100は、ユーザ装置300からユーザ情報を取得して、取得したユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。
【0022】
情報管理装置100は、スポンサー登録とユーザ登録とを行うと、代行業務(すなわち、ユーザへのスポンサー提供情報の送信)を行う。代行業務は、主に、ユーザが情報管理装置100にアクセスして、閲覧を希望するスポンサー提供情報を指定することによって行われる。このとき、情報管理装置100は、ユーザが指定したスポンサー提供情報をスポンサー装置200から取得してユーザ装置300に送信する。または、情報管理装置100は、スポンサー提供情報がスポンサー情報登録部120に登録されている場合に、ユーザが指定したスポンサー提供情報をスポンサー情報登録部120から読み出してユーザ装置300に送信する。これにより、ユーザ装置300の出力部390のディスプレイは、例えば図13(A)または(B)に示す画面を表示する。
【0023】
なお、図13(A)および(B)は、スポンサー提供情報の一例を示す図である。図13(A)は、広告の形態をしたスポンサー提供情報の一例を示しており、図13(B)は、アンケートの形態をしたスポンサー提供情報の一例を示している。
【0024】
図13(A)に示す例では、ユーザ装置300は、モーターショーの開催をユーザに通知する文章と、ボックス欄へのキーワードの入力をユーザに要請する文章と、キーワードを入力するボックス欄と、「閲覧確認送信」キーとを有する画面を表示している。なお、「閲覧確認送信」キーとは、ボックス欄に入力されたキーワードを情報管理装置300に送信するためのキーを意味する。ユーザ装置300は、ユーザがボックス欄にキーワード(以下、返信用のキーワードと称する)を入力して「閲覧確認送信」キーを押下すると、返信用のキーワードを情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、ユーザ装置300から、返信用のキーワードを取得すると、返信用のキーワードとスポンサー情報登録手段に登録された複数のキーワードとを比較する。そして、情報管理装置100は、返信用のキーワードがスポンサー情報登録手段に登録された複数のキーワードのいずれかに一致する場合に、ユーザがスポンサー提供情報を閲覧したと判定して、返信用のキーワードを閲覧確認情報としてスポンサー情報登録部120またはユーザ情報登録部130に格納する。
【0025】
図13(B)に示す例では、ユーザ装置300は、車に対する質問の文章と、ユーザがチェックした場合に「レ」点が入力されるチェック欄と、「アンケート回答送信」キーとを有する画面を表示している。なお、「アンケート回答送信」キーとは、チェック欄に入力された「レ」点の位置情報をアンケートの回答情報として情報管理装置300に送信するためのキーを意味する。ユーザ装置300は、ユーザがチェック欄に「レ」点を入力して「閲覧確認送信」キーを押下すると、「レ」点の位置情報をアンケートの回答情報として情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、ユーザ装置300から、アンケートの回答情報を取得すると、ユーザがスポンサー提供情報を閲覧したと判定して、アンケートの回答情報を閲覧確認情報としてスポンサー情報登録部120またはユーザ情報登録部130に格納する。
【0026】
情報管理装置100は、ユーザがスポンサー提供情報を閲覧したと判定される度に、情報管理部160によって、予め定められた値のポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0027】
また、情報管理装置100は、分配費用算出部140によって、閲覧ユーザに付与されたポイントの積算値に基づいて、閲覧ユーザに分配すべき分配費用を算出する。そして、情報管理装置100は、支払い処理部150によって、スポンサー費用を原資として、算出された分配費用の支払い処理(すなわち、閲覧ユーザのユーザ装置300への算出された分配費用の送信)を実行する。
【0028】
また、情報管理装置100は、予め定められたタイミングで、情報管理部160によって、例えば図14に示すレポートを作成してスポンサー装置200に送信する。なお、図14は、レポートの一例を示す図である。予め定められたタイミングとは、例えば、提供期間が終了する場合(または、終了した場合)や、提供回数が上限値に達する場合(または、達した場合)、スポンサー費用に応じて設定された分配費用の上限値を超過する場合(または、超過した場合)などである。
【0029】
図15は、先願発明の情報管理装置の機能ブロックを示す図である。
【0030】
図15に示すように、情報管理装置100として機能するサーバは、処理部として機能するマイクロプロセッサーユニット(以下、MPUと称する)101、各種の情報を一時的に記憶する記憶部として機能するランダムアクセスメモリ(以下、RAMと称する)102、各種の情報を恒久的に記憶する記憶部として機能するリードオンリメモリ(以下、ROMと称する)103、恒常的な情報を記憶する記憶部として機能するハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)104、各部位に電源を供給する電源部109や、各種の情報を入力する入力部180、各種の情報を出力する出力部190などを有する。
【0031】
なお、サーバは、入力部180の入力手段(例えば、各種記憶媒体の読取/書込装置など)を介して、プログラム媒体500に格納された管理プログラム501を読み取ることによって、以下のような機能手段を内部に構築する。これにより、サーバは、情報管理装置100として機能することになる。なお、管理プログラム501は、各種の情報(例えば、スポンサー情報やユーザ情報、スポンサー提供情報、その他)の送受信や管理に必要な様々な制御を実行させるためのプログラムである。
【0032】
サーバが内部に構築する機能手段としては、通信部110、分配費用算出部140、支払い処理部150、情報管理部160、制御部170、情報管理装置100と外部の機器(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300、その他)との間で送受信された様々な情報に関する通信記録情報を格納する送受信記録格納部107,107’、スポンサー情報登録部120,120’、ユーザ情報登録部130,130’などがある。
【0033】
通信部110、分配費用算出部140、支払い処理部150、情報管理部160、および制御部170は、MPU101に構築された機能手段である。
【0034】
通信部110は、上述の通り、スポンサー装置200やユーザ装置300などの外部の機器と通信する機能手段である。通信部110は、周知の通り、情報の送信および受信を制御する。通信部110は、有線形式または無線形式の入出力インターフェース(図示せず)によって、外部の機器と通信する。
【0035】
分配費用算出部140は、上述の通り、分配費用を算出する機能手段である。分配費用算出部140は、管理プログラム501によって機能する。
【0036】
支払い処理部150は、上述の通り、ユーザへの分配費用の支払い処理を行う機能手段である。支払い処理部150は、管理プログラム501によって機能する。
【0037】
情報管理部160は、上述の通り、スポンサー提供情報の送信の管理や各種の処理を行う機能手段である。なお、情報管理部160は、各種の処理を行うためのタイマーを有する。情報管理部160は、管理プログラム501によって機能する。
【0038】
制御部170は、上述の通り、コンピュータ全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う機能手段である。
【0039】
送受信記録格納部107とスポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130は、RAM102に構築された機能手段である。また、送受信記録格納部107’とスポンサー情報登録部120’とユーザ情報登録部130’は、HDD104に構築された機能手段である。
【0040】
なお、RAM102に構築された送受信記録格納部107とスポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130は、必要性の高い、比較的新しい情報を格納する。例えば、送受信記録格納部107は、情報管理装置100が外部の機器(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300、その他)との間で様々な情報を送受信する都度、送受信した情報に関する通信記録情報を格納する。また、スポンサー情報登録部120は、スポンサーとの契約が有効となっているスポンサー情報(すなわち、スポンサー提供情報の提供期間が残っているスポンサー情報や、スポンサー提供情報の送信停止を意味するフラグ(以下、送信停止フラグと称する)が記録されていないスポンサー情報など)を更新可能な状態で格納する。また、ユーザ情報登録部130は、スポンサー提供情報の送信が可能なユーザ情報(すなわち、送信停止フラグが記録されていないユーザ情報など)を更新可能な状態で格納する。
【0041】
これに対して、HDD104に構築された送受信記録格納部107’とスポンサー情報登録部120’とユーザ情報登録部130’は、不要となった、過去の情報を格納する。例えば、送受信記録格納部107’は、所定期間経過後の、情報管理装置100とスポンサー装置200との間でまたは情報管理装置100とユーザ装置300との間で送受信された各種の情報を格納する。また、スポンサー情報登録部120’は、スポンサーとの契約が失効となっているスポンサー情報(すなわち、スポンサー提供情報の提供期間が切れたスポンサー情報や、送信停止フラグが記録されているスポンサー情報など)を格納する。また、ユーザ情報登録部130’は、スポンサー提供情報の送信が不可能なユーザ情報(すなわち、送信停止フラグが記録されているユーザ情報など)や、分配費用の支払いが処理済みとなっているユーザ情報を格納する。なお、スポンサー情報登録部120’は、スポンサーとの契約が失効となっているスポンサー情報に限らず、全てのスポンサー情報を格納することも可能である。また、ユーザ情報登録部130’は、スポンサー提供情報の送信が不可能なユーザ情報に限らず、全てのユーザ情報を格納することも可能である。
【0042】
送受信記録格納部107,107’は、情報管理装置100と外部の機器(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300、その他)との間で送受信された様々な情報に関する通信記録情報を格納するメモリ領域である。
【0043】
送受信記録格納部107,107’に記録される通信記録情報は、例えば、スポンサー装置200からスポンサー情報やスポンサー提供情報を受信した場合の当該スポンサー情報やスポンサー提供情報、ユーザ装置300からアクセスを受けた場合のアクセス履歴、ユーザ装置300から特定のスポンサー提供情報の送信依頼をする情報を受信した場合の特定情報依頼履歴、ユーザ装置300にスポンサー提供情報を送信した場合の送信済スポンサー提供情報(または送信済スポンサー提供情報を特定することが可能な情報)、ユーザ装置300からユーザ情報や閲覧確認情報を受信した場合の当該ユーザ情報や閲覧確認情報などである。これらの通信記録情報は、送受信記録格納部107にヘッダー情報とともに一時記憶される。その後、通信記録情報は、情報管理部160によって、そのヘッダー情報が識別される。これによって、どの通信記録情報が、どの契約Noのスポンサー情報に対応するのかが判別される。そして、各通信記録情報は、情報管理部160によって、各契約Noのスポンサー情報に対応づけられながら、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130の一方または両方に登録される。
【0044】
なお、送受信記録格納部107は、各通信記録情報が格納してから所定期間経過すると、所定期間経過した通信記録情報を送受信記録格納部107’に送信して送受信記録格納部107’に格納させるとともに、自身から消去する。
【0045】
スポンサー情報登録部120,120’は、スポンサー情報を登録するメモリ領域である。スポンサー情報登録部120,120’は、管理者がスポンサーと運営会社(代行業者)との間で交わされた契約書や覚え書、その他の書面に記載された情報を情報管理装置100の入力部180の読取手段(例えば、スキャナなど)に読み取らせることによって情報管理装置100に入力したスポンサー情報を、登録する。または、スポンサー情報登録部120,120’は、管理者が契約書や覚え書、その他の書面に記載された情報を目で確認して情報管理装置100の入力部180の入力手段(例えば、キーボードやマウスなど)を操作することによって入力したスポンサー情報を、登録する。または、スポンサー情報登録部120,120’は、情報管理装置100が通信部110によってスポンサー装置200から受信したスポンサー情報を、登録する。
【0046】
なお、スポンサー情報登録部120は、各スポンサー情報が失効になると(すなわち、スポンサー提供情報の提供期間が切れたり、送信停止フラグが記録されると)、失効したスポンサー情報をスポンサー情報登録部120’に送信してスポンサー情報登録部120’に格納させるとともに、自身から消去する。ただし、スポンサー情報登録部120は、送信停止フラグが記録されたスポンサー情報であっても、レポートに対するスポンサーからの応答情報(すなわち、契約を更新する旨の情報、または、契約を更新しない旨の情報など)がない場合は、スポンサーとの契約の失効が確定していないものとし、管理者によってスポンサーとの契約の失効が確定されるまで、そのスポンサー情報を格納し続ける。
【0047】
図16は、スポンサー情報登録部120に登録されたスポンサー情報の一例を示す図である。なお、スポンサー情報登録部120’に登録されるスポンサー情報も、図16と同様の構成になっている。
【0048】
図16は、「契約No」や、「スポンサーNo」、「項目」、「データ」などの欄が形成されたスポンサー情報を示している。
【0049】
「契約No」欄は、スポンサーと運営会社との間の契約毎に割り当てられた番号(以下、契約Noと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、スポンサーと運営会社との間で契約が交わされる毎に(または、スポンサーが運営会社にスポンサー提供情報のユーザへの提供依頼をする毎に)、シリアルな番号を採取し、採取した番号を契約Noとして、スポンサー情報登録部120に登録されたスポンサー情報の「契約No」欄に登録する。なお、契約Noは、同じスポンサーであっても、契約毎に異なる番号となる。
【0050】
「スポンサーNo」欄は、各スポンサーに割り当てられた番号(以下、スポンサーNoと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、シリアルな番号を採取し、採取した番号をスポンサーNoとして、スポンサー情報登録部120に登録されたスポンサー情報の「スポンサーNo」欄に登録する。なお、スポンサーNoは、契約Noが異なっても、同じスポンサーであれば、同じ番号となる。
【0051】
また、図16は、契約No毎に、「項目」欄に、「名称」欄や、「代表者」欄、「担当者」欄、「電話番号」欄、「FAX番号」欄、「URL」欄、「メールアドレス」欄、「スポンサー費用」欄、「分配上限比率」欄、「分配費用の上限値(総額)」欄、「提供回数(予測値)」欄、「提供期間」欄、「分配費用の合計」欄、「設定条件1」〜「設定条件10」欄、「通信履歴」欄、「送信停止」欄、その他の欄が形成されたスポンサー情報を示している。
【0052】
「名称」欄や、「代表者」欄、「担当者」欄、「電話番号」欄、「FAX番号」欄、「(ホームページの)URL」欄、「(電子)メールアドレス」欄などは、スポンサーに固有な情報を登録する欄である。
【0053】
「スポンサー費用」欄は、スポンサー費用を登録する欄である。スポンサー費用は、スポンサーがスポンサー提供情報(すなわち、広告やアンケートなどのサービス情報)をユーザに送信してもらう代価として代行業者(すなわち、運営会社)に支払う費用である。
【0054】
「分配上限比率」欄は、スポンサー費用の中から分配費用としてユーザに分配する上限の比率(以下、分配上限比率と称する)を登録する欄である。分配上限比率は、スポンサーの指示に基づいて、または、スポンサー費用の額に応じて、管理者によって適宜設定される。
【0055】
「分配費用の上限値(総額)」欄は、スポンサー費用の中から分配費用としてユーザに分配する総額の上限値(以下、分配費用の上限値と称する)を登録する欄である。分配費用の上限値は、情報管理部160がスポンサー費用情報と分配上限比率とを掛け合わせることによって算出される。
【0056】
「提供回数(予測値)」欄は、スポンサー提供情報の提供回数の予測値を登録する欄である。提供回数の予測値は、スポンサー費用に応じて定まる情報である。提供回数の予測値は、情報管理部160(または管理者)がスポンサー費用情報に基づいて算出された分配費用の上限値を後述の「一提供毎の付与ポイント」の平均値で割ることによって算出される。情報管理部160は、スポンサー提供情報の提供回数がスポンサー情報登録部120に登録された提供回数の予測値を超過した場合に、ユーザ装置300へのスポンサー提供情報の送信を停止する。
【0057】
「提供期間」欄は、スポンサー提供情報の提供期間を登録する欄である。提供期間は、スポンサー費用に応じて定まる情報である。提供期間は、管理者によってスポンサー費用に応じて適宜設定される。情報管理部160は、スポンサー提供情報の提供期間がスポンサー情報登録部120に登録された提供期間を超過した場合に、ユーザ装置300へのスポンサー提供情報の送信を停止する。
【0058】
なお、情報管理装置100は、「名称」欄や、「代表者」欄、「担当者」欄、「電話番号」欄、「FAX番号」欄、「(ホームページの)URL」欄、「メールアドレス」欄、「スポンサー費用」欄、「提供期間」欄などに登録する情報を、スポンサー装置200から電子情報として取得することができる。
【0059】
「設定条件」欄は、スポンサー提供情報を送信するユーザを抽出するために、スポンサーによって設定された条件を登録する欄である。
【0060】
「通信履歴」欄は、情報管理装置100とスポンサー装置200との間で送受信された通信履歴や、情報管理装置100とユーザ装置300との間の送受信された通信履歴を登録する欄である。通信履歴には、提供日時や、スポンサー提供情報を送信した宛先のユーザNo、分配費用、支払い処理日、支払い方法などの情報を含めることができる。情報管理部160は、契約No毎に、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信した場合や、ユーザ装置300からユーザからの応答情報(すなわち、返信用のキーワードやアンケートの回答情報など)を受信した場合、ユーザへの分配費用を算出した場合、ユーザに分配費用を支払った場合などに、これらの通信履歴をスポンサー情報登録部120に登録する。
【0061】
「送信停止」欄は、スポンサー提供情報の送信を停止する場合に、管理者によって予め定められた、送信停止フラグ(すなわち、スポンサー提供情報の送信停止を意味するフラグ)を登録する欄である。以下、送信停止フラグが登録されたスポンサーと送信停止フラグが登録されていないスポンサーとを区別する場合に、前者を送信停止スポンサーと称し、後者を送信継続スポンサーと称する。
【0062】
図16は、契約Noが「7043」のスポンサー情報として、スポンサーNoが「1678ba」、名称が「○○○○株式会社」、代表者が「××××」、担当者が「××××」、電話番号が「03−××××−××××」、FAX番号が「03−××××−××××」、URLが「http://www.a01.co.jp」、メールアドレスが「aabbcc@xxyy.ne.jp」、スポンサー費用が「1,000,000円」、分配上限比率が「75%」、分配費用の上限値が「750,000円」、提供回数の予測値が「2500回」、提供期間が「20040701〜20040930」、分配費用の合計が「526,550円」となっていることを示している。
【0063】
また、図16は、契約Noが「7043」のスポンサー情報の設定条件1〜3として、抽出するユーザの結婚歴が「未婚」、性別が「男性」、住所が「東京」または「埼玉」となっていることを示している。
【0064】
また、図16は、契約Noが「7043」のスポンサー情報として、通信履歴が「××××××」、送信停止が空白(すなわち、存在せず)となっていることを示している。
【0065】
ユーザ情報登録部130,130’は、ユーザ情報を登録するメモリ領域である。ユーザは、ユーザ装置300の入力部380の入力手段(例えば、キーボードやマウスなど)を操作してユーザ情報を入力する。すると、ユーザ装置300は、情報処理部360における処理によって、通信部310を介して、ユーザ情報を情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、ユーザ装置300から送信されたユーザ情報を通信部110で受信し、受信したユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。なお、ユーザ情報登録部130は、スポンサー提供情報の送信が不可能になると、そのユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130’に送信してユーザ情報登録部130’に登録させた後、そのユーザのユーザ情報を消去する。
【0066】
なお、ユーザ情報登録部130に格納されたユーザ情報は、各ユーザ情報がスポンサー提供情報を受け付けなくなると(すなわち、送信停止フラグが記録されると)、受け付けなくなったユーザ情報をユーザ情報登録部130’に送信してユーザ情報登録部130’に格納させるとともに、自身から消去する。ただし、ユーザ情報登録部130は、送信停止フラグが記録されたユーザ情報であっても、分配費用の支払いが未処理となっている場合は、分配費用の支払いが処理されるまで、そのユーザ情報を格納し続ける。
【0067】
図17は、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の一例を示す図である。なお、ユーザ情報登録部130’に登録されるユーザ情報も、図17と同様の構成になっている。
【0068】
図17に示す例は、「登録No」や、「ユーザNo」、「項目」、「データ」などの欄が形成されたユーザ情報を示している。
【0069】
「登録No」欄は、ユーザ登録毎に割り当てられた番号(以下、登録Noと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、ユーザ登録される毎に、シリアルな番号を採取し、採取した番号を登録Noとして、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の「登録No」欄に登録する。
【0070】
「ユーザNo」欄は、各ユーザに割り当てられた番号(以下、ユーザNoと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、シリアルな番号を採取し、採取した番号をユーザNoとして、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の「ユーザNo」欄に登録する。
【0071】
また、図17は、登録No毎に、「項目」欄に、「一提供毎の付与ポイント」欄や、「未処理積算ポイント」欄、「ポイント換算額」欄、「未処理積算分配費用」欄、「処理済分配費用」欄、「支払い処理履歴」欄、「ニックネーム」欄や、「パスワード」欄、「メールアドレス」欄、「電話番号」欄、「住所エリア」欄、「性別」欄、「年齢」欄、「職業」欄、「年収」欄、「結婚歴」欄、「子供の人数」欄、「持ち家の有無」欄、「車の有無」欄、「趣味」欄、「好きなブランド」欄、「最寄の駅」欄、「よく行くエリア」欄、「支払い方法」欄、「振込先」欄、「振込元」欄、「通信履歴」欄、「送信停止」欄、その他の欄が形成されたユーザ情報を示している。
【0072】
「一提供毎の付与ポイント」欄は、スポンサー提供情報がユーザに提供される毎に、ユーザに付与されるポイント(以下、一提供毎の付与ポイントと称する)を登録する欄である。なお、ユーザは、多くの項目にユーザ情報を登録するほど多くのポイントが得られるようになっている。情報管理装置100は、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信しただけでは、ポイントをユーザに付与しない。その代わりに、情報管理装置100は、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信した後、ユーザからの応答情報(すなわち、返信用のキーワードやアンケートの回答情報など)をユーザ装置300から受信した場合に、ポイントをユーザに付与する。
【0073】
「未処理積算ポイント」欄は、ユーザへの分配費用の支払いが未処理となっている、ユーザが獲得したポイントの積算値(以下、未処理積算ポイントと称する)を登録する欄である。
【0074】
「ポイント換算額」欄は、ポイントに対する現金(例えば、円)の換算額(以下、ポイント換算額と称する)を登録する欄である。なお、「ポイント換算額」欄は、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130の両方に形成することも可能である。例えば、スポンサーとユーザが異なる国に属する場合に、「ポイント換算額」欄に格納されるポイント換算額は、スポンサーとユーザが、それぞれ、属する国の通貨単位の額となる。情報管理装置100の分配費用算出部140は、為替相場における日々の変動に応じて、ポイント換算額を、一方の国(例えば、ユーザの国)の通貨単位の額から他方の国(例えば、スポンサーの国)の通貨単位の額に変換して用いることになる。
【0075】
「未処理積算分配費用」欄は、ユーザへの支払いが未処理となっている、ユーザが獲得した分配費用の積算金額(以下、未処理積算分配費用と称する)を登録する欄である。未処理積算分配費用は、情報管理部160が未処理積算ポイントとポイント換算額とを掛け合わせることによって算出される。
【0076】
「処理済分配費用」欄は、ユーザへの支払いがなされた分配費用の合計を登録する欄である。
【0077】
「支払い処理履歴」欄は、ユーザへの分配費用の支払いを処理した履歴を登録する欄である。
【0078】
「ニックネーム」欄や、「パスワード」欄、「メールアドレス」欄、「電話番号」欄、「住所エリア」欄、「性別」欄、「年齢」欄、「職業」欄、「年収」欄、「結婚歴」欄、「子供の人数」欄、「持ち家の有無」欄、「車の有無」欄、「趣味」欄、「好きなブランド」欄、「最寄の駅」欄、「よく行くエリア」欄などは、ユーザに固有な情報を登録する欄である。
【0079】
「支払い方法」欄は、ユーザへの分配費用の支払い方法を登録する欄である。支払い方法は、分配費用を電子マネーとしてユーザ装置300に送信する「ダイレクト」と、分配費用をユーザによって指定された金融機関の口座に振り込む「口座振込」とがある。
【0080】
「振込先」欄は、支払い方法が「口座振込」となる場合に、分配費用の振込先となる金融機関の口座を登録する欄である。
【0081】
「振込元」欄は、支払い方法が「口座振込」となる場合に、分配費用の振込元を登録する欄である。振込元は、ユーザによって設定されるが、空白(すなわち、存在せず)にすることもできる。この場合、情報管理装置100が、運営会社の社名を登録することになる。
【0082】
「通信履歴」欄は、情報管理装置100とユーザ装置300との間の送受信された通信履歴を登録する欄である。通信履歴には、提供日時や、提供先ユーザNo、分配費用、支払い処理日、支払い方法などの情報を含めることができる。情報管理部160は、登録No毎に、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信した場合や、ユーザ装置300からユーザからの応答情報(すなわち、返信用のキーワードやアンケートの回答情報など)を受信した場合、ユーザへの分配費用を算出した場合、ユーザに分配費用を支払った場合などに、これらの通信履歴をスポンサー情報登録部120に登録する。
【0083】
「送信停止」欄は、スポンサー提供情報の送信を停止する場合に、送信停止フラグを登録する欄である。情報管理部160は、例えば、ユーザ装置300がスポンサー提供情報を受信しなくなった場合に、送信停止フラグを、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の「送信停止」欄に登録する。
【0084】
図17は、登録Noが「257,896」のユーザ情報として、ユーザNoが「15681a」、一提供毎の付与ポイントが「150ポイント」、未処理の積算ポイントが「3,000ポイント」、ポイント換算額が「1ポイント=1円」、未処理の積算分配費用が「3,000円」、処理済みの分配費用が「0円」、支払い処理履歴が空白(すなわち、存在せず)、ニックネームが「××××」、パスワードが「××××」、電子メールアドレスが 「ddeeff@yyzz.ne.jp」、電話番号が「03−××××−××××」、住所エリアが「東京」、性別が「男」、年齢が「26」、職業が「会社員」、年収が「501〜750万円」、結婚歴が「未婚」、子供の人数が「0」、持ち家の有無が「無し」、車の有無が「無し」、趣味が「××××」、好きなブランドが「××××」、最寄の駅が「××××」、よく行くエリアが「××××」、支払い方法が「ダイレクト」、振込先が空白(すなわち、存在せず)、振込元が空白(すなわち、存在せず)、通信履歴が空白(すなわち、存在せず)、送信停止が空白(すなわち、存在せず)となっていることを示している。
【0085】
また、図17は、登録Noが「257897」のユーザ情報として、ユーザNoが「23421b」、支払い方法が「口座振込」、振込先が「○○○○○○」、振込元が「××××××」、過去の通信履歴が「××××」、送信停止が送信停止フラグである「××××」となっていることを示している。
【特許文献1】特開2004−152073号公報(第33段落〜第78段落、図1〜図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0086】
本出願人の先願発明の情報管理装置は、以下に説明するように、閲覧ユーザがスポンサーにとって価値の低いユーザであるにもかかわらず、その価値の低い閲覧ユーザに、高いポイントを付与する場合があった。そのため、この先願発明の情報管理装置には、原資を無駄に消費する場合があるという課題があった。
【0087】
すなわち、この先願発明では、ユーザ情報を登録した項目数が多いユーザほど、価値の高いユーザであると見なしていた。そのため、この先願発明の情報管理装置は、ユーザ情報を登録した項目数が多い閲覧ユーザに、高いポイントを付与していた。
【0088】
しかしながら、スポンサーにとっては、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の高いユーザほど、価値の高いユーザとなり、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の低いユーザほど、価値の低いユーザとなる。以下、スポンサーにとって価値の高いユーザ(すなわち、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の高いユーザ)を、優良ユーザと称し、スポンサーにとって価値の低いユーザ(すなわち、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の低いユーザ)を、非優良ユーザと称する。
【0089】
そのため、この先願発明の情報管理装置は、閲覧ユーザが非優良ユーザであっても、その閲覧ユーザが多くの項目にユーザ情報を登録していれば、価値の高いユーザであると見なしていた。この場合、この先願発明の情報管理装置は、非優良ユーザに高いポイントを付与していた。
【0090】
このように、この先願発明の情報管理装置は、閲覧ユーザが非優良ユーザ(すなわち、スポンサーにとって価値の低いユーザ)であるにもかかわらず、その閲覧ユーザに、高いポイントを付与する場合があった。そのため、この先願発明の情報管理装置には、原資を無駄に消費する場合があるという課題があった。
【0091】
分配可能な原資(すなわち、スポンサー費用の一部)には、限りがある。そのため、情報管理装置では、原資の無駄な消費を防止することが好ましい。原資の無駄な消費を防止するためには、情報管理装置は、非優良ユーザによるスポンサー提供情報の閲覧回数を減らす必要がある。
【0092】
そこで、この発明は、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信する情報管理装置および情報管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0093】
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の情報管理装置は、情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する。
【0094】
そして、この情報管理手段は、条件適合者抽出手段と、ユーザページ作成手段と、ポイント付与手段とを有する。
【0095】
上述の条件適合者抽出手段は、ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出する機能と、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する機能とを備える。
【0096】
上述のユーザページ作成手段は、ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎に、ユーザ装置によって表示されるページを作成する機能と、作成したページをユーザページとしてユーザ情報登録手段に登録する機能と、さらに、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する機能とを備える。
【0097】
上述のポイント付与手段は、ユーザページ作成手段によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザとスポンサー情報登録手段に登録されたポイント付与予定者とを比較することによって、閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定する機能と、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する機能とを備える。
【0098】
この情報管理装置は、ユーザページ作成手段によって、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出手段によって、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。
【0099】
この後、情報管理装置は、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与手段によって、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。具体的には、各登録ユーザは、各自のユーザ装置を操作して、ユーザページの送信を情報管理装置に指示する。情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、ユーザページの送信を指示した登録ユーザのユーザページを、当該登録ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、自身のユーザページをユーザ装置のディスプレイに表示することができる。その結果、当該登録ユーザは、ディスプレイに表示された自身のユーザページに基づいて、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示することができる。ここで、当該登録ユーザがあるスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示したとする。この場合、情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、指示された案件のスポンサー提供情報を当該ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、閲覧を希望するスポンサー提供情報をユーザ装置のディスプレイに表示することができる。当該登録ユーザのユーザ装置は、当該登録ユーザがディスプレイに表示されたスポンサー提供情報を閲覧した場合に、当該スポンサー提供情報を閲覧したことを示す情報(以下、閲覧確認情報と称する)を情報管理装置に送信する。情報管理装置の情報管理手段は、当該登録ユーザのユーザ装置から閲覧確認情報を受信すると、その閲覧確認情報の受信をもって、当該登録ユーザを閲覧ユーザと見なす。この後、情報管理装置のポイント付与手段は、スポンサー情報登録手段から予め登録されたポイント付与予定者の情報を読み出し、読み出したポイント付与予定者の情報に基づいて、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定する。そして、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、情報管理装置のポイント付与手段は、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0100】
請求項2に記載の情報管理装置によれば、条件適合者抽出手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録している。そして、ポイント付与手段は、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0101】
請求項3に記載の情報管理装置によれば、スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納している。そして、ユーザページ作成手段は、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録手段から条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録手段からポイントテーブルを読み出し、条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じてポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する。
【0102】
請求項4に記載の情報管理装置によれば、条件適合者抽出手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録するとともに、スポンサー提供情報に添付して条件適合者のユーザ装置に送信するファイルを、スポンサー提供情報に関連付けて、スポンサー情報登録部に登録する。そして、ポイント付与手段は、ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0103】
請求項5に記載の情報管理装置によれば、スポンサー提供情報は、中に、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含んでいる。そして、ポイント付与手段は、閲覧ユーザのユーザ装置からスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0104】
請求項6に記載の情報管理方法は、請求項1に記載の装置発明と同様に、情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する情報管理装置を用いて、スポンサー提供情報の送信を管理する。
【0105】
そして、この情報管理手段は、条件適合者抽出手段と、ユーザページ作成手段と、ポイント付与手段とを有しており、それぞれ、条件適合者抽出工程と、ユーザページ作成工程と、ポイント付与工程とを実行する。
【0106】
上述の条件適合者抽出工程では、条件適合者抽出手段が、ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、当該条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する。
【0107】
上述のユーザページ作成工程では、ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎にユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成した当該ページをユーザページとしてユーザ情報登録手段に登録し、さらに、条件適合者抽出工程によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する。
【0108】
上述のポイント付与工程では、ポイント付与手段が、ユーザページ作成工程によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザとスポンサー情報登録手段に登録されたポイント付与予定者とを比較することによって、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0109】
この情報管理方法は、ユーザページ作成工程で、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出工程で、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。
【0110】
この後、情報管理方法は、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与工程で、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。具体的には、各登録ユーザは、各自のユーザ装置を操作して、ユーザページの送信を情報管理装置に指示する。情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、ユーザページの送信を指示した登録ユーザのユーザページを、当該登録ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、自身のユーザページをユーザ装置のディスプレイに表示することができる。その結果、当該登録ユーザは、ディスプレイに表示された自身のユーザページに基づいて、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示することができる。ここで、当該登録ユーザがあるスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示したとする。この場合、情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、指示された案件のスポンサー提供情報を当該ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、閲覧を希望するスポンサー提供情報をユーザ装置のディスプレイに表示することができる。当該登録ユーザのユーザ装置は、当該登録ユーザがディスプレイに表示されたスポンサー提供情報を閲覧した場合に、当該スポンサー提供情報を閲覧したことを示す情報(以下、閲覧確認情報と称する)を情報管理装置に送信する。情報管理装置の情報管理手段は、当該登録ユーザのユーザ装置から閲覧確認情報を受信すると、その閲覧確認情報の受信をもって、当該登録ユーザを閲覧ユーザと見なす。この後、情報管理装置のポイント付与手段は、スポンサー情報登録手段から予め登録されたポイント付与予定者の情報を読み出し、読み出したポイント付与予定者の情報に基づいて、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定する。そして、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、情報管理装置のポイント付与手段は、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0111】
請求項7に記載の情報管理装置によれば、請求項2に記載の装置発明と同様に、条件適合者抽出工程では、情報管理手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録している。そして、ポイント付与工程では、情報管理手段は、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0112】
請求項8に記載の情報管理装置によれば、請求項3に記載の装置発明と同様に、スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納している。そして、ユーザページ作成工程では、ユーザページ作成手段は、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録手段から条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録手段からポイントテーブルを読み出し、条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じてポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する。
【0113】
請求項9に記載の情報管理装置によれば、請求項4に記載の装置発明と同様に、条件適合者抽出工程では、条件適合者抽出手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録するとともに、スポンサー提供情報に添付して条件適合者のユーザ装置に送信するファイルを、スポンサー提供情報に関連付けて、スポンサー情報登録部に登録する。そして、ポイント付与工程では、ポイント付与手段は、ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0114】
請求項10に記載の情報管理装置によれば、請求項5に記載の装置発明と同様に、スポンサー提供情報は、中に、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含んでいる。そして、ポイント付与工程では、ポイント付与手段は、閲覧ユーザのユーザ装置からスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0115】
請求項11に記載のプログラムは、コンピュータにより、上述の情報管理装置、すなわち、スポンサー情報登録手段とユーザ情報登録手段と通信手段と情報管理手段とを有し、その中の情報管理手段は、条件適合者抽出手段とユーザページ作成手段とポイント付与手段とを有する情報管理装置を実現する。
【0116】
このプログラムは、ユーザページ作成手段によって、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出手段によって、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載するように、コンピュータを駆動する。この後、プログラムは、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与手段によって、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与するように、コンピュータを駆動する。
【発明の効果】
【0117】
請求項1に記載情報管理装置によれば、閲覧ユーザが予め登録されたポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0118】
この情報管理装置によれば、優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の高いユーザ)となる可能性の高い条件適合者に集中して、ポイントを付与することができる。これにより、優良ユーザは、高いポイントを得ることができ、その結果、高い分配費用を得ることができる。そのため、優良ユーザは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、行動する。具体的には、優良ユーザは、できるだけ多くのタイトル情報が自身のユーザページに掲載されるように、詳細なユーザ情報をユーザ情報登録手段に登録するようになる。また、優良ユーザは、積極的に、自身のユーザページを閲覧して、スポンサー提供情報を受信するようになる。したがって、情報管理装置は、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理装置は、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信することができる。
【0119】
その結果、情報管理装置は、非優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の低いユーザ)に高いポイントを付与するのを防止することができ、原資の無駄な消費を防止することができる。
【0120】
また、請求項2に記載の情報管理装置によれば、閲覧ユーザが予め登録されたボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む予め定められたポイント、具体的には、通常のポイントとボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、ボーナスポイントのみでもよい)を閲覧ユーザに付与する。
【0121】
この情報管理装置によれば、優良ユーザとなる可能性の高い条件適合者に集中して、請求項1に記載の情報管理装置よりも高いポイントを付与することができる。そのため、優良ユーザは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、さらに、積極的に行動する。したがって、この情報管理装置は、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、請求項1に記載の情報管理装置よりも、さらに、優良ユーザに積極的に行動させることができる。
【0122】
また、請求項3に記載の情報管理装置によれば、条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ポイントテーブルに基づいて、条件適合者毎に、ボーナスポイントを算出して、そのボーナスポイントをユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する。
【0123】
この情報管理装置によれば、個々の閲覧ユーザ毎に、異なる値のポイントを付与することができる。
【0124】
請求項4に記載の情報管理装置によれば、閲覧ユーザが添付のファイルを閲覧した場合で、かつ、閲覧ユーザが予め登録されたボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0125】
これにより、この情報管理装置は、ボーナスポイント付与予定者である閲覧ユーザが、スポンサー提供情報に添付されたファイルを閲覧した場合に、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与することができる。
【0126】
請求項5に記載の情報管理装置によれば、閲覧ユーザのユーザ装置から受信した閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0127】
これにより、この情報管理装置は、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与することができる。
【0128】
請求項6に記載の情報管理方法は、請求項1に記載の情報管理装置と同様に、優良ユーザとなる可能性の高い条件適合者に集中して、ポイントを付与することができる。したがって、情報管理方法は、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理方法は、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信することができる。
【0129】
その結果、情報管理方法は、非優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の低いユーザ)に高いポイントを付与するのを防止することができ、原資の無駄な消費を防止することができる。
【0130】
また、請求項7に記載の情報管理方法によれば、請求項2に記載の情報管理装置と同様に、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、請求項6に記載の情報管理方法よりも、さらに、優良ユーザに積極的に行動させることができる。
【0131】
また、請求項8に記載の情報管理方法によれば、請求項3に記載の情報管理装置と同様に、個々の閲覧ユーザ毎に、異なる値のポイントを付与することができる。
【0132】
請求項9に記載の情報管理装置によれば、請求項4に記載の装置発明と同様に、閲覧ユーザが添付のファイルを閲覧した場合で、かつ、閲覧ユーザが予め登録されたボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0133】
これにより、この情報管理方法は、ボーナスポイント付与予定者である閲覧ユーザが、スポンサー提供情報に添付されたファイルを閲覧した場合に、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与することができる。
【0134】
請求項10に記載の情報管理装置によれば、請求項5に記載の装置発明と同様に、閲覧ユーザのユーザ装置から受信した閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0135】
これにより、この情報管理方法は、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与することができる。
【0136】
また、請求項11に記載のプログラムは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報管理装置と同様に、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0137】
以下に、図を参照してこの発明の実施の形態を説明する。なお、各図は、各構成要素を、この発明を理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、この発明は図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
【0138】
なお、この発明は、以下の実施例に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
【0139】
[実施例1]
<情報管理装置の構成について>
以下に、図1と図2を参照して、この発明が適用される情報管理装置の構成について説明する。
【0140】
図1は、この発明の情報管理装置の構成を示す図である。また、図2は、この発明の情報管理装置の機能ブロックを示す図である。なお、図1と図2中、本出願人の上述した先願発明の情報管理装置と同様の構成(図12と図15参照)については、同一の符号を付し、この先願発明の情報管理装置100を情報管理装置100aに読み替えるとともに、この先願発明の情報管理部160を情報管理部160aに読み替えて説明する。なお、情報管理装置100aとスポンサー装置200との間で送受信される情報には、スポンサーを特定するために、スポンサー毎に付されたスポンサーIDが含まれている。情報管理装置100aは、このスポンサーIDを識別することによって、情報を送受信しているスポンサー装置200がどの契約のスポンサーによって使用されている装置であるのかを特定する。これにより、情報管理装置100aは、スポンサー装置200との間で、様々な情報を適正に送受信する。また、同様に、情報管理装置100aとユーザ装置300との間で送受信される情報には、ユーザを特定するために、ユーザ毎に付されたユーザIDが含まれている。情報管理装置100aは、このユーザIDを識別することによって、情報を送受信しているユーザ装置300がどの契約のユーザによって使用されている装置であるのかを特定する。これにより、情報管理装置100aは、ユーザ装置300との間で、様々な情報を適正に送受信する。なお、図16に示すスポンサーNoは、スポンサーIDの一種である。また、図17に示すユーザNoは、ユーザIDの一種である。
【0141】
情報管理装置100aとして機能するサーバは、入力部180の入力手段(例えば、各種記憶媒体の読取/書込装置など)を介してプログラム媒体500aに格納された管理プログラム501aを読み取って実行することによって、先願発明の情報管理装置100と同様の機能手段を内部に構築する(図2参照)。なお、管理プログラム501aは、先願発明の管理プログラム501に、情報管理部160の中に条件適合者抽出手段162とユーザページ作成手段164とポイント付与手段166とを構築する機能を付加したプログラムである。この実施例に係る情報管理装置100aは、先願発明の情報管理装置100と異なり、情報管理部160aの中に、条件適合者抽出手段162とユーザページ作成手段164とポイント付与手段166とが構築される(図1と図2参照)。
【0142】
図1と図2に示す条件適合者抽出手段162は、ユーザ情報登録部130に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出する機能と、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録部120に登録する機能(図3参照)とを備える。
【0143】
図3は、スポンサー情報登録部120に登録された、この実施例のスポンサー情報の一例を示す図である。図3に示すように、この実施例のスポンサー情報は、先願発明のスポンサー情報(図16参照)に、「ポイント付与予定者」欄を付加した構成となっている。なお、図3に示す例では、「ポイント付与予定者」欄に、「15681a:200P,23421b;155P,…」という情報が登録されている。これは、情報管理装置100aが「15681a」というユーザNoのユーザと「23421b」というユーザNoのユーザらをポイント付与予定者として登録しており、さらに、「15681a」というユーザNoのユーザに対して「200P(ポイント)」付与する予定であり、「23421b」というユーザNoのユーザに対して「155P(ポイント)」付与する予定であることを示している。
【0144】
図1と図2に示すユーザページ作成手段164は、ユーザページ作成機能と、ユーザページ登録機能と、タイトル情報掲載機能とを有する。
【0145】
ユーザページ作成機能は、ユーザ情報登録部130に登録された個々の登録ユーザ毎に、ユーザ装置300によって表示されるページを作成する(図4(A)参照)。
【0146】
ユーザページ登録機能は、作成したページをユーザページとしてユーザ情報登録部130に登録する。
【0147】
タイトル情報掲載機能は、条件適合者抽出手段162によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する(図4(B)参照)。
【0148】
図4(A)および(B)は、ユーザページの一例を示す図である。図4(A)は、初期状態のユーザページ、すなわち、ユーザ登録がなされたときに作成されたユーザページ、の例を示しており、図4(B)は、ユーザ登録からしばらく経過した状態のユーザページ、すなわち、スポンサー提供情報のタイトル情報が掲載されたユーザページ、の例を示している。図4(A)に示す例では、ユーザページは、「ポイントNo」欄と「積算ポイント」欄とを有する構成となっている。図4(B)に示す例では、ユーザページは、「ポイントNo」欄と「積算ポイント」欄とを有し、さらに、タイトル情報を掲載する欄とを有する構成となっている。欄の右隅に表示された三角形の矢印を押下することによって、表示がスクロールする。
【0149】
ユーザは、ユーザ装置300の入力部380を操作して、情報管理装置100aにアクセスし、ユーザNoを利用してユーザページの送信の指令を行う。以下、情報管理装置100aにアクセスしているユーザを、アクセスユーザと称する。ユーザページの送信の指令に応答して、情報管理装置100aの情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130からアクセスユーザのユーザページを読み出し、これをアクセスユーザのユーザ装置300に送信する。アクセスユーザのユーザ装置300の情報処理部360は、情報管理装置100aからアクセスユーザのユーザページを受信すると、アクセスユーザのユーザページを記憶部305に記憶するとともに、出力部390のディスプレイに表示する。
【0150】
アクセスユーザは、出力部390のディスプレイに表示されたユーザページを見ながら、閲覧を希望するスポンサー提供情報のタイトル情報(具体的には、図4(B)に示すスポンサー提供情報の「タイトル」、または、スポンサー提供情報に対応付けられた「受信」キーなど)を押下して、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置100aに要請する。これにより、アクセスユーザのユーザ装置300は、アクセスユーザが閲覧を希望しているスポンサー提供情報のタイトル情報を情報管理装置100aに送信する。以下、このアクセスユーザを要請ユーザと称する。また、このとき、送信されたタイトル情報を、要請案件のタイトル情報と称する。また、要請案件のタイトル情報に対応するスポンサー提供情報を、要請案件のスポンサー提供情報と称する。また、要請案件のスポンサー提供情報の送信を代行業者に委託したスポンサーを、要請案件のスポンサーと称する。
【0151】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、後述の第1の方法または第2の方法によって、要請案件のスポンサー提供情報を要請ユーザのユーザ装置300に送信する。なお、第1の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されている場合の方法である。また、第2の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されていない場合の方法である。
【0152】
図1と図2に示すポイント付与手段166は、ポイント付与予定者判定機能と、ポイント付与機能とを有する。
【0153】
ポイント付与予定者判定機能は、ユーザページ作成手段164によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在するか否かを判定する。閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザとスポンサー情報登録部120に登録されたポイント付与予定者とを比較、すなわち、照合することによって、閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定する。
【0154】
ポイント付与機能は、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0155】
上述した閲覧ユーザとポイント付与予定者との比較は、具体的には、閲覧ユーザのユーザNoと図3に示す「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoとの比較によって行われる。なお、上述の「予め定められたポイント」とは、「ポイント付与予定者」欄に登録された、閲覧ユーザのユーザNoに一致するユーザNoのユーザに対して付与する予定であったポイントを意味する。具体的には、「予め定められたポイント」とは、「15681a」というユーザNoのユーザに対して付与する予定であった「200P(ポイント)」や、「23421b」というユーザNoのユーザに対して付与する予定であった「155P(ポイント)」などである。例えば、ポイント付与手段166は、閲覧ユーザがユーザポイント付与予定者としてスポンサー情報登録部120に登録された「15681a」というユーザNoのユーザであると判定されたときに、「200ポイント」を閲覧ユーザに付与する。
【0156】
なお、「ポイント付与予定者」欄は、実施例2で説明するように、「ボーナスポイント付与予定者」欄に置き換えることも可能である。「ボーナスポイント付与予定者」とは、通常のポイント(すなわち、一提供毎の付与ポイント)に加え、さらに、ボーナスポイントをも付与する予定者を意味する。例えば、ポイント付与手段166は、閲覧ユーザがボーナスユーザポイント付与予定者としてスポンサー情報登録部120に登録された「15681a」というユーザNoのユーザであると判定されたときに、通常のポイント、具体的には、当該閲覧ユーザの一提供毎の付与ポイントと、ボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、ボーナスポイントのみでもよい)を当該閲覧ユーザに付与する。
【0157】
上述したように、このような情報管理装置100aは、ユーザページ作成手段164によって、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出手段162によって、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。この後、情報管理装置100aは、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与手段166によって、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0158】
<情報管理装置の動作について>
以下に、図5−1〜図5−2を参照し、情報管理装置の動作を説明する。なお、図5−1〜図5−2は、それぞれ情報管理装置の動作例を示すフローチャートである。図5−1は、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、ユーザページにタイトル情報を掲載する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。また、図5−2は、ユーザがユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。
【0159】
図5−1に示すように、情報管理装置100aの情報管理部160aは、S105において、新規ユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。これにより、情報管理部160aは、新規ユーザのユーザ登録を行う。なお、「新規ユーザ」とは、新規にユーザ登録するユーザを意味する。
【0160】
このS105における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0161】
すなわち、情報管理装置100aの情報管理部160aは、運用を開始すると、スポンサー装置200からのアクセスおよびユーザ装置300からのアクセスを、常時、監視する。そして、情報管理部160aは、ユーザ装置300からのアクセスを検出すると、通信部110を介して、そのユーザ装置300からのアクセスに対する応答として、様々な情報(例えば、ユーザページやスポンサー提供情報、その他)を、ユーザ装置300に送信する。情報管理部160aは、ユーザが新規のユーザ登録を行う場合に、ユーザ装置300からのアクセスを検出し、さらに、そのユーザ装置300からユーザ登録を実行させるための指令を受信する。これに応答して、情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130から新規ユーザ登録用情報を読み出し、通信部110を介して、その新規ユーザ登録用情報を、ユーザ装置300に送信する。なお、「新規ユーザ登録用情報」とは、ユーザ装置300の出力部390のディスプレイにユーザ登録用の画面を表示させるための情報を意味する。
【0162】
ユーザ装置300の情報処理部360は、通信部310を介して、情報管理装置100aから新規ユーザ登録用情報を受信すると、新規ユーザ登録用情報に基づいてユーザ登録用画面を作成し、そのユーザ登録用画面を出力部390のディスプレイに表示する。新規ユーザとなるユーザは、ディスプレイに表示されたユーザ登録用画面を見て、画面の中の任意の項目に自身のユーザ情報を入力して、そのユーザ情報を情報管理装置100aに送信するための操作を行う。これに応答して、ユーザ装置300の情報処理部360は、新規ユーザのユーザ情報を情報管理装置100aに送信する。
【0163】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、通信部110を介して、ユーザ装置300から新規ユーザのユーザ情報を受信すると、新規ユーザ用のユーザNoを採取する。そして、情報管理部160aは、採取した新規ユーザ用のユーザNoと受信した新規ユーザのユーザ情報とを対応付けて、これらをユーザ情報登録部130に登録する。
【0164】
このようにして、情報管理部160aは、S105において、新規ユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。
【0165】
次に、情報管理部160aは、新規ユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録すると、S110において、新規ユーザのユーザページ(図4(A)参照)を作成する。このとき作成されるユーザページは、例えば、図4(A)に示すように、「ユーザNo」や「積算ポイント」などの基本的な情報を表示する欄と、スポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する予定の欄とからなる。情報管理部160aは、新規ユーザのユーザページを作成すると、新規ユーザのユーザNoと新規ユーザ用のユーザページを構成する情報とを対応付けて、これらをユーザ情報登録部130に登録する。これにより、情報管理部160aは、各ユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から各ユーザのユーザページを、常時、読み出すことができるようになる。
【0166】
次に、情報管理部160aは、S115において、新規スポンサーのスポンサー情報をスポンサー情報登録部120に登録する。これにより、情報管理部160aは、新規スポンサーのスポンサー登録を行う。なお、「新規スポンサー」とは、新規にスポンサー登録するスポンサーを意味している。このスポンサーの中には、初めてスポンサー登録するスポンサーに加え、既に代行業者と契約しているスポンサーであって、かつ、新たな案件の代行業務を委託するスポンサーが含まれる。
【0167】
このS115における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0168】
すなわち、情報管理装置100aの情報管理部160aは、上述の通り、スポンサー装置200からのアクセスおよびユーザ装置300からのアクセスを、常時、監視している。情報管理部160aは、スポンサー装置200からのアクセスを検出すると、通信部110を介して、そのスポンサー装置200からのアクセスに対する応答として、様々な情報(例えば、ユーザへのスポンサー提供情報の送信の代行業務に関する情報、その他)を、スポンサー装置200に送信する。情報管理部160aは、スポンサーが新規のスポンサー登録を行う場合に、スポンサー装置200からのアクセスを検出し、さらに、そのスポンサー装置200からスポンサー登録を実行させるための指令を受信する。これに応答して、情報管理部160aは、スポンサー情報登録部120から新規スポンサー登録用情報を読み出し、通信部110を介して、その新規スポンサー登録用情報を、スポンサー装置200に送信する。なお、「新規スポンサー登録用情報」とは、スポンサー装置200の出力部290のディスプレイにスポンサー登録用画面を表示させるための情報を意味する。
【0169】
スポンサー装置200の情報処理部260は、通信部210を介して、情報管理装置100aから新規スポンサー登録用情報を受信すると、新規スポンサー登録用情報に基づいてスポンサー登録用画面を作成し、そのスポンサー登録用画面を出力部290のディスプレイに表示する。新規スポンサーとなるスポンサーは、ディスプレイに表示されたユーザ登録用画面を見て、画面の中の任意の項目に自身のスポンサー情報を入力して、そのスポンサー情報を情報管理装置100aに送信するための操作を行う。これに応答して、情報処理部260は、新規スポンサーのスポンサー情報を情報管理装置100aに送信する。なお、この新規スポンサーのスポンサー情報の中には、スポンサーから代行業者に支払われる費用に関する金額情報(すなわち、スポンサー費用)が含まれている。
【0170】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、通信部110を介して、スポンサー装置200から新規スポンサーのスポンサー情報を受信すると、新規スポンサー用のスポンサーNoを採取する。そして、情報管理部160aは、採取した新規スポンサー用のスポンサーNoと受信した新規スポンサーのスポンサー情報とを対応付けて、これらをスポンサー情報登録部120に登録する。
【0171】
このようにして、情報管理部160aは、S115において、新規スポンサーのスポンサー情報をユーザ情報登録部130に登録する。
【0172】
なお、このS115の工程と次のS120の工程は、S105の工程(すなわち、ユーザ情報登録の工程)の前に行われる場合もある。
【0173】
次に、情報管理部160aは、新規スポンサーのスポンサー情報をスポンサー情報登録部120に登録すると、S120において、新規スポンサーのスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を設定する。なお、「スポンサー提供情報の提供回数」とは、ユーザへのスポンサー提供情報の送信が可能な回数を意味する。また、「スポンサー提供情報の提供量」とは、ユーザへのスポンサー提供情報の送信が可能な情報量を意味する。
【0174】
このS120における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0175】
すなわち、情報管理部160aは、スポンサー情報登録部120から新規スポンサーのスポンサー情報を読み出し、新規スポンサーのスポンサー情報の中に含まれているスポンサー費用に基づいて、スポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を算出する。情報管理部160aは、スポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を算出すると、新規スポンサーのスポンサーNoとスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値に関する情報とを対応付けて、これらをスポンサー情報登録部120に登録する。これにより、情報管理部160aは、個々の契約案件のスポンサーNoに基づいて、スポンサー情報登録部120から個々の契約案件のスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を、常時、読み出すことができるようになる。
【0176】
このようにして、情報管理部160aは、S120において、新規スポンサーのスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を設定する。
【0177】
次に、情報管理部160aは、新規スポンサーのスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を設定すると、S125において、各契約案件の条件適合者を抽出する。なお、「条件適合者」とは、スポンサーによって指定された条件(例えば、図3に示す「設定条件1」〜「設定条件10」)に一致するユーザを意味する。
【0178】
このS125における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0179】
すなわち、情報管理部160aは、契約案件毎に、予め定められたタイミングで、スポンサー情報登録部120からスポンサー情報を読み出すとともに、ユーザ情報登録部130から各ユーザNoのユーザ情報を読み出す。そして、情報管理部160aは、読み出した各ユーザNoのユーザ情報の中から、読み出した契約案件のスポンサー情報の中に含まれている「設定条件」(図3に示す例では、「設定条件1」〜「設定条件10」)に一致する条件適合者を抽出する。情報管理部160aは、各ユーザNoのユーザ情報の中から、読み出した契約案件の条件適合者を抽出すると、契約案件のスポンサー情報と抽出した条件適合者のユーザNoとを対応付けて、これらをスポンサー情報登録部120に登録する(図3参照)。この契約案件のスポンサー情報に対応付けて登録されたユーザNoの条件適合者が、ポイント付与予定者となる。なお、図3に示す例では、「ポイント付与予定者」に登録される情報として、条件適合者のユーザNoと付与予定のポイントとが対応付けられて、スポンサー情報登録部120に登録されている。これにより、情報管理部160aは、ポイント付与予定者がスポンサー提供情報を閲覧した場合に、ポイント付与予定者に予め定められたポイント(すなわち、付与予定のポイント)を付与することができる。
【0180】
このようにして、情報管理部160aは、S125において、各契約案件の条件適合者を抽出する。
【0181】
次に、情報管理部160aは、各契約案件の条件適合者を抽出すると、S130において、条件適合者のユーザページを更新する。すなわち、情報管理部160aは、条件適合者のユーザページに、スポンサー提供情報のタイトル情報(図4(B)参照)を掲載する。
【0182】
このS130における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0183】
すなわち、情報管理部160aは、各契約案件の条件適合者を抽出すると、ユーザ情報登録部130から条件適合者のユーザ情報を読み出し、読み出した条件適合者のユーザ情報の中に含まれているユーザページに、契約案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。このとき掲載されるタイトル情報は、例えば、図4(B)に示すように、「カテゴリー」や「会社名」、「タイトル」、「付与予定ポイント」などの情報や、「受信」キーなどからなる。情報管理部160aは、条件適合者のユーザページにタイトル情報を掲載すると、そのユーザページを条件適合者のユーザ情報の一情報として、ユーザ情報登録部130に登録する。これにより、情報管理部160aは、各ユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から、ユーザ毎に異なるタイトル情報が掲載された、各ユーザのユーザページを、常時、読み出すことができるようになる。
【0184】
このようにして、情報管理部160aは、S130において、条件適合者のユーザページを更新する。
【0185】
次に、情報管理部160aは、S135において、条件適合者のユーザページを送信すると、スポンサー情報を更新する。すなわち、情報管理部160aは、当該条件適合者をポイント付与予定者として、当該ポイント付与予定者に関する情報(ここでは、ユーザNoと付与予定ポイントとを組み合わせた情報)をスポンサー情報登録部120に登録する(図3の「ポイント付与予定者」欄参照)。
【0186】
以上により、情報管理装置100aの情報管理部160aは、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、ユーザページにタイトル情報を掲載する。これにより、個々のユーザは、タイトル情報を用いて、閲覧を希望するスポンサー提供情報を受信することができる。
【0187】
なお、S135の後の情報管理装置100aの動作は、以下の通りである。
【0188】
図5−2に示すように、情報管理装置100aの情報管理部160aは、上述の通り、スポンサー装置200からのアクセスおよびユーザ装置300からのアクセスを、常時、監視しており、S205において、あるユーザのユーザ装置300からのアクセスがある場合に、これを検出する。
【0189】
次に、情報管理部160aは、ユーザ装置300からのアクセスを検出すると、S210において、ユーザ装置300からアクセスユーザのユーザNoを受信し、受信したアクセスユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130からアクセスユーザのユーザ情報を読み出す。これにより、情報管理部160aは、アクセスユーザを識別する。
【0190】
次に、情報管理部160aは、アクセスユーザを識別すると、S215において、アクセスユーザのユーザ情報に含まれているユーザページに関する情報を、アクセスユーザのユーザ装置300に送信する。
【0191】
アクセスユーザのユーザ装置300の情報処理部360は、情報管理装置100aからアクセスユーザのユーザページに関する情報を受信すると、アクセスユーザのユーザページを作成して、作成したアクセスユーザのユーザページを出力部390のディスプレイに表示する。アクセスユーザは、ディスプレイに表示されたユーザページを見て、閲覧を希望するスポンサー提供情報がある場合に、そのスポンサー提供情報のタイトル情報を適宜押下して、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置100aに要請する。これにより、スポンサー提供情報の送信を情報管理装置100aに要請したアクセスユーザ、すなわち、要請ユーザ、のユーザ装置300の情報処理部360は、要請ユーザが閲覧を希望しているスポンサー提供情報のタイトル情報を情報管理装置100aに送信する。
【0192】
これに応答して、情報管理装置100aの情報管理部160aは、S220において、通信部110を介して、要請ユーザのユーザ装置300からタイトル情報を受信する。
【0193】
次に、情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300からタイトル情報を受信すると、S225において、受信したタイトル情報に対応するスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0194】
このS225における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0195】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、以下の第1の方法または第2の方法によって、受信した要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0196】
第1の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されている場合の方法である。
【0197】
第1の方法では、情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、まず、受信した要請案件のタイトル情報を要請ユーザのユーザNoに対応付けて記憶部105に一時記憶する。次に、情報管理部160aは、受信した要請案件のタイトル情報を、要請案件のスポンサーのスポンサー装置200に送信する。
【0198】
要請案件のスポンサー装置200の情報処理部260は、情報管理装置100aから要請案件のタイトル情報を受信すると、まず、受信した要請案件のタイトル情報を記憶部205に一時記憶する。次に、情報処理部260は、記憶部205から、受信した要請案件のタイトル情報に対応するスポンサー提供情報(図13(A)および(B)参照)を読み出し、これを、要請案件のスポンサー提供情報として、情報管理装置100aに送信する。これに応答して、情報管理装置100aは、要請案件のスポンサーのスポンサー装置200から要請案件のスポンサー提供情報を受信する。
【0199】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請案件のスポンサーのスポンサー装置200から要請案件のスポンサー提供情報を受信すると、まず、受信した要請案件のスポンサー提供情報を記憶部105に一時記憶する。次に、情報管理部160aは、記憶部105から、受信した要請案件のスポンサー提供情報に対応するタイトル情報を読み出し、読み出したタイトル情報に対応付けられた要請ユーザのユーザNoを特定する。次に、情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130から、特定した要請ユーザのユーザNoに対応するユーザ情報を読み出し、このユーザ情報の中に含まれている要請ユーザのメールアドレスを特定する(図17参照)。次に、情報管理部160aは、記憶部105から要請案件のスポンサー提供情報を読み出し、読み出した要請案件のスポンサー提供情報を、特定した要請ユーザのメールアドレスに送信する。これにより、情報管理部160aは、要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0200】
第2の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されていない場合の方法である。
【0201】
第2の方法では、情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、まず、受信した要請案件のタイトル情報を要請ユーザのユーザNoに対応付けて記憶部105に一時記憶する。次に、情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130から、要請ユーザのユーザNoに対応するユーザ情報を読み出し、このユーザ情報の中に含まれている要請ユーザのメールアドレスを特定する(図17参照)。次に、情報管理部160aは、スポンサー情報登録部120から、受信した要請案件のタイトル情報に対応するスポンサー提供情報を読み出し、読み出したスポンサー提供情報を、要請案件のスポンサー提供情報として、特定した要請ユーザのメールアドレスに送信する。これにより、情報管理部160aは、要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0202】
このようにして、情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、受信した要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0203】
これに応答して、要請ユーザのユーザ装置300の情報処理部360は、情報管理装置100aから要請案件のスポンサー提供情報を受信する。そして、情報処理部360は、受信した要請案件のスポンサー提供情報を出力部390のディスプレイに表示する。要請ユーザは、ディスプレイに表示された要請案件のスポンサー提供情報を見て、閲覧確認情報(すなわち、広告形式のスポンサー提供情報に含まれている返信用のキーワードや、アンケート形式のスポンサー提供情報に含まれているアンケートの回答など)を、情報管理装置100aに送信する。以下、この要請ユーザを閲覧ユーザと称する。
【0204】
これに応答して、情報管理装置100aの情報管理部160aは、S230において、閲覧ユーザのユーザ装置300から閲覧確認情報を受信する。
【0205】
次に、情報管理部160aは、閲覧ユーザのユーザ装置300から閲覧確認情報を受信すると、S235において、受信した閲覧確認情報に含まれている閲覧ユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から閲覧ユーザのユーザ情報を読み出す。これにより、情報管理部160aは、閲覧ユーザを識別する。
【0206】
次に、情報管理部160aは、閲覧ユーザを識別すると、S240において、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定する。この判定は、情報管理部160aが、スポンサー情報登録部120から、閲覧確認情報に対応するスポンサー提供情報の送信を委託したスポンサーのスポンサー情報を読み出して、読み出したスポンサー情報の「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoと閲覧ユーザのユーザNoとを比較することによって行われる。このとき、「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoの中に、閲覧ユーザのユーザNoと一致するユーザNoがある場合に、情報管理部160aは、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定する。この場合、工程は、S245に進む。他方、「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoの中に、閲覧ユーザのユーザNoと一致するユーザNoがない場合に、情報管理部160aは、閲覧ユーザがポイント付与予定者でないと判定する。この場合、工程は、S250に進む。
【0207】
S240で、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定された場合に、情報管理部160aは、S245において、当該閲覧ユーザに予め定められたポイントを付与する。
【0208】
他方、S240で、閲覧ユーザがポイント付与予定者でないと判定された場合に、情報管理部160aは、S250において、当該閲覧ユーザにポイントを付与しない。
【0209】
S245またはS250の後、情報管理装置100aの分配費用算出部140は、定期的に、予め定められたタイミングで、ユーザ情報登録部130から各登録ユーザのユーザ情報を読み出す。そして、分配費用算出部140は、S255において、読み出したユーザ情報に含まれている「未処理積算ポイント」欄(図17参照)に登録された情報に基づいて、各登録ユーザの未処理積算分配費用を算出し、算出した各登録ユーザの未処理積算分配費用を、ユーザ情報の一情報として、ユーザ情報登録部130に登録する(図17参照)。
【0210】
次に、情報管理装置100aの支払い処理部150は、定期的に、予め定められたタイミングで、ユーザ情報登録部130から各登録ユーザのユーザ情報を読み出す。そして、支払い処理部150は、S260において、読み出した各登録ユーザのユーザ情報に含まれている、「未処理積算分配費用」欄や「支払い方法」欄、「振込先」欄などに登録されている情報に基づいて、各登録ユーザへの分配費用の支払い処理を行う。具体的には、支払い処理部150は、ある登録ユーザのユーザ情報の「支払い方法」欄に「ダイレクト」と登録されている場合に、ユーザ情報の「未処理積算分配費用」欄に登録されている金額の分配費用を、電子マネーとして、当該登録ユーザのユーザ装置300に送信する。または、支払い処理部150は、ある登録ユーザのユーザ情報の「支払い方法」欄に「口座振込」と登録されている場合に、ユーザ情報の「未処理積算分配費用」欄に登録されている金額の分配費用を、ユーザ情報の「振込先」欄に登録されている口座に振り込む指令を、図示しない金融機関のホストコンピュータに送信する。これに応答して、金融機関のホストコンピュータは、各登録ユーザの未処理積算分配費用を、ユーザによって指定された振込先の口座に振り込む。
【0211】
次に、情報管理部160aは、契約案件毎に、S265において、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過するか否かを判定する。この判定は、情報管理部160aが、スポンサー情報登録部120から、各契約案件のスポンサー情報を読み出して、読み出したスポンサー情報の「提供回数(予測値)」欄に登録された回数の情報と「通信履歴」欄に登録された通信履歴の回数の情報とを比較することによって行われる。なお、この判定は、「分配費用の上限値(総額)」欄に登録された金額の情報と「分配費用の合計」欄に登録された金額の情報との比較によって行うことも可能である。
【0212】
S265で、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過すると判定された場合に、工程は、S270に進む。他方、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過しないと判定された場合に、工程は、S205に戻る。
【0213】
S265で、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過すると判定された場合に、情報管理部160aは、S270において、当該契約案件に関するレポート(図14参照)を作成し、作成したレポートを当該契約案件のスポンサー装置200に送信する。スポンサーは、情報管理装置100aからレポートを受信すると、スポンサー提供情報の送信を中止するか否かを判断する。スポンサー提供情報の送信を中止する場合に、スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、スポンサー提供情報の送信を中止する指令を情報管理装置100aに送信する。スポンサー提供情報の送信を中止しない場合に、スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、スポンサー提供情報の送信を継続する指令を情報管理装置100aに送信する。
【0214】
情報管理部160aは、スポンサー装置200からスポンサー提供情報の送信を中止する指令を受信した場合に、S275において、当該契約案件のスポンサー提供情報の送信を中止する。なお、送信の中止は、情報管理部160aが、送信停止フラグを、スポンサー情報登録部120に登録された当該契約案件のスポンサー情報の「送信停止」欄に登録することによって行われる。
【0215】
以上によって、ユーザがユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧する場合の、情報管理装置100aの動作が終了する。
【0216】
以上の通り、情報管理装置100aは、優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の高いユーザ)となる可能性の高い条件適合者に集中して、ポイントを付与することができる。これにより、優良ユーザは、高いポイントを得ることができ、その結果、高い分配費用を得ることができる。そのため、優良ユーザは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、行動する。具体的には、優良ユーザは、できるだけ多くのタイトル情報が自身のユーザページに掲載されるように、詳細なユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録するようになる。また、優良ユーザは、積極的に、自身のユーザページを閲覧して、スポンサー提供情報を受信するようになる。したがって、情報管理装置100aは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理装置100aは、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信することができる。
【0217】
[実施例2]
実施例1は、閲覧ユーザが存在する場合に、その閲覧ユーザに予め定められた「一提供毎の付与ポイント」(すなわち、通常のポイント)を、閲覧ユーザに付与する。
【0218】
これに対し、実施例2は、閲覧ユーザが存在する場合に、通常のポイント(すなわち、一提供毎の付与ポイント)に加え、さらに、ボーナスポイントをも、閲覧ユーザに付与する。
【0219】
実施例2では、情報管理装置100aの構成は実施例1と同じであるが、情報管理装置100aの動作が実施例1と異なる。
【0220】
以下に、図6−1〜図6−2を参照し、実施例2の情報管理装置の動作を説明する。なお、図6−1〜図6−2は、それぞれ情報管理装置の動作例を示すフローチャートである。図6−1は、図5−1と同様に、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、ユーザページにタイトル情報を掲載する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。また、図6−2は、図5−2と同様に、ユーザがユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。
【0221】
図6−1に示すように、実施例2は、実施例1のS135の工程(図5−1参照)の代わりに、S136の工程を行う点で、実施例1と相違する。
【0222】
すなわち、情報管理装置100aは、実施例1のS135の代わりに、S136において、ボーナスポイント付与予定者情報をスポンサー情報登録部120に登録する。
【0223】
また、図6−2に示すように、実施例2は、実施例1のS240とS245の工程(図5−1参照)の代わりに、S241とS246の工程を行う点で、実施例1と相違する。
【0224】
すなわち、情報管理装置100aは、実施例1のS240の代わりに、S241において、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定する。また、情報管理装置100aは、実施例1のS245の代わりに、S246において、通常のポイントとボーナスポイントの合計ポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0225】
なお、「ボーナスポイント」とは、閲覧ユーザが様々な付与条件を満たす場合に、特典として閲覧ユーザに付与されるポイントである。付与条件としては、例えば、「過去に商品購入歴あり」や「高額所得者」、「ゴールドカード所持」、その他を設定することができる(図7参照)。この付与条件は、スポンサーまたは代行業者によって適宜定められる。なお、図7は、ポイントテーブルの一例を示す図である。この実施例では、付与条件は、スポンサーまたは代行業者によって、ポイントテーブルの形式で設定されている。なお、このポイントテーブルは、スポンサー情報登録部120に登録される。このポイントテーブルは、例えば、情報管理部160aによって、以下のようにして用いられる。
【0226】
すなわち、情報管理部160a(具体的には、ユーザページ作成手段164)は、例えば、ある案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録部130から当該案件の条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録部120から当該案件のポイントテーブルを読み出す。次に、ユーザページ作成手段164は、個々の条件適合者毎に、条件適合者のユーザ情報の中から、ポイントテーブルに設定された付与条件に一致する項目を抽出する。そして、ユーザページ作成手段164は、個々の条件適合者毎に、抽出された項目に応じて、ポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出する。このポイントの積算値が、各条件適合者のボーナスポイントとなる。ユーザページ作成手段164は、このボーナスポイントと条件適合者のユーザNoとを対応付けた情報を、ボーナスポイント付与予定者の情報として、スポンサー情報登録部120に登録する(図3の「ボーナスポイント付与予定者」欄参照)。そして、ユーザページ作成手段164は、当該案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する。
【0227】
ここで、ユーザページ作成手段164が当該案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載した後、そのタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが現れたとする。
【0228】
この場合に、情報管理部160a(具体的には、ポイント付与手段166)は、その閲覧ユーザのユーザ装置300から、当該閲覧ユーザのユーザNoと、当該閲覧ユーザが閲覧した案件(以下、閲覧案件と称する)のスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報とを取得して、取得した当該閲覧ユーザのユーザNoと閲覧確認情報とを関連付けてユーザ情報登録部130に格納する。そして、ポイント付与手段166は、取得した閲覧確認情報に基づいて、スポンサー提供情報部120から、閲覧案件のスポンサー提供情報の送信を委託したスポンサーのスポンサー情報を読み出す。このスポンサー情報の中には、上述の通り、ボーナスポイントと条件適合者のユーザNoとを対応付けた情報が、ボーナスポイント付与予定者の情報として、登録されている(図3の「ボーナスポイント付与予定者」欄参照)。ポイント付与手段166は、読み出した閲覧案件のスポンサー情報の中から、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoとボーナスポイントを抽出する。次に、ポイント付与手段166は、ユーザ情報登録部130から閲覧ユーザのユーザNoと閲覧確認情報とを読み出して、閲覧案件のスポンサー情報の中から抽出したボーナスポイント付与予定者のユーザNoと閲覧ユーザのユーザNoとを比較する。ポイント付与手段166は、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoの中に閲覧ユーザのユーザNoと一致するユーザNoがある場合に、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定する。
【0229】
閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定された場合に、ポイント付与手段166は、ユーザ情報登録部130から読み出した閲覧確認情報がポイント付与条件に一致するか否かを判定する。なお、ポイント付与条件は、例えば、広告形式のスポンサー提供情報に含まれているキーワードや、アンケート形式のスポンサー提供情報に含まれているアンケートの項目数などである(図13(A)と(B)参照)。ポイント付与条件は、スポンサー提供情報毎に、スポンサーまたは代行業者によって適宜設定される。このポイント付与条件は、各スポンサー提供情報に関連付けられて、スポンサー情報登録部120に予め格納される。ポイント付与手段166は、スポンサー情報登録部120からポイント付与条件を読み出して、このポイント付与条件と閲覧確認情報とを比較する。これにより、ポイント付与手段166は、閲覧確認情報がポイント付与条件に一致するか否かを判定する。
【0230】
閲覧確認情報がポイント付与条件に一致すると判定された場合に、ポイント付与手段166は、通常のポイント(すなわち、当該閲覧ユーザの一提供毎の付与ポイント)とボーナスポイントの合計ポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0231】
以上の通り、実施例2では、情報管理装置100aは、閲覧ユーザがスポンサーまたは代行業者によって設定された付与条件を満たす場合に、閲覧ユーザにボーナスポイントを含む予め定められたポイント、具体的には、通常のポイントとボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、運用によっては、ボーナスポイントのみにしてもよい)を付与することができる。これにより、優良ユーザは、実施例1よりも、さらに、高いポイントを得ることができ、その結果、高い分配費用を得ることができる。したがって、情報管理装置100aは、実施例1よりも、さらに、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理装置100aは、実施例1よりも、さらに、優良ユーザに集中してスポンサー提供情報を送信することができる。
【0232】
なお、ここでは、条件適合者のボーナスポイントを設定する場合を例にして、ポイントテーブルの利用例を説明している。しかしながら、ポイントテーブルは、条件適合者のボーナスポイントを設定する場合に限らず、通常のポイント(すなわち、一提供毎の付与ポイント)を設定する場合にも、用いることができる。
【0233】
[実施例3]
実施例3は、スポンサー提供情報だけでは通知できない情報を、ファイルとして、スポンサー提供情報に添付するサービス(以下、ファイル添付サービスと称する)を実施するためのものである。実施例3では、情報管理装置100aは、ファイルを添付したスポンサー提供情報を条件抽出者のユーザ装置300に送信し、条件抽出者であるユーザがそのファイルを閲覧したときに、そのユーザにボーナスポイントを付与する。なお、スポンサー提供情報に添付するファイルは、文書情報や、静止画情報、動画情報、音声情報、その他からなる。このファイルは、各ユーザのユーザ装置300の出力部390(具体的には、ディスプレイや、スピーカなど)によって出力することができる。スポンサーまたはサーバの管理者は、このファイルをスポンサー提供情報に添付することによって、スポンサー提供情報だけでは通知できない情報をユーザに通知することができる。
【0234】
実施例2では、情報管理装置100aの構成は実施例1と同じであるが、情報管理装置100aの動作が実施例1と異なる。
【0235】
実施例3では、情報管理装置100aの構成は実施例1や実施例2と同じであるが、情報管理装置100aの動作が以下の点で実施例2と異なる。
【0236】
すなわち、情報管理装置100a(具体的には、情報管理部160a)は、(1)S105の前に、ファイル添付サービスを実施するスポンサー提供情報に関連して、スポンサー提供情報に添付すべきファイルをスポンサー情報登録部120に予め登録している点、(2)S136で、スポンサー提供情報にファイルを添付すべき条件抽出者をボーナスポイント付与予定者とし、そのボーナスポイント付与予定者の情報(具体的には、当該ボーナスポイント付与予定者のユーザNo)を、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与する案件(以下、ボーナス付与案件と称する)のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する点、(3)S225で、ファイルを添付したスポンサー提供情報をユーザ装置300に送信する点、および、(4)S241で、ファイルを閲覧したユーザをボーナスポイント付与予定者として判定する点で、実施例2の動作と異なる(図6−1と図6−2参照)。
【0237】
なお、これらの点以外の動作は、上述の通り、実施例2と同じである。そこで、ここでは、実施例2と異なる動作についてのみを説明し、実施例2と同じ動作については、説明を削除する。
【0238】
以下に、図8(A)と(B)を参照し、実施例3の情報管理装置の動作を説明する。なお、図8(A)と(B)は、スポンサー提供情報の一例を示す図である。図8(A)は、広告の形態をしたスポンサー提供情報の一例を示しており、図8(B)は、そのスポンサー提供情報に添付されたファイルの表示例を示している。
【0239】
実施例3では、情報管理装置100aは、S105の前に、ファイル添付サービスを実施するスポンサー提供情報に関連して、スポンサー提供情報に添付すべきファイルをスポンサー情報登録部120に予め登録している(図6−1参照)。
【0240】
また、情報管理装置100aは、S136で、スポンサー提供情報にファイルを添付する条件抽出者をボーナスポイント付与予定者とし、そのボーナスポイント付与予定者情報をスポンサー情報登録部120に登録する(図6−1参照)。
【0241】
そして、情報管理装置100aは、S220で、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、S225で、当該要請案件のスポンサー提供情報を要請案件のユーザのユーザ装置300に送信する(図6−2参照)。
【0242】
このとき、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から、当該要請案件のスポンサー情報を読み出す。このスポンサー情報には、スポンサー提供情報にファイルを添付すべき条件抽出者の情報が含まれている。情報管理装置100aは、このスポンサー情報の中から、ボーナスポイント付与予定者の情報(具体的には、ボーナスポイント付与予定者のユーザNo)を抽出する。情報管理装置100aは、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoとユーザ装置300から取得した要請案件のユーザNoとを比較し、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoの中に、要請案件のユーザNoと一致するユーザNoが存在する場合に、要請案件のユーザをボーナスポイント付与予定者と見なす。そして、情報管理装置100aは、ファイルをスポンサー提供情報に添付し、スポンサー提供情報を要請案件のユーザのユーザ装置300に送信する。
【0243】
要請案件のユーザのユーザ装置300は、情報管理装置100aから、ファイルが添付されたスポンサー提供情報を受信すると、スポンサー提供情報を出力部390のディスプレイに表示する。このスポンサー提供情報の一例を、図8(A)に示す。
【0244】
図8(A)に示す例では、ユーザ装置300は、図13(A)に示すスポンサー提供情報に、ボーナスポイントを希望する者に対して添付のファイルの閲覧を要請する文章と、「添付ファイル閲覧」キーとを付加した画面を、ディスプレイに表示している。なお、「添付ファイル閲覧」キーとは、スポンサー提供情報に添付されたファイルをディスプレイに表示するための、または、スピーカによって再生するための、キーを意味する。ユーザ装置300は、ユーザが「添付ファイル閲覧」キーを押下すると、例えば、スポンサー提供情報に添付されたファイルを出力部390のディスプレイに表示する。このファイルの一例を、図8(B)に示す。
【0245】
図8(B)に示す例では、ユーザ装置300は、新車の試乗会の開催をユーザに通知する文章と、試乗を希望する場合の、ボックス欄への試乗希望日時の入力をユーザに要請する文章と、試乗希望日時を入力するボックス欄と、「申込」キーと、試乗を希望しない場合の、「閲覧確認送信」キーの押下をユーザに要請する文章とを有する画面を、ディスプレイに表示している。ユーザ装置300は、ユーザがボックス欄に試乗希望日時を入力して「申込」キーを押下すると、ユーザNoと試乗希望日時情報を情報管理装置100aに送信する。
【0246】
情報管理装置100aは、ユーザ装置300からユーザNoと試乗希望日時情報とを受信すると、この試乗希望日時情報を閲覧確認情報と見なす。そして、情報管理装置100aは、S241で、ファイルを閲覧したユーザをボーナスポイント付与予定者として判定する(図6−2参照)。
【0247】
なお、この後の情報管理装置100aの動作については、好ましくは、以下のようにするとよい。
【0248】
すなわち、まず、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から受信したユーザNoと試乗希望日時情報とを、要請案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。次に、情報管理装置100aは、ユーザNoと試乗希望日時情報とを、要請案件のスポンサー装置200に送信する。スポンサー装置200は、情報管理装置100aからユーザNoと試乗希望日時情報とを受信すると、これらを出力部290のディスプレイに表示する。これにより、スポンサーは、ユーザの試乗希望日時を確認することができる。この後、スポンサーは、ユーザの試乗日時を決定し、シリアルな番号を採取する。この採取された番号が、試乗会の整理番号となる。スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、ユーザNoと試乗日時と試乗会の整理番号とを情報管理装置100aに送信する。情報管理装置100aは、スポンサー装置200からユーザNoと試乗日時と試乗会の整理番号とを受信すると、これらを、要請案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。そして、情報管理装置100aは、ユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から要請案件のユーザのユーザ情報を読み出し、これによって要請案件のユーザのユーザ装置300を特定する。そして、情報管理装置100aは、スポンサー装置200から受信した試乗日時と試乗会の整理番号とを、特定した要請案件のユーザのユーザ装置300に送信する。要請案件のユーザのユーザ装置300は、情報管理装置100aから試乗日時と試乗会の整理番号とを受信すると、これらを出力部390のディスプレイに表示する。これにより、要請案件のユーザは、試乗日時と試乗会の整理番号とを確認することができる。
【0249】
以上の通り、実施例3では、情報管理装置100aは、ボーナスポイント付与予定者である閲覧ユーザが、スポンサー提供情報に添付されたファイルを閲覧した場合に、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与することができる。
【0250】
なお、ここでは、ファイルについて、新車の試乗を申し込むための文書情報を例にして説明したが、ファイルの形態は、これに限らず、スポンサーまたはサーバの管理者によって適宜変更または変形することができる。例えば、ファイルを、広告形式のスポンサー提供情報と同じ形態にすることもできる。この場合、上述の例では、要請案件のユーザが入力した試乗希望日時情報が閲覧確認情報として扱われているが、実施例1や実施例2で説明した広告形式のスポンサー提供情報に含まれているキーワードが閲覧確認情報として扱われることになる。
【0251】
[実施例4]
実施例4は、キーワードに応じて、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与するサービス(以下、ボーナス付与サービスと称する)を実施するためのものである。実施例4では、情報管理装置100aは、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与する。
【0252】
実施例4では、情報管理装置100aの構成は実施例1や実施例2と同じであるが、情報管理装置100aの動作が以下の点で実施例1と異なる。
【0253】
すなわち、情報管理装置100a(具体的には、情報管理部160a)は、(1)図5−2に示すS225で、図9に示すように、閲覧確認情報用のキーワードによってボーナスポイントを付与する場合があることをユーザに通知する点、および、(2)図5−2に示すS250の動作の代わりに、図10に示すS241〜S244の動作を実行する点で、実施例1の動作と異なる。
【0254】
なお、これらの点以外の動作は、上述の通り、実施例1と同じである。そこで、ここでは、実施例1と異なる動作についてのみを説明し、実施例1と同じ動作については、説明を削除する。
【0255】
以下に、図9と図10を参照し、実施例4の情報管理装置の動作を説明する。なお、図9は、スポンサー提供情報の一例を示す図であり、図10は、情報管理装置のさらに他の動作例を示すフローチャートである。
【0256】
図10に示すように、実施例4では、情報管理装置100aは、S225で、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信する。このとき、情報管理装置100aは、例えば図9に示す「10人に1人、キーワードによって、通常の5倍のボーナスポイントがあたります」などのように、閲覧確認情報用のキーワードによってボーナスポイントを付与する場合があることをユーザに通知する文章を、スポンサー提供情報の中に入れて、そのスポンサー提供情報をユーザ装置300に送信する。なお、図9に示す例では、「10人に1人」という抽選確率や「5倍」という倍率(以下、増額値と称する)が含まれているが、これらは適宜変更することができる。また、これらを非表示にすることもできる。
【0257】
また、情報管理装置100aは、図5−2に示すS250の動作の代わりに、図10に示すS241〜S244の動作を実行する。
【0258】
すなわち、情報管理装置100aは、S240において、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されると、S241で、閲覧ユーザが送信した閲覧確認情報用のキーワードに対して抽選を行う。
【0259】
この抽選は、以下の3通りの方法のいずれか1つで行われるのがよい。
【0260】
すなわち、第1の方法として、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から受信した閲覧確認情報用のキーワードに対して、同じ確率、例えば、毎回、1/10の確率に基づいて、抽選を行う。
【0261】
または、第2の方法として、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から受信した閲覧確認情報用のキーワードに対して、異なる確率、例えば、回毎に、1/10〜1/100の中で変動する確率に基づいて、抽選を行う。
【0262】
または、第3の方法として、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から閲覧確認情報用のキーワードを受信する都度、キーワードの数を累積し、その累積数に基づいて、抽選を行う。なお、第3の方法は、累積数が予め定められた一定の値に達した場合に、当選とするようにしてもよい。また、第3の方法は、キーワードの数の代わりに、各キーワードにポイントを設定し、そのキーワードのポイントを用いてもよい。
【0263】
なお、この抽選では、抽選確率と増額値は、ユーザの優良の度合いに対応して変化するようにしてもよい。これにより、情報管理装置100aは、繰り返しスポンサー提供情報を閲覧して欲しい優良ユーザに対して、特に多くのボーナスポイントを付与することができる。
【0264】
情報管理装置100aは、以下のようにしてこの抽選を行う。
【0265】
すなわち、まず、スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与する案件(以下、ボーナス付与案件と称する)に関する情報を、情報管理装置100aに送信する。このボーナス案件に関する情報は、例えば、スポンサー提供情報の送信を代行業者に委託したときの契約No(図16参照)や、サービスを実施する期間(以下、サービス実施期間と称する)、閲覧ユーザに付与可能なボーナスポイントの値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、その他の情報を含んでいる。
【0266】
情報管理装置100aは、スポンサー装置200からこの情報を受信すると、この情報を出力部190のディスプレイに表示する。これにより、代行業者であるサーバの管理者は、スポンサーからのボーナス付与案件の依頼を確認することができる。
【0267】
サーバの管理者は、スポンサーからのボーナス案件の依頼を確認すると、ボーナス付与案件に関する情報に基づいて、サービス実施期間や、抽選を実施する対象者の最大人数、抽選方法、抽選確率、増額値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、その他を決定し、これらの情報を、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、情報管理装置100aに登録する。このとき、情報管理装置100aは、スポンサー装置200から受信したボーナス付与案件に関する情報に含まれている契約Noに基づいて、これらの情報を、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。
【0268】
情報管理装置100aは、ボーナス案件のスポンサー情報の登録が終了すると、ボーナスポイントの付与サービスを開始する。すなわち、情報管理装置100aは、サービス実施期間中、条件適合者である閲覧ユーザのユーザ装置300から閲覧確認情報を受信する都度、図10に示すS205〜S235の工程を繰り返し行い、当該閲覧ユーザのユーザNoと閲覧確認情報とを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー装置200に登録する。なお、この閲覧確認情報には、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。
【0269】
情報管理装置100aは、S240で、予め定められたタイミング(例えば、サービス期間が終了した時点や、抽選を実施する対象者の人数が最大人数に達した時点)で、上述の第1〜第3の方法のいずれか1つで抽選を行う。
【0270】
第1の方法で抽選を行う場合、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120からボーナス付与案件のスポンサー情報を読み出す。そして、情報管理装置100aは、このスポンサー情報から、抽選方法、抽選確率、増額値、全ての閲覧ユーザのユーザNoとこのユーザNoに関連して登録された閲覧確認情報、その他を抽出する。なお、閲覧確認情報には、上述の通り、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。情報管理装置100aは、スポンサー情報から抽出した全てのキーワードの合計値を算出し、その全てのキーワードの合計値にスポンサー情報から抽出した抽選確率を掛け合わせることで、当選の上限値を算出する。例えば、全てのキーワードの合計値が10,000個で、抽選確率が1/10である場合に、当選の上限値は、1,000個となる。情報管理装置100aは、各閲覧ユーザのユーザNoと関連付けながらスポンサー情報から抽出した全てのキーワードに対して、同じ確率で抽選を行う。このとき、情報管理装置100aは、抽選によって当選したキーワードが出る都度、そのキーワードを送信したユーザNoの閲覧ユーザを、当選者と見なす。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。情報管理装置100aは、登録数が当選の上限値に達するまで、この抽選と登録を行い、登録数が当選の上限値に達すると、この抽選と登録を中止する。この後、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から当選者のユーザNoを読み出し、読み出した当選者のユーザNoに基づいて、各当選者にボーナスポイントを付与する。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoに関連付けて当選者に付与したポイントを、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130に登録する。このようにして情報管理装置100aは、第1の方法で抽選を行う。
【0271】
第2の方法で抽選を行う場合、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120からボーナス付与案件のスポンサー情報を読み出す。そして、情報管理装置100aは、このスポンサー情報から、抽選方法、抽選確率、増額値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、全ての閲覧ユーザのユーザNoとこのユーザNoに関連して登録された閲覧確認情報、その他を抽出する。なお、閲覧確認情報には、上述の通り、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。情報管理装置100aは、スポンサー情報から抽出した全てのキーワードの合計値を算出し、その全てのキーワードの合計値にスポンサー情報から抽出した抽選確率を掛け合わせることで、当選の上限値を算出する。例えば、全てのキーワードの合計値が10,000個で、抽選確率が1/10である場合に、当選の上限値は、1,000個となる。情報管理装置100aは、各閲覧ユーザのユーザNoと関連付けながらスポンサー情報から抽出した全てのキーワードに対して、異なる確率で抽選を行う。このとき、情報管理装置100aは、キーワード毎に、「特別に優遇するユーザの条件」や「特別に重み付けするキーワード」などの情報に基づいて、確率を変動させる。これによって、情報管理装置100aは、各キーワードに対して、異なる確率で抽選を行うことができる。情報管理装置100aは、抽選によって当選したキーワードが出る都度、そのキーワードを送信したユーザNoの閲覧ユーザを、当選者と見なす。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。情報管理装置100aは、登録数が当選の上限値に達するまで、この抽選と登録を行い、登録数が当選の上限値に達すると、この抽選と登録を中止する。この後、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から当選者のユーザNoを読み出し、読み出した当選者のユーザNoに基づいて、各当選者にボーナスポイントを付与する。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoに関連付けて当選者に付与したポイントを、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130に登録する。このようにして情報管理装置100aは、第2の方法で抽選を行う。
【0272】
第3の方法で抽選を行う場合、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120からボーナス付与案件のスポンサー情報を読み出す。そして、情報管理装置100aは、このスポンサー情報から、抽選方法、抽選確率、増額値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、全ての閲覧ユーザのユーザNoとこのユーザNoに関連して登録された閲覧確認情報、その他を抽出する。なお、閲覧確認情報には、上述の通り、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。情報管理装置100aは、「特別に優遇するユーザの条件」や「特別に重み付けするキーワード」などの情報に基づいて、各閲覧ユーザのユーザNoと関連付けながらスポンサー情報から抽出した全てのキーワードに対して、ポイントの重み付けを行う。この後、情報管理装置100aは、各閲覧ユーザが送信した全てのキーワードのポイントの合計値を算出する。情報管理装置100aは、全てのキーワードのポイントの合計値が予め定められた値に達する都度、そのキーワードを送信したユーザNoの閲覧ユーザを、当選者と見なす。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。この後、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から当選者のユーザNoを読み出し、読み出した当選者のユーザNoに基づいて、各当選者にボーナスポイントを付与する。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoに関連付けて当選者に付与したポイントを、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130に登録する。このようにして情報管理装置100aは、第3の方法で抽選を行う。
【0273】
情報管理装置100aは、S242で、S241における抽選の結果が当たりか否かを判定する。抽選の結果が当たりであると判定されると、工程は、S243に進む。他方、抽選の結果が当たりでないと判定されると、工程は、S244に進む。
【0274】
抽選の結果が当たりであると判定されると、情報管理装置100aは、S243で、ボーナスポイントを含む予め定められたポイント、具体的には、通常のポイントとボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、ボーナスポイントのみでもよい)を閲覧ユーザに付与する。この後、工程は、S255に進む。
【0275】
抽選の結果が当たりでないと判定されると、情報管理装置100aは、S244で、予め定められた通常のポイント(すなわち、一提供毎のポイント)を閲覧ユーザに付与する。この後、工程は、S255に進む。
【0276】
以上の通り、実施例4では、情報管理装置100aは、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与することができる。
【0277】
<プログラムについて>
この発明に係るプログラムは、コンピュータにより、上述の情報管理装置を実現するためのものである。
【0278】
すなわち、この発明に係るプログラムは、コンピュータを、情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段として機能させるとともに、当該コンピュータに、情報管理手段をして、ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する条件適合者抽出手段と、ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎にユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成したページをユーザページとしてユーザ情報登録手段に登録し、さらに、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載するユーザページ作成手段と、ユーザページ作成手段によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザとスポンサー情報登録手段に登録されたポイント付与予定者とを比較することによって、閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与するポイント付与手段とを実現させるためのものである。
【0279】
なお、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、条件適合者抽出手段に、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する機能と、ポイント付与手段に、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定する機能と、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0280】
また、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、スポンサー情報登録手段に、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納する機能と、ユーザページ作成手段に、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録手段から当該条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録手段からポイントテーブルを読み出す機能と、当該条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じてポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出する機能と、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0281】
また、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、条件適合者抽出手段に、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する機能と、スポンサー提供情報に添付して条件適合者のユーザ装置に送信するファイルを、スポンサー提供情報に関連付けて、スポンサー情報登録部に登録する機能と、ポイント付与手段に、ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定する機能と、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0282】
また、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、ポイント付与手段に、閲覧ユーザのユーザ装置からスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定する機能と、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0283】
<変更・変形について>
この発明は、前述の実施の形態に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
【0284】
例えば、上述の実施の形態では、情報管理装置100aは、サーバやPCとしたが、専用の装置とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0285】
【図1】この発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の情報管理装置の機能ブロックを示す図である。
【図3】スポンサー情報の一例を示す図である。
【図4】ユーザページの一例を示す図である。
【図5−1】情報管理装置の動作例を示すフローチャート(1)である。
【図5−2】情報管理装置の動作例を示すフローチャート(2)である。
【図6−1】情報管理装置の他の動作例を示すフローチャート(1)である。
【図6−2】情報管理装置の他の動作例を示すフローチャート(2)である。
【図7】ポイントテーブルの一例を示す図である。
【図8】スポンサー提供情報の一例を示す図である。
【図9】スポンサー提供情報の一例を示す図である。
【図10】情報管理装置のさらに他の動作例を示すフローチャートである。
【図11】情報管理装置の接続形態を示す図である。
【図12】先願発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【図13】スポンサー提供情報の一例を示す図である。
【図14】レポートの一例を示す図である。
【図15】先願発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【図16】スポンサー情報の一例を示す図である。
【図17】ユーザ情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0286】
100a …情報管理装置(サーバ)
110 …通信部
120 …スポンサー情報登録部
130 …ユーザ情報登録部
140 …分配費用算出部
150 …支払い処理部
160a …情報管理部
162 …条件適合者抽出手段
164 …ユーザページ作成手段
166 …ポイント付与手段
200 …スポンサー装置(PC、双方向TV放送装置、etc.)
300 …ユーザ装置(携帯電話、PC、双方向TV、etc.)
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報の送り手となるスポンサーから情報の受け手となるユーザに提供される情報の送信を管理する情報管理装置、情報管理方法、および当該情報管理装置を実現するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
様々な商品やサービスの提供者(以下、スポンサーと称する)は、テレビで広告を流すことによって、当該商品やサービスに関する情報を不特定多数のユーザに提供していた。
【0003】
その一方で、スポンサーは、ネットワークを介して、各ユーザの携帯電話やパーソナルコンピュータなどの電子機器(以下、ユーザ装置と称する)に広告を送信するようにもなってきた(特許文献1参照)。
【0004】
例えば、特許文献1では、スポンサーは、以下のようにして、ユーザ装置に広告を送信している。すなわち、スポンサーは、ユーザ装置に広告を送信する場合に、広告をサービス提供サーバ装置と称される情報管理装置に登録する。これにより、サービス提供サーバ装置は、広告のリストを、利用者端末と称されるユーザ装置に送信する。利用者端末は、サービス提供サーバ装置から広告のリストを受信すると、当該リストを表示手段に表示する。これにより、ユーザは、広告のリストを閲覧することができる。ユーザは、広告のリストを閲覧すると、利用者端末の入力手段を操作し、当該リストの中から所望の広告を指定する。すると、利用者端末は、当該広告を指定する情報をサービス提供サーバ装置に送信する。サービス提供サーバ装置は、利用者端末から広告を指定する情報を受信すると、指定された広告を利用者端末に送信する。利用者端末は、サービス提供サーバ装置から広告を受信すると、当該広告を表示手段に表示する。これにより、ユーザは、所望の広告を閲覧することができる。
【0005】
ところで、特許文献1では、サービス提供サーバ装置は、広告を利用者端末に送信するときに、ポイント(以下、特許文献1のポイントと称する)をユーザに付与している。この特許文献1のポイントは、広告主であるスポンサーまたはサーバの管理者によって提示される報酬と交換することができる。この報酬は、懸賞の応募や、電話料金の値下げ、ユーザがスポンサー提供の有料サービスを利用した場合の利用料の割り引きなどである。
【0006】
しかしながら、特許文献1のポイントは、現金と異なり、用途が広告主であるスポンサーまたはサーバの管理者によって提示される報酬との交換に限定されている。そのため、特許文献1のポイントは、現金のような利便性がなかった。また、特許文献1のポイントは、懸賞の応募以外の報酬に交換する場合に、ユーザが利用した有料サービスの利用料よりも低い価値の報酬としか交換できなかった。
【0007】
したがって、特許文献1には、現金のような利便性を持つポイント(すなわち、用途が限定されていないポイント)をユーザに付与するという思想や、ユーザが利用した有料サービスの利用料よりも高い価値のポイントをユーザに付与することを可能にするという思想がなかった。
【0008】
そこで、この出願の発明者は、ポイントの利便性の向上を図る発明をなし、その発明につき本出願人は、2004年10月29日に、特願2004−315292号として出願し、さらに、2005年7月14日に、その特願2004−315292号に基づいて、特願2005−206209号として優先権主張出願した。
【0009】
特願2005−206209号として出願した発明(以下、先願発明と称する)は、代行業者によって使用される情報管理装置に関するものであり、ポイントに現金と同等の価値を持たせるために、ポイントの価値を裏付ける原資を確保し、その原資の一部を、スポンサー提供情報を閲覧したユーザ(以下、閲覧ユーザと称する)に分配する。具体的には、先願発明の情報管理装置は、スポンサーから代行業者に支払われるスポンサー費用を原資とし、スポンサー費用の一部を閲覧ユーザに分配する。これにより、先願発明の情報管理装置は、現金と同等の価値を持つポイントを閲覧ユーザに付与することができる。なお、代行業者とは、スポンサーに代わって、スポンサー提供情報をユーザに送信する業者を意味する。また、スポンサー提供情報とは、スポンサーがユーザに提供する、広告やアンケートなどのサービス情報を意味する。
【0010】
以下に、図11〜図17を参照して、先願発明の情報管理装置の概要を説明する。
【0011】
図11は、情報管理装置の接続形態を示す図である。
【0012】
図11(A)に示すように、情報管理装置100は、通信網400を介して、複数のスポンサー装置200および複数のユーザ装置300と接続する。または、図11(B)に示すように、情報管理装置100は、情報管理部160がスポンサー装置200と同様の処理を代行する機能を有する場合に、通信網400を介して、複数のユーザ装置300とのみ接続する。
【0013】
なお、情報管理装置100とは、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する装置を意味する。情報管理装置100は、例えば、サーバや、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)などの電子機器である。情報管理装置100は、主に、代行業者によって使用される。なお、代行業者は、情報管理装置100を用いて代行業務を運営する運営会社(運営会社の従業員を含む)であるとともに、情報管理装置100の管理者でもある。以下、代行業者を、運営会社または管理者と称する場合もある。なお、メールの送受信においては、従来と同様、情報管理装置100とスポンサー装置200とユーザ装置300との間には、図示しない複数のプロバイダーが介在している。
【0014】
また、スポンサー装置200とは、情報の送り手となるスポンサーによって使用される装置を意味する。スポンサー装置200は、例えば、サーバや、PC、双方向テレビの放送装置(以下、双方向TV放送装置と称する)、その他の電子機器である。
【0015】
また、ユーザ装置300とは、情報の受け手となるユーザによって使用される装置を意味する。ユーザ装置300は、例えば、携帯電話や、PC、双方向テレビの受像機(以下、双方向TVと称する)、その他の電子機器である。
【0016】
図12は、先願発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【0017】
図12に示すように、情報管理装置100は、種々の情報を記憶する記憶部105と、スポンサー装置200やユーザ装置300などの外部の機器と通信するための通信部110と、ユーザに分配する費用(以下、分配費用と称する)を算出する分配費用算出部140と、ユーザへの分配費用の支払い処理を行う支払い処理部150と、スポンサー提供情報の送信の管理や各種の処理を行う情報管理部160と、コンピュータ全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う制御部170と、管理者が指令を与えたり或いは必要な情報を入力する各種の装置(例えば、キーボードやマウス、スキャナ、各種記憶媒体の読取/書込装置、その他)によって構成される入力部180と、情報を出力する各種の装置(例えば、ディスプレイやプリンタ、その他)によって構成される出力部190とを有している。なお、記憶部105は、種々の情報を読み出し自在に書き込むRAM、および、読み出し専用のROMによって構成される。この記憶部105は、内部に、スポンサー自体に関する法人情報(以下、スポンサー情報という)を登録するスポンサー情報登録部120と、ユーザ自体に関する個人情報(以下、ユーザ情報という)を登録するユーザ情報登録部130とを備えている。情報管理装置100は、入力部180から入力される情報や、他の装置(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300など)から通信部110を経て様々な情報を受信する場合に、受信した情報を、記憶部105に一時記憶する。そして、その後、情報管理装置100は、記憶部105から受信した情報を読み出して、読み出した情報に基づいて、後述の管理プログラム501によって規定される各種の処理(例えば、受信した情報の出力部190のディスプレイへの表示など)を行う。以下、この動作に関する説明については、省略する。
【0018】
なお、スポンサー装置200は、種々の情報を記憶する記憶部205と、情報管理装置100と通信するための通信部210と、様々な情報(例えば、スポンサー情報や、スポンサー提供情報、契約の更新情報、その他)の送受信の管理や各種の処理を行う情報処理部260と、スポンサー装置200全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う制御部270と、情報を入力する各種の装置(例えば、キーボードやマウス、スキャナ、各種記憶媒体の読取/書込装置、その他)によって構成される入力部280と、スポンサーが指令を与えたり或いは必要な情報を出力する各種の装置(例えば、ディスプレイやプリンタ、その他)によって構成される出力部290とを有している。なお、記憶部205は、種々の情報を読み出し自在に書き込むRAM、および、読み出し専用のROMによって構成される。スポンサー装置200は、入力部280から入力される情報や、他の装置(例えば、情報管理装置100やユーザ装置300など)から通信部210を経て様々な情報を受信する場合に、受信した情報を、記憶部205に一時記憶する。そして、その後、スポンサー装置200は、記憶部205から受信した情報を読み出して、読み出した情報に基づいて、上述のプログラムによって規定される各種の処理(例えば、受信した情報の出力部290のディスプレイへの表示など)を行う。以下、この動作に関する説明については、省略する。
【0019】
また、ユーザ装置300は、種々の情報を記憶する記憶部305と、情報管理装置100と通信するための通信部310と、様々な情報(例えば、ユーザ情報や、スポンサー提供情報、その他)の送受信の管理や各種の処理を行う情報処理部360と、ユーザ装置300全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う制御部370と、情報を入力する各種の装置(例えば、キーボードやマウス、スキャナ、CD−ROMやDVDなどの各種記憶媒体の読取/書込装置、その他)によって構成される入力部380と、ユーザが指令を与えたり或いは必要な情報を出力する各種の装置(例えば、ディスプレイやプリンタ、その他)によって構成される出力部390とを有している。なお、記憶部305は、スポンサー装置200の記憶部205と同様に、種々の情報を読み出し自在に書き込むRAM、および、読み出し専用のROMによって構成される。ユーザ装置300は、スポンサー装置200と同様に、入力部380から入力される情報や、他の装置(例えば、情報管理装置100やスポンサー装置200など)から通信部310を経て様々な情報を受信する場合に、受信した情報を、記憶部305に一時記憶する。そして、その後、ユーザ装置300は、記憶部305から受信した情報を読み出して、読み出した情報に基づいて、上述のプログラムによって規定される各種の処理(例えば、受信した情報の出力部390のディスプレイへの表示など)を行う。以下、この動作に関する説明については、省略する。
【0020】
情報管理装置100は、以下のように動作する。
【0021】
情報管理装置100は、まず、スポンサー登録とユーザ登録とを行う。なお、スポンサー登録とは、スポンサー情報を情報管理装置100に登録することを意味する。情報管理装置100は、スポンサー装置200からスポンサー情報を取得して、取得したスポンサー情報をスポンサー情報登録部120に登録する。なお、登録されたスポンサー情報には、スポンサーから代行業者に支払われる費用に関する金額情報(以下、単にスポンサー費用と称する)が含まれており、情報管理装置100はこのスポンサー費用に応じて定まる提供回数(または提供量)の代行業務(すなわち、ユーザへのスポンサー提供情報の送信)を行う。また、ユーザ登録とは、ユーザ情報を情報管理装置100に登録することを意味する。情報管理装置100は、ユーザ装置300からユーザ情報を取得して、取得したユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。
【0022】
情報管理装置100は、スポンサー登録とユーザ登録とを行うと、代行業務(すなわち、ユーザへのスポンサー提供情報の送信)を行う。代行業務は、主に、ユーザが情報管理装置100にアクセスして、閲覧を希望するスポンサー提供情報を指定することによって行われる。このとき、情報管理装置100は、ユーザが指定したスポンサー提供情報をスポンサー装置200から取得してユーザ装置300に送信する。または、情報管理装置100は、スポンサー提供情報がスポンサー情報登録部120に登録されている場合に、ユーザが指定したスポンサー提供情報をスポンサー情報登録部120から読み出してユーザ装置300に送信する。これにより、ユーザ装置300の出力部390のディスプレイは、例えば図13(A)または(B)に示す画面を表示する。
【0023】
なお、図13(A)および(B)は、スポンサー提供情報の一例を示す図である。図13(A)は、広告の形態をしたスポンサー提供情報の一例を示しており、図13(B)は、アンケートの形態をしたスポンサー提供情報の一例を示している。
【0024】
図13(A)に示す例では、ユーザ装置300は、モーターショーの開催をユーザに通知する文章と、ボックス欄へのキーワードの入力をユーザに要請する文章と、キーワードを入力するボックス欄と、「閲覧確認送信」キーとを有する画面を表示している。なお、「閲覧確認送信」キーとは、ボックス欄に入力されたキーワードを情報管理装置300に送信するためのキーを意味する。ユーザ装置300は、ユーザがボックス欄にキーワード(以下、返信用のキーワードと称する)を入力して「閲覧確認送信」キーを押下すると、返信用のキーワードを情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、ユーザ装置300から、返信用のキーワードを取得すると、返信用のキーワードとスポンサー情報登録手段に登録された複数のキーワードとを比較する。そして、情報管理装置100は、返信用のキーワードがスポンサー情報登録手段に登録された複数のキーワードのいずれかに一致する場合に、ユーザがスポンサー提供情報を閲覧したと判定して、返信用のキーワードを閲覧確認情報としてスポンサー情報登録部120またはユーザ情報登録部130に格納する。
【0025】
図13(B)に示す例では、ユーザ装置300は、車に対する質問の文章と、ユーザがチェックした場合に「レ」点が入力されるチェック欄と、「アンケート回答送信」キーとを有する画面を表示している。なお、「アンケート回答送信」キーとは、チェック欄に入力された「レ」点の位置情報をアンケートの回答情報として情報管理装置300に送信するためのキーを意味する。ユーザ装置300は、ユーザがチェック欄に「レ」点を入力して「閲覧確認送信」キーを押下すると、「レ」点の位置情報をアンケートの回答情報として情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、ユーザ装置300から、アンケートの回答情報を取得すると、ユーザがスポンサー提供情報を閲覧したと判定して、アンケートの回答情報を閲覧確認情報としてスポンサー情報登録部120またはユーザ情報登録部130に格納する。
【0026】
情報管理装置100は、ユーザがスポンサー提供情報を閲覧したと判定される度に、情報管理部160によって、予め定められた値のポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0027】
また、情報管理装置100は、分配費用算出部140によって、閲覧ユーザに付与されたポイントの積算値に基づいて、閲覧ユーザに分配すべき分配費用を算出する。そして、情報管理装置100は、支払い処理部150によって、スポンサー費用を原資として、算出された分配費用の支払い処理(すなわち、閲覧ユーザのユーザ装置300への算出された分配費用の送信)を実行する。
【0028】
また、情報管理装置100は、予め定められたタイミングで、情報管理部160によって、例えば図14に示すレポートを作成してスポンサー装置200に送信する。なお、図14は、レポートの一例を示す図である。予め定められたタイミングとは、例えば、提供期間が終了する場合(または、終了した場合)や、提供回数が上限値に達する場合(または、達した場合)、スポンサー費用に応じて設定された分配費用の上限値を超過する場合(または、超過した場合)などである。
【0029】
図15は、先願発明の情報管理装置の機能ブロックを示す図である。
【0030】
図15に示すように、情報管理装置100として機能するサーバは、処理部として機能するマイクロプロセッサーユニット(以下、MPUと称する)101、各種の情報を一時的に記憶する記憶部として機能するランダムアクセスメモリ(以下、RAMと称する)102、各種の情報を恒久的に記憶する記憶部として機能するリードオンリメモリ(以下、ROMと称する)103、恒常的な情報を記憶する記憶部として機能するハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)104、各部位に電源を供給する電源部109や、各種の情報を入力する入力部180、各種の情報を出力する出力部190などを有する。
【0031】
なお、サーバは、入力部180の入力手段(例えば、各種記憶媒体の読取/書込装置など)を介して、プログラム媒体500に格納された管理プログラム501を読み取ることによって、以下のような機能手段を内部に構築する。これにより、サーバは、情報管理装置100として機能することになる。なお、管理プログラム501は、各種の情報(例えば、スポンサー情報やユーザ情報、スポンサー提供情報、その他)の送受信や管理に必要な様々な制御を実行させるためのプログラムである。
【0032】
サーバが内部に構築する機能手段としては、通信部110、分配費用算出部140、支払い処理部150、情報管理部160、制御部170、情報管理装置100と外部の機器(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300、その他)との間で送受信された様々な情報に関する通信記録情報を格納する送受信記録格納部107,107’、スポンサー情報登録部120,120’、ユーザ情報登録部130,130’などがある。
【0033】
通信部110、分配費用算出部140、支払い処理部150、情報管理部160、および制御部170は、MPU101に構築された機能手段である。
【0034】
通信部110は、上述の通り、スポンサー装置200やユーザ装置300などの外部の機器と通信する機能手段である。通信部110は、周知の通り、情報の送信および受信を制御する。通信部110は、有線形式または無線形式の入出力インターフェース(図示せず)によって、外部の機器と通信する。
【0035】
分配費用算出部140は、上述の通り、分配費用を算出する機能手段である。分配費用算出部140は、管理プログラム501によって機能する。
【0036】
支払い処理部150は、上述の通り、ユーザへの分配費用の支払い処理を行う機能手段である。支払い処理部150は、管理プログラム501によって機能する。
【0037】
情報管理部160は、上述の通り、スポンサー提供情報の送信の管理や各種の処理を行う機能手段である。なお、情報管理部160は、各種の処理を行うためのタイマーを有する。情報管理部160は、管理プログラム501によって機能する。
【0038】
制御部170は、上述の通り、コンピュータ全体の制御(例えば、プログラムの命令の解読やコンピュータの動作に必要な各種のデータの処理、タイミング制御など)を行う機能手段である。
【0039】
送受信記録格納部107とスポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130は、RAM102に構築された機能手段である。また、送受信記録格納部107’とスポンサー情報登録部120’とユーザ情報登録部130’は、HDD104に構築された機能手段である。
【0040】
なお、RAM102に構築された送受信記録格納部107とスポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130は、必要性の高い、比較的新しい情報を格納する。例えば、送受信記録格納部107は、情報管理装置100が外部の機器(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300、その他)との間で様々な情報を送受信する都度、送受信した情報に関する通信記録情報を格納する。また、スポンサー情報登録部120は、スポンサーとの契約が有効となっているスポンサー情報(すなわち、スポンサー提供情報の提供期間が残っているスポンサー情報や、スポンサー提供情報の送信停止を意味するフラグ(以下、送信停止フラグと称する)が記録されていないスポンサー情報など)を更新可能な状態で格納する。また、ユーザ情報登録部130は、スポンサー提供情報の送信が可能なユーザ情報(すなわち、送信停止フラグが記録されていないユーザ情報など)を更新可能な状態で格納する。
【0041】
これに対して、HDD104に構築された送受信記録格納部107’とスポンサー情報登録部120’とユーザ情報登録部130’は、不要となった、過去の情報を格納する。例えば、送受信記録格納部107’は、所定期間経過後の、情報管理装置100とスポンサー装置200との間でまたは情報管理装置100とユーザ装置300との間で送受信された各種の情報を格納する。また、スポンサー情報登録部120’は、スポンサーとの契約が失効となっているスポンサー情報(すなわち、スポンサー提供情報の提供期間が切れたスポンサー情報や、送信停止フラグが記録されているスポンサー情報など)を格納する。また、ユーザ情報登録部130’は、スポンサー提供情報の送信が不可能なユーザ情報(すなわち、送信停止フラグが記録されているユーザ情報など)や、分配費用の支払いが処理済みとなっているユーザ情報を格納する。なお、スポンサー情報登録部120’は、スポンサーとの契約が失効となっているスポンサー情報に限らず、全てのスポンサー情報を格納することも可能である。また、ユーザ情報登録部130’は、スポンサー提供情報の送信が不可能なユーザ情報に限らず、全てのユーザ情報を格納することも可能である。
【0042】
送受信記録格納部107,107’は、情報管理装置100と外部の機器(例えば、スポンサー装置200やユーザ装置300、その他)との間で送受信された様々な情報に関する通信記録情報を格納するメモリ領域である。
【0043】
送受信記録格納部107,107’に記録される通信記録情報は、例えば、スポンサー装置200からスポンサー情報やスポンサー提供情報を受信した場合の当該スポンサー情報やスポンサー提供情報、ユーザ装置300からアクセスを受けた場合のアクセス履歴、ユーザ装置300から特定のスポンサー提供情報の送信依頼をする情報を受信した場合の特定情報依頼履歴、ユーザ装置300にスポンサー提供情報を送信した場合の送信済スポンサー提供情報(または送信済スポンサー提供情報を特定することが可能な情報)、ユーザ装置300からユーザ情報や閲覧確認情報を受信した場合の当該ユーザ情報や閲覧確認情報などである。これらの通信記録情報は、送受信記録格納部107にヘッダー情報とともに一時記憶される。その後、通信記録情報は、情報管理部160によって、そのヘッダー情報が識別される。これによって、どの通信記録情報が、どの契約Noのスポンサー情報に対応するのかが判別される。そして、各通信記録情報は、情報管理部160によって、各契約Noのスポンサー情報に対応づけられながら、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130の一方または両方に登録される。
【0044】
なお、送受信記録格納部107は、各通信記録情報が格納してから所定期間経過すると、所定期間経過した通信記録情報を送受信記録格納部107’に送信して送受信記録格納部107’に格納させるとともに、自身から消去する。
【0045】
スポンサー情報登録部120,120’は、スポンサー情報を登録するメモリ領域である。スポンサー情報登録部120,120’は、管理者がスポンサーと運営会社(代行業者)との間で交わされた契約書や覚え書、その他の書面に記載された情報を情報管理装置100の入力部180の読取手段(例えば、スキャナなど)に読み取らせることによって情報管理装置100に入力したスポンサー情報を、登録する。または、スポンサー情報登録部120,120’は、管理者が契約書や覚え書、その他の書面に記載された情報を目で確認して情報管理装置100の入力部180の入力手段(例えば、キーボードやマウスなど)を操作することによって入力したスポンサー情報を、登録する。または、スポンサー情報登録部120,120’は、情報管理装置100が通信部110によってスポンサー装置200から受信したスポンサー情報を、登録する。
【0046】
なお、スポンサー情報登録部120は、各スポンサー情報が失効になると(すなわち、スポンサー提供情報の提供期間が切れたり、送信停止フラグが記録されると)、失効したスポンサー情報をスポンサー情報登録部120’に送信してスポンサー情報登録部120’に格納させるとともに、自身から消去する。ただし、スポンサー情報登録部120は、送信停止フラグが記録されたスポンサー情報であっても、レポートに対するスポンサーからの応答情報(すなわち、契約を更新する旨の情報、または、契約を更新しない旨の情報など)がない場合は、スポンサーとの契約の失効が確定していないものとし、管理者によってスポンサーとの契約の失効が確定されるまで、そのスポンサー情報を格納し続ける。
【0047】
図16は、スポンサー情報登録部120に登録されたスポンサー情報の一例を示す図である。なお、スポンサー情報登録部120’に登録されるスポンサー情報も、図16と同様の構成になっている。
【0048】
図16は、「契約No」や、「スポンサーNo」、「項目」、「データ」などの欄が形成されたスポンサー情報を示している。
【0049】
「契約No」欄は、スポンサーと運営会社との間の契約毎に割り当てられた番号(以下、契約Noと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、スポンサーと運営会社との間で契約が交わされる毎に(または、スポンサーが運営会社にスポンサー提供情報のユーザへの提供依頼をする毎に)、シリアルな番号を採取し、採取した番号を契約Noとして、スポンサー情報登録部120に登録されたスポンサー情報の「契約No」欄に登録する。なお、契約Noは、同じスポンサーであっても、契約毎に異なる番号となる。
【0050】
「スポンサーNo」欄は、各スポンサーに割り当てられた番号(以下、スポンサーNoと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、シリアルな番号を採取し、採取した番号をスポンサーNoとして、スポンサー情報登録部120に登録されたスポンサー情報の「スポンサーNo」欄に登録する。なお、スポンサーNoは、契約Noが異なっても、同じスポンサーであれば、同じ番号となる。
【0051】
また、図16は、契約No毎に、「項目」欄に、「名称」欄や、「代表者」欄、「担当者」欄、「電話番号」欄、「FAX番号」欄、「URL」欄、「メールアドレス」欄、「スポンサー費用」欄、「分配上限比率」欄、「分配費用の上限値(総額)」欄、「提供回数(予測値)」欄、「提供期間」欄、「分配費用の合計」欄、「設定条件1」〜「設定条件10」欄、「通信履歴」欄、「送信停止」欄、その他の欄が形成されたスポンサー情報を示している。
【0052】
「名称」欄や、「代表者」欄、「担当者」欄、「電話番号」欄、「FAX番号」欄、「(ホームページの)URL」欄、「(電子)メールアドレス」欄などは、スポンサーに固有な情報を登録する欄である。
【0053】
「スポンサー費用」欄は、スポンサー費用を登録する欄である。スポンサー費用は、スポンサーがスポンサー提供情報(すなわち、広告やアンケートなどのサービス情報)をユーザに送信してもらう代価として代行業者(すなわち、運営会社)に支払う費用である。
【0054】
「分配上限比率」欄は、スポンサー費用の中から分配費用としてユーザに分配する上限の比率(以下、分配上限比率と称する)を登録する欄である。分配上限比率は、スポンサーの指示に基づいて、または、スポンサー費用の額に応じて、管理者によって適宜設定される。
【0055】
「分配費用の上限値(総額)」欄は、スポンサー費用の中から分配費用としてユーザに分配する総額の上限値(以下、分配費用の上限値と称する)を登録する欄である。分配費用の上限値は、情報管理部160がスポンサー費用情報と分配上限比率とを掛け合わせることによって算出される。
【0056】
「提供回数(予測値)」欄は、スポンサー提供情報の提供回数の予測値を登録する欄である。提供回数の予測値は、スポンサー費用に応じて定まる情報である。提供回数の予測値は、情報管理部160(または管理者)がスポンサー費用情報に基づいて算出された分配費用の上限値を後述の「一提供毎の付与ポイント」の平均値で割ることによって算出される。情報管理部160は、スポンサー提供情報の提供回数がスポンサー情報登録部120に登録された提供回数の予測値を超過した場合に、ユーザ装置300へのスポンサー提供情報の送信を停止する。
【0057】
「提供期間」欄は、スポンサー提供情報の提供期間を登録する欄である。提供期間は、スポンサー費用に応じて定まる情報である。提供期間は、管理者によってスポンサー費用に応じて適宜設定される。情報管理部160は、スポンサー提供情報の提供期間がスポンサー情報登録部120に登録された提供期間を超過した場合に、ユーザ装置300へのスポンサー提供情報の送信を停止する。
【0058】
なお、情報管理装置100は、「名称」欄や、「代表者」欄、「担当者」欄、「電話番号」欄、「FAX番号」欄、「(ホームページの)URL」欄、「メールアドレス」欄、「スポンサー費用」欄、「提供期間」欄などに登録する情報を、スポンサー装置200から電子情報として取得することができる。
【0059】
「設定条件」欄は、スポンサー提供情報を送信するユーザを抽出するために、スポンサーによって設定された条件を登録する欄である。
【0060】
「通信履歴」欄は、情報管理装置100とスポンサー装置200との間で送受信された通信履歴や、情報管理装置100とユーザ装置300との間の送受信された通信履歴を登録する欄である。通信履歴には、提供日時や、スポンサー提供情報を送信した宛先のユーザNo、分配費用、支払い処理日、支払い方法などの情報を含めることができる。情報管理部160は、契約No毎に、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信した場合や、ユーザ装置300からユーザからの応答情報(すなわち、返信用のキーワードやアンケートの回答情報など)を受信した場合、ユーザへの分配費用を算出した場合、ユーザに分配費用を支払った場合などに、これらの通信履歴をスポンサー情報登録部120に登録する。
【0061】
「送信停止」欄は、スポンサー提供情報の送信を停止する場合に、管理者によって予め定められた、送信停止フラグ(すなわち、スポンサー提供情報の送信停止を意味するフラグ)を登録する欄である。以下、送信停止フラグが登録されたスポンサーと送信停止フラグが登録されていないスポンサーとを区別する場合に、前者を送信停止スポンサーと称し、後者を送信継続スポンサーと称する。
【0062】
図16は、契約Noが「7043」のスポンサー情報として、スポンサーNoが「1678ba」、名称が「○○○○株式会社」、代表者が「××××」、担当者が「××××」、電話番号が「03−××××−××××」、FAX番号が「03−××××−××××」、URLが「http://www.a01.co.jp」、メールアドレスが「aabbcc@xxyy.ne.jp」、スポンサー費用が「1,000,000円」、分配上限比率が「75%」、分配費用の上限値が「750,000円」、提供回数の予測値が「2500回」、提供期間が「20040701〜20040930」、分配費用の合計が「526,550円」となっていることを示している。
【0063】
また、図16は、契約Noが「7043」のスポンサー情報の設定条件1〜3として、抽出するユーザの結婚歴が「未婚」、性別が「男性」、住所が「東京」または「埼玉」となっていることを示している。
【0064】
また、図16は、契約Noが「7043」のスポンサー情報として、通信履歴が「××××××」、送信停止が空白(すなわち、存在せず)となっていることを示している。
【0065】
ユーザ情報登録部130,130’は、ユーザ情報を登録するメモリ領域である。ユーザは、ユーザ装置300の入力部380の入力手段(例えば、キーボードやマウスなど)を操作してユーザ情報を入力する。すると、ユーザ装置300は、情報処理部360における処理によって、通信部310を介して、ユーザ情報を情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、ユーザ装置300から送信されたユーザ情報を通信部110で受信し、受信したユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。なお、ユーザ情報登録部130は、スポンサー提供情報の送信が不可能になると、そのユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130’に送信してユーザ情報登録部130’に登録させた後、そのユーザのユーザ情報を消去する。
【0066】
なお、ユーザ情報登録部130に格納されたユーザ情報は、各ユーザ情報がスポンサー提供情報を受け付けなくなると(すなわち、送信停止フラグが記録されると)、受け付けなくなったユーザ情報をユーザ情報登録部130’に送信してユーザ情報登録部130’に格納させるとともに、自身から消去する。ただし、ユーザ情報登録部130は、送信停止フラグが記録されたユーザ情報であっても、分配費用の支払いが未処理となっている場合は、分配費用の支払いが処理されるまで、そのユーザ情報を格納し続ける。
【0067】
図17は、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の一例を示す図である。なお、ユーザ情報登録部130’に登録されるユーザ情報も、図17と同様の構成になっている。
【0068】
図17に示す例は、「登録No」や、「ユーザNo」、「項目」、「データ」などの欄が形成されたユーザ情報を示している。
【0069】
「登録No」欄は、ユーザ登録毎に割り当てられた番号(以下、登録Noと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、ユーザ登録される毎に、シリアルな番号を採取し、採取した番号を登録Noとして、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の「登録No」欄に登録する。
【0070】
「ユーザNo」欄は、各ユーザに割り当てられた番号(以下、ユーザNoと称する)を登録する欄である。情報管理部160は、シリアルな番号を採取し、採取した番号をユーザNoとして、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の「ユーザNo」欄に登録する。
【0071】
また、図17は、登録No毎に、「項目」欄に、「一提供毎の付与ポイント」欄や、「未処理積算ポイント」欄、「ポイント換算額」欄、「未処理積算分配費用」欄、「処理済分配費用」欄、「支払い処理履歴」欄、「ニックネーム」欄や、「パスワード」欄、「メールアドレス」欄、「電話番号」欄、「住所エリア」欄、「性別」欄、「年齢」欄、「職業」欄、「年収」欄、「結婚歴」欄、「子供の人数」欄、「持ち家の有無」欄、「車の有無」欄、「趣味」欄、「好きなブランド」欄、「最寄の駅」欄、「よく行くエリア」欄、「支払い方法」欄、「振込先」欄、「振込元」欄、「通信履歴」欄、「送信停止」欄、その他の欄が形成されたユーザ情報を示している。
【0072】
「一提供毎の付与ポイント」欄は、スポンサー提供情報がユーザに提供される毎に、ユーザに付与されるポイント(以下、一提供毎の付与ポイントと称する)を登録する欄である。なお、ユーザは、多くの項目にユーザ情報を登録するほど多くのポイントが得られるようになっている。情報管理装置100は、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信しただけでは、ポイントをユーザに付与しない。その代わりに、情報管理装置100は、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信した後、ユーザからの応答情報(すなわち、返信用のキーワードやアンケートの回答情報など)をユーザ装置300から受信した場合に、ポイントをユーザに付与する。
【0073】
「未処理積算ポイント」欄は、ユーザへの分配費用の支払いが未処理となっている、ユーザが獲得したポイントの積算値(以下、未処理積算ポイントと称する)を登録する欄である。
【0074】
「ポイント換算額」欄は、ポイントに対する現金(例えば、円)の換算額(以下、ポイント換算額と称する)を登録する欄である。なお、「ポイント換算額」欄は、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130の両方に形成することも可能である。例えば、スポンサーとユーザが異なる国に属する場合に、「ポイント換算額」欄に格納されるポイント換算額は、スポンサーとユーザが、それぞれ、属する国の通貨単位の額となる。情報管理装置100の分配費用算出部140は、為替相場における日々の変動に応じて、ポイント換算額を、一方の国(例えば、ユーザの国)の通貨単位の額から他方の国(例えば、スポンサーの国)の通貨単位の額に変換して用いることになる。
【0075】
「未処理積算分配費用」欄は、ユーザへの支払いが未処理となっている、ユーザが獲得した分配費用の積算金額(以下、未処理積算分配費用と称する)を登録する欄である。未処理積算分配費用は、情報管理部160が未処理積算ポイントとポイント換算額とを掛け合わせることによって算出される。
【0076】
「処理済分配費用」欄は、ユーザへの支払いがなされた分配費用の合計を登録する欄である。
【0077】
「支払い処理履歴」欄は、ユーザへの分配費用の支払いを処理した履歴を登録する欄である。
【0078】
「ニックネーム」欄や、「パスワード」欄、「メールアドレス」欄、「電話番号」欄、「住所エリア」欄、「性別」欄、「年齢」欄、「職業」欄、「年収」欄、「結婚歴」欄、「子供の人数」欄、「持ち家の有無」欄、「車の有無」欄、「趣味」欄、「好きなブランド」欄、「最寄の駅」欄、「よく行くエリア」欄などは、ユーザに固有な情報を登録する欄である。
【0079】
「支払い方法」欄は、ユーザへの分配費用の支払い方法を登録する欄である。支払い方法は、分配費用を電子マネーとしてユーザ装置300に送信する「ダイレクト」と、分配費用をユーザによって指定された金融機関の口座に振り込む「口座振込」とがある。
【0080】
「振込先」欄は、支払い方法が「口座振込」となる場合に、分配費用の振込先となる金融機関の口座を登録する欄である。
【0081】
「振込元」欄は、支払い方法が「口座振込」となる場合に、分配費用の振込元を登録する欄である。振込元は、ユーザによって設定されるが、空白(すなわち、存在せず)にすることもできる。この場合、情報管理装置100が、運営会社の社名を登録することになる。
【0082】
「通信履歴」欄は、情報管理装置100とユーザ装置300との間の送受信された通信履歴を登録する欄である。通信履歴には、提供日時や、提供先ユーザNo、分配費用、支払い処理日、支払い方法などの情報を含めることができる。情報管理部160は、登録No毎に、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信した場合や、ユーザ装置300からユーザからの応答情報(すなわち、返信用のキーワードやアンケートの回答情報など)を受信した場合、ユーザへの分配費用を算出した場合、ユーザに分配費用を支払った場合などに、これらの通信履歴をスポンサー情報登録部120に登録する。
【0083】
「送信停止」欄は、スポンサー提供情報の送信を停止する場合に、送信停止フラグを登録する欄である。情報管理部160は、例えば、ユーザ装置300がスポンサー提供情報を受信しなくなった場合に、送信停止フラグを、ユーザ情報登録部130に登録されたユーザ情報の「送信停止」欄に登録する。
【0084】
図17は、登録Noが「257,896」のユーザ情報として、ユーザNoが「15681a」、一提供毎の付与ポイントが「150ポイント」、未処理の積算ポイントが「3,000ポイント」、ポイント換算額が「1ポイント=1円」、未処理の積算分配費用が「3,000円」、処理済みの分配費用が「0円」、支払い処理履歴が空白(すなわち、存在せず)、ニックネームが「××××」、パスワードが「××××」、電子メールアドレスが 「ddeeff@yyzz.ne.jp」、電話番号が「03−××××−××××」、住所エリアが「東京」、性別が「男」、年齢が「26」、職業が「会社員」、年収が「501〜750万円」、結婚歴が「未婚」、子供の人数が「0」、持ち家の有無が「無し」、車の有無が「無し」、趣味が「××××」、好きなブランドが「××××」、最寄の駅が「××××」、よく行くエリアが「××××」、支払い方法が「ダイレクト」、振込先が空白(すなわち、存在せず)、振込元が空白(すなわち、存在せず)、通信履歴が空白(すなわち、存在せず)、送信停止が空白(すなわち、存在せず)となっていることを示している。
【0085】
また、図17は、登録Noが「257897」のユーザ情報として、ユーザNoが「23421b」、支払い方法が「口座振込」、振込先が「○○○○○○」、振込元が「××××××」、過去の通信履歴が「××××」、送信停止が送信停止フラグである「××××」となっていることを示している。
【特許文献1】特開2004−152073号公報(第33段落〜第78段落、図1〜図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0086】
本出願人の先願発明の情報管理装置は、以下に説明するように、閲覧ユーザがスポンサーにとって価値の低いユーザであるにもかかわらず、その価値の低い閲覧ユーザに、高いポイントを付与する場合があった。そのため、この先願発明の情報管理装置には、原資を無駄に消費する場合があるという課題があった。
【0087】
すなわち、この先願発明では、ユーザ情報を登録した項目数が多いユーザほど、価値の高いユーザであると見なしていた。そのため、この先願発明の情報管理装置は、ユーザ情報を登録した項目数が多い閲覧ユーザに、高いポイントを付与していた。
【0088】
しかしながら、スポンサーにとっては、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の高いユーザほど、価値の高いユーザとなり、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の低いユーザほど、価値の低いユーザとなる。以下、スポンサーにとって価値の高いユーザ(すなわち、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の高いユーザ)を、優良ユーザと称し、スポンサーにとって価値の低いユーザ(すなわち、スポンサーの商品やサービスを購入する可能性の低いユーザ)を、非優良ユーザと称する。
【0089】
そのため、この先願発明の情報管理装置は、閲覧ユーザが非優良ユーザであっても、その閲覧ユーザが多くの項目にユーザ情報を登録していれば、価値の高いユーザであると見なしていた。この場合、この先願発明の情報管理装置は、非優良ユーザに高いポイントを付与していた。
【0090】
このように、この先願発明の情報管理装置は、閲覧ユーザが非優良ユーザ(すなわち、スポンサーにとって価値の低いユーザ)であるにもかかわらず、その閲覧ユーザに、高いポイントを付与する場合があった。そのため、この先願発明の情報管理装置には、原資を無駄に消費する場合があるという課題があった。
【0091】
分配可能な原資(すなわち、スポンサー費用の一部)には、限りがある。そのため、情報管理装置では、原資の無駄な消費を防止することが好ましい。原資の無駄な消費を防止するためには、情報管理装置は、非優良ユーザによるスポンサー提供情報の閲覧回数を減らす必要がある。
【0092】
そこで、この発明は、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信する情報管理装置および情報管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0093】
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の情報管理装置は、情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する。
【0094】
そして、この情報管理手段は、条件適合者抽出手段と、ユーザページ作成手段と、ポイント付与手段とを有する。
【0095】
上述の条件適合者抽出手段は、ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出する機能と、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する機能とを備える。
【0096】
上述のユーザページ作成手段は、ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎に、ユーザ装置によって表示されるページを作成する機能と、作成したページをユーザページとしてユーザ情報登録手段に登録する機能と、さらに、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する機能とを備える。
【0097】
上述のポイント付与手段は、ユーザページ作成手段によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザとスポンサー情報登録手段に登録されたポイント付与予定者とを比較することによって、閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定する機能と、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する機能とを備える。
【0098】
この情報管理装置は、ユーザページ作成手段によって、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出手段によって、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。
【0099】
この後、情報管理装置は、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与手段によって、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。具体的には、各登録ユーザは、各自のユーザ装置を操作して、ユーザページの送信を情報管理装置に指示する。情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、ユーザページの送信を指示した登録ユーザのユーザページを、当該登録ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、自身のユーザページをユーザ装置のディスプレイに表示することができる。その結果、当該登録ユーザは、ディスプレイに表示された自身のユーザページに基づいて、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示することができる。ここで、当該登録ユーザがあるスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示したとする。この場合、情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、指示された案件のスポンサー提供情報を当該ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、閲覧を希望するスポンサー提供情報をユーザ装置のディスプレイに表示することができる。当該登録ユーザのユーザ装置は、当該登録ユーザがディスプレイに表示されたスポンサー提供情報を閲覧した場合に、当該スポンサー提供情報を閲覧したことを示す情報(以下、閲覧確認情報と称する)を情報管理装置に送信する。情報管理装置の情報管理手段は、当該登録ユーザのユーザ装置から閲覧確認情報を受信すると、その閲覧確認情報の受信をもって、当該登録ユーザを閲覧ユーザと見なす。この後、情報管理装置のポイント付与手段は、スポンサー情報登録手段から予め登録されたポイント付与予定者の情報を読み出し、読み出したポイント付与予定者の情報に基づいて、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定する。そして、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、情報管理装置のポイント付与手段は、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0100】
請求項2に記載の情報管理装置によれば、条件適合者抽出手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録している。そして、ポイント付与手段は、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0101】
請求項3に記載の情報管理装置によれば、スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納している。そして、ユーザページ作成手段は、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録手段から条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録手段からポイントテーブルを読み出し、条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じてポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する。
【0102】
請求項4に記載の情報管理装置によれば、条件適合者抽出手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録するとともに、スポンサー提供情報に添付して条件適合者のユーザ装置に送信するファイルを、スポンサー提供情報に関連付けて、スポンサー情報登録部に登録する。そして、ポイント付与手段は、ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0103】
請求項5に記載の情報管理装置によれば、スポンサー提供情報は、中に、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含んでいる。そして、ポイント付与手段は、閲覧ユーザのユーザ装置からスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0104】
請求項6に記載の情報管理方法は、請求項1に記載の装置発明と同様に、情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する情報管理装置を用いて、スポンサー提供情報の送信を管理する。
【0105】
そして、この情報管理手段は、条件適合者抽出手段と、ユーザページ作成手段と、ポイント付与手段とを有しており、それぞれ、条件適合者抽出工程と、ユーザページ作成工程と、ポイント付与工程とを実行する。
【0106】
上述の条件適合者抽出工程では、条件適合者抽出手段が、ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、当該条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する。
【0107】
上述のユーザページ作成工程では、ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎にユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成した当該ページをユーザページとしてユーザ情報登録手段に登録し、さらに、条件適合者抽出工程によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する。
【0108】
上述のポイント付与工程では、ポイント付与手段が、ユーザページ作成工程によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザとスポンサー情報登録手段に登録されたポイント付与予定者とを比較することによって、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0109】
この情報管理方法は、ユーザページ作成工程で、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出工程で、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。
【0110】
この後、情報管理方法は、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与工程で、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。具体的には、各登録ユーザは、各自のユーザ装置を操作して、ユーザページの送信を情報管理装置に指示する。情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、ユーザページの送信を指示した登録ユーザのユーザページを、当該登録ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、自身のユーザページをユーザ装置のディスプレイに表示することができる。その結果、当該登録ユーザは、ディスプレイに表示された自身のユーザページに基づいて、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示することができる。ここで、当該登録ユーザがあるスポンサー提供情報の送信を情報管理装置に指示したとする。この場合、情報管理装置の情報管理手段は、この指示に応答して、指示された案件のスポンサー提供情報を当該ユーザのユーザ装置に送信する。これにより、当該登録ユーザは、閲覧を希望するスポンサー提供情報をユーザ装置のディスプレイに表示することができる。当該登録ユーザのユーザ装置は、当該登録ユーザがディスプレイに表示されたスポンサー提供情報を閲覧した場合に、当該スポンサー提供情報を閲覧したことを示す情報(以下、閲覧確認情報と称する)を情報管理装置に送信する。情報管理装置の情報管理手段は、当該登録ユーザのユーザ装置から閲覧確認情報を受信すると、その閲覧確認情報の受信をもって、当該登録ユーザを閲覧ユーザと見なす。この後、情報管理装置のポイント付与手段は、スポンサー情報登録手段から予め登録されたポイント付与予定者の情報を読み出し、読み出したポイント付与予定者の情報に基づいて、当該閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定する。そして、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、情報管理装置のポイント付与手段は、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0111】
請求項7に記載の情報管理装置によれば、請求項2に記載の装置発明と同様に、条件適合者抽出工程では、情報管理手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録している。そして、ポイント付与工程では、情報管理手段は、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0112】
請求項8に記載の情報管理装置によれば、請求項3に記載の装置発明と同様に、スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納している。そして、ユーザページ作成工程では、ユーザページ作成手段は、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録手段から条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録手段からポイントテーブルを読み出し、条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じてポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する。
【0113】
請求項9に記載の情報管理装置によれば、請求項4に記載の装置発明と同様に、条件適合者抽出工程では、条件適合者抽出手段は、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録するとともに、スポンサー提供情報に添付して条件適合者のユーザ装置に送信するファイルを、スポンサー提供情報に関連付けて、スポンサー情報登録部に登録する。そして、ポイント付与工程では、ポイント付与手段は、ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0114】
請求項10に記載の情報管理装置によれば、請求項5に記載の装置発明と同様に、スポンサー提供情報は、中に、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含んでいる。そして、ポイント付与工程では、ポイント付与手段は、閲覧ユーザのユーザ装置からスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0115】
請求項11に記載のプログラムは、コンピュータにより、上述の情報管理装置、すなわち、スポンサー情報登録手段とユーザ情報登録手段と通信手段と情報管理手段とを有し、その中の情報管理手段は、条件適合者抽出手段とユーザページ作成手段とポイント付与手段とを有する情報管理装置を実現する。
【0116】
このプログラムは、ユーザページ作成手段によって、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出手段によって、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載するように、コンピュータを駆動する。この後、プログラムは、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与手段によって、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与するように、コンピュータを駆動する。
【発明の効果】
【0117】
請求項1に記載情報管理装置によれば、閲覧ユーザが予め登録されたポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0118】
この情報管理装置によれば、優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の高いユーザ)となる可能性の高い条件適合者に集中して、ポイントを付与することができる。これにより、優良ユーザは、高いポイントを得ることができ、その結果、高い分配費用を得ることができる。そのため、優良ユーザは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、行動する。具体的には、優良ユーザは、できるだけ多くのタイトル情報が自身のユーザページに掲載されるように、詳細なユーザ情報をユーザ情報登録手段に登録するようになる。また、優良ユーザは、積極的に、自身のユーザページを閲覧して、スポンサー提供情報を受信するようになる。したがって、情報管理装置は、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理装置は、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信することができる。
【0119】
その結果、情報管理装置は、非優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の低いユーザ)に高いポイントを付与するのを防止することができ、原資の無駄な消費を防止することができる。
【0120】
また、請求項2に記載の情報管理装置によれば、閲覧ユーザが予め登録されたボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む予め定められたポイント、具体的には、通常のポイントとボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、ボーナスポイントのみでもよい)を閲覧ユーザに付与する。
【0121】
この情報管理装置によれば、優良ユーザとなる可能性の高い条件適合者に集中して、請求項1に記載の情報管理装置よりも高いポイントを付与することができる。そのため、優良ユーザは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、さらに、積極的に行動する。したがって、この情報管理装置は、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、請求項1に記載の情報管理装置よりも、さらに、優良ユーザに積極的に行動させることができる。
【0122】
また、請求項3に記載の情報管理装置によれば、条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ポイントテーブルに基づいて、条件適合者毎に、ボーナスポイントを算出して、そのボーナスポイントをユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する。
【0123】
この情報管理装置によれば、個々の閲覧ユーザ毎に、異なる値のポイントを付与することができる。
【0124】
請求項4に記載の情報管理装置によれば、閲覧ユーザが添付のファイルを閲覧した場合で、かつ、閲覧ユーザが予め登録されたボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0125】
これにより、この情報管理装置は、ボーナスポイント付与予定者である閲覧ユーザが、スポンサー提供情報に添付されたファイルを閲覧した場合に、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与することができる。
【0126】
請求項5に記載の情報管理装置によれば、閲覧ユーザのユーザ装置から受信した閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0127】
これにより、この情報管理装置は、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与することができる。
【0128】
請求項6に記載の情報管理方法は、請求項1に記載の情報管理装置と同様に、優良ユーザとなる可能性の高い条件適合者に集中して、ポイントを付与することができる。したがって、情報管理方法は、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理方法は、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信することができる。
【0129】
その結果、情報管理方法は、非優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の低いユーザ)に高いポイントを付与するのを防止することができ、原資の無駄な消費を防止することができる。
【0130】
また、請求項7に記載の情報管理方法によれば、請求項2に記載の情報管理装置と同様に、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、請求項6に記載の情報管理方法よりも、さらに、優良ユーザに積極的に行動させることができる。
【0131】
また、請求項8に記載の情報管理方法によれば、請求項3に記載の情報管理装置と同様に、個々の閲覧ユーザ毎に、異なる値のポイントを付与することができる。
【0132】
請求項9に記載の情報管理装置によれば、請求項4に記載の装置発明と同様に、閲覧ユーザが添付のファイルを閲覧した場合で、かつ、閲覧ユーザが予め登録されたボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0133】
これにより、この情報管理方法は、ボーナスポイント付与予定者である閲覧ユーザが、スポンサー提供情報に添付されたファイルを閲覧した場合に、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与することができる。
【0134】
請求項10に記載の情報管理装置によれば、請求項5に記載の装置発明と同様に、閲覧ユーザのユーザ装置から受信した閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0135】
これにより、この情報管理方法は、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与することができる。
【0136】
また、請求項11に記載のプログラムは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報管理装置と同様に、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0137】
以下に、図を参照してこの発明の実施の形態を説明する。なお、各図は、各構成要素を、この発明を理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、この発明は図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
【0138】
なお、この発明は、以下の実施例に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
【0139】
[実施例1]
<情報管理装置の構成について>
以下に、図1と図2を参照して、この発明が適用される情報管理装置の構成について説明する。
【0140】
図1は、この発明の情報管理装置の構成を示す図である。また、図2は、この発明の情報管理装置の機能ブロックを示す図である。なお、図1と図2中、本出願人の上述した先願発明の情報管理装置と同様の構成(図12と図15参照)については、同一の符号を付し、この先願発明の情報管理装置100を情報管理装置100aに読み替えるとともに、この先願発明の情報管理部160を情報管理部160aに読み替えて説明する。なお、情報管理装置100aとスポンサー装置200との間で送受信される情報には、スポンサーを特定するために、スポンサー毎に付されたスポンサーIDが含まれている。情報管理装置100aは、このスポンサーIDを識別することによって、情報を送受信しているスポンサー装置200がどの契約のスポンサーによって使用されている装置であるのかを特定する。これにより、情報管理装置100aは、スポンサー装置200との間で、様々な情報を適正に送受信する。また、同様に、情報管理装置100aとユーザ装置300との間で送受信される情報には、ユーザを特定するために、ユーザ毎に付されたユーザIDが含まれている。情報管理装置100aは、このユーザIDを識別することによって、情報を送受信しているユーザ装置300がどの契約のユーザによって使用されている装置であるのかを特定する。これにより、情報管理装置100aは、ユーザ装置300との間で、様々な情報を適正に送受信する。なお、図16に示すスポンサーNoは、スポンサーIDの一種である。また、図17に示すユーザNoは、ユーザIDの一種である。
【0141】
情報管理装置100aとして機能するサーバは、入力部180の入力手段(例えば、各種記憶媒体の読取/書込装置など)を介してプログラム媒体500aに格納された管理プログラム501aを読み取って実行することによって、先願発明の情報管理装置100と同様の機能手段を内部に構築する(図2参照)。なお、管理プログラム501aは、先願発明の管理プログラム501に、情報管理部160の中に条件適合者抽出手段162とユーザページ作成手段164とポイント付与手段166とを構築する機能を付加したプログラムである。この実施例に係る情報管理装置100aは、先願発明の情報管理装置100と異なり、情報管理部160aの中に、条件適合者抽出手段162とユーザページ作成手段164とポイント付与手段166とが構築される(図1と図2参照)。
【0142】
図1と図2に示す条件適合者抽出手段162は、ユーザ情報登録部130に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出する機能と、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録部120に登録する機能(図3参照)とを備える。
【0143】
図3は、スポンサー情報登録部120に登録された、この実施例のスポンサー情報の一例を示す図である。図3に示すように、この実施例のスポンサー情報は、先願発明のスポンサー情報(図16参照)に、「ポイント付与予定者」欄を付加した構成となっている。なお、図3に示す例では、「ポイント付与予定者」欄に、「15681a:200P,23421b;155P,…」という情報が登録されている。これは、情報管理装置100aが「15681a」というユーザNoのユーザと「23421b」というユーザNoのユーザらをポイント付与予定者として登録しており、さらに、「15681a」というユーザNoのユーザに対して「200P(ポイント)」付与する予定であり、「23421b」というユーザNoのユーザに対して「155P(ポイント)」付与する予定であることを示している。
【0144】
図1と図2に示すユーザページ作成手段164は、ユーザページ作成機能と、ユーザページ登録機能と、タイトル情報掲載機能とを有する。
【0145】
ユーザページ作成機能は、ユーザ情報登録部130に登録された個々の登録ユーザ毎に、ユーザ装置300によって表示されるページを作成する(図4(A)参照)。
【0146】
ユーザページ登録機能は、作成したページをユーザページとしてユーザ情報登録部130に登録する。
【0147】
タイトル情報掲載機能は、条件適合者抽出手段162によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する(図4(B)参照)。
【0148】
図4(A)および(B)は、ユーザページの一例を示す図である。図4(A)は、初期状態のユーザページ、すなわち、ユーザ登録がなされたときに作成されたユーザページ、の例を示しており、図4(B)は、ユーザ登録からしばらく経過した状態のユーザページ、すなわち、スポンサー提供情報のタイトル情報が掲載されたユーザページ、の例を示している。図4(A)に示す例では、ユーザページは、「ポイントNo」欄と「積算ポイント」欄とを有する構成となっている。図4(B)に示す例では、ユーザページは、「ポイントNo」欄と「積算ポイント」欄とを有し、さらに、タイトル情報を掲載する欄とを有する構成となっている。欄の右隅に表示された三角形の矢印を押下することによって、表示がスクロールする。
【0149】
ユーザは、ユーザ装置300の入力部380を操作して、情報管理装置100aにアクセスし、ユーザNoを利用してユーザページの送信の指令を行う。以下、情報管理装置100aにアクセスしているユーザを、アクセスユーザと称する。ユーザページの送信の指令に応答して、情報管理装置100aの情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130からアクセスユーザのユーザページを読み出し、これをアクセスユーザのユーザ装置300に送信する。アクセスユーザのユーザ装置300の情報処理部360は、情報管理装置100aからアクセスユーザのユーザページを受信すると、アクセスユーザのユーザページを記憶部305に記憶するとともに、出力部390のディスプレイに表示する。
【0150】
アクセスユーザは、出力部390のディスプレイに表示されたユーザページを見ながら、閲覧を希望するスポンサー提供情報のタイトル情報(具体的には、図4(B)に示すスポンサー提供情報の「タイトル」、または、スポンサー提供情報に対応付けられた「受信」キーなど)を押下して、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置100aに要請する。これにより、アクセスユーザのユーザ装置300は、アクセスユーザが閲覧を希望しているスポンサー提供情報のタイトル情報を情報管理装置100aに送信する。以下、このアクセスユーザを要請ユーザと称する。また、このとき、送信されたタイトル情報を、要請案件のタイトル情報と称する。また、要請案件のタイトル情報に対応するスポンサー提供情報を、要請案件のスポンサー提供情報と称する。また、要請案件のスポンサー提供情報の送信を代行業者に委託したスポンサーを、要請案件のスポンサーと称する。
【0151】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、後述の第1の方法または第2の方法によって、要請案件のスポンサー提供情報を要請ユーザのユーザ装置300に送信する。なお、第1の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されている場合の方法である。また、第2の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されていない場合の方法である。
【0152】
図1と図2に示すポイント付与手段166は、ポイント付与予定者判定機能と、ポイント付与機能とを有する。
【0153】
ポイント付与予定者判定機能は、ユーザページ作成手段164によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在するか否かを判定する。閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザとスポンサー情報登録部120に登録されたポイント付与予定者とを比較、すなわち、照合することによって、閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定する。
【0154】
ポイント付与機能は、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0155】
上述した閲覧ユーザとポイント付与予定者との比較は、具体的には、閲覧ユーザのユーザNoと図3に示す「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoとの比較によって行われる。なお、上述の「予め定められたポイント」とは、「ポイント付与予定者」欄に登録された、閲覧ユーザのユーザNoに一致するユーザNoのユーザに対して付与する予定であったポイントを意味する。具体的には、「予め定められたポイント」とは、「15681a」というユーザNoのユーザに対して付与する予定であった「200P(ポイント)」や、「23421b」というユーザNoのユーザに対して付与する予定であった「155P(ポイント)」などである。例えば、ポイント付与手段166は、閲覧ユーザがユーザポイント付与予定者としてスポンサー情報登録部120に登録された「15681a」というユーザNoのユーザであると判定されたときに、「200ポイント」を閲覧ユーザに付与する。
【0156】
なお、「ポイント付与予定者」欄は、実施例2で説明するように、「ボーナスポイント付与予定者」欄に置き換えることも可能である。「ボーナスポイント付与予定者」とは、通常のポイント(すなわち、一提供毎の付与ポイント)に加え、さらに、ボーナスポイントをも付与する予定者を意味する。例えば、ポイント付与手段166は、閲覧ユーザがボーナスユーザポイント付与予定者としてスポンサー情報登録部120に登録された「15681a」というユーザNoのユーザであると判定されたときに、通常のポイント、具体的には、当該閲覧ユーザの一提供毎の付与ポイントと、ボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、ボーナスポイントのみでもよい)を当該閲覧ユーザに付与する。
【0157】
上述したように、このような情報管理装置100aは、ユーザページ作成手段164によって、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成するとともに、条件適合者抽出手段162によって、条件適合者を抽出して、条件適合者のユーザページにスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。この後、情報管理装置100aは、ユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、ポイント付与手段166によって、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0158】
<情報管理装置の動作について>
以下に、図5−1〜図5−2を参照し、情報管理装置の動作を説明する。なお、図5−1〜図5−2は、それぞれ情報管理装置の動作例を示すフローチャートである。図5−1は、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、ユーザページにタイトル情報を掲載する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。また、図5−2は、ユーザがユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。
【0159】
図5−1に示すように、情報管理装置100aの情報管理部160aは、S105において、新規ユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。これにより、情報管理部160aは、新規ユーザのユーザ登録を行う。なお、「新規ユーザ」とは、新規にユーザ登録するユーザを意味する。
【0160】
このS105における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0161】
すなわち、情報管理装置100aの情報管理部160aは、運用を開始すると、スポンサー装置200からのアクセスおよびユーザ装置300からのアクセスを、常時、監視する。そして、情報管理部160aは、ユーザ装置300からのアクセスを検出すると、通信部110を介して、そのユーザ装置300からのアクセスに対する応答として、様々な情報(例えば、ユーザページやスポンサー提供情報、その他)を、ユーザ装置300に送信する。情報管理部160aは、ユーザが新規のユーザ登録を行う場合に、ユーザ装置300からのアクセスを検出し、さらに、そのユーザ装置300からユーザ登録を実行させるための指令を受信する。これに応答して、情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130から新規ユーザ登録用情報を読み出し、通信部110を介して、その新規ユーザ登録用情報を、ユーザ装置300に送信する。なお、「新規ユーザ登録用情報」とは、ユーザ装置300の出力部390のディスプレイにユーザ登録用の画面を表示させるための情報を意味する。
【0162】
ユーザ装置300の情報処理部360は、通信部310を介して、情報管理装置100aから新規ユーザ登録用情報を受信すると、新規ユーザ登録用情報に基づいてユーザ登録用画面を作成し、そのユーザ登録用画面を出力部390のディスプレイに表示する。新規ユーザとなるユーザは、ディスプレイに表示されたユーザ登録用画面を見て、画面の中の任意の項目に自身のユーザ情報を入力して、そのユーザ情報を情報管理装置100aに送信するための操作を行う。これに応答して、ユーザ装置300の情報処理部360は、新規ユーザのユーザ情報を情報管理装置100aに送信する。
【0163】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、通信部110を介して、ユーザ装置300から新規ユーザのユーザ情報を受信すると、新規ユーザ用のユーザNoを採取する。そして、情報管理部160aは、採取した新規ユーザ用のユーザNoと受信した新規ユーザのユーザ情報とを対応付けて、これらをユーザ情報登録部130に登録する。
【0164】
このようにして、情報管理部160aは、S105において、新規ユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録する。
【0165】
次に、情報管理部160aは、新規ユーザのユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録すると、S110において、新規ユーザのユーザページ(図4(A)参照)を作成する。このとき作成されるユーザページは、例えば、図4(A)に示すように、「ユーザNo」や「積算ポイント」などの基本的な情報を表示する欄と、スポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する予定の欄とからなる。情報管理部160aは、新規ユーザのユーザページを作成すると、新規ユーザのユーザNoと新規ユーザ用のユーザページを構成する情報とを対応付けて、これらをユーザ情報登録部130に登録する。これにより、情報管理部160aは、各ユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から各ユーザのユーザページを、常時、読み出すことができるようになる。
【0166】
次に、情報管理部160aは、S115において、新規スポンサーのスポンサー情報をスポンサー情報登録部120に登録する。これにより、情報管理部160aは、新規スポンサーのスポンサー登録を行う。なお、「新規スポンサー」とは、新規にスポンサー登録するスポンサーを意味している。このスポンサーの中には、初めてスポンサー登録するスポンサーに加え、既に代行業者と契約しているスポンサーであって、かつ、新たな案件の代行業務を委託するスポンサーが含まれる。
【0167】
このS115における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0168】
すなわち、情報管理装置100aの情報管理部160aは、上述の通り、スポンサー装置200からのアクセスおよびユーザ装置300からのアクセスを、常時、監視している。情報管理部160aは、スポンサー装置200からのアクセスを検出すると、通信部110を介して、そのスポンサー装置200からのアクセスに対する応答として、様々な情報(例えば、ユーザへのスポンサー提供情報の送信の代行業務に関する情報、その他)を、スポンサー装置200に送信する。情報管理部160aは、スポンサーが新規のスポンサー登録を行う場合に、スポンサー装置200からのアクセスを検出し、さらに、そのスポンサー装置200からスポンサー登録を実行させるための指令を受信する。これに応答して、情報管理部160aは、スポンサー情報登録部120から新規スポンサー登録用情報を読み出し、通信部110を介して、その新規スポンサー登録用情報を、スポンサー装置200に送信する。なお、「新規スポンサー登録用情報」とは、スポンサー装置200の出力部290のディスプレイにスポンサー登録用画面を表示させるための情報を意味する。
【0169】
スポンサー装置200の情報処理部260は、通信部210を介して、情報管理装置100aから新規スポンサー登録用情報を受信すると、新規スポンサー登録用情報に基づいてスポンサー登録用画面を作成し、そのスポンサー登録用画面を出力部290のディスプレイに表示する。新規スポンサーとなるスポンサーは、ディスプレイに表示されたユーザ登録用画面を見て、画面の中の任意の項目に自身のスポンサー情報を入力して、そのスポンサー情報を情報管理装置100aに送信するための操作を行う。これに応答して、情報処理部260は、新規スポンサーのスポンサー情報を情報管理装置100aに送信する。なお、この新規スポンサーのスポンサー情報の中には、スポンサーから代行業者に支払われる費用に関する金額情報(すなわち、スポンサー費用)が含まれている。
【0170】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、通信部110を介して、スポンサー装置200から新規スポンサーのスポンサー情報を受信すると、新規スポンサー用のスポンサーNoを採取する。そして、情報管理部160aは、採取した新規スポンサー用のスポンサーNoと受信した新規スポンサーのスポンサー情報とを対応付けて、これらをスポンサー情報登録部120に登録する。
【0171】
このようにして、情報管理部160aは、S115において、新規スポンサーのスポンサー情報をユーザ情報登録部130に登録する。
【0172】
なお、このS115の工程と次のS120の工程は、S105の工程(すなわち、ユーザ情報登録の工程)の前に行われる場合もある。
【0173】
次に、情報管理部160aは、新規スポンサーのスポンサー情報をスポンサー情報登録部120に登録すると、S120において、新規スポンサーのスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を設定する。なお、「スポンサー提供情報の提供回数」とは、ユーザへのスポンサー提供情報の送信が可能な回数を意味する。また、「スポンサー提供情報の提供量」とは、ユーザへのスポンサー提供情報の送信が可能な情報量を意味する。
【0174】
このS120における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0175】
すなわち、情報管理部160aは、スポンサー情報登録部120から新規スポンサーのスポンサー情報を読み出し、新規スポンサーのスポンサー情報の中に含まれているスポンサー費用に基づいて、スポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を算出する。情報管理部160aは、スポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を算出すると、新規スポンサーのスポンサーNoとスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値に関する情報とを対応付けて、これらをスポンサー情報登録部120に登録する。これにより、情報管理部160aは、個々の契約案件のスポンサーNoに基づいて、スポンサー情報登録部120から個々の契約案件のスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を、常時、読み出すことができるようになる。
【0176】
このようにして、情報管理部160aは、S120において、新規スポンサーのスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を設定する。
【0177】
次に、情報管理部160aは、新規スポンサーのスポンサー提供情報の提供回数(または提供量)の上限値を設定すると、S125において、各契約案件の条件適合者を抽出する。なお、「条件適合者」とは、スポンサーによって指定された条件(例えば、図3に示す「設定条件1」〜「設定条件10」)に一致するユーザを意味する。
【0178】
このS125における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0179】
すなわち、情報管理部160aは、契約案件毎に、予め定められたタイミングで、スポンサー情報登録部120からスポンサー情報を読み出すとともに、ユーザ情報登録部130から各ユーザNoのユーザ情報を読み出す。そして、情報管理部160aは、読み出した各ユーザNoのユーザ情報の中から、読み出した契約案件のスポンサー情報の中に含まれている「設定条件」(図3に示す例では、「設定条件1」〜「設定条件10」)に一致する条件適合者を抽出する。情報管理部160aは、各ユーザNoのユーザ情報の中から、読み出した契約案件の条件適合者を抽出すると、契約案件のスポンサー情報と抽出した条件適合者のユーザNoとを対応付けて、これらをスポンサー情報登録部120に登録する(図3参照)。この契約案件のスポンサー情報に対応付けて登録されたユーザNoの条件適合者が、ポイント付与予定者となる。なお、図3に示す例では、「ポイント付与予定者」に登録される情報として、条件適合者のユーザNoと付与予定のポイントとが対応付けられて、スポンサー情報登録部120に登録されている。これにより、情報管理部160aは、ポイント付与予定者がスポンサー提供情報を閲覧した場合に、ポイント付与予定者に予め定められたポイント(すなわち、付与予定のポイント)を付与することができる。
【0180】
このようにして、情報管理部160aは、S125において、各契約案件の条件適合者を抽出する。
【0181】
次に、情報管理部160aは、各契約案件の条件適合者を抽出すると、S130において、条件適合者のユーザページを更新する。すなわち、情報管理部160aは、条件適合者のユーザページに、スポンサー提供情報のタイトル情報(図4(B)参照)を掲載する。
【0182】
このS130における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0183】
すなわち、情報管理部160aは、各契約案件の条件適合者を抽出すると、ユーザ情報登録部130から条件適合者のユーザ情報を読み出し、読み出した条件適合者のユーザ情報の中に含まれているユーザページに、契約案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を掲載する。このとき掲載されるタイトル情報は、例えば、図4(B)に示すように、「カテゴリー」や「会社名」、「タイトル」、「付与予定ポイント」などの情報や、「受信」キーなどからなる。情報管理部160aは、条件適合者のユーザページにタイトル情報を掲載すると、そのユーザページを条件適合者のユーザ情報の一情報として、ユーザ情報登録部130に登録する。これにより、情報管理部160aは、各ユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から、ユーザ毎に異なるタイトル情報が掲載された、各ユーザのユーザページを、常時、読み出すことができるようになる。
【0184】
このようにして、情報管理部160aは、S130において、条件適合者のユーザページを更新する。
【0185】
次に、情報管理部160aは、S135において、条件適合者のユーザページを送信すると、スポンサー情報を更新する。すなわち、情報管理部160aは、当該条件適合者をポイント付与予定者として、当該ポイント付与予定者に関する情報(ここでは、ユーザNoと付与予定ポイントとを組み合わせた情報)をスポンサー情報登録部120に登録する(図3の「ポイント付与予定者」欄参照)。
【0186】
以上により、情報管理装置100aの情報管理部160aは、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、ユーザページにタイトル情報を掲載する。これにより、個々のユーザは、タイトル情報を用いて、閲覧を希望するスポンサー提供情報を受信することができる。
【0187】
なお、S135の後の情報管理装置100aの動作は、以下の通りである。
【0188】
図5−2に示すように、情報管理装置100aの情報管理部160aは、上述の通り、スポンサー装置200からのアクセスおよびユーザ装置300からのアクセスを、常時、監視しており、S205において、あるユーザのユーザ装置300からのアクセスがある場合に、これを検出する。
【0189】
次に、情報管理部160aは、ユーザ装置300からのアクセスを検出すると、S210において、ユーザ装置300からアクセスユーザのユーザNoを受信し、受信したアクセスユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130からアクセスユーザのユーザ情報を読み出す。これにより、情報管理部160aは、アクセスユーザを識別する。
【0190】
次に、情報管理部160aは、アクセスユーザを識別すると、S215において、アクセスユーザのユーザ情報に含まれているユーザページに関する情報を、アクセスユーザのユーザ装置300に送信する。
【0191】
アクセスユーザのユーザ装置300の情報処理部360は、情報管理装置100aからアクセスユーザのユーザページに関する情報を受信すると、アクセスユーザのユーザページを作成して、作成したアクセスユーザのユーザページを出力部390のディスプレイに表示する。アクセスユーザは、ディスプレイに表示されたユーザページを見て、閲覧を希望するスポンサー提供情報がある場合に、そのスポンサー提供情報のタイトル情報を適宜押下して、閲覧を希望するスポンサー提供情報の送信を情報管理装置100aに要請する。これにより、スポンサー提供情報の送信を情報管理装置100aに要請したアクセスユーザ、すなわち、要請ユーザ、のユーザ装置300の情報処理部360は、要請ユーザが閲覧を希望しているスポンサー提供情報のタイトル情報を情報管理装置100aに送信する。
【0192】
これに応答して、情報管理装置100aの情報管理部160aは、S220において、通信部110を介して、要請ユーザのユーザ装置300からタイトル情報を受信する。
【0193】
次に、情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300からタイトル情報を受信すると、S225において、受信したタイトル情報に対応するスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0194】
このS225における情報管理部160aの具体的な動作は、以下の通りである。
【0195】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、以下の第1の方法または第2の方法によって、受信した要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0196】
第1の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されている場合の方法である。
【0197】
第1の方法では、情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、まず、受信した要請案件のタイトル情報を要請ユーザのユーザNoに対応付けて記憶部105に一時記憶する。次に、情報管理部160aは、受信した要請案件のタイトル情報を、要請案件のスポンサーのスポンサー装置200に送信する。
【0198】
要請案件のスポンサー装置200の情報処理部260は、情報管理装置100aから要請案件のタイトル情報を受信すると、まず、受信した要請案件のタイトル情報を記憶部205に一時記憶する。次に、情報処理部260は、記憶部205から、受信した要請案件のタイトル情報に対応するスポンサー提供情報(図13(A)および(B)参照)を読み出し、これを、要請案件のスポンサー提供情報として、情報管理装置100aに送信する。これに応答して、情報管理装置100aは、要請案件のスポンサーのスポンサー装置200から要請案件のスポンサー提供情報を受信する。
【0199】
情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請案件のスポンサーのスポンサー装置200から要請案件のスポンサー提供情報を受信すると、まず、受信した要請案件のスポンサー提供情報を記憶部105に一時記憶する。次に、情報管理部160aは、記憶部105から、受信した要請案件のスポンサー提供情報に対応するタイトル情報を読み出し、読み出したタイトル情報に対応付けられた要請ユーザのユーザNoを特定する。次に、情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130から、特定した要請ユーザのユーザNoに対応するユーザ情報を読み出し、このユーザ情報の中に含まれている要請ユーザのメールアドレスを特定する(図17参照)。次に、情報管理部160aは、記憶部105から要請案件のスポンサー提供情報を読み出し、読み出した要請案件のスポンサー提供情報を、特定した要請ユーザのメールアドレスに送信する。これにより、情報管理部160aは、要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0200】
第2の方法は、スポンサー提供情報が情報管理装置100aのスポンサー情報登録部120に登録されていない場合の方法である。
【0201】
第2の方法では、情報管理装置100aの情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、まず、受信した要請案件のタイトル情報を要請ユーザのユーザNoに対応付けて記憶部105に一時記憶する。次に、情報管理部160aは、ユーザ情報登録部130から、要請ユーザのユーザNoに対応するユーザ情報を読み出し、このユーザ情報の中に含まれている要請ユーザのメールアドレスを特定する(図17参照)。次に、情報管理部160aは、スポンサー情報登録部120から、受信した要請案件のタイトル情報に対応するスポンサー提供情報を読み出し、読み出したスポンサー提供情報を、要請案件のスポンサー提供情報として、特定した要請ユーザのメールアドレスに送信する。これにより、情報管理部160aは、要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0202】
このようにして、情報管理部160aは、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、受信した要請案件のスポンサー提供情報を、要請ユーザのユーザ装置300に送信する。
【0203】
これに応答して、要請ユーザのユーザ装置300の情報処理部360は、情報管理装置100aから要請案件のスポンサー提供情報を受信する。そして、情報処理部360は、受信した要請案件のスポンサー提供情報を出力部390のディスプレイに表示する。要請ユーザは、ディスプレイに表示された要請案件のスポンサー提供情報を見て、閲覧確認情報(すなわち、広告形式のスポンサー提供情報に含まれている返信用のキーワードや、アンケート形式のスポンサー提供情報に含まれているアンケートの回答など)を、情報管理装置100aに送信する。以下、この要請ユーザを閲覧ユーザと称する。
【0204】
これに応答して、情報管理装置100aの情報管理部160aは、S230において、閲覧ユーザのユーザ装置300から閲覧確認情報を受信する。
【0205】
次に、情報管理部160aは、閲覧ユーザのユーザ装置300から閲覧確認情報を受信すると、S235において、受信した閲覧確認情報に含まれている閲覧ユーザのユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から閲覧ユーザのユーザ情報を読み出す。これにより、情報管理部160aは、閲覧ユーザを識別する。
【0206】
次に、情報管理部160aは、閲覧ユーザを識別すると、S240において、閲覧ユーザがポイント付与予定者であるか否かを判定する。この判定は、情報管理部160aが、スポンサー情報登録部120から、閲覧確認情報に対応するスポンサー提供情報の送信を委託したスポンサーのスポンサー情報を読み出して、読み出したスポンサー情報の「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoと閲覧ユーザのユーザNoとを比較することによって行われる。このとき、「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoの中に、閲覧ユーザのユーザNoと一致するユーザNoがある場合に、情報管理部160aは、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定する。この場合、工程は、S245に進む。他方、「ポイント付与予定者」欄に登録されたユーザNoの中に、閲覧ユーザのユーザNoと一致するユーザNoがない場合に、情報管理部160aは、閲覧ユーザがポイント付与予定者でないと判定する。この場合、工程は、S250に進む。
【0207】
S240で、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定された場合に、情報管理部160aは、S245において、当該閲覧ユーザに予め定められたポイントを付与する。
【0208】
他方、S240で、閲覧ユーザがポイント付与予定者でないと判定された場合に、情報管理部160aは、S250において、当該閲覧ユーザにポイントを付与しない。
【0209】
S245またはS250の後、情報管理装置100aの分配費用算出部140は、定期的に、予め定められたタイミングで、ユーザ情報登録部130から各登録ユーザのユーザ情報を読み出す。そして、分配費用算出部140は、S255において、読み出したユーザ情報に含まれている「未処理積算ポイント」欄(図17参照)に登録された情報に基づいて、各登録ユーザの未処理積算分配費用を算出し、算出した各登録ユーザの未処理積算分配費用を、ユーザ情報の一情報として、ユーザ情報登録部130に登録する(図17参照)。
【0210】
次に、情報管理装置100aの支払い処理部150は、定期的に、予め定められたタイミングで、ユーザ情報登録部130から各登録ユーザのユーザ情報を読み出す。そして、支払い処理部150は、S260において、読み出した各登録ユーザのユーザ情報に含まれている、「未処理積算分配費用」欄や「支払い方法」欄、「振込先」欄などに登録されている情報に基づいて、各登録ユーザへの分配費用の支払い処理を行う。具体的には、支払い処理部150は、ある登録ユーザのユーザ情報の「支払い方法」欄に「ダイレクト」と登録されている場合に、ユーザ情報の「未処理積算分配費用」欄に登録されている金額の分配費用を、電子マネーとして、当該登録ユーザのユーザ装置300に送信する。または、支払い処理部150は、ある登録ユーザのユーザ情報の「支払い方法」欄に「口座振込」と登録されている場合に、ユーザ情報の「未処理積算分配費用」欄に登録されている金額の分配費用を、ユーザ情報の「振込先」欄に登録されている口座に振り込む指令を、図示しない金融機関のホストコンピュータに送信する。これに応答して、金融機関のホストコンピュータは、各登録ユーザの未処理積算分配費用を、ユーザによって指定された振込先の口座に振り込む。
【0211】
次に、情報管理部160aは、契約案件毎に、S265において、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過するか否かを判定する。この判定は、情報管理部160aが、スポンサー情報登録部120から、各契約案件のスポンサー情報を読み出して、読み出したスポンサー情報の「提供回数(予測値)」欄に登録された回数の情報と「通信履歴」欄に登録された通信履歴の回数の情報とを比較することによって行われる。なお、この判定は、「分配費用の上限値(総額)」欄に登録された金額の情報と「分配費用の合計」欄に登録された金額の情報との比較によって行うことも可能である。
【0212】
S265で、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過すると判定された場合に、工程は、S270に進む。他方、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過しないと判定された場合に、工程は、S205に戻る。
【0213】
S265で、スポンサー提供情報の提供回数が上限値を超過すると判定された場合に、情報管理部160aは、S270において、当該契約案件に関するレポート(図14参照)を作成し、作成したレポートを当該契約案件のスポンサー装置200に送信する。スポンサーは、情報管理装置100aからレポートを受信すると、スポンサー提供情報の送信を中止するか否かを判断する。スポンサー提供情報の送信を中止する場合に、スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、スポンサー提供情報の送信を中止する指令を情報管理装置100aに送信する。スポンサー提供情報の送信を中止しない場合に、スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、スポンサー提供情報の送信を継続する指令を情報管理装置100aに送信する。
【0214】
情報管理部160aは、スポンサー装置200からスポンサー提供情報の送信を中止する指令を受信した場合に、S275において、当該契約案件のスポンサー提供情報の送信を中止する。なお、送信の中止は、情報管理部160aが、送信停止フラグを、スポンサー情報登録部120に登録された当該契約案件のスポンサー情報の「送信停止」欄に登録することによって行われる。
【0215】
以上によって、ユーザがユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧する場合の、情報管理装置100aの動作が終了する。
【0216】
以上の通り、情報管理装置100aは、優良ユーザ(すなわち、スポンサーの商品を購入する可能性の高いユーザ)となる可能性の高い条件適合者に集中して、ポイントを付与することができる。これにより、優良ユーザは、高いポイントを得ることができ、その結果、高い分配費用を得ることができる。そのため、優良ユーザは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、行動する。具体的には、優良ユーザは、できるだけ多くのタイトル情報が自身のユーザページに掲載されるように、詳細なユーザ情報をユーザ情報登録部130に登録するようになる。また、優良ユーザは、積極的に、自身のユーザページを閲覧して、スポンサー提供情報を受信するようになる。したがって、情報管理装置100aは、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理装置100aは、優良ユーザに集中的にスポンサー提供情報を送信することができる。
【0217】
[実施例2]
実施例1は、閲覧ユーザが存在する場合に、その閲覧ユーザに予め定められた「一提供毎の付与ポイント」(すなわち、通常のポイント)を、閲覧ユーザに付与する。
【0218】
これに対し、実施例2は、閲覧ユーザが存在する場合に、通常のポイント(すなわち、一提供毎の付与ポイント)に加え、さらに、ボーナスポイントをも、閲覧ユーザに付与する。
【0219】
実施例2では、情報管理装置100aの構成は実施例1と同じであるが、情報管理装置100aの動作が実施例1と異なる。
【0220】
以下に、図6−1〜図6−2を参照し、実施例2の情報管理装置の動作を説明する。なお、図6−1〜図6−2は、それぞれ情報管理装置の動作例を示すフローチャートである。図6−1は、図5−1と同様に、個々の登録ユーザ毎にユーザページを作成し、ユーザページにタイトル情報を掲載する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。また、図6−2は、図5−2と同様に、ユーザがユーザページに掲載されたタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧する場合の、情報管理装置100aの動作例を示している。
【0221】
図6−1に示すように、実施例2は、実施例1のS135の工程(図5−1参照)の代わりに、S136の工程を行う点で、実施例1と相違する。
【0222】
すなわち、情報管理装置100aは、実施例1のS135の代わりに、S136において、ボーナスポイント付与予定者情報をスポンサー情報登録部120に登録する。
【0223】
また、図6−2に示すように、実施例2は、実施例1のS240とS245の工程(図5−1参照)の代わりに、S241とS246の工程を行う点で、実施例1と相違する。
【0224】
すなわち、情報管理装置100aは、実施例1のS240の代わりに、S241において、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定する。また、情報管理装置100aは、実施例1のS245の代わりに、S246において、通常のポイントとボーナスポイントの合計ポイントを閲覧ユーザに付与する。
【0225】
なお、「ボーナスポイント」とは、閲覧ユーザが様々な付与条件を満たす場合に、特典として閲覧ユーザに付与されるポイントである。付与条件としては、例えば、「過去に商品購入歴あり」や「高額所得者」、「ゴールドカード所持」、その他を設定することができる(図7参照)。この付与条件は、スポンサーまたは代行業者によって適宜定められる。なお、図7は、ポイントテーブルの一例を示す図である。この実施例では、付与条件は、スポンサーまたは代行業者によって、ポイントテーブルの形式で設定されている。なお、このポイントテーブルは、スポンサー情報登録部120に登録される。このポイントテーブルは、例えば、情報管理部160aによって、以下のようにして用いられる。
【0226】
すなわち、情報管理部160a(具体的には、ユーザページ作成手段164)は、例えば、ある案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録部130から当該案件の条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録部120から当該案件のポイントテーブルを読み出す。次に、ユーザページ作成手段164は、個々の条件適合者毎に、条件適合者のユーザ情報の中から、ポイントテーブルに設定された付与条件に一致する項目を抽出する。そして、ユーザページ作成手段164は、個々の条件適合者毎に、抽出された項目に応じて、ポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出する。このポイントの積算値が、各条件適合者のボーナスポイントとなる。ユーザページ作成手段164は、このボーナスポイントと条件適合者のユーザNoとを対応付けた情報を、ボーナスポイント付与予定者の情報として、スポンサー情報登録部120に登録する(図3の「ボーナスポイント付与予定者」欄参照)。そして、ユーザページ作成手段164は、当該案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する。
【0227】
ここで、ユーザページ作成手段164が当該案件のスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載した後、そのタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが現れたとする。
【0228】
この場合に、情報管理部160a(具体的には、ポイント付与手段166)は、その閲覧ユーザのユーザ装置300から、当該閲覧ユーザのユーザNoと、当該閲覧ユーザが閲覧した案件(以下、閲覧案件と称する)のスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報とを取得して、取得した当該閲覧ユーザのユーザNoと閲覧確認情報とを関連付けてユーザ情報登録部130に格納する。そして、ポイント付与手段166は、取得した閲覧確認情報に基づいて、スポンサー提供情報部120から、閲覧案件のスポンサー提供情報の送信を委託したスポンサーのスポンサー情報を読み出す。このスポンサー情報の中には、上述の通り、ボーナスポイントと条件適合者のユーザNoとを対応付けた情報が、ボーナスポイント付与予定者の情報として、登録されている(図3の「ボーナスポイント付与予定者」欄参照)。ポイント付与手段166は、読み出した閲覧案件のスポンサー情報の中から、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoとボーナスポイントを抽出する。次に、ポイント付与手段166は、ユーザ情報登録部130から閲覧ユーザのユーザNoと閲覧確認情報とを読み出して、閲覧案件のスポンサー情報の中から抽出したボーナスポイント付与予定者のユーザNoと閲覧ユーザのユーザNoとを比較する。ポイント付与手段166は、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoの中に閲覧ユーザのユーザNoと一致するユーザNoがある場合に、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定する。
【0229】
閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定された場合に、ポイント付与手段166は、ユーザ情報登録部130から読み出した閲覧確認情報がポイント付与条件に一致するか否かを判定する。なお、ポイント付与条件は、例えば、広告形式のスポンサー提供情報に含まれているキーワードや、アンケート形式のスポンサー提供情報に含まれているアンケートの項目数などである(図13(A)と(B)参照)。ポイント付与条件は、スポンサー提供情報毎に、スポンサーまたは代行業者によって適宜設定される。このポイント付与条件は、各スポンサー提供情報に関連付けられて、スポンサー情報登録部120に予め格納される。ポイント付与手段166は、スポンサー情報登録部120からポイント付与条件を読み出して、このポイント付与条件と閲覧確認情報とを比較する。これにより、ポイント付与手段166は、閲覧確認情報がポイント付与条件に一致するか否かを判定する。
【0230】
閲覧確認情報がポイント付与条件に一致すると判定された場合に、ポイント付与手段166は、通常のポイント(すなわち、当該閲覧ユーザの一提供毎の付与ポイント)とボーナスポイントの合計ポイントを当該閲覧ユーザに付与する。
【0231】
以上の通り、実施例2では、情報管理装置100aは、閲覧ユーザがスポンサーまたは代行業者によって設定された付与条件を満たす場合に、閲覧ユーザにボーナスポイントを含む予め定められたポイント、具体的には、通常のポイントとボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、運用によっては、ボーナスポイントのみにしてもよい)を付与することができる。これにより、優良ユーザは、実施例1よりも、さらに、高いポイントを得ることができ、その結果、高い分配費用を得ることができる。したがって、情報管理装置100aは、実施例1よりも、さらに、スポンサー提供情報の閲覧機会が増加するように、優良ユーザに積極的に行動させることができる。そのため、情報管理装置100aは、実施例1よりも、さらに、優良ユーザに集中してスポンサー提供情報を送信することができる。
【0232】
なお、ここでは、条件適合者のボーナスポイントを設定する場合を例にして、ポイントテーブルの利用例を説明している。しかしながら、ポイントテーブルは、条件適合者のボーナスポイントを設定する場合に限らず、通常のポイント(すなわち、一提供毎の付与ポイント)を設定する場合にも、用いることができる。
【0233】
[実施例3]
実施例3は、スポンサー提供情報だけでは通知できない情報を、ファイルとして、スポンサー提供情報に添付するサービス(以下、ファイル添付サービスと称する)を実施するためのものである。実施例3では、情報管理装置100aは、ファイルを添付したスポンサー提供情報を条件抽出者のユーザ装置300に送信し、条件抽出者であるユーザがそのファイルを閲覧したときに、そのユーザにボーナスポイントを付与する。なお、スポンサー提供情報に添付するファイルは、文書情報や、静止画情報、動画情報、音声情報、その他からなる。このファイルは、各ユーザのユーザ装置300の出力部390(具体的には、ディスプレイや、スピーカなど)によって出力することができる。スポンサーまたはサーバの管理者は、このファイルをスポンサー提供情報に添付することによって、スポンサー提供情報だけでは通知できない情報をユーザに通知することができる。
【0234】
実施例2では、情報管理装置100aの構成は実施例1と同じであるが、情報管理装置100aの動作が実施例1と異なる。
【0235】
実施例3では、情報管理装置100aの構成は実施例1や実施例2と同じであるが、情報管理装置100aの動作が以下の点で実施例2と異なる。
【0236】
すなわち、情報管理装置100a(具体的には、情報管理部160a)は、(1)S105の前に、ファイル添付サービスを実施するスポンサー提供情報に関連して、スポンサー提供情報に添付すべきファイルをスポンサー情報登録部120に予め登録している点、(2)S136で、スポンサー提供情報にファイルを添付すべき条件抽出者をボーナスポイント付与予定者とし、そのボーナスポイント付与予定者の情報(具体的には、当該ボーナスポイント付与予定者のユーザNo)を、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与する案件(以下、ボーナス付与案件と称する)のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する点、(3)S225で、ファイルを添付したスポンサー提供情報をユーザ装置300に送信する点、および、(4)S241で、ファイルを閲覧したユーザをボーナスポイント付与予定者として判定する点で、実施例2の動作と異なる(図6−1と図6−2参照)。
【0237】
なお、これらの点以外の動作は、上述の通り、実施例2と同じである。そこで、ここでは、実施例2と異なる動作についてのみを説明し、実施例2と同じ動作については、説明を削除する。
【0238】
以下に、図8(A)と(B)を参照し、実施例3の情報管理装置の動作を説明する。なお、図8(A)と(B)は、スポンサー提供情報の一例を示す図である。図8(A)は、広告の形態をしたスポンサー提供情報の一例を示しており、図8(B)は、そのスポンサー提供情報に添付されたファイルの表示例を示している。
【0239】
実施例3では、情報管理装置100aは、S105の前に、ファイル添付サービスを実施するスポンサー提供情報に関連して、スポンサー提供情報に添付すべきファイルをスポンサー情報登録部120に予め登録している(図6−1参照)。
【0240】
また、情報管理装置100aは、S136で、スポンサー提供情報にファイルを添付する条件抽出者をボーナスポイント付与予定者とし、そのボーナスポイント付与予定者情報をスポンサー情報登録部120に登録する(図6−1参照)。
【0241】
そして、情報管理装置100aは、S220で、要請ユーザのユーザ装置300から要請案件のタイトル情報を受信すると、S225で、当該要請案件のスポンサー提供情報を要請案件のユーザのユーザ装置300に送信する(図6−2参照)。
【0242】
このとき、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から、当該要請案件のスポンサー情報を読み出す。このスポンサー情報には、スポンサー提供情報にファイルを添付すべき条件抽出者の情報が含まれている。情報管理装置100aは、このスポンサー情報の中から、ボーナスポイント付与予定者の情報(具体的には、ボーナスポイント付与予定者のユーザNo)を抽出する。情報管理装置100aは、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoとユーザ装置300から取得した要請案件のユーザNoとを比較し、ボーナスポイント付与予定者のユーザNoの中に、要請案件のユーザNoと一致するユーザNoが存在する場合に、要請案件のユーザをボーナスポイント付与予定者と見なす。そして、情報管理装置100aは、ファイルをスポンサー提供情報に添付し、スポンサー提供情報を要請案件のユーザのユーザ装置300に送信する。
【0243】
要請案件のユーザのユーザ装置300は、情報管理装置100aから、ファイルが添付されたスポンサー提供情報を受信すると、スポンサー提供情報を出力部390のディスプレイに表示する。このスポンサー提供情報の一例を、図8(A)に示す。
【0244】
図8(A)に示す例では、ユーザ装置300は、図13(A)に示すスポンサー提供情報に、ボーナスポイントを希望する者に対して添付のファイルの閲覧を要請する文章と、「添付ファイル閲覧」キーとを付加した画面を、ディスプレイに表示している。なお、「添付ファイル閲覧」キーとは、スポンサー提供情報に添付されたファイルをディスプレイに表示するための、または、スピーカによって再生するための、キーを意味する。ユーザ装置300は、ユーザが「添付ファイル閲覧」キーを押下すると、例えば、スポンサー提供情報に添付されたファイルを出力部390のディスプレイに表示する。このファイルの一例を、図8(B)に示す。
【0245】
図8(B)に示す例では、ユーザ装置300は、新車の試乗会の開催をユーザに通知する文章と、試乗を希望する場合の、ボックス欄への試乗希望日時の入力をユーザに要請する文章と、試乗希望日時を入力するボックス欄と、「申込」キーと、試乗を希望しない場合の、「閲覧確認送信」キーの押下をユーザに要請する文章とを有する画面を、ディスプレイに表示している。ユーザ装置300は、ユーザがボックス欄に試乗希望日時を入力して「申込」キーを押下すると、ユーザNoと試乗希望日時情報を情報管理装置100aに送信する。
【0246】
情報管理装置100aは、ユーザ装置300からユーザNoと試乗希望日時情報とを受信すると、この試乗希望日時情報を閲覧確認情報と見なす。そして、情報管理装置100aは、S241で、ファイルを閲覧したユーザをボーナスポイント付与予定者として判定する(図6−2参照)。
【0247】
なお、この後の情報管理装置100aの動作については、好ましくは、以下のようにするとよい。
【0248】
すなわち、まず、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から受信したユーザNoと試乗希望日時情報とを、要請案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。次に、情報管理装置100aは、ユーザNoと試乗希望日時情報とを、要請案件のスポンサー装置200に送信する。スポンサー装置200は、情報管理装置100aからユーザNoと試乗希望日時情報とを受信すると、これらを出力部290のディスプレイに表示する。これにより、スポンサーは、ユーザの試乗希望日時を確認することができる。この後、スポンサーは、ユーザの試乗日時を決定し、シリアルな番号を採取する。この採取された番号が、試乗会の整理番号となる。スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、ユーザNoと試乗日時と試乗会の整理番号とを情報管理装置100aに送信する。情報管理装置100aは、スポンサー装置200からユーザNoと試乗日時と試乗会の整理番号とを受信すると、これらを、要請案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。そして、情報管理装置100aは、ユーザNoに基づいて、ユーザ情報登録部130から要請案件のユーザのユーザ情報を読み出し、これによって要請案件のユーザのユーザ装置300を特定する。そして、情報管理装置100aは、スポンサー装置200から受信した試乗日時と試乗会の整理番号とを、特定した要請案件のユーザのユーザ装置300に送信する。要請案件のユーザのユーザ装置300は、情報管理装置100aから試乗日時と試乗会の整理番号とを受信すると、これらを出力部390のディスプレイに表示する。これにより、要請案件のユーザは、試乗日時と試乗会の整理番号とを確認することができる。
【0249】
以上の通り、実施例3では、情報管理装置100aは、ボーナスポイント付与予定者である閲覧ユーザが、スポンサー提供情報に添付されたファイルを閲覧した場合に、ボーナスポイントを閲覧ユーザに付与することができる。
【0250】
なお、ここでは、ファイルについて、新車の試乗を申し込むための文書情報を例にして説明したが、ファイルの形態は、これに限らず、スポンサーまたはサーバの管理者によって適宜変更または変形することができる。例えば、ファイルを、広告形式のスポンサー提供情報と同じ形態にすることもできる。この場合、上述の例では、要請案件のユーザが入力した試乗希望日時情報が閲覧確認情報として扱われているが、実施例1や実施例2で説明した広告形式のスポンサー提供情報に含まれているキーワードが閲覧確認情報として扱われることになる。
【0251】
[実施例4]
実施例4は、キーワードに応じて、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与するサービス(以下、ボーナス付与サービスと称する)を実施するためのものである。実施例4では、情報管理装置100aは、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与する。
【0252】
実施例4では、情報管理装置100aの構成は実施例1や実施例2と同じであるが、情報管理装置100aの動作が以下の点で実施例1と異なる。
【0253】
すなわち、情報管理装置100a(具体的には、情報管理部160a)は、(1)図5−2に示すS225で、図9に示すように、閲覧確認情報用のキーワードによってボーナスポイントを付与する場合があることをユーザに通知する点、および、(2)図5−2に示すS250の動作の代わりに、図10に示すS241〜S244の動作を実行する点で、実施例1の動作と異なる。
【0254】
なお、これらの点以外の動作は、上述の通り、実施例1と同じである。そこで、ここでは、実施例1と異なる動作についてのみを説明し、実施例1と同じ動作については、説明を削除する。
【0255】
以下に、図9と図10を参照し、実施例4の情報管理装置の動作を説明する。なお、図9は、スポンサー提供情報の一例を示す図であり、図10は、情報管理装置のさらに他の動作例を示すフローチャートである。
【0256】
図10に示すように、実施例4では、情報管理装置100aは、S225で、スポンサー提供情報をユーザ装置300に送信する。このとき、情報管理装置100aは、例えば図9に示す「10人に1人、キーワードによって、通常の5倍のボーナスポイントがあたります」などのように、閲覧確認情報用のキーワードによってボーナスポイントを付与する場合があることをユーザに通知する文章を、スポンサー提供情報の中に入れて、そのスポンサー提供情報をユーザ装置300に送信する。なお、図9に示す例では、「10人に1人」という抽選確率や「5倍」という倍率(以下、増額値と称する)が含まれているが、これらは適宜変更することができる。また、これらを非表示にすることもできる。
【0257】
また、情報管理装置100aは、図5−2に示すS250の動作の代わりに、図10に示すS241〜S244の動作を実行する。
【0258】
すなわち、情報管理装置100aは、S240において、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されると、S241で、閲覧ユーザが送信した閲覧確認情報用のキーワードに対して抽選を行う。
【0259】
この抽選は、以下の3通りの方法のいずれか1つで行われるのがよい。
【0260】
すなわち、第1の方法として、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から受信した閲覧確認情報用のキーワードに対して、同じ確率、例えば、毎回、1/10の確率に基づいて、抽選を行う。
【0261】
または、第2の方法として、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から受信した閲覧確認情報用のキーワードに対して、異なる確率、例えば、回毎に、1/10〜1/100の中で変動する確率に基づいて、抽選を行う。
【0262】
または、第3の方法として、情報管理装置100aは、ユーザ装置300から閲覧確認情報用のキーワードを受信する都度、キーワードの数を累積し、その累積数に基づいて、抽選を行う。なお、第3の方法は、累積数が予め定められた一定の値に達した場合に、当選とするようにしてもよい。また、第3の方法は、キーワードの数の代わりに、各キーワードにポイントを設定し、そのキーワードのポイントを用いてもよい。
【0263】
なお、この抽選では、抽選確率と増額値は、ユーザの優良の度合いに対応して変化するようにしてもよい。これにより、情報管理装置100aは、繰り返しスポンサー提供情報を閲覧して欲しい優良ユーザに対して、特に多くのボーナスポイントを付与することができる。
【0264】
情報管理装置100aは、以下のようにしてこの抽選を行う。
【0265】
すなわち、まず、スポンサーは、スポンサー装置200を操作して、閲覧ユーザにボーナスポイントを付与する案件(以下、ボーナス付与案件と称する)に関する情報を、情報管理装置100aに送信する。このボーナス案件に関する情報は、例えば、スポンサー提供情報の送信を代行業者に委託したときの契約No(図16参照)や、サービスを実施する期間(以下、サービス実施期間と称する)、閲覧ユーザに付与可能なボーナスポイントの値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、その他の情報を含んでいる。
【0266】
情報管理装置100aは、スポンサー装置200からこの情報を受信すると、この情報を出力部190のディスプレイに表示する。これにより、代行業者であるサーバの管理者は、スポンサーからのボーナス付与案件の依頼を確認することができる。
【0267】
サーバの管理者は、スポンサーからのボーナス案件の依頼を確認すると、ボーナス付与案件に関する情報に基づいて、サービス実施期間や、抽選を実施する対象者の最大人数、抽選方法、抽選確率、増額値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、その他を決定し、これらの情報を、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、情報管理装置100aに登録する。このとき、情報管理装置100aは、スポンサー装置200から受信したボーナス付与案件に関する情報に含まれている契約Noに基づいて、これらの情報を、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。
【0268】
情報管理装置100aは、ボーナス案件のスポンサー情報の登録が終了すると、ボーナスポイントの付与サービスを開始する。すなわち、情報管理装置100aは、サービス実施期間中、条件適合者である閲覧ユーザのユーザ装置300から閲覧確認情報を受信する都度、図10に示すS205〜S235の工程を繰り返し行い、当該閲覧ユーザのユーザNoと閲覧確認情報とを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー装置200に登録する。なお、この閲覧確認情報には、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。
【0269】
情報管理装置100aは、S240で、予め定められたタイミング(例えば、サービス期間が終了した時点や、抽選を実施する対象者の人数が最大人数に達した時点)で、上述の第1〜第3の方法のいずれか1つで抽選を行う。
【0270】
第1の方法で抽選を行う場合、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120からボーナス付与案件のスポンサー情報を読み出す。そして、情報管理装置100aは、このスポンサー情報から、抽選方法、抽選確率、増額値、全ての閲覧ユーザのユーザNoとこのユーザNoに関連して登録された閲覧確認情報、その他を抽出する。なお、閲覧確認情報には、上述の通り、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。情報管理装置100aは、スポンサー情報から抽出した全てのキーワードの合計値を算出し、その全てのキーワードの合計値にスポンサー情報から抽出した抽選確率を掛け合わせることで、当選の上限値を算出する。例えば、全てのキーワードの合計値が10,000個で、抽選確率が1/10である場合に、当選の上限値は、1,000個となる。情報管理装置100aは、各閲覧ユーザのユーザNoと関連付けながらスポンサー情報から抽出した全てのキーワードに対して、同じ確率で抽選を行う。このとき、情報管理装置100aは、抽選によって当選したキーワードが出る都度、そのキーワードを送信したユーザNoの閲覧ユーザを、当選者と見なす。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。情報管理装置100aは、登録数が当選の上限値に達するまで、この抽選と登録を行い、登録数が当選の上限値に達すると、この抽選と登録を中止する。この後、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から当選者のユーザNoを読み出し、読み出した当選者のユーザNoに基づいて、各当選者にボーナスポイントを付与する。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoに関連付けて当選者に付与したポイントを、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130に登録する。このようにして情報管理装置100aは、第1の方法で抽選を行う。
【0271】
第2の方法で抽選を行う場合、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120からボーナス付与案件のスポンサー情報を読み出す。そして、情報管理装置100aは、このスポンサー情報から、抽選方法、抽選確率、増額値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、全ての閲覧ユーザのユーザNoとこのユーザNoに関連して登録された閲覧確認情報、その他を抽出する。なお、閲覧確認情報には、上述の通り、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。情報管理装置100aは、スポンサー情報から抽出した全てのキーワードの合計値を算出し、その全てのキーワードの合計値にスポンサー情報から抽出した抽選確率を掛け合わせることで、当選の上限値を算出する。例えば、全てのキーワードの合計値が10,000個で、抽選確率が1/10である場合に、当選の上限値は、1,000個となる。情報管理装置100aは、各閲覧ユーザのユーザNoと関連付けながらスポンサー情報から抽出した全てのキーワードに対して、異なる確率で抽選を行う。このとき、情報管理装置100aは、キーワード毎に、「特別に優遇するユーザの条件」や「特別に重み付けするキーワード」などの情報に基づいて、確率を変動させる。これによって、情報管理装置100aは、各キーワードに対して、異なる確率で抽選を行うことができる。情報管理装置100aは、抽選によって当選したキーワードが出る都度、そのキーワードを送信したユーザNoの閲覧ユーザを、当選者と見なす。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。情報管理装置100aは、登録数が当選の上限値に達するまで、この抽選と登録を行い、登録数が当選の上限値に達すると、この抽選と登録を中止する。この後、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から当選者のユーザNoを読み出し、読み出した当選者のユーザNoに基づいて、各当選者にボーナスポイントを付与する。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoに関連付けて当選者に付与したポイントを、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130に登録する。このようにして情報管理装置100aは、第2の方法で抽選を行う。
【0272】
第3の方法で抽選を行う場合、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120からボーナス付与案件のスポンサー情報を読み出す。そして、情報管理装置100aは、このスポンサー情報から、抽選方法、抽選確率、増額値、特別に優遇するユーザの条件、特別に重み付けするキーワード、全ての閲覧ユーザのユーザNoとこのユーザNoに関連して登録された閲覧確認情報、その他を抽出する。なお、閲覧確認情報には、上述の通り、閲覧ユーザによって入力された1乃至複数のキーワードが含まれている。情報管理装置100aは、「特別に優遇するユーザの条件」や「特別に重み付けするキーワード」などの情報に基づいて、各閲覧ユーザのユーザNoと関連付けながらスポンサー情報から抽出した全てのキーワードに対して、ポイントの重み付けを行う。この後、情報管理装置100aは、各閲覧ユーザが送信した全てのキーワードのポイントの合計値を算出する。情報管理装置100aは、全てのキーワードのポイントの合計値が予め定められた値に達する都度、そのキーワードを送信したユーザNoの閲覧ユーザを、当選者と見なす。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoを、ボーナス付与案件のスポンサー情報として、スポンサー情報登録部120に登録する。この後、情報管理装置100aは、スポンサー情報登録部120から当選者のユーザNoを読み出し、読み出した当選者のユーザNoに基づいて、各当選者にボーナスポイントを付与する。そして、情報管理装置100aは、当選者のユーザNoに関連付けて当選者に付与したポイントを、スポンサー情報登録部120とユーザ情報登録部130に登録する。このようにして情報管理装置100aは、第3の方法で抽選を行う。
【0273】
情報管理装置100aは、S242で、S241における抽選の結果が当たりか否かを判定する。抽選の結果が当たりであると判定されると、工程は、S243に進む。他方、抽選の結果が当たりでないと判定されると、工程は、S244に進む。
【0274】
抽選の結果が当たりであると判定されると、情報管理装置100aは、S243で、ボーナスポイントを含む予め定められたポイント、具体的には、通常のポイントとボーナスポイントとの合計ポイント(ただし、ボーナスポイントのみでもよい)を閲覧ユーザに付与する。この後、工程は、S255に進む。
【0275】
抽選の結果が当たりでないと判定されると、情報管理装置100aは、S244で、予め定められた通常のポイント(すなわち、一提供毎のポイント)を閲覧ユーザに付与する。この後、工程は、S255に進む。
【0276】
以上の通り、実施例4では、情報管理装置100aは、閲覧ユーザによって送信された閲覧確認情報用のキーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであるときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与することができる。
【0277】
<プログラムについて>
この発明に係るプログラムは、コンピュータにより、上述の情報管理装置を実現するためのものである。
【0278】
すなわち、この発明に係るプログラムは、コンピュータを、情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段として機能させるとともに、当該コンピュータに、情報管理手段をして、ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、条件適合者をポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する条件適合者抽出手段と、ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎にユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成したページをユーザページとしてユーザ情報登録手段に登録し、さらに、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載するユーザページ作成手段と、ユーザページ作成手段によって条件適合者のユーザページに掲載されたスポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、閲覧ユーザとスポンサー情報登録手段に登録されたポイント付与予定者とを比較することによって、閲覧ユーザがポイント付与予定者か否かを判定し、閲覧ユーザがポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与するポイント付与手段とを実現させるためのものである。
【0279】
なお、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、条件適合者抽出手段に、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する機能と、ポイント付与手段に、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定する機能と、閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを閲覧ユーザに付与する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0280】
また、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、スポンサー情報登録手段に、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納する機能と、ユーザページ作成手段に、条件適合者抽出手段によって抽出された条件適合者に送信可能なスポンサー提供情報のタイトル情報を条件適合者のユーザページに掲載する場合に、ユーザ情報登録手段から当該条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、スポンサー情報登録手段からポイントテーブルを読み出す機能と、当該条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じてポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出する機能と、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、スポンサー情報登録手段に登録する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0281】
また、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、条件適合者抽出手段に、条件適合者をボーナスポイント付与予定者としてスポンサー提供情報に関連付けてスポンサー情報登録手段に登録する機能と、スポンサー提供情報に添付して条件適合者のユーザ装置に送信するファイルを、スポンサー提供情報に関連付けて、スポンサー情報登録部に登録する機能と、ポイント付与手段に、ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者か否かを判定する機能と、当該閲覧ユーザがボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0282】
また、このプログラム発明を実施するに当たり、好ましくは、ポイント付与手段に、閲覧ユーザのユーザ装置からスポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定する機能と、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する機能とを実現させるためのものであってもよい。
【0283】
<変更・変形について>
この発明は、前述の実施の形態に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
【0284】
例えば、上述の実施の形態では、情報管理装置100aは、サーバやPCとしたが、専用の装置とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0285】
【図1】この発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の情報管理装置の機能ブロックを示す図である。
【図3】スポンサー情報の一例を示す図である。
【図4】ユーザページの一例を示す図である。
【図5−1】情報管理装置の動作例を示すフローチャート(1)である。
【図5−2】情報管理装置の動作例を示すフローチャート(2)である。
【図6−1】情報管理装置の他の動作例を示すフローチャート(1)である。
【図6−2】情報管理装置の他の動作例を示すフローチャート(2)である。
【図7】ポイントテーブルの一例を示す図である。
【図8】スポンサー提供情報の一例を示す図である。
【図9】スポンサー提供情報の一例を示す図である。
【図10】情報管理装置のさらに他の動作例を示すフローチャートである。
【図11】情報管理装置の接続形態を示す図である。
【図12】先願発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【図13】スポンサー提供情報の一例を示す図である。
【図14】レポートの一例を示す図である。
【図15】先願発明の情報管理装置の構成を示す図である。
【図16】スポンサー情報の一例を示す図である。
【図17】ユーザ情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0286】
100a …情報管理装置(サーバ)
110 …通信部
120 …スポンサー情報登録部
130 …ユーザ情報登録部
140 …分配費用算出部
150 …支払い処理部
160a …情報管理部
162 …条件適合者抽出手段
164 …ユーザページ作成手段
166 …ポイント付与手段
200 …スポンサー装置(PC、双方向TV放送装置、etc.)
300 …ユーザ装置(携帯電話、PC、双方向TV、etc.)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する情報管理装置において、
前記情報管理手段は、
前記ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、当該条件適合者をポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録する条件適合者抽出手段と、
前記ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎に前記ユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成した当該ページをユーザページとして前記ユーザ情報登録手段に登録し、さらに、前記条件適合者抽出手段によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載するユーザページ作成手段と、
前記ユーザページ作成手段によって前記条件適合者の前記ユーザページに掲載された前記スポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、前記スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザと前記スポンサー情報登録手段に登録された前記ポイント付与予定者とを比較することによって、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与するポイント付与手段とを有する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報管理装置において、
前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録し、
前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報管理装置において、
前記スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納しており、
前記ユーザページ作成手段は、前記条件適合者抽出手段によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載する場合に、前記ユーザ情報登録手段から前記条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、前記スポンサー情報登録手段から前記ポイントテーブルを読み出し、前記条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じて前記ポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、前記スポンサー情報登録手段に登録する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報管理装置において、
前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録するとともに、前記スポンサー提供情報に添付して前記条件適合者の前記ユーザ装置に送信するファイルを、前記スポンサー提供情報に関連付けて、前記スポンサー情報登録部に登録し、
前記ポイント付与手段は、前記ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報管理装置において、
前記スポンサー提供情報は、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含み、
前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザのユーザ装置から前記スポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項6】
情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する情報管理装置を用いて、スポンサー提供情報の送信を管理する情報管理方法において、
前記情報管理手段は、条件適合者抽出手段とユーザページ作成手段とポイント付与手段とを有しており、
前記条件適合者抽出手段が、前記ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、当該条件適合者をポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録する条件適合者抽出工程と、
前記ユーザページ作成手段が、前記ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎に前記ユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成した当該ページをユーザページとして前記ユーザ情報登録手段に登録し、さらに、前記条件適合者抽出工程によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載するユーザページ作成工程と、
前記ポイント付与手段が、前記ユーザページ作成工程によって前記条件適合者の前記ユーザページに掲載された前記スポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、前記スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザと前記スポンサー情報登録手段に登録された前記ポイント付与予定者とを比較することによって、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与するポイント付与工程とを有する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の情報管理方法において、
前記条件適合者抽出工程では、前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録し、
前記ポイント付与工程では、前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項8】
請求項6または7に記載の情報管理方法において、
前記スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納しており、
前記ユーザページ作成工程では、前記ユーザページ作成手段は、前記条件適合者抽出手段によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載する場合に、前記ユーザ情報登録手段から前記条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、前記スポンサー情報登録手段から前記ポイントテーブルを読み出し、前記条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じて前記ポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、前記スポンサー情報登録手段に登録する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項9】
請求項7に記載の情報管理方法において、
前記条件適合者抽出工程では、前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録するとともに、前記スポンサー提供情報に添付して前記条件適合者の前記ユーザ装置に送信するファイルを、前記スポンサー提供情報に関連付けて、前記スポンサー情報登録部に登録し、
前記ポイント付与工程では、前記ポイント付与手段は、前記ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項10】
請求項6に記載の情報管理方法において、
前記スポンサー提供情報は、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含み、
前記ポイント付与工程では、前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザのユーザ装置から前記スポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項11】
コンピュータにより、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報管理装置を実現するためのプログラム。
【請求項1】
情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する情報管理装置において、
前記情報管理手段は、
前記ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、当該条件適合者をポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録する条件適合者抽出手段と、
前記ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎に前記ユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成した当該ページをユーザページとして前記ユーザ情報登録手段に登録し、さらに、前記条件適合者抽出手段によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載するユーザページ作成手段と、
前記ユーザページ作成手段によって前記条件適合者の前記ユーザページに掲載された前記スポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、前記スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザと前記スポンサー情報登録手段に登録された前記ポイント付与予定者とを比較することによって、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与するポイント付与手段とを有する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報管理装置において、
前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録し、
前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報管理装置において、
前記スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納しており、
前記ユーザページ作成手段は、前記条件適合者抽出手段によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載する場合に、前記ユーザ情報登録手段から前記条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、前記スポンサー情報登録手段から前記ポイントテーブルを読み出し、前記条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じて前記ポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、前記スポンサー情報登録手段に登録する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報管理装置において、
前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録するとともに、前記スポンサー提供情報に添付して前記条件適合者の前記ユーザ装置に送信するファイルを、前記スポンサー提供情報に関連付けて、前記スポンサー情報登録部に登録し、
前記ポイント付与手段は、前記ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報管理装置において、
前記スポンサー提供情報は、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含み、
前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザのユーザ装置から前記スポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理装置。
【請求項6】
情報の送り手となるスポンサーに関する情報を登録するスポンサー情報登録手段と、情報の受け手となるユーザに関する情報を登録するユーザ情報登録手段と、ユーザによって利用されるユーザ装置と通信網を介して通信する通信手段と、スポンサーからユーザに提供されるスポンサー提供情報の送信を管理する情報管理手段とを有する情報管理装置を用いて、スポンサー提供情報の送信を管理する情報管理方法において、
前記情報管理手段は、条件適合者抽出手段とユーザページ作成手段とポイント付与手段とを有しており、
前記条件適合者抽出手段が、前記ユーザ情報登録手段に登録された登録ユーザの中からスポンサーによって指定された条件に適合するユーザを条件適合者として抽出し、当該条件適合者をポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録する条件適合者抽出工程と、
前記ユーザページ作成手段が、前記ユーザ情報登録手段に登録された個々の登録ユーザ毎に前記ユーザ装置によって表示されるページを作成して、作成した当該ページをユーザページとして前記ユーザ情報登録手段に登録し、さらに、前記条件適合者抽出工程によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載するユーザページ作成工程と、
前記ポイント付与手段が、前記ユーザページ作成工程によって前記条件適合者の前記ユーザページに掲載された前記スポンサー提供情報のタイトル情報に基づいて、前記スポンサー提供情報を閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザと前記スポンサー情報登録手段に登録された前記ポイント付与予定者とを比較することによって、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ポイント付与予定者であると判定されたときに、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与するポイント付与工程とを有する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の情報管理方法において、
前記条件適合者抽出工程では、前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録し、
前記ポイント付与工程では、前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを含む、予め定められたポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項8】
請求項6または7に記載の情報管理方法において、
前記スポンサー情報登録手段は、項目毎に付与するポイントの重み付けが設定されたポイントテーブルを予め格納しており、
前記ユーザページ作成工程では、前記ユーザページ作成手段は、前記条件適合者抽出手段によって抽出された前記条件適合者に送信可能な前記スポンサー提供情報のタイトル情報を前記条件適合者の前記ユーザページに掲載する場合に、前記ユーザ情報登録手段から前記条件適合者のユーザ情報を読み出すとともに、前記スポンサー情報登録手段から前記ポイントテーブルを読み出し、前記条件適合者のユーザ情報の中から付与条件に一致する項目を抽出して、抽出された当該項目に応じて前記ポイントテーブルに設定されたポイントの積算値を算出し、当該ポイントの積算値をボーナスポイントとして、ユーザNoと対応付けて、前記スポンサー情報登録手段に登録する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項9】
請求項7に記載の情報管理方法において、
前記条件適合者抽出工程では、前記条件適合者抽出手段は、前記条件適合者をボーナスポイント付与予定者として前記スポンサー提供情報に関連付けて前記スポンサー情報登録手段に登録するとともに、前記スポンサー提供情報に添付して前記条件適合者の前記ユーザ装置に送信するファイルを、前記スポンサー提供情報に関連付けて、前記スポンサー情報登録部に登録し、
前記ポイント付与工程では、前記ポイント付与手段は、前記ファイルを閲覧した閲覧ユーザが存在する場合に、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者か否かを判定し、当該閲覧ユーザが前記ボーナスポイント付与予定者であると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項10】
請求項6に記載の情報管理方法において、
前記スポンサー提供情報は、閲覧確認情報用の複数のキーワードを含み、
前記ポイント付与工程では、前記ポイント付与手段は、前記閲覧ユーザのユーザ装置から前記スポンサー提供情報に対する閲覧確認情報用のキーワードを受信した場合に、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードか否かを判定し、当該キーワードがボーナスポイントに該当するキーワードであると判定されたときに、ボーナスポイントを当該閲覧ユーザに付与する
ことを特徴とする情報管理方法。
【請求項11】
コンピュータにより、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報管理装置を実現するためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図6−1】
【図6−2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図6−1】
【図6−2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2007−26107(P2007−26107A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−207630(P2005−207630)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(300052419)大浦工測株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(300052419)大浦工測株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]